JPH09276764A - 糊付機の洗浄装置と洗浄工具 - Google Patents

糊付機の洗浄装置と洗浄工具

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JPH09276764A
JPH09276764A JP8091566A JP9156696A JPH09276764A JP H09276764 A JPH09276764 A JP H09276764A JP 8091566 A JP8091566 A JP 8091566A JP 9156696 A JP9156696 A JP 9156696A JP H09276764 A JPH09276764 A JP H09276764A
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JP
Japan
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roller
cleaning
gluing machine
moving
cleaning device
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Application number
JP8091566A
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English (en)
Inventor
Hirofumi Izawa
洋文 井沢
Yasuaki Matsui
康明 松井
Arata Koroyasu
新 頃安
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Kyokuto Sanki Co Ltd
Original Assignee
Kyokuto Sanki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手作業による負担を大幅に軽減し、簡便に、
しかも確実に糊付機の洗浄を行う。 【解決手段】 糊箱内の糊をローラーを介してシート体
に糊付けするローラー方式による糊付機(1)に装着さ
れる洗浄装置(2)であって、洗浄装置本体(21)と
これに接続された給水ホース(22)並びに給水ホース
により洗浄水を洗浄装置本体に供給するポンプ(23)
を有し、洗浄装置本体(21)は、糊付機への装着部
(211)と、糊付機ローラーに付着している糊を洗浄
除去する洗浄部(212)と、この洗浄部をローラーの
左右方向に往復移動させる移動部(213)とを備え、
洗浄部(212)は糊付機ローラー表面に接触し、給水
ホース(22)から供給された洗浄水をもってローラー
を洗浄する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、糊付機の洗浄装
置と洗浄工具に関するものである。さらに詳しくは、こ
の発明は、糊付作業後の洗浄作業の負担を大幅に軽減
し、簡便に、しかも確実に糊付機の洗浄を可能とする新
しい洗浄装置と洗浄工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】壁紙、壁シート類等に糊付け
するための手段として、原反ロールから巻戻して引出し
た等のこれらシート体に、ドクターローラー、糊付ロー
ラー、ならしローラー等の各種ローラーによって構成さ
れている糊付機により糊箱内に装入した糊を付着させる
方法と、そのための装置が知られている。そして、その
装置として、糊付けを自動化した自動糊付機や、手動に
より糊付けするものが知られてもいる。
【0003】そして、実際の糊付け作業の工程では、こ
れら糊付機による糊付作業が終了した後に、糊付機の糊
付ローラー、ドクターローラー、ならしローラー等に付
着した糊を洗浄除去することが欠かせない。これは、糊
を洗浄除去しないで2〜3日程放置すると、付着した糊
が固まってしまい、次の糊付作業が困難になるからであ
る。このため、作業終了後には、ほぼ毎日洗浄すること
が必要とされている。
【0004】従来は、このような洗浄の必要性から、洗
浄水をしみこませたスポンジ等をローラーに押し当て、
しみ出す洗浄水により糊を洗い流している。しかしなが
