JP3005793B2 - ガラス拭き具 - Google Patents

ガラス拭き具

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JP3005793B2
JP3005793B2 JP8103202A JP10320296A JP3005793B2 JP 3005793 B2 JP3005793 B2 JP 3005793B2 JP 8103202 A JP8103202 A JP 8103202A JP 10320296 A JP10320296 A JP 10320296A JP 3005793 B2 JP3005793 B2 JP 3005793B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭の窓ガラ
スを拭くガラス拭き具に関する。
【0002】
【従来例】従来、窓ガラス拭きの作業として、一般的に
は(1)ガラスに洗浄水を噴霧したり、塗布した後木綿
等の布で汚れを拭き取るという、いわゆる「雑巾拭き
式」か、(2)スポンジ等に洗浄水を浸してガラス面を
洗い、その後汚れを含んでガラス面に残っている洗浄水
をゴム状のブレード(薄片)でかきとるという、いわゆ
る「スクイジー方式」の何れか大別される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題(従来の欠点)】
(1)「雑巾拭き方式」の場合。 最大の欠点は仕上がりが良くなく、又作業能率が悪いこ
とである。即ち、ふき取り作業により一度汚れが付着し
た雑巾で作業を続けると、せっかくきれいにしたガラス
面をその汚れた雑巾で汚すという「再汚染」の原因とな
る。これを避けるには雑巾の汚れ部分を避け清潔な部分
を選ぶか、或いは頻繁に新しい雑巾に替えるかしなけれ
ばならず、非常に繁雑かつ非能率的であった。又、一度
拭き上げてガラス面が完全に乾いてしまった後に、再汚
染が発見されても乾いた雑巾では拭ききれず、呼気によ
る湿気をガラス面にふきかけて拭くか、新しい雑巾を水
に浸して固く絞って拭くというやり直しの作業が加わる
のである。 (2)「スクイジー方式」の場合。 この方式は古くから特に欧、米において多く用いられて
いる方法で、これは作業方法において熟練を要するが相
当の仕上げ効果が得られるため、窓ガラス清掃業者は専
らこの方法を採用しているが、一般の家庭では作業方法
が難しいということであまり採用されていない。
【0004】
【本願の目的】本発明は前述のこうした欠点を解消すべ
くなされたものであり、特に「雑巾拭き方式」を改良し
たガラス拭き具を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、本体ケース10と、この本体ケース10にその長手方向
に沿って配置された軟質のクッション体15と、このクッ
ション体15と被清掃面となるガラス面との間に介在され
払拭用のクロス17と、このクロス17の繰り出し装置26
その本体ケース10に設けられ、前記クッション体15
を介して前記クロス17に連通される洗浄水貯留器21と、
その本体ケース10に設けられ、その洗浄水貯留器21内の
洗浄水を給水・停水自在に行なう洗浄水供給ポンプ18
と、 を具備し、 前記洗浄水が前記洗浄水供給ポンプ18を
介してクロス17に供給されて、湿潤状態のクロス17でガ
ラス面が予備拭きされ、次いで前記繰り出し装置26を介
して新たなクロス17がクッション体15の表面に引き出さ
れ、そのクロス17が前記予備拭きよりも乾燥した状態
で、ガラス面を仕上げ拭きできるように構成されたこと
を特徴とするガラス拭き具である。
【0006】次に、請求項2記載の本発明は、前記クロ
ス17の繰り出し装置26は、クロス17の既使用側で巻き取
るリール16と、このリール16と同軸上に備えた手動式ダ
イヤル30とを有した請求項1に記載のガラス拭き具であ
る。 請求項3に記載の本発明は、前記クロス17の繰り出
し装置26は、クロス17の既使用側で巻き取るリール16を
駆動する減速機付きモーター230 を有する請求項1また
は請求項2に記載のガラス拭き具である。
【0007】
