JP3004744B2 - 磁気式の着脱装置 - Google Patents
磁気式の着脱装置Info
- Publication number
- JP3004744B2 JP3004744B2 JP3037134A JP3713491A JP3004744B2 JP 3004744 B2 JP3004744 B2 JP 3004744B2 JP 3037134 A JP3037134 A JP 3037134A JP 3713491 A JP3713491 A JP 3713491A JP 3004744 B2 JP3004744 B2 JP 3004744B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- current
- semi
- magnetic
- magnetic material
- switch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は強磁性体を磁力で吸着し
たり、磁力が作用しないようにして離脱したりする磁気
式の着脱装置に関する。
たり、磁力が作用しないようにして離脱したりする磁気
式の着脱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】定盤の上でダイヤルゲージを用いて寸法
測定を行なう場合に、ダイヤルゲージを定盤に固定した
り、定盤上を移動したりするのに、図14に示すマグネ
ットスタンドが用いられている。
測定を行なう場合に、ダイヤルゲージを定盤に固定した
り、定盤上を移動したりするのに、図14に示すマグネ
ットスタンドが用いられている。
【0003】このマグネットスタンドは、アルミニウム
のスペーサ1、1の左右両側に接着したヨーク2,2の
内側に円柱形の永久磁石3を同図(a)の姿勢にすると
磁力線が矢印のように流れ、永久磁石3から外部に出た
磁力線がヨーク2,2で短絡されたかたちとなって、マ
グネットスタンドは吸着力を失う。
のスペーサ1、1の左右両側に接着したヨーク2,2の
内側に円柱形の永久磁石3を同図(a)の姿勢にすると
磁力線が矢印のように流れ、永久磁石3から外部に出た
磁力線がヨーク2,2で短絡されたかたちとなって、マ
グネットスタンドは吸着力を失う。
【0004】永久磁石3を90度回転させて同図(b)
の姿勢にするとヨーク2,2の下面2a,2a(同図
(a)参照)から外部へ磁力線が出るため、定盤4の上
面に磁力で吸着するものである。このとき磁力線は一方
のヨーク2の下面2aから定盤4の内部を通過し、他方
のヨーク2へと矢印に示すように流れる。
の姿勢にするとヨーク2,2の下面2a,2a(同図
(a)参照)から外部へ磁力線が出るため、定盤4の上
面に磁力で吸着するものである。このとき磁力線は一方
のヨーク2の下面2aから定盤4の内部を通過し、他方
のヨーク2へと矢印に示すように流れる。
【0005】このように、永久磁石3を機械的に回動さ
せて強磁性体(定盤4)を吸着したり、離脱したりす
る。そして離脱させるために、磁力線を短絡させるため
に大形のヨーク2,2を用いている。
せて強磁性体(定盤4)を吸着したり、離脱したりす
る。そして離脱させるために、磁力線を短絡させるため
に大形のヨーク2,2を用いている。
【0006】強磁性体を着脱する磁気式の装置として、
図15に示す電磁石も周知である。この電磁石は軟質磁
性材料からなる鉄心5に励磁コイル6を巻いて構成さ
れ、励磁コイル6に電流Iを流して鉄心5の両端で強磁
性体7を吸着する。強磁性体7を離脱するには電流Iを
切って非励磁とする。
図15に示す電磁石も周知である。この電磁石は軟質磁
性材料からなる鉄心5に励磁コイル6を巻いて構成さ
れ、励磁コイル6に電流Iを流して鉄心5の両端で強磁
性体7を吸着する。強磁性体7を離脱するには電流Iを
切って非励磁とする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術のうち、
前者のマグネットスタンドは、大きな永久磁石と大形の
ヨークを要するために重いとか、永久磁石を機械的に回
動させるために制御しにくく扱いにくいとか、永久磁石
の減磁による耐久性の悪さなどの問題点があった。
前者のマグネットスタンドは、大きな永久磁石と大形の
ヨークを要するために重いとか、永久磁石を機械的に回
動させるために制御しにくく扱いにくいとか、永久磁石
の減磁による耐久性の悪さなどの問題点があった。
【0008】又、後者の電磁石は、吸着している間、励
磁電流を流しっぱなしにする必要があるため消費電力が
大きいとか、電流供給用の電源があるため移動範囲に制
限があるなどの問題点があった。
磁電流を流しっぱなしにする必要があるため消費電力が
大きいとか、電流供給用の電源があるため移動範囲に制
限があるなどの問題点があった。
【0009】そこで、本考案は上記従来技術のうちの前
者の問題点と後者の消費電力が大きいという問題点を解
消できる磁気式の着脱装置を提供することを第1の目的
とする。
者の問題点と後者の消費電力が大きいという問題点を解
消できる磁気式の着脱装置を提供することを第1の目的
とする。
【0010】又、上記従来技術のすべての問題点を解消
できる磁気式の着脱装置を提供することを第2の目的と
する。
できる磁気式の着脱装置を提供することを第2の目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明の磁気式の着脱装置は、図1に示すよ