ら、このような手作業による洗浄は大変に面倒で、通
常、現場での糊付作業が終了するのは夕刻になるため、
疲れている作業者には大変な作業となり、また冬場は冷
たい水を用いて手作業で洗浄するため、作業者にとって
の負担は大きなものであった。
【0005】そこで、このような糊付作業にともなう洗
浄の負担を軽減し、より簡便にしかも確実に糊の洗浄除
去を可能とするための改善方策の実現が求められてい
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記のとお
りの課題を解決するものとして、糊箱内の糊をローラー
を介してシート体に糊付けするローラー方式による糊付
機に装着される洗浄装置であって、洗浄装置本体とこれ
に接続された給水ホースを有し、洗浄装置本体は、糊付
機への装着部と、糊付機ローラーに付着している糊を洗
浄除去する洗浄部と、この洗浄部をローラーの左右方向
に往復移動させる移動部とを備え、洗浄部は糊付機ロー
ラー表面に接触し、給水ホースから供給された洗浄水を
もってローラーを洗浄することを特徴とする糊付機の洗
浄装置(請求項1)を提供する。
【0007】また、この発明は、上記装置において、糊
付機は、糊付ローラーとともにドクターローラーおよび
ならしローラーとを有し、これらローラーの少くとも一
つを洗浄する洗浄装置(請求項2)や、洗浄部は、ブラ
シまたは弾性多孔体を有している洗浄装置(請求項
3)、糊付機への装着部は、移動部を支持してその移動
をガイドするガイド棒と、このガイド棒を固定し、糊付
機フレームへの係合装着を可能とするガイドフレームと
を備えている洗浄装置(請求項4)、糊付機への装着部
は、糊付機ステーに移動部を支持してその移動をガイド
する支持ガイド部を備えている洗浄装置(請求項5)、
移動部は、糊付機ローラーを回転させる歯車により回転
されるトラバースカムとこれに沿って動く誘導体を備え
ている洗浄装置(請求項6)、移動部は、自走用モータ
ーとこのモーターにより回転する歯車並びにこの歯車に
かみ合うラックを備えている洗浄装置(請求項7)、移
動部は、糊付機の送りローラーに当接して回転する移動
ローラーを備えている洗浄装置(請求項8)等もその一
つの態様として提供する。
【0008】さらにまた、この発明は、糊箱内の糊をロ
ーラーを介してシート体に糊付けするローラー方式によ
る糊付機の洗浄工具であって、洗浄水がホース接続によ
り供給される通水路と洗浄部を有し、かつ、糊のかき落
しのための屈曲ヘラ部を備えていることを特徴とする糊
付機の洗浄工具(請求項9)と、その態様としての洗浄
部にはブラシが備えられている洗浄工具(請求項10)
や、屈曲ヘラ部は、ローラーの曲面に沿って屈曲切欠き
されている洗浄工具(請求項11)をも提供する。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明の洗浄装置と洗浄工具と
は上記のとおりの特徴を有するものであるが、以下に実
施例を示し、さらに詳しくこの発明の糊付機の洗浄装置
と洗浄工具についての実施の形態を説明する。
【0010】
【実施例】添付した図面は、いずれもこの発明の実施例
に係わるものであるが、まず、このうちの図1および図
2の例では、後述のトラバースカム方式による移動機構
を採用していることで共通している。図1の例は、従来
より知られている自動糊付機(1)にこの発明の洗浄装
置(2)を装着した場合を例示しており、糊付ローラー
(11)、ドクターローラー(12)およびならしロー
ラー(13)等のローラーを備え、糊箱内に入れた糊を
糊上げローラーによって糊付ローラー(11)に付着さ
せ、この付着された糊を、送りローラー等により供給し
た壁紙やシート類等のシート体の裏面に付着させる糊付
機(1)に対して上記洗浄装置(2)が着脱自在に装着
されている。
【0011】洗浄装置(2)は、洗浄装置本体(21)
と、これに接続された給水ホース(22)並びに給水ホ
ース(22)より洗浄水を洗浄装置本体(21)に供給
するポンプ(23)を有し、洗浄装置本体(21)は、
上記の糊付機(1)への装着部(211)と、糊付機の
ローラー、たとえば糊付ローラー(11)、ドクターロ
ーラー(12)およびならしローラー(13)に糊付作
業後において付着している糊を洗浄除去する洗浄部(2
12)と、この洗浄部(212)をこれらローラーの左
右方向に往復移動させる移動部(213)とを備えてい
る。
【0012】装着部(211)は、移動部(213)を
支持してその移動をガイドするガイド棒(2111)
と、このガイド棒を左右両側において固定し、糊付機
(1)の本体フレーム(14)の切欠き溝部(15)に
着脱自在に係合装着するためのガイドフレーム(211
2)を備えている。洗浄部(212)は、図1のように
ブラシ(2121)またはスポンジ等の弾性多孔体を有
し、これらが、洗浄対象のローラーに接触する。給水ホ
ース(22)より供給される洗浄水をブラシ(212
1)の間に吐出、またはしみ出させて、この洗浄水と上
記ブラシ(2121)の接触とによりローラーに付着し
た糊をかき落し、洗浄除去する。
【0013】そして、この洗浄部(212)を左右に往
復動させる移動部(213)は、この図1の例において
は、上記装着部(211)のガイド棒(2111)を貫
通させているスライド部(2131)と、装着部(21
1)のガイドフレーム(2112)に支持されて、糊付
機(1)の駆動歯車にかみ合う端部歯車(2132)に
より回転されるトラバースカム(2133)、並びに、
スライド部(2131)に固定されて、このスライド部
(2131)が左右に移動するように、トラバースカム
(2133)に連動する誘導体(2134)とを備えて
いる。
【0014】図2の洗浄装置も、基本的構成としては上
記の図1と同じである。ただ、図1の例では、給水ホー
ス(22)を、洗浄部(212)のブラシ(2121)
の直上近接部まで導いているのに対し、図2の例では、
上記移動部(213)のスライド部(2131)給水ホ
ース(22)を接続し、スライド部(2131)に設け
た中空通路からブラシ(2121)に給水するようにし
ている点で相違している。
【0015】なお、図1および図2の例では、装着部
(211)のガイドフレーム(2112)には、ならし
ローラー(13)を回転させるための歯車(2135)
を設けてもいる。また、図1および図2の例で用いてい
るトラバースカム(2133)と誘導体(2134)に
ついて例示したものが図3である。
【0016】図3(b)のように、トラバースカム(2
133)は、その表面にスパイラル加工により溝が設け
られており、図3(a)に示した誘導体(2134)
は、この溝に湾曲端部が挿入されて、トラバースカム
(2133)の回転にともなって移動する。この移動
は、左右のいずれか一方の端部に至ると、逆に方向を変
えて移動するという特徴を有している。
【0017】さらに図4は、洗浄水の供給のためのポン
プ(23)を例示したものであって、この例では、洗浄
水(4)を入れたバケツ等の容器(3)内にポンプ(2
3)を入れ、給水ホース(22)より洗浄水(4)を洗
浄装置本体(21)に送るようにしている。この際にポ
ンプ(23)は、スイッチ(231)によりON−OF
Fできるようにしている。スイッチ(231)以外に、
給水量のコントローラー機構を設けてもよい。
【0018】たとえば以上の例の洗浄装置(2)を用い
ての洗浄作業の手順は、たとえば次のとおりとなる。 1)糊付機(1)のカバーをはずし、送りローラー(図
示していない)を、本体フレーム(14)の溝部(1
5)より取りはずす。 2)この溝部(15)に洗浄装置(2)のガイドフレー
ム(2112)を係合させることで洗浄装置(2)を糊
付機(1)に装着する。
【0019】この際に、糊付ローラー(11)の下方に
配置されている糊上げローラー(図示していない)はあ
らかじめはずしておいてもよい。なお、糊箱(図示して
いない)はセットしたままでよい。 3)給水ホース(22)を、洗浄装置本体(21)に接
続し、その他端を洗浄水の供給ポンプ(23)に接続す
る。
【0020】このポンプ(23)を駆動させて洗浄水を
装置本体(21)のブラシ(2131)部に送り、吐出
またはしみ出させる。 4)糊付機(1)を運転し、図1の歯車(2132)を
介してトラバースカム(2133)を回転させ、洗浄装
置本体(21)の移動部(213)の移動によって、ブ
ラシ(2121)を、ローラーに接触させた状態で往復
