JP3007970B1 - 煤煙処理装置と、この煤煙処理装置を使用する煤煙処理システム - Google Patents
煤煙処理装置と、この煤煙処理装置を使用する煤煙処理システムInfo
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Abstract
【要約】
【課題】水との接触で燃焼カ゛スの煤、灰又は悪臭を除去
する構成は、水との接触が不十分の時にタ゛イオキシン発生の
問題、汚染された水の拡散、水の後処理等の問題があ
る。燃焼カ゛スの迂回及び渦流生成等を利用して、燃焼カ゛ス
の完全燃焼を図り、煤煙・ミスト、有害カ゛ス等の発生を回避
する構成は、水との接触及びカ゛スの包込みが図れない。
また昨今問題となっているタ゛イオキシン対策には不十分と思
われる。 【解決手段】煤煙導入部と処理済み空気の排出口を有す
るケーシンク゛に、上昇通路を有する邪魔板を配備するととも
に、この邪魔板の上下に上下側の空間を形成し、かつこ
の上方の空間に設けられた抑制板と、ケーシンク゛に設けた送
風機と、ケーシンク゛の底部に貯留した水で構成される。従っ
て、水と燃焼カ゛スとの接触及び水による燃焼カ゛スの包込み
を利用して、煤煙を効率的に処理し、かつ煤煙より分離
した異物の集積と、燃焼カ゛スの降温を図り、かつタ゛イオキシン
の発生を回避できる。
する構成は、水との接触が不十分の時にタ゛イオキシン発生の
問題、汚染された水の拡散、水の後処理等の問題があ
る。燃焼カ゛スの迂回及び渦流生成等を利用して、燃焼カ゛ス
の完全燃焼を図り、煤煙・ミスト、有害カ゛ス等の発生を回避
する構成は、水との接触及びカ゛スの包込みが図れない。
また昨今問題となっているタ゛イオキシン対策には不十分と思
われる。 【解決手段】煤煙導入部と処理済み空気の排出口を有す
るケーシンク゛に、上昇通路を有する邪魔板を配備するととも
に、この邪魔板の上下に上下側の空間を形成し、かつこ
の上方の空間に設けられた抑制板と、ケーシンク゛に設けた送
風機と、ケーシンク゛の底部に貯留した水で構成される。従っ
て、水と燃焼カ゛スとの接触及び水による燃焼カ゛スの包込み
を利用して、煤煙を効率的に処理し、かつ煤煙より分離
した異物の集積と、燃焼カ゛スの降温を図り、かつタ゛イオキシン
の発生を回避できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、煤煙処理装置と、
この煤煙処理装置を使用する煤煙処理システムに関する。
この煤煙処理装置を使用する煤煙処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、煤煙(この煤煙は、例えば、各種
樹脂・ヘ゜ンキ類・廃油・木材・各種塵・その他可燃物等の
焼却炉、燃焼炉、燃焼釜等を云う。)処理に関する技
術、文献(特許公開公報)は多数散見及び出願されてお
り、それぞれ有意義かつ実用に供されている物件も数件
あるものと考えられるので、その代表的な例を文献を基
に検討する。.煤煙を水で処理する方式、例えば、水
膜中を通過させる構成、又は水の噴射を利用して急冷す
る構成等が発表されており、文献としては、文献(1)の
特開平10-227436号の焼却処理方法及び装置があり、スフ゜
レーノス゛ルから水を噴射し排カ゛スを冷却する構成であり、こ
の冷却で排カ゛ス中の降温又は医療廃棄物の確実な焼却を
図ることを目的とする。.燃焼カ゛スの完全燃焼を図る
焼却装置の文献としては、例えば、文献(2)の特開平9-6
0835号の流動床式焼却炉があり、二次燃焼室の改良に関
するものであり、当該二次燃焼室に、未燃焼カ゛スを略水
平方向に蛇行させる複数枚の案内板を設けるとともに、
前記案内板に沿って流れる未燃焼カ゛スの流れに抗する方
向に二次燃焼用空気を供給する二次燃焼用空気供給機構
を設ける構成であり、未燃焼カ゛スを迂回させて滞留時間
を確保して、当該未燃焼カ゛スの完全燃焼を図ることにあ
る。
樹脂・ヘ゜ンキ類・廃油・木材・各種塵・その他可燃物等の
焼却炉、燃焼炉、燃焼釜等を云う。)処理に関する技
術、文献(特許公開公報)は多数散見及び出願されてお
り、それぞれ有意義かつ実用に供されている物件も数件
あるものと考えられるので、その代表的な例を文献を基
に検討する。.煤煙を水で処理する方式、例えば、水
膜中を通過させる構成、又は水の噴射を利用して急冷す
る構成等が発表されており、文献としては、文献(1)の
特開平10-227436号の焼却処理方法及び装置があり、スフ゜
レーノス゛ルから水を噴射し排カ゛スを冷却する構成であり、こ
の冷却で排カ゛ス中の降温又は医療廃棄物の確実な焼却を
図ることを目的とする。.燃焼カ゛スの完全燃焼を図る
焼却装置の文献としては、例えば、文献(2)の特開平9-6
0835号の流動床式焼却炉があり、二次燃焼室の改良に関
するものであり、当該二次燃焼室に、未燃焼カ゛スを略水
平方向に蛇行させる複数枚の案内板を設けるとともに、
前記案内板に沿って流れる未燃焼カ゛スの流れに抗する方
向に二次燃焼用空気を供給する二次燃焼用空気供給機構
を設ける構成であり、未燃焼カ゛スを迂回させて滞留時間
を確保して、当該未燃焼カ゛スの完全燃焼を図ることにあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記文献(1)は、燃焼カ
゛スを水冷して降温、及び医療廃棄物の確実な焼却を図る
構成である。しかし、水との接触が不十分のときのタ゛イオ
キシン発生の問題、また水による急冷(急激な冷却)が図
れないとタ゛イオキシンが再発生する問題、が指摘されてい
る。また前記水冷に利用されて汚染された水の拡散、水
の後処理等による二次汚染の問題があり、その改良が望
まれる。
