JP3004773B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,蓄熱槽を有する冷凍サ
イクルを備え,蓄熱槽の蓄熱材に蓄えられた熱を利用し
て室内の暖房を行いつつ蒸発器に付着した霜を除霜する
空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の空気調和機の一例となるヒート
ポンプ式の空気調和機1a の冷凍サイクルを図5に示
す。上記空気調和機1a の図示状態では,四方弁19の
流路切り替えによって暖房運転モードになっている。そ
して,暖房運転中,第1の電磁弁18は閉じられ,第2
の電磁弁21は開かれている。そこで,圧縮機2から吐
出された高温の冷媒は蓄熱槽3a の与熱用熱交換器10
によって蓄熱材20に蓄熱し,四方弁19,室内の凝縮
器4,膨張弁28,室外の蒸発器9,四方弁19,電磁
弁21,圧縮機2の順に,実線の矢印で示すように,冷
媒管30内を流通し,これによって室内が暖房されるよ
うになっている。このとき,外気温が低いと,上記蒸発
器9の表面に霜が付着し暖房能力に低下をきたすことが
ある。そのため,適宜蒸発器9の表面の除霜をする必要
がある。そこで,上記蓄熱槽3a が冷凍サイクルの冷媒
管30に連結され,これによって,除霜運転中の暖房能
力を増加させると共に除霜時間の短縮化を図るようにな
っている。上記蓄熱槽3a は,図6に示すように,槽内
の蓄熱材20中に上記与熱用熱交換器10と後述する受
熱用熱交換器11とが収容されている。そこで,除霜運
転と暖房運転とを同時に行う際には,上記電磁弁18が
開かれ,上記電磁弁21が閉じられる。そして,圧縮機
2から吐出された冷媒は破線の矢印で示すように,上記
膨張弁28を迂回して電磁弁18を流通して蒸発器9に
導かれる。このとき,上記冷媒は電磁弁18において大
きく減圧されることがないため,比較的高い温度で上記
蒸発器9を加熱する。これによって,蒸発器9の除霜が
行われる。そして,上記凝縮器4及び蒸発器9において
凝縮された冷媒はキャピラリチューブ7において減圧さ
れて一部気化した後,上記蓄熱槽3a の蓄熱材20に蓄
えられた熱を受熱用熱交換器11により取り出して完全
に気化された後上記圧縮機2に戻るようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで,表面に着霜
した蒸発器9内の冷媒が凝縮するときの圧力(凝縮圧
力)は,例えば0℃以下である霜の温度に対応する飽和
圧力になり,比較的低い。従って,上記電磁弁18とし
て冷媒圧力損失が十分小さなものが採用されている場合
には,上記凝縮器4内の冷媒も蒸発器9内と同じく低い
圧力になり,凝縮しにくくなる。このため,除霜運転時
の暖房能力は極めて小さくなる。逆に,上記凝縮器4内
の圧力を上げて暖房能力を大きくすべく,冷媒圧力損失
の大きな電磁弁18を採用すると,冷媒は上記凝縮器4
で多くが凝縮し,上記蒸発器9には,液比率の大きな気
液2相状態の冷媒が流入することになる。そのため,冷
媒の凝縮潜熱に依存する除霜能力は極めて小さなものに
なる。従って,除霜時間が長びくことにもなる。このよ
うに,上記従来の空気調和機1a は,除霜運転中の暖房
能力と除霜能力とが不均衡であった こで,本発明の
目的とするところは,除霜運転中の暖房能力と除霜能力
とのバランスのとれた運転を行い得る空気調和機を提供
することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,請求項1に係る発明が採用する主たる手段は,その
要旨とするところが,圧縮機,蓄熱槽,室内側の凝縮
器,絞り機構及び室外側の蒸発器をこれらの順序で冷媒
管を介して連結してなる冷凍サイクルを備え,上記蓄熱
槽に蓄えた熱を取り出して上記蒸発器を除霜する空気調