移動させる。これによって、糊付ローラー(11)、ド
クターローラー(12)およびならしローラー(13)
の各々を洗浄する。
【0021】5)洗浄が終了した後は、図4に示したポ
ンプ(23)の作動を止め、給水ホース(22)をはず
し、洗浄装置(2)を糊付機(1)より取りはずす。 6)糊付機(1)の糊箱内にたまった使用済み洗浄水を
除去する。この際には、たとえば図4に示した容器
(3)からポンプ(23)を抜き出し、糊箱内にこのポ
ンプ(23)を入れて作動させ、糊箱内にたまった洗浄
水は容器(3)に戻すことができる。なお、以上の方法
とは相違して、糊箱に排水用ホースを着脱できるように
して洗浄水が自動的に循環するようにしてもよい。
【0022】また、上記の供給ポンプ(23)を使用せ
ずに、給水ホース(22)を直接水道の蛇口に接続して
洗浄水を装置本体(21)に供給するようにしてもよ
い。以上の操作においては、ブラシ(2121)の移動
速度は、糊付機(1)の運転、そして歯車(2132)
の回転速度の制御により適宜に設定すればよい。糊付機
(1)の性能等によっても相違するが、たとえばこのブ
ラシの移動速度は約6m/分で、一回の往復が約20秒
程度に設定することができる。
【0023】糊付機(1)を最速で運転する場合には、
約1分程度で、各ローラーの洗浄が終了することにな
る。なお、図1および図2の例とは異って、ブラシ(2
121)の移動による洗浄ではなく、固定された横長の
ブラシを各ローラーに接触させて洗浄することが考えら
れるが、このような場合には、長いブラシを洗浄するこ
とが必要となるため、洗浄の省力化とはならない。
【0024】もちろん、この発明の図1および図2の例
でも、ブラシ(2121)の大きさについて厳密な制限
はないが、より小さなブラシ(2121)またはスポン
ジ等の弾性多孔体を用いることができ、これによって、
ブラシ(2121)等そのものの後処理洗浄の手間は少
なく、しかも洗浄装置(2)の負荷も小さなものとな
る。
【0025】そして、以上の例では、トラバースカム
(2133)による移動機構を採用しているため、その
構造はシンプルで、構造上のトラブルも少ないという特
徴がある。一方、図5は、このようなトラバースカム
(2133)を用いることなく、自走式モーターによる
移動機構を採用した例を示したものである。この発明の
洗浄装置では、このような、さらに様々な機構を採用し
てもよい。
【0026】すなわち、この図5の例では、移動部(2
13)のスライド部(2131)には、図6にも示した
ように、モーター装置(201)と、このモーター装置
(201)により回転する歯車(202)、並びにモー
ター装置(201)の回転を正逆回転可変にするための
左スイッチ(203a)、右スイッチ(203b)を有
し、さらに移動部(213)の構成として、装着部(2
11)のガイドフレーム(2112)に固定したラック
(204)を有している。このラック(204)への歯
車(202)のかみ合いによる回転で、移動部(21
3)の移動方向が決まることになる。より具体的には、
たとえば左方向に移動しているスライド部(2131)
の左スイッチ(203a)が、左側ガイドフレーム(2
112)に当接するとモーター装置(201)が逆回転
をはじめて右方向に移動し、右側のガイドフレーム(2
112)に右スイッチ(203b)が当接すると再度モ
ーター装置(201)は逆回転をはじめて左方向に移動
するようにしてもいる。
【0027】このような移動機構によって、数回、たと
えば5回程往復すれば、ローラーの洗浄が終了するよう
に、適宜な操作条件として簡便な洗浄が可能となる。図
7は、さらにこの発明の別の移動機構を採用した洗浄装
置を例示したものである。この図7の例では、洗浄装置
の本体(21)の装着部は、糊付機(1)に設けられた
ステー(16)に対して移動部(213)を支持してそ
の移動をガイドするガイド部(2113)のみにより構
成されている。そして、移動部(213)は、糊付機
(1)に設けられている送りローラー(17)を図1お
よび図2の例のように取りはずすことなくそのまま利用
している。すなわち、具体的には、移動部(213)
は、図8の平面図および正面図にもその配置を示した移
動ローラー(205)をスライド部(2131)の下部
