JP3008462U - 折れ戸に使用する下部ピボット - Google Patents

折れ戸に使用する下部ピボット

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JP3008462U
JP3008462U JP1994011984U JP1198494U JP3008462U JP 3008462 U JP3008462 U JP 3008462U JP 1994011984 U JP1994011984 U JP 1994011984U JP 1198494 U JP1198494 U JP 1198494U JP 3008462 U JP3008462 U JP 3008462U
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resin
resin cylinder
flange nut
ring
end portion
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JP1994011984U
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English (en)
Inventor
淳市 辻野
Original Assignee
株式会社システックキョーワ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 折れ戸の回転支持に使用する下部ピボットに
おいて、その組立を簡単にする。フランジナットのスム
ーズな回転を保証する。 【構成】 樹脂筒体10を2つの半筒体10a,10b
に2分割する。半筒体10a,10bを合わせるときに
フランジナット20および軸体30を挟み込む。半筒体
10a,10bを合わせ、外側にリング40を押し込む
ことにより、樹脂筒体10とする。フランジナット20
を回転操作することにより、ボルト状の軸体30が軸方
向に移動し、その樹脂筒体10からの突出量が調節され
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は折れ戸に使用する金具、特に折れ戸の回転側の戸の下面に垂直に取付 けられてその戸を回転自在に支持する下部ピボットに関する。
【0002】
【従来の技術】
折れ戸は、図1に示すように、回転動作のみを行う回転側の戸1Tと、戸1T にヒンジ結合され、回転側の戸1Tの開閉に伴って回転動作およびスライド動作 を行うスライド側の戸1Sとからなる。
【0003】 回転側の戸1Tは、その上面に垂直に取付けた上部ピボット2Uと、下面に垂 直に取付けた下部ピボット2Dとで、外側部が上下のレール3U,3D間に回動 自在に支持される。ピボット2U,2Dは、各先端部がレール3U,3Dにセッ トされた受け金具4U,4Dと係合する。一方、スライド側の戸1Sは、その上 下面に垂直に取付けたガイドローラ5U,5Dにより、外側部がレール3U,3 D間に回動自在かつスライド自在に支持される。ガイドローラ5U,5Dは同じ もので、各先端部がレール3U,3Dに直接係合する。
【0004】 ここで下部ピボット2Dは、上端部が閉塞され下端部が開口し内面が六角断面 とされた樹脂筒体6と、リング7のかしめにより樹脂筒体6の下端部内に回転自 在に保持されたフランジナット8と、フランジナット8を介して樹脂筒体6内に 挿入され六角頭部を樹脂筒体6内に嵌合させたボルト状の軸体9とを具備する。 フランジナット8を回転させると、樹脂筒体6の六角内面により非回転に保持さ れた軸体9が、軸方向に移動し、樹脂筒体8からの突出量が調節される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
このような従来の下部ピボットでは、樹脂筒体6の下端部内にフランジナット 8を保持するために、リング7をかしめる。そのために、組立に手数がかかる。 また、リング7のかしめにばらつきが生じ、そのかしめが強すぎた場合はフラン ジナット8が回転しなくなり、弱すぎた場合はリング7が外れ、フランジナット 8が外れる懸念を生じる。つまり、かしめ不良によりフランジナット8の保持強 度が一定にならないわけである。
【0006】 本考案はかかる事情に鑑みて創案されたものであり、組立が簡単で、しかもフ ランジナットを一定強度で安定に保持することができる下部ピボットを提供する ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案にかかる下部ピボットは、折れ戸の回転側の戸の下面に垂直に取付けら れてその戸を回転自在に支持する下部ピボットであって、 前記戸の下面に垂直に埋め込まれ、下端部を除く内面が六角断面とされた樹脂 筒体と、反フランジ側の端部を樹脂筒体の下方に突出させて樹脂筒体の下端部内 に回転自在に保持されたフランジナットと、フランジナットを介して樹脂筒体内 に挿入され六角頭部を樹脂筒体内に嵌合させたボルト状の軸体とを具備し、 前記樹脂筒体は、その中心を通る平面にて2つの半筒体に分割されており、両 方の半筒体は上端部で一体的に連結されると共に、下端部に外嵌されたリングに より重ね合わせて固定されることにより、樹脂筒体の下端部内に前記フランジナ ットを保持するものである。
