JPS581463Y2 - 袋口結束用封かん紐カツタ− - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は小郵袋等の袋口に結束されたテープ、麻紐等の
いわゆる封かん紐をテコの作用を利用して容易かつ安全
にカットすることができるようにした袋口結束用封かん
紐カッターに関するものである。

以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。

１は柄であって、２枚の補体１ａと１ｂとを合せてボル
ト等の締結具２で固定したものである。

前記補体１ａと１ｂの内側には柄１の先端に開口させて
後述する刃と安全棒の差込溝３がそれぞれ形成されてい
る。

４は刃であって、その先端に刃先４ａ側へ略９０度彎曲
させて引掛部５が構成されている。

６は刃４よりも短い安全棒であって、前記刃４の刃先４
ａに対向して設けられている。

これら刃４と安全棒６にはそれぞれ複数個の取付孔７が
穿設されている。

そして、前記柄１の差込溝３にその基部が図のように差
込まれるとともに差込溝３に突設された複数個のボス８
に前記取付孔１を介してそれぞれ抜き差し自在に挿着さ
れている。

なお、差込溝３の残りの空間には刃４の研磨用の砥石９
が着脱自在に収容されている。

このような構成において、使用にあたっては第１図に示
すように、袋体ａの袋口に結束された紐すの内側に刃４
の引掛部５を挿入してから図中矢印の方向に柄１を押せ
ば刃先４ａが紐すを内側からカットする。

この際、引掛部５の外側がテコの作用をするため紐すは
あまり力を加えなくとも容易にカットできる。

また、刃先４ａに対向する位置に安全棒６があるためミ
スしても刃先４ａが直接手等に触れるおそれもない。

本考案は上述のように２枚の補体を合せて締結具で固定
した柄と、先端に刃先側へ彎曲させて引掛部を構成した
刃と、核力の刃先側に対向して設けられた安全棒とを備
え、前記柄に前記刃と安全棒の基部をそれぞれ抜き差し
自在に挿着してなることを特徴とするものである。

本考案は上述のように構成されるものであるから、小郵
袋等の袋口に結束された紐の切断が容易であるとともに
作業上も安全であり、しかも刃と安全棒が摩耗損傷して
も柄を分解してそれらを取り外して修理あるいは交換す
ることができ、かつ組立ても容易である等々幾多の利点
を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る袋口結束用封かん紐カツターの使
用状態斜視図、 第３図は同上の正面図、 である。 第２図は同上の側面図、 第４図は一部分解側面図 １・・・・・・柄、 １ａ。 １ｂ・・・・・・補体、 ２・・・・・・締結具、 ４・・・・・・刃、 ４ａ・・・・・・刃先、 ５・・・・・・引掛部、 ６・・・・・・ 安全棒。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ２枚の補体を合せて締結具で固定すると共に、各補体の
   内側に刃と安全棒の差込溝を形成した柄と、その差込溝
   に基部が抜き差し可能に挿着され、先端に刃先側へ彎曲
   させて引掛部を構成した刃と、差込溝に基部が抜き差し
   可能に挿着され、前記刃の刃先に対向して設けられた安
   全棒と、差込溝の残りの空間に着脱自在に収容された前
   記刃の研磨用砥石とを具備してなることを特徴とする袋
   口結束用封かん紐カッター。