JP3006246B2 - 油タンク - Google Patents

油タンク

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JP3006246B2
JP3006246B2 JP3343745A JP34374591A JP3006246B2 JP 3006246 B2 JP3006246 B2 JP 3006246B2 JP 3343745 A JP3343745 A JP 3343745A JP 34374591 A JP34374591 A JP 34374591A JP 3006246 B2 JP3006246 B2 JP 3006246B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機械類に循環させる油
を貯留し、貯留した油を清浄にする油清浄機を備える油
タンクに関する。
【0002】
【従来の技術】回転機械の回転軸の潤滑用の油や油圧機
械,機器の操作用の油をこれら機械類に供給する場合、
通常油タンクに貯留された油をポンプにより昇圧して機
械類に供給し、その目的を達した油は排油として油タン
クに戻している。
【0003】ところで油タンクから機械類に循環して使
用されている油に含まれるスラッジ等は機械類に悪影響
を与えるので、これらを取除く必要がある。このため、
油タンクに油清浄機を附属させ、油タンク内の油を油清
浄機に流入させて清浄にし、この清浄にした油を油タン
クに戻している。
【0004】この種の油清浄機を備えた油タンクとして
図3に示すものが知られている。図3において油タンク
1は開口部を蓋2により閉鎖した容器3に油を貯留して
なり、タービン床4を貫通して設置されている。なお5
は建物梁である。
【0005】油タンク1にはその側壁6の上部に機械類
からの排油を油タンク1内に戻す戻り管7が設けられて
いる。なお、油タンク1には油タンク1の油を機械類に
送出する図示しない竪型ポンプが設けられている。
【0006】油量調整器10は開口部を蓋11により閉
鎖される容器12を備え、油量調整器10と油タンク1
とは吸込管13とバランス管14とにより接続されてい
る。吸込管13において、油タンク1の側壁6を貫通し
て油タンク1内にある吸込管部の開口は油タンク1の底
板15に面し、一方油量調整器10の底板16を貫通し
て油量調整器10内にある吸込管部の開口は後述する理
由により油面17より所定の深さHに位置して開口して
いる。
【0007】バランス管14は油量調整器10の蓋11
と油タンク1の上部の側壁6とに貫通して接続し、油量
調整器10内と油タンク1内の圧力とをバランスさせ
る。したがって油量調整器10の油面17と油タンク1
内の管理されるレベルの規定液面8とはバランス管14
と吸込管13とにより同じレベルになる。
【0008】油清浄系18は油量調整器10の底板16
と油タンク1の戻り管7とに接続し、フロート弁19を
備える油清浄機20と油量調整器10内の油を油清浄機
20に導く出口管21と、油清浄機20で清浄にした油
を戻り管7に送出する油ポンプ22を備える送出管23
とから構成されている。
【0009】油清浄機20は清浄にした油を貯留する貯
油室24を備え、フロート弁19は貯油室24の油面に
浮ぶフロートの高,低レベルに対応して開閉して油量調
整器10内の油を油清浄機20に流入させる。一方油ポ
ンプ22は貯油室24の油面の高,低レベルにより作動
するレベルスイッチ25の開閉により油ポンプ22を駆
動,停止する。すなわち油ポンプ22は貯油室24の油
面が高レベルになれば駆動され、低レベルになれば停止
する。
【0010】このような構成により油タンク1の底部よ
りスラッジ等を含む油は吸込管13を経て油量調整器1
0に流入し、油面17を形成して容器12内に貯留す
る。そして容器12内の油は出口管21を経て油清浄機
20に導かれる。この際貯油室24の油面に浮ぶフロー
トが低レベルのときフロート弁19は開状態になり、油
調整器10内の油は出口管21を経て油清浄機20内に
流入し、清浄になった後貯油室24に貯留される。そし
てフロートが高レベルになればフロート弁19は閉にな
り、油清浄機20への油の流入が停止される。
【0011】一方、油ポンプ22は貯油室24の高レベ
ルで作動するレベルスイッチ25により駆動されて貯油
室24の清浄油を送出管23を経て油タンク1に戻す。
そして貯油室24の油面が低レベルになればレベルスイ
ッチ25により油ポンプ22は停止する。このようにし
てフロート弁19,油ポンプ22の作動により油量調整
器10の油は出口管21を経て油清浄機20に流入して
清浄にされて貯油室24に貯留され、貯油室24の清浄
