JP3009111U - ブックスタンド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】書籍台に透明板を使用し、その上に書籍を伏せ
ることでページめくりを従来品より簡略化した、寝たま
まの姿勢で使用する読書スタンドである。 【構成】台座（１）に金属芯（２）を入れた支柱パイプ
（３）を装着し、支柱パイプ（３）に枠（４）を装着
し、透明板（５）をはめ込んだ。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この考案は、金属枠に透明板をはめこん だ、寝たままの姿勢で読書をするための読書スタンドに関するものであ る。

【０００２】

【従来の技術】

従来より、スタンドで書籍を支持し、寝たままの姿勢で本が読める読書 スタンドがあった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これは次のような欠点があった。 （イ）複数の支持棒で書籍を支持するため、ページめくりの際に複数の 棒を操作して書籍を抜き差しするという、繁雑な作業を必要とした。 （ロ）文庫本から大型書籍に対応させるためには棒の取り付け位置や支 持板の大きさをスライドさせたり、角度を調整しなくてはならなかっ た。 （ハ）上記の複雑な機構によって重くなった書籍支持板を支えるために、 巨大で複雑なアームを用いなければならず、部品の数が多くなり、外 観も大きく、重いものになった。 本考案は、これらの欠点を除くためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

台座（１）に金属芯（２）を入れた支柱パイプ（３）を装着し、支柱パイ プ（３）に枠（４）を装着し、透明板（５）をはめ込む。以上の構成から なるブックスタンド。

【０００５】

【作用】

台座（１）をベッド等に取り付け、透明板（５）に書籍を開いて伏せ、 手で支柱パイプ（３）を好みの角度に曲げて調節し、使用するものであ る。

【０００６】

【実施例】

以下、本考案の実施例について説明する。 （イ）台座（１）をベッドに取り付け、支柱パイプ（３）を台座（１）に 差し込む。 （ロ）手で支柱パイプ（３）を好みの角度に曲げて調節する。支柱パイプ （３）は節と節の連結した、屈曲自在のもの。中の金属芯（２）は好 きな角度に曲げることが可能な程度の強度を有する。 （ハ）

【図３】のように透明板（５）に書籍を開いて乗せ、板の下面、つ まり裏面から透明板（５）を通して寝た姿勢で読書をする。 （ニ）透明板（５）に伏せられたページを読み終ったら、透明板（５）上 の書籍を拾い上げ、ページをめくり、再び透明板に伏せる。 透明板（５）の上に書籍を伏せ、書籍の自重だけで支えるため、ペー ジめくりがきわめて容易になった。 （ホ）文庫本から大型書籍にいたるまで透明板（５）の広さが許す範囲で 、いかなる調節をしなくとも、透明板（５）に乗せるだけで対応でき るようになった。 （ヘ）書籍支持台全体が軽いため、台座も単純な機構ですむ。３６０度 回転するため、未使用のとき、起き上がるとき、布団を上げ下ろしす るときにも邪魔にならない。 さらに、台座から簡単に取り外せるため、未使用のときは台座を残し て他の場所に容易に収納しておくことができる。 （ト）また、

【図４】のように本考案を机の前部に設置し、書類を上向き に置いた場合、ワープロやパソコンの書類台として使用することが可 能である。

【図５】に図示した、透明な板によるページ押え（６）を使用するこ とで、ページものの書籍にも対応できる。 （チ）ページ押え（６）はページ押え支持台（７）に設けた書籍板差し込 み口（８）を枠（４）にはめ込み、ページ押え板（９）を蝶つがいに よって開閉して書籍を押さえて使用する。ページ押え板（９）は透明 アクリル板を使用するため、書籍を押さえているときでも可読性を損 ねない。ページ押え（６）が不要なときは取り外して使用する。

【図６】はページ押え（６）を使用したときの図である。

【０００７】

【考案の効果】

本考案はこのような構造であるから、透明板の上に文庫本から大型書籍に いたるまでのさまざまな大きさの書籍を、未調節で乗せ、ページめくりが 容易になった。しかも、３６０度回転したり、取り外しが容易なため、未 使用時も邪魔にならず、部屋の美観をそこねない。 台座を

【図７】のように布団用台座（７）と交換することにより、敷布団 にも適応する。 以上のような軽量化などによる取扱いの簡便さから、屋外や病院のベッド など、場所を選ばず使用することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【図２】本考案の一部を切り欠いた側面図である。

【図３】本考案の使用状態を示す斜視図である。

【図４】本考案の他の実施例を示す斜視図である。

【図５】本考案に付属したページ押さえ（６）の斜視図
である。

【図６】本考案の他の使用状態を示す斜視図である。

【図７】本考案の他の実施例を示す斜視図である。

【符号の説明】

１ 台座 ２ 金属芯 ３ 支柱パイプ ４ 枠
５ 透明板 ６ ページ押え ７ ページ押え支持台 ８書籍板
差し込み口 ９ ページ押え板 １０ 布団用台座

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】台座（１）に金属芯（２）を入れた支柱パ
   イプ（３）を装着し、支柱パイプ（３）に枠（４）を装
   着し、透明板（５）をはめ込んだ読書スタンド。