【作用】クロス繰り出し装置26によりクロスが、使用に
際して必要にして十分な量だけクッション体15の表面に
繰り出される。ついで、その繰り出し装置による繰り出
されたクロスおよびクッション体15を用いて、ガラスの
表面を予備拭き(第一工程)した後に、仕上げ拭き(第
二工程)することにより、能率よく清掃することができ
る。その際、クロスを予め湿潤させておくことにより或
いは、ポンプ18を介して洗浄水貯留器21の洗浄水を乾い
た新しいクロスに適宜供給してクロスを湿潤させること
により、ガラス表面を容易に能率よく清掃することがで
きる。そして、クロスの繰り出しは、手動式ダイヤル30
による間欠的に行うことが出来る。また減速機付きモー
タ230 により、微小量ずつの連続繰り出しを行うことが
できる。
【0008】
【実施例1】本発明によるガラス拭き具の第1実施例を
図1,図2に示す。そして図1は斜視図を、図2は図1
におけるII−II矢視断面図である。以下、図面に基づき
詳細に説明する。ガラス拭き具1は以下の通り構成され
ている。本体ケース10はその下方にポンプ収納部10aを
備えており、そのポンプ収納部10aの下端が締結用ビス
31によりグリップ兼洗浄水貯留室11に一体的に結合され
ている。本体ケース10の上方内部には長尺のクロス17が
折り畳まれてクロス収納室10bに収納されており、この
クロスを収納する際にはクロス収納蓋12をヒンジ12aの
回りに開いて行うようになっている。なお、クロス17を
前記の如く折り畳む代わりに、ロール巻きにすることも
できる。
【0009】そしてこの本体ケース10にクッション体15
が取付具14により固着されている。このクッション体15
はゴム材、軟質のプラスチック材その他からなり、ある
程度弾性を有するものが好ましい。また、このクッショ
ン体15のガラス面側の形状が略円弧状の断面形状をなし
ている。さらに、このクッション体15は、本体ケース10
の長手方向に延在し、その長手方向に互いに離間して複
数個(ここでは5ヶ)の洗浄水の吐出孔15aがあいてい
る。また前記取付具14は前記クッション体にあけられた
複数個の吐出孔15aに洗浄水を分配するための分水溝14
bが長手方向にわたって形成されており、また該分水溝
の長手中央部に有孔突起14aが備え付けられていて、本
体ケース内部に備え付けられたポンプ18から導水チュー
ブ(イ)19を通じて洗浄水の供給を受けられるようにな
っている。
【0010】前記ポンプ収納部10aの内部には手動式の
ポンプ18が内蔵されており、後述する洗浄水貯留器21か
ら汲み上げた洗浄水を前記クッション体15の複数個の吐
出孔15aに供給出来るようになっている。前記ポンプ18
は内部に横向きのT字状の連通路を有する枠体18dと、
その上下端に夫々水密的に固着される弁カバー(イ)18
cおよび弁カバー(ロ)18eとを具備し、夫々のカバー
内には弁(イ)18f及び弁(ロ)18gが内蔵されてい
る。さらに、該枠体18dには蛇腹釦18aが圧縮コイルバ
ネ18bを内蔵した状態で取り付けられている。また、前
記弁カバー(イ)18c及び弁カバー(ロ)18eは、夫々
が導水チューブ(イ)19,導水チューブ(ロ)20接続用
の有孔突起18h,有孔突起18iを備えている。枠体18d
はこのように形成されており、弁カバー(イ)18c,弁
カバー(ロ)18e及び蛇腹釦18aに囲まれるポンプ室18
jを有し、そのポンプ室18j は、有孔突起18h,有孔突
起18iの穴を除くと完全に水密である。
【0011】このように構成されたポンプ18は、本体ケ
ースのポンプ収納部10aに図示せぬネジ等で固着されて
いる。弁カバー(イ)18cに備えつけられた有孔突起18
hと、前述の有孔突起14aとは、導水チューブ(イ)19
に、夫々接続されて導水可能となっている。次に、弁カ
バー(ロ)18eに備えつけられた有孔突起18iは、導水
チューブ(ロ)20の一端に接続されてその他端は後述す
る洗浄水貯留器21に接続されている。グリップ(兼洗浄
水貯留器収納室)11の内部には、洗浄水貯留器21が収納
されている。該洗浄水貯留器21は両端が開放された蛇腹
円筒21bを有し、その蛇腹円筒21bの本体側の方向に於
