JP3008864U - 束髪保持具 - Google Patents
束髪保持具Info
- Publication number
- JP3008864U JP3008864U JP1994007060U JP706094U JP3008864U JP 3008864 U JP3008864 U JP 3008864U JP 1994007060 U JP1994007060 U JP 1994007060U JP 706094 U JP706094 U JP 706094U JP 3008864 U JP3008864 U JP 3008864U
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- hair
- insertion hole
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- bag
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ピンやUピンを全く不要にし、髪形のセット
を素人でも簡単に行うことを可能にした束髪保持具を提
供する。 【構成】 短冊形の袋状体(2)の略中央に髪挿入穴
(5)を設ける。この髪挿入穴(5)を囲んで塑性変形
性部材(4)を組み込んで束髪保持具を形成する。使用
の際、髪の毛を髪挿通穴(5)に挿入してから束髪をひ
ねって所望の場所に固定する。次いで好みの形の束髪を
形成する。束髪形成後に束髪保持具を折り曲げて束髪を
固定する。あるいは、髪の下方に束髪保持具を下ろし、
その位置で固定する。その状態から巻き上げていき好み
の位置で束髪保持具折り曲げ、固定する。
を素人でも簡単に行うことを可能にした束髪保持具を提
供する。 【構成】 短冊形の袋状体(2)の略中央に髪挿入穴
(5)を設ける。この髪挿入穴(5)を囲んで塑性変形
性部材(4)を組み込んで束髪保持具を形成する。使用
の際、髪の毛を髪挿通穴(5)に挿入してから束髪をひ
ねって所望の場所に固定する。次いで好みの形の束髪を
形成する。束髪形成後に束髪保持具を折り曲げて束髪を
固定する。あるいは、髪の下方に束髪保持具を下ろし、
その位置で固定する。その状態から巻き上げていき好み
の位置で束髪保持具折り曲げ、固定する。
Description
【0001】
この考案は、女性の長髪を捩じったり、結んだり、ロールするなど任意の形状 にセットした後に、簡単かつ確実に毛髪を固定することを可能とした束髪保持具 に関する。
【0002】
女性の髪形を種々の形状にセットして、シニョンのような束髪を形成するには 、ピンを用いて形を好みの髪形を保持し、さらにUピンを用いて固定していた。
【0003】
上記のように、種々の髪形をセットするに際して最大のネックは、上記のよう に所望の束髪形状を保持するために、ピンを用いて髪形を保持しなければならず 、セットがきわめて厄介なことである。そのため、所望の束髪形状を素人がセッ トすることは困難であった。
【0004】 本考案は、上記のような課題に鑑みてなされたものであって、従来のように、 ピンや、あるいはUピンを全く不要にし、髪形のセットを素人でも簡単に行うこ とを可能にした。
【0005】
本考案は、前記課題を解決するため、以下の手段を採用した。 <本考案の要旨> 本考案は、短冊形の袋状体2と、この袋状体2の略中央に髪挿入穴5と、前記 の袋状体2に組み込まれ前記髪挿入穴5を囲む塑性変形性部材4とからなり、前 記髪挿通穴5に挿入された髪の毛を固定可能としたことを特徴とする束髪保持具 に関する。
【0006】 〔袋状体〕 本考案で、前記袋状体2は、短冊形をしているが、後述する塑性変形性部材4 の巻回部に合わせて、両端部3を弧状にすることが好ましい。前記袋状体2の布 地6は柔らかくて伸縮性のよい材料、例えばサテン、ベルベット、ベルベッティ ーン、ウールなどを用いることが好ましい。また、色彩も種々のものを用いるこ とができるし、模様のあるものを用いるのもよい。
【0007】 〔髪挿入穴〕 束髪保持具1の中央に形成された髪挿入穴5は、この髪挿入穴5に髪を通して から髪を固定するものであり、袋状体2の長手方向にスリット5aを入れること によって形成されることが好ましい。さらに、後述する塑性変形性部材を組み込 んだ後、スリットの周囲をボタンホール、ハ形かがり、ジグザグミシン掛けなど によって閉鎖する。
【0008】 〔塑性変形性部材〕 塑性変形性部材は、本考案にかかる束髪保持具1を捩じったり、曲げたりして 束髪を固定するのに重要な作用をなす構成要素であり、たとえば針金、銅線、あ るいは塑性変形性プラスチックなどを用いることが好ましい。また、寿命を考慮 して疲労強度が高い材料を使用することが好ましい。
【0009】
<本考案の必須構成要素による作用> 髪を本考案に係る束髪保持具1の髪挿入穴5に長髪を通す。次いで、所望の位 置で束髪保持具1を捩じると、塑性変形性部材が捩じらえて束髪保持具1を髪を 好みの位置に固定する。その状態から髪を捩じったり、膨らませたりして好みの 形に束髪を整えてから、本考案の束髪保持具の端部3を巻回し、束髪の端部を固 定する。