゛スを水冷して降温、及び医療廃棄物の確実な焼却を図る
構成である。しかし、水との接触が不十分のときのタ゛イオ
キシン発生の問題、また水による急冷(急激な冷却)が図
れないとタ゛イオキシンが再発生する問題、が指摘されてい
る。また前記水冷に利用されて汚染された水の拡散、水
の後処理等による二次汚染の問題があり、その改良が望
まれる。
【0004】また文献(2)は、燃焼カ゛スの迂回及び渦流生
成等を利用して、当該燃焼カ゛スの完全燃焼を図り、煤
煙、有害カ゛ス等の発生回避を意図する。確かにカ゛ス燃焼室
における燃焼カ゛スの滞留時間の拡充及び空気との接触の
拡充を図ることにより、完全燃焼が図れると思われる。
しかし、水との十分な接触・確実な急冷が達成されない
ことから、昨今問題となっているタ゛イオキシン対策には十分
でない課題がある。
成等を利用して、当該燃焼カ゛スの完全燃焼を図り、煤
煙、有害カ゛ス等の発生回避を意図する。確かにカ゛ス燃焼室
における燃焼カ゛スの滞留時間の拡充及び空気との接触の
拡充を図ることにより、完全燃焼が図れると思われる。
しかし、水との十分な接触・確実な急冷が達成されない
ことから、昨今問題となっているタ゛イオキシン対策には十分
でない課題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、煤煙
と水との十分な接触・確実な急冷を達成してタ゛イオキシンを
効率的に処理すること、又は煤煙より分離した煤、灰、
塵埃、夾雑物等の異物(以下、異物とする。)を塊状に
して回収すること、タ゛イオキシンの発生を回避すること、等
を目的とする。
と水との十分な接触・確実な急冷を達成してタ゛イオキシンを
効率的に処理すること、又は煤煙より分離した煤、灰、
塵埃、夾雑物等の異物(以下、異物とする。)を塊状に
して回収すること、タ゛イオキシンの発生を回避すること、等
を目的とする。
【0006】請求項1は、煤煙取込み用の多数の透孔、ス
リット等の導入部、及び処理済みカ゛ス、空気等の気体の排出
口を有するケーシンク゛と、このケーシンク゛の底面に設けた内底板
と、この内底板に設けた流下口と、前記 ケーシンク゛ の底部に
設けた水取込み用の配管と、前記排出口に設けた送風機
とで構成されており、このケーシンク゛に導入された煤煙を 、
前記底部に存在する水とともに、前記導入部より前記排
出口に向かって上昇及び上下方向に旋回しながら降温及
び異物除去し、この降温及び清澄化された空気を、排出
口を介して ケーシンク゛ 外に導くことを特徴とする煤煙処理装
置である。
リット等の導入部、及び処理済みカ゛ス、空気等の気体の排出
口を有するケーシンク゛と、このケーシンク゛の底面に設けた内底板
と、この内底板に設けた流下口と、前記 ケーシンク゛ の底部に
設けた水取込み用の配管と、前記排出口に設けた送風機
とで構成されており、このケーシンク゛に導入された煤煙を 、
前記底部に存在する水とともに、前記導入部より前記排
出口に向かって上昇及び上下方向に旋回しながら降温及
び異物除去し、この降温及び清澄化された空気を、排出
口を介して ケーシンク゛ 外に導くことを特徴とする煤煙処理装
置である。
【0007】請求項2の発明は、煤煙と水との十分な接
触・確実な急冷を、滞留時間の拡充を利用して達成しタ゛
イオキシンを効率的に処理すること、又は煤煙より分離した
異物を塊状にして回収すること、タ゛イオキシンの発生を回避
すること、等を目的とする。
触・確実な急冷を、滞留時間の拡充を利用して達成しタ゛
イオキシンを効率的に処理すること、又は煤煙より分離した
異物を塊状にして回収すること、タ゛イオキシンの発生を回避
すること、等を目的とする。
【0008】請求項2は、煤煙取込み用の多数の透孔、ス
リット等の導入部、及び処理済みカ゛ス、空気等の気体の排出
口を有するケーシンク゛と、このケーシンク゛に設けた上昇通路を有
する一枚〜数枚の邪魔板と、前記ケーシンク゛の底面に設けた
内底板と、この内底板に設けた流下口と、前記 ケーシンク゛ の
底部に設けた水取込み用の配管と、前記排出口に設けた
送風機とで構成されており、このケーシンク゛に導入された煤
煙を、前記底部に存在する水とともに、前記導入部より
前記排出口に向かって上昇及び上下方向に旋回しながら
降温及び異物除去し、この降温及び清澄化された空気
を、排出口を介して ケーシンク゛ 外に導くことを特徴とする煤
煙処理装置である。
リット等の導入部、及び処理済みカ゛ス、空気等の気体の排出
口を有するケーシンク゛と、このケーシンク゛に設けた上昇通路を有
する一枚〜数枚の邪魔板と、前記ケーシンク゛の底面に設けた
内底板と、この内底板に設けた流下口と、前記 ケーシンク゛ の
底部に設けた水取込み用の配管と、前記排出口に設けた
送風機とで構成されており、このケーシンク゛に導入された煤
煙を、前記底部に存在する水とともに、前記導入部より
前記排出口に向かって上昇及び上下方向に旋回しながら
降温及び異物除去し、この降温及び清澄化された空気
を、排出口を介して ケーシンク゛ 外に導くことを特徴とする煤
煙処理装置である。
【0009】また請求項3は、煤煙取込み用の多数の透
孔、スリット等の導入部、及び処理済みカ゛ス、空気等の気体
の排出口を有するケーシンク゛と、このケーシンク゛に空間をおいて
設けた上昇通路を有する一枚〜数枚の邪魔板と、前記ケー
シンク゛の底面に設けた内底板と、この内底板に設けた流下
口と、前記 ケーシンク゛ の底部に設けた水取込み用の配管と、
前記ケーシンク゛の邪魔板の上方に設けた抑制板と、この抑制
板と前記ケーシンク゛の間に設けた排出通路と、この排出通路
に連通する前記排出口に設けた送風機とで構成されてお
り、このケーシンク゛に導入された煤煙を、前記底部に存在す