ける端部には有孔キャップ21aがネジぶた状に取り付け
られている。該有孔キャップ21aの出口側(ポンプ18
側)には、有孔突起21eが一体的に形成されており、導
水チューブ(ロ)20の一端が接続されている。
【0012】また、有孔キャップ21aの内方向(蛇腹円
筒21bの内側方向)には、中空パイプ21cを連通可能な
ように煙突状突起21fが同じく有孔キャップ21aと一体
的に形成されており、この煙突状突起21fに中空パイプ
21cが固着されている。該中空パイプ21cは蛇腹円筒21
bのほぼ他端まで延長している。さらに、蛇腹円筒21b
の他の開放部分はその中間部の直径よりもやや細径の円
筒形をなしており、この円筒部21dの外周面には雄ネジ
が形成されて、前記グリップ(兼洗浄水貯留器収納室)
11の下端部を貫通している。そして、この貫通した雄ネ
ジ部分に、ナット22がグリップ(兼洗浄水貯留器収納
室)11の底面を挟持するように螺合し固定されている。
前記円筒部21dは洗浄水の補給口を兼ねており、この補
給口はパッキン24を介してキャップ23が液密に螺着され
ている。
【0013】
【作動説明】このようなガラス拭きでガラス面を拭くに
は、 〔洗浄水の充填〕グリップ(兼洗浄水貯留器収納室)11
の下部のキャップ23を取外し、洗浄水貯留器21に公知の
ガラス洗浄水を充填する。汚れの程度や種類によって
は、改めて洗浄水は水道水のみでもよい。キャップ23を
緩めたとき、キャップ23と蛇腹円筒21bとの間にはパッ
キン24があるので、水漏れをすることがない。
【0014】〔クロスのセッティング〕次に、本体ケー
ス上部のクロス収納蓋12をあけて、長尺のクロス17を図
の如く折り畳んで、クロス収納室10bに収納する。クロ
ス17の先端部を少し引き出してクロス収納蓋12を閉める
と、このクロス収納蓋と本体ケースとの間にクロス17の
厚みより若干広いスリットが形成されるようになってい
て、クロス17の引き出しが自在となっていて、クッショ
ン体15の先端外周を迂回してリール16にセットする。こ
のときには、本体ケースに取り付けられたリール収納部
蓋13を開閉して行えばよい。なお、本体ケースとリール
収納部蓋との間には、クロス17の厚みより若干広いスリ
ットが形成されるようになっているから、リール16の回
動によりクロス17は円滑に繰り出されることになる。す
なわち前記リール16と同軸心上の手動式のダイヤル30を
回動させると、リール16も回動し、クロス17も繰り出さ
れることになる。
【0015】〔クロスの湿潤〕ポンプ18の蛇腹釦18aを
指で押したり、緩めたりすることで、洗浄水貯留器21内
の洗浄水は汲み上げられて、中空パイプ21c,導水チュ
ーブ(ロ)20,ポンプ18,導水チューブ(イ)19,分水
溝14bの経路を経てクッション体15の吐出孔15aに至
り、クロス17に裏面側を湿潤させる。クロス17は織布,
不織布,いずれでもよく、吸水性を有するものであれば
よい。このため、クロス17の裏面側が湿潤すると、やが
てクロス表面が湿潤することになる。
【0016】〔ポンプの作用〕ここでは、ポンプの原
理,構造は特定するものではなく、ごく一般的な原理の
ものを挙げた。すなわち、蛇腹釦18aを指で押すと、ポ
ンプ室18j内の空気が圧縮されて下側の弁(ロ)18gは
図面下方側に移動して空気の逃げを防ぐ。一方、上側の
弁(イ)18fは図面上方側に移動する。すると図3にお
いて弁ガイド18kに欠切されたスリット18lより空気が
抜け出て、それが弁(ロ)18gを迂回する。而して、圧
縮された空気はその有孔突起18h、導水チューブ(イ)
19を通ってクッション体の吐出孔15aから外気に逃げ
る。次に、蛇腹釦18aを緩めると圧縮されていた圧縮コ
イルバネ18bが伸び、ポンプ室18jは真空状態となり、
上側の弁(イ)18fはポンプ出口側の穴をふさぎ、下側
の弁(ロ)18gは図の上方に浮上し、ポンプ吸い込み口
側の穴を開孔し、ポンプ室18j内の真空により、洗浄水
貯留器21内の洗浄水を汲み上げることになる。同様に蛇
腹釦18aを押したり、緩めたりすることを繰り返すと、
ポンプ室18j内及び導水チューブ(イ)19内の空気は押
