JP3006923U - 除塵装置の吸引ファン - Google Patents

除塵装置の吸引ファン

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JP3006923U JP1994008761U JP876194U JP3006923U JP 3006923 U JP3006923 U JP 3006923U JP 1994008761 U JP1994008761 U JP 1994008761U JP 876194 U JP876194 U JP 876194U JP 3006923 U JP3006923 U JP 3006923U
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casing
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昭次 赤松
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株式会社赤松電機製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】駆動源をケーシング外において、駆動軸をケー
シング内に挿入する構造を採用しながら、そのシール構
造を省略しても内部の被処理気体の漏れ出しを防ぐこと
のできるところの、構造の簡素化、及びシール性能面、
の何れにおいても有用な吸引ファンを得る。 【構成】ケーシングの外側から挿入された駆動軸の挿入
端にボス部37を介して外嵌装着してある除塵装置の吸
引ファンにおいて、複数の起風羽根39を片面側に突設
した回転円板38をボス部37に一体に連設してあると
ともに、回転円板38の起風羽根39を突設した側とは
反対側の面を、ファンの駆動軸の挿入用開口が設けられ
た側のケーシング縦壁部分に近接させて配置し、かつ、
前記回転円板38の前記反対側の面に前記挿入用開口を
通して外気を吸引する補助起風片41を設け、さらに、
前記補助起風片41の流出角θ2を前記起風羽根39の
流出角θ1よりも大にしてある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、オイルミストや油煙、あるいは塵埃を含む気体や霧状気体などの被 処理気体を処理対象として、被処理気体中から塵埃を除去するための除塵装置に 用いられる吸引ファンの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の除塵装置の吸引ファンは、電動モータなどの駆動源を用いて駆動され るものであるが、従来では、駆動源となる電動モータをケーシングの内部に装備 したもの(例えば、実開昭56−64718号公報参照)と、電動モータをケー シング外に装備して、駆動軸をケーシング内に挿入させて吸引ファンを駆動する ようにしたもの(例えば、実開昭57−12213号公報参照)とがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記の従来技術のうち、電動モータをケーシング内に組み込んだ前者のもので は、多量のオイルミストや塵埃の流れにさらされる電動モータの気密性に問題が あり、早期のうちに電動モータの耐久性の低下が現れやすいものであり、また、 メンテナンス面での不便さや、被処理流体の通過経路を電動モータで狭めること になり、ファンの吸引抵抗の増加になっていた。 このような構造に替え、後者のように、電動モータをケーシング外に設けたも のでは、上記のような耐久性低下やメンテナンスの不便さ、あるいは吸引抵抗の 増大を回避できる点では有利なものであるが、ケーシングの内外にわたって駆動 軸が存在することになるため、この駆動軸部分でのシール構造が複雑となり、ま た、そのシール部分の耐久性に問題があった。 本考案の目的は、駆動源をケーシング外において、駆動軸をケーシング内に挿 入する構造を採用しながら、そのシール構造を省略しても内部の被処理気体の漏 れ出しを防ぐことのできるところの、構造の簡素化、及びシール性能面、の何れ においても有用な吸引ファンを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために講じた本考案の技術手段は、ケーシング内に形成さ れた被処理気体の処理経路中に吸引ファンを設け、この吸引ファンのボス部を前 記ケーシングの外側から挿入された駆動軸の挿入端に外嵌装着してある除塵装置 の吸引ファンにおいて、前記吸引ファンは、複数の起風羽根を片面側に突設した 回転円板を前記ボス部に一体に連設してあるとともに、前記回転円板の前記起風 羽根を突設した側とは反対側の面を、前記駆動軸の挿入用開口が設けられた側の ケーシング壁に近接させて配置し、かつ、前記回転円板の前記反対側の面に前記 挿入用開口を通して外気を吸引する補助起風片を設け、さらに、前記補助起風片 の流出角を前記起風羽根の流出角よりも大にしてあることである。
