JP3004740U

JP3004740U - 名刺

Info

Publication number: JP3004740U
Application number: JP1994007230U
Authority: JP
Inventors: 忠之田上
Original assignee: 忠之田上
Priority date: 1994-05-30
Filing date: 1994-05-30
Publication date: 1994-11-22
Anticipated expiration: 2000-05-30

Abstract

(57)【要約】【目的】ノート型パソコンをモチーフとしたデザイン
性、及び立体性を有した名刺において、必要事項等の事
務的事項をインテリア性を損なわせることなく表示し、
且つディスプレイ部を閉じた時の状態におけるノート型
パソコンをモチーフとしたデザイン性、及び立体性をも
有した名刺を提供する。【構成】名刺（１）の一方の面に少なくとも情報入力
用のキーボード部（２）と、情報表示用のディスプレイ
部（３）をモチーフとして設け、前記キーボード部
（２）側の裏面に必要事項（８）を表示し、ディスプレ
イ部（３）には必要に応じて付加情報（７）を表示する
ことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、ノート型パーソナル・コンピュータ（以下、”ノート型パソコン” という。）をモチーフとしたデザイン性、及び立体性を有した名刺に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、名刺において、見る人の興味を惹くため、ノート型パソコンをモチーフとしたデザイン性、及び立体性を有したものとして、先に本出願人が出願した実願平６−１５２８号「情報表示媒体」、及び平成６年５月９日提出の実用新案登録願（整理番号ＫＡＳＩＭＡＳＩ−３）「名刺」があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、前者に開示されている名刺にあっては、ノート型パソコンをモチーフとしたデザイン性、及び立体性を有しているものの、もらった人がこの名刺を、例えば自分の机上などに飾っておこうとする場合、必要事項（以下、必要事項とは、名刺として最低限記載する事項のことを意味する。）をディスプレイ部に表示するように構成されているために、名前や住所等の事務的な事項の表示が、かえってインテリア性を損なわせ、しいては机上等に飾っておこうという気持ちを消失させるという不具合が生じていた。また、後者に開示されている名刺にあっては、ディスプレイ部には付加情報（以下、付加情報とは、名刺として最低限記載する必要事項以外の情報のことを意味する。）、或は付加情報としてのイメージ情報を表示するように構成されているので名前や住所等の事務的な事項により、インテリア性を損なうことはないが、必要事項がキーボード部、及びディスプレイ部の裏面全域に表示するように構成されているために、ディスプレイ部側を折り畳んでノート型パソコンを閉じた状態とした時に、蓋の上に相当する部分に名前や住所等が現れ、ディスプレイ部を閉じた時の状態におけるノート型パソコンをモチーフとしたデザイン性、及び立体性を損なわせるという不具合が生じていた。

【０００４】よって本考案の目的は、ノート型パソコンをモチーフとしたデザイン性、及び立体性を有した名刺において、必要事項等の事務的事項をインテリア性を損なわせることなく表示し、且つディスプレイ部を閉じた時の状態におけるノート型パソコンをモチーフとしたデザイン性、及び立体性をも有した名刺を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するために、名刺の一方の面に少なくとも情報入力用のキーボードと、情報表示用のディスプレイをモチーフとして設け、前記キーボード側の裏面に必要事項を表示し、ディスプレイには必要に応じて付加情報を表示させるように構成した。本考案は、以上のような構成より成る名刺である。

【０００６】

【作用】

キーボード側の裏面に必要事項を表示するために、ディスプレイ部側を折り畳んでノート型パソコンを閉じた状態とした時に、蓋の上に相当する部分に名前や住所等が現れることがなく、またそのディスプレイ部には必要に応じて付加情報を表示し、インテリア性を向上できる。

【０００７】

【実施例】

以下、本考案の実施例１を図面に基づいて説明する。図１は、本考案に係る実施例１を示す名刺であり、定形角型名刺（１）の一方の面の下部にキーボード部（２）を設け、上部にディスプレイ部（３）を設け、縦方向に丁度二つ折りとなる所を折り部（４）として折れ曲がり、ディスプレイ部（３）に付加情報（７）を表示する。付加情報（７）としては例えば、会社のマークやロゴ、製品の広告や、キャッチフレーズ等であってもよく、また絵や写真等のイメージ情報であってもよい。また、予め付加情報（７）を表示せずに、ディスプレイ部（３）を空白にしておいて、後からメモ等の付加情報を記入するよう、メモ欄として使用するものであってもよい。図３は、名刺（１）の他方の面である必要事項表示面を示し、名刺としての必要事項（８）、即ち表示すべき職業，会社名，所属部署，氏名，所在地，電話番号等は、キーボード部（２）の裏面に相当する場所に表示される。また、ディスプレイ部（３）の裏面にはマーク（９）として、例えば会社のマークやロゴ等を