JP2643654B2 - 空冷ヒートポンプ式冷凍装置 - Google Patents

空冷ヒートポンプ式冷凍装置

Info

Publication number
JP2643654B2
JP2643654B2 JP13476091A JP13476091A JP2643654B2 JP 2643654 B2 JP2643654 B2 JP 2643654B2 JP 13476091 A JP13476091 A JP 13476091A JP 13476091 A JP13476091 A JP 13476091A JP 2643654 B2 JP2643654 B2 JP 2643654B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil cooler
pipe
oil
economizer
port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP13476091A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04359756A (ja
Inventor
慎之介 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Kogyo Co Ltd filed Critical Daikin Kogyo Co Ltd
Priority to JP13476091A priority Critical patent/JP2643654B2/ja
Publication of JPH04359756A publication Critical patent/JPH04359756A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2643654B2 publication Critical patent/JP2643654B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/13Economisers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/23Separators

Landscapes

  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
  • Other Air-Conditioning Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空冷ヒートポンプ式冷
凍装置、詳しくは、圧縮機と該圧縮機の吐出側に設ける
油回収器と四路切換弁と油冷却器と利用側水熱交換器と
受液器と熱源側空気熱交換と利用側水熱交換器用膨張機
構及び熱源側空気熱交換器用膨張機構とを備え、冷水運
転と温水運転とを可能にした空冷ヒートポンプ式冷凍装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、温水運転を可能にした冷凍サイク
ルをもつ冷凍装置は、特開平2−287058号公報に
示され、かつ、図2に示すようにすでに知られている。
この冷凍装置は、圧縮機Cの吐出側に、油回収器D、凝
縮器E、受液器F、膨張機構G、及び蒸発器Hを順次接
続し、前記圧縮機Cから吐出する冷媒を実線矢印で示し
たように循環させる冷凍サイクルを構成すると共に、前
記油回収器Dと前記圧縮機Cの給油ポートIとを接続す
る油戻し管Jには油冷却器Kを介装して、この油冷却器
Kに、前記受液器Fの出口側に接続した高圧液管Sから
分岐する分岐管Mを膨張弁Qを介して接続し、前記分岐
管Mに接続する前記油冷器Kにおける冷媒冷却管Lを流
れる冷媒により、油を冷却するようにしている。尚、
尚、図2においてOは前記油冷却器Kにおける前記冷却
管Lの出口側に接続する連絡管で、前記圧縮機Cの中間
ポートNに接続している。また、Pは前記圧縮機Cの吸
入側に接続したアキュムレータ、Rは前記受液器Fのガ
ス域を前記圧縮機Cの中間ポートNとを接続する接続管
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、以上の冷凍
