JP3007573U - 収納容器 - Google Patents

収納容器

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JP3007573U
JP3007573U JP1994004751U JP475194U JP3007573U JP 3007573 U JP3007573 U JP 3007573U JP 1994004751 U JP1994004751 U JP 1994004751U JP 475194 U JP475194 U JP 475194U JP 3007573 U JP3007573 U JP 3007573U
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正孝 川越
茂 有光
大造 柏木
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株式会社帝人バイオ・ラボラトリーズ
株式会社柏木モールド
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 試料を採取した状態で、注射器を保管・運搬
するための収納容器。 【構成】 注射器の外筒部を収容・固定できる凹部
(イ)、フランジ部を収容・固定できる凹部(ロ)及び
プランジャー部を収容・固定できる凹部(ハ)を、対合
する2枚の成型プラスチック板を対合して組合わせるこ
とにより形成することができる、収納容器。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は注射器等の収納容器に関し、更に詳細には注射器に試料を採取した状 態、即ち注射器のプランジャーが注射器外筒から引き出された状態で注射器を収 納することができる注射器等の収納容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の医学の進歩は、その診断及び治療に際して様々な体内試料の分析を詳細 に実施することを必要としてきており、病院内で処理しきれないものは病院外の 分析専門機関に依頼するまでになってきている。このような場合、分析用試料は 先ず注射器で採取し、次いで通常密閉可能な小さな、例えば5〜10ccの容器 又は試験管に移注し、密封し、冷蔵又は冷凍して保存及び/又は運搬している。
【0003】 しかしながら分析用試料への外来物質の汚染・混入を極度に排除しなければな らないような分析用試料の場合、このような移注操作でさえも避ける必要がある 。特に中小の病院にあっては、注射器による採取は容易であるが、上記移注、密 封操作を外部からの汚染なしに行うことは実質的に不可能である。
【0004】 かかる状況に鑑み、本考案者らは注射器に分析用試料として採取した段階でそ のまま保存及び/又は運搬する手段について種々試みてみた。しかし、通常の容 器に例えば粘着テープ等で試料入り注射器を固着して運搬した場合、おそらく運 搬中の振動によるためと思われるが、注射器のニードルがはずれてしまったり、 筒先が破損したり、ひどい場合にはプランジャーがはずれたりして試料が漏洩す る事例が発生することがわかった。
【0005】
【本考案が解決すべき課題】
本考案は上記のごとき試料入り注射器を安全に保存及び/又は運搬することが できる注射器収納容器を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記本考案の課題は、 項1) 対合する2枚の成型プラスチック板を有する容器であり、当該2枚を対 合して組合わせることにより、注射器の外筒部を収容できる凹部(イ)、注射器 のフランジを収容できる凹部(ロ)及び注射器のプランジャー部を収容できる凹 部(ハ)が形成でき、且つ上記凹部(イ)の少くとも1箇所で注射器の外筒部の 動きを制限し、上記凹部(ロ)の少くとも1箇所で注射器のフランジの縦方向の 動きを制限し、また上記凹部(ハ)は注射器のプランジャー部を外筒に目盛られ た目盛のほぼ最大値まで引き出した状態で収容できる寸法を有することを特徴と する、注射器を収容することができる収納容器 により達成される。