油が送出管23を経て油タンクに戻される。この間、油
タンク1の油面は同じレベルの油量調整器の油面ととも
に規定油面8のレベルに安定に保たれる。
【0012】ここで油量調整器10において吸込管13
の開口端面が油面17より所定の深さHだけ下方に位置
させるのは下記の理由による。
【0013】油清浄機による油清浄の処理油量は油を循
環させる機械類により決められる。しかし、油タンクの
油を清浄にする際、油清浄機20に流入させる油の流量
は油清浄機20の処理能力に基づいて定められる規定流
量Qを流す必要がある。この流量Qは吸込管13の開口
端面の規定油面8と同一レベルの油面17からの深さに
より決まるので、前述のように吸込管13の開口端面の
油面17からの深さを所定の深さHにしている。
【0014】なお、油量調整器10内に吸込管13の開
口端面が油面17、すなわち油タンク1の規定油面8か
らの深さHに位置しているので、油清浄系18の事故等
により油が外部に漏出する場合、油タンク1から漏出す
る油量は深さHに対応する油量に制限されるという利点
がある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記のように吸込管1
3の開口端面の油量調整器10の油面17からの深さH
を調整するときには、油量調整器10の蓋11,バラン
ス管14等を取外して調整する必要があり、このため調
整に手間がかかるという欠点がある。
【0016】また油量調整器10は油タンク1の近辺が
建屋梁があるため設置しにくく、また設置出来たとして
も吸込管13,バランス管14を長く引き回さねばなら
ず、またスペースの点から上記の吸込管13の開口端面
の油面からの深さ調整も困難が伴うという欠点がある。
【0017】本発明の目的は、油量調整器内の吸込管の
開口端面の油面からの深さ調整を容易にするとともに油
量調整器回りの配管を合理化できる油タンクを提供する
ことである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明によればタンク内に油を貯留し、この油をタ
ンクより下位に配設される油清浄機に流入させて清浄に
した後タンク内に戻す油タンクにおいて、タンク内の油
面より上部の空間に開口部を開口して油面から沈められ
て設置される容器と、この容器の下部から下方に延び、
タンクの底板に面して開口し、油を容器内に導く吸込管
と、この吸込管に接続して上方に延び、開口端面の油面
からの深さを調整する調整手段を備える油量調整管と、
容器の下部から下方に延びタンクを貫通して容器内の油
を油清浄機に導く出口管とを備えるものとする。
【0019】上記の油量調整管に備えられる調整手段
は、油量調整管が吸込管に螺合し、油量調整管を回動す
るハンドルを備えるものとする。
【0020】また、ハンドルはタンクの外部まで延長し
て設けるものとする。
【0021】
【作用】上記の構成により、油タンク内の油は吸込管,
油量調整管を経て油タンクの油面から沈められて設置さ
れた容器に流入し、この容器から出口管を経て油清浄機
に導かれ、油清浄機にて清浄にされて油タンクに戻され
る。
【0022】ところで容器に接続される吸込管に接続し
て設けられた油量調整管の開口端面の油タンクの規定油
面からの深さは前述のように所定の深さを必要とする
が、この深さの調整は調整手段、すなわち吸込管に螺合
する油量調整管をハンドルにより回動して行なわれる。
【0023】なお、油量調整管を回動するハンドルを油
タンクの外部まで延長して設けたときには油タンクの外
部から油量調整管の開口端面の油面からの深さを容易に
調整できる。
【0024】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の実施例について
説明する。図1は本発明の実施例による油清浄機を付属
する油タンクの断面系統図である。なお図1において図
3の従来例と同一部品には同じ符号を付し、その説明を
省略する。図1において従来例と異なるのは下記の通り
である。
【0025】油量調整器30の容器31は、この開口部
32が油タンク1の規定油面8の上部空間に開口して油
面から沈められた状態で油タンク1の側壁6にサポート
33により支持されて設置される。吸込管34は容器3
1の底板35を貫通して油タンク1の底板15に面して
開口して設けられる。そして吸込管34の上部に油量調
整管36がねじ込まれて設けられ、油量調整管36はね
じ部での回動により、油量調整管36の上部の開口端面
の高さを調整できる。なお、油量調整管36にはこれを
ねじ部で回動するために油量調整管36にアーム37を
介して取付けられるハンドル38が取付けられている。
なおハンドル38は容器31の開口部32に直径方向に