【0010】 あるいは、髪挿入穴5に長髪を通してから、毛先から少し離して本考案に係る 束髪保持具1を下げて、この束髪保持具1を髪に固定する。この状態からさらに 束髪保持具1を捩じってうなじのあたりまで髪の毛を巻き上げて束髪を形成する 。それから、束髪保持具の両端部3、3を折り曲げて固定して束髪をセットする 。髪挿入穴5がスリット状であると、髪を挿入した挿入穴5は閉じようとする際 、髪挿入穴5内の髪を狭めて固定するように作用する。
【0011】
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。
【0012】
【実施例1】 第1の実施例を図1から図3を参照して説明する。 〔実施例1の概要〕 この実施例では、図1に示すように束髪保持具1は両端部3、3が円弧状の略 短冊状を呈している。さらに、この束髪保持具1は袋形状をなしていて、略短冊 状に縫製加工され、中央部に髪挿入穴5が開けられる。また、内部には塑性変形 製部材である針金が4が縫い込まれている。
【0013】 〔袋状体の説明〕 束髪保持具1は1枚の布6(本実施例ではベルベット)を縫製加工してなる袋 状体2から構成される。図3に示すように1枚の布6を縫い代6a,6bを含む 形状を対称形に裁断し、中央線7から折り畳んでから内外2条の縫い取り線8、 9に沿って縫製加工される。
【0014】 内方の縫い取り線9は束髪保持具1の外郭線となる。内方の縫い取り線9と外 方の縫い取り線8との間に、塑性変形性部材である針金4が組み込まれている。 内方の縫い取り線9には、一か所に非縫い取り部10が形成され、この非縫い取 り部10から針金4を組み込む。
【0015】 〔塑性変形性部材の説明〕 本実施例で用いられた塑性変形性部材4は、針金からなる。この針金は後述す るスリット5aを経て前記の袋状体2の非縫い取り部10から挿入され、端末同 士を捩じって固定される。このようにして塑性変形性部材4は前記の袋状体2に 組み込まれる。
【0016】 〔髪挿入穴の説明〕 髪挿入穴5は、前記の袋状体2の中央部に適宜の長さに長手方向にスリット5 aが開けられる。図3に示すように縫い取り加工し、前記の針金製リング4を組 み込んだ後、袋状体2を前記のスリット5aを経て反転させて、図1に示すよう な形状に形成する。その後、前記スリット5aにジグザグミシン掛けを行って、 髪挿入穴5を形成する。
【0017】 〔実施例1の作用・効果〕 スリット状の髪挿入穴5を開いて、この髪挿入穴5に長髪を通し、束髪を作る うなじのあたりで、本考案の束髪保持具1を1回乃至数回ひねって塑性変形部材 である針金を交差させる。このため、束髪保持具1は上記のようにうなじのあた りで固定される。その後、図6に示すように、髪毛を膨らませたり、巻いたりし て好みの形に束髪をつくる。このように形成された束髪の毛先を束髪保持具1に 挟み、束髪保持具1を折り曲げて、束髪をセットする。
【0018】 あるいは、髪挿入穴5に長髪を通してから、毛先から数センチ位の所まで本考 案に係る束髪保持具1を下げる。この位置で束髪保持具1を捩じって髪に固定す る。束髪保持具1をさらに捩じってうなじのあたりまで髪の毛を巻き上げて束髪 を形成する。それから、束髪保持具の両端部3、3を折り曲げて固定して束髪を セットすることもできる。
【0019】 このように、本実施例の束髪保持具1によれば、スリット状の髪挿入穴5に髪 を挿入すると、髪挿入穴5が拡開されるので、髪挿入穴5自体も髪を固定するよ うな力として作用するので、塑性変形部材を捩じることによってもたらされる髪 保持力と相まって、髪の保持が一層効果的となる。
【0020】 かくて、本実施例によれば髪ピンやUピンを使用することなく、簡単な操作で 好みの形状の束髪のセットが可能になる。
【0021】
【実施例2】 第2の実施例を図4を参照して説明する。 〔実施例2の概要〕 この実施例は、第1の実施例とその構成は殆ど同一であるので、相違点のみ説 明する。すなわち、本実施例においては第1の実施例と異なり、2枚の同一の形 状の布6(本実施例ではサテン)を用いた。そして、この布を重合わせて縫製加 工した後、銅製の塑性変形性部材4aを組み込んだ。その後、布6を反転させて 、スリット5aにボタンホールかがりして髪挿入穴5を形成した。
【0022】 〔実施例2の作用・効果〕 本実施例においては、塑性変形性部材5aとして銅製部材を用いたのであるか ら、束髪保持具1を自由に捩じったり、曲げたりすることが一層楽に行えて、使 い勝手が向上する。
【0023】
【実施例3】 〔実施例3の概要〕 第3の実施例を図5に示す。本実施例は実施例1の構成と殆ど同一であるので 、相違点のみ説明する。すなわち、本実施例では実施例1、2と異なり髪挿入穴 5は楕円形をしている。この髪挿入穴5は円形、方形その他の形状を採用するこ とができる。
【0024】 〔実施例3の作用・効果〕 本実施例によれば、髪挿入穴5が楕円形、円形、方形などの形状をなしている ために、髪の挿入穴を開いて挿入することは必要がなく髪の挿入が楽に行えると いう効果がある。
【0025】