る水とともに、前記導入部より前記排出口に向かって上
昇及び上下方向に旋回しながら降温及び異物除去し、こ
の降温及び清澄化された空気を、排出口を介して ケーシンク゛
外に導くことを特徴とする煤煙処理装置である。
孔、スリット等の導入部、及び処理済みカ゛ス、空気等の気体
の排出口を有するケーシンク゛と、このケーシンク゛に空間をおいて
設けた上昇通路を有する一枚〜数枚の邪魔板と、前記ケー
シンク゛の底面に設けた内底板と、この内底板に設けた流下
口と、前記 ケーシンク゛ の底部に設けた水取込み用の配管と、
前記ケーシンク゛の邪魔板の上方に設けた抑制板と、この抑制
板と前記ケーシンク゛の間に設けた排出通路と、この排出通路
に連通する前記排出口に設けた送風機とで構成されてお
り、このケーシンク゛に導入された煤煙を、前記底部に存在す
る水とともに、前記導入部より前記排出口に向かって上
昇及び上下方向に旋回しながら降温及び異物除去し、こ
の降温及び清澄化された空気を、排出口を介して ケーシンク゛
外に導くことを特徴とする煤煙処理装置である。
【0010】請求項4の発明は、煤煙処理で発生するタ゛イ
オキシン、又はミスト処理で発生するごみの捕捉・回収を、簡
単なシステムを利用して確実に達成することを目的とする。
オキシン、又はミスト処理で発生するごみの捕捉・回収を、簡
単なシステムを利用して確実に達成することを目的とする。
【0011】請求項4は、焼却器と、この焼却器に煙管
を介して連通される煤煙取込み用の多数の透孔、 スリット 等
の導入部、及び処理済み カ゛ス 、空気等の気体の排出口を
有する ケーシンク゛ と、この ケーシンク゛ の底面に設けた内底板と、
この内底板に設けた流下口と、前記 ケーシンク゛ の底部に設け
た水取込み用の配管と、前記排出口に設けた送風機で構
成する一基又は数基の煤煙処理装置と、脱臭器で構成さ
れる煤煙処理システムであって、前記 ケーシンク゛ に導入した煤煙
を、一基の煤煙処理装置の ケーシンク゛ の底部に存在する水と
ともに、前記導入部より前記排出口に向かって上昇及び
旋回しながら降温及び異物除去し、この降温及び清澄化
された空気を、排出口及び配管を介して同じ構成の他の
一基の煤煙処理装置に導いて清澄化し、この清澄化され
た空気を、前記脱臭器に導き、当該脱臭器で消臭する構
成の煤煙処理装置を使用する煤煙処理システムである。
を介して連通される煤煙取込み用の多数の透孔、 スリット 等
の導入部、及び処理済み カ゛ス 、空気等の気体の排出口を
有する ケーシンク゛ と、この ケーシンク゛ の底面に設けた内底板と、
この内底板に設けた流下口と、前記 ケーシンク゛ の底部に設け
た水取込み用の配管と、前記排出口に設けた送風機で構
成する一基又は数基の煤煙処理装置と、脱臭器で構成さ
れる煤煙処理システムであって、前記 ケーシンク゛ に導入した煤煙
を、一基の煤煙処理装置の ケーシンク゛ の底部に存在する水と
ともに、前記導入部より前記排出口に向かって上昇及び
旋回しながら降温及び異物除去し、この降温及び清澄化
された空気を、排出口及び配管を介して同じ構成の他の
一基の煤煙処理装置に導いて清澄化し、この清澄化され
た空気を、前記脱臭器に導き、当該脱臭器で消臭する構
成の煤煙処理装置を使用する煤煙処理システムである。
【0012】
【発明の実施の形態】先ず、煤煙処理装置を説明する
と、焼却器の燃焼室の燃焼により発生する燃焼カ゛スは、
煙管を介して煤煙処理装置のケーシンク゛内に導かれる。この
煤煙処理装置に導かれた燃焼カ゛スは、送風機による吸込
みでケーシンク゛に設けた導入部を介して当該ケーシンク゛の底面に
導入される(吸込まれる)。この導入された略800°の
燃焼カ゛スは(上方に位置する邪魔板により上昇が規制さ
れて)、ケーシンク゛内で(ケーシンク゛の下側の空間内で)渦流化
する。この渦流を詳細に分析すると、ケーシンク゛内(この空
間の上下方向)において上下方向の旋回流として流動す
るとともに、この旋回流は、この空間の円周方向におい
ては環状となって移動することから、全体視すると環状
旋回流として捉えられる。一方、 ケーシンク゛ の底部に設けた
配管を介して ケーシンク゛ 内に導かれた水槽の水又は処理水等
の流体(水とする)は、前記燃焼 カ゛ス の環状旋回流に誘
引されてケーシンク゛の上方へと引上げられる(吸引される)
とともに、この引上げられた水は、前記燃焼カ゛スと同様
な環状旋回流となって流動する。従って、この燃焼カ゛ス
と水は、この空間帯域もとで接触が図られつつ、この燃
焼カ゛スを環状旋回流する水で包込む状態となる。この燃
焼カ゛スの包込み及びケーシンク゛への分散吸込みを利用して、
この燃焼カ゛スは降温(略80°に降温)する。そして、環
状旋回流する水で、異物を包込むことで、異物の外部へ
の放出をなくし、かつこの異物は集合して塊状となり、
比重差によりケーシンク゛の内底面に集積される。また燃焼カ゛
スを、ケーシンク゛の導入部より導入する構成であるので、送
風機の容量を小型化できる実益がある。この清澄化され
たカ゛スは、温度が略50°程度となり危険性がなく、取扱
いが容易である。またこのカ゛スは、配管を介して次の機
械又は同じ煤煙処理装置に導かれる。
と、焼却器の燃焼室の燃焼により発生する燃焼カ゛スは、
煙管を介して煤煙処理装置のケーシンク゛内に導かれる。この
煤煙処理装置に導かれた燃焼カ゛スは、送風機による吸込
みでケーシンク゛に設けた導入部を介して当該ケーシンク゛の底面に
導入される(吸込まれる)。この導入された略800°の
燃焼カ゛スは(上方に位置する邪魔板により上昇が規制さ
れて)、ケーシンク゛内で(ケーシンク゛の下側の空間内で)渦流化
する。この渦流を詳細に分析すると、ケーシンク゛内(この空
