JP3006479U - 弦の振動数計数器 - Google Patents

弦の振動数計数器

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JP3006479U
JP3006479U JP1994009375U JP937594U JP3006479U JP 3006479 U JP3006479 U JP 3006479U JP 1994009375 U JP1994009375 U JP 1994009375U JP 937594 U JP937594 U JP 937594U JP 3006479 U JP3006479 U JP 3006479U
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Inventor
敬三 八神
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株式会社八神理化器製作所
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 弦の振動を振動数として表示でき、実験機器
として有効な弦振動数計数器を提供する。 【構成】 鋼板を折曲した無底の弦振動器1と振動数計
3とから成り、弦振動器1は、前端に弦巻取り具11を
一対並設し、後端に滑車12を一対取り付け、裏部に固
定したピン13にばね秤14の前端のフック141を係
止してばね秤14を一対前後方向に内蔵して備え、弦巻
取り具11に巻き付けたピアノ線の弦2を滑車12に巻
いて反転させ、弦2の先端をばね秤14のバネ142に
連結した可動筒143の後端に連結して、太さの異なる
弦2を二本張設配置し、ばね秤14の張力目盛144が
露呈するよう窓孔15を欠設し、夫々の弦2の下に振動
数を検出するマグネットセンサー16を上面に配置して
いる。センサー16と出力コード4で連絡する振動数計
3は、振動数のアナログ表示部31と、センサー16の
検出信号を増幅回路32で増幅して音出しするスピーカ
装置33とを備えている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、弦による振動数を計数する実験機器に関するものであり、音と振動 数の関係を知る等、学校での振動数測定実験に好適な計数器である。
【0002】
【従来の技術】
従来から、学校での振動測定実験に使用されている振動器は、細長状の木製箱 体上に弦を張設したものであり、移動駒の位置を変えて弦の長さを調節し、或い は弦の張力を可変して弦をはじき、箱体内との共鳴音を聞くことでその振動音を 測定していたのである。しかしながら、従来のこの種弦振動器は振動数を示すも のではなく、振動数は計算で算出していたのである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
そこで本考案は、弦の振動を直ちに振動数として表示することで、計算による 振動数算出を確認でき、また、その振動音との関係も理解できて学校での実験機 器として有効な弦振動数計数器を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
このため本考案は、上面から少し上の位置で両端間に弦を張設すると共に、弦 の下に位置して弦の振動数を検知する振動数検出センサーを上面に配置した金属 製の弦振動器と、該センサーの検出信号を計数してアナログ表示或いはデジタル 表示する振動数計とから成る構成の弦の振動数計数器としている。なお、弦の振 動による振動音を増幅して音出しするスピーカ装置を振動数計に付設してもよく 、振動数検出センサーをマグネットセンサーとすると共に、弦をピアノ線として もよい。さらに、弦振動器を、弦振動器体の一端に弦巻取り具を設けると共に、 弦振動器体の他端に滑車を取り付け、弦振動器体の内部にばね秤を弦に沿って横 状に固着し、弦巻取り具に巻き付けた弦の先端を滑車に巻き反転させてばね秤の バネに連結し、ばね秤の張力目盛が露呈するよう弦振動器体に窓孔を欠設した構 成としてもよい。
【0005】
【作用】
弦をはじくことにより、振動数検出センサーが弦の振動数を検出してその出力 信号を計数器に送って計数器で振動数を表示するのである。この際、弦振動器が 金属製のため共鳴がないことから振動数の誤差が少ない。また、その表示は、ア ナログ表示の他、デジタル表示でもよい。さらに、弦の振動による振動音を増幅 して音出しするスピーカ装置を振動数計に付設すれば、振動数の表示と共に、振 動音が聞けるのである。また、振動数検出センサーをマグネットセンサーとする と共に、弦をピアノ線とすれば一層安定した振動数の計数となるのである。さら に、弦振動器体の一端に弦巻取り具を設けると共に、弦振動器体の他端に滑車を 取り付け、弦振動器体の内部にばね秤を弦に沿って横状に固着し、弦巻取り具に 巻き付けた弦の先端を滑車に巻き反転させてばね秤のバネに連結し、ばね秤の張 力目盛が露呈するよう弦振動器体に窓孔を欠設した構成の弦振動器とすれば、弦 の張設の調節が簡単であり、ばね秤の内設によって突出部の少ない小型の弦振動 器となる。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の図示実施例について説明する。図1に示す本例において、1は 無底の弦振動器であり、鋼板の両側を折曲すると共に、その折曲下端を内側に折 り返し、該折り返し部の前後端にゴム片101を取り付けている。また、振動器 体10の前端に弦巻取り具11を一対並設すると共に、振動器体10の後端に滑 車12を一対取り付けている。
【0007】 弦振動器体10の前端側の裏部には、振動器体10の両側に挿通固定したピン 13にばね秤14の前端のフック141を係止してばね秤14を一対前後方向に 内蔵して備え、弦巻取り具11に巻き付けたピアノ線の弦2を滑車12に巻いて 反転させ、弦2の先端をばね秤14のバネ142に連結した可動筒143の後端 に連結することで、太さの異なる弦2を弦振動器体10の上で二本張設配置して いる。さらに、ばね秤14の張力目盛144が露呈するよう弦振動器体10に窓 孔15を欠設している。
【0008】 そして、弦振動器体10の他端側には、夫々の弦2の下に振動数を検出するマ グネットセンサー16,16を上面に配置し、該センサー16の検出信号を計数 してアナログ表示する振動数計3と出力コード4で連絡している。
【0009】 振動数計3は、振動数のアナログ表示部31と、センサー16の検出信号を増 幅回路32で増幅して音出しするスピーカ装置33とを付設しており、電源スイ ッチ36の他、スピーカ装置33のオンオフスイッチ34及びボリューム調整つ まみ35を備えている。なお、17は移動駒、18は弦振動器体10の中央に貼 着したスケールである。
【0010】 このように構成した本例は、移動駒17の調整設置による弦2の長さ、及び弦 巻取り具11による弦2の張力調整を決め、弦2をはじくことにより、マグネッ トセンサー16が弦2の振動数を検出してその出力信号を振動数計3に送ること で振動数計3のアナログ表示部31でその振動数を表示するのである。さらに弦 2の振動数を増幅してスピーカ装置33により振動音が聞けるのである。
【0011】 弦2の張力は、欠設した窓孔15からばね秤14の張力目盛144が露呈して いるため簡単に読み取ることができ、弦2の長さもスケール18で読み取ること で弦2基本振動数を計算できるのである。したがって、振動数計3のアナログ表 示部31の指示数と比較することができ、その振動数の音も判断できて有効な測 定実験となるのである。
【0012】 本例によると、弦振動器1が金属製で無底のため共鳴がないことから振動数の 誤差が少なくなり、マグネットセンサー16とピアノ線の弦2のため一層安定し た振動数の計数となるのである。また、ばね秤14の内蔵よって突出部の少ない 弦振動器1となって扱い易くなるのである。
【0013】 本例は上記のように構成したが、本考案においてはこれに限定されない。例え ば、張設する弦の数及び材質や太さは問わず、振動数を検知する振動数検出セン サーの種類や構成も限定されない。該センサーの検出信号を計数して振動数を表 示する振動数計の表示部もデジタル式でもよい。ばね秤を用いる場合は、その構 成は適宜であり、バネに抗して可動部材を引っ張り調整することで弦の張力が変 化できればよい。
【0014】
【考案の効果】
本考案によると、振動数検出センサーの検出によって計数器で振動数を表示で きるため、振動数の測定実験が容易にできる効果が大きく、請求項2では弦の振 動数を増幅してスピーカ装置から振動音が聞けて振動数との関係が判断でき、請 求項3では、マグネットセンサーとピアノ線の弦のため一層安定した振動数の計 数となるのである。請求項4では、マグネットセンサーとピアノ線の弦のため一 層安定した振動数の計数と振動音が得られるのである。請求項5では、ばね秤を 内蔵したため突出部の少ない弦振動器となって扱い易く、ばね秤の目盛によって 弦の張力を読み取ることができるのである。請求項6では、安定した振動数の計 数が得られ、ばね秤を内蔵したため突出部の少ない弦振動器となって扱い易く、 ばね秤の目盛によって弦の張力を読み取ることができるのである。請求項7では 、振動音が聞けて振動数との関係が判断でき、安定した振動数の計数が得られる と共に、ばね秤を内蔵したため突出部の少ない弦振動器となって扱い易く、ばね 秤の目盛によって弦の張力を読み取ることができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】その要部縦断面図である。
【図3】その一部切欠した縦断側面図である。
【符号の説明】
1 弦振動器 10 弦振動器体 11 弦巻取り具 12 滑車 13 ピン 14 ばね秤 144 張力目盛 15 窓孔 16 マグネットセンサー 17 移動駒 18 スケール 2 弦 3 振動数計 31 アナログ表示部 32 増幅回路 33 スピーカ装置 4 出力コード

