JP3008632U - 植木類販売用紙容器 - Google Patents

植木類販売用紙容器

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JP3008632U
JP3008632U JP1994011086U JP1108694U JP3008632U JP 3008632 U JP3008632 U JP 3008632U JP 1994011086 U JP1994011086 U JP 1994011086U JP 1108694 U JP1108694 U JP 1108694U JP 3008632 U JP3008632 U JP 3008632U
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JP
Japan
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container
paper
plants
fertilizer
soil
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JP1994011086U
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Inventor
円 田辺
Original Assignee
大永紙通商株式会社
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  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 数日間店頭に並べて置いても草木が弱ること
がなく長持ちし、草木を購入した際に庭先やプランタ内
の土に穴を掘っておけば容器から出して生け替えること
なく容器のまま生けられるようにする。 【構成】 植木類販売用紙容器を洋紙、和紙、板紙のい
ずれか1つ又は2以上を組み合わせて容器を形成し、該
容器の内面に肥料をコーティングして構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、草花、植木等を販売する際に草花、植木等を入れる植木鉢に係り、 特に、買い求めて家に持ち帰った際に植え替える手間を必要とせず、そのまま庭 に植えることのできる植木類販売用紙容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年では戸建ての家の庭先や、マンション等のベランダにプランタを置いて草 木を育てられるように工夫が施され、園芸ブームに拍車が掛けられている。この ような背景の下に最近スーパーマーケット、雑貨店等では、園芸コーナーを設け 購買者に園芸を指導することが行われている。このスーパーマーケット、雑貨店 等においては、従来は、予め素焼きの鉢又は塩化ビニル等の合成樹脂で鉢型に作 った容器に土を入れて各種類の草木を生けて店頭に並べて販売している。 一般購入者は、店頭に並べられている草木を見て、この容器に入ったまま購入 して家に持ち帰っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このような草木を購入してきたら、庭がある家では庭先に穴を掘って草木を土 ごと容器から出して、掘った穴の中に生け替え、マンション等のベランダでプラ ンタ内で育てる場合にはプランタ内の土の穴を掘って草木を土ごと容器から出し て、掘った穴の中に生け替えている。このため庭に生け替える際やプランタに生 け替える際、草木の茎を折ったり、葉を落としたり、根を切らないように気を使 いながら容器から出さなければならず、ベランダに土を落としたり、手を土で汚 したり、大変な手間を要するという問題点を有している。
【0004】 また、予め素焼きの鉢又は塩化ビニル等の合成樹脂で鉢型に作った容器に土を 入れて各種類の草木を生けて店頭に並べて販売しても、即日完売するものではな く数日間店頭に並んだままになっていることがある。このような状態の場合には 、容器内に入っている土の量が少ないため、草木が弱って売り物にならなくなる という事態が起こる。これを防止するため、容器内に入れる土に肥料(栄養剤) を添加すると、肥料は土中にあるため草木が吸収し店頭に並べている最中に成長 し始め、容器内に入っている土の量が少ないため水分が不足したりして、かえっ て草木を弱める結果になり調整が難しいという問題点を有している。
【0005】 本考案の目的は、数日間店頭に並べて置いても草木が弱ることがなく長持ちし 、草木を購入した際に庭先やプランタ内の土に穴を掘っておけば容器から出して 生け替えることなく容器のまま生けられるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の考案に係る植木類販売用紙容器は、洋紙、和紙、板紙のいず れか1つ又は2以上を組み合わせて容器を形成し、該容器の内面に肥料をコーテ ィングして構成したものである。
【0007】 請求項2に記載の考案に係る植木類販売用紙容器は、容器の内面にコーティン グする肥料を、遅効性の栄養剤又は成長促進剤で構成したものである。
【0008】
【作用】
請求項1に記載の考案によると、洋紙、和紙、板紙のいずれか1つ又は2以上 を組み合わせて容器を形成し、該容器の内面に肥料をコーティングしてあるため 、容器内に入れる土に肥料を添加したのと異なり、肥料が容器の内表面から徐々 に土中に染み込んでいくため、急激に成長して草木が弱ったりすることがなく、 肥料が容器の内表面から供給されるため栄養不足によって草木が弱ったりすると いうことが防止される。
