JP2001018765A - 車両拭き取り装置及び車両洗車・拭き取り装置 - Google Patents

車両拭き取り装置及び車両洗車・拭き取り装置

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JP2001018765A
JP2001018765A JP11193748A JP19374899A JP2001018765A JP 2001018765 A JP2001018765 A JP 2001018765A JP 11193748 A JP11193748 A JP 11193748A JP 19374899 A JP19374899 A JP 19374899A JP 2001018765 A JP2001018765 A JP 2001018765A
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water
washing
vehicle
car
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JP11193748A
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Yuji Mizuno
勇治 水野
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SENSHIYAKI SERVICE KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗車後の車両表面に付着した水分を能率良く
拭き取ることができる車両拭き取り装置を提供する。 【解決手段】 真空ポンプ3や吸引ファン等からなる吸
引手段10と、上記吸引手段10の吸取側に接続された
拭き取り手段20とからなり、上記拭き取り手段は、多
孔質材で形成された集水部材とこの表面に装着され透水
性を有する拭き取り部材27からなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両拭き取り装置及
び車両洗車・拭き取り装置に係り、特に、洗車後の車両
表面に付着した水分を効率よく拭き取るようにし、ま
た、効率良く洗車し拭き取るようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の洗車・拭き取りは、まず、
スポンジ又はタオルで手洗いし、この後に、タオルによ
る水分の拭き取りを行う方法が最も一般的である。この
場合は、拭き取り時に水分を含んだタオルを何回も絞る
作業が必要となり、拭き取り作業が面倒である。そこ
で、車両の自動洗車機が開発されている。この自動洗車
機は、自動洗車機内に車両を入れて、洗車ノズルと回転
ブラシによる水洗い、洗剤・ワックスによる洗浄・ワッ
クス掛け、ノズルからの空気吹き付けによる水分除去等
の工程を自動的に行う。この自動洗車機によると、水分
除去が不完全であるから、やはりタオルで、塗装面に残
った水分を手作業により念入りに拭き取りして仕上げる
必要がある。このため、水分拭き取り時に、タオルの絞
り作業を行わなければならない。
【0003】特に、カーディラーや中古車センター等の
ように、多数台の車両を展示している場合に、定期的に
車両の汚れを洗車する必要がある。このような展示車の
洗車は、上記手洗いの場合は、タオルによる水分拭き取
り作業に多大な手間と労力を要する。また、上記自動洗
車機によると、1台毎に車両を自動洗車機まで移送し、
ここでの洗車作業を行う必要があり効率的でない。更
に、タオルによる水分拭き取り作業も必要であり、これ
に多くの手間と時間を要し、効率の良い洗車ができない
という問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような点
に基づいてなされたものでその目的とするところは、拭
き取りが能率良くできる車両拭き取り装置、及び、洗車