うに、強磁性体(7,7′)を吸着したときに磁束が通
る磁気回路(11)に半硬質磁性材料(8)を用いると
共に、半硬質磁性材料(8)を励磁する励磁コイル(1
2)と、励磁コイル(12)に一方向の電流を流して半
硬質磁性材料(8)を着磁し逆方向の電流を流して半硬
質磁性材料(8)を脱磁する励磁回路(13)とを具備
したことを特徴とする。
るために、本発明の磁気式の着脱装置は、図1に示すよ
うに、強磁性体(7,7′)を吸着したときに磁束が通
る磁気回路(11)に半硬質磁性材料(8)を用いると
共に、半硬質磁性材料(8)を励磁する励磁コイル(1
2)と、励磁コイル(12)に一方向の電流を流して半
硬質磁性材料(8)を着磁し逆方向の電流を流して半硬
質磁性材料(8)を脱磁する励磁回路(13)とを具備
したことを特徴とする。
【0012】又、上記第2の目的を達成するために、励
磁回路(13)には、励磁コイル(12)に電流を供給
する電池(14,14′,15)を備えた。
磁回路(13)には、励磁コイル(12)に電流を供給
する電池(14,14′,15)を備えた。
【0013】又、励磁コイル(12)に複数の電流値か
ら選択した値の励磁電流を流して半硬質磁性材料を着磁
するように励磁回路(13)を構成すると効果的であ
る。
ら選択した値の励磁電流を流して半硬質磁性材料を着磁
するように励磁回路(13)を構成すると効果的であ
る。
【0014】
【作用】以下、図1乃至図4に基づいて本発明の作用を
説明する。
説明する。
【0015】図1において、(7)は本発明の装置に吸
着される鉄板等の強磁性体、(8)は半硬質磁性材料、
(9)、(10)はヨーク、(11)は半硬質磁性材料
(8)とヨーク(9),(10)とからなる磁気回路、
(12)は半硬質磁性材料を励磁する励磁コイル、(1
3)は励磁回路、(14),(15)は電池、(S1)
は電池(14)と励磁コイル(12)の間に接続した吸
着用スイッチ、(15)は電池(15)と励磁コイル
(12)との間に接続した離脱スイッチで、電池(1
4),(15)とスイッチ(S1),(S2)が図示の
ように接続されて励磁回路(13)が構成されている。
着される鉄板等の強磁性体、(8)は半硬質磁性材料、
(9)、(10)はヨーク、(11)は半硬質磁性材料
(8)とヨーク(9),(10)とからなる磁気回路、
(12)は半硬質磁性材料を励磁する励磁コイル、(1
3)は励磁回路、(14),(15)は電池、(S1)
は電池(14)と励磁コイル(12)の間に接続した吸
着用スイッチ、(15)は電池(15)と励磁コイル
(12)との間に接続した離脱スイッチで、電池(1
4),(15)とスイッチ(S1),(S2)が図示の
ように接続されて励磁回路(13)が構成されている。
【0016】図1と図2において、両スイッチ(S1)
と(S2)が開いている図1の状態では、励磁コイル
(12)には電流が流れていないため、磁気回路の動作
線は図2のa線であり、その傾きは半硬質磁性材料
(8)の寸法(断面積S、長さL)と磁気回路の磁気抵
抗で決まり、磁気回路が決まれば一義的に決まる。
と(S2)が開いている図1の状態では、励磁コイル
(12)には電流が流れていないため、磁気回路の動作
線は図2のa線であり、その傾きは半硬質磁性材料
(8)の寸法(断面積S、長さL)と磁気回路の磁気抵
抗で決まり、磁気回路が決まれば一義的に決まる。
【0017】ここで、吸着スイッチ(S1)を閉じ巻数
Nの励磁コイル(12)に電流I1 を流すと動作線は並
行移動してbに移り、半硬質磁性材料(8)は図2中の
Aのようなマイナーループを通って磁化(着磁)され
る。ここで吸着スイッチ(S1)を開いて電流を切る
と、動作点は再びaの動作線に戻り半硬質磁性材料はB
のようなマイナーループを通って、動作線aとの交点と
なる。
Nの励磁コイル(12)に電流I1 を流すと動作線は並
行移動してbに移り、半硬質磁性材料(8)は図2中の
Aのようなマイナーループを通って磁化(着磁)され
る。ここで吸着スイッチ(S1)を開いて電流を切る
と、動作点は再びaの動作線に戻り半硬質磁性材料はB
のようなマイナーループを通って、動作線aとの交点と
なる。
【0018】そして、この交点の磁束密度B1 と半硬質
磁性材料の断面積Sとの積の磁束φ=B1 ×S)が磁気
回路中を通る。(厳密には漏れ磁束があるため、この通
りにはならないが、ここでは説明がわかり易いように空
間へ漏れる磁束がないこととした。)そして、励磁コイ
ル(8)の電流I1 が断たれたあとも磁気回路に磁束が
通り続け、磁性体7を吸着する。
磁性材料の断面積Sとの積の磁束φ=B1 ×S)が磁気
回路中を通る。(厳密には漏れ磁束があるため、この通
りにはならないが、ここでは説明がわかり易いように空
間へ漏れる磁束がないこととした。)そして、励磁コイ
ル(8)の電流I1 が断たれたあとも磁気回路に磁束が
通り続け、磁性体7を吸着する。
【0019】このときの吸着力Fは図3に示すように、
ヨーク9と10の吸着面(図で下面)が2cm×2cm
の正方形であるとすると、吸着面の磁束密度が0.8
[T]の場合には、合計20.6kgfとなり、約20
kgの物を吸着して持ち上げることができ、十分に実用
になる。
ヨーク9と10の吸着面(図で下面)が2cm×2cm
の正方形であるとすると、吸着面の磁束密度が0.8
[T]の場合には、合計20.6kgfとなり、約20
kgの物を吸着して持ち上げることができ、十分に実用
になる。
