JP3006287B2 - 電気瞬間湯沸器 - Google Patents

電気瞬間湯沸器

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JP3006287B2
JP3006287B2 JP4147138A JP14713892A JP3006287B2 JP 3006287 B2 JP3006287 B2 JP 3006287B2 JP 4147138 A JP4147138 A JP 4147138A JP 14713892 A JP14713892 A JP 14713892A JP 3006287 B2 JP3006287 B2 JP 3006287B2
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廣 河口
正仁 上村
棟彦 徳本
英昭 小西
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Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、給湯に使用される電気
瞬間湯沸器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電気瞬間湯沸器は、図4
および図5に示すように、入水管22から流入した水
は、止水栓23を経て入水管22から分岐されている水
圧検知器24の圧力スイッチ25を作動させ、タンク2
6に内装された2本の加熱ヒータ27,28のまわりを
流れて加熱され、出湯管29に接続されたシャワーヘッ
ド30から流出するようになっている。
【0003】このときの湯温は、2本のヒータ27,2
8の電力、すなわち発熱量と水温と流量とにより決まる
ものである。したがって適温の湯を得るためには電力切
替スイッチ31により、2本の加熱ヒータ27,28を
同時に通電したり、一方のみに通電したりして、電力の
切替を行い、さらに止水栓23の開度を調整して流量を
加減するものである。
【0004】図中32はタンク26の異常時に電気回路
を遮断する過昇温度防止装置、33,34はパイロット
ランプ、35,36はパイロットランプ保護用の抵抗で
ある。
【0005】図6は外観図を示し、ケース37で本体部
(図示省略)を保護し、ケース37には、回転式の止水
栓23のつまみ38と回転式の電力切替スイッチ31の
つまみ39と2本のヒータ27,28の通電時にそれぞ
れ点灯するパイロットランプ33,34の表示窓40,
41を備えている。
【0006】上記構成において、温水シャワーを浴びる
ときは、あらかじめ電力切替スイッチ31で2本の加熱
ヒータ27,28を「入」にするとともに止水栓23を
開いて通水する。止水栓23が開かれて水圧がある値に
なると水圧検出器24の圧力スイッチ25が「入」とな
って加熱ヒータ27,28に通電され、温水がシャワー
ヘッド30より流出する。
【0007】この温水の流出において、適温の温水を得
るために止水栓23の開度を調整するのであるが、止水
栓23の開度を調整しても適温の温水が得られない場合
には、電力切替スイッチ31で2本の加熱ヒータ27,
28を並列に、あるいは直列に接続したり、1本にのみ
接続したりして電力を調節し、さらに止水栓23の開度
を調整することにより適温の湯水が得られるようになっ
ている。
【0008】また、水圧や入水の温度が変化した場合に
も上記した調整と同様の調整により適温の温水が得られ
るようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の電気
瞬間湯沸器では、適温の温水を得るためには、2本の加
熱ヒータ27,28の切替と止水栓23の開度を頻繁に
調整をしなければならず、また、水圧や入水温度が変化
した場合も同様の調整をしなければならないという課題
があった。
【0010】また、温水シャワーの使用中には数回にわ
たり止水栓23を操作して湯水の流出、停止を繰り返す
ので、その都度止水栓23の開度を調整しなければなら
ないという課題もあった。
【0011】本発明は上記課題を解決するもので、操作
が簡単で、容易に適温の湯水を得ることができる電気瞬
間湯沸器を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、加熱ヒータが
内装されたタンクと、前記タンクに接続された入水管お
よび出湯管と、前記入水管に接続され、入水管の水圧に
よって開閉する圧力スイッチを有する水圧検知器と、前
記入水管の流量を調節する流量調節弁と、開閉スイッチ
のオン・オフに連動して開閉される止水弁と、前記加熱
ヒータへの通電率を双方向性3端子サイリスタを介して
制御する制御回路とを備え、前記加熱ヒータと前記双方
向性3端子サイリスタと前記圧力スイッチを直列に接続
するとともに、前記直列回路に前記開閉スイッチと前記
止水弁の電気的開閉回路との直列回路を並列に接続し、
前記開閉スイッチの「閉」操作により前記止水弁を開
き、前記流量調節弁で予め調節された流量で前記タンク
に給水するとともに、前記加熱ヒータを前記制御回路で
予め設定された通電率で通電するよう構成してなるもの
である。
【0013】
【作用】本発明は上記のように構成したことにより、開
閉スイッチの「閉」操作で止水弁が開かれて流量調節弁
で予め設定された流量がタンクに給水されるとともに、
制御回路のボリュームスイッチで予め設定された通電率
で加熱ヒータに通電されるので、予め設定された流量に
相応した電力で入水を加熱することができ、適温の温水
を得ることができる。
【0014】また、シャワー中の湯水の流出と停止を開
閉スイッチの操作だけで行うことができ、その都度の流
量の調節が不要である。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説
明する。
【0016】図1〜図3において、加熱ヒータ2が内装
