JP3008674U - 棒の引き上げ装置 - Google Patents

棒の引き上げ装置

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JP3008674U
JP3008674U JP1994011134U JP1113494U JP3008674U JP 3008674 U JP3008674 U JP 3008674U JP 1994011134 U JP1994011134 U JP 1994011134U JP 1113494 U JP1113494 U JP 1113494U JP 3008674 U JP3008674 U JP 3008674U
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rod
plate
frame
pivot
floating
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JP1994011134U
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Inventor
一良 林
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林一二株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 棒の位置がずれていても、この棒を折れ曲げ
ずに引き上げることが可能な棒の引き上げ装置を提供す
る。 【構成】 昇降フレームを下降させると、遊動枠3の内
壁面と噛み込み板12の隙間に、アイスキャンデー15
の棒16が侵入していく。このとき、遊動枠3は、棒1
6の位置に応じて、矢印Aの方向に揺動するとともに、
矢印Bの方向に移動する。これにより、棒16は、折れ
曲がることなく、遊動枠3の内壁面と噛み込み板12の
隙間に丁度収まる。昇降フレームを上昇させると、その
隙間に挟み込まれた棒16が引き上げられて、アイスキ
ャンデー15がモールド缶14から引き抜かれる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えばモールド缶内で凍ったアイスキャンデーの棒を引き上げて 、このアイスキャンデーをモールド缶から引き抜くための棒の引き上げ装置に関 する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の装置としては、図8及び図9に示すようなものがある。この装 置では、複数のブレード101をフレーム102に並設している。これらのブレ ード101は、それぞれの回転軸103に固定されており、これらの回転軸10 3をフレーム102に取り付けて、これらのブレード101を回転可能に支持し ている。また、各ブレード101とフレーム102間には、それぞれのコイルバ ネ104が介在しており、これらのコイルバネ104の弾性力によって、各ブレ ード101の刃先をフレーム102に押し付けている。
【0003】 ここで、モールド缶105内で凍ったアイスキャンデー106の棒107の上 に、ブレード101の刃先を位置決めし、フレーム102を下降させると、ブレ ード101の刃先とフレーム102の間に、棒107が侵入して、ブレード10 1の刃先が棒107に食い込む。
【0004】 引き続いて、フレーム102を上昇させると、ブレード101の刃先に引っ掛 かった棒107が引き上げられて、アイスキャンデー106がモールド缶105 から引き抜かれる。
【0005】 この後、フレーム102を所定の場所に移動してから、ブレード101の上端 を矢印の方向に押して、ブレード101とフレーム102間を開き、アイスキャ ンデー106を放つ。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の装置では、図9に示すようにアイスキャンデー10 6の棒107の位置がずれると、ブレード101の刃先とフレーム102の間に 棒107を挟み込んだときに、この棒107が折れ曲がってしまい、製品の不良 が発生した。また、最悪の場合には、フレーム102を上昇させると、棒107 が切断されて、アイスキャンデー106を抜き取れなくなった。
【0007】 そこで、この考案の課題は、棒の位置がずれていても、この棒を折れ曲げずに 引き上げることが可能な棒の引き上げ装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、この考案の棒の引き上げ装置においては、昇降さ れる昇降フレームと、昇降フレームに遊びを持って支持された遊動枠と、遊動枠 の内側で枢支された枢支板と、枢支板を一方向に回転させる枢支板用バネと、枢 支板用バネによって一方向に回転される枢支板に当接して、この枢支板の一方向 の回転を制限し、この枢支板の一端を遊動枠の内壁に対向させる回転制限体とを 備えている。