【0020】なお、着磁の励磁電流I1 を複数の電流値
の中から選択するようにすると吸着力が変えられる。
の中から選択するようにすると吸着力が変えられる。
【0021】次に離脱スイッチ(S2)を閉じ、上述と
は逆向きに、動作線がc線になるように、半硬質磁性材
料のHc値を通るような電流I2 を流すと、半硬質磁性
材料(8)はCのようなマイナーループを通り、ここで
離脱スイッチ(S2)を開いて電流I2 を切るとDのマ
イナーループを通って動作線aの状態に戻る。このとき
マイナーループDと動作線aとの交点の磁束密度は殆ど
零となるため、この場合磁気回路には磁束が殆ど通らな
く、磁力による吸着力がなくなり、磁性体7は離脱す
る。
は逆向きに、動作線がc線になるように、半硬質磁性材
料のHc値を通るような電流I2 を流すと、半硬質磁性
材料(8)はCのようなマイナーループを通り、ここで
離脱スイッチ(S2)を開いて電流I2 を切るとDのマ
イナーループを通って動作線aの状態に戻る。このとき
マイナーループDと動作線aとの交点の磁束密度は殆ど
零となるため、この場合磁気回路には磁束が殆ど通らな
く、磁力による吸着力がなくなり、磁性体7は離脱す
る。
【0022】このように、ヨーク(9),(10)を強
磁性体(7)に当接した状態で励磁コイル(12)に一
方の電流I1 を一時的に流すだけで半硬質磁性材料
(8)が着磁されてその残留磁気の磁束で磁性体(7)
を吸着する。そして、励磁コイル(12)に一時的に逆
向きの電流I2 を流して半硬質磁性材料(8)を脱磁す
ると吸着力がなくなって強磁性体(7)が離脱する。
磁性体(7)に当接した状態で励磁コイル(12)に一
方の電流I1 を一時的に流すだけで半硬質磁性材料
(8)が着磁されてその残留磁気の磁束で磁性体(7)
を吸着する。そして、励磁コイル(12)に一時的に逆
向きの電流I2 を流して半硬質磁性材料(8)を脱磁す
ると吸着力がなくなって強磁性体(7)が離脱する。
【0023】次に、上述のように磁力で吸着されている
強磁性体(7)を吸着力F以上の力で強制的に引き離し
たときの動作について説明する。
強磁性体(7)を吸着力F以上の力で強制的に引き離し
たときの動作について説明する。
【0024】吸着状態において、上述のように、動作点
が図2、図4のマイナーループBと動作線aとの交点に
あって、半硬質磁性材料(8)の磁束密度がB1 である
ときに、強磁性体(7)を引き離すと、磁気回路の磁気
抵抗が増大し動作線が図4のa’線となり、磁束密度は
小さな値のB2 となる。
が図2、図4のマイナーループBと動作線aとの交点に
あって、半硬質磁性材料(8)の磁束密度がB1 である
ときに、強磁性体(7)を引き離すと、磁気回路の磁気
抵抗が増大し動作線が図4のa’線となり、磁束密度は
小さな値のB2 となる。
【0025】ここで、再度磁性体(7)を吸着させよう
とヨーク(9)(10)に当接したとすると、動作線は
aに戻るものの、B−HループはEのマイナーループと
なるため、磁束密度は殆ど変化せずB2 のままであり、
わずかな吸着力しか発生しない。
とヨーク(9)(10)に当接したとすると、動作線は
aに戻るものの、B−HループはEのマイナーループと
なるため、磁束密度は殆ど変化せずB2 のままであり、
わずかな吸着力しか発生しない。
【0026】又、強磁性体(7)を強制的に引き離した
ままの状態で吸着スイッチ(S1)を閉じて、励磁電流
I1 を流した場合の動作は次のようになる。
ままの状態で吸着スイッチ(S1)を閉じて、励磁電流
I1 を流した場合の動作は次のようになる。
【0027】このとき、動作線の傾きは動作線a’と同
じで、動作線のH軸との交点は、動作線bとH軸との交
点(N・I1 )/Lになるため、符号b′で示す動作線
となる。従って、このあと励磁電流I1 を切ったあと
は、動作線はa’となり、半硬質磁性材料(8)の磁束
密度は前記B2 とほぼ同じ小さな値となるため、ここで
再度強磁性体(7)をヨーク(9)(10)に当接させ
てもわずかな吸着力しか発生しない。
じで、動作線のH軸との交点は、動作線bとH軸との交
点(N・I1 )/Lになるため、符号b′で示す動作線
となる。従って、このあと励磁電流I1 を切ったあと
は、動作線はa’となり、半硬質磁性材料(8)の磁束
密度は前記B2 とほぼ同じ小さな値となるため、ここで
再度強磁性体(7)をヨーク(9)(10)に当接させ
てもわずかな吸着力しか発生しない。
【0028】このように、本発明の脱着装置は、装置を
磁性体(7)に当接して、励磁電流を流さない限り殆ど
吸着力はないし、吸着していても、一旦磁性体(7)を
引き離すと吸着力が殆どなくなる。
磁性体(7)に当接して、励磁電流を流さない限り殆ど
吸着力はないし、吸着していても、一旦磁性体(7)を
引き離すと吸着力が殆どなくなる。
【0029】
【実施例】第1実施例 図5はハンディタンプの手動吸着移動器で、半硬質磁性
材料8とヨーク9,10とからなる磁気回路11に励磁
コイル12が巻かれて、これらが、取っ手16つきのモ
ールド材17で固定されている。9a,10aはヨーク
9,10の端面(吸着面)である。18は後述する定電
流素子やコンデンサ等の電子部品を実践した回路基板で
コイル12の片側にモールド材17でモールドされてい
る。又コイル12の他側には、電池14が交換可能に配
設されている。Sは取っ手16の基部側面に配設された
押ボタンスイッチである。
材料8とヨーク9,10とからなる磁気回路11に励磁