に有し、この移動ローラー(205)を、上記の送りロ
ーラー(17)に接触させている。そして、この移動ロ
ーラー(205)は、少し傾けられた状態で配置され、
バネ等の弾性体(206)を介して水平回転自在とされ
ている。
【0028】このような移動ローラー(205)によっ
て、糊付機(1)の送りローラー(17)の回転が、横
方向に変換されて、この移動ローラー(205)の回転
とともに、スライド部(2131)、すなわち洗浄装置
本体(21)は左右に移動することになる。この方式で
は、移動ローラー(205)と送りローラー(17)の
摩擦が大きいほど大きな移動トルクが得られる。このた
め、ローラーの素材や、移動ローラー(205)にかか
る荷重調整のための様々な方策が適宜に選択されること
になる。
【0029】そして、上記の移動ローラー(205)で
は、その傾きに従って洗浄装置本体(21)が移動する
が、方向切換えのための方向レバー(207)が、糊付
機の一方の側端に当たると、この方向レバー(207)
により、本体(21)は逆方向に移動をはじめる。この
ような方向変換によって、洗浄装置本体(21)の往復
移動が可能となる。
【0030】もちろん、この発明の洗浄装置は、以上の
ような例によって何ら限定されることはなく、その細部
の態様は様々に可能である。なお、さらに説明すると、
この発明では、糊付機の上記のような洗浄装置ととも
に、洗浄作業に有用な工具をも提供する。この工具は、
糊箱や糊上げローラー等の最終段階の洗浄に特に有用な
ものであって、たとえば図9に例示したように、この洗
浄工具(5)は、洗浄水供給ポンプ(23)に接続する
給水ホース(22)に連通する通水路を本体(51)に
有し、この通水路から供給される洗浄水を吐出もしくは
しみ出し可能としたブラシ等の洗浄部(52)と、糊の
かき落しのための屈曲ヘラ部(53)とを備えている。
【0031】この洗浄工具(5)は、前記の洗浄装置
(2)に代わって、糊付ローラー(11)等のローラー
の洗浄にも有効で、従来のように、手で直接スポンジや
洗浄水に触ることなく、握り部(54)を持って、ブラ
シ等の洗浄部(52)によって容易にローラーの洗浄が
可能となる。しかも、この洗浄工具では、ゴムやプラス
チック製等の比較的硬質な屈曲ヘラ部(53)によっ
て、糊箱や糊上げローラー等の糊の付着、残存の著しい
部位での糊のかき落しも容易となる。そして、ブラシ等
の洗浄部(52)との交互併用で、手を汚すことなく、
容易に洗浄が行われる。しかも、屈曲ヘラ部(53)の
湾曲切欠き(55)の形状を、糊上げローラーの周曲面
に合わせておくことで、図10に例示したように、糊上
げローラー(18)の表面の糊のかき落しも容易とな
る。また、湾曲切欠き(55)の形状は、糊上げローラ
ー以外のローラーの周曲面に合わせてもよい。同様の効
果が得られる。
【0032】この洗浄工具(5)についても様々な細部
の態様が可能である。
【0033】
【発明の効果】以上、詳しく説明したとおり、この発明
によって、従来は手作業によって、しかも洗浄水をしみ
込ませたスポンジを手に持って洗浄していた糊付機の洗
浄が、極めて簡便に、作業者の負担も少なく可能とされ
る。作業者の手は、直接洗浄水に触れることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラバースカムを用いたこの発明の洗浄装置を
例示した分解斜視図である。
【図2】図1と別の例を示した斜視図である。
【図3】(a)(b)は、各々、トラバースカム誘導体
と、トラバースカム本体とを示した平面・正面図であ
る。
【図4】洗浄水供給ポンプを例示した斜視図である。
【図5】モーター装置による移動方式のこの発明の洗浄
装置を例示した分解斜視図である。
【図6】図5の装置のための駆動機構を例示した要部平
面・正面図である。
【図7】移動ローラーによる方式のこの発明の洗浄装置
を例示した斜視図である。
【図8】(a)(b)は、図7の移動ローラーによる移
動を示した要部平面図と正面図である。
【図9】この発明の洗浄工具を例示した斜視図である。
【図10】図9の工具による、糊上げローラーの糊のか
き落しを例示した平面図である。
【符号の説明】