【0009】 また、遊動枠の内壁に対向する枢支板の一端には、遊動する噛み込み板が枢支 されており、噛み込み板の回転範囲を制限し、枢支板の一端と同様に、この噛み 込み板の一端を遊動枠の内壁に対向させている。
【0010】
【作用】
この考案の装置では、遊動枠の内側に、枢支板が枢支されており、枢支板用バ ネによって、この枢支板が一方向に回転され、この枢支板が回転制限体に当接し て、一方向の回転が制限され、この枢支板の一端が遊動枠の内壁に対向する。こ の状態で、枢支板の一端と遊動枠の内壁の隙間よりも太い棒を該隙間に挿入する と、この隙間が広げられて、枢支板が逆方向に回転する。この棒を引き抜こうと すると、枢支板が一方向に回転して、枢支板の一端と遊動枠の内壁の隙間が狭め られ、この隙間に棒が挟み込まれる。
【0011】 ここで、遊動枠を遊びを持って昇降フレームに支持しているので、棒の位置が ずれていれば、これに応じて、遊動枠が移動し、棒が枢支板の一端と遊動枠の内 壁の隙間に丁度収まる。このため、棒の位置がずれていても、この棒が折れずに 済む。
【0012】 また、枢支板の一端に噛み込み板を枢支し、噛み込み板の回転範囲を制限して 、この噛み込み板の一端を遊動枠の内壁に対向させる。この噛み込み板は、枢支 板の回転と比較すると、小さく回転するので、棒を引き抜こうとすると、噛み込 み板と遊動枠の内壁の間に、棒が速やかにかつ確実に挟み込まれる。
【0013】
【実施例】
以下、この考案の実施例を添付図面を参照して説明する。
【0014】 図1乃至図4には、この考案の棒の引き上げ装置の一実施例が示されている。 図1は、この実施例の装置の外観を示し、図2は、この実施例の装置の正面を示 し、図3は、この実施例の装置の正面を部分的に拡大して示し、図4は、この実 施例の装置の横断面を示している。
【0015】 この実施例の装置において、昇降フレーム1からは、複数の支持壁1aが突出 しており、これらの支持壁1aには、支柱ピン2が架け渡されている。この支柱 ピン2は、複数の遊動枠3を貫通して、これらの遊動枠3を支持している。これ らの遊動枠3の対向する一対の側壁には、それぞれの長孔3aが形成されており 、支柱ピン2は、これらの長孔3aを貫通している。
【0016】 これらの遊動枠3は、2つ1組として、複数組に分けられており、1組の各遊 動枠3の間には、支柱ピン2に通されたスペーサ4が介在している。
【0017】 これらの遊動枠3は、支柱ピン2のみによって支持されているので、矢印Aの 方向に揺動自在である。また、この支柱ピン2が各遊動枠3のそれぞれの長孔3 aを貫通するので、矢印Bの方向に移動自在である。すなわち、各遊動枠3は、 遊びを持って、昇降フレーム1に取り付けられている。
【0018】 これらの遊動枠3毎に、遊動枠3と昇降フレーム1間には、遊動枠用バネ5が 設けられている。これらの遊動枠用バネ5は、それぞれのネジ6によって、昇降 フレーム1に固定されている。これらの遊動枠用バネ5は、各遊動枠3を押さえ 付けて、これらの遊動枠3のガタツキを無くす。
【0019】 また、これらの遊動枠3毎に、枢支板7が配設されている。この枢支板7は、 2箇所で折り曲げられており、下側の角に支軸8が固定されている。この枢支板 7の支軸8が遊動枠3の両側の壁を貫通して、この枢支板7が回転自在に枢支さ れている。
【0020】 遊動枠3と枢支板7の間には、枢支板用バネ9が架け渡されている。この枢支 板用バネ9の弾性力によって、枢支板7が矢印Cの方向に回転される。遊動枠3 には、回転制限ピン11が設けられており、枢支板7が回転制限ピン11に当接 して、この枢支板7の回転が制限される。
【0021】 枢支板7には、連結ピン13が固定されている。この連結ピン13の両端が噛 み込み板12の端部12aを貫通して、この噛み込み板12が回転自在に支持さ れている。この噛み込み板12の左端と右端が枢支板7に当接するので、この噛 み込み板12の回転範囲が制限される。
【0022】 さて、このような構成の装置によって、例えばアイスキャンデーの棒を引き上 げるための手順を次に述べる。
【0023】 まず、図5に示すように遊動枠3の内壁面と噛み込み板12の隙間の下方に、 モールド缶14内で凍ったアイスキャンデー15の棒16を位置決めする。ここ では、アイスキャンデーと棒の基準位置が点線で示されており、実線によって描 かれているアイスキャンデー15と棒16は、この基準位置からずれている。
【0024】 次に、図6に示すように昇降フレーム1を下降させると、遊動枠3の内壁面と 噛み込み板12の隙間に、アイスキャンデー15の棒16が侵入していく。これ に伴い、枢支板7と噛み込み板12が矢印Cとは逆の方向に回転するので、遊動 枠3の内壁面と噛み込み板12の隙間が広がって、ここに棒16が侵入する。
【0025】 この際、遊動枠3は、棒16の位置に応じて、矢印Aの方向に揺動するととも に、矢印Bの方向に移動する。これにより、棒16は、折れ曲がることなく、遊 動枠3の内壁面と噛み込み板12の隙間に丁度収まる。