し出されて、やがて汲み上げられた洗浄水で満たされ
る。すると、クッション体15を覆うように捲回するクロ
ス17が湿潤される。なお、上側の弁(イ)18fの主たる
はたらきはガラス拭き具を倒立させたとき、洗浄水が溢
れないようにすることと、本来のポンピング作用をする
ことである。
【0017】〔洗浄水貯留器の作用〕なお、洗浄水貯留
器21を構成している蛇腹円筒21bの外周面が、蛇腹形状
をしている理由は以下の通りである。洗浄水が未だ残っ
たままガラス拭き作業を終了し、そのままで長時間放置
されて、かつ外気温度が大きく変動した場合、洗浄水貯
留器内の空気が膨張したり、収縮したりしたとき、これ
に対応するために貯留器内の容積が自身で大小自在とな
るためである。すなわち、上記の状態で外気温が作業終
了時での温度より大きく上昇すると、洗浄水貯留器21内
の空気が膨張し、結果として残っている洗浄水をポンプ
方向、さらにはクッション体の吐出孔15aにまで押し出
されて、不用意に周辺を洗浄水で汚すことになる。ま
た、逆に外気温が作業終了時時点よりも大きく低下する
と、洗浄水貯留器21内の空気は収縮し、洗浄水貯留器21
の形状が大きくゆがむのである。なお、中空パイプ21c
がキャップ23近くまで延長しているのは、洗浄水の貯留
量が少なくなり、水位が下がっても吸い上げできるよう
にするためである。
【0018】〔ガラス拭き作業〕ガラス拭き具1で実際
に拭き作業をするに際しては、グリップ(兼洗浄水貯留
器収納室)11を持ってクロス17を介してクッション体15
をガラス面の上部に押圧する。このとき、予めポンプ18
の蛇腹釦18aを数回押圧して洗浄水を汲み上げてクロス
17のガラス当接部分を湿潤させておく。このようにし
て、ガラスの上端部から下方部に向けて押圧しながら下
降させる。軽い汚れは湿ったクロス17により拭き取られ
る。この際、作業者の身長と窓ガラスの高さとの相互関
係でガラス面とグリップ(兼洗浄水貯留器収納室)11の
角度が約5°〜80°位まで変化するので、クッション
体15のガラス面との当接側は略円弧状の断面形状をして
いる。したがって、高い所から低い所に拭きおろすとい
うことは、クロス17のガラス面への当接部位は、クッシ
ョン体15のR面の下側部分から上側部分への移動になら
って位置を変えながら汚れを拭きとってゆくことにな
る。
【0019】このことは拭きとられてクロスに付着した
汚れが、ガラス面に触れることがなく、従ってガラス面
への再汚染がないのである。ところが、汚れがガラス面
に強固に付着している場合には必ずしも1ストロークで
は完全には汚れを払拭することができない。このため同
一面を引き続き2〜3ストロークと作業を繰り返すより
も1ストロークずつガラス面2〜3枚分を「予備拭き」
をすることで、汚れの8〜9割を除去しておく。このと
き、洗浄水は若干の汚れを含んでいるガラス面に付着さ
れたままになっているから、後述の「仕上げ拭き」を行
うまでの時間で残された汚れを溶解するので、汚れを拭
きとりやすい状態になっている。なお、特に透明ガラス
の清拭においては、フロアや壁面とは異なり、ごく微小
な汚れでも透明感を損なうということで、より完璧さを
要求される。このため、次なる「仕上げ拭き」の工程を
踏まなければならない。
【0020】次に、ダイヤル30によりリール16を矢印方
向に回動させてクロスの汚れ部分を巻き取り、新しい部
分を繰り出して「仕上げ拭き」を行えば、「予備拭き」
工程により、拭き取り易くなったしつこい汚れが残って
いる洗浄水と共に拭き取られる。この工程においては、
クロスは乾燥状態であることが望ましいから、洗浄水の
供給作業は行わないが、前述の「予備拭き」工程におい
て、クロスを湿潤操作時にクロスの毛管現象による拡散
作用によってその周囲まで洗浄水が浸透しているから
「仕上げ拭き」の工程にあって、湿潤状態ではあるが水
分は非常に少ないのでガラス面は、ごく短時間で渇き、
美しいガラス面が得られる。なお、ここではクッション
体の吐出孔15aは長手方向にわたって5ヶ所設けた図が
描かれているから、クロスは5ヶ所の部分的にしか湿潤
しない理屈であるがクロス自身の毛管現象等による拡散