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面から少し上の位置で両端間に弦2を
    張設すると共に、弦の下に位置して弦の振動数を検知す
    る振動数検出センサーを上面に配置した金属製の弦振動
    器1と、該センサーの検出信号を計数してアナログ表示
    或いはデジタル表示する振動数計3とから成ることを特
    徴とする弦の振動数計数器。
  2. 【請求項2】 弦2の振動による振動音を増幅して音出
    しするスピーカ装置33を振動数計3に付設した請求項
    1の振動数計数器。
  3. 【請求項3】 振動数検出センサーをマグネットセンサ
    ー16とすると共に、弦をピアノ線とした請求項1の振
    動数計数器。
  4. 【請求項4】 振動数検出センサーをマグネットセンサ
    ー16とすると共に、弦をピアノ線とした請求項2の振
    動数計数器。
  5. 【請求項5】 弦振動器体の一端に弦巻取り具11を設
    けると共に、弦振動器体の他端に滑車12を取り付け、
    弦振動器体10の内部にばね秤14を弦2に沿って横状
    に固着し、弦巻取り具11に巻き付けた弦2の先端を滑
    車12に巻き反転させてばね秤14の抗バネ可動部材に
    連結し、ばね秤14の張力目盛144が露呈するよう弦
    振動器体10に窓孔15を欠設した弦振動器1と成した
    請求項1の振動数計数器。
  6. 【請求項6】 弦振動器体の一端に弦巻取り具11を設
    けると共に、弦振動器体の他端に滑車12を取り付け、
    弦振動器体10の内部にばね秤14を弦2に沿って横状
    に固着し、弦巻取り具11に巻き付けた弦2の先端を滑
    車12に巻き反転させてばね秤14の抗バネ可動部材に
    連結し、ばね秤14の張力目盛144が露呈するよう弦
    振動器体10に窓孔15を欠設した弦振動器1と成した
    請求項3の振動数計数器。
  7. 【請求項7】 弦振動器体の一端に弦巻取り具11を設
    けると共に、弦振動器体の他端に滑車12を取り付け、
    弦振動器体10の内部にばね秤14を弦2に沿って横状
    に固着し、弦巻取り具11に巻き付けた弦2の先端を滑
    車12に巻き反転させてばね秤14の抗バネ可動部材に
    連結し、ばね秤14の張力目盛144が露呈するよう弦
    振動器体10に窓孔15を欠設した弦振動器1と成した
    請求項4の振動数計数器。
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