コイル12が巻かれて、これらが、取っ手16つきのモ
ールド材17で固定されている。9a,10aはヨーク
9,10の端面(吸着面)である。18は後述する定電
流素子やコンデンサ等の電子部品を実践した回路基板で
コイル12の片側にモールド材17でモールドされてい
る。又コイル12の他側には、電池14が交換可能に配
設されている。Sは取っ手16の基部側面に配設された
押ボタンスイッチである。
【0030】図6(a)は図5の手動吸着移動器の電気
回路で、コンデンサC1 ,定電流ダイオード又はFET
からなる定電流素子19,押ボタンスイッチS,励磁コ
イル12及び電池14が図示のように接続されている。
回路で、コンデンサC1 ,定電流ダイオード又はFET
からなる定電流素子19,押ボタンスイッチS,励磁コ
イル12及び電池14が図示のように接続されている。
【0031】押ボタンスイッチSが図示の実線の状態に
あるときは、コンデンサC1 は電池14の電圧まで充電
され、励磁コイル12に電流は流れていない。
あるときは、コンデンサC1 は電池14の電圧まで充電
され、励磁コイル12に電流は流れていない。
【0032】ここで、吸着面9a,10aを図示されて
いない強磁性体に当接させ、更に押ボタンスイッチSを
押して図6(a)の破線の状態にすると、コンデンサC
1 の電荷が励磁コイル12と定電流素子18を通って同
図(b)の曲線イのように放電し、そのときの最大電流
はI2 となる。この電流I2 の値が、前記図2で示した
動作線Cのように(N・I2)/L=HC を満足するよ
うに、コイル12の巻数Nや、電流I2 を決めると、図
6(b)に示す曲線イのような放電電流が終了したとき
には半硬質磁性材料(8)は脱磁された状態となる。
いない強磁性体に当接させ、更に押ボタンスイッチSを
押して図6(a)の破線の状態にすると、コンデンサC
1 の電荷が励磁コイル12と定電流素子18を通って同
図(b)の曲線イのように放電し、そのときの最大電流
はI2 となる。この電流I2 の値が、前記図2で示した
動作線Cのように(N・I2)/L=HC を満足するよ
うに、コイル12の巻数Nや、電流I2 を決めると、図
6(b)に示す曲線イのような放電電流が終了したとき
には半硬質磁性材料(8)は脱磁された状態となる。
【0033】ここで押ボタンスイッチSから手を離す
と、スイッチSが図6(a)の実線の状態に復旧し、電
池14からコンデンサC1 に充電々流が流れる。この充
電々流は同図(b)の曲線口のように、励磁コイル12
を流れる励磁電流となり、最大値はI1 で、放電電流I
2 とは逆向きに流れる。この電流I1 で半硬質磁性材料
8が着磁され、強磁性体が吸着されるため、強磁性体を
吸着させたまま取っ手14を持って移動させることがで
きる。
と、スイッチSが図6(a)の実線の状態に復旧し、電
池14からコンデンサC1 に充電々流が流れる。この充
電々流は同図(b)の曲線口のように、励磁コイル12
を流れる励磁電流となり、最大値はI1 で、放電電流I
2 とは逆向きに流れる。この電流I1 で半硬質磁性材料
8が着磁され、強磁性体が吸着されるため、強磁性体を
吸着させたまま取っ手14を持って移動させることがで
きる。
【0034】任意の位置へ移動させたあとで、押ボタン
スイッチSを押すと、半硬質磁性材料8が脱磁されて吸
着力がなくなり、離脱する。
スイッチSを押すと、半硬質磁性材料8が脱磁されて吸
着力がなくなり、離脱する。
【0035】この実施例では、励磁コイル12に直列接
続したコンデンサC1 が励磁電流の流れる時間を自動的
に制限するから、スイッチの操作時間に気をくばること
をしなくても消費電力が大きくならない。例えば押ボタ
ンスイッチSから手を離してコンデンサC1 に図6
(c)に示すような充電電流が流れ、2[mS]後に最
大電流1[A]となり、4[mS]後に殆ど零になった
とする。大き目に見ても、この間の消費電流量は1
[A]×4[mS]=4×10-3[A.Sec]である
ため、仮りに電池14に1・2[A・H]の容量のもの
を使用したとすると、100万回を超える回数の着脱が
でき、実用的に十分な電池寿命が期待できる。
続したコンデンサC1 が励磁電流の流れる時間を自動的
に制限するから、スイッチの操作時間に気をくばること
をしなくても消費電力が大きくならない。例えば押ボタ
ンスイッチSから手を離してコンデンサC1 に図6
(c)に示すような充電電流が流れ、2[mS]後に最
大電流1[A]となり、4[mS]後に殆ど零になった
とする。大き目に見ても、この間の消費電流量は1
[A]×4[mS]=4×10-3[A.Sec]である
ため、仮りに電池14に1・2[A・H]の容量のもの
を使用したとすると、100万回を超える回数の着脱が
でき、実用的に十分な電池寿命が期待できる。
【0036】第2実施例 図7の実施例はヨーク9,10の各両側面に吸着面9
a,9a′,10a,10a′を形成したもので、二つ
の強磁性体7,7′を同時に吸着しておくのに利用でき
る。
a,9a′,10a,10a′を形成したもので、二つ
の強磁性体7,7′を同時に吸着しておくのに利用でき
る。
【0037】第3実施例 図8の実施例は吸着力を2段階に選択できる実施例の電
気回路で、電池14と14′とが直列接続され、吸着ス
イッチS1 を一時的に閉じると電池14によるコンデン
サC1 の充電電流が励磁コイル12に流れ、そのときの
最大電流I1 で図示されていない半硬質磁性材料が着磁
