JP3004825U - 夜警用カメラ付きハンディライト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 夜警の巡視の際、ハンディライトの光の中に
入った不審者、襲って来た犯人等を即座に撮影すること
が出来る夜警用カメラ付きハンディライトを提供する。 【構成】 ハンディライト１０に、撮影日時を記録する
手段２５、撮影対象に向けて、押しボタン２３を押す
と、撮影対象に応じてそれぞれ作動するところの、焦点
を自動に調節する手段２６及びフラッシュランプ２７を
備えたカメラ２０を一体に結合してある。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、夜警の巡視の際、ハンディライトの光の中に入った不審者、襲って 来た犯人等を即座に撮影することが出来る夜警用カメラ付きハンディライトに関 するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、夜警の巡視を行う際、一般に通常ハンディライトの他に携帯ベル・呼笛 等を携帯し、通常は周囲に向かってハンディライトの光を照射しながら、異常は ないか、不審者がいないかを調べたり、また異常と思われる場合、不審者が逃げ たり、或は反対に襲い掛かって、危険を感じたりする場合、携帯ベル・呼笛を鳴 らして、周囲の援助を求めたりしている。さらに上記の用具に加えて、最近は携 帯電話を携帯し、それを電話を通じて、センターに異常がないことを報告したり 、センターからの指示を受けたりしており、異常がある場合、その状況をセンタ ーその他に連絡したりしている。

【０００３】 しかしながら、上記用具のみでは、状況が変化し、後に残らない場合、例えば 不審者・犯人・車等が逃散した場合は、不審者・犯人の顔・体型・服装・車種・ 車番号等を後で警察等第三者に伝えようとしても、観察・記憶が不正確であって 、正確に現場の状況を把握し、伝えることが出来ず、その後の調査・捜査に対し て有効な証拠を提供することが出来ないと言う問題点がある。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

解決しようとする問題点は、上記従来のハンディライトは、状況が変化し、後 に残らない場合、不審者・犯人の顔・体型・服装・車種・車番号等を後で警察等 第三者に伝えようとしても、観察・記憶が不正確であって、正確に現場の状況を 把握し、第三者に伝えることが出来ないことである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

図面４を参考にして説明する。本考案は、ハンディライト１０に、撮影日時を 記録する手段２５、撮影対象に向けて、押しボタン２３を押すと、撮影対象に応 じてそれぞれ作動するところの、フラッシュランプ２７を備えたカメラ２０を一 体に結合してなる夜警用カメラ付きハンディライトである。

【０００６】

【実施例】

実施例について説明すると、１０はハンディライトであって、電球１１、その 電球１１を焦点にして、その電球１１より発せられた光を反射し、平行光線に変 える反射鏡１２、前面を覆うガラス１３、電池１４、その電池１４を収納する筒 体１５、ライト用スイッチ１６等よりなり、図３では正面から見て、前面を略長 方形に形成してあり、前部にカメラ２０を一体に結合してある。なお、ハンディ カメラ１０の形状・カメラ２０の結合位置は、上記のものに限定されるものでな く、本考案の目的を達することが出来れば、任意である。

【０００７】 カメラ２０について、詳細説明すると、２１はレンズ、２２は暗箱、２３は図 示されないシャッターを切る押しボタン、２５は撮影日時を記録する手段、２６ ，２７はそれぞれ焦点を自動に調節する手段及びフラッシュランプであって、撮 影対象に向けて、押しボタン２３を押すと、撮影対象に応じてそれぞれ作動する ようにしてある。なお、図示されないが、カメラ２０にはフィルム３０をシャッ ターを切る毎に自動的に１駒分進めるフィルム自動巻取り装置、フラッシュラン プ２７に電気を供給する電池を備えてある。

【０００８】 作用について説明すると、夜警の巡視を行う際、一般に通常ハンディライトの 他に携帯ベル・呼笛の他に本考案のハンディライトを携帯し、通常は、周囲に向 かって、ハンディライトの光を照射しながら、異常はないか、不審者がいないか を調べたり、また、異常と思われる場合、不審者が逃げたり、或は反対に襲い掛 かって、危険を感じたりする場合、携帯ベル・呼笛を鳴らして、周囲の援助を求 めたりするだけでなく、必要に応じて、例えば不審者・犯人・車等が逃散しよう とする場合は、即座にレンズ２１を撮影対象に向けて、押しボタン２３を押し、 撮影することが出来、不審者・犯人の顔・体型・服装・車種・車番号等を、証拠 写真として、警察等第三者に、観察・記憶と併せて、より正確且つ有効な現場の 状況証拠を提供することが出来る。また、必要に応じて、携帯電話を通じて、セ ンターに異常がないことを報告したり、センターからの指示を受けたり、異常が ある場合は、その状況をセンターその他に連絡したりすることも可能である。

【０００９】

【考案の効果】

本考案は以上のように構成されるため、例えば不審者・犯人・車等が逃散しよ うとする場合は、即座にレンズ２１を撮影対象に向けて、押しボタン２３を押し 、撮影することが出来、証拠写真として、警察等第三者により正確且つ有効な現 場の状況証拠を提供することが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示す一部切欠縦断側面図で
ある。

【図２】図１の平面図である。

【図３】図１の正面図である。

【図４】本考案の実指例の機器ブロック図である。

【符号の説明】

１０ ハンディライト １１ 電球 １２ 反射鏡 １３ ガラス １４ 電池 １５ 筒体 １６ ライト用スイッチ ２０ カメラ ２１ レンズ ２２ 暗箱 ２３ 押しボタン ２５ 撮影日時を記録する手段 ２６ 焦点を自動に調節する手段 ２７ フラッシュランプ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ハンディライト（１０）に、撮影日時を
   記録する手段（２５）、撮影対象に向けて押しボタン
   （２３）を押すと撮影対象に応じて作動するところのフ
   ラッシュランプ（２７）を備えたカメラ（２０）を一体
   に結合してなる夜警用カメラ付きハンディライト。