JP3007787B2 - 作業車のエンジン排気構造 - Google Patents

作業車のエンジン排気構造

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JP3007787B2
JP3007787B2 JP6065846A JP6584694A JP3007787B2 JP 3007787 B2 JP3007787 B2 JP 3007787B2 JP 6065846 A JP6065846 A JP 6065846A JP 6584694 A JP6584694 A JP 6584694A JP 3007787 B2 JP3007787 B2 JP 3007787B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンの排気部と、
例えばマフラーとの間を可撓性ある排気管で接続する作
業車のエンジン排気構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の作業車のエンジン排気構
造にあっては、例えば、図6に示すように、蛇腹式の可
撓性配管51の端部の筒部51Aにフランジ51aを溶
接しておき、そのフランジ51aを、エンジンの排気部
がわ、あるいは、マフラーがわの排気管にボルト連結す
ることで構成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構造のものにあっては、エンジンが振動することで、
フランジ51aに対する筒部51Aの溶接箇所に応力が
集中してそこに金属疲労が生じ易く、そのため、その溶
接箇所に亀裂等が生じてその亀裂の進行に伴って可撓性
配管51が破損してしまうという不具合があった。又、
このように破損してしまうことを回避し得る構造とし
て、例えば、図5に示すように、エンジンの排気部がわ
とマフラーがわの排気管とのそれぞれに片持ち状に取り
付けた筒ボス61同士にわたって密に巻いたコイルスプ
リング62を外嵌装着し、そのコイルスプリング62と
同じ巻き間隔の線径の小さい圧縮コイルスプリング63
を、コイルスプリング62の外周がわの線間にスプリン
グの線が位置するように、外装して排気管構造を構成す
ることが考えられる。これは、コイルスプリング62と
圧縮コイルスプリング63で構成されるから、可撓性を
有するとともに、振動が発生してもその弾性を有した可
撓性により全体として振動吸収がなされるものである。
しかしながら、この構成では大きい振動に対してはコイ
ルスプリング62及び圧縮コイルスプリング63の線間
には隙間が生じるものであり、振動が極めて小さい場合
しか使用することができないものであった。本発明は、
上記実情に鑑みてなされたものであって、エンジンから
の排気ガスを漏れなくマフラーへ排気しながらも、エン
ジン振動等で可撓性配管の特定箇所に応力が集中するこ
とを回避できる作業車のエンジン排気構造の提供を目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本第1発明にかかる作業
車のエンジン排気構造は、上記目的を達成するために、
エンジン排気を導くフレキシブルパイプの端部に配管接
続用のフランジ部材を装備するに、前記フランジ部材の
ボス部に、ボス端から突出する状態で、かつ、ボス軸心
方向に摺動自在およびボス軸心周りに回動自在にカラー
部材を外嵌するとともに、前記フレキシブルパイプの端
部を、前記ボス部に重複する状態で前記カラー部材に外
嵌装着してあることを特徴構成とする。本第2発明にか
かる作業車のエンジン排気構造は、上記目的を達成する
ために、エンジン排気を導くフレキシブルパイプの端部
に配管接続用のフランジ部材を装備するに、前記フラン
ジ部材のボス部に、ボス軸心方向に摺動自在およびボス
軸心周りに回動自在にカラー部材を外嵌するとともに、
前記フレキシブルパイプの端部を、その先端が前記カラ
ー部材の先端から突出しない状態でカラー部材に外嵌固
着してあることを特徴構成とする。かかる特徴構成によ
る作用・効果は次の通りである。
【0005】
【作用】即ち、第1発明によれば、フランジ部材のボス
部に、ボス端から突出する状態で、かつ、ボス軸心方向
に摺動自在およびボス軸心周りに回動自在にカラー部材
を外嵌するとともに、フレキシブルパイプの端部を、ボ
ス部に重複する状態でカラー部材に外嵌装着してあるか
ら、エンジン駆動に伴ってボス部が振動しても、フレキ
シブルパイプの端部は、ボス部に対して、ボス軸心方向
に摺動できるとともに、そのボス軸心周りに回動するこ
とで、振動に伴う応力がフレキシブルパイプに伝わるこ
とを抑制する。また、第2発明によれば、フランジ部材
のボス部に、ボス軸心方向に摺動自在およびボス軸心周
りに回動自在にカラー部材を外嵌するとともに、前記フ
レキシブルパイプの端部を、その先端が前記カラー部材
の先端から突出しない状態でカラー部材に外嵌固着して
あるから、エンジン駆動に伴ってボス部が振動しても、
フレキシブルパイプの端部は、カラー部材と一体的に、
ボス部に対して、ボス軸心方向に摺動できるとともに、
そのボス軸心周りに回動することで、振動に伴う応力が
フレキシブルパイプに伝わることを抑制する。その上、
フレキシブルパイプの端部の先端がカラー部材の先端か
ら突出しないことで、フランジに対してカラー部材が接
触するのみで、フレキシブルパイプは全く接触しないた
め、フレキシブルパイプとフランジとが振動に伴い接触
することでフレキシブルパイプが破損するという不具合
も回避できる。
【0006】
【発明の効果】従って、本第1、第2発明では、例えエ
ンジン駆動に伴ってフランジが振動しても、フレキシブ
ルパイプは振動を吸収し得る融通構造によって余り振動
することがなく、よって、フレキシブルパイプの特定箇
所に不当に応力が集中して金属疲労を起こして破損する
ことは解消できるに至るとともに、特に、第2発明によ
り、フレキシブルパイプの端部とフランジとが衝突する
ことも回避できるようにしたものにおいては、その衝突
によるフレキシブルパイプの破損も回避できるに至り、
総じて、耐久性のきわめて高い、かつ排気漏れの虞れの
きわめて少ない排気管構造を得ることができるに至っ
た。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1に、作業車の一例としてのコンバインを示し
ている。このコンバインは、左右一対のクローラ走行装
置1,1で支持された機体2に、刈取前処理部3、脱穀
装置4、穀粒貯留部5、操縦部6、原動部7等を搭載装
備して構成している。
【0008】そして、図1及び図2に示すように、原動
部7は、エンジンルーム8の上にラジエータルーム9を
積層した2階建て構造となっている。エンジンルーム8
には、エンジン10が防振ゴムBを介して配設され、そ
の右側面にはパンチングメタルから成るエンジンカバー
11に囲繞された状態の換気ファン12を装備してい
る。電動モータ13で駆動される換気ファン12は、外
冷気をエンジンルーム8内に取り込むとともに、その換
気排風を左側面部位に設けたガイド板Aによって、脱穀
装置4と原動部7との狭い空間を通して排気する構造で
ある。ラジエータルーム9には、ラジエータ14、ラジ
エータ冷却ファン15、マフラー16及びオイルタンク
17が配設されている。尚、仕切り18によって、マフ
ラー16設置箇所とオイルタンク17設置箇所とが仕切
られている。
【0009】マフラー16と、前記エンジン10に排気
管19を介して接続されたターボチャージャーTCと
は、図2及び図3に示すように、可撓性を有するフレキ
シブルパイプ20によって接続されている。フレキシブ
ルパイプ20は、金属製の蛇腹構造部21(尚、図にお
ける蛇腹構造部分は略図となっている)と、その蛇腹構
造部21両端に連結された筒部22,22とで構成して
いる。一方、マフラー16の入口管、及びターボチャー
ジャーTCの排気出口のそれぞれの端部に備えたフラン
ジ部にボルト連結するフランジ部材23,23に一体構
造を成すボス部24,24を溶接で設けている。そし
て、このボス部24,24に、筒部22,22を外嵌し
て接続している。詳述すると、各ボス部24,24に
は、そのボス部24,24より長いカラー部材25,2
5が外嵌されており、そのカラー部材25,25に対し
て筒部22,22が外嵌されている。カラー部材25,
25は、ボス部24,24に対して、ボス部24,24
の軸心P方向に摺動自在であるとともに、軸心P周りで
回動自在に外嵌され、また、筒部22,22は、カラー
部材25,25に対して、ボス部24,24の軸心P方
向に摺動自在であるとともに、軸心P周りで回動自在に
外嵌されている。
【0010】
【0011】次に、第2発明の実施例について説明す
る。尚、上記第1発明の実施例と同様の構造について
は、説明を省略する。マフラー16の入口管と、前記タ
ーボチャージャーTCの出口とは、第3発明にかかる可
撓性を有するフレキシブルパイプ33によって接続され
ている。フレキシブルパイプ33は、図4に示すよう
に、金属製の蛇腹構造部34と、その蛇腹構造部34両
端に連結された筒部35,35とで構成している。一
方、マフラー16の入口管、及びターボチャージャーT
Cの出口のそれぞれの端部に備えたフランジ部にボルト
連結するフランジ部材36,36に一体構造を成すボス
部37,37を溶接で設けている。そして、このボス部
37,37に、筒部35,35を外嵌して接続してい
る。詳述すると、各ボス部37,37には、そのボス部
37,37より短いカラー部材38,38が外嵌されて
おり、そのカラー部材38,38に対して筒部35,3
5が外嵌されている。さらに、カラー部材38,38は
筒状に構成されているものであって、ボス部37,37
に対して、ボス部37,37の軸心P方向に摺動自在に
外嵌され、かつ軸心P周りで回動自在に外嵌されてい
る。さらに、カラー部材38,38と筒部35,35と
は、バンド39による締め付けで一体に構成していると
ともに、そのバンド39で締め付けた状態で、筒部3
5,35の先端はカラー部材38,38の先端よりもフ
ランジ部材36,36から遠い位置に設定してある。
【0012】〔別実施例〕 上述の各実施例ではフレキシブルパイプの両端に本願
発明にかかる構造を設けたものを示したが、フレキシブ
ルパイプの一端のみに本願発明にかかる構造を設けたも
のでも良い。 上述各実施例ではフレキシブルパイプをマフラーとタ
ーボチャージャー出口とにわたってフレキシブルパイプ
を設けた構造を示したが、例えば、エンジンにターボチ
ャージャーを備えないものにおいては、エンジンの排気
管端部とマフラーとの間に設けるフレキシブルパイプに
適用するものでも良く、要は、エンジンとマフラーとの
間における排気径路においてフレキシブルパイプを利用
する構造について適用できるものである。
【0013】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインを示す全体側面図
【図2】コンバインの原動部を示す一部破断後面図
【図3】第1発明の排気構造を示す断面図
【図4】第2発明の排気構造を示す断面図
【図5】 比較例としての排気構造を示す断面図
【図6】 従来例としての排気構造を示す断面図
【符号の説明】20,33 フレキシブルパイプ23,36 フランジ部材24,37 ボス部 25,38 カラー部材 P ボス軸心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥田 史郎 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)発明者 林 茂幸 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (56)参考文献 実開 昭56−22416(JP,U) 実開 昭54−9926(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01N 7/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン排気を導くフレキシブルパイプ
    (20)の端部に配管接続用のフランジ部材(23)を
    装備するに、 前記フランジ部材(23)のボス部(24)に、ボス端
    から突出する状態で、かつ、ボス軸心(P)方向に摺動
    自在およびボス軸心(P)周りに回動自在にカラー部材
    (25)を外嵌するとともに、前記フレキシブルパイプ
    (20)の端部を、前記ボス部(24)に重複する状態
    で前記カラー部材(25)に外嵌装着してある作業車の
    エンジン排気構造。
  2. 【請求項2】 エンジン排気を導くフレキシブルパイプ
    (33)の端部に配管接続用のフランジ部材(36)を
    装備するに、 前記フランジ部材(36)のボス部(37)に、ボス軸
    心(P)方向に摺動自在およびボス軸心(P)周りに回
    動自在にカラー部材(38)を外嵌するとともに、前記
    フレキシブルパイプ(33)の端部を、その先端が前記
    カラー部材(38)の先端から突出しない状態でカラー
    部材(38)に外嵌固着してある作業車のエンジン排気
    構造。
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JP2014124170A (ja) * 2012-12-27 2014-07-07 Iseki & Co Ltd コンバイン

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