【0009】 請求項2に記載の考案によると、容器の内面にコーティングする肥料を、遅効 性の栄養剤又は成長促進剤で構成してあるため、肥料が容器の内表面から土中に 供給されても、成長を抑制しながら適度の栄養を与えるため草木が弱ることなく 店頭に並べて販売している間に大幅に変化することが防止される。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例について説明する。 図1〜図4には、本考案に係る植木類販売用紙容器の一実施例が示されている 。 図において、1は紙容器で、紙を素材にして容器を形成したものである。紙は 植物の繊維を水に懸濁させた後、水ごしをし、これを薄く平らにからみ合わせて つくったもので、大別すると洋紙、和紙、板紙の3種類である。また、植物の繊 維を原料としたものでなくレーヨンや合成繊維などを原料にして紙状につくった ものは、ここでいう紙には含まれない。 この紙容器1には、洋紙のみを使用して構成する場合、和紙のみを使用して構 成する場合、板紙のみを使用して構成する場合の他、洋紙と和紙を組み合わせて 構成する場合、洋紙と板紙を組み合わせて構成する場合、和紙と板紙を組み合わ せて構成する場合、洋紙と和紙と板紙を組み合わせて構成する場合のそれぞれが あり、いずれで構成しても用いることができる。 紙容器1は、略正八角形状の底部2と、この底部2と一体に形成される側部3 とからなっている。この底部2は、必ずしも略正八角形状である必要はなく、略 正四角形状でも、略正五角形状でも、略正六角形状でも、略正十角形状でも、所 謂多角形状であればよく、円形、楕円形でもよいが、底部2と側部3を1枚の紙 で折上げて成形すると最も経済的であるため、多角形状にするのが最も適してい る。
【0011】 この紙容器1を製造するには、まず、図2に示す如く、略正方形状の1枚の紙 4の4つのコーナーに花びら5を象り、底部2を略正八角形状になるように折線 6を付け、さらに側部3を形成するために折り曲げる折線7を複数本設ける。次 に、この折線6に沿って折り曲げ側部3を立ち上げ、さらに側部3を折線7に沿 って図3に示す如く順次折り曲げていき、各折り曲げることによって重なり合っ た部分は、接着剤(植物性接着剤)によって接着して図1に示す如き紙容器1を 構成する。
【0012】 この紙容器1の内壁面8には、図4に示す如く、肥料9がコーティングされて いる。この肥料9は、用途によって異なるが、適度の栄養を与えながら急激な成 長をしないような遅効性の栄養剤が適している。これは、店頭に並べて即売され ず数日間店頭に並べられるような場合に有効である。 また、適度な栄養を与えないと小さな容器の中では弱ってしまうような草木の 場合には、紙容器1の内壁面8に塗布する肥料9に成長促進剤を用いると好適で ある。
【0013】 このように形成された紙容器1には、図5に示す如く、腐葉土等の土10を入 れて、この土10の中に草花11等を生けて店頭で販売する。この紙容器1に生 けた草花11は、紙容器1ごと土中に生けることができる。この紙容器1は、紙 で構成されているため、土中で腐り短い期間で土になり、草花11が根を張り成 長するのを妨害することがない。
【0014】
【考案の効果】
請求項1に記載の考案によれば、洋紙、和紙、板紙のいずれか1つ又は2以上 を組み合わせて容器を形成し、該容器の内面に肥料をコーティングしてあるため 、容器内に入れる土に肥料を添加したのと異なり、肥料が容器の内表面から徐々 に土中に染み込んでいくため、急激に成長して草木が弱ったりすることがなく、 肥料が容器の内表面から供給されるため栄養不足によって草木が弱ったりするの を防止することができる。さらに容器ごと草木を土中にいけても、容器が腐り土 となり、草木が根を張って成長する際に妨害することがなく、従来のような塩化 ビニル製の容器のように何年立っても腐らず分解されず環境汚染を引き起こすこ とがない。
【0015】 請求項2に記載の考案によれば、容器の内面にコーティングする肥料を、遅効 性の栄養剤又は成長促進剤で構成してあるため、肥料が容器の内表面から土中に 供給されても、成長を抑制しながら適度の栄養を与えるため草木が弱ることなく 店頭に並べて販売している間に大幅に変化するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る紙容器の実施例を示す全体斜視図
である。
【図2】図1に図示の紙容器を構成する紙の平面図であ
る。
【図3】図2に図示の紙を折上げていった最後の段階を
示す斜視図である。
【図4】図1に図示の紙容器の断面図である。
【図5】図1に図示の紙容器の使用例を示す全体斜視図
である。
【符号の説明】
1……………………………………………………………紙
容器 2……………………………………………………………底
部 3……………………………………………………………側
部 4……………………………………………………………紙 5……………………………………………………………花
びら 6,7………………………………………………………折
線 8……………………………………………………………内
壁面 9……………………………………………………………肥
料 10…………………………………………………………土 11…………………………………………………………草

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洋紙、和紙、板紙のいずれか1つ又は2
    以上を組み合わせて容器を形成し、該容器の内面に肥料
    をコーティングしてなる植木類販売用紙容器。
  2. 【請求項2】 上記肥料は、遅効性の栄養剤又は成長促
    進剤である請求項1記載の植木類販売用紙容器。
JP1994011086U 1994-09-06 1994-09-06 植木類販売用紙容器 Expired - Lifetime JP3008632U (ja)

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ID=43144449

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014506124A (ja) * 2010-12-16 2014-03-13 ホラント・テクノロジー・ベー・フェー 植物灌漑システムおよび方法
JP2015119693A (ja) * 2013-12-25 2015-07-02 株式会社オーティス 植栽容器用シート、植栽容器および植栽容器用シートの形成方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014506124A (ja) * 2010-12-16 2014-03-13 ホラント・テクノロジー・ベー・フェー 植物灌漑システムおよび方法
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