間の上下方向)において上下方向の旋回流として流動す
るとともに、この旋回流は、この空間の円周方向におい
ては環状となって移動することから、全体視すると環状
旋回流として捉えられる。一方、 ケーシンク゛ の底部に設けた
配管を介して ケーシンク゛ 内に導かれた水槽の水又は処理水等
の流体(水とする)は、前記燃焼 カ゛ス の環状旋回流に誘
引されてケーシンク゛の上方へと引上げられる(吸引される)
とともに、この引上げられた水は、前記燃焼カ゛スと同様
な環状旋回流となって流動する。従って、この燃焼カ゛ス
と水は、この空間帯域もとで接触が図られつつ、この燃
焼カ゛スを環状旋回流する水で包込む状態となる。この燃
焼カ゛スの包込み及びケーシンク゛への分散吸込みを利用して、
この燃焼カ゛スは降温(略80°に降温)する。そして、環
状旋回流する水で、異物を包込むことで、異物の外部へ
の放出をなくし、かつこの異物は集合して塊状となり、
比重差によりケーシンク゛の内底面に集積される。また燃焼カ゛
スを、ケーシンク゛の導入部より導入する構成であるので、送
風機の容量を小型化できる実益がある。この清澄化され
たカ゛スは、温度が略50°程度となり危険性がなく、取扱
いが容易である。またこのカ゛スは、配管を介して次の機
械又は同じ煤煙処理装置に導かれる。
【0013】尚、ケーシンク゛の底面に堆積された異物は回収
されるが、この異物は、塊状となっており、容易な取扱
い、又は廃棄等に適した形態、寸法となっている。一方
水は、配管を介して循環水冷却器に送られた後、水槽に
送られて再利用される。
されるが、この異物は、塊状となっており、容易な取扱
い、又は廃棄等に適した形態、寸法となっている。一方
水は、配管を介して循環水冷却器に送られた後、水槽に
送られて再利用される。
【0014】尚、邪魔板及び抑制板を有する例では、前
記燃焼カ゛スを包込んだ水は、この燃焼カ゛スとともに送風機
の吸込み力でさらに上昇し、この上昇した水及び燃焼カ゛
スは、上方に位置する抑制板により上昇が規制されるの
で、この水及び燃焼カ゛スは、今度は、ケーシンク゛の上側の空
間で渦流化し、環状旋回流となる。その後の接触及び流
動は、前述の下側の空間での動きと略同様である。即
ち、燃焼カ゛スの降温を更に図りつつ、かつ環状旋回流す
る水で、異物を包込んで外部への放出をなくし、かつケー
シンク゛の内底面に集積される。この清澄化されたカ゛スは、
温度が略50°程度となり危険性がなく、取扱いが容易で
ある。またこのカ゛スは、配管を介して次の機械又は同じ
煤煙処理装置に導かれる。他の動きは前述の例と略同様
である。
記燃焼カ゛スを包込んだ水は、この燃焼カ゛スとともに送風機
の吸込み力でさらに上昇し、この上昇した水及び燃焼カ゛
スは、上方に位置する抑制板により上昇が規制されるの
で、この水及び燃焼カ゛スは、今度は、ケーシンク゛の上側の空
間で渦流化し、環状旋回流となる。その後の接触及び流
動は、前述の下側の空間での動きと略同様である。即
ち、燃焼カ゛スの降温を更に図りつつ、かつ環状旋回流す
る水で、異物を包込んで外部への放出をなくし、かつケー
シンク゛の内底面に集積される。この清澄化されたカ゛スは、
温度が略50°程度となり危険性がなく、取扱いが容易で
ある。またこのカ゛スは、配管を介して次の機械又は同じ
煤煙処理装置に導かれる。他の動きは前述の例と略同様
である。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を説明する。本発明
は、焼却器Aと、焼却器Aに設けた煙管Bを介して連設さ
れた煤煙処理装置Cと、煤煙処理装置Cに配管Dを介して
連設した脱臭器E、必要により設けられる循環水冷却器F
を主構成要素とする。
は、焼却器Aと、焼却器Aに設けた煙管Bを介して連設さ
れた煤煙処理装置Cと、煤煙処理装置Cに配管Dを介して
連設した脱臭器E、必要により設けられる循環水冷却器F
を主構成要素とする。
【0016】焼却器Aは、燃焼室1、空気の取入口2、燃
焼カ゛スの排出口3、扉4、又はロストル(図示しない)等を備
えており、通常の形態である。
焼カ゛スの排出口3、扉4、又はロストル(図示しない)等を備
えており、通常の形態である。
【0017】煤煙処理装置Cは、図1の内底板方式、図4
の邪魔板方式、図5の抑制板方式、図6の総合方式があ
る。図1の内底板方式は、略筒型(一例である。以下同
じ)を呈するケーシンク゛10と、当該ケーシンク゛10の下方に設けた
燃焼カ゛ス導入用の多数の透孔、スリット等の導入部11と、処
理済みカ゛スの排出口12と、このケーシンク゛10の上昇通路15
と、前記処理済みカ゛スの排出口12に連設するモータ付き送風
機18(フ゛ロワー、他の吸込み手段、送風手段を含む)と、で
構成されており、前記導入部11から吸込まれた燃焼カ゛ス
は、ケーシンク゛10内を負圧状態で上昇しながら環状旋回流と
なって流動する。またケーシンク゛ 10の底部に設けた配管(後
述する)を介して ケーシンク゛ 10の底部に導かれた水は、前記
上昇する燃焼カ゛スに誘引されて上昇し、前記の燃焼 カ゛ス
とともに環状旋回流となって流動し、かつ水と燃焼カ゛ス
の接触及び水による燃焼カ゛スの包込みが行われる。この
水と燃焼カ゛スの接触及び水による燃焼カ゛スの包込みが行わ
れながら上昇通路15を介して上昇する。そして、燃焼カ゛
スの接触及び水による燃焼カ゛スの包込みを介して、降温
度、異物等の除去が図れ、かつ清澄化された空気として
大気中に排除される。そして、ケーシンク゛10内の底部10aよ
りやや上方に設けた内底板103に水の透孔、穴、隙間等
の流下口103aを設け、ケーシン ク゛10内で環状旋回流し落下
した水は、後述する循環水冷却器Fで分離及び/又は冷
却して再利用する。この例では、導入部11から吸込まれ