され、図示されていない強磁性体を吸着する。
気回路で、電池14と14′とが直列接続され、吸着ス
イッチS1 を一時的に閉じると電池14によるコンデン
サC1 の充電電流が励磁コイル12に流れ、そのときの
最大電流I1 で図示されていない半硬質磁性材料が着磁
され、図示されていない強磁性体を吸着する。
【0038】吸着スイッチS1 を復旧させたあと、吸着
した強磁性体を任意の場所に移動し、離脱スイッチS2
を閉じると、コンデンサC1 の放電電流が励磁コイル1
2に流れ、半硬質磁性材料が脱磁されて強磁性体が離脱
する。
した強磁性体を任意の場所に移動し、離脱スイッチS2
を閉じると、コンデンサC1 の放電電流が励磁コイル1
2に流れ、半硬質磁性材料が脱磁されて強磁性体が離脱
する。
【0039】強磁性体を吸着させるときに吸着スイッチ
S1 の代りに別の吸着スイッチS1 ′を閉じると、電池
14と14′の電圧の和の電圧でコンデンサC1 が充電
されるため、吸着スイッチS1 を閉じたときよりも大き
な最大電流が励磁コイル12に流れるため、半硬質磁性
材料がより強く磁され、より大きな残留磁気によって吸
着力が大きくなる。
S1 の代りに別の吸着スイッチS1 ′を閉じると、電池
14と14′の電圧の和の電圧でコンデンサC1 が充電
されるため、吸着スイッチS1 を閉じたときよりも大き
な最大電流が励磁コイル12に流れるため、半硬質磁性
材料がより強く磁され、より大きな残留磁気によって吸
着力が大きくなる。
【0040】このようにどちらの吸着スイッチを作動す
るかによって、励磁電流の大きさを変え、吸着力を2段
階に選択できる。
るかによって、励磁電流の大きさを変え、吸着力を2段
階に選択できる。
【0041】若し、長時間吸着させたあとで離脱させよ
うとする場合に、コンデンサC1 の電荷が自己放電して
しまって半硬質磁性材料を脱磁するに必要な放電電流I
2 を得られないときは、あらためて吸着スイッチS1 又
はS1 ′を一時的に閉じたあとで、離脱スイッチS2 を
一時的に閉じれば離脱させることができる。
うとする場合に、コンデンサC1 の電荷が自己放電して
しまって半硬質磁性材料を脱磁するに必要な放電電流I
2 を得られないときは、あらためて吸着スイッチS1 又
はS1 ′を一時的に閉じたあとで、離脱スイッチS2 を
一時的に閉じれば離脱させることができる。
【0042】なお、図8の励磁回路13では、2個の電
池14と14′と2個の吸着スイッチS1 ,S1 ′を用
いたが、1個の電池を用いて、異なる抵抗値の抵抗とそ
れぞれ直列に接続した2個のスイッチを設け、何れの吸
着スイッチを使用するかで、励磁電流の大きさを選択し
て、吸着力を2段階に選択するようにすることもでき
る。
池14と14′と2個の吸着スイッチS1 ,S1 ′を用
いたが、1個の電池を用いて、異なる抵抗値の抵抗とそ
れぞれ直列に接続した2個のスイッチを設け、何れの吸
着スイッチを使用するかで、励磁電流の大きさを選択し
て、吸着力を2段階に選択するようにすることもでき
る。
【0043】又、励磁電流の大きさをn段階用意して、
選択的に流すようにすれば、n種の吸着力が選択でき
る。
選択的に流すようにすれば、n種の吸着力が選択でき
る。
【0044】第4実施例 図9は他の実施例の電気回路で、電池14から吸着スイ
ッチS1 を介して励磁コイル12に励磁電流I1 を流し
て図示されてない半硬質磁性材料を着磁し、離脱スイッ
チS2 と定電流I2 を流して半硬質磁性材料を脱磁する
もので、電流が流れる時間を自動的に制限するコンデン
サC1 を使用していない。
ッチS1 を介して励磁コイル12に励磁電流I1 を流し
て図示されてない半硬質磁性材料を着磁し、離脱スイッ
チS2 と定電流I2 を流して半硬質磁性材料を脱磁する
もので、電流が流れる時間を自動的に制限するコンデン
サC1 を使用していない。
【0045】第5実施例 図10は他の実施例の電気回路で、切替接点を有するリ
ードスイッチRSを用いたもので、リードスイッチRS
の可動接点(リード)は常時固定接点a側に接してい
て、コンデンサC1 は電池14の電圧まで充電されてい
る。
ードスイッチRSを用いたもので、リードスイッチRS
の可動接点(リード)は常時固定接点a側に接してい
て、コンデンサC1 は電池14の電圧まで充電されてい
る。
【0046】従って、図示されてない小形の磁石をリー
ドスイッチRSに近づけて、コンデンサC1 の電荷を定
電流素子19を通して放電させて、励磁コイル12に放
電電流I2 を流し、半硬質磁性材料を脱磁して、それま
で吸着していた強磁性材料を離脱させる。
ドスイッチRSに近づけて、コンデンサC1 の電荷を定
電流素子19を通して放電させて、励磁コイル12に放
電電流I2 を流し、半硬質磁性材料を脱磁して、それま
で吸着していた強磁性材料を離脱させる。
【0047】本実施例は、電池14を内蔵した構造と
し、外部との接続ケーブルなしで長時間吸着しておき、
必要時に磁石をリードスイッチに近付けて離脱させる使
い方をするのに好適である。
し、外部との接続ケーブルなしで長時間吸着しておき、
必要時に磁石をリードスイッチに近付けて離脱させる使
い方をするのに好適である。
【0048】第6実施例 図11の実施例は光を当てることにより吸着又は離脱の
操作を行なうようにしたもので、図1のような磁気回路
11と図11(b)の励磁回路とがケース20に収納さ
れ、ヨーク9,10の下端吸着面9aと10aがケース