【0005】
【作用】
上記の技術手段を講じたことによる作用は次の通りである。 すなわち、この種の吸引ファンでは、その正常な稼働中には、吸引ファンより も被処理気体流れ方向での上手側の処理経路、及び吸引ファンの中心部近くでは 、ケーシングの内部圧が外気圧よりも低くなり、吸引ファンの外周付近よりも被 処理気体排出方向での下手側経路では、ケーシングの内部圧が外気圧よりも高く なることによって吸引・送り出し作用を生じる。 このような吸引ファンにおいて、その中心部近くである駆動軸挿入箇所のケー シングに単に開口を設けると、その開口から大量の外気が吸入されることになる ため、吸引ファンよりも流路上手側に対する吸引作用が損なわれ、吸引ファンの として吸い込み効率が著しく低下することになるため、従来の技術常識からすれ ば、駆動軸挿入箇所では充分強力なシール構造が必要であると考えられていた。 このような条件下で、本考案は、起風羽根を突設した回転円板を、駆動軸挿入 用開口を形成したケーシング縦壁部分に近接して配置することで、起風羽根の中 心部における吸引作用が直接的に挿入用開口に作用しないように構成した。 これだけであると、回転円板の外周縁を迂回した高い圧の内部気体が前記挿入 用開口から外部に漏れ出すことなるが、本考案では、ケーシング縦壁部分と回転 円板との間の狭い通路内に回転円板と一体回転する補助起風片を設けたので、前 記回転円板の外周側を迂回して前記挿入用開口側へ逃げだそうとする内部気体に 対し、逆方向への抵抗を与えている。 そして、その補助起風片の前記逆方向への抵抗となる中心部から放射方向への 送り作用が強くなり過ぎると、前記回転円板が存在しない場合と同様な挿入用開 口からの吸い込み作用が生じてしまうが、本考案では、前記補助起風片を起風羽 根に比べて小さなもので構成することと、その流出角を回転円板の反対側の起風 羽根の流出角よりも大きくしたので、補助起風片の回転に伴う増圧作用を生じさ せながら、それによる吸引量は極力小さくすることができる。
【0006】
【考案の効果】
上記のように、回転円板を挟んで起風羽根と、それよりも流出角の大きな補助 起風片とを両側面に振り分け配置し、駆動軸の挿入用開口側に前記補助起風片が 存在する面を向けて吸引ファンを配置したことにより、ケーシング壁に挿入用開 口を形成しながら、その開口から外部へ内部気体が漏れ出すことと、挿入用開口 からの外気の多量の吸い込みが生じることを回避できる。 したがって、吸引ファンの駆動軸を挿通するためにケーシング縦壁部分に設け られた挿入用開口に対するシールが不要であり、駆動軸挿入部分における漏れ出 し防止構造の簡素化と、シール材を用いた場合のようなシール機能の劣化がない 良好なシール機能を期待できる。
【0007】
【実施例】
以下に、本考案の実施例を図面の記載に基づいて説明する。 本考案の除塵装置は、ケーシング1の内部に、被処理気体を通過させる途中で 塵埃を除去処理する処理経路を備えたものであり、その処理経路には、吸気口4 から吸引導入された被処理気体中の比較的粗大な塵埃を除去処理する前処理部5 と、その前処理部5を通過した気体に遠心力を与えて被処理気体中の中程度の塵 埃を除去処理する中間処理部6と、その中間処理部6を通過した気体中の微細塵 埃を除去処理する最終処理部7とを設けてある。
【0008】 前記ケーシング1は、内部に前処理部5を内装する前処理ケース2と、中間処 理部6と最終処理部7とが内装される本体外装ケース3との組み合わせて構成さ れ、前処理ケース2は本体外装ケース3に対して着脱自在に構成されている。
【0009】 前記前処理ケース2に内装される前処理部5は、前処理ケース2前面に形成の 被処理気体の吸気口4に対面する状態で設けられたバフラーユニット10と、そ の背面側に設けられたルーバーユニット11との組合せで構成されている。