和機において,上記蒸発器の除霜時に,冷媒流通順序を
上記圧縮機,凝縮器,蓄熱槽,蒸発器の順に切り替える
冷媒流路切替手段を設けてなる点に係る空気調和機とし
て構成されている。また,請求項2に係る発明が採用す
る主たる手段は,その要旨とするところが,圧縮機,蓄
熱槽,室内側の凝縮器,第一の絞り機構及び室外側の蒸
発器をこれらの順序で冷媒管を介して連結してなる冷凍
サイクルを備え,上記蓄熱槽に蓄えた熱を取り出して上
記蒸発器を除霜する空気調和機において,上記蒸発器の
除霜時に,冷媒流通順序を上記圧縮機,室内側凝縮器,
第一の絞り機構と兼用することもある第二の絞り機構,
逆止弁,蓄熱槽,室外側蒸発器の順に切り替える冷媒流
路切替手段を設け,上記圧縮機からの冷媒の一部を第三
の絞り機構を介して,上記逆止弁と蓄熱槽の間の冷媒管
にバイパスして合流させる構成とし,第二の絞り機構と
第三の絞り機構の流路抵抗を調節することにより,暖房
能力と除霜能力との能力配分を調整してなる点に係る空
気調和機として構成されている。
【0005】
【作用】上記請求項1に係る発明の空気調和機において
は,蓄熱槽に蓄えられた熱を取り出して蒸発器に付着し
た霜を取り除く場合に,冷媒流路切替手段により冷媒流
通順序が圧縮機,凝縮器,蓄熱槽,蒸発器の順に切り替
えられる。この時,上記凝縮器で放熱した冷媒は上記蒸
発器に至る直前に上記蓄熱槽によって加熱される。
ち,蓄熱槽に蓄えられた熱は凝縮器で放熱した冷媒によ
って効率良く取り出され,凝縮器を通過し暖房に寄与す
る冷媒の除霜能力が大きく損なわれない。このため,
霜に必要な時間を短縮することができる。また,上記請
求項2に係る発明の空気調和機においては,蓄熱槽に蓄
えられた熱を取り出して蒸発器に付着した霜を取り除く
場合に,冷媒流路切替手段により冷媒流通順序が圧縮
機,室内側凝縮器,第二の絞り機構,逆止弁,蓄熱槽,
室外側蒸発器の順に切り替えられる。この時,上記圧縮
機からの高温の冷媒の一部は第三の絞り機構を介して上
記逆止弁と蓄熱槽の間の冷媒管に合流させられる。これ
により,上記冷媒の一部の熱は上記凝縮器において放出
されることなく蒸発器の除霜に供される。そして,上記
第二の絞り機構と第三の絞り機構の流路抵抗を調整する
ことにより,暖房能力と除霜能力との能力配分が調整さ
れ,暖房能力と除霜能力とのバランスのとれた運転を行
うことが可能となる。しかも,凝縮器を通過し暖房能力
に寄与する冷媒についても,凝縮器で一旦放熱した後蓄
熱槽を通過するため,蓄熱槽の熱が効率良く供給され
る。これによって,例えば大きな能力の暖房運転を行い
つつ短時間で蒸発器の除霜を行うことができる。
【0006】
【実施例】以下添付図面を参照して,本発明を具体化し
た実施例につき説明し,本発明の理解に供する。尚,以
下の実施例は,本発明を具体化した一例であって,本発
明の技術的範囲を限定する性格のものではない。ここ
に,図1は本発明の一実施例に係る空気調和機の冷凍サ
イクルを示す構成図,図2は上記空気調和機の蓄熱槽に
用いられる共用熱交換器を示す斜視図,図3は上記空気
調和機の圧力−エンタルピ挙動を示すモリエル線図,図
4は図2のG矢視に視た共用熱交換器を蓄熱槽に収容し
た状態を示す状態説明図である。但し,図5に示した上
記従来の空気調和機1a と共通する要素には,同一の符
号を使用すると共に,その詳細な説明は省略する。本実
施例に係る空気調和機1の冷凍サイクルは,図1に示す
ように,圧縮機2,三方弁15,四方弁19,凝縮器
4,膨張弁(第一の絞り機構)8,蒸発器9,四方弁1
9が順次冷媒管30を介して連結されてなっている。更
に,上記膨張弁8に並列に,キャピラリチューブ(第二
の絞り機構)5,逆止弁16,共用熱交換器12,電磁
弁13が順次上記冷凍サイクルに接続され,上記逆止弁
16と共用熱交換器12とを連結する冷媒管と上記三方