た燃焼カ゛スのケーシン ク゛10内への誘導が確実に行われる。
尚、集積された塵埃は、適宜排除される。図中100は配
管で、この配管100を利用して水槽101内の水をケーシンク゛10
に送る。また図中102は配管100に設けたホ゜ンフ゜を示す。
図4の邪魔板方式では、このケーシンク゛10内に一枚〜数枚設
けた邪魔板13と、ケーシンク゛10内の底部10aと前記邪魔板13
との間に設けた下側の空間14と、この邪魔板13の略中央
に設けた環状、単独形態等の一個〜数個の孔、同構成の
隙間、同構成の通路等でなる上昇通路15と、この邪魔板
13の上方に形成した上側の空間16と、で構成されてお
り、下側の空間14及び上側の空間16において環状旋回流
が発生し、この上下側の空間16、14による水と燃焼カ゛ス
の接触及び水による燃焼カ゛スの包込みを介して、降温
度、異物等の除去が図れ、かつ清澄化された空気として
大気中に排除される。他は前述の例と略同様である。図
5の抑制板方式では、このケーシンク゛10内の上方に設けた抑
制板17により、ケーシンク゛10内で発生した環状旋回流、及び
水と燃焼カ゛スの接触、並びに水による燃焼カ゛スの包込みの
滞留時間を確保する構成である。他は前述の例と略同様
である。図6の総合方式では、ケーシンク゛10に、一枚〜数枚
設けた邪魔板13と、ケーシンク゛10内の底部10aと前記邪魔板1
3との間に設けた下側の空間14と、この邪魔板13の略中
央に設けた上昇通路15と、この邪魔板13の上方に形成し
た上側の空間16と、抑制板17と、モータ付き送風機18と、
で構成されており、この導入部11から吸込まれた燃焼カ゛
スは、ケーシンク゛10内を上昇し、下側の空間14において環状
旋回流となって流動する。またケーシンク゛10内の底部10aに
存在する水は、前記上昇する燃焼カ゛スに誘引されて上昇
し、前記の燃焼カ゛スとともに環状旋回流となって流動
し、かつ水と燃焼カ゛スの接触及び水による燃焼カ゛スの包込
みが行われる。この水と燃焼カ゛スの接触及び水による燃
焼カ゛スの包込みが行われていき、更に邪魔板13を乗り越
えかつ上昇通路15を介して上昇した後、今度は、上側の
空間16で、前記下側の空間14と略同様な動きが行われ
る。この上下側の空間16、14による水と燃焼カ゛スの接触
及び水による燃焼カ゛スの包込みを介して、降温度、異物
等の除去が図れ、かつ清澄化された空気として大気中に
排除される。尚、集積された塵埃等は水とともに排除さ
れる。以上の如く、ケーシンク゛10内に邪魔板13及び/又は抑
制板17を設ける構成例は図例及び説明に限定されない。
図例では、この煤煙処理装置Cが並設されているが、単
独又は更に数列並設する構成も可能である。この並設す
る構成では、煤煙処理装置Cの小型化、送風機18の低容
量化等が図れる。
の邪魔板方式、図5の抑制板方式、図6の総合方式があ
る。図1の内底板方式は、略筒型(一例である。以下同
じ)を呈するケーシンク゛10と、当該ケーシンク゛10の下方に設けた
燃焼カ゛ス導入用の多数の透孔、スリット等の導入部11と、処
理済みカ゛スの排出口12と、このケーシンク゛10の上昇通路15
と、前記処理済みカ゛スの排出口12に連設するモータ付き送風
機18(フ゛ロワー、他の吸込み手段、送風手段を含む)と、で
構成されており、前記導入部11から吸込まれた燃焼カ゛ス
は、ケーシンク゛10内を負圧状態で上昇しながら環状旋回流と
なって流動する。またケーシンク゛ 10の底部に設けた配管(後
述する)を介して ケーシンク゛ 10の底部に導かれた水は、前記
上昇する燃焼カ゛スに誘引されて上昇し、前記の燃焼 カ゛ス
とともに環状旋回流となって流動し、かつ水と燃焼カ゛ス
の接触及び水による燃焼カ゛スの包込みが行われる。この
水と燃焼カ゛スの接触及び水による燃焼カ゛スの包込みが行わ
れながら上昇通路15を介して上昇する。そして、燃焼カ゛
スの接触及び水による燃焼カ゛スの包込みを介して、降温
度、異物等の除去が図れ、かつ清澄化された空気として
大気中に排除される。そして、ケーシンク゛10内の底部10aよ
りやや上方に設けた内底板103に水の透孔、穴、隙間等
の流下口103aを設け、ケーシン ク゛10内で環状旋回流し落下
した水は、後述する循環水冷却器Fで分離及び/又は冷
却して再利用する。この例では、導入部11から吸込まれ
た燃焼カ゛スのケーシン ク゛10内への誘導が確実に行われる。
尚、集積された塵埃は、適宜排除される。図中100は配
管で、この配管100を利用して水槽101内の水をケーシンク゛10
に送る。また図中102は配管100に設けたホ゜ンフ゜を示す。
図4の邪魔板方式では、このケーシンク゛10内に一枚〜数枚設
けた邪魔板13と、ケーシンク゛10内の底部10aと前記邪魔板13
との間に設けた下側の空間14と、この邪魔板13の略中央
に設けた環状、単独形態等の一個〜数個の孔、同構成の
隙間、同構成の通路等でなる上昇通路15と、この邪魔板
13の上方に形成した上側の空間16と、で構成されてお
り、下側の空間14及び上側の空間16において環状旋回流
が発生し、この上下側の空間16、14による水と燃焼カ゛ス
の接触及び水による燃焼カ゛スの包込みを介して、降温
度、異物等の除去が図れ、かつ清澄化された空気として
大気中に排除される。他は前述の例と略同様である。図
5の抑制板方式では、このケーシンク゛10内の上方に設けた抑
制板17により、ケーシンク゛10内で発生した環状旋回流、及び
水と燃焼カ゛スの接触、並びに水による燃焼カ゛スの包込みの
滞留時間を確保する構成である。他は前述の例と略同様
である。図6の総合方式では、ケーシンク゛10に、一枚〜数枚
設けた邪魔板13と、ケーシンク゛10内の底部10aと前記邪魔板1