作用により、吐出孔15a周辺の湿潤が可能であり、また
「予備拭き」の際ガラス面に当接させて摺擦しているう
ちに、ガラス面全面とクロスの当接部全面が湿潤するこ
とになるので、特に吐出孔15aの数を増やすことは必要
ではない。なお、「予備拭き」,「仕上げ拭き」の使い
分けは汚れの具合によって任意に行えばよい。
【0021】〔作業終了時〕作業中のリール16により巻
き取られた汚れたクロスはリール収納部蓋13をヒンジ13
aの回りに回動して開閉することによりリール116 ごと
に脱着する。以上、第1実施例の基づき構成と作用を述
べてきたが、これに限らず以下の変形も可能である。
【0022】
【実施例2】図4は第2実施例による断面図である。こ
れは、第1の実施例から洗浄水貯留器21及びポンプ18な
ど、洗浄水供給に係わる構成部品を除去したものであ
る。図4においてリール116 には、図示しないクロス繰
り出し用のダイヤルが連結されている。この第2実施例
の使い方としては、ガラス拭き具には洗浄水供給機構を
除いたもので洗浄水は別途一般的に市販されているガラ
ス洗浄液をスプレー等で予めガラス面に吹きつけてお
き、その後本ガラス拭き具により、乾いたままのクロス
で仕上げ拭きをするものである。クロス117 が清掃作業
で汚れたら、図示していないダイヤルを回動させて(同
時にリール116 が回動して)クロスの新しい部分を繰り
出して清掃する。第2実施例によるもうひとつの使い方
は、クロス117 を予め洗浄水にて湿潤させておいてクロ
ス収納室10bに納めておき、必要に応じてクロス117 を
繰り出して拭きとる方法で、前述の「予備拭き」を省略
して「仕上げ拭き」のみを行うという簡便型である。こ
の方法は、汚れがごく軽微な場合に有効である。
【0023】
【実施例3】第3実施例は図5に示す。構成としては、
第1実施例におけるダイヤル30が減速機付きモーター23
0 にかわっただけである。この減速機付きモーター230
は清掃時間中連続的にリール216 (図示省略)を極くゆ
っくりと回転させることで常にクロス217 を微量ずつ繰
り出すようになっている。このようにしているので、清
掃作業により汚れたクロスは直にリール216 に繰り込ま
れるので、常に清潔なクロスのよる清掃面(ガラス面)
に汚れが再付着することがない。
【0024】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、給水
・停水自在な洗浄水供給ポンプ18を介して湿潤状態のク
ロス17でガラス面を予備拭きした後に、繰り出し装置26
を介して新たなクロス17をクッション体15の表面に引き
出し、より乾燥状態のクロス17でガラス面を仕上げ拭き
することができる従って、湿潤状態のクロス17による
容易な予備拭きと、より乾燥状態の新たなクロス17によ
るガラス面の磨き仕上げを確実に行うことができる。即
ち、この発明はクロス17の湿潤と乾燥状態との両者をと
ることができ、予備拭き工程と仕上げ拭き工程とをとり
得る。そして予備拭き工程では、容易にふき取ることが
できる汚れを取りながら、同時に洗浄水をガラス面に塗
布することになるので、頑固な汚れでも次なる仕上げ拭
き工程までの間に、汚れを溶かして浮き上がらせること
ができる。その後、新たなクロスを繰り出して、仕上げ
拭き工程を行えば、前工程で拭き取れなかった汚れも除
去されて美しい仕上げが得られる。また本発明は、本体
ケース10内に洗浄水貯留器21とポンプ18とを有し、ハン
ディーで取扱性が良い。
【0025】(5)本発明のガラス拭き具は、ガラスを
洗うのではなくガラスを清拭するという観点からスター
トした構造を有し、洗浄水の量を極めて少量しか必要と
しないので、洗浄水の飛散がなく、清掃作業を非常に簡
便に行うことができると共に美しい仕上がりを得る。 (6)クロスの湿潤と乾燥状態との両者をとることによ
り、予備拭き工程と仕上げ拭き工程とをとりえる。そし
て予備拭き工程では、容易にふき取ることができる汚れ
を取りながら、同時に洗浄水をガラス面に塗布すること
になるので、頑固な汚れでも次なる仕上げ拭き工程まで
の時間で、この頑固な汚れを溶かして浮き上がらせるこ