装置において、前記圧縮機Cを駆動して温水を取出しす
る温水運転を行う場合、油冷却は前記油冷却器Kにおい
て受液器Fから出た液冷媒により行うようにしているた
め、暖房能力が減少することはないのであるが、吐出ガ
スとともに高温となる油の温度を温水形成に利用するも
のでないから、暖房能力を向上できないのである。
【0004】従って、外気温度が低下し、蒸発温度が低
下する場合、蒸発した冷媒ガスの比重量が小さくなるこ
とから冷媒循環量が減少し暖房能力が低下するのである
が、この暖房能力の低下を補償できない問題がある。
【0005】又一方、前記油冷却器Kにおいて油冷却に
用いる液冷媒は、前記膨張弁Qで減圧され高温の油と熱
交換して蒸発し、斯く蒸発したガス冷媒は前記連絡管O
を介して前記圧縮機Cの中間ポートNに吸入されること
になるのであるが、以上のように前記ガス冷媒を中間ポ
ートNから吸入するようにしているため、中間冷却器を
用い液冷媒を過冷却させて冷媒循環量を増大させること
もできないのである。即ち、高圧液管Sの途中にエコノ
マイザ配管をもつ中間冷却器を介装して、このエコノマ
イザ配管を中間ポート(エコノマイザポート)に接続
し、前記中間冷却器において液冷媒を過冷却させるよう
にしたエコノマイザ機構を組込み、冷凍能力を向上する
ようにしたものが知られているが、前記油冷却器Kを用
い、この油冷却器Kに配設する冷却管Lの出口側に接続
する連絡管Oを前記中間ポートNに開口させる構成とす
る場合、この連絡管Oとともに前記エコノマイザ配管を
中間ポートNに開口させる構成を併用することは、前記
圧縮機Cの性能から行えないのである。
【0006】従って、以上の如く油冷却を冷媒を用いて
行う場合には、前記中間冷却器を用い液冷媒を過冷却さ
せ、冷凍能力を向上させることもできないのである。
【0007】本発明は、吐出ガス冷媒とともに高温にな
る油の温度を温水形成に利用することにより、外気温度
が低下する場合でも暖房能力の低下を補償できること
と、冷水により油冷却を行うことにより中間冷却器を用
いることができることとに着目して発明したものであっ
て、第1の目的は、温水運転時冷却する油の熱を有効に
利用して温水運転の能力を向上させると共に、外気温度
が低下して蒸発温度が低下した場合でも、冷媒循環量が
少なくなることによる温水運転の能力低下を防止できる
ようにする点である。
【0008】また、第2の目的は、前記した目的を達成
できながら、冷水運転時、油を冷却するのに余剰がある
とき、中間冷却器を利用して冷水運転の能力も向上でき
るようにする点である。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を得るため、第
1発明では、圧縮機1と該圧縮機1の吐出側に設ける油
回収器2と四路切換弁4と油冷却器3と利用側水熱交換
器5と受液器6と熱源側空気熱交換7と利用側水熱交換
器用膨張機構10及び熱源側空気熱交換器用膨張機構1
1とを備え、冷水運転と温水運転とを可能にした空冷ヒ
ートポンプ式冷凍装置において、前記油冷却器3を第1
油冷却器3aと第2油冷却器3bとに分割して、前記第
1油冷却器3aに前記受液器6の液域と連通する第1冷
却管15を接続すると共に、前記第2油冷却器3bに冷
水運転時閉じ温水運転時開く開閉弁14,14をもち、
前記利用側水熱交換器5への冷温水配管16,16と連
通する第2冷却管17を接続する一方、前記圧縮機1に
エコノマイザポート19を設けると共に、高圧液管20
にエコノマイザ配管21をもつ中間冷却器12を介装し
て、前記エコノマイザ配管21と前記第1冷却管15の
前記第1油冷却器3aに対する二次側配管22とを、前
記エコノマイザポート19に、切換機構18を介して択
一的に接続したのである。
【0010】また、第2発明では、前記油冷却器3を第
1油冷却器3aと第2油冷却器3bとに分割して、前記
第1油冷却器3aに前記受液器6の液域と連通する第1
冷却管15を接続すると共に、前記第2油冷却器3bに
冷水運転時閉じ温水運転時開く開閉弁14,14をも
ち、前記利用側水熱交換器5への冷温水配管16,16
と連通する第2冷却管17を接続する一方、前記圧縮機