されたタンク1には、タンク1に給水する入水管3とシ
ャワーヘッド4に出湯する出湯管5とが接続されてい
る。
【0017】入水管3にはその上流側に、入水管内の水
圧によって開閉する圧力スイッチ6を有する水圧検知器
7、タンク1への給水の流量を調節する流量調節弁8、
開閉スイッチ9の開閉操作によって入水管3の流路を開
閉する電磁弁等の止水弁10が接続されている。
【0018】加熱ヒータ2には、加熱ヒータ2の通電率
を無段階に調節するため双方向性3端子サイリスタ11
を介してボリュームスイッチ12で制御する制御回路1
3が接続されている。
【0019】14はタンク1の異常加熱を防止する過昇
温度防止装置、15は通電状態を表示する表示灯、16
は表示灯15の保護抵抗である。
【0020】上記した各構成部材の電気部材は図2に示
すように接続されている。すなわち、加熱ヒータ2と双
方向性3端子サイリスタ11と過昇温度防止装置14と
圧力スイッチ6とは直列に接続され、この直列回路に開
閉スイッチ9と止水弁10の電気的開閉回路、たとえば
電磁弁の励磁コイル10aとの直列回路が並列に接続さ
れている。
【0021】図3は外観図を示す、ケース17で本体部
(図示省略)を保護し、ケース17には、流量調節弁8
の回転式のつまみ18とボリュームスイッチ12の回転
式のつまみ19と開閉スイッチ9の上下式のつまみ20
と加熱ヒータ2の通電時に点灯する表示灯15の表示窓
21を備えている。
【0022】上記構成において、開閉スイッチ9を
「閉」操作すると励磁コイル10aに通電されて止水弁
10が開かれ、水が流量調節弁8、水圧検知器7を経
て、入水管3よりタンク1に給水される。この給水によ
り、水圧検知器7が作動して圧力スイッチ6が閉路さ
れ、ボリュームスイッチ12で設定された通電率で加熱
ヒータ2が通電されてタンク1に給水された水を加熱
し、温水化する。
【0023】ここで、シャワーヘッド4から流出する温
水の適温化は、加熱ヒータ2の電力と、給水の流量と、
水温によって得られるものであるので、季節あるいは好
みによってボリュームスイッチ12の通電率を予め設定
して加熱ヒータ2の電力を設定し、併せて流量調節弁8
で予め流量を設定しておくことによって、開閉スイッチ
9の「閉」操作によって給水するだけで常に適温の湯水
を得ることができる。
【0024】このように本発明の実施例の電気瞬間湯沸
器によれば、加熱ヒータ2と、加熱ヒータ2の通電率を
制御する制御回路13の双方向性3端子サイリスタ11
と、圧力スイッチ6とを直列に接続するとともに、この
直列回路に、開閉スイッチ9と止水弁10の電気的開閉
回路との直列回路を並列に接続して、開閉スイッチ9の
「閉」操作により、流量調節弁8で予め調節された流量
でタンク1に給水するとともに、加熱ヒータ2に予め設
定された通電率で通電するようにしたことにより、開閉
スイッチ9の「閉」操作によって給水するだけで適温の
温水を得ることができるという効果がある。
【0025】
【発明の効果】以上のように、本発明の電気瞬間湯沸器
によれば、次の効果が得られる。 (1)入水管への止水弁を開閉する開閉スイッチの
「閉」操作で止水弁が開かれて、流量調節弁で予め設定
された流量がタンクに給水されるとともに、予め設定さ
れた通電率で加熱ヒータに通電され、予め設定された流
量に相応した電力で入水を加熱することができるので、
開閉スイッチの「閉」操作のみで季節あるいは好みに合
った適温の温水を得ることができる。 (2)シャワー中の温水の流出と停止も、開閉スイッチ
の「閉」,「開」操作のみで行うことができるため、そ
の都度流量を調節するという煩わしさをなくすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における電気瞬間湯沸器の構成
【図2】同実施例における電気瞬間湯沸器の回路図
【図3】同実施例における電気瞬間湯沸器の外観図
【図4】従来例における電気瞬間湯沸器の構成図
【図5】同従来例における電気瞬間湯沸器の回路図
【図6】同従来例における電気瞬間湯沸器の外観図
【符号の説明】
1 タンク 2 加熱ヒータ 3 入水管 5 出湯管 6 圧力スイッチ 7 水圧検知器 8 流量調節弁 9 開閉スイッチ 10 止水弁 11 双方向性3端子サイリスタ 13 制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小西 英昭 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−26451(JP,A) 特開 平2−263036(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24H 1/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱ヒータが内装されたタンクと、前記タ
    ンクに接続された入水管および出湯管と、前記入水管に
    接続され、入水管の水圧によって開閉する圧力スイッチ
    を有する水圧検知器と、前記入水管の流量を調節する流
    量調節弁と、開閉スイッチのオン・オフに連動して開閉
    される止水弁と、前記加熱ヒータへの通電率を双方向性
    3端子サイリスタを介して制御する制御回路とを備え、
    前記加熱ヒータと前記双方向性3端子サイリスタと前記
    圧力スイッチを直列に接続するとともに、前記直列回路
    に前記開閉スイッチと前記止水弁の電気的開閉回路との
    直列回路を並列に接続し、前記開閉スイッチの「閉」操
    作により前記止水弁を開き、前記流量調節弁で予め調節
    された流量で前記タンクに給水するとともに、前記加熱
    ヒータを前記制御回路で予め設定された通電率で通電す
    るよう構成してなる電気瞬間湯沸器。
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