【0026】 引き続いて、図7に示すように昇降フレーム1を上昇させると、枢支板7が矢 印Cの方向に回転し、更に噛み込み板12が同一方向に回転して、遊動枠3の内 壁面と噛み込み板12の隙間が狭くなり、ここに棒16が挟み込まれる。この状 態で、フレーム1が上昇していくので、棒16が引き上げられて、アイスキャン デー15がモールド缶14から引き抜かれる。
【0027】 この後、昇降フレーム1を所定の場所に移動してから、枢支板7の上端を矢印 Cとは逆の方向に押して、遊動枠3の内壁面と噛み込み板12の隙間を開いて、 アイスキャンデー15を放つ。
【0028】 このように実施例の装置では、遊動枠3を遊びを持って支持しているので、ア イスキャンデー15の棒16の位置がずれていても、遊動枠3が移動して、棒1 6を折れ曲げずに、この棒16を挟み込むことができる。
【0029】 このことは、棒の材質の選択範囲を広くしたり、アイスキャンデー以外のもの への適用を可能にする。例えば、これまでは、棒の材質として、弾力性に富む木 製のものを利用していたが、これ以外の脆い材質を選択することができる。ある いは、ビスケットやクッキー等の脆い焼菓子類であっても、材料をモールド缶内 に流し込んで、棒を突き刺しておき、これを焼いてから、棒を引き抜くというよ うな製造工程が可能になる。
【0030】 また、枢支板7の一端に噛み込み板12を枢支しているので、この噛み込み板 12が小さく回転して、この噛み込み板12と遊動枠2の内壁の間に、棒16を 速やかにかつ確実に挟み込むことができる。
【0031】 なお、この考案の棒の引き上げ装置は、この実施例に限定されるものでなく、 実用新案登録請求の範囲を逸脱しない程度に、変形することができる。つまり、 昇降フレーム、遊動枠、枢支板、枢支板用バネ、噛み込み板等は、それぞれの機 能を果たす範囲で、変形しても構わない。
【0032】
【効果】
以上説明したように、この考案の棒の引き上げ装置によれば、遊動枠を遊びを 持って支持し、この遊動枠の内側で、アイスキャンデーの棒を挟み込むので、こ の棒の位置がずれていても、この棒が折れ曲がることはない。
【0033】 また、枢支板の一端に噛み込み板を枢支しているので、この噛み込み板が小さ く回転して、この噛み込み板と遊動枠の内壁の間に、棒を速やかにかつ確実に挟 み込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の棒の引き上げ装置の一実施例の外観
を示す斜視図
【図2】図1の装置の正面を示す図
【図3】図1の装置の正面を部分的に拡大して示す図
【図4】図1の装置の横断面を示す図
【図5】図1の装置の作用を示す図
【図6】図1の装置の作用を示す図
【図7】図1の装置の作用を示す図
【図8】従来の装置の外観を示す斜視図
【図9】図8の装置の横断面を示す図
【符号の説明】
1 昇降フレーム 2 支柱ピン 3 遊動枠 4 スペーサ 5 遊動枠用バネ 7 枢支板 9 枢支板用バネ 12 噛み込み板

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降される昇降フレームと、 昇降フレームに遊びを持って支持された遊動枠と、 遊動枠の内側で枢支された枢支板と、 枢支板を一方向に回転させる枢支板用バネと、 枢支板用バネによって一方向に回転される枢支板に当接
    して、この枢支板の一方向の回転を制限し、この枢支板
    の一端を遊動枠の内壁に対向させる回転制限体とを備え
    る棒の引き上げ装置。
  2. 【請求項2】 遊動枠の内壁に対向する枢支板の一端に
    は、遊動する噛み込み板が枢支されており、 噛み込み板の回転範囲を制限し、枢支板の一端と同様
    に、この噛み込み板の一端を遊動枠の内壁に対向させた
    請求項1に記載の棒の引き上げ装置。
JP1994011134U 1994-09-07 1994-09-07 棒の引き上げ装置 Expired - Lifetime JP3008674U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010252646A (ja) * 2009-04-22 2010-11-11 Saitoo Kikai Kinzoku Kk スティック把持装置
JP2019033693A (ja) * 2017-08-16 2019-03-07 シーピーエンジニアリング株式会社 氷菓製造装置、開閉機構
JP2021078523A (ja) * 2021-03-02 2021-05-27 シーピーエンジニアリング株式会社 氷菓製造装置、開閉機構
JP2022048320A (ja) * 2021-03-02 2022-03-25 シーピーエンジニアリング株式会社 氷菓製造装置、開閉機構

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