JP3007053U - 水中用紙幣入れ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 紙幣の出入れを容易にする工夫、体裁を良く
する工夫を施した、極めて調法な新規の水中用紙幣入れ
を提供する。 【構成】 手首への巻止用バンド１と、巻止用バンド１
に設けた密閉型開閉蓋２付きの紙幣格納部３と、巻止用
バンド１にコインを一枚ずつ挟み入れる形式のコイン格
納部４を備えたものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、海やプールに入るときに使用する水中用紙幣入れに関する。

【０００２】

【従来の技術】

一般に、海水浴において紙幣を携帯する場合には、紙幣をビニール袋で包んで これを着衣のポケット等に入れ、よって当該紙幣を海水から保護している。 しかし乍ら、このようにした場合には紙幣を使いたいときには取出しが面倒 であり、取出したのちに再度しまい込む場合も面倒であり、着衣のポケット がふくれて不体裁を呈し易い、等の欠陥がある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、上記欠陥を解消するに有効な新規の水中用紙幣入れを提供すること を目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために本考案に係わる水中用紙幣入れは、手首への巻止用 バンド１と、巻止用バンド１に設けた密閉型開閉蓋２付きの紙幣格納部３とを備 えたものであり、 そして、巻止用バンド１にコインを一枚ずつ挟み入れる形式のコイン格納部４ をもつものである。

【０００５】

【作用】

巻止用バンド１を手首に巻き止め、この巻き止め状態で密閉型開閉蓋２を開閉 して紙幣格納部３内に紙幣６を折り畳んで格納し、またコイン７をコイン格納部 ４に一枚ずつ挟み入れ、この状態で海やプールにおける遊戯をなし、そして紙幣 またはコインの使用が必要となったときに取り出して買物をする等の用法に供す る。

【０００６】

【考案の効果】

本考案に係わる水中用紙幣入れは上記の通りであるので、紙幣の出し入れが密 閉型開閉蓋２の開閉操作で簡単且つ容易になすことができ、上記不体裁の原因の 払拭に役立つものであり、またコインの携帯も一緒に可能であるので頗る便利な ものであるのみならず上記ビニール袋を用意する煩しさを完全に解消できる。

【０００７】

【実施例】

図１および図２に示す第１実施例は、僅かの弾性を備えた軟質合成樹脂材料を 以て手首への巻止用バンド１を構成し、この巻止用バンド１の基端に締め具９を 取付け同じく末端寄り個所に当該締め具９の止杆１０の係止孔１１を多数個まで 列設し、また巻止用バンド１の中央個所に凹所１２を設け且つ同凹所１２の周り に突条縁１３を設けることによって紙幣格納部３を形成すると共に当該紙幣格納 部３の片側にその密閉型開閉蓋２を起伏自在および取去不能として設け、更に巻 止用バンド１の中央寄り両側個所に、一枚のコイン７が入る大きさの凹み部１４ と同凹み部１４の開口縁に突設した一対のコイン押止用弾性片１５、１６とから 成る多数個のコイン格納部４を設けたものである。

【０００８】 図３および図４に示す第２実施例は、上記第１実施例とほぼ同じ構成であり、 密閉型開閉蓋２が取り外し可能である所が異っているものである。

【０００９】 図中１７は蓋２の密閉性を確保するための銜止用溝縁部、１８はベルトの末端 止めバンドを示す。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の第１実施例を示す斜視図である。

【図２】同じく一部切截側面図である。

【図３】本考案の第２実施例を示す斜視図である。

【図４】同じく一部切截側面図である。

【符号の説明】

１ 巻止用バンド ２ 密閉型開閉蓋 ３ 紙幣格納部 ４ コイン格納部 ６ 紙幣 ７ コイン ９ 締め具 １０ 止杆 １１ 係止孔 １２ 凹所 １３ 突条縁 １４ 凹み部 １５、１６ 押止用弾性片 １７ 銜止用溝縁部 １８ バンド

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 手首への巻止用バンド１と、巻止用バン
   ド１に設けた密閉型開閉蓋２付きの紙幣格納部３とを備
   えたことを特徴とする水中用紙幣入れ。
2. 【請求項２】 巻止用バンド１にコインを一枚ずつ挟み
   入れる形式のコイン格納部４をもつことを特徴とする請
   求項１記載の水中用紙幣入れ。