と拭き取りが能率良くできる車両洗車・拭き取り装置を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
車両拭き取り装置は、拭き取り本体と、上記拭き取り本
体の底面の広範囲にわたって設けられ多孔質材で形成さ
れた集水部材と、上記集水部材の表面に装着され透水性
を有する拭き取り部材と、上記集水部材と連通される吸
引手段と、を具備したことを特徴とするものである。
【0006】請求項2の車両拭き取り装置は、請求項1
記載の車両拭き取り装置において、上記集水部材はスポ
ンジ製の部材であり、拭き取り部材は厚布製の部材であ
り、吸引手段は真空ポンプであることを特徴とするもの
である。
【0007】請求項3の車両洗車・拭き取り装置は、洗
車・拭き取り本体と、上記洗車・拭き取り本体の底面の
広範囲にわたって設けられ多孔質材で形成された集散水
部材と、上記集散水部材の表面に装着され透水性を有す
る洗車・拭き取り部材と、上記集散水部材と連通される
吸引手段と、上記集散水部材と接続され洗浄水又はこれ
と洗剤の混合液を供給する洗車水供給手段と、を具備し
たことを特徴とするものである。
【0008】請求項4の車両洗車・拭き取り装置は、請
求項3記載の車両洗車・拭き取り装置において、上記洗
車水供給手段は、吸引手段と集散水部材との接続経路上
に切替弁を介して連結したものであることを特徴とする
ものである。
【0009】
【作用】請求項1の場合には、手等で保持した拭き取り
本体を車両に押し当ててボディ表面の水分を拭き取る。
車両のボディ表面に残留する水分は、拭き取り部材が持
つ毛管作用により広範囲に吸い取られる。ここで、吸引
手段を起動して真空引き作用を行わせると、広範囲に吸
い取られた水分を多孔質材で形成された集水部材を通じ
て集めて吸引手段へと吸い上げる。上記吸引作用によ
り、水分を吸い上げられた拭き取り部材は、引き続きボ
ディ表面に残留する水分を広い面積にわたって連続して
吸い取れる。従って、タオル拭き取りの場合に必要とさ
れるタオル絞り作業は不要となり、効率的な水分の拭き
取りが連続してできる。
【0010】請求項2の場合には、上記集水部材はスポ
ンジ製の部材であり、拭き取り部材は厚布製の部材であ
り、吸引手段は真空ポンプとしたものであるから、厚布
製の部材で水分を吸い取り、これをスポンジを介して真
空ポンプにより吸引排出する。これにより、強力な水分
吸い取りにより水分の拭き取り作業が連続して効率良く
行える。
【0011】請求項3の場合には、洗車と水分拭き取り
の一連の作業をできるようにしたものである。洗車時に
は、洗車水供給手段により、洗浄水又はこれと洗剤の混
合液を集散水部材に供給するものであり、集散水部材で
本体の下面の広範囲に洗車水を拡散させ洗車・拭き取り
部材の全体から洗車水を吹き出させるから、車両のボデ
ィ表面を連続的に効率良く洗車する。上記洗車後、上記
請求項1に記載の作用により水分拭き取り作業が連続し
て効率良く行える。
【0012】請求項4の場合には、請求項3記載の車両
の洗車・拭き取り装置において、上記洗車水供給手段
は、吸引手段と集散水部材との接続経路上に切替弁を介
して連結したものであるから、1つの配管と洗車・拭き
取り本体を使用し、洗車水供給手段と吸引手段を切替弁
で切り替えることにより、選択的に洗車と水分の拭き取
りを行える。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図6を参照して本発
明の第1実施形態を説明する。図1は車両拭き取り装置
の正面図、図2は拭き取り本体の断面図、図3及び図4
は拭き取り本体の分解斜視図、図5は要部の断面図であ
る。
【0014】先ず、車両拭き取り装置100の基本構成
を図1,図2を参照して説明する。移動可能な筐体1の
内部には、真空ポンプ3と真空タンク5とからなる吸引
手段10を備えている。上記真空タンク5の低部には、
タンク内に回収された回収水W1を排水する排水弁7を