20の下方に突出している。こうして移動ユニット21
が構成されている。22,23はケース20の前面に配
設されたフォトトランジスタである。
操作を行なうようにしたもので、図1のような磁気回路
11と図11(b)の励磁回路とがケース20に収納さ
れ、ヨーク9,10の下端吸着面9aと10aがケース
20の下方に突出している。こうして移動ユニット21
が構成されている。22,23はケース20の前面に配
設されたフォトトランジスタである。
【0049】励磁回路13は図11(b)に示すよう
に、電池14、フォトトランジスタ22,23、トラン
ジスタTr1 〜Tr4 、定電流素子19等が図示のよう
に接続構成されて励磁コイル12に着磁電流I1又は脱
磁電流I2 を流すようになっている。
に、電池14、フォトトランジスタ22,23、トラン
ジスタTr1 〜Tr4 、定電流素子19等が図示のよう
に接続構成されて励磁コイル12に着磁電流I1又は脱
磁電流I2 を流すようになっている。
【0050】ヨークの下端吸着面9a,10aに強磁性
体7からなるワークを当接して、移動ユニット21の前
面のフォトトランジスタ22に光を当てると、同図
(b)のトランジスタTr1 とTr4 とが導通して励磁
コイル12に着磁性電流I1 が流れるため、ワークが吸
着され移動ユニット21の移動(矢印Aで示す)に従っ
て搬送される。
体7からなるワークを当接して、移動ユニット21の前
面のフォトトランジスタ22に光を当てると、同図
(b)のトランジスタTr1 とTr4 とが導通して励磁
コイル12に着磁性電流I1 が流れるため、ワークが吸
着され移動ユニット21の移動(矢印Aで示す)に従っ
て搬送される。
【0051】必要な移動を完了したあと、フォトトラン
ジスタ23に光を当てると、トランジスタTr2 とTr
3 とが導通して励磁コイル12に脱磁電流I2 が流れ、
ワークが離脱される。
ジスタ23に光を当てると、トランジスタTr2 とTr
3 とが導通して励磁コイル12に脱磁電流I2 が流れ、
ワークが離脱される。
【0052】第7実施例 図12と図13は、標的に光が当ると標的が落下するピ
ストルゲームへの応用例である。
ストルゲームへの応用例である。
【0053】この実施例では、図11の第6実施例に用
いたと同じように、フォトトランジスタに光を当てるこ
とで離脱操作をする励磁回路を用いるが吸着操作はフォ
トトランジスタではなく、手動操作のスイッチによる。
いたと同じように、フォトトランジスタに光を当てるこ
とで離脱操作をする励磁回路を用いるが吸着操作はフォ
トトランジスタではなく、手動操作のスイッチによる。
【0054】図12(a)(b)において、11は磁気
回路で、半硬質磁性材料8とヨーク9,10とよりな
る。12は励磁コイル、13はフォトトランジスタ2
3、吸着スイッチS1 及び電池等を実装した回路基板か
らなる励磁回路で、磁気回路11に固定されている。2
4は円板状の的板で、中央には、フォトトランジスタ2
3と対向して穴24aが明けてある。この的板24は回
路基板に立てた2本の柱25,25にねじ26,26に
よって固定されている。こうして標的27が構成されて
いる。
回路で、半硬質磁性材料8とヨーク9,10とよりな
る。12は励磁コイル、13はフォトトランジスタ2
3、吸着スイッチS1 及び電池等を実装した回路基板か
らなる励磁回路で、磁気回路11に固定されている。2
4は円板状の的板で、中央には、フォトトランジスタ2
3と対向して穴24aが明けてある。この的板24は回
路基板に立てた2本の柱25,25にねじ26,26に
よって固定されている。こうして標的27が構成されて
いる。
【0055】ピストルゲームとして遊ぶには、図13の
ように、アルミニウムとかアクリル等の大きな面積の平
板28を壁のように立て、その裏に図示されてない駆動
装置で平板28の裏面に沿って縦、横斜めに複雑な動き
をする小さい強磁性体の走行板29が配設されている。
図12で説明した標的27を図13に示すように、平板
28の表に、走行板29と対向して配置して図12の吸
着スイッチS1 を操作して励磁コイル12に励磁電流を
一時的に流し、標的27を平板28を挟んだかたちで走
行板29に吸着させる。
ように、アルミニウムとかアクリル等の大きな面積の平
板28を壁のように立て、その裏に図示されてない駆動
装置で平板28の裏面に沿って縦、横斜めに複雑な動き
をする小さい強磁性体の走行板29が配設されている。
図12で説明した標的27を図13に示すように、平板
28の表に、走行板29と対向して配置して図12の吸
着スイッチS1 を操作して励磁コイル12に励磁電流を
一時的に流し、標的27を平板28を挟んだかたちで走
行板29に吸着させる。
【0056】標的27が走行板29に吸着されて平板2
8の表面上を複雑に動くのを発光ダイオードを備えたピ
ストル30で狙って、光線を発射し、的板24の中央の
穴24aに当るとフォトトランジスタ23が作動して励
磁コイル12に電流I2 が流れ、標的27が落下する。
8の表面上を複雑に動くのを発光ダイオードを備えたピ
ストル30で狙って、光線を発射し、的板24の中央の
穴24aに当るとフォトトランジスタ23が作動して励
磁コイル12に電流I2 が流れ、標的27が落下する。
【0057】このようにしてゲームを楽しむことができ
る。なお上述の各実施例において、電池14,14′,
15はリチウム電池、アルカリマンガン電池など一般的
なものを用いることができる。又、半硬質磁性材料8