【0010】 前記バフラーユニット10は、金属板製の浅底皿状の障壁体12の前面側に被 処理気体と衝突する受け面12Aを備え、この受け面12Aに金属製フィラメン トの集合体からなる第1フィルター13を貼着して構成されている。この障壁体 12は、その受け面12Aの外周部に環状フード12Bを設けてあって、前記吸 気口4から導入された被処理気体が前記浅底皿状の壁面で構成される受け面12 Aに衝突した際、その被処理気体が半径方向外方側へ逃げ出すのに抵抗を与える ように構成されている。また、前記環状フード12Bのうちの下端側周面には、 下方側への被処理気体の移動を許す排出孔14が形成されており、前記受け面1 2Aに衝突した被処理気体の動圧が下向きに作用するように構成されている。 これによって、前記受け面12Aに衝突した被処理気体中のオイルミストの大 きめの粒子や粗大塵埃が前記第1フィルター13に捕捉され、かつ、その第1フ ィルター13に捕捉されているオイルミストに対して前記被処理気体の下向きの 動圧によって積極的に前記排出孔14から排出されるように構成されている。 そして、前記障壁体12の受け面12Aの下方には、前記排出孔14を出たオ イルミストや塵埃を含む流下廃棄物質を下方の第1ドレン室15に導く連通孔1 6が形成されており、第1ドレン室15の底面にはドレン15Aが設けられてい る。尚、前記障壁体12の脚部12Cは前処理ケース2の底部側で前記第1ドレ ン室15の天板を兼ねる取り付け板17を介して前処理ケース2に一体に接合さ れている。
【0011】 前記ルーバーユニット11は、図3乃至図5に示すように、前処理ケース2の 天井壁から第1ドレン室15の天板を兼ねる前記取り付け板17上面とにわたる 上下長さと、前処理ケース2の左右横幅の全体にわたる横幅寸法とを有した外枠 18内に、前処理ケース2内の断面全体にわたる面積を有した状態に格子状ルー バー19と、デミスター20と、樋状ルーバー21と、スポンジフィルター22 とを、層状に組み込んで構成されている。
【0012】 前記格子状ルーバー19は、図4及び図5に示すように、金属製板材の板面を 所定幅で一定方向に打ち出し成形して、その板面の全体にわたって多数の通気孔 23と打ち出し突片24とを形成した複数枚のヨロイ状板材19A,19B,1 9Cで構成されている。 前記ヨロイ状板材19A,19B,19Cのうち、最も前面側に位置する第1 ヨロイ状板材19Aは前記外枠18と一体に成形されている。そして、次段の第 2ヨロイ状板材19Bが、その通気孔23の長手方向を前記第1ヨロイ状板材1 9Aの通気孔23の方向に対して直交する状態に形成され、さらに、その次の段 の第3ヨロイ状板材19Cの通気孔23が直前の第2ヨロイ状板材19Bの通気 孔23に対してやはり直交するように形成されている。尚、前記打ち出し突片2 4の突出方向は、総て被処理気体の通過方向の下手側に向けて突出させてあり、 この実施例では、最も前面側の第1ヨロイ状板材19Aの打ち出し突片24が斜 め下向きに突出して被処理気体を斜め下方に案内し、中間の第2ヨロイ状板材1 9Bの打ち出し突片24が左斜め横側方に突出して被処理気体を左斜め側方に案 内し、最後部の第3ヨロイ状板材19Cの打ち出し突片24が斜め上方に突出し て被処理気体を斜め上方に案内するように構成されている。
【0013】 前記最後部の第3ヨロイ状板材19Cの背部、及びスポンジフィルター22の 背部に設けられるのデミスター20は、5mm程度の網目を有した金属製網材で 通気性に富むように構成されている。
【0014】 前記樋状ルーバー21は、ケーシング1内の処理経路中を通過する被処理気体 に接触して、その流動方向を変更するように、被処理気体の上手側と下手側との 夫々に、断面コの字型の多数の導風案内体25,26を、互いにコの字の開放側 が向き合う状態で、かつ、面方向で位置ずれさせて配設することにより構成して ある。 そして、夫々の導風案内体25,26は、前記外枠18の上下両端部の内面に 設けたブラケット18Aに対して挿抜及び固定自在に装着された棒状の取付固定 具27と、その取付固定具27に対して各別に着脱自在に装着された布様フィル ター28とから構成されている。 この布様フィルター28は、図4に示すように、無端帯状あるいは両端部に袋 状部を有した帯状に構成され、前記取付固定具27への装着によって断面コの字 状に配設され、樋状ルーバー21の被処理気体に対する案内面を構成する。そし て、この案内面に接触する前記被処理気体のうちの一部の通過を許す通気性と、 接触する被処理気体中の塵埃を付着させる捕集機能とを備えている。 この通気性と塵埃の捕集機能を実現するために、具体的には、この布様フィル ター28をポリエステルの不織布で構成している。