とができる。その後、新たなクロスを繰り出して、仕上
げ拭き工程を行えば、前工程で払きとれなかった汚れも
除去されて美しい仕上げが得られる。 (7)クロスの繰り出しを、減速機付きモーターによる
連続繰り出しにより行えるものでは、汚れが付着したク
ロスはガラス面には全く接触することがないので、仕上
がりはさらによくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す斜視図。
【図2】図1のII−II矢視断面図。
【図3】図2の III部拡大斜視図。
【図4】本発明の第2実施例の縦断面図。
【図5】本発明の第3実施例の斜視図。
【符号の説明】
1 ガラス拭き具 10 本体ケース 10a ポンプ収納部 10b クロス収納室 11 グリップ(兼洗浄水貯留器収納室) 12 クロス収納蓋 12a ヒンジ 13 リール収納部蓋 13a ヒンジ 14 取付具 14a 有孔突起 14b 分水溝 15 クッション体 15a 吐出孔 16 リール 17 クロス 18 ポンプ 18a 蛇腹釦 18b 圧縮コイルバネ 18c 弁カバー(イ) 18d 枠体 18e 弁カバー(ロ) 18f 弁(イ) 18g 弁(ロ) 18h 有孔突起 18i 有孔突起 18j ポンプ室 18k 弁ガイド 18l スリット 19 導水チューブ(イ) 20 導水チューブ(ロ) 21 洗浄水貯留器 21a 有孔キャップ 21b 蛇腹円筒 21c 中空パイプ 21d 円筒部 21e 有孔突起 21f 煙突状突起 22 ナット 23 キャップ 24 パッキン 26 クロス繰り出し装置 30 ダイヤル 31 ビス 116 リール 117 クロス 216 リール 217 クロス 230 減速機付きモーター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 1/00 - 1/16 A47L 13/16 - 13/31

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ケース10と、この本体ケース10にそ
    の長手方向に沿って配置された軟質のクッション体15
    と、このクッション体15と被清掃面となるガラス面との
    間に介在される払拭用のクロス17と、このクロス17の繰
    り出し装置26と その本体ケース10に設けられ、前記クッション体15を介
    して前記クロス17に連通される洗浄水貯留器21と、その
    本体ケース10に設けられ、その洗浄水貯留器21内の洗浄
    水を給水・停水自在に行なう洗浄水供給ポンプ18と、 を具備し、 前記洗浄水が前記洗浄水供給ポンプ18を介してクロス17
    に供給されて、湿潤状態のクロス17でガラス面が予備拭
    きされ、次いで前記繰り出し装置26を介して新たなクロ
    ス17がクッション体15の表面に引き出され、そのクロス
    17が前記予備拭きよりも乾燥した状態で、ガラス面を仕
    上げ拭きできるように構成されたことを特徴とする ガラ
    ス拭き具。
  2. 【請求項2】 前記クロス17の繰り出し装置26は、クロ
    ス17の既使用側で巻き取るリール16と、このリール16と
    同軸上に備えた手動式ダイヤル30とを有した請求項1に
    記載の ガラス拭き具。
  3. 【請求項3】 前記クロス(17)の繰り出し装置(26)は、
    クロス(17)の既使用側で巻き取るリール(16)を駆動する
    減速機付きモーター(230) を有する請求項1に記載のガ
    ラス拭き具。
JP8103202A 1996-03-29 1996-03-29 ガラス拭き具 Expired - Lifetime JP3005793B2 (ja)

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JP8103202A JP3005793B2 (ja) 1996-03-29 1996-03-29 ガラス拭き具

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