1にエコノマイザポート19を設けると共に、高圧液管
20にエコノマイザ配管21をもつ中間冷却器12を介
装して、前記エコノマイザ配管21と前記第1冷却管1
5の前記第1油冷却器3aに対する二次側配管22と
を、開度比を調整可能とした三方弁13を介して前記エ
コノマイザポート19に接続し、かつ、冷水運転時、前
記第1油冷却器3aでの油冷却能力を検出し、能力の余
剰に対応して第1冷却管側ポートbの開度を減少し、エ
コノマイザ配管側ポートaの開度を増加する開度制御手
段を設けたのである。
【0011】
【作用】第1発明では、温水運転時、前記第2冷却管1
7の前記開閉弁14,14は開くと共に、前記切換機構
18の切換えにより、前記エコノマイザ配管21と前記
エコノマイザポート19とを連通させ、前記油回収器2
から前記油冷却器3へ流れる油を、第2油冷却器3bに
おいて前記第2冷却管17を流れる水と熱交換させ、前
記油を冷却すると共に水も加熱するのであって、前記油
冷却器3を流れる油の熱を有効に利用して温水を得るこ
とができ、温水運転の能力を向上させることができる。
【0012】また、温水運転時、前記第2油冷却器3b
において油を冷却するのであるから、前記エコノマイザ
配管21を利用することができ、前記中間冷却器12に
おいて前記受液器6から前記熱源側空気熱交換器7へ前
記高圧液管20を流れる液冷媒の過冷却を行うことによ
り、冷媒循環量を増加させることができるのである。従
って、外気が低温になって前記熱源側空気熱交換器7に
おける蒸発温度が低下しても、冷媒循環量が少なくなる
のを防止し、温水運転の能力が低下するのを防止するこ
とができる。
【0013】第2発明では、第1発明の作用と同様の作
用を行いながら、冷水運転時、前記第1油冷却器3aに
おいて油冷却能力に余剰が生じたとき、前記開度制御手
段により、前記第1油冷却器3aにおける油冷却能力の
余剰の程度に対応して、前記三方弁13における前記第
1冷却管側ポートbの開度が減少する一方、前記三方弁
13における前記エコノマイザ配管側ポートaの開度が
増加し、前記第1冷却管15には前記第1油冷却器3a
において油を冷却するのに必要な量以上の余分な冷媒が
流れるのを防止して、前記中間冷却器12を利用するこ
とができる。従って、冷水運転時、油冷却を冷媒で行い
ながら、油冷却の余剰分を中間冷却器12に利用して液
冷媒を過冷却できるから、冷水運転の能力も向上させる
ことができる。
【0014】
【実施例】図1に示す空冷ヒートポンプ式冷凍装置は、
圧縮機1の吐出側に接続した油回収器2と、前記圧縮機
1の吸入側に接続したアキュムレータ8とを四路切換弁
4の固定ポートに接続する一方、この四路切換弁4の切
換ポート間には、利用側水熱交換器5、受液器6、熱源
側空気熱交換器7を順次介装している。
【0015】また、前記利用側水熱交換器5と前記受液
器6との間には、膨張弁から成る利用側水熱交換器用膨
張機構10を、また、前記熱源側空気熱交換器7と前記
受液器6との間には、膨張弁から成る前記熱源側空気熱
交換器用膨張機構11をそれぞれ介装し、前記四路切換
弁4の切換えで、前記圧縮機1から吐出する冷媒を、前
記利用側水熱交換器5から前記熱源側空気熱交換器7へ
流す温水運転と、逆に、前記熱源側空気熱交換器7から
前記利用側水熱交換器5へ流す冷水運転とを行えるよう
にしている。
【0016】また、前記油回収器2に付設した油溜り槽
2aには後記する第1及び第2油冷却器3a,3bから
成る油冷却器3を介装した給油配管30を接続し、前記
圧縮機1の吸入側に設けた給油ポート31に給油する油
を前記油冷却器3において冷却するようにしている。
【0017】しかして、以上のごとく構成する空冷ヒー
トポンプ式冷凍装置において、前記油冷却器3を第1油
冷却器3aと第2油冷却器3bとに分割して、前記第1
油冷却器3aに前記受液器6の液域と連通する第1冷却
管15を接続すると共に、前記第2油冷却器3bに冷水
運転時閉じ温水運転時開く開閉弁14,14をもち、前
記利用側水熱交換器5への冷温水配管17,17と連通
する第2冷却管17を接続する一方、前記圧縮機1にエ
コノマイザポート19を設けると共に、高圧液管20に
エコノマイザ配管21をもつ中間冷却器12を介装し