【0008】 請求項2に記載の下部ピボットは、更に、樹脂筒体の内面に、軸体の六角頭部 が当接するストッパーを一体的に突設したものである。
【0009】 請求項3に記載の下部ピボットは、更に、リングを座金状の薄板リングとする と共に、そのリングが当接するように樹脂筒体の下端部外面を大径部となし、且 つ、その大径部に続けて樹脂筒体の外周面複数位置に軸方向に延びる薄肉のリブ を形成したものである。
【0010】
【作用】
本考案にかかる下部ピボットでは、2つの半筒体に分割された樹脂筒体を、そ の下端部に外嵌されたリングにより合わせ固定することにより、下端部内にフラ ンジナットを保持する。フランジナットの保持にかしめを用いず、リングの押し 込みによりフランジナットを保持するので、組立が簡単であり、且つ締め過ぎや 締め付け不足がなく、フランジナットを一定強度で安定に保持することができる 。
【0011】 なお、スライド側の戸を支持するガイドローラでは、樹脂筒体を2つの半筒体 に分割し、その端部に外嵌されるリングにより両方の半筒体を合わせ固定したも のが存在する。しかし、ガイドローラでは、軸体を先端側へ付勢するために、樹 脂筒体内にコイルスプリングが圧縮して収容される。樹脂筒体を2つの半筒体に 分割した場合は、組立時にコイルスプリングが飛び出すおそれが生じ、組立性は 必ずしも期待するほど良好にはならない。これに対し、下部ピボットでは、コイ ルスプリングを押し込む必要がないので、期待する通りの組立性改善効果が得ら れる。
【0012】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。図2は本考案にかかる下部 ピボットの1例を示す縦断面図、図3は樹脂筒体を開いた状態を示す3面図であ る。
【0013】 本ピボットは、折れ戸の回転側の戸の下面に垂直に取付けられるものであって 、その戸の下面に垂直に埋め込まれる樹脂筒体10と、樹脂筒体10の下端部内 に回転自在に保持されるフランジナット20と、フランジナット20を介して樹 脂筒体10内に挿入されるボルト状の軸体30と、樹脂筒体10に外嵌されるリ ング40とを具備する。
【0014】 樹脂筒体10は、上端部が閉塞され下端部が開口している。樹脂筒体10の内 面は、下端部を除いて、軸体30の六角頭部31に対応する六角断面とされてい る。六角内面の上部には、ストッパー12が内側に向かって一体的に突設されて いる。樹脂筒体10の下端部外面は、他の部分より外径が大きい大径部13であ る。
【0015】 この樹脂筒体10は、図3に詳しく示されるように、中心を通る平面により2 つの半筒体10a,10bに2分割されている。半筒体10a,10bは、上端 部に一体的に設けられた薄肉狭幅の連結部17により連結されており、開いた状 態で一体成形され、組立時に重ね合わされて樹脂筒体10となる。
【0016】 樹脂筒体10の大径部13および上端部を除く外面には、軸方向に延びる複数 の薄肉リブ14が周方向に等間隔をあけて一体的に突設されている。各リブ14 は大径部13に連続している。樹脂筒体10の下端部内面には、フランジナット 20を回転自在に支持するために、フランジナット20のフランジ部21が嵌合 する周溝15が設けられ、周溝15より下方の内面はフラットな円周面16であ る。
【0017】 フランジナット20は、そのフランジ部21を樹脂筒体10の周溝15に嵌合 させ、六角部22を樹脂筒体10の下方に十分に突出させた状態で、半筒体10 a,10b間に挟まれ保持されている。ボルト状の軸体30は、その六角頭部3 1を先にして樹脂筒体10内に挿入されており、雄ネジ部32はフランジナット 20の雌ネジ部に螺合ししている。反頭部側の端部はフランジナット20の下方 に突出し、樹脂製のカラー33を装着されている。
【0018】 リング40は座金状の薄板リングであり、半筒体10a,10bを重ね合わせ て形成した樹脂筒体10の外側に、上端側から大径部13に当接するまで押し込 まれて、樹脂筒体10の下端部に外嵌される。これにより、樹脂筒体10の形状 が保持される。
【0019】 なお、フランジナット20としては、両方向に回転させる必要から、フランジ 面に戻り止め用のギザ(セレイト)がないものを使用することが必要である。