3との間に設けた下側の空間14と、この邪魔板13の略中
央に設けた上昇通路15と、この邪魔板13の上方に形成し
た上側の空間16と、抑制板17と、モータ付き送風機18と、
で構成されており、この導入部11から吸込まれた燃焼カ゛
スは、ケーシンク゛10内を上昇し、下側の空間14において環状
旋回流となって流動する。またケーシンク゛10内の底部10aに
存在する水は、前記上昇する燃焼カ゛スに誘引されて上昇
し、前記の燃焼カ゛スとともに環状旋回流となって流動
し、かつ水と燃焼カ゛スの接触及び水による燃焼カ゛スの包込
みが行われる。この水と燃焼カ゛スの接触及び水による燃
焼カ゛スの包込みが行われていき、更に邪魔板13を乗り越
えかつ上昇通路15を介して上昇した後、今度は、上側の
空間16で、前記下側の空間14と略同様な動きが行われ
る。この上下側の空間16、14による水と燃焼カ゛スの接触
及び水による燃焼カ゛スの包込みを介して、降温度、異物
等の除去が図れ、かつ清澄化された空気として大気中に
排除される。尚、集積された塵埃等は水とともに排除さ
れる。以上の如く、ケーシンク゛10内に邪魔板13及び/又は抑
制板17を設ける構成例は図例及び説明に限定されない。
図例では、この煤煙処理装置Cが並設されているが、単
独又は更に数列並設する構成も可能である。この並設す
る構成では、煤煙処理装置Cの小型化、送風機18の低容
量化等が図れる。
【0018】脱臭器Eは、略箱型を呈するケーシンク゛20と、
当該ケーシンク゛20に水を貯溜する底部20aと、二層のフィルター2
1、22と、脱臭剤層23と、モータ付き送風機24(フ゛ロワー、他の
吸込み手段、送風手段を含む)と、で構成されており、
この脱臭器Eには前記配管Dが開口する。従って、配管D
より導入された処理済み空気は、送風機24の吸引により
脱臭器E内の水中に噴射された後、気泡となり水面に上
昇する。その後、二層のフィルター21、22と、脱臭剤層23に
より脱臭され無臭の清澄空気(水蒸気)となって大気中
に拡散される。尚、この脱臭器Eに送風機24を付設する
ことが理想であるが限定されない。25は煙突を示す。
当該ケーシンク゛20に水を貯溜する底部20aと、二層のフィルター2
1、22と、脱臭剤層23と、モータ付き送風機24(フ゛ロワー、他の
吸込み手段、送風手段を含む)と、で構成されており、
この脱臭器Eには前記配管Dが開口する。従って、配管D
より導入された処理済み空気は、送風機24の吸引により
脱臭器E内の水中に噴射された後、気泡となり水面に上
昇する。その後、二層のフィルター21、22と、脱臭剤層23に
より脱臭され無臭の清澄空気(水蒸気)となって大気中
に拡散される。尚、この脱臭器Eに送風機24を付設する
ことが理想であるが限定されない。25は煙突を示す。
【0019】循環水冷却器Fは、略箱型を呈するケーシンク゛3
0と、当該ケーシンク゛30に設けた仕切り板31(又はフィルター)
と、この仕切り板31で構成される各分離室32とで構成さ
れる。従って、前記ケーシンク゛10から配管40を介して循環水
冷却器Fに導入された水は、この循環水冷却器Fで分離及
び/又は冷却されて前記水槽101に導かれて再利用され
る。尚、他には遠心分離、傾斜板による分離、薬液処理
等でも採用可能である。また循環水冷却器Fは、前記煤
煙処理装置C、C’又は脱臭器E等に連設される。
0と、当該ケーシンク゛30に設けた仕切り板31(又はフィルター)
と、この仕切り板31で構成される各分離室32とで構成さ
れる。従って、前記ケーシンク゛10から配管40を介して循環水
冷却器Fに導入された水は、この循環水冷却器Fで分離及
び/又は冷却されて前記水槽101に導かれて再利用され
る。尚、他には遠心分離、傾斜板による分離、薬液処理
等でも採用可能である。また循環水冷却器Fは、前記煤
煙処理装置C、C’又は脱臭器E等に連設される。
【0020】図中41は配管40に設けたホ゜ンフ゜を示す。
【0021】
【発明の効果】請求項1の発明は、煤煙の導入部と処理
済み空気の排出口及び送風機を有するケーシンク゛に流下口を
有する内底板及び水取込み用の配管を設け、このケーシンク゛
に導入された煤煙を、底部に存在する水とともに、前記
導入部より前記排出口に向かって上昇及び上下方向に旋
回しながら降温及び異物除去し、この降温及び清澄化さ
れた空気を、排出口を介して ケーシンク゛ 外に導く構成であ
る。従って、煤煙と水との十分な接触・確実な急冷を、
滞留時間の拡充を利用して達成し燃焼カ゛スを効率的に処
理し、 タ゛イオキシンの発生を回避すること、及び煤煙より分
離した異物を塊状にして回収できること、又は燃焼カ゛ス
の降温に役立つこと等の特徴がある。
済み空気の排出口及び送風機を有するケーシンク゛に流下口を
有する内底板及び水取込み用の配管を設け、このケーシンク゛
に導入された煤煙を、底部に存在する水とともに、前記
導入部より前記排出口に向かって上昇及び上下方向に旋
回しながら降温及び異物除去し、この降温及び清澄化さ
れた空気を、排出口を介して ケーシンク゛ 外に導く構成であ
る。従って、煤煙と水との十分な接触・確実な急冷を、
滞留時間の拡充を利用して達成し燃焼カ゛スを効率的に処
理し、 タ゛イオキシンの発生を回避すること、及び煤煙より分
離した異物を塊状にして回収できること、又は燃焼カ゛ス
の降温に役立つこと等の特徴がある。
【0022】請求項2・3の発明は、煤煙の導入部と処理
済み空気の排出口及び送風機を有するケーシンク゛に上昇通路
を有する一枚〜数枚の邪魔板、及び流下口を有する内底
板と、水取込み用の配管を設け、このケーシンク゛に導入され
た煤煙を、底部に存在する水とともに、前記導入部より
前記排出口に向かって上昇及び上下方向に旋回しながら