1 糊付機 11 糊付ローラー 12 ドクターローラー 13 ならしローラー 14 本体フレーム 15 溝部 16 ステー 17 送りローラー 18 糊上げローラー 2 洗浄装置 21 洗浄装置本体 211 装着部 2111 ガイド棒 2112 ガイドフレーム 2113 ガイド部 212 洗浄部 2121 ブラシ 213 移動部 2131 スライド部 2132 歯車 2133 トラバースカム 2134 誘導体 2135 歯車 201 モーター装置 202 歯車 203a 左スイッチ 203b 右スイッチ 204 ラック 205 移動ローラー 206 弾性体 207 方向レバー 22 給水ホース 23 ポンプ 231 スイッチ 3 容器 4 洗浄水 5 洗浄工具 51 本体 52 洗浄部 53 屈曲ヘラ部 54 握り部 55 湾曲切欠き

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 糊箱内の糊をローラーを介してシート体
    に糊付けするローラー方式による糊付機に装着される洗
    浄装置であって、洗浄装置本体とこれに接続された給水
    ホースを有し、洗浄装置本体は、糊付機への装着部と、
    糊付機ローラーに付着している糊を洗浄除去する洗浄部
    と、この洗浄部をローラーの左右方向に往復移動させる
    移動部とを備え、洗浄部は糊付機ローラー表面に接触
    し、給水ホースから供給された洗浄水をもってローラー
    を洗浄することを特徴とする糊付機の洗浄装置。
  2. 【請求項2】 糊付機は、糊付ローラーとともにドクタ
    ーローラーおよびならしローラーとを有し、これらロー
    ラーの少くとも一つを洗浄する請求項1の洗浄装置。
  3. 【請求項3】 洗浄部は、ブラシまたは弾性多孔体を有
    している請求項1または2の洗浄装置。
  4. 【請求項4】 糊付機への装着部は、移動部を支持して
    その移動をガイドするガイド棒と、このガイド棒を固定
    し、糊付機フレームへの係合装着を可能とするガイドフ
    レームとを備えている請求項1ないし3のいずれかの洗
    浄装置。
  5. 【請求項5】 糊付機への装着部は、糊付機ステーに移
    動部を支持してその移動をガイドする支持ガイド部を備
    えている請求項1ないし3のいずれかの洗浄装置。
  6. 【請求項6】 移動部は、糊付機ローラーを回転させる
    歯車により回転されるトラバースカムとこれに沿って動
    く誘導体を備えている請求項1ないし5のいずれかの洗
    浄装置。
  7. 【請求項7】 移動部は、自走用モーターとこのモータ
    ーにより回転する歯車並びにこの歯車にかみ合うラック
    を備えている請求項1ないし5のいずれかの洗浄装置。
  8. 【請求項8】 移動部は、糊付機の送りローラーに当接
    して回転する移動ローラーを備えている請求項1ないし
    5のいずれかの洗浄装置。
  9. 【請求項9】 糊箱内の糊をローラーを介してシート体
    に糊付けするローラー方式による糊付機の洗浄工具であ
    って、洗浄水がホース接続により供給される通水路と洗
    浄部を有し、かつ、糊のかき落しのための屈曲ヘラ部を
    備えていることを特徴とする糊付機の洗浄工具。
  10. 【請求項10】 洗浄部にはブラシが備えられている請
    求項9の洗浄工具。
  11. 【請求項11】 屈曲ヘラ部は、ローラーの曲面に沿っ
    て屈曲切欠きされている請求項9または10の洗浄工
    具。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105176228A (zh) * 2015-10-13 2015-12-23 海宁天福经编涂层有限公司 一种植物覆盖材料及其制备方法
CN106903117A (zh) * 2017-01-25 2017-06-30 东莞产权交易中心 一种便携式贴纸去除装置
CN115487992A (zh) * 2022-09-21 2022-12-20 南通恒康数控机械股份有限公司 一种滚胶机用滚筒自动清洗系统

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