て、前記エコノマイザ配管21と前記第1冷却管15の
前記第1油冷却器3aに対する二次側配管22とを、前
記エコノマイザポート19に、切換機構18を介して択
一的に接続するのである。
【0018】図1に示した実施例では、前記油溜り槽2
aの出口32と、前記圧縮機1の前記給油ポート31と
を、前記給油配管30で接続し、前記油溜り槽2aの冷
媒が前記第1及び第2油冷却器3a,3bを通過して前
記給油ポート31に流れるようにするのである。
【0019】また、前記第1油冷却器3aに配管した伝
熱管(図示しない)には、一端側を前記受液器6の液域
に開口させた前記第1冷却管15を接続し、該第1冷却
管15には前記第1油冷却器3aで冷却する油の温度を
調節する油温調節弁9を介装すると共に、前記第2油冷
却器3bに配管した伝熱管(図示しない)には、前記利
用側水熱交換器5に接続する冷温水配管16,16に接
続した前記第2冷却管17を接続して、この第2冷却管
17には、冷水運転時閉じ、かつ、温水運転時開く開閉
弁14,14を介装し、温水運転時にのみ前記第2油冷
却器3bにおいて、前記油回収器2から流入する油を前
記第2冷却管17を流れる水と熱交換させて温水を得る
ようにする。
【0020】また、前記圧縮機1には一対のエコノマイ
ザポート19を設けると共に、前記受液器6と前記熱源
側空気熱交換器7との間の前記高圧液管20には、伝熱
管(図示しない)を配管した前記中間冷却器12を介装
し、この伝熱管の一端側に後記する三方弁13に接続す
る前記エコノマイザ配管21を接続すると共に、この伝
熱管の他端側には前記中間冷却器12と前記受液器6と
の間の前記高圧液管20から分岐し、かつ、エコノマイ
ザ配管21を流れる冷媒ガスの過熱度を調整する流量制
御弁38を介装した分岐管33を接続し、前記中間冷却
器12において、前記分岐管33から前記エコノマイザ
配管21へ流れる冷媒と、温水運転時前記受液器6から
前記熱源側空気熱交換器7へ流れる高圧の液冷媒とを熱
交換させ、この高圧の液冷媒を過冷却できるようにす
る。
【0021】更に、前記エコノマイザポート19に連通
する連通管34と、前記エコノマイザ配管21と、前記
第1冷却管15の前記第1油冷却器3aに対して二次側
となる前記二次側配管22とは、前記三方弁13を介し
て接続するのであって、該三方弁13の固定ポートcに
は前記連通管34を接続する一方、前記三方弁13の一
方の切換ポートである第1冷却管側ポートbには前記二
次側配管22を、また、他方の切換ポートであるエコノ
マイザ配管側ポートaには前記エコノマイザ配管21を
それぞれ接続し、温水運転時には、前記第1冷却管側ポ
ートbが全閉、前記エコノマイザ配管側ポートaが全開
となるように、また、冷水運転時には、前記第1冷却管
側ポートbが全開、前記エコノマイザ配管側ポートaが
全閉となるように前記切換機構18を構成するのであっ
て、温水運転時には、前記エコノマイザ配管21を通過
する冷媒が、また、冷水運転には、前記第1冷却管15
を通過する冷媒が、前記エコノマイザポート19を介し
て前記圧縮機1にインジェクションされるようにするの
である。
【0022】尚、35は前記圧縮機1の吸入側に設けた
逆止弁であり、36及び37は、それぞれ前記膨張機構
10及び11に併設した逆止弁である。
【0023】以上のように構成する空冷ヒートポンプ式
冷凍装置において、温水運転するときは、前記四路切換
弁4を実線位置に切換えて前記圧縮機1から吐出する冷
媒を実線矢印方向に循環させるのであって、前記圧縮機
1から吐出する冷媒は、前記利用側水熱交換器5におい
て前記冷温水配管16を流れる冷水と熱交換し、冷媒は
凝縮して液冷媒となると共に、この冷水を加熱して温水
を得るのである。そして、この冷水を加熱して凝縮した
液冷媒は、前記受液器6及び前記中間冷却器12を通過
し、前記熱源側空気熱交換器用膨張機構11で減圧さ
れ、前記熱源側空気熱交換器7において蒸発してから前
記四路切換弁4を経て前記アキュムレータ8に戻るよう
に循環するのである。
【0024】このような温水運転時には、前記第2冷却
管17の前記開閉弁14,14が開くと共に、前記三方
弁13が実線位置に切換えられ、前記エコノマイザ配管
側ポートaを固定ポートcに全開にする一方、前記第1
冷却管側ポートbを全閉にし、前記エコノマイザ配管2
1と前記エコノマイザポート19とを連通させるのであ
る。従って、前記油回収器2から前記給油ポート31へ
流れる油は、前記第2油冷却器3bにおいて前記第2冷
却管17を流れる冷水と熱交換して冷却されるのであっ
て、換言すると、前記第2冷却管17を流れる冷水は前
記油により加熱されるのである。従って、前記第2油冷
却器3bを流れる油の熱を有効に利用して温水を得るこ
とができるのであって、前記第2油冷却器3bにおける
冷水への放熱により、温水運転の能力を前記利用側水熱
交換器5のみを用いた場合に比較して向上させることが
できる。
【0025】また、温水運転時、前記したように前記エ
コノマイザ配管21は、前記三方弁13の切換えによ
り、該三方弁13を介して前記連通管34、即ち、前記
エコノマイザポート19に連通することになるから、前
記エコノマイザ配管21を利用して前記エコノマイザポ
ート19を介して中間圧の冷媒を前記圧縮機1にインジ
ェクションすることができ、従って、前記中間冷却器1
2において前記受液器6から前記熱源側空気熱交換器7
へ前記高圧液管20を流れる液冷媒の過冷却を行うこと
ができるのである。この結果、外気温度が低下して前記
熱源側空気熱交換器7における冷媒の蒸発温度が低下
し、ガス冷媒の比重量が少なくなっても、冷媒循環量を
増加させることができるから、冷媒循環量が少なくなる
のを防止できるのであって、前記した高温の油による冷
水への放熱と相俟って温水運転の能力が低下するのを防
止することができる。
【0026】また、冷水運転するときは、前記四路切換
弁4を点線位置に切換えて前記圧縮機1から吐出する冷
媒を点線矢印方向に循環させるのであって、前記熱源側
空気熱交換器7において空気と熱交換して凝縮した液冷
媒は、前記中間冷却器12及び前記受液器6を通過し、
前記利用側水熱交換器用膨張機構10で減圧され、前記
利用側水熱交換器5に流入し、該利用側水熱交換器5に
おいて前記冷温水配管16を流れる温水と熱交換し、冷
媒は蒸発してガス冷媒となると共に、この温水を冷却し
て冷水を得るのである。そして、温水を冷却して蒸発し
たガス冷媒は、前記四路切換弁4を経て前記アキュムレ
ータ8に戻るように循環するのである。
【0027】このような冷水運転時には、前記三方弁1
3を点線位置に切換えるのであって、この切換えにより
前記エコノマイザ配管側ポートaを固定ポートcに対し
全閉にする一方、前記第1冷却管側ポートbを全開に
し、前記二次側配管22と前記エコノマイザポート19
とを連通させるのである。従って、前記油回収器2から
前記給油ポート31へ流れる油は前記第油冷却器3aに
おいて第1冷却管15を流れる冷媒と熱交換して冷却さ
れるのであり、前記油を冷却して蒸発した冷媒は、前記
三方弁13から前記エコノマイザポート19へ流れるの
である。
【0028】尚、以上の実施例では、前記三方弁13を
用い、該三方弁13の前記エコノマイザ配管側ポートa
と前記第1冷却管側ポートbと択一的に前記連通管34
に対して連通するようにしたが、前記二次側配管22及
び前記エコノマイザ配管21に、例えば、電磁弁から成
る開閉弁をそれぞれ介装して、これら開閉弁を択一的に
開閉するようにしてもよい。
【0029】また、次に第2発明の実施例を説明する。
前記した実施例では前記三方弁13を、その固定ポート
cを前記した切換側の各ポートa,bの一方に択一的に
開閉するようにしたのに対し、第2発明では、前記三方
弁13の前記エコノマイザ配管側ポートaと前記第1冷
却管側ポートbとの固定ポートcに対する開度比を調整
可能にしたものである。尚、この構成以外は図1に示し
た第1発明の実施例と基本的には同一であって、第1発
明と相違している点について説明する。
【0030】即ち、前記したように、前記三方弁13の
前記第1冷却管側ポートbとエコノマイザ配管側ポート
aとの固定ポートcに対する開度比を調整可能にした上
で、図1に示したように、前記第1油冷却器3aに、冷
水運転時、該第1油冷却器3aにおける油冷却能力を検
出する冷却能力検出器40を設けると共に、主としてマ
イクロコンピュータを内蔵したコントローラ41から成
り、その入力側に該冷却能力検出器40を、また、出力
側に前記三方弁13を接続して構成する開度制御手段を
設け、冷水運転時、前記冷却能力検出器40の検出に基
づいて出力する前記コントローラ41の出力により、前
記第1油冷却器3aにおける油冷却能力の余剰に対応し
て第1冷却管側ポートbの開度を減少し、エコノマイザ
配管側ポートaの開度を増加するように構成するのであ
る。
【0031】以上のように構成すると、前記した第1発
明の実施例と同様の効果を得ながら、冷水運転時、前記
第1油冷却器3aにおいて油冷却能力に余剰が生じたと
き、前記冷却能力検出器40による油冷却能力の余剰の
検出により、前記コントローラ41が出力することによ
り、前記第1油冷却器3aにおける油冷却能力の余剰の
程度に対応して、前記三方弁13における前記第1冷却
管側ポートbの開度が減少する一方、前記三方弁13に
おける前記エコノマイザ配管側ポートaの開度が増加
し、前記第1冷却管15には前記第1油冷却器3aにお
いて油を冷却するのに必要な量以上の余分な冷媒が流れ
るのを防止して、前記中間冷却器12を利用できる。従
って、冷水運転時、前記中間冷却器12を利用して液冷
媒を過冷却できるのであるから、冷水運転の能力を向上
させることができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1発明
では、圧縮機1と該圧縮機1の吐出側に設ける油回収器
2と四路切換弁4と油冷却器3と利用側水熱交換器5と
受液器6と熱源側空気熱交換7と利用側水熱交換器用膨
張機構10及び熱源側空気熱交換器用膨張機構11とを
備え、冷水運転と温水運転とを可能にした空冷ヒートポ
ンプ式冷凍装置において、前記油冷却器3を第1油冷却
器3aと第2油冷却器3bとに分割して、前記第1油冷
却器3aに前記受液器6の液域と連通する第1冷却管1
5を接続すると共に、前記第2油冷却器3bに冷水運転
時閉じ温水運転時開く開閉弁14,14をもち、前記利
用側水熱交換器5への冷温水配管16,16と連通する
第2冷却管17を接続する一方、前記圧縮機1にエコノ
マイザポート19を設けると共に、高圧液管20にエコ
ノマイザ配管21をもつ中間冷却器12を介装して、前
記エコノマイザ配管21と前記第1冷却管15の前記第
1油冷却器3aに対する二次側配管22とを、前記エコ
ノマイザポート19に、切換機構18を介して択一的に
接続しているから、温水運転時、前記第2冷却管17の
前記開閉弁14,14は開くと共に、前記切換機構18
の切換えにより、前記エコノマイザ配管21と前記エコ
ノマイザポート19とを連通させ、前記油回収器2から
前記油冷却器3へ流れる油を、第2油冷却器3bにおい
て前記第2冷却管17を流れる冷水と熱交換させ、前記
油を冷却し、逆に冷水を加熱することができる。従っ
て、前記油冷却器3を流れる高温の油の熱を有効に利用
して、温水を得ることができ、前記利用側水熱交換器5
のみで温水を得る場合に比較して、温水運転の能力を向
上させることができる。
【0033】また、温水運転時、前記第2油冷却器3b
において油を冷却するのであるから、前記エコノマイザ
配管21を利用することができ、前記中間冷却器12に
おいて前記受液器6から前記熱源側空気熱交換器7へ前
記高圧液管20を流れる液冷媒の過冷却を行うことがで
き、冷媒循環量を増加させることができる。従って、外
気が低温になって前記熱源側空気熱交換器7における蒸
発温度が低下しても、冷媒循環量が少なくなるのを防止
できるのであって、前記油による冷水の加熱と相俟って
外気温度の低下時でも、温水運転の能力が低下するのを
防止することができる。
【0034】第2発明では、第1発明における前記切換
機構18に代えて、開度比を調整可能とした三方弁13
を用い、前記エコノマイザ配管21と前記第1冷却管1
5の前記第1油冷却器3aに対する二次側配管22と
を、前記三方弁13を介して前記エコノマイザポート1
9に接続し、かつ、冷水運転時、前記第1油冷却器3a
での油冷却能力を検出し、能力の余剰に対応して第1冷
却管側ポートbの開度を減少し、エコノマイザ配管側ポ
ートaの開度を増加する開度制御手段を設けたから、前