備えている。上記吸引手段10は、立ち上げたホース9
に接続されている。このホース9は、筐体1の上面に垂
直設置した自在アーム11を介して拭き取り手段20に
接続されている。上記拭き取り手段20は、拭き取り本
体21と、この拭き取り本体低面23の広範囲にわたっ
て設けられ多孔質部材で形成される集水部材25と、こ
の集水部材25の表面に装着され透水性を有する拭き取
り部材27と、で構成されている。上記ホース9は拭き
取り本体21内を貫通して集水部材25に接続されてい
る。
【0015】上記吸引手段10であるが、筐体1の前面
に配置したオン・オフスイッチS1により、真空ポンプ
3を起動・停止することができ、その起動により真空タ
ンク5内を真空引きし、約5Kpa前後の圧力まで負圧
化する。この負圧力は、上記拭き取り装置20の集水部
材25を介して拭き取り部材27の全体に到達し、ここ
に存在する水分Wを吸引して真空タンク5内に回収水W
1として貯水する。尚、上記吸引手段10は、回収水W
1を直接外部へ放出しても良いのであれば、真空タンク
5を省略し、真空ポンプ3だけで構成しても良い。更
に、真空ポンプ3に替えて吸引ファン等の吸引手段に変
更することも可能である。
【0016】上記拭き取り手段20の構成をさらに詳述
すると、図3に示すように、まず、発泡材等で形成さ
れ、片方の先端が尖った船型の拭き取り本体21を有す
る。拭き取り本体21の上部にはグリップ21Aを備
え、手等で把持して使用できるようになっている。ま
た、本体底面23に設けた凹部23Aの適所に上記ホー
ス9の先端が接続している。また、凹部23Aに集水部
材25を形成する。集水部材25は、多孔質材で形成さ
れるものであり、例えば、スポンジ製の部材が使用され
る。尚、スポンジ製の部材以外にも、多孔質性フイルタ
部材や多孔質性セラミックス等を使用しても良い。要
は、ホース9の吸引口を通じて吸引手段10と連通し広
範囲に吸引力を生じさせる機能を発揮するものであれば
良い。
【0017】また、上記集水部材25の表面には、拭き
取り部材27が装着されている。拭き取り部材27は、
透水性を有し、毛管現象を起こす柔らかくて水分を吸収
する性質のものであれば良く、例えば、厚布(タオル)
が使用される。尚、厚布(タオル)に限らず、吸水紙・
織布等を使用しても良い。拭き取り部材27は集水部材
25の表面に着脱自在に装着するのが好ましく、この着
脱手段29としては、拭き取り部材27の上面外周に付
設した面圧テープTを、拭き取り本体21の底面に付設
した面圧テープTに押圧して装着するものがある。ま
た、他の着脱手段として、図4に示すように、拭き取り
本体21の低面に集水部材25をホース9の吸引口と連
結した状態で配置し、拭き取り部材27の外周に防水性
布29Aを繋いだものを用いて、これを拭き取り本体2
1と集水部材25に被せ、この外縁に設けた紐29Bに
より本体21に取り付けても良い。
【0018】以上の構成を基にその作用を説明する。車
両のボディ表面Bに対する洗車が終了した後、水分の拭
き取り作業において、本発明の車両拭き取り装置100
を使用する。まず、オン・オフスイッチS1により、真
空ポンプ3を起動し、真空タンク5内を真空引きして負
圧化する。この負圧力による吸引気流Eは、上記拭き取
り装置20の集水部材25から拭き取り部材27にまで
到達している。この状態で拭き取り本体21をボディ表
面Bに押し当てて拭き取りを行うと、車両のボディ表面
Bに残る水分Wは、拭き取り部材27が持つ毛管作用に
より広範囲に吸い取られる。
【0019】ここで、図5に示すように、車両のボディ
表面に残留する水分は、拭き取り部材27が持つ毛管作
用により広範囲に吸い取られる。拭き取り部材27は一
定量の水を吸収するとそれ以上は吸水できなくなるが、
真空ポンプ3を起動して真空引き作用を行わせると、拭
き取り部材の全面で吸い取った水分が多孔質部材である
吸引部25を介してホース9の吸引口に集約され、真空
