JP3004911U - 挿通孔を穿設したスカーフ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハンガーに簡単に掛けることができて滑り落
ちることなく，全体的に平均して懸吊できるので生地も
痛まず，スカーフ全体の柄もハンガーに掛けた状態で見
ることができる。 【構成】 スカーフ２の略中央位置に挿通孔１を穿設す
る。また，スカーフ２の略中央位置に取付けた鳩目３の
内側の孔４で前記挿通孔１を穿設する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は，スカーフに関する考案であって，さらに詳しくはハンガーより滑り 落ちることの無い滑り止めの挿通孔を穿設したスカーフに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来のスカーフは例えば肌触りの良い絹の素材や，ポリアミド等の合成樹脂材 で織ったものを略方形に裁断したものが用いられている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来のスカーフは，肌触りの良い絹を使ったものや，ポリアミド等の合成樹脂 素材を用いているためにハンガーに掛けた場合滑り易く，スカーフの中央位置を 見定めずに無造作にハンガーに掛けると重い方に滑り落ち汚れるのみならず，不 衛生な不快感を伴うために，スカーフをハンガー類に掛けるのは意外と手間どり ，また，個人の家庭で一枚のみ扱う場合はまだしも，販売用の目的で数多くのも のをハンガーに掛ける場合は，多大の時間と労力を要するのみならず，全体的に 柄が見えるようにハンガーに掛けるには更に可成の経験と時間を要する問題点を 有していた。

【０００４】 本考案は，従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり ，その目的とするところは，滑り落ちる懸念が全く無くなり，簡単にバランスよ く吊り下げることができるので，生地にとっても最良の保管状態が維持でき，ま た，柄が全面的に見えるので見本として用いても優れたスカーフを提供しようと するものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために，本考案におけるスカーフは，スカーフの略中央位置 に，ハンガーの頭部のＵ字形に曲がった鉤に挿通することのできる挿通孔を穿設 するものである。

【０００６】

【作用】

ハンガーの鉤にスカーフの挿通孔を通すのみで，スカーフはハンガーに沿って バランスよく懸吊することができる。

【０００７】

【実施例】

以下添付図面に基づき本考案の挿通孔を穿設したスカーフを詳細に説明する。

【０００８】 図１〜図３において，挿通孔１は，スカーフ２の略中央位置に，ハンガーの鉤 Ｆが挿通可能な内径の孔を明けて穿設する。

【０００９】 そして挿通孔１を形成するには，挿通孔１の内周辺を糸で縢ってもよいが鳩目 ３で形成することが好ましく，鳩目３をスカーフの略中央位置に穿設した孔内に 取付けて鳩目３の内側の孔４で挿通孔１を形成することが最も好ましい。

【００１０】

【考案の効果】

本考案は，上述のとおり構成されているので，次に記載する効果を奏する。 スカーフの挿通孔をハンガーの鉤部に挿入するのみでスカーフは，ハンガーか ら滑り落ちることなく，平均してハンガーに懸吊できるので（図３参照）生地が 痛まず，しかも，図柄が全体的に確認ができ，販売見本の展示用としても最適で ，数多くの展示品を扱っても取扱いが簡単でワンタッチで処理でき効率のよいハ ンガー掛けの作業が期待できる。また，さらにスカーフの使用時に，スカーフを 結ぶ代わりに挿通孔にスカーフの一端を通すと輪形となり，更に使用態様を変化 させて楽しむこともできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】挿通孔を穿設したスカーフの平面図である。

【図２】挿通孔を鳩目で形成し，スカーフをハンガーに
通した状態を示す一部を縦断した図である。

【図３】本考案のスカーフをハンガーに挿通して吊下し
た状態を示す図である。

【符号の説明】

１ 挿通孔 ２ スカーフ ３ 鳩目 ４ 内側の孔

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 スカーフ２の略中央位置に挿通孔１を穿
   設してなる挿通孔を穿設したスカーフ。
2. 【請求項２】 請求項１の挿通孔１を，スカーフの略中
   央位置に取付けた鳩目３の内側の孔４で形成してなる挿
   通孔を穿設したスカーフ。