JP3005928B2 - トンネル構築法 - Google Patents

トンネル構築法

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JP3005928B2
JP3005928B2 JP5121322A JP12132293A JP3005928B2 JP 3005928 B2 JP3005928 B2 JP 3005928B2 JP 5121322 A JP5121322 A JP 5121322A JP 12132293 A JP12132293 A JP 12132293A JP 3005928 B2 JP3005928 B2 JP 3005928B2
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福幸 福元
光昭 嶋田
望月  健
和之 谷口
亨 守山
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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は場所打ちコンクリートラ
イニング工法によるトンネル構築法に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種のトンネル構築法において曲
線部を覆工する際に使用する型枠は、図5に示す如き現
在通常のシールドトンネルの二次覆工の型枠の場合と同
様に、直線部施工時に使用する標準スパン型枠aの外側
にテーパーライナbを装着する構造となっている。(図
4参照) 図中、cはシールド掘削機である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術において
は、曲線部施工時の1覆工スパン長は、直線部施工時の
スパン長よりテーパーライナの幅分だけ長くなる。その
ためシールド機の推進ジャッキは予めライナの幅分を考
慮したストロークを備えておく必要がある。このように
推進ジャッキストロークが長くなることは、シールド機
長にも影響し、最低、ライナ幅の倍以上の長さ分が長く
なる。
【0004】シールド機長が長くなると、シールド方向
制御が困難となるばかりか、シールド周辺の余掘り量が
増大し、コンクリート打設量が増加する。またコンクリ
ート打設量の増加に伴ってテールプレ−ト内のコンクリ
ート充填空間が増大するため、同コンクリートを加圧す
るプレスジャッキのストローク長も長くなる。これによ
ってシールド機長は更に長くなるため、施工管理は一層
難しくなる。
【0005】本発明は前記従来技術の有する問題点に鑑
みて提案されたもので、その目的とする処は、従来より
施工が容易になり、しかも場所打ちコンクリートライニ
ング工法全体の制御管理が簡素化されたコンクリートラ
イニング工法によるトンネル構築法を提供する点にあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係るトンネル構築法によれば、標準スパン
のスタンダード型枠内に予めテーパーライナを脱着可能
に組み込んでおき、曲線部の施工では同テーパーライナ
を取り外して前記スタンダード型枠をテーパー型枠とし
て使用するものである。
【0007】請求項2の発明は、前記テーパー型枠が複
数分割されるように構成されたものである。
【0008】
【作用】本発明によれば、曲線部覆工用型枠を従来のよ
うに標準スパンの外側にテーパーライナを装着すること
なく、標準スパンのスタンダード型枠内に予めテーパー
ライナを組み込んでおいて、曲線部施工の場合、前記テ
ーパーライナを取り外すことによって、前記スタンダー
ド型枠をテーパー型枠として使用するようにしたので、
シールド機の推進ジャッキストロークを長くする必要が
なく、直線部施工時と同様な仕様能力で対応することが
できる。
【0009】
【実施例】以下本発明を図示の実施例について説明す
る。図2は本発明の方法に使用される型枠Aの組立状態
を示し、1は直線部の覆工の際に使用されるスタンダー
ド型枠で、テーパー型枠2にテーパーライナ3を着脱可
能に装着して構成され、1覆工スパン長は上下左右とも
同一寸法aである。
【0010】曲線施工時においては、前記スタンダード
型枠1に装着されている。前記テーパーライナ3を取り
外してテーパー型枠2として使用する。従って曲線部に
おける1覆工スパン長は、左右、または上下でb及びd
で示されている長さが覆工長となり、左右、または上下
でスパン長b(=a−2c)、d(=a−2e) (但し、c,eはテーパーライナの上下、または左右の
スパン長で、c≠e)に差がつけられることによって曲
線部の施工が可能となる。
【0011】なおテーパー型枠の上下、または左右のス
パンは曲線施工部の曲率によって異なるので、この曲率
に合わせて数種類のテーパー型枠を現場で準備しておく
ことが必要となる。曲線施工時の型枠のスパンは直線部
施工時と比較するとテーパーライナ3の幅分短かくなる
ので、型枠に反力をとってシールド機4を推進ジャッキ