【0020】 次に、本ピボットの組立順序を説明する。まず、フランジナット20に軸体3 0をねじ込んで通す。次いで、半筒体10a,10bを合わせる際に、フランジ ナット20および軸体30を挟み込む。そして、半筒体10a,10bを合わせ た後、形成された樹脂筒体10の外側にリング40を押し込む。リング40の押 し込みは、かしめに比べて作業が非常に簡単である。しかも、リング40の押し 込み時に樹脂筒体10の大径部13が位置決めストッパーとなるので、その押し 込み作業は更に簡単になる。
【0021】 定位置に押し込まれたリング40は、樹脂筒体10の外面に形成した複数のリ ブ14に食い込み、不用意に位置ずれや抜けを生じない。また、リング40の寸 法によって決まる一定の力で半筒体10a,10bが固定されるので、フランジ ナット20を締め付け過ぎるとかその締め付けが不足するといったことが一切な い。
【0022】 組立を終えたピボットでは、樹脂筒体10の六角内面により軸体30の六角頭 部31が軸方向にガイドされるので、フランジナット20を回転操作することに より、軸体30が軸方向に移動し、そのフランジナット20からの突出量が調節 される。このとき、フランジナット20は一定の力で保持されるので、常にスム ーズな回転が保証される。軸体30を十分に樹脂筒体10内に引き込むと、六角 頭部31がストッパー12に当たる。そのため、軸体30がフランジナット20 から外れて樹脂筒体10内に落ち込む危険がない。
【0023】
【考案の効果】
以上に説明した通り、本考案にかかる下部ピボットは、樹脂筒体を2つの半筒 体に分割し、その下端部に外嵌されるリングにより両方の半筒体を合わせ固定し て、その下端部内にフランジナットを保持するので、組立がすこぶる簡単となる 。また、フランジナットを常に一定強度で過不足なく安定に保持することができ るので、フランジナットが回転しにくくなるとかフランジナットが外れるといっ た使用上の不都合も一切生じない。
【0024】 請求項2に記載の下部ピボットは、樹脂筒体の内面に、軸体の六角頭部が当接 するストッパーを一体的に突設したので、軸体がフランジナットから外れて樹脂 筒体内に抜け落ちるおそれもない。
【0025】 請求項3に記載の下部ピボットは、リングを座金状の薄板リングとすると共に 、そのリングが当接するように樹脂筒体の下端部外面を大径部となしたので、大 径部によりリングが下端部の定位置に位置決めされ、リングの押し込み操作も簡 単になる。更に、その大径部に続けて樹脂筒体の外周面複数位置に軸方向に延び る薄肉のリブを形成したので、各リブに座金状の薄板リングが食い込み、リング が定位置から不用意に外れるおそれもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】折れ戸の構造を示す斜視図である。
【図2】本考案にかかる下部ピボットの1例を示す縦断
面図である。
【図3】樹脂筒体を開いた状態を示す3面図である。
【符号の説明】
10 樹脂筒体 10a,10b 半筒体 12 ストッパー 13 大径部 14 リブ 20 フランジナット 30 軸体 31 六角頭部 40 リング

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折れ戸の回転側の戸の下面に垂直に取付
    けられてその戸を回転自在に支持する下部ピボットであ
    って、 前記戸の下面に垂直に埋め込まれ、下端部を除く内面が
    六角断面とされた樹脂筒体と、反フランジ側の端部を樹
    脂筒体の下方に突出させて樹脂筒体の下端部内に回転自
    在に保持されたフランジナットと、フランジナットを介
    して樹脂筒体内に挿入され六角頭部を樹脂筒体内に嵌合
    させたボルト状の軸体とを具備し、 前記樹脂筒体は、その中心を通る平面にて2つの半筒体
    に分割されており、両方の半筒体は上端部で一体的に連
    結されると共に、下端部に外嵌されたリングにより重ね
    合わせて固定されることにより、樹脂筒体の下端部内に
    前記フランジナットを保持することを特徴とする折れ戸
    に使用する下部ピボット。
  2. 【請求項2】 前記樹脂筒体の内面に、軸体の六角頭部
    が当接するストッパーを一体的に突設したことを特徴と
    する請求項1に記載の下部ピボット。
  3. 【請求項3】 前記リングを座金状の薄板リングとする
    と共に、そのリングが当接するように前記樹脂筒体の下
    端部外面を大径部となし、更に、その大径部に続けて樹
    脂筒体の外周面複数位置に軸方向に延びる薄肉のリブを
    形成したことを特徴とする請求項2に記載の下部ピボッ
    ト。
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