タンク5へと吸い上げられる。上記吸引作用により、拭
き取り部材27は、常に水分を吸い取れる状態を維持
し、引き続きボディ表面に残留する水分を広い面積で連
続して効率良く吸い取ることができる。吸引した水W
は、吸引気流Eにより吸い上げられて、真空タンク5内
に回収水W1として移送され貯水される。また、吸い込
んだ空気は、吸引気流Eと一緒に真空ポンプ3から外気
へ放出される。
【0020】以上本実施形態によると、車両のボディ表
面に残る水分を拭き取り部材27により吸収し、且つ、
拭き取り部材27の全面に吸い取られた水分を集水部材
を通じて吸引手段により吸引するようにしたから、タオ
ル拭き取りには必要とされるタオル絞り作業は不要とな
り、拭き取り作業を連続的に能率良くでき、省力化でき
る。
【0021】次に、図6〜図9を参照して本発明の第2
実施形態の車両洗車・拭き取り装置200を説明する。
その構成は、上記第1実施形態の車両拭き取り装置と同
一の構成において、集水部材25に相当する集散水部材
25Aに、洗浄水又はこれと洗剤の混合液を供給する洗
車水供給手段30を接続し、洗車と水分拭き取りの一連
の作業をできるようにしたものであり、その基本構成を
説明する。
【0022】まず、筐体1内には、真空ポンプ3と、真
空タンク5からなる吸引手段10が設けられ、さらに、
上記吸引手段10にホース9で接続された洗車・拭き取
り手段20Aが設けられている。洗車・拭き取り手段2
0Aは、発泡材で形成された船型の洗車・拭き取り本体
21と、この本体底面23に装着され上記吸引手段10
と連通する多孔質部材よりなる集散水部材25Aと、こ
の集散水部材25Aの表面に装着される透水性を有する
洗車・拭き取り部材27Aとからなる。
【0023】そして、上記洗車・拭き取り手段20Aに
おける集散水部材25Aに、洗浄水又はこれと洗剤の混
合液を供給する洗車水供給手段30を接続している。具
体的には、集散水部材25Aと吸引手段10とを接続す
るホース9上に切替弁V2を介して、洗浄水Woを供給
する洗浄水供給手段30´を接続している。また、ホー
ス9上に、洗剤(洗剤41のみ又は洗剤とワックスの混
合液43)W2を供給する洗剤供給手段40を付設して
いる。これらのいずれかまたは両方を洗車水供給手段と
称している。
【0024】上記吸引手段10は、第1実施形態と同一
の構成であり、筐体1の前面に配置したオン・オフスイ
ッチS1により、真空ポンプ3を起動・停止することが
でき、その起動により真空タンク5内を真空引きし、約
5kpa前後に負圧化する。この負圧力は、吸引気流E
となって上記洗車・拭き取り手段20Aの集散水部材2
5A及び洗車・拭き取り部材27Aにまで到達する。そ
して、ここに存在する水分Wと空気とを同時に吸引して
真空タンク5内に回収水W1として貯水し、空気は真空
ポンプ3から外気へ放出されるように構成されている。
尚、上記吸引手段10は、回収水W1を直接外部へ放出
しても良いのであれば、真空タンク5を省略し、真空ポ
ンプ3だけで構成しても良いし、吸引ファン等を使用し
ても良い。
【0025】上記洗車・拭き取り装置20Aの具体的構
成は、第1実施形態と同様であり、洗車・拭き取り本体
21を有し、この上部にグリップ21Aを備え、また、
この洗車・拭き取り本体底面23に設けた凹部23Aの
適所に、上記ホース9の先端側を接続している。上記洗
車・拭き取り本体底面23の凹部23Aには、集散水部
材25Aを装着する。集散水部材25Aは多孔質材とし
てスポンジ材や多孔質性フイルタ部材や多孔質性セラミ
ックス等が使用される。
【0026】そして、上記集散水部材25Aの表面に
は、透水性を有する洗車・拭き取り部材27Aが着脱可
能に装着されている。上記洗車・拭き取り部材27A
は、透水性を有し、毛管現象を起こす柔らかくて水分W
を吸収または放出する性質のものであれば良く、例え
ば、厚布(タオル)や吸水紙、織布等が使用される。
【0027】また、上記ホース9には、三方の切替弁V