【0007】 上記「対合」という用語は、対になったものを向い合わせるという意味である 。対になったものを向い合わせることにより互いに協力し合って所望の目的を達 成する。
【0008】 また上記「制限」という用語は、全く動かないように固定してしまうことから 、若干の動きを許容することまでの概念を有するものとする。
【0009】 上記課題は更に下記の如き態様により、より好適に達成できる。 項2) 上記凹部(ハ)の少くとも1箇所で、注射器のプランジャー部を側面か ら押圧固定することができる、前記項1記載の収納容器。 項3) 上記(イ)、(ロ)及び(ハ)の凹部に加えて、注射器のニードル部を 収容できる凹部(ニ)が形成される項1又は2記載の収納容器。 項4) 上記凹部(ニ)が、そこにおいて注射器のニードル部と接触しない形状 である項1〜3のいずれかに記載の収納容器。 項5) 上記凹部(イ)が、注射器の外筒部の形状に則した円筒状の空間部であ り、それが対合する2枚の成型プラスチック板のそれぞれに形成された凹面部を 組合わせることにより形成される項1〜4のいずれかに記載の収納容器。 項6) 上記凹部(イ)が、注射器の外筒部の形状に則したほぼ円筒状の空間部 であり、それを形成するために組合わされる対合する2枚の成型プラスチック板 の一方の凹部(イ)の形成に寄与する部分が平面状である、項1〜4のいずれか に記載の収納容器。 項7) 上記凹部(ロ)における上記フランジの縦方向の動きの制限が、対合す る2枚の成型プラスチック板の少くとも一方に形成された凹部により達成される 、項1〜6のいずれかに記載の収納容器。 項8) 上記凹部(ロ)における上記フランジの縦方向の動きの制限が、対合す る2枚の成型プラスチック板の一方に形成された一方向への縦の動きを阻止する 面と、他方に形成された逆方向への縦の動きを阻止する面とによって達成される 、項1〜6のいずれかに記載の収納容器。 項9) 上記(ハ)における上記プランジャー部の側面からの押圧固定が、対合 する2枚の成型プラスチック板の少くとも一方に形成されたプランジャー部の側 面に接触する2箇所の凸面部により達成される項1〜8のいずれかに記載の収納 容器。 項10) 上記(ハ)における上記プランジャー部の側面からの押圧固定が、対 合する2枚の成型プラスチック板のそれぞれに形成されたプランジャー部の側面 に接触する面の組合わせにより達成される、項1〜8のいずれかに記載の収納容 器。 項11) 上記(イ)、(ロ)及び(ハ)の組合わせが複数存在する、項1〜1 0のいずれかに記載の収納容器。 項12) 寸法の異なる注射器に対応する(イ)、(ロ)及び(ハ)の組合わせ からなる項11記載の収納容器。 項13) プラスチック板が透明又は半透明である項1〜12のいずれかに記載 の収納容器。 項14) プラスチック板が不透明である項1〜12のいずれかに記載の収納容 器。 項15) プラスチック板が弾性強度400〜30,000kg/cm2 を有す るプラスチックにより形成されたものである項1〜14のいずれかに記載の収納 容器。 項16) 該プラスチックがポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、ポ リスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリカーボネートからなる群から 選ばれたものである、項15記載の収納容器。 項17) 上記プラスチック板の厚さが50〜2,000μmである項1〜16 のいずれかに記載に収納容器。 項18) 上記対合する2枚の成型プラスチック板が屈曲部(ヒンジ部)を介し て直接連結している項1〜17のいずれかに記載の収納容器。 項19) 上記対合する2枚の成型プラスチック板が屈曲部(ヒンジ部)及び中 間成型プラスチック板を介して連結している項1〜17のいずれかに記載の収納 容器。 項20) 上記対合する2枚の成型プラスチック板が連結していない項1〜17 のいずれかに記載の収納容器。 項21) 上記対合する2枚の成型プラスチック板が嵌合する凹凸部により係合 されることができる、項18〜20記載のいずれかの収納容器。 項22) 上記凹部(イ)が20〜30mmφ×140〜150mmLの寸法で ある、項1〜21記載のいずれかの収納容器。 項23) 上記成型プラスチック板がプラスチック板の真空成形法により形成さ れたものである、項1〜22記載のいずれかの収納容器。 項24) 上記成型プラスチック板が、内面の凹部が外面の凸部とほぼ一致し、 内面の凸部が外面の凹部とほぼ一致して、複数重ね会わせた際に相互にほぼぴっ たりと重ね合わされるものである、項1〜23記載のいずれかの収納容器。 項25) 上記成型プラスチック板が発泡ポリスチロールにより構成されている 項14の収納容器。