降温及び異物除去し、この降温及び清澄化された空気
を、排出口を介して ケーシンク゛ 外に導く構成である。従っ
て、煤煙と水との十分な接触・確実な急冷を、滞留時間
の拡充を利用して達成し燃焼カ゛スを効率的に処理し、タ゛イ
オキシンの発生を回避すること、及び煤煙より分離した異物
を塊状にして回収できること等の特徴がある。
済み空気の排出口及び送風機を有するケーシンク゛に上昇通路
を有する一枚〜数枚の邪魔板、及び流下口を有する内底
板と、水取込み用の配管を設け、このケーシンク゛に導入され
た煤煙を、底部に存在する水とともに、前記導入部より
前記排出口に向かって上昇及び上下方向に旋回しながら
降温及び異物除去し、この降温及び清澄化された空気
を、排出口を介して ケーシンク゛ 外に導く構成である。従っ
て、煤煙と水との十分な接触・確実な急冷を、滞留時間
の拡充を利用して達成し燃焼カ゛スを効率的に処理し、タ゛イ
オキシンの発生を回避すること、及び煤煙より分離した異物
を塊状にして回収できること等の特徴がある。
【0023】請求項4の発明は、焼却器の煤煙を煙管を
介して煤煙処理装置に導き、当該煤煙処理装置の水との
接触及び分離を介して煤煙内の異物を除去し、処理済み
空気を配管を介して脱臭器に導いて消臭する構成であ
る。従って、煤煙処理によるタ゛イオキシンの発生をなくし得
ること、タ゛イオキシンの発生防止を、簡単なシステムを活用して
確実に達成できること等の特徴がある。
介して煤煙処理装置に導き、当該煤煙処理装置の水との
接触及び分離を介して煤煙内の異物を除去し、処理済み
空気を配管を介して脱臭器に導いて消臭する構成であ
る。従って、煤煙処理によるタ゛イオキシンの発生をなくし得
ること、タ゛イオキシンの発生防止を、簡単なシステムを活用して
確実に達成できること等の特徴がある。
【図1】煤煙処理装置の拡大断面図である。
【図2】煤煙処理装置を利用した煤煙処理システム全体の一
部欠截の側面模式図である。
部欠截の側面模式図である。
【図3】煤煙処理装置を利用した煤煙処理システム全体の平
面模式図である。
面模式図である。
【図4】他の煤煙処理装置の拡大断面図である。
【図5】更に他の煤煙処理装置の拡大断面図である。
【図6】その他の煤煙処理装置の拡大断面図である。
A 焼却器 B 煙管 C 煤煙処理装置 C’ 煤煙処理装置 D 配管 E 脱臭器 F 循環水冷却器 1 燃焼室 2 取入口 3 排出口 4 扉 10 ケーシンク゛ 10a 底部 11 導入部 12 排出口 13 邪魔板 14 下側の空間 15 上昇通路 16 上側の空間 17 抑制板 18 送風機 100 配管 101 水槽 102 ホ゜ンフ゜ 103 内底板 103a 流下口 20 ケーシンク゛ 20a 底部 21 フィルター 22 フィルター 23 脱臭剤層 24 送風機 25 煙突 30 ケーシンク゛ 31 仕切り板 32 分離室 40 配管 41 ホ゜ンフ゜
Claims (4)
- 【請求項1】 煤煙取込み用の多数の透孔、スリット等の導
入部、及び処理済みカ゛ス、空気等の気体の排出口を有す
るケーシンク゛と、このケーシンク゛の底面に設けた内底板と、この
内底板に設けた流下口と、前記 ケーシンク゛ の底部に設けた水
取込み用の配管と、前記排出口に設けた送風機とで構成
されており、このケーシンク゛に導入された煤煙を、前記底部
に存在する水とともに、前記導入部より前記排出口に向
かって上昇及び上下方向に旋回しながら降温及び異物除
去し、この降温及び清澄化された空気を、排出口を介し
て ケーシンク゛ 外に導くことを特徴とする煤煙処理装置。 - 【請求項2】 煤煙取込み用の多数の透孔、スリット等の導
入部、及び処理済みカ゛ス、空気等の気体の排出口を有す
るケーシンク゛と、このケーシンク゛に設けた上昇通路を有する一枚
〜数枚の邪魔板と、前記ケーシンク゛の底面に設けた内底板
と、この内底板に設けた流下口と、前記 ケーシンク゛ の底部に
設けた水取込み用の配管と、前記排出口に設けた送風機
とで構成されており、このケーシンク゛に導入された煤煙を、
前記底部に存在する水とともに、前記導入部より前記排
出口に向かって上昇及び上下方向に旋回しながら降温及
び異物除去し、この降温及び清澄化された空気を、排出
口を介して ケーシンク゛ 外に導くことを特徴とする煤煙処理装
置。 - 【請求項3】 煤煙取込み用の多数の透孔、スリット等の導
入部、及び処理済みカ゛ス、空気等の気体の排出口を有す
るケーシンク゛と、このケーシンク゛に空間をおいて設けた上昇通路
を有する一枚〜数枚の邪魔板と、前記ケーシンク゛の底面に設
けた内底板と、この内底板に設けた流下口と、前記 ケーシン
ク゛ の底部に設けた水取込み用の配管と、前記ケーシンク゛の邪
魔板の上方に設けた抑制板と、この抑制板と前記ケーシンク゛
の間に設けた排出通路と、この排出通路に連通する前記
排出口に設けた送風機とで構成されており、このケーシンク゛
に導入された煤煙を、前記底部に存在する水とともに、
前記導入部より前記排出口に向かって上昇及び上下方向
に旋回しながら降温及び異物除去し、この降温及び清澄
化された空気を、排出口を介して ケーシンク゛ 外に導くことを
特徴とする煤煙処理装置。 - 【請求項4】 焼却器と、この焼却器に煙管を介して連
通される煤煙取込み用の多数の透孔、 スリット 等の導入部、
及び処理済み カ゛ス 、空気等の気体の排出口を有する ケーシンク
゛ と、この ケーシンク゛ の底面に設けた内底板と、この内底板
に設けた流下口と、前記 ケーシンク゛ の底部に設けた水取込み
用の配管と、前記排出口に設けた送風機で構成する一基
又は数基の煤煙処理装置と、脱臭器で構成される煤煙処
理システムであって、前記 ケーシンク゛ に導入した煤煙を、一基の煤煙処理装置の ケー
シンク゛ の底部に存在する水とともに、前記導入部より前記
排出口に向かって上昇及び旋回しながら降温及び異物除
去し、この降温及び清澄化された空気を、排出口及び配
管を介して同じ構成の他の一基の煤煙処理装置に導いて
清澄化し、この清澄化された空気を、 前記脱臭器に導
き、当該脱臭器で消臭する構成の煤煙処理装置を使用す
る煤煙処理システム。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11049128A JP3007970B1 (ja) | 1999-02-22 | 1999-02-25 | 煤煙処理装置と、この煤煙処理装置を使用する煤煙処理システム |
KR1020000007461A KR20000076679A (ko) | 1999-02-25 | 2000-02-17 | 매연 등의 처리장치와 이 매연 등의 처리장치를 사용하는매연처리 시스템 |
EP00200606A EP1031791A1 (en) | 1999-02-22 | 2000-02-22 | Smoke treatment apparatus and smoke treatment system using smoke treatment apparatus |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4389099 | 1999-02-22 | ||
JP11-43890 | 1999-02-22 | ||
JP11049128A JP3007970B1 (ja) | 1999-02-22 | 1999-02-25 | 煤煙処理装置と、この煤煙処理装置を使用する煤煙処理システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3007970B1 true JP3007970B1 (ja) | 2000-02-14 |
JP2000308808A JP2000308808A (ja) | 2000-11-07 |
Family
ID=26383725
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11049128A Expired - Fee Related JP3007970B1 (ja) | 1999-02-22 | 1999-02-25 | 煤煙処理装置と、この煤煙処理装置を使用する煤煙処理システム |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP1031791A1 (ja) |
JP (1) | JP3007970B1 (ja) |
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CN112742131A (zh) * | 2020-12-31 | 2021-05-04 | 成都易态科技有限公司 | 火法炼铜制冰铜烟气的处理系统以及处理方法 |
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CN103908857A (zh) * | 2013-12-19 | 2014-07-09 | 柳州市京阳节能科技研发有限公司 | 多用高效节能环保过滤器 |
CN104048306B (zh) * | 2014-07-07 | 2016-05-18 | 新疆中云智能科技有限公司 | 节能环保型锅炉尾气排放塔 |
CN104190165B (zh) * | 2014-09-23 | 2016-05-18 | 成都冠禹科技有限公司 | 适用于焚烧炉的废气净化装置 |
CN108654280A (zh) * | 2018-06-05 | 2018-10-16 | 张福桩 | 一种智能化的多功能化工生产用气体收集除尘设备 |
KR102235187B1 (ko) * | 2019-07-02 | 2021-04-02 | 전진범 | 진공집진펌프를 보호하기 위한 흡입공기 냉각장치 |
CN110559774A (zh) * | 2019-09-20 | 2019-12-13 | 中冶长天国际工程有限责任公司 | 一种除尘设备 |
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US4708722A (en) * | 1984-04-18 | 1987-11-24 | Temperature Adjusters, Inc. | Air washer and heat exchanger |
DE3907457C2 (de) * | 1989-03-08 | 1997-01-16 | Metallgesellschaft Ag | Verfahren zur Abscheidung flüssiger Asche |
DE4017230A1 (de) * | 1990-05-29 | 1991-12-05 | Jens W Schierloh | Verfahren zur reinigung von ab- bzw. umluft und vorrichtung zur durchfuehrung des verfahrens |
JPH0960835A (ja) | 1995-08-28 | 1997-03-04 | Kubota Corp | 流動床式焼却炉 |
JP2968746B2 (ja) | 1997-02-12 | 1999-11-02 | 日本電気環境エンジニアリング株式会社 | 焼却処理方法及び装置 |
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