弁15の一方の冷媒出口とが接続され,上記共用熱交換
器12と電磁弁13とを連結する冷媒管と上記三方弁1
5の他方の冷媒出口と四方弁19とを連結する冷媒管と
が逆止弁17を介して接続されている。更に,上記三方
弁15の一方の冷媒出口の冷媒管と他方の冷媒出口の冷
媒管とは,キャピラリチューブ6(第三の絞り機構)
介して連結されている。上記共用熱交換器12は,図2
に示すように,多重に屈曲した1本の冷媒管30が多数
の冷却フィン25に嵌通して固定されてなっている。こ
の共用熱交換器12は,蓄熱槽3内の,例えばポリエチ
レングリコール,パラフィン,酢酸ナトリウム3水塩等
よりなる蓄熱材20中に配設される(図4)。なお,上
記キャピラリチューブ6を備えた冷媒管は,圧縮機2か
らの高温の冷媒の一部を上記凝縮機9側に直接流通させ
るために設けられたものであって,上記凝縮器4及びキ
ャピラリチューブ5に並列に上記冷凍サイクルに連結さ
れている。
【0007】本実施例の空気調和機1は上記したように
構成されている。上記空気調和機1はヒートポンプ式の
ものであって,四方弁19の流路切り替えによって冷房
運転を行うこともできるが,以下暖房運転に関して説明
する。そこで,暖房運転を行う際には,三方弁15は蓄
熱槽3への流路が開放され,電磁弁13は閉じられる。
従って,圧縮機2から吐出された高温の冷媒は共用熱交
換器12において蓄熱材20を加熱した後,逆止弁1
7,四方弁19,凝縮器4,膨張弁8,蒸発器9,四方
弁19を経て圧縮機2に戻る(実線の矢印)。この際,
上記冷媒は室外の蒸発器9において外気より吸熱し,室
内の凝縮器4において室内の暖房を行うと共に蓄熱材2
0に蓄熱する。一方上記暖房運転を行いつつ除霜運転を
実行する際には,膨張弁8が全閉にされ,三方弁15が
四方弁19への流路を開放するように切り替えられると
共に,電磁弁13が開放される。これによって,上記暖
房運転のみの場合に対して,冷媒流通順序が圧縮機2,
凝縮器4,キャピラリチューブ5,逆止弁16,蓄熱槽
3,蒸発器9の順に切り替えられる。即ち,圧縮機2か
ら吐出された冷媒は,四方弁19を経て凝縮器4におい
て放熱し凝縮した後,キャピラリチューブ5,逆止弁1
6を通って共用熱交換器12において蓄熱材20から吸
熱して高温となり,更に電磁弁13,蒸発器9,四方弁
19を通って圧縮機2に戻る(破線の矢印)。この順に
冷媒を流通させることによって,凝縮器4において暖房
能力に寄与した冷媒の蒸発器9における除霜能力も大き
く損なわれることなく,暖房運転を継続しながら除霜運
転が行われる。これは,上記順では,冷媒は凝縮器4で
一旦放熱した後蓄熱槽3に至るので,蓄熱槽3に蓄えら
れた熱は冷媒に効率良く取り出されるためであり,その
結果除霜時間を短縮することが可能となる。なお,上記
逆止弁16は暖房運転時に圧縮機2から吐出された冷媒
がキャピラリチューブ5を通って膨張弁8へ流入するの
を防ぐために設けられており,上記逆止弁17は除霜運
転中に圧縮機2からの冷媒が電磁弁13へ流入すること
を防ぐために設けられている。即ち,上記膨張弁8,電
磁弁13,三方弁15,逆止弁16,17及びこれらに
関連して接続された冷媒管よりなる構成が本発明にいう
冷媒流路切替手段である。
【0008】上記したような暖房運転と除霜運転の併用
時の冷媒の状態を図3のモリエル線図に示す。同図にお
いて,点A〜Fは図1の冷媒管の位置A〜Fにおける冷
媒の状態に対応する。このモリエル線図によれば,除霜
時に圧縮機2からの冷媒(A)は,凝縮器4において放
熱・凝縮して(B)の状態になった後,キャピラリチュ
ーブ5を通過して減圧状態(C)になる。続いてこの冷
媒は共用熱交換器12において加熱されて高温の状態
(D)になった後,蒸発器9において一部が放熱・凝縮
することによって蒸発器9の表面の霜を溶かして状態
