JPS6010522Y2 - ポケツトナイフ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はポケットナイフに係り、その目的は背金と柄
とで従来のナイフにはない切断機能を持つポケットナイ
フを提供するにある。

以下、この考案を具体化したポケットナイフの一実施例
を図面に従って説明すると、１は柄であって、２枚の側
板１ａで構成されている。

２は前記病１の前端部に開閉可能に軸３着した刃部、４
は柄１の側板１ａ間背側に若干回動可能に軸５着された
背金であって、第２図に示すようにそのロック解除操作
部６の下端には切断刃７が形成されている。

前記側板１には背金４のロック解除操作部６全体が側板
１ａから露出しその解除操作部６下端に針金８が挟入で
きるように同側板１ａの後端上部に嵌合切断凹部９を形
成している。

このように本実施例では、針金８を背金４のロック解除
操作部６と嵌合切断凹部９間に挟入腰回操作部６を押せ
ば、同針金８は簡単に切断される。

しかも、刃部２は全く開く必要がないので安全である。

さらに、針金８を切断する他に紙、爪、その他糸、釣糸
等の切断器具としても使用することができる。

なお、背金４の田ンク解除操作部６の切断刃７を第２図
２点鎖線に示すように形成したり、又、嵌合切断凹部９
側に２点鎖線で示すように切断刃９ａを設けたり、一方
に２点鎖線で示すように逃げ溝１０を設けたりして実施
してもよい。

又、第３図に示すように刃部２を収容した状態で同刃部
２を矢印方向に回動操作した時、刃部２のあご２ａが背
金４の前側を上方に押し上げロック解除操作部６を反時
計方向に回動させるように構成する。

そして、前記と同様に背金４と嵌合凹部９との協同で針
金、糸、爪、紙等を切断させるようにして実施してもよ
い。

以上詳述したように、この考案は左右側板の後側背側に
背金のロック解除操作部を露出させ同ロック操作部と協
働して被切断物を嵌合挟持する嵌合切断凹部を設けると
ともに、その被切断物を切断するためにロック解除操作
部若しくは嵌合切断凹部に切断刃を形成したことにより
、非常に簡単な構造で従来のポケットナイフにない切断
機能をナイフに持たせることができ、非常に付加価値の
高い多目的ナイフとすることができる優れた効果を有す
る。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案を具体化したポケットナイフの正面図
、第２図は同じく針金の切断状態を示す説明図、第３図
はこの考案の別個を示す断面図である。 柄・・・・・・１、側板・・・・・・ｌａ、背金・・・
・・・４、ロック解除操作部・・・・・・６、嵌合切断
凹部・・・・・・９、切断刃・・・・・・７゜ ａ０

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 左右側板の後側背側に背金のロック解除操作部を露出さ
   せ同ロック操作部と協働して被切断物を嵌合挟持する嵌
   合切断凹部を設けるとともに、その被切断物を切断する
   ためにロック解除操作部若しくは嵌合切断凹部により切
   断刃を形成したことを特徴とするポケットナイフ。