は、Fe−Cu−Mo合金、Co−Fe−Nb合金、又
はFe−Co−V合金等、Hcが10〜200[Oe]
程度のものを用いる。更に又、ヨーク9,10は鉄、電
磁軟鉄、パーマロイ、ケイ素鋼板等の軟質磁性材料を用
いることができる。
る。なお上述の各実施例において、電池14,14′,
15はリチウム電池、アルカリマンガン電池など一般的
なものを用いることができる。又、半硬質磁性材料8
は、Fe−Cu−Mo合金、Co−Fe−Nb合金、又
はFe−Co−V合金等、Hcが10〜200[Oe]
程度のものを用いる。更に又、ヨーク9,10は鉄、電
磁軟鉄、パーマロイ、ケイ素鋼板等の軟質磁性材料を用
いることができる。
【0058】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で、着脱の制御を電気的なスイッチ操作で行なうことが
可能となり、扱い易くなる。
で、着脱の制御を電気的なスイッチ操作で行なうことが
可能となり、扱い易くなる。
【0059】又、吸着、離脱時に一時的に電流を流すだ
けで済むため消費電力が少なくてよい。
けで済むため消費電力が少なくてよい。
【0060】又、永久磁石を用いていないので、小形、
軽量にできる。又、永久磁石のように減磁による耐久性
の弱点も解消され、しかも励磁電流を制御して吸着力を
変えられる。
軽量にできる。又、永久磁石のように減磁による耐久性
の弱点も解消され、しかも励磁電流を制御して吸着力を
変えられる。
【0061】更に又、内蔵電池を電源として給電するこ
とにより、外部との接続用コードが不要となるため、移
動用に好適で、しかも電気的に着脱を制御できる装置を
実現できる。そのためベルトコンベアとか、ロボットの
腕に本装置を取り付け、強磁性体の部品やパレットなど
を任意の所で吸着して吊り下げたり、引っ張ったりして
物の移動に広く利用できる。
とにより、外部との接続用コードが不要となるため、移
動用に好適で、しかも電気的に着脱を制御できる装置を
実現できる。そのためベルトコンベアとか、ロボットの
腕に本装置を取り付け、強磁性体の部品やパレットなど
を任意の所で吸着して吊り下げたり、引っ張ったりして
物の移動に広く利用できる。
【0062】そのうえ、この装置は、吸着させようとし
て強磁性体に本装置を当接した状態で吸着スイッチを操
作しない限り殆ど吸着力が生じないし、吸着しても一度
強磁性体が外れると、吸着力が殆どなくなるという特長
をもつため、誤って吸着スイッチを操作したことで他の
物に吸着したり、吸着していたものが落ちたとき、再び
他の物にくっつくなどの不都合が生じない。従って、シ
ステムに組み込んで用いると、強磁性体に当接させない
で、誤ってスイッチを操作しても重大な事故を発生する
虞れがないシステムを構成できる利点がある。
て強磁性体に本装置を当接した状態で吸着スイッチを操
作しない限り殆ど吸着力が生じないし、吸着しても一度
強磁性体が外れると、吸着力が殆どなくなるという特長
をもつため、誤って吸着スイッチを操作したことで他の
物に吸着したり、吸着していたものが落ちたとき、再び
他の物にくっつくなどの不都合が生じない。従って、シ
ステムに組み込んで用いると、強磁性体に当接させない
で、誤ってスイッチを操作しても重大な事故を発生する
虞れがないシステムを構成できる利点がある。
【図1】本発明の着脱装置の全体を示す説明図で、吸着
する強磁性体もあわせて示す。
する強磁性体もあわせて示す。
【図2】B−Hカーブと動作線を示す。
【図3】本発明の着脱装置の要部と吸着する強磁性体の
斜視図である。
斜視図である。
【図4】B−Hカーブと動作線を示す。
【図5】本発明の第1実施例で、(a)は縦断正面図、
(b)は下面図である。
(b)は下面図である。
【図6】(a)は図5の実施例の電気回路図、(b)と
(c)は同図(a)の電気回路の電流の時間的変化を示
す線図である。
(c)は同図(a)の電気回路の電流の時間的変化を示
す線図である。
【図7】本発明の第2実施例の横断面図である。
【図8】本発明の第3実施例の電気回路図である。
【図9】本発明の第4実施例の電気回路図である。
【図10】本発明の第5実施例の電気回路図である。
【図11】本発明の第6実施例で、同図(a)は斜視
図、(b)は電気回路図である。
図、(b)は電気回路図である。
【図12】本発明の第7実施例で同図(a)は正面図、
同図(b)は一部横断面平面図である。
同図(b)は一部横断面平面図である。
【図13】図12の実施例を用いた遊技装置、ピストル
ゲームの側面図である。
ゲームの側面図である。
【図14】(a)は従来技術の正面図、(b)は強磁性
体を吸着した状態の従来技術の正面図である。
体を吸着した状態の従来技術の正面図である。
【図15】従来技術の他の例の正面図で、吸着する強磁
性体もあわせて示す。
性体もあわせて示す。
7,7′ 強磁性体 8 半硬質磁性材料 11 磁気回路 12 励磁コイル 13 励磁回路 14,14′,15 電池
Claims (3)
- 【請求項1】 強磁性体(7,7′)を吸着したときに
磁束が通る磁気回路(11)に半硬質磁性材料(8)を
用いると共に、半硬質磁性材料(8)を励磁する励磁コ
イル(12)と、励磁コイル(12)に一方向の電流を
流して半硬質磁性材料(8)を着磁し逆方向の電流を流
して半硬質磁性材料(8)を脱磁する励磁回路(13)
とを具備したことを特徴とする磁気式の着脱装置。 - 【請求項2】 励磁回路(13)に、励磁コイルに電流
