JP3008767U - 防火水槽,貯水槽等の底設ピット構造 - Google Patents

防火水槽,貯水槽等の底設ピット構造

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JP3008767U
JP3008767U JP1994012293U JP1229394U JP3008767U JP 3008767 U JP3008767 U JP 3008767U JP 1994012293 U JP1994012293 U JP 1994012293U JP 1229394 U JP1229394 U JP 1229394U JP 3008767 U JP3008767 U JP 3008767U
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JP
Japan
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pit
steel
installation hole
fire protection
water tank
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JP1994012293U
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Inventor
勇 齋藤
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Nippon Zenith Pipe Co Ltd
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Nippon Zenith Pipe Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案はグラウト等の後注入工程を要せずし
て鋼製ピットを外側から確実強固に支持する底板および
押し上げ周壁を形成し得、さらに天端部の形成が容易で
角欠けのおそれもない底設ピット構造を提供することを
目的とするものである。 【構成】 本考案は防火水槽,貯水槽等の底版に上半に
段拡部を有するピット設置孔を設け、該ピット設置孔と
該ピット設置孔下に設けるピット据付穴内に前記段拡部
に上端のフランジを載せて鋼製ピットを嵌付けるように
した底設ピットにおいて、前記ピット据付穴の底部に予
めモルタル等流動性のある硬化材を注入して後、鋼製ピ
ットを嵌入するようにして、該鋼製ピットの嵌入押圧に
て鋼製ピットを外側から支持する底板および押し上げ周
壁を形成し、また、鋼製ピットの周壁全周に前記段落部
と同高に延長する延長壁部を設け、該延長壁部と段拡部
の側面および前記フランジ上面との間にモルタルを充填
して天端部を形成する防火水槽,貯水槽等の底設ピット
構造にある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は防火水槽,貯水槽等の底設ピット構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の従来技術としては実公平6−27595号公報がある。該公報は貯水 槽の底面に設けた上端開口周面に凹段部を有するピット据付孔と、その下方に地 盤に設置したピット受穴と、前記ピット据付孔から前記ピット受穴内に嵌合され 、上端開口の外周に設けたフランジを前記凹段部に係合して据え付けた防錆塗料 を塗布した鋼製箱形ピット本体と、前記ピット本体のフランジ上に設けたグラウ ト注入孔及びこれに連通して前記凹段部に設けたグラウト導入孔から前記ピット 本体とピット受穴との間隙内に注入されて硬化したグラウトと、前記フランジ上 に凹段部を被覆したモルタルとからなることを特徴とする貯水槽における底設ピ ット記載している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、該提案はピット本体を据付けした後にグラウトを注入する工程 を必要とし、この作業は強力な注入圧力を備えた装備と時間とを要しないとピッ ト本体とピット受穴との間隙内にグラウトを充分に行き亘らせることができない という課題がある。また、フランジのグラウト注入孔,凹段部のグラウト導入孔 の形成が必要であって、特に凹段部のグラウト導入孔は必然的にピット据付孔の 極く近傍となるために形成に困難するほか、保管,搬送,作業の際に脆く損傷し やすいという課題がある。さらにフランジ上の凹段部を被覆して天端部を形成す るモルタル塗装は、内側垂直面と続く角部とを有するために特別な型枠または定 規を使用して且つ熟練者でなければ仕上げることができず、またその後も他物と の接触により角欠けしやすいという課題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】 本考案は防火水槽,貯水槽等の底版に上半に段拡部を有するピット設置孔を設 け、該ピット設置孔と該ピット設置孔下に設けるピット据付穴内に前記段拡部に 上端のフランジを載せて鋼製ピットを嵌付けるようにした底設ピットにおいて、 前記ピット据付穴の底部に予めモルタル等流動性のある硬化材を注入して後、鋼 製ピットを嵌入するようにして、該鋼製ピットの嵌入押圧にて鋼製ピットを外側 から支持する底板および押し上げ周壁を形成し、また、鋼製ピットの周壁全周に 前記段落部と同高に延長する延長壁部を設け、該延長壁部と段拡部の側面および 前記フランジ上面との間にモルタルを充填して天端部を形成するようにして、こ れらの課題を解決しようとするものである。
【0005】
【作用】
本考案によれば、ピット据付穴の底部に予め注入したゆるいモルタルや合成樹 脂液など流動性のある硬化材が鋼製ピットの嵌入押圧にて鋼製ピット周壁とピッ ト据付穴の立壁間に押上げられて鋼製ピットを外側から支持する底板および押し 上げ周壁が自動的に形成されることとなる。従ってグラウト等を後注入する工程 を要せずして、しかも硬化材は空隙の生ずるおそれなく鋼製ピットの下半周囲に まんべんなく行き亘るので、鋼製ピットを確実に固定支持することができること となる。
【0006】 また天端部は鋼製ピットの延長壁部と段拡部の側面およびフランジの上面とに て角溝状に仕切られるので、天端部は充填したモルタルの上面を平らに撫でるだ けで迅速且つ容易に仕上げることができ、しかも角部は鋼製の延長壁部端に保護 されるために他物が接触しても角欠けしないこととなる。
【0007】
【実施例】
以下図面に基づいて実施例を説明する。
【0008】 図1はプレキャストコンクリート製組立式の防火水槽1について本考案を実施 した例を示すもので、防火水槽1は両側を開口する角筒形の中間躯体2と、該中 間躯体1の両側に同形で天版6aに吸管投入孔3の据付孔4とその直下の底版6bに ピット設置穴5とを設けた吸管投入用躯体6,6と、該吸管投入用躯体6,6の 外側に外側開口を閉塞した端部躯体7,7とを配設し、PC鋼撚り線などにて一 体に連結する。
【0009】 ピット設置孔5は平面視正方形で上半に50〜60mmの段差高と130〜150mm程度の 幅をもって形成した段拡部8を有して貫通形にて形成されており、段拡部8の底 部には複数個のボルト受インサート9が間隔を置いて埋込み取付けされている。
【0010】 防火水槽1を設置する地盤には基礎栗石10と基礎栗石10上に基礎コンクリート 層11および敷モルタル層12からなる基礎が形成され、ピット設置孔5位置の下に はピット設置孔5に連通するピット据付穴13を基礎コンクリート層11にて囲繞し て設けている。
【0011】 上面開口の箱形に形成され、亜鉛メッキ等の防錆処理を施された鋼製ピット14 は、ピット設置孔5およびピット据付穴13内に深さと幅に余裕をもって嵌入する 大きさで、上部にピット設置孔5の段拡部8に載る大きさのフランジ15と該フラ ンジ15の段拡部8の各ボルト受インサート9と対応する位置にはボルト挿通孔16 を穿設しており、四周壁の全周に段拡部8の高さと同高となる延長壁部17を設け ている。14aは補強リブである。
【0012】 鋼製ピット14の設置は、先づ段落部8底部のボルト受インサート9の内外両側 全周に防水シール材19,19を敷き置き、ピット据付穴13の底部に流動性があるよ うにゆるく練ったモルタル等の硬化材18を適量注入して後、鋼製ピット14を嵌入 し、各ボルト挿通孔17よりボルト受インサート9に向けてボルト20を均等に螺挿 締付けしてゆくのである。すると嵌入した鋼製ピット14の底部分に押圧された硬 化材18はその流動性により鋼製ピット14の周壁とピット据付穴13の立壁間に押し 上げられて後に硬化して、底に残った硬化材18とともに鋼製ピット14に隙間なく 密着する底板21および押し上げ周壁22を形成し、鋼製ピット14を外側から固定支 持するのである。
【0013】 次いで鋼製ピット14の延長壁部16と段拡部8の側面8aおよびフランジ15の上面 とにて角溝状に仕切られた部分に詰めモルタルを充填し上面を撫で仕上げして天 端部23を形成して底設ピットの設置を完了するのである。
【0014】
【考案の効果】
本考案は以上のようにして、据付穴内に予め注入したモルタル等の流動性のあ る硬化材を鋼製ピットの嵌入押圧にて鋼製ピットを外側から支持する底板および 押し上げ周壁を自動的に形成するようにしたので、グラウト等の圧力注入装備と その注入作業工程および注入のための孔などの形成を要せずして、鋼製ピットを 確実強固に隙間なく密着支持する底板および押し上げ周壁を形成することができ るという効果を生ずる。
【0015】 鋼製ピットの周壁の全周を延長して段拡部と同高の延長壁部を設けたので、天 端部の形成作業は延長壁部と段拡部の側面およびフランジの上面とにて角溝状に 仕切られた部分に詰めモルタルを無造作に投入して上面を撫でつけるだけで仕上 げることができ、特別な型枠などや熟練を要せずして素早くきれいに形成するこ とができるという効果を生ずる。しかもその内側角部は延長壁部端に保護される ために他物との接触などにより角欠けするおそれがないという効果を生ずる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案を実施した防火水槽の1実施例を示す
縦断側面図である。
【図2】 同、底設ピット部分の拡大断面図である。
【図3】 同、鋼製ピットを嵌入しつつある状態を示す
断面図である。
【符号の説明】
1は防火水槽 2は中間躯体 3は吸管投入孔 4は据付孔 5はピット設置穴 6,6は吸管投入用躯体 7,7は端部躯体 8は段拡部 8aは側面 9はボルト受インサート 10は基礎栗石 11は基礎コンクリート層 12は敷モルタル層 13はピット据付穴 14は鋼製ピット 15はフランジ 16は延長壁部 17はボルト挿通孔 18は硬化材 19は防水シール 20はボルト 21は底板 22は押し上げ周壁 23は天端部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防火水槽,貯水槽等の底版に上半に段拡
    部を有するピット設置孔を設け、該ピット設置孔と該ピ
    ット設置孔下に設けるピット据付穴内に前記段拡部に上
    端のフランジを載せて鋼製ピットを嵌付けるようにした
    底設ピットにおいて、前記ピット据付穴の底部に予めモ
    ルタル等流動性のある硬化材を注入して後、鋼製ピット
    を嵌入するようにして、該鋼製ピットの嵌入押圧にて鋼
    製ピットを外側から支持する底板および押し上げ周壁を
    形成したことを特徴とする防火水槽,貯水槽等の底設ピ
    ット構造。
  2. 【請求項2】 鋼製ピットの周壁全周に前記段拡部と同
    高に延長する延長壁部を設け、該延長壁部と段拡部の側
    面および前記フランジ上面との間にモルタルを充填して
    天端部を形成した請求項1記載の防火水槽,貯水槽等の
    底設ピット構造。
JP1994012293U 1994-09-09 1994-09-09 防火水槽,貯水槽等の底設ピット構造 Expired - Lifetime JP3008767U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06300773A (ja) * 1993-04-20 1994-10-28 Awaji Fuerii Booto Kk 交通事故データ記録装置及び交通事故再現システム
US5569632A (en) 1994-06-30 1996-10-29 Korea Institute Of Science And Technology Compositions of high frequency dielectrics

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH06300773A (ja) * 1993-04-20 1994-10-28 Awaji Fuerii Booto Kk 交通事故データ記録装置及び交通事故再現システム
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