【0010】 本考案において注射器の各部の名称は図1に説明した例によるが、1:筒先、 2:フランジ、3:把手、4:プランジャー、5:ガスケット(黒いゴムの部分 )、6:外筒、7:ハブ、8:ニードル及び9:ニードルキャップを用いる。
【0011】 上記凹部(イ)は図2で示せば、対合により11と12とで形成する空間であ り、凹部(ロ)は対合することにより13と14とで形成する空間であり、凹部 (ハ)は対合することにより15と16とで形成する空間である。図2において は凹部(イ)の内径が注射器外筒の外径とほぼ同一又はわずかに小さくなってお り、これにより外筒の動きを制限し、あるいは好ましくは側面から押圧固定して いる。本図の態様を応用すればほぼ全域に亘って力を加える構造とすることがで きるが、容器の材質や厚さ等を考慮して、一部に凸起を形成してそれで押圧する ことも可能である。凹部(ロ)は対合前は存在が不明であるが、対合することに より側面17と側面18とにより形成される。凹部(ロ)を形成するには、対合 する2枚の成型プラスチック板のそれぞれに凹部が形成されていてもよいが、片 側のみに形成されていてもよい。更には各々のプラスチック板には凹部としては 形成されておらず、凹部を構成する壁面のみが形成されているだけであるが、2 枚のプラスチック板が対合することにより凹部を生成するものであることもでき る。凹部(ロ)は少くともその1箇所で、フランジの縦方向(別の表現をすれば 、注射器の軸方向)の動きを抑止する構造である。かかる目的を達成するには種 々の方法が考えられる。単純にフランジの外周方向から押圧を加えることにより 固定・抑止することもできるが、簡便には凹部を構成する面がフランジの縦方向 両面に接して縦方向両側への動きを抑止することができる。凹部(ハ)はプラン ジャーを収納し、好ましくは更にプランジャーを固定する部位である。注射器の 試料採取は目盛の最大値まで実施することを考えて、その場合でも収容可能に構 成されているのが好ましい。またこの部位においてプランジャーは縦方向及び横 方向に動くことがないように固定されることが好ましい。縦方向に動くと内部の 試料が押し出されたり、流れ出したりする可能性がある。横方向に動くと外筒と の摺り合せ面に隙間ができて、そこから漏れる可能性がある。かかる固定を達成 するには前記外筒部の固定にならった方式をとることができる。注射器は把手の 外径とプランジャーの最大外径が略等しいので、収納容器の材質、厚さをうまく とることにより、把手とプランジャーに同時に押圧力を加えて固定することもで きる。もちろん把手のみに加えることもできる。試料採取量が略一定していて試 料採取状態で把手がどのあたりにくるか予測できる場合は、逆にプランジャー部 にのみに押圧力を加えることもできる。
【0012】 上記の押圧力は各凹部の壁面全体、或いは壁面の一部、例えば壁面に形成され た凸部を圧接せしめて行うことが簡便で好ましい。更には壁面にスポンジ等の弾 性体、例えばシートをとりつけることによっても簡便に達成できる。
【0013】 本考案の注射器収納容器は、更に注射器のニードル部を収容できる凹部(ニ) を有することができる。試料を採取した後にニードルをはずして筒先を密栓して 保存及び/又は運搬に供することもできるが、外部からの汚染を極力防止するた めには、ニードルはついたままにするのが好ましい。かかる場合、一般的にはニ ードルキャップをかぶせてニードルを保護した状態とする。従って凹部(ニ)は ニードルキャップを収容できる大きさであることが好ましい。ニードル部を性格 に固定することができれば一番好ましいが、ニードルはわずかの力で外れたり、 筒先が壊れたりするのでニードル又はニードルキャップは凹部(ニ)のどこにも 接触しないようにするのが安全である。