記した第1発明と同様の効果を得ながら、冷水運転時、
前記第1油冷却器3aにおいて油冷却能力に余剰が生じ
たとき、前記開度制御手段により前記第1油冷却器3a
における油冷却能力の余剰の程度に対応して、前記三方
弁13における前記第1冷却管側ポートbの開度が減少
する一方、前記三方弁13における前記エコノマイザ配
管側ポートaの開度が増加し、前記第1冷却管15には
前記第1油冷却器3aにおいて油を冷却するのに必要な
量以上の余分な冷媒が流れるのを防止して、前記中間冷
却器12を利用することができるのである。従って、冷
水運転時、前記中間冷却器12を利用して液冷媒を過冷
却できるから冷水運転の能力を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空冷ヒートポンプ式冷凍装置の配管系
統図である。
【図2】従来例を示す配管系統図である。
【符号の説明】
1 圧縮機 2 油回収器 3 油冷却器 3a 第1油冷却器 3b 第2油冷却器 4 四路切換弁 5 利用側水熱交換器 6 受液器 7 熱源側空気熱交換器 10 利用側水熱交換器用膨張機構 11 熱源側空気熱交換器用膨張機構 12 中間冷却器 13 三方弁 14 開閉弁 15 第1冷却管 16 冷温水配管 17 第2冷却管 19 エコノマイザポート 20 高圧液管 21 エコノマイザ配管 22 二次側配管 a …エコノマイザ配管側ポート b …第1冷却管側ポート

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機1と該圧縮機1の吐出側に設ける
    油回収器2と四路切換弁4と油冷却器3と利用側水熱交
    換器5と受液器6と熱源側空気熱交換7と利用側水熱交
    換器用膨張機構10及び熱源側空気熱交換器用膨張機構
    11とを備え、冷水運転と温水運転とを可能にした空冷
    ヒートポンプ式冷凍装置において、前記油冷却器3を第
    1油冷却器3aと第2油冷却器3bとに分割して、前記
    第1油冷却器3aに前記受液器6の液域と連通する第1
    冷却管15を接続すると共に、前記第2油冷却器3bに
    冷水運転時閉じ温水運転時開く開閉弁14,14をも
    ち、前記利用側水熱交換器5への冷温水配管16,16
    と連通する第2冷却管17を接続する一方、前記圧縮機
    1にエコノマイザポート19を設けると共に、高圧液管
    20にエコノマイザ配管21をもつ中間冷却器12を介
    装して、前記エコノマイザ配管21と前記第1冷却管1
    5の前記第1油冷却器3aに対する二次側配管22と
    を、前記エコノマイザポート19に、切換機構18を介
    して択一的に接続していることを特徴とする空冷ヒート
    ポンプ式冷凍装置。
  2. 【請求項2】 圧縮機1と該圧縮機1の吐出側に設ける
    油回収器2と四路切換弁4と油冷却器3と利用側水熱交
    換器5と受液器6と熱源側空気熱交換7と利用側水熱交
    換器用膨張機構10及び熱源側空気熱交換器用膨張機構
    11とを備え、冷水運転と温水運転とを可能にした空冷
    ヒートポンプ式冷凍装置において、前記油冷却器3を第
    1油冷却器3aと第2油冷却器3bとに分割して、前記
    第1油冷却器3aに前記受液器6の液域と連通する第1
    冷却管15を接続すると共に、前記第2油冷却器3bに
    冷水運転時閉じ温水運転時開く開閉弁14,14をも
    ち、前記利用側水熱交換器5への冷温水配管16,16
    と連通する第2冷却管17を接続する一方、前記圧縮機
    1にエコノマイザポート19を設けると共に、高圧液管
    20にエコノマイザ配管21をもつ中間冷却器12を介
    装して、前記エコノマイザ配管21と前記第1冷却管1
    5の前記第1油冷却器3aに対する二次側配管22と
    を、開度比を調整可能とした三方弁13を介して前記エ
    コノマイザポート19に接続し、かつ、冷水運転時、前
    記第1油冷却器3aでの油冷却能力を検出し、能力の余
    剰に対応して第1冷却管側ポートbの開度を減少し、エ