2を介して洗浄水Woを供給する洗浄水供給手段30´
のホース9Aが接続されている。また、上記ホース9の
三方の切替弁V2の洗車・拭き取り本体21側には、洗
剤のみ41又は洗剤とワックスの混合液43の洗剤W2
を供給するタンク45及び供給ポンプ47からなる洗剤
供給手段40がホース9Bにより接続されている。
【0028】上記ホース9Bは、開閉弁V1を介在し、
必要に応じて洗浄水供給手段30´からの洗浄水Woに
洗剤41又は洗剤とワックスの混合液43を加えて洗車
水を供給する。上記切替弁V2の操作により、洗車・拭
き取り装置20Aを上記吸引手段10と接続したり、洗
浄水供給手段30´と接続することが可能であり、切替
弁V1の操作で、洗浄水供給手段30´と洗剤供給手段
40とを同時に接続することができるように構成されて
いる。そして、洗浄水供給手段30´はスイッチS2の
オン操作により起動され、洗浄水Woを洗車・拭き取り
手段20Aに供給する。また、洗剤供給手段40はスイ
ッチS3のオン操作により起動され、開閉弁V1を開口
するとともに供給ポンプ43を起動させて洗剤41のみ
又は洗剤41とワックスの混合液43の洗剤W2をタン
ク45からホース9に供給し、洗浄水Woと混合された
洗車液として洗車・拭き取り手段20Aに供給するよう
に構成されている。
【0029】上記第2実施形態の車両洗車・拭き取り装
置200は、以上のように構成されており、以下のよう
に作用する。先ず、車両のボディ表面Bに対する洗車時
には、スイッチS2のオン操作と切替弁V2の操作によ
り洗浄水供給手段30´を起動し、水道水Woをホース
9Aから、洗車・拭き取り装置20Aへ供給する。そし
て、洗車・拭き取り装置20Aにおける洗車・拭き取り
本体21のグリップ21Aを手に持ち、車両のボディ表
面Bを洗車する。図8に示すように、洗浄水Woはホー
ス9Aから集散水部材25Aに到達し、ここで洗車・拭
き取り部材27A全面に広がり、洗車・拭き取り部材2
7Aから洗車水となって全面均一に吹き出す。これによ
り、洗車・拭き取り装置20Aの洗車・拭き取り部材2
7Aとボディ表面Bとの間に水膜Zが形成されて滑りが
良くなり、ボディ表面Bを広い面積で効率良く洗車する
ことが可能となる。
【0030】尚、洗車時は、スイッチS3のオン操作に
より開閉弁V1の開口と、洗浄水供給手段40を起動す
る。これで、洗剤(洗剤41のみ又は洗剤41とワック
スの混合液43)W2を洗浄水Woに混合して洗車を行
うことができる。
【0031】上記洗車終了後、続いて水分の拭き取り作
業を行う。この場合には、図9に示すように、スイッチ
S1のオン操作により、真空ポンプ3を起動し、真空タ
ンク5内を真空引きして負圧化する。この負圧力による
吸引気流Eは、洗車・拭き取り装置20Aの集散水部材
25Aを介して洗車・拭き取り部材27A全面に到達す
る。したがって、洗車・拭き取り部材27Aでの毛管作
用による吸い取り作用がなされ、さらに、集散水部材2
5による洗車・拭き取り部材27Aに含浸している水分
Wの吸引作用がなされて、洗車・拭き取り部材27Aに
より水分を連続的に真空タンク5内に回収水W1として
回収貯水することができる。また、吸引気流Eは真空ポ
ンプ3から外気へ放出される。
【0032】上記第2実施形態の車両洗車・拭き取り装
置200によると、先ず、洗車時は、洗車水供給手段に
より、洗浄水又はこれと洗剤の混合液を集散水部材に供
給するものであり、集散水部材で本体の下面の広範囲に
洗車水を拡散させ洗車・拭き取り部材の全体から洗車水
を吹き出させるから、車両のボディ表面との間に水膜を
形成して滑りを良くし、連続的に効率良く洗車すること
ができる。
【0033】また、拭き取り時には、車両のボディ表面
に残留する水分を、洗車・拭き取り部材が持つ毛管作用
により広範囲に吸い取り、且つ、吸引手段による吸引作
用により広範囲に吸い取られた水分を多孔質材で形成さ
れた集散水部材を通じて集めて吸引手段へと吸い上げる
から、洗車・拭き取り部材は、ボディ表面に残留する水
分を広い面積にわたって連続して吸い取ることができ、
タオル拭き取りの場合には必要とされるタオル絞り作業
が不要となり、効率的な水分の拭き取りが連続してでき
る。したがって、洗車と水分拭き取りの一連の作業を効
率的にでき、その省力化が図れる。
【0034】続いて、図10を参照して本発明の第3実
施形態を説明する。この車両洗車・拭き取り装置400
は、吸引手段10´を1つの洗車・拭き取り本体21´
内に備えた構成としたものである。即ち、洗車・拭き取
り本体21´内には、モータMと直結した吸引ファンF
からなる吸引手段10´を内蔵し、通孔28を通して集
散水部材25に接続している。上記モータMは、バッテ
リB又はコネクタCを介してコードKで外部電源と接続
し、スイッチSoにより、起動・停止する構成としてい
る。また、吸引ファンFには、吸引した水分Wを外部へ
放出する排水管Hを接続している。そして、本体21´
には、手持ちするグリップ21A´を備えている。
【0035】また、上記洗車・拭き取り本体21´に
は、通孔26があけられ、この開閉弁V3付きの注入口
26Aに、洗浄水Wo又はこれと洗剤との混合液からな
る洗剤W2を供給する供給管50と接続できるようにし
てもよく、洗浄水Wo又は洗浄水と洗剤W2の混合液を
洗車・拭き取り手段20に供給すれば、洗車と水分の拭
き取りが合わせて行える構成となる。
【0036】上記車両洗車・拭き取り装置400による
と、第1実施形態等と同様にして洗車後の水分拭き取り
作用が連続して行える。特に、1つの本体21´の操作
だけで良く、移動性の良い使用状態で迅速・容易な水分
拭き取りが効率良く行える。また、同様に開閉弁V3付
きの注入口26Aに、洗浄水Wo又は洗浄水と洗剤W2
の混合液を供給すると、車両のボディ表面との間に水膜
を形成して滑りを良くし、連続的に効率良く洗車するこ
とができ、洗車・拭き取りの一連作業が効率良く行え
る。
【0037】続いて、図11を参照して本発明の第4実
施形態を説明する。この車両洗車・拭き取り装置500
は、上記吸引手段10´を携帯容器60内に備え、上記
洗車・拭き取り手段20は本体21´として別の構成と
したものである。上記本体21´と携帯容器60間はホ
ース90にて接続する構成になっている。その他の構成
は上記第3実施形態の車両洗車・拭き取り装置400と
同様な構成であり、その説明を省略する。。
【0038】上記第4実施形態の車両洗車・拭き取り装
置500によると、本体21´のほかに吸引手段を別の
携帯容器60内に装備させているから、車両の拭き取り
装置の移動性に優れ、移動性の良い使用状態で迅速・容
易な水分拭き取りが効率良く行える。また、注入口に洗
浄水や洗剤を注入すれば、洗車と水分拭き取りが合わせ
て行え、洗車・拭き取りの一連作業が効率良く行える。
【0039】本発明は上記各実施形態に限定されるもの
ではなく、その要旨の範囲内において変更が可能であ
る。例えば、第2実施形態の車両洗車・拭き取り装置2
00においては、切替弁を使用して、吸引手段と洗車水
供給手段の切り替えを行うようにしたが、同装置におい
て、第3,4実施形態のように、吸引手段と洗車水供給
手段を別系統とし、それぞれ集散水部材に接続するよう
にしてもよい。
【0040】
【発明の効果】本発明の請求項1によると、洗車後の車
両表面に付着した水分は、拭き取り部材が持つ毛管作用
により広範囲に吸い上げられ、吸引手段の吸引作用で拭
き取り部材内の水分が吸引手段へと広い面積で連続して
吸引回収されるので、タオル拭き取りの場合に必要とさ
れるタオル絞り作業は不要となり、水分の拭き取りが連
続して効率的にできる。
【0041】請求項2によると、強力な水分吸い取りに
より水分の拭き取り作業が連続して効率良く行える。
【0042】請求項3によると、洗車時には、洗車水供
給手段により、洗浄水又はこれと洗剤の混合液を集散水
部材に供給するものであり、集散水部材で本体の下面の