【0014】 第2及び3図において、凹部(ニ)は他の寸法の注射器を逆向きに収納する場 合における凹部(イ)、(ロ)及び/又は(ハ)に該当する部分でまかなわれて いる。
【0015】 本考案において「凹部」という語は、もちろん通常の窪んだ形状も意味するが 、必ずしもそれのみを意味するものではない。いくつかの凸起状物だけが設けら れていて、その凸起状物の接点によって収容物を支える場合、一見すると凹部と は見えず凸部と思われる場合がある。この場合であっても上記接点によって構成 される仮想的空間は、上記収容物を収容できるのであり、その空間自身又はその 空間自身が含まれる周囲の空間も加えて凹部と称することができる。
【0016】 上記に説明した凹部(イ)、(ロ)及び(ハ)、好ましくは更に(ニ)を有す る容器を用いれば、試料を採取してプランジャーが引き出された状態で試料を注 射器内に収容したまま、注射器を固定収容することができる。
【0017】 かかる凹部の組合わせ(セット)を複数設ければ同時に複数本の試料入り注射 器を収納することができる。またその場合、異なる容量例えば、10cc、20 cc又は40ccに対応する寸法とすることにより、異なる容量の注射器を組合 わせて収納することができる。
【0018】 本考案のプラスチック板は透明であることが好ましい。透明であることにより 万一事故があった場合、早く発見できて速やかに対処できる。但し、試料によっ ては外光、例えば紫外線を遮断するため、不透明であることもできる。プラスチ ック板は押圧力によって適当な圧力を加えるものであるため弾力性のあるものが 好ましい。これは例えば弾性強度400〜30,000kg/cm2 のプラスチ ック材料の50〜2,000μm、好ましくは100〜1,000μmの板を用 いることにより達成することができる。プラスチック材料としては、ポリ塩化ビ ニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチ レン、ポリカーボネートからなる群から選ばれたもの、特にポリエチレンテレフ タレート、ポリ塩化ビニル又はポリエチレンが好ましく用いられる。
【0019】 本考案の2枚の成型プラスチック板は屈曲部(ヒンジ部)を介して連結してい ることができる。屈曲部のみでは対合が困難な場合、屈曲部―中間(成型)プラ スチック板―屈曲部を介して連結することもできる。もちろん注射器収納後に2 枚の成型プラスチック板が離反しないような手段(例えば全体を収容する段ボー ル箱)を用意することにより、2枚の成型プラスチック板相互は互いに連結して いないものとすることもできる。
【0020】 2枚が連結してるにせよ、連結していないにせよ、2枚の成型プラスチック板 を対合させた際、それらがそれらに形成された嵌合手段により係合するようにす ることができる。かかる嵌合手段は2枚それぞれに相手側と嵌合できるように形 成した凹凸部により達成することが簡便である。これは例えば2〜6組の約6m mφ×4mmtの凹凸とすることができる。
【0021】 本考案の成型プラスチック板は前記の如きプラスチック板を真空成形法で成形 することにより、容易に製造することができる。
【0022】 この際、厚さに対応してテーパー等をつけることにより、成型プラスチック板 内面の凹部が外面の凸部とほぼ一致し、且つ内面の凸部が外面の凹部とほぼ一致 するようにすることにより、複数重ね合わせた際に相互にほぼぴったりと重ね合 わされるようにすることができ、これにより容器自体の保管、運搬に要する空間 を小さくすることができる。
【0023】 このようにして達成される本考案の具体例は、例えば10cc注射器について は凹部(イ)がほぼ20mmφ×140mmLの容積、20cc注射器について はほぼ25mmφ×140mmL、50ccの注射器については35mmφ×1 40mmLの容積とすることができる。
【0024】 凹部(ロ)は一般的には10cc注射器については38mmφ×5mmLの容 積、20cc注射器については40mmφ×5mmLの容積、50ccの注射器 については52mmφ×5mmLの容積とすることができる。
【0025】 凹部(ハ)は一般的には10cc注射器については18mmφ×80mmLの 容積、20cc注射器については32mmφ×95mmLの容積、50ccの注 射器については32mmφ×115mmLの容積とすることができる。