(E)になり圧縮機2へ戻るサイクル線Qの流れを形成
している。但し,上記したように,キャピラリチューブ
6を備えたバイパス流路が設けられているので,実際の
除霜時には上記主流となるサイクル線Qの流れに加え
て,サイクル線qで示すバイパス流れが追加されること
になる。このとき,上記サイクル線Qの冷媒流通量と上
記サイクル線qの冷媒流通量の比率は,上記キャピラリ
チューブ5とキャピラリチューブ6のそれぞれの流路抵
抗の比で決定され,これらを合わせた全体の循環量は,
両者の流路抵抗の和により決定される。従って,除霜能
力を大きくする場合には,キャピラリチューブ5よりも
キャピラリチューブ6の流路抵抗を小さくし,暖房能力
を大きくする場合には,逆にキャピラリチューブ5の流
路抵抗を小さく設定すればよい。また,全体の冷媒循環
量を調節するためには,上記キャピラリチューブ5,6
の流路抵抗以外に,例えば電磁弁13の流路抵抗を所要
の値に設定してもよい。
【0009】上記したように,本実施例によれば,キャ
ピラリチューブ5及びキャピラリチューブ6の流路抵抗
を調整することにより,除霜運転中の暖房能力と除霜能
力の配分が調整され,暖房能力と除霜能力とのバランス
がとれた運転を行うことが可能となる。しかも,凝縮器
4を通過し暖房能力に寄与する冷媒についても,凝縮器
4で一旦放熱した後蓄熱槽3を通過するため,蓄熱槽3
の熱が効率良く供給され除霜能力が大きく損なわれる
ことがない。これによって,例えば大きな能力の暖房運
転を行いつつ短時間で蒸発器9の除霜を行うことができ
る。また,従来のような与熱用熱交換器10と受熱用熱
交換器11とが1つの共用熱交換器12で兼用されてい
るため,蓄熱槽3に収容される蓄熱材20が少量ですむ
うえ,蓄熱槽3のコンパクト化が可能である等大きな利
点を有する。なお,上記共用熱交換器12における蓄熱
時の温度分布曲線T1 ,放熱時の温度分布曲線T2 を図
4に示す。上記それぞれの温度分布曲線T1 ,T2 で囲
まれた斜線部の面積が蓄熱材への熱の出入り量に相当す
るが,これは,従来の与熱用熱交換器10及び受熱用熱
交換器11により形成される蓄熱時及び放熱時の温度分
布曲線T11,T12により囲まれた斜線部により表される
熱の出入り量(図6)とほぼ同等であって,熱交換器の
小型化を図ったにもかかわらず熱交換効率が変わらない
ことを示している。なお,上記実施例では,暖房運転の
みのとき,圧縮機からの吐出冷媒を共用熱交換器12に
常時流通させるようにしたが,これに限定されるもので
はなく,上記三方弁を適時切り替えて上記吐出冷媒によ
る蓄熱量を制御することもできる。また,除霜運転時に
膨張弁8を全閉にするように構成したが,これに替え
て,キャピラリチューブと全閉全開式の電磁弁の組合せ
を用いることもできる。更に,上記した実施例では,予
め設定された流路抵抗のキャピラリチューブ5及びキャ
ピラリチューブ6を設けたが,上記キャピラリチューブ
5もしくはキャピラリチューブ6またはこれらの双方に
替えて,冷媒流通量可変の膨張弁を用いてもよい。これ
によって,上記暖房能力と除霜能力とのバランスを運転
中に微調整することも可能である。
【0010】
【発明の効果】上記したように請求項1に係る発明は圧
縮機,蓄熱槽,室内側の凝縮器,絞り機構及び室外側の
蒸発器をこれらの順序で冷媒管を介して連結してなる冷
凍サイクルを備え,上記蓄熱槽に蓄えた熱を取り出して
上記蒸発器を除霜する空気調和機において,上記蒸発器
の除霜時に,冷媒流通順序を上記圧縮機,凝縮器,蓄熱
槽,蒸発器の順に切り替える冷媒流路切替手段を設けた
ので,上記蓄熱槽に蓄えた熱が効率良く取り出され,凝
縮器を通過した冷媒の除霜能力が大きく損なわれること
がなく,除霜時間を短縮することができる。また,請求
項2に係る発明は圧縮機,蓄熱槽,室内側の凝縮器,第