取付けられた支持板39を貫通して回動可能に支持され
ている。なお、油量調整器30は容器31,油量調整管
36,ハンドル38等から構成される。
【0026】出口管40は容器31の底板35を貫通し
て下方に延び、さらに油タンク1の側壁6を貫通して油
清浄機20に接続され、容器31内の油を油清浄機20
に導く。
【0027】このような構成により、容器31の開口部
と油タンク1の規定油面8の上部空間とは連通している
ので、容器31内の圧力と油タンク1内との圧力はバラ
ンスし、また容器31内の油と油タンク1内の油とは吸
込管34により連通しているので、油量調整器30の容
器31内の油面41と油タンク1内の規定油面8とは同
じレベルになる。
【0028】ここで油タンク1内の油を油清浄機20に
より清浄にする場合、前述のように油量調整管36の開
口端面の油面41からの深さを、油清浄機20の処理能
力に対応する油の流量にするために所定の深さHにする
必要がある。
【0029】このため、油タンク1の蓋2の点検窓板2
aを取外し、ここからハンドル38を回動することによ
り、油量調整管36はねじ部で回動して油量調整管36
の開口端面の油面41からの深さHを調整する。
【0030】このように油量調整管36の開口端面の油
面からの深さ調整をして、油タンク1の油を油清浄系1
8を介して循環して清浄にする間、油タンク1の油面は
規定油面8のレベルに安定に維持される。
【0031】図2は本発明の異なる実施例による油タン
クの部分断面図である。図2において油量調整器30の
油量調整管36の開口端面の高さを調整するハンドル3
8を油タンク1の蓋2の点検窓板2aを貫通して油タン
ク1の外部まで延長して設けた他は図1と同じである。
【0032】このような構成により、油量調整管36の
開口端面の油面41からの深さは油タンクの外部に露出
しているハンドル38により容易に調整できる。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば油量調整器の容器をこの開口部が油タンクの油
面より上部の空間に開口して油面から沈められて設置
し、この容器内に設けられ、開口端面の油面からの深さ
位置を調整する調整手段を備えた油量調整管と、この管
に接続して油タンクの底板に面して開口する吸込管と、
容器内の油を油清浄機に導く出口管とを備えたことによ
り、油量調整管の開口端面の油面からの深さ調整を、従
来のように油量調整器を分解しないで容易にすることが
でき、また油タンク内に油量調整器を設けたことによ
り、バランス管が不要になるので、配管が合理化され
る。なお油タンク外には油を貯留する容器がないので、
防火上より安全になるという効果もある。
【0034】なお、油量調整管の開口端面の高さを調整
する調整手段のハンドルを油タンク外に設けたことによ
り、油タンクの蓋をあけずに外部から油量調整管の開口
端面の油面からの深さを容易に調整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による油清浄機を備えた油タン
クの断面系統図
【図2】本発明の異なる実施例による油タンクの部分断
面図
【図3】従来の油清浄機を備えた油タンクの断面系統図
【符号の説明】 1 油タンク 10 油量調整器 20 油清浄機 30 油量調整器 31 容器 34 吸込管 36 油量調整管 38 ハンドル 40 出口管

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タンク内に油を貯留し、この油をタンクよ
    り下位に配設される油清浄機に流入させて清浄にした後
    タンク内に戻す油タンクにおいて、タンク内の油面より
    上部の空間に開口部を開口して油面から沈められて設置
    される容器と、この容器の下部から下方に延び、タンク
    の底板に面して開口し、油を容器内に導く吸込管と、こ
    の吸込管に接続して上方に延び、開口端面の油面からの
    深さを調整する調整手段を備える油量調整管と、容器の
    下部から下方に延び、タンクを貫通して容器内の油を油
    清浄機に導く出口管とを備えたことを特徴とする油タン
    ク。
  2. 【請求項2】請求項1記載の油タンクにおいて、油量調
    整管に備えられる調整手段は、油量調整管が吸込管に螺
    合し、油量調整管を回動するハンドルを備えてなること
    を特徴とする油タンク。
  3. 【請求項3】 請求項記載の油タンクにおいて、ハン
    ドルはタンクの内部又は外部に設けたことを特徴とする
    油タンク。
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