【0015】 前記スポンジフィルター22は、前記金属網製のデミスター20よりは目の細 かいフィルター材であるが、充分な通気性を有している。 前記スポンジフィルター22のさらに背面側には、前記外枠18の後面を構成 する縦横の桟部材29を備えたルーバー蓋30が設けられ、外枠18に内装され ている前記格子状ルーバー19、布様フィルター28及びスポンジフィルター2 2等の背面側への外れ落ちを阻止する状態で外枠18に位置固定されている。
【0016】 上記のように構成されたルーバーユニット11は、前処理ケース2の天井板2 Aを取り外す、あるいは開放姿勢とすることによって、前処理ケース2内から前 記外枠18ごと全体を抜き出すことができる。
【0017】 前記本体外装ケース3は、その内部に上下方向に大きな空間を有する縦型前部 室31と左右方向に長い横型後部室32とを備えている。 そして、縦型前部室31内には、吸引ファン33が配設され、その吸引ファン 33の外周部にドラム状の吸着フィルター34が配設されているとともに、縦型 前部室31と横型後部室32との境界に、これら両室31,32を仕切る状態で セパレートデミスター35を設けて中間処理部6が構成されている。また、横型 後部室32にはファイナルフィルター36が配設された最終処理部7が設けられ ている。
【0018】 前記中間処理部6の吸引ファン33は、ボス部37の周部に一体に連設された 回転円板38の前面側に多数の起風羽根39を立設し、かつ、各起風羽根39の 突出前端側を円錐面を有した環状案内板40で一体に連結してある。また、前記 回転円板38の後面側には、突出量の少ない補助起風片41が形成されている。 この吸引ファン33は、図6に示すように、回転円板38の前面側に形成され る起風羽根39の流出角θ1と、回転円板38の後面側に形成される補助起風片 41の流出角θ2とを異ならせて設けてある。つまり、前記起風羽根39の流出 角θ1は、回転中心側から放射方向への気体の流動を効率良く行えるように、こ の実施例では約32度に設定してあるのに対して、前記補助起風片41の流出角 θ2は、回転中心から放射方向への気体の流動の効率はあまり良くない約90度 に設定してあり、この補助起風片41によって、本体外装ケース3の前記ボス部 37を挿通するための挿入用開口42から内部気体が漏れ出すことを抑制すると ともに、小量の外気を吸引導入するように構成されている。 前記ボス部37のうち、回転円板38を一体に連設してある箇所よりも挿入用 開口42のあるケーシング縦壁部分50側のボス部37外周面には、吸引ファン 33の停止時などに前記回転円板38を伝って流下する油分や、ケーシング壁を 伝って滴下した油分が外部へ漏れ出すことを規制するトラップ溝が設けられてい る。 前記ケーシング縦壁部分50に設けられた前記駆動軸9Aの挿入用開口42の 周部には、そのケーシング縦壁部分50を伝う油分の前記挿入用開口42内への 入り込みを規制するリング状規制片58が付設されている。 この吸引ファン33は、処理対象の被処理気体の性状にもよるが、通常300 0〜4000rpm程度で用いられるのが好ましい。
【0019】 前記吸引ファン33の外周部には、環状の網材からなるドラムフィルター支持 枠43の外側に、目の粗いものから順に目の細かいものが並ぶように、筒状の発 泡フォーム材からなる三層のドラム状の吸着材44,45,46が設けてある。 前記ドラムフィルター支持枠43は、4本の取り付け脚47を備えて前記前処理 ケース2の後面側の内壁48にボルト止めしてある。この取り付け状態で、前記 ドラム状の吸着材44,45,46は、前記内壁48及び前記セパレートデミス ター35を設けた後方側のケーシング縦壁部分50の何れからも離反した状態で 固定されることになり、それら両壁を伝う油滴化されたオイルミストとの直接接 触を避けられるように構成されている。
【0020】 前記セパレートデミスター35は、縦型前部室31と横型後部室32とを仕切 る縦壁部分50に、前記両室31,32を連通する通気開口51を形成し、その 通気開口51部分の全面にわたって金属繊維製の薄板状部材を配設することによ って構成している。このセパレートデミスター35は、前記両室31,32を仕 切る縦壁部分50を伝う油分や、被処理気体中の残留オイルミスト、あるいは残 留塵埃が横型後部室32内に流れこむことを抑制するためのものである。 前記縦型前部室31の底部に相当する箇所には、前記セパレートデミスター3 5を設けた通気開口51よりも下方に位置させて第2ドレン室52を設けてあり 、その第2ドレン室52の上面は前記セパレートデミスター35よりも下位に位 置させて仕切り部材53が設けられている。この仕切り部材53は、前記セパレ ートデミスター35を通過しなかった物質の第2ドレン室52側への通過を許す ように、前記セパレートデミスター35よりも目の粗いパンチングメタルなどで 構成されている。