一の絞り機構及び室外側の蒸発器をこれらの順序で冷媒
管を介して連結してなる冷凍サイクルを備え,上記蓄熱
槽に蓄えた熱を取り出して上記蒸発器を除霜する空気調
和機において,上記蒸発器の除霜時に,冷媒流通順序を
上記圧縮機,室内側凝縮器,第一の絞り機構と兼用する
こともある第二の絞り機構,逆止弁,蓄熱槽,室外側蒸
発器の順に切り替える冷媒流路切替手段を設け,上記圧
縮機からの冷媒の一部を第三の絞り機構を介して,上記
逆止弁と蓄熱槽の間の冷媒管にバイパスして合流させる
構成とし,第二の絞り機構と第三の絞り機構の流路抵抗
を調節することにより,暖房能力と除霜能力との能力配
分を調整することを特徴とする空気調和機であるので,
第2の絞り機構と第三の絞り機構の流路抵抗を調節する
ことにより,除霜運転中の暖房能力と除霜能力の配分が
調整され,暖房能力と除霜能力とのバランスがとれた運
転を行うことが可能となる。しかも,凝縮器を通過し暖
房能力に寄与する冷媒についても,凝縮器を通過した冷
媒に蓄熱槽から効率良く熱が供給されるため,その分だ
け除霜能力が高まり除霜時間を短縮することができる。
これによって,例えば大きな能力の暖房運転を行いつつ
短時間で蒸発器の除霜を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る空気調和機の冷凍サ
イクルを示す構成図。
【図2】 上記空気調和機の蓄熱槽に用いられる共用熱
交換器を示す斜視図。
【図3】 上記空気調和機の圧力−エンタルピ挙動を示
すモリエル線図。
【図4】 図2のG矢視に視た共用熱交換器を蓄熱槽に
収容した状態を示す状態説明図。
【図5】 本発明の背景の一例となる従来の空気調和機
の冷凍サイクルを示す構成図。
【図6】 図5の蓄熱槽内部の状態を示す状態説明図。
【符号の説明】
1,1a …空気調和機 2…圧縮機 3,3a …蓄熱槽 4…凝縮器 5…キャピラリチューブ(絞り機構) 6…キャピラ
リチューブ 7…キャピラリチューブ 8…膨張弁
(絞り機構) 9…蒸発器 10…与熱用熱
交換器 11…受熱用熱交換器 12…共用熱
交換器 13…電磁弁 15…三方弁 16,17…逆止弁 30…冷媒管

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機,蓄熱槽,室内側の凝縮器,絞り
    機構及び室外側の蒸発器をこれらの順序で冷媒管を介し
    て連結してなる冷凍サイクルを備え,上記蓄熱槽に蓄え
    た熱を取り出して上記蒸発器を除霜する空気調和機にお
    いて, 上記蒸発器の除霜時に,冷媒流通順序を上記圧縮機,凝
    縮器,蓄熱槽,蒸発器の順に切り替える冷媒流路切替手
    段を設けたことを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 圧縮機,蓄熱槽,室内側の凝縮器,第一
    の絞り機構及び室外側の蒸発器をこれらの順序で冷媒管
    を介して連結してなる冷凍サイクルを備え,上記蓄熱槽
    に蓄えた熱を取り出して上記蒸発器を除霜する空気調和
    機において, 上記蒸発器の除霜時に,冷媒流通順序を上記圧縮機,室
    内側凝縮器,第一の絞り機構と兼用することもある第二
    の絞り機構,逆止弁,蓄熱槽,室外側蒸発器の順に切り
    替える冷媒流路切替手段を設け,上記圧縮機からの冷媒
    の一部を第三の絞り機構を介して,上記逆止弁と蓄熱槽
    の間の冷媒管にバイパスして合流させる構成とし,第二
    の絞り機構と第三の絞り機構の流路抵抗を調節すること
    により,暖房能力と除霜能力との能力配分を調整するこ
    とを特徴とする空気調和機。
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