JP3006298U

JP3006298U - 皮切り器

Info

Publication number: JP3006298U
Application number: JP1994004323U
Authority: JP
Inventors: 昌久斉藤
Original assignee: 昌久斉藤
Priority date: 1994-03-17
Filing date: 1994-03-17
Publication date: 1995-01-24
Anticipated expiration: 2000-03-17

Abstract

(57)【要約】【目的】果物の外皮や内部の房の皮等を簡単に切り裂
くことができ、切り裂いた後は刃を安全に収納すること
ができる。【構成】略逆Ｙ字形の横断面を有する支持材（１）
と、先端に刃（５）を設けた支持材（２）とを軸（３）
によって接続して支持材（１）が一定範囲を自在に揺動
する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、果物等の外皮及び内部の房の皮を簡単且つ安全に切り裂く装置に関するものであり、詳しくは支持材（１）、（２）が互いに揺動して刃（５）を出入りさせる器具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、果物の外皮及び内部の房の皮を剥く際には包丁を使用したり手で剥いたりされていたが、包丁を使用する場合は手を傷つけたりして危険であり、手で行う場合は面倒な作業であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は前述のような問題点に鑑みて成されたものであり、支持材（１）の下端の案内部（７）を果物の皮の切り裂きたい部分に当てて押さえ、前後に移動させることによって果物の皮を簡単に切り裂き、切り裂いた後は刃（５）を自動的に支持材（１）の収納部（６）に収納する機能を有する皮きり器を提供しょうとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記の目的を達成するために、略逆Ｙ字形の横断面を有し、上部にバネ材（４）を設けた支持材（１）と、先端に刃（５）を設けた支持材（２）とを軸（３）によって揺動自在に軸支し、刃（５）が支持材（１）の収納部（６）から突出したり収納部（６）に収納されたりするようにした構成としてなるものである。

【０００５】

【作用】

バネ材（４）の弾性によって支持材（１）の下端の案内部（７）を押さえると刃（５）が収納部（６）より突出し、案内部（７）を離すと刃（５）が収納部に収納されて安全な切り裂き動作を得る。

【０００６】

【実施例】

以下、図面に基づいて本考案の具体的な実施例を説明する。図１、４及び５に示すごとく、ステンレス板を折り曲げ加工して支持材（１）の収納部（６）及び案内部（７）を形成する。収納部（６）の上部にはバネ材（４）を取り付け、更に、バネ材（４）を円滑に作動させるための切り欠き部（１０）を設ける。収納部（６）の下部前方には支持材（２）の先端を係止する係止ピン（８）を設置し、中央部後方に軸（３）を嵌入する孔（９）を設ける。案内部（７）の前方及び後方は、外側に向けて曲げ加工する。

【０００７】支持材（２）も支持材（１）と同様にステンレス板を使用し、先端には刃（５）を設ける。刃（５）の形状は略半月形の他、二等辺三角形、直角三角形としたり、更に、刃（５）の先端となるこれらの三角形の頂点の部分を曲線として形成しても良い，更に、支持材（２）の先端から後方に向かって順次、軸（３）を嵌入するための孔（１１）、支持材（１）を係止する係止ピン（１２）、握り材（１３）を取り付ける孔（１４）、（１５）を設ける。

【０００８】握り材（１３）は木製とし、孔（１６）、（１７）を設けて取り付け棒（１８）、（１９）により支持材（２）の取り付け孔（１４）、（１５）を介して支持材（２）に取り付ける。図３及び７に示すように握り材（１３）の上部前方にはバネ材（４）を案内する案内ピン（２０）と案内溝（２１）を設ける。

【０００９】支持材（１）、（２）、バネ材（４）及び握り材（１２）は各々ステンレス及び木製とする他、これらの各部材をプラスチックで成型して製作することもできる。即ち、支持材（１）とバネ材（４）とを、又、支持材（２）と握り材（１２）とを一体物として成型しても良い。

【００１０】

【考案の効果】

本考案は上述のように構成されているから、支持材（１）の案内部（７）が押し上げられると、図６に示すごとく刃（５）が収納部（６）から突出して果物の皮の切り裂きを行い、皮から案内部（７）が離れると再び刃（５）が収納部（６）に収納されるので簡単で安全に切り裂きを行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】皮切り器の斜視図である。

【図２】皮切り器の平面図である。

【図３】皮切り器の側面図である。

【図４】皮切り器の正面図である。

【図５】図２のＡ−Ａ断面図である。

【図６】図５において案内部（７）が押し上げられた際
の状態図。

【符号の説明】

１支持材２支持材３軸４バネ材５刃６収納部７案内部８係止ピン９孔１０切り欠き部１１孔１２係止ピン１３握り材１４孔１５孔１６孔１７孔１８取り付け棒１９取り付け棒２０案内ピン２１案内溝

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】略逆Ｙ字形の横断面を有し、上部にバネ
材（４）を設けた支持材（１）と、先端に刃（５）を設
けた支持材（２）とを軸（３）によって揺動自在に軸支
し、刃（５）が支持材（１）の収納部（６）から突出し
たり収納部（６）に収納されたりするようにした構成を
特徴とする皮切り器。