5のストロークも直線部施工時とくらべて多少短かくな
る。(図1参照)このことは曲線部施工時においてもシ
ールド機4の推進ジャッキストロークを長くする必要が
なく、直線部施工時と同様な仕様能力で対応することが
できることを示すものである。
【0012】また従来の場所打ちライニング工法用シー
ルド機のように、曲線部施工に対応するため、予め機長
を長くしておく必要がない。そのためシールド周辺の余
掘りを極力抑えることができ、シールド機の方向制御が
容易になる。また覆工コンクリート6を加圧するプレス
ジャッキ7のストロークは直線部施工時のストローク仕
様を変更することなく、同様な範囲で曲線部施工にも適
用でき、更にコンクリートの覆工1スパンの打設量は、
曲線部施工でもほぼ同様となり、コンクリートの打設、
加圧管理が容易になる。
【0013】
【発明の効果】本発明は前記したように、標準スパンの
スタンダード型枠内に予めテーパーライナーを脱着可能
に組み込んでおき、曲線部の施工に際しては同テーパー
ライナーを取り外して、前記スタンダード型枠をテーパ
ー型枠として使用することによってシールド機の推進ジ
ャッキ及びコンクリートプレスジャッキのストロークを
直線部の仕様ですべての条件に対応できるので、場所打
ちライニング工法用シールド機の機長を、スタンダード
型枠の外側にテーパーライナを装着する従来構造の型枠
を使用した場合に比して短かくすることができ、この結
果曲線部の施工においてシールド周辺の余掘り量を節減
し、周辺地盤に及ぼす影響を最小限に抑制することがで
きるとともに、シールド機長が短かくなるために、シー
ルドの方向制御が容易にできる。
【0014】また本発明によれば、曲線部での1覆工ス
パンは直線部とくらべて長くならず、更に周辺の余掘り
よるコンクリート充填量の増加を加味しても1スパン当
りのコンクリート打設量は、曲線部でも直線部でも殆ん
ど大差が無い。そのためシールド周辺の余掘りが増加す
るため、コンクリート打設量が増加する従来の曲線施工
に比して、コンクリートの打設管理、加圧制御管理が容
易となる。
【0015】更にまた本発明によれば前記したように、
シールド機長が短くなり、同シールド機に装備される推
進ジャッキ、コンクリートプレスジャッキのストローク
が短くなることから、ジャッキ構造を簡単にすることが
でき、且つ、駆動源の能力を落とすことができるので、
シールド機のコストダウンが可能となる。請求項2の発
明は前記テーパー型枠を複数に分割されるように構成さ
れているので、急曲線施工時のライナープレ−トとして
使用され、急曲線用のスパンの短いテーパーライナを別
途製作する必要はなく、型枠製作費が低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るトンネル構築法の一実施例の実施
状況を示す縦断面図である。
【図2】本発明の方法に使用されるスタンダード型枠の
縦断面図である。
【図3】型枠の組立状態を示す正面図である。
【図4】場所打ちコンクリートライニング工法における
曲線部施工状態を示す縦断面図である。
【図5】従来工法における曲線部施工状態を示す縦断面
図である。
【符号の説明】
A 型枠 1 スタンダード型枠 2 テーパー型枠 3 テーパーライナ 4 シールド機 5 推進ジャッキ 6 覆工コンクリート 7 プレスジャッキ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 望月 健 東京都新宿区西新宿6−14−1 佐藤工 業株式会社東京支店内 (72)発明者 谷口 和之 東京都新宿区西新宿6−14−1 佐藤工 業株式会社東京支店内 (72)発明者 守山 亨 東京都中央区日本橋本町4−12−20 佐 藤工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭48−29242(JP,A) 特開 平3−51498(JP,A) 特開 平4−254698(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21D 11/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 標準スパンのスタンダード型枠内に予め
    テーパーライナを脱着可能に組み込んでおき、曲線部の
    施工では同テーパーライナを取り外して前記スタンダー
    ド型枠をテーパー型枠として使用することを特徴とする
    トンネル構築法。
  2. 【請求項2】 前記テーパー型枠は複数に分割されるよ
    うに構成された請求項1記載のトンネル構築法。
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CN101845956B (zh) * 2010-03-21 2012-06-20 中国水利水电第七工程局有限公司 曲线隧洞混凝土衬砌组合钢模板
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