【0026】 凹部(ニ)は一般的には10cc注射器、20cc注射器及び50ccの注射 器の各々について、20mmφ×70mmL、25mmφ×70mmL及び35 mmφ×70mmLとすることができる。
【0027】 本考案者らは20cc注射器用に、弾性強度580kg/cm2 のポリ塩化ビ ニルの約700μm厚のフイルムを用いて、24mmφ×143mmLの凹部( イ)及び40mmφ×5mmLの凹部(ロ)を有する図2の如き容器を作成した 。本容器は非常に良好な収容特性を有していた。
【図面の簡単な説明】
【図1】注射器の説明図である。
【図2】本考案の収納容器の一例を示す斜視図である。
これは2種類の大きさの注射器が収納できるようになっ
ている。
【図3】図2の収納容器に注射器をプランジャーを引き
出した状態で収納した例を示す図である。
【符号の簡単な説明】
1 筒先 2 フランジ 3 把手 4 プランジャー 5 ガスケット 6 外筒 7 ハブ 8 ニードル 9 ニードルキャップ 11 凹部(イ)に対応する部分 12 同上 13 凹部(ロ)に対応する部分 14 同上 15 凹部(ハ)に対応する部分 16 同上 17 フランジの動きを抑止する面 18 同上
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年6月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 柏木 大造 大阪府東大阪市友井5丁目6番44号 株式 会社柏木モールド内

Claims (25)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対合する2枚の成型プラスチック板を有
    する容器であり、当該2枚を対合して組合わせることに
    より、注射器の外筒部を収容できる凹部(イ)、注射器
    のフランジを収容できる凹部(ロ)及び注射器のプラン
    ジャー部を収容できる凹部(ハ)が形成でき、且つ上記
    凹部(イ)の少くとも1箇所で注射器の外筒部の動きを
    制限し、上記凹部(ロ)の少くとも1箇所で注射器のフ
    ランジの縦方向の動きを制限し、また上記凹部(ハ)は
    注射器のプランジャー部を外筒に目盛られた目盛のほぼ
    最大値まで引き出した状態で収容できる寸法を有するこ
    とを特徴とする、注射器を収容することができる収納容
    器。
  2. 【請求項2】 上記凹部(ハ)の少くとも1箇所で、注
    射器のプランジャー部を側面から押圧固定することがで
    きる、請求項1記載の収納容器。
  3. 【請求項3】 上記(イ)、(ロ)及び(ハ)の凹部に
    加えて、注射器のニードル部を収容できる凹部(ニ)が
    形成される請求項1又は2記載の収納容器。
  4. 【請求項4】 上記凹部(ニ)が、そこにおいて注射器
    のニードル部と接触しない形状である請求項1〜3のい
    ずれかに記載の収納容器。
  5. 【請求項5】 上記凹部(イ)が、注射器の外筒部の形
    状に則した円筒状の空間部であり、それが対合する2枚
    の成型プラスチック板のそれぞれに形成された凹面部を
    組合わせることにより形成される請求項1〜4のいずれ
    かに記載の収納容器。
  6. 【請求項6】 上記凹部(イ)が、注射器の外筒部の形
    状に則したほぼ円筒状の空間部であり、それを形成する
    ために組合わされる対合する2枚の成型プラスチック板
    の一方の凹部(イ)の形成に寄与する部分が平面状であ
    る、請求項1〜4のいずれかに記載の収納容器。
  7. 【請求項7】 上記凹部(ロ)における上記フランジの
    縦方向の動きの制限が、対合する2枚の成型プラスチッ
    ク板の少くとも一方に形成された凹部により達成され
    る、請求項1〜6のいずれかに記載の収納容器。
  8. 【請求項8】 上記凹部(ロ)における上記フランジの
    縦方向の動きの制限が、対合する2枚の成型プラスチッ
    ク板の一方に形成された一方向への縦の動きを阻止する
    面と、他方に形成された逆方向への縦の動きを阻止する
