JPH0610944Y2 - 空き缶取り付け式カッターナイフ刃折り具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この考案はカッターナイフの刃折り具に関するものであ
る。

［従来の技術］ 従来のカッターナイフの刃折り具は、第３図に示すよう
なものであった。すなわち、三角形の本体(8)に刃折り
溝(9)を設け、この刃折り溝(9)にカッターナイフ(7)の
刃を差し込みカッターナイフを矢印方向に捻って、刃を
折るものであった。しかしながら、折れ刃(10)は鋭利で
危険な為、そのまま廃棄することができないという問題
があった。また第４図に示すような、折れ刃入れを兼ね
た使い捨て刃折り具もある。これは、箱(11)に刃折り溝
(12)を設け、この刃折り溝(12)にカッターナイフ(7)の
刃を差し込みカッターナイフを矢印方向に捻って刃を折
り、折れ刃(13)を箱(11)の中に溜めておき箱(11)が折れ
刃で満杯になったら廃棄するものであった。しかしなが
ら、箱の容積が小さい為にカッターナイフを頻繁に使用
する仕事場では、短期間で満杯なってしまい不経済であ
った。

［考案が解決しようとする問題点］ 本考案はこれらの問題を解決し、折れ刃を安全に廃棄す
ることができ、かつ何度でも刃折り具を使用できること
を目的とするものである。

［問題点を解決するための手段］ 本体(1)に刃折り溝(4)，(4)を設ける。本体(1)の下面に
爪(2)，(2)を設ける。更に本体(1)の下面にクッション
(3)，(3)を設ける。

本案は以上の構成よりなる。

［作用］ 爪(2)，(2)を空き缶(5)の開け口(6)，(6)に挿入して右
へ回し、爪(2)，(2)を空き缶(5)に固定する。カッター
ナイフ(7)，(7)の刃を刃折り溝(4)，(4)に差し込み、矢
印方向に捻って刃を折る。缶が折れ刃で満杯になっった
ら本体(1)を左に回して取り外し、空き缶(5)を廃棄す
る。

［実施例］ 以下、実施例に基づいて説明する。

(イ)円板状の本体(1)の中央にカッターナイフの刃折り溝
(4)，(4)を設ける。

(ロ)本体(1)の下部にはＬ字形をした爪(2)，(2)を設け
る。

(ハ)本体(1)の下面には弾力性のクッション(3)，(3)を設
ける。

以上が本考案の一実施例である。

［考案の効果］ 本考案はカッターナイフの刃折り具本体を空缶に取り付
けて使用するので、缶が折れ刃で満杯になったら本体を
取り外して缶を廃棄することで、安全に折れ刃を処理す
ることが出来る。更に、本体は別の空缶に取り付けて何
度でも使用出来る為、経済的である。

【図面の簡単な説明】

第１ａ図は本考案の平面図、第１ｂ図は本考案の正面
図、第１ｃ図は本考案の側面図、第２ａ図，第２ｂ図，
第２ｃ図は本考案を空缶に取り付けて使用する場合の過
程図、第３図及び第４図は従来のカッターナイフ刃折り
具の使用状態を示す斜視図。 (1)……本体，(2)……爪，(3)……クッション (4)……刃折り溝，(5)……空缶，(6)……開け口 (7)……カッターナイフ，(8)……本体， (9)……刃折り溝，(10)……折れ刃，(11)……箱 (12)……刃折り溝，(13)……折れ刃，

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】(イ)本体(1)に刃折り溝(4)，(4)を設ける。 (ロ)本体(1)に空き缶の開け口(6)に挿入、係合され、本
   体を空き缶に着脱可能にする一対の爪(2)，(2)を設け
   る。 (ハ)本体(1)の下面に弾力性のクッション(3)，(3)を設け
   る。 以上の如く構成した空き缶取り付け式カッターナイフ刃
   折り具。