を供給する電池(14,14′,15)を備えたことを
特徴とする請求項1の磁気式の着脱装置。 - 【請求項3】 励磁回路(13)は、励磁コイル(1
2)に複数の電流値から選択した値の励磁電流を流して
半硬質磁性材料を着磁するように構成したことを特徴と
する請求項1又は2の磁気式の着脱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3037134A JP3004744B2 (ja) | 1991-03-04 | 1991-03-04 | 磁気式の着脱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3037134A JP3004744B2 (ja) | 1991-03-04 | 1991-03-04 | 磁気式の着脱装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04275406A JPH04275406A (ja) | 1992-10-01 |
JP3004744B2 true JP3004744B2 (ja) | 2000-01-31 |
Family
ID=12489148
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3037134A Expired - Fee Related JP3004744B2 (ja) | 1991-03-04 | 1991-03-04 | 磁気式の着脱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3004744B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7078832B1 (ja) * | 2021-09-03 | 2022-06-01 | マグネデザイン株式会社 | 着磁装置 |
JP2023090410A (ja) * | 2021-12-17 | 2023-06-29 | 朝日インテック株式会社 | 着磁装置 |
-
1991
- 1991-03-04 JP JP3037134A patent/JP3004744B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04275406A (ja) | 1992-10-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6940376B2 (en) | Electromagnet and actuating mechanism for switch device, using thereof | |
WO2022257467A1 (zh) | 一种新型手套机选针方法以及选针的磁性材料的充电方法 | |
US20040051610A1 (en) | Method and apparatus for electromagnetically magnetizing and demagnetizing metallic tool shafts | |
JP3004744B2 (ja) | 磁気式の着脱装置 | |
US3056000A (en) | Snap acting magnetic switch construction | |
US6633478B2 (en) | System for controlling an electromagnetic device | |
JPH09205733A (ja) | 充電装置 | |
US4160283A (en) | Magnetizing and demagnetizing tool | |
US2794941A (en) | Magnetic lifting unit | |
JPS6038843B2 (ja) | 磁気的吸引装置 | |
JPS5840692Y2 (ja) | 遠隔操作装置 | |
KR102269293B1 (ko) | 육면체 타입의 자기이동경로 제어장치 | |
JPH0635277U (ja) | バッテリー駆動式吊上げ装置 | |
JP3567283B2 (ja) | 自動製氷装置の電磁装置 | |
SU1068366A1 (ru) | Магнитный захват | |
JPS606491B2 (ja) | カメラ用電磁駆動装置 | |
JPS551615A (en) | Magnetizing and demagnetizing unit of magnetic bubble memory device and its production | |
JPS5810765B2 (ja) | カセツト型磁気ヘツド消磁装置 | |
JPS6342328B2 (ja) | ||
JPH02305797A (ja) | リフティングマグネット | |
JPS60131174A (ja) | 壁面歩行機 | |
JPS6019646B2 (ja) | カメラのレリ−ズ用電磁機構 | |
RU1801589C (ru) | Устройство дл мокрого обогащени слабомагнитных руд | |
JPS58105093U (ja) | テ−プレコ−ダのリセツト装置 | |
JPS57123563A (en) | Head driver of cassette deck |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |