JP3007693U - サンバイザ - Google Patents

サンバイザ

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JP3007693U
JP3007693U JP1994011420U JP1142094U JP3007693U JP 3007693 U JP3007693 U JP 3007693U JP 1994011420 U JP1994011420 U JP 1994011420U JP 1142094 U JP1142094 U JP 1142094U JP 3007693 U JP3007693 U JP 3007693U
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JP
Japan
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sun visor
belt portion
elastic body
synthetic resin
foamed
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Application number
JP1994011420U
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English (en)
Inventor
勝利 小高
Original Assignee
小高工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 顔面に照射される日光を遮るサンバイザであ
って、軽量で、嵩低く、かつ大量生産が可能なものを提
供する。 【構成】 内部には着用時に頭部を受け入れるための切
り欠き空間部2を有し、その切り欠き空間部2の周囲に
環状のベルト部6を有し、そのベルト部6にその内周縁
から外周4方向に向かう多数の切り込み溝3を設けると
ともに、ベルト部6の外周の一部分もしくは全周に鍔部
5を延在させた、ゴム又は合成樹脂の弾性体からなる平
板状成形品である。なお、弾性体が、表皮層により被覆
された発泡ゴム又は発泡合成樹脂の弾性体の場合もあ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、顔面に照射される日光を遮るサンバイザに関するものであり、さ らに詳しくは、ゴム又は合成樹脂の弾性体からなる平板状成形品で作られたもの であって、スポーツの競技中、観戦中のみならず、例えば、ひいきチームを応援 するときなどに、連帯感をかもし出す目的でグループ員が着用するサンバイザに 関する。
【0002】
【従来の技術】
鍔部に、鍔部とは別の材料から作られた、周長が調節可能なベルトを取り付け たサンバイザは知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら従来のサンバイザでは、鍔部とベルトとの取り付け部位が破損し 易く、また両者は一体となっているので運搬時や非着用時には、嵩高いものとな っていて、その取り扱いを不便なものとしていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案のサンバイザは、ゴム又は合成樹脂の弾性体からなる平板状成形品で あって、その中央には着用時に頭部を受け入れるための切り欠き空間部を有し、 その切り欠き空間部の周囲は環状のベルト部を形成していて、そのベルト部にそ の内周縁から外周方向に向かう多数の切り込み溝を設けるとともに、ベルト部の 外周の一部分もしくは全周に鍔部を延在させたことを特徴とするものであるから 、課題を解決することができるのである。なお、弾性体が表皮層により被覆され た発泡ゴム又は発泡合成樹脂の弾性体であるときは特に好ましい。
【0005】
【作用】
この考案のサンバイザは上記したように、弾性体の平板状の成形品であるから 、運搬時や収納時には嵩低くなるほか、製造費用も安くなるので、廉価で提供す ることができる。
【0006】 また着用時には、ベルト部に多数の切り込み溝が設けられているため、その溝 奥部分でベルト部が伸長し易くなっていることと、両側の切り込み溝で形成され る多数の舌片の適度な頭部への押圧作用により、頭部周囲に圧迫感を与えること なく、またずれ落ちることもない。このため、一つのサイズで学童から成人まで の広い範囲の人に利用されうる。また舌片の尖端が髪に絡むので、風圧によりサ ンバイザが吹き飛ばされることもない。
【0007】 さらに、弾性体が、表皮層により被覆された発泡ゴム又は発泡合成樹脂の弾性 体であるときは、表面が充実した表皮層で被覆されているから、軽量であるにも かかわらず、引き裂き強度が大であり、切り込み溝が形成されていてもその部分 で裂けることもなく、表裏両面の表皮層でサンドイッチ構造が形成されているか ら形状保持性も良い。そのうえ折り曲げたり、踏みつけても破損することもない 。
【0008】
【実施例】
この考案の実施例を図面を参照しながらその詳細を説明する。図1はこの考案 のサンバイザの一例を示す平面図である。この例は、外形が運動帽子状の、すな わちベルト部6の外周の5分の2周部分に鍔部5を延在させたサンバイザ1であ る。
【0009】 このサンバイザ1の内部には、着用する人の頭部を受け入れるための、ほぼ円 形の切り欠き空間部2が穿けられており、その周囲は環状のベルト部6となって いて、そのベルト部6にはその内周縁から外周4方向に向かう多数の切り込み溝 3が設けられている。
【0010】 図2はこのサンバイザ1を着用した状態を示す側面図である。着用するとき、 その人の頭部の大きさに応じて、切り込み溝3の溝奥部分31周辺のベルト部6 が最も伸長される。このとき切り込み溝3の開口部が開く形状に変形されるため 、ベルト部6は小さな力でも伸び易くなっており、着用する人に圧迫感を与える ことはない。一方頭部の小さい人であっても、両側の切り込み溝3,3で形成さ れる多数の舌片7の頭部への押し圧作用により、サンバイザ1がずれ落ちること がない。したがって、一つのサイズで学童から成人までに利用される。また舌片 7の尖端が髪に絡むので、サンバイザ1が風圧により吹き飛ばされることもない 。
【0011】 この考案のサンバイザ1に使用される、ゴム又は合成樹脂の弾性体とは、各種 の天然ゴム、合成ゴム、合成樹脂、及びそれらの混合物若しくはさらに可塑化材 や充填材を添加した充実体及び発泡体であり、適度の伸長性を有する材料であれ ばよく、必要に応じて着色されている。そしてサンバイザ1は、このような材料 から、成形型を用いたプレス成形や、一旦シート状に成形したのち打ち抜き加工 で簡単に製造することができる。
【0012】 この考案のサンバイザ1に使用される、特に好ましい弾性体は、表皮層により 発泡層が被覆された発泡ゴム又は発泡合成樹脂の弾性体である。すなわち、上記 した各種材料の発泡体であって、かつサンバイザ1の端部の断面を図3に示した ように、その発泡層82の全周囲が表皮層81で被覆されている。このような成 形品は、例えばポリオレフィン系の発泡倍率が8〜20である高発泡体シートを 、成形型を用いた熱プレス成形法により、短時間に簡単な装置で量産することが 可能である。この成形時に、高発泡体シートの成形型に接する全面に表皮層81 が形成され、内部の発泡層82が被覆される。さらに、前記した各種材料に発泡 剤を添加した未発泡材料を、成形型内で発泡させて、表皮層により発泡層が被覆 された発泡ゴム又は発泡合成樹脂の弾性体を得ることができる。なお、図4は別 の成形型を用いたこの考案のサンバイザ1の端部における表皮層81の状態を示 す断面の説明図である。
【0013】 上記したような、表皮層により発泡層が被覆された発泡ゴム又は発泡合成樹脂 の弾性体からなるサンバイザ1は、切り込み溝3の周囲も表皮層81で被覆され ているから、着用時に伸ばされてもその溝奥部分31は裂け難くなっているが、 図5に示したように、切り込み溝32の溝幅を溝奥部分33側で開口部より広く して、溝奥部分33を大きな円弧とすれば、ベルト部6が伸び易くなり、その部 分で裂けるのを確実に防ぐことができる。
【0014】 なお、あらかじめ高発泡体シートの表裏面に表皮層を貼着したもの、高発泡体 シートを熱板でプレス成形して表皮層を形成したものなどを、単に打ち抜く方法 で本考案のサンバイザ1を製造することもできる。ただこの方法で作られたもの は、打ち抜かれた成形品の切断面に表皮層が欠けており、強度特に引き裂き強度 がやや低くなる。
【0015】 図6はこの考案の別の実施例のサンバイザ11の概略を示す平面図である。こ の例では切り込み溝3の切り込み長さを部分的に変更したもので、鍔5側の切り 込み長さを大としている。これは人間の頭部が前後に長くなっていることと、舌 片71を長くすることにより、向かい風によってサンバイザ11が吹き飛ばされ るのを防ぐためのものである。なお、複数の舌片71をまとめて、図示のような 標識片72としても良い。標識片72はその根元の凹溝73により曲がり易くな っているので、着用すると、図2において二点鎖線で示したように、頭部の額に 沿って立ち上がり、前方からの識別効果を高める。
【0016】 なお、サンバイザ11の成形型による成形と同時に、標識片72の表面をはじ め、所望位置に凹凸を有する標識模様74などを形成することができるほか、そ れらの部分に標識などの印刷物を貼着することも可能である。さらにこの考案の サンバイザ1は、平板状成形品であるから、部分的に又は全面に印刷することも 極めて容易であり、費用も廉価である。
【0017】 以上の実施例では、サンバイザの外形を、前部に鍔部を設けた運動帽子状のも のについて説明したが、そのほか全周に鍔部を設けた帽子状としても良い。また 切り欠き空間部を円形とし、その周りのバンド部の幅を一定なもので図示してい るが、切り欠き空間部を長円、楕円、もしくはさらに頭部断面形状に合わせても 良く、また切り込み溝の切り込み深さ、すなわち舌片の長さや、バンド部の幅も 機能上またはデザイン上の理由などにより、適宜変化させることも可能である。
【0018】
【考案の効果】
この考案のサンバイザは上記したように構成されているから、下記のような効 果を奏する。すなわち、平板状の成形品であるから、運搬時や収納時には嵩低く なるほか、成形金型が単純で製作費が安く、大量生産が可能であり、かつ印刷や 印刷物の貼着も容易であるから、廉価で提供することができる。
【0019】 また着用時には、ベルト部に多数の切り込み溝が設けられているため、その溝 奥部分でベルト部が伸長し易くなっていることと、両側の切り込み溝で形成され る多数の舌片の適度な頭部への押圧作用により、頭部周囲に圧迫感を与えること なく、またずれ落ちることもない。このため、一つのサイズで学童から成人まで の広い範囲の人に利用されうる。また舌片の尖端が髪に絡むので、風圧によりサ ンバイザが吹き飛ばされることもない。
【0020】 さらに、弾性体が、表皮層により被覆された発泡ゴム又は発泡合成樹脂の弾性 体である場合は、表面が充実した表皮層で被覆されていて、軽量であるにもかか わらず、引き裂き強度が大であり、切り込み溝が形成されていてもその部分で裂 けることもなく、表裏両面の表皮層で形成されるサンドイッチ構造により形状保 持性も良い。そのうえ折り曲げたり、踏みつけても破損することはない。また、 表皮層と発泡層は同一材料からなるから、不要品を溶融し樹脂として再生するこ とも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案のサンバイザの一例を示す平面図であ
る。
【図2】図1のサンバイザを着用した状態を示す側面図
である。
【図3】この考案の、表皮層により被覆された発泡ゴム
又は発泡合成樹脂の弾性体によるサンバイザの端部の状
態を示す断面の説明図である。
【図4】図3と同様の弾性体によるサンバイザの端部の
状態示す別の断面の説明図である。
【図5】この考案の切り込み溝の形状を説明する要部平
面図である。
【図6】この考案の別の実施例のサンバイザを示す平面
図である。
【符号の説明】
1 サンバイザ 2 切り欠き空間部 3 切り込み溝 4 外周 5 鍔部 6 ベルト部 11 サンバイザ 81 表皮層

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム又は合成樹脂の弾性体からなる平板
    状成形品であって、その中央には着用時に頭部を受け入
    れるための切り欠き空間部を有し、その切り欠き空間部
    の周囲は環状のベルト部を形成していて、そのベルト部
    にその内周縁から外周方向に向かう多数の切り込み溝を
    設けるとともに、ベルト部の外周の一部分もしくは全周
    に鍔部を延在させたことを特徴とするサンバイザ。
  2. 【請求項2】 表皮層により被覆された発泡ゴム又は発
    泡合成樹脂の弾性体からなる平板状成形品であって、そ
    の中央には着用時に頭部を受け入れるための切り欠き空
    間部を有し、その切り欠き空間部の周囲は環状のベルト
    部を形成していて、そのベルト部にその内周縁から外周
    方向に向かう多数の切り込み溝を設けるとともに、ベル
    ト部の外周の一部分もしくは全周に鍔部を延在させたこ
    とを特徴とするサンバイザ。
JP1994011420U 1994-08-10 1994-08-10 サンバイザ Expired - Lifetime JP3007693U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016029222A (ja) * 2014-07-25 2016-03-03 株式会社コカジ 帽子

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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