【0021】 前記横型後部室32内には、電石フィルターと呼ばれる直径1ミクロン程度の きわめて微細な繊維で作られた布状のフィルターエレメント36aを、被処理気 体の流れ方向に沿う状態で多数配設して構成したファイナルフィルター36を設 けてあり、そのファイナルフィルター36のフィルターエレメント36aの間に 被処理気体を通過させて、残留する僅かなオイルミストや微細な塵埃もほぼ完全 に除去するための最終処理部7を構成してある。 この横型後部室32の天井部には、処理済みの被処理気体を排出する上向きの 排気口8が形成してあり、その横側方には、前記吸引ファン33を駆動するため の電動モータ9が載置固定されている。 また、この横型後部室32の底面側には、前記セパレートデミスター35の裏 面側に付着した油分や、この横型後部室32の内壁に付着した油分などを排出す るための第3ドレン室54が設けられるとともに、その第3ドレン室54の上面 を形成するパンチングメタル55が設けられている。 前記横型後部室32の後面側には、前記ファイナルフィルター36を出し入れ 可能な後部開口56が形成され、その後部開口56を蓋する蓋部材57が開閉自 在に設けてある。
【0022】 〔別実施例〕 (1) 補助起風片41の枚数は起風羽根39の枚数と同数である必要はなく、そ れよりも少ない、あるいは多くても差し支えなく、要は、内部気体の漏れ出しに 充分な抵抗を発生させ得るだけの吸引力を生じさせながら、ケーシング壁の挿入 用開口42からの吸い込み量は極力少なくなるように、その流出角θ2と作用面 積を設定してあればよい。 (2) 補助起風片41の流出角θ2としては基本的には90度程度が望ましいが 、起風羽根39の流出角θ1との相関で適宜に選択すればよい。 (3) 前記吸引ファン33の形式としては、前記実施例のようなターボ型のもの に限らず、環状案内板40を除いた構造であっても差し支えない。
【0023】 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記 すが、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】除塵装置の全体を示す断面図
【図2】除塵装置の全体を示す分解斜視図
【図3】吸引ファン付近の拡大断面図
【図4】ルーバーユニットの水平方向での部分断面図
【図5】ルーバーユニットの一部切り欠き背面図
【図6】吸引ファンの概略説明図
【符号の説明】
1 ケーシング 9A 駆動軸 33 吸引ファン 37 ボス部 38 回転円板 39 起風羽根 41 補助起風片 42 挿入用開口 50 ケーシング縦壁部分 θ1 起風羽根の流出角 θ2 補助起風片の流出角

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシング(1)内に形成された被処理気
    体の処理経路中に吸引ファン(33)を設け、この吸引
    ファン(33)のボス部(37)を前記ケーシング
    (1)の外側から挿入された駆動軸(9A)の挿入端に
    外嵌装着してある除塵装置の吸引ファンであって、 前記吸引ファン(33)は、複数の起風羽根(39)を
    片面側に突設した回転円板(38)を前記ボス部(3
    7)に一体に連設してあるとともに、前記回転円板(3
    8)の前記起風羽根(39)を突設した側とは反対側の
    面を、前記駆動軸(9A)の挿入用開口(42)が設け
    られた側のケーシング縦壁部分(50)に近接させて配
    置し、かつ、前記回転円板(38)の前記反対側の面に
    前記挿入用開口(42)を通して外気を吸引する補助起
    風片(41)を設け、 さらに、前記補助起風片(41)の流出角(θ2)を前
    記起風羽根(39)の流出角(θ1)よりも大にしてあ
    る除塵装置の吸引ファン。
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