本考案の必須の構成要素により、 本考案の束髪保持具は、極めて簡単な構造でありながら、組み込まれた塑性変 形性部材4により好みの形に変形できるので、従来面倒であった好みの束髪のセ ット、固定が簡単になった。 布地に好みの色彩や模様のものを採用することによって、各人の趣味にあった ものを選択することができる。 本考案の束髪保持具を長時間にわたって装着しておけば、好みのカールを髪に 付与することも可能である、という効果が生じる。
【0026】 スリット状の髪挿入穴5を設けた場合には、髪挿入穴5が閉じようとする際、 髪挿入穴5内の髪を固定するように作用するので、髪の保持が効果的におこなえ える。
【提出日】平成6年8月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【0009】
<本考案の必須構成要素による作用> 本考案に係る束髪保持具1の髪挿入穴5に長髪を通す。次いで、所望の位置で 束髪保持具1を捩じると、塑性変形性部材が捩じられて束髪保持具1を髪を好み の位置に固定する。その状態から髪を捩じったり、膨らませたりして好みの形に 束髪を整えてから、本考案の束髪保持具の端部3を巻回し、束髪の端部を固定す る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【0014】 内方の縫い取り線9は束髪保持具1の外郭線となる。内方の縫い取り線9と外 方の縫い取り線8との間に、塑性変形性部材である針金4が組み込まれる。内方 の縫い取り線9には、一か所に非縫い取り部10が形成され、この非縫い取り部 10から針金4を組み込む。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【0016】 〔髪挿入穴の説明〕 本実施例で髪挿入穴5は、前記の袋状体2の中央部に適宜の長さに長手方向に 形成された スリット5aである。図3に示すように縫い取り加工し、前記の針金 製リング4を組み込んだ後、袋状体2を前記のスリット5aを経て反転させて、 図1に示すような形状に形成する。その後、前記スリット5aにジグザグミシン 掛けを行って、髪挿入穴5を形成する。
【図1】本考案の実施例の一部を破断した正面図であ
る。
る。
【図2】図1のII−II線による断面図である。
【図3】縫製加工前の袋体の展開図である。
【図4】他の実施例の縫製加工前の袋体の展開図であ
る。
る。
【図5】本考案のさらに実施例の一部を破断した正面図
である。
である。
【図6】本考案の実施状態を示す説明図である。
1 束髪保持具 2 袋状体 3 端部 4 塑性変形性部材 5 髪挿入穴
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年6月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
Claims (2)
- 【請求項1】 短冊形の袋状体(2)と、この袋状体
(2)の略中央に設けられた髪挿入穴(5)と、前記の
袋状体(2)に組み込まれ前記髪挿入穴(5)を囲む塑
性変形性部材(4)とからなり、前記髪挿通穴(5)に
挿入された髪の毛を固定可能としたことを特徴とする束
髪保持具。 - 【請求項2】 前記髪挿通穴(5)はスリットである請
求項1記載の束髪保持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994007060U JP3008864U (ja) | 1994-06-16 | 1994-06-16 | 束髪保持具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994007060U JP3008864U (ja) | 1994-06-16 | 1994-06-16 | 束髪保持具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3008864U true JP3008864U (ja) | 1995-03-20 |
Family
ID=43144679
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994007060U Expired - Lifetime JP3008864U (ja) | 1994-06-16 | 1994-06-16 | 束髪保持具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3008864U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016050366A (ja) * | 2014-08-29 | 2016-04-11 | 株式会社アートネイチャー | かつら止着部材、かつら、かつらの修繕方法及びかつらの装着方法 |
-
1994
- 1994-06-16 JP JP1994007060U patent/JP3008864U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016050366A (ja) * | 2014-08-29 | 2016-04-11 | 株式会社アートネイチャー | かつら止着部材、かつら、かつらの修繕方法及びかつらの装着方法 |
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