    面とによって達成される、請求項1〜6のいずれかに記
    載の収納容器。
  9. 【請求項9】 上記(ハ)における上記プランジャー部
    の側面からの押圧固定が、対合する2枚の成型プラスチ
    ック板の少くとも一方に形成されたプランジャー部の側
    面に接触する2箇所の凸面部により達成される請求項1
    〜8のいずれかに記載の収納容器。
  10. 【請求項10】 上記(ハ)における上記プランジャー
    部の側面からの押圧固定が、対合する2枚の成型プラス
    チック板のそれぞれに形成されたプランジャー部の側面
    に接触する面の組合わせにより達成される、請求項1〜
    8のいずれかに記載の収納容器。
  11. 【請求項11】 上記(イ)、(ロ)及び(ハ)の組合
    わせが複数存在する、請求項1〜10のいずれかに記載
    の収納容器。
  12. 【請求項12】 寸法の異なる注射器に対応する
    (イ)、(ロ)及び(ハ)の組合わせからなる請求項1
    1記載の収納容器。
  13. 【請求項13】 プラスチック板が透明又は半透明であ
    る請求項1〜12のいずれかに記載の収納容器。
  14. 【請求項14】 プラスチック板が不透明である請求項
    1〜12のいずれかに記載の収納容器。
  15. 【請求項15】 プラスチック板が弾性強度400〜3
    0,000kg/cm2 を有するプラスチックにより形
    成されたものである請求項1〜14のいずれかに記載の
    収納容器。
  16. 【請求項16】 該プラスチックがポリエチレンテレフ
    タレート、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリプロピ
    レン、ポリエチレン、ポリカーボネートからなる群から
    選ばれたものである、請求項15記載の収納容器。
  17. 【請求項17】 上記プラスチック板の厚さが50〜
    2,000μmである請求項1〜16のいずれかに記載
    に収納容器。
  18. 【請求項18】 上記対合する2枚の成型プラスチック
    板が屈曲部(ヒンジ部)を介して直接連結している請求
    項1〜17のいずれかに記載の収納容器。
  19. 【請求項19】 上記対合する2枚の成型プラスチック
    板が屈曲部(ヒンジ部)及び中間成型プラスチック板を
    介して連結している請求項1〜17のいずれかに記載の
    収納容器。
  20. 【請求項20】 上記対合する2枚の成型プラスチック
    板が連結していない請求項1〜17のいずれかに記載の
    収納容器。
  21. 【請求項21】 上記対合する2枚の成型プラスチック
    板が嵌合する凹凸部により係合されることができる、請
    求項18〜20記載のいずれかの収納容器。
  22. 【請求項22】 上記凹部(イ)が20〜30mmφ×
    140〜150mmLの寸法である、請求項1〜21記
    載のいずれかの収納容器。
  23. 【請求項23】 上記成型プラスチック板がプラスチッ
    ク板の生計により形成されたものである、請求項1〜2
    2記載のいずれかの収納容器。
  24. 【請求項24】 上記成型プラスチック板が、内面の凹
    部が外面の凸部とほぼ一致し、内面の凸部が外面の凹部
    とほぼ一致して、複数重ね合わせた際に相互にほぼぴっ
    たりと重ね合わされるものである、請求項1〜23記載
    のいずれかの収納容器。
  25. 【請求項25】 上記成型プラスチック板が発泡ポリス
    チロールにより構成されている請求項14の収納容器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008538526A (ja) * 2005-04-22 2008-10-30 ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニー 予めパッケージ化された医療器具、パッケージ化用トレイおよび方法

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