広範囲に洗車水を拡散させ洗車・拭き取り部材の全体か
ら洗車水を吹き出させるから、車両のボディ表面を連続
的に効率良く洗車することができる。また、洗車後、水
分は洗車・拭き取り部材が持つ毛管作用により広範囲に
吸い上げられ、吸引手段の吸引作用で洗車・拭き取り部
材内の水分が吸引手段へと広い面積で連続して吸引回収
されるから、水分拭き取り作業が連続して効率良く行
え、洗車と水分拭き取りの一連の作業が効率的にでき、
省力化を図ることができる。
【0043】請求項4によると、切替弁の切換えによ
り、洗車と水分拭き取りが変更でき、作業能率を高めら
れるとともに、装置の構成が簡素化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示し、車両拭き取り装
置を正面から見た全体図である。
【図2】本発明の第1実施形態を示し、拭き取り手段の
断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態を示し、拭き取り手段の
展開斜視図である。
【図4】本発明の第1実施形態を示し、他の拭き取り手
段の展開斜視図である。
【図5】本発明の第1実施形態を示し、拭き取り手段の
要部の断面図である。
【図6】本発明の第2実施形態を示し、車両洗車・拭き
取り装置を正面から見た全体図である。
【図7】本発明の第2実施形態を示し、洗車・拭き取り
手段と切替弁の断面図である。
【図8】本発明の第2実施形態を示し、洗車・拭き取り
手段の要部を示す断面図である。
【図9】本発明の第2実施形態を示し、洗車・拭き取り
手段の要部を示す断面図である。
【図10】本発明の第3実施形態を示し、洗車・拭き取
り手段の断面図である。
【図11】本発明の第4実施形態を示し、洗車・拭き取
り手段の断面図である。
【符号の説明】
1 移動式筐体 3 真空ポンプ 5 真空タンク 7 排水弁 9 ホース 10,10´ 吸引手段 11 自在アーム 20 拭き取り手段 20A 洗車・拭き取り手段 21 拭き取り本体 21´ 携帯容器 21A グリップ 23 本体底面 23A 凹部 25 集水部材 25A 集散水部材 26,28 通孔 27 拭き取り部材 27A 洗車・拭き取り部材 30 水道水供給手段 40 洗剤供給手段 41 洗剤 43 洗剤ワックス混合液 V1 開閉弁 V2 三方の切替弁 W 水分 Wo 洗浄水 W1 回収水 W2 洗剤 Z 水膜

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 拭き取り本体と、上記拭き取り本体の底
    面の広範囲にわたって設けられ多孔質材で形成された集
    水部材と、上記集水部材の表面に装着され透水性を有す
    る拭き取り部材と、上記集水部材と連通される吸引手段
    と、を具備したことを特徴とする車両拭き取り装置。
  2. 【請求項2】 上記集水部材はスポンジ製の部材であ
    り、拭き取り部材は厚布製の部材であり、吸引手段は真
    空ポンプであることを特徴とする請求項1記載の車両の
    拭き取り装置。
  3. 【請求項3】 洗車・拭き取り本体と、上記洗車・拭き
    取り本体の底面の広範囲にわたって設けられ多孔質材で
    形成された集散水部材と、上記集散水部材の表面に装着
    され透水性を有する洗車・拭き取り部材と、上記集散水
    部材と連通される吸引手段と、上記集散水部材と接続さ
    れ洗浄水又はこれと洗剤の混合液を供給する洗車水供給
    手段と、を具備したことを特徴とする車両洗車・拭き取
    り装置。
  4. 【請求項4】 上記洗車水供給手段は、吸引手段と集散
    水部材との接続経路上に切替弁を介して連結したもので
    あることを特徴とする請求項3記載の車両洗車・拭き取
    り装置。
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