    コノマイザ配管側ポートaの開度を増加する開度制御手
    段を設けていることを特徴とする空冷ヒートポンプ式冷
    凍装置。
JP13476091A 1991-06-06 1991-06-06 空冷ヒートポンプ式冷凍装置 Expired - Fee Related JP2643654B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13476091A JP2643654B2 (ja) 1991-06-06 1991-06-06 空冷ヒートポンプ式冷凍装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13476091A JP2643654B2 (ja) 1991-06-06 1991-06-06 空冷ヒートポンプ式冷凍装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04359756A JPH04359756A (ja) 1992-12-14
JP2643654B2 true JP2643654B2 (ja) 1997-08-20

Family

ID=15135922

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13476091A Expired - Fee Related JP2643654B2 (ja) 1991-06-06 1991-06-06 空冷ヒートポンプ式冷凍装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2643654B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002206815A (ja) * 2001-01-09 2002-07-26 Daikin Ind Ltd 冷凍装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04359756A (ja) 1992-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN211739588U (zh) 一种可提高换热性能的空调
AU2006263260B2 (en) Hotwater supply device
US8991204B2 (en) Refrigerating apparatus
JP5042262B2 (ja) 空調給湯複合システム
WO2014020651A1 (ja) 空気調和装置
JP5183804B2 (ja) 冷凍サイクル装置、空気調和装置
US4924681A (en) Combined heat pump and domestic water heating circuit
JPS58115273A (ja) ヒ−ト・ポンプ式温水器回路
WO1998006983A1 (fr) Conditionneur d'air
KR20070028605A (ko) 급탕장치
JP5904628B2 (ja) デフロスト運転用の冷媒管を備えた冷凍サイクル
JP2017026171A (ja) 空気調和装置
JP2007255862A (ja) 空調システム
JP2643654B2 (ja) 空冷ヒートポンプ式冷凍装置
JP3719592B2 (ja) 複合冷暖房装置
JPH03294754A (ja) 空気調和装置
KR101280442B1 (ko) 이원 냉동사이클 히트펌프시스템의 제어방법
CN208846601U (zh) 一种冷水热泵机组及空调设备
CN106949670B (zh) 制冷系统及控制方法
KR100755008B1 (ko) 증기냉매 조기회수용 분기관을 구비한 냉각장치
JP4270803B2 (ja) 冷熱生成システム
TW201945671A (zh) 空調裝置
KR101487740B1 (ko) 이원 냉동사이클 히트펌프시스템
CN212566000U (zh) 空调余热回收系统及空调系统
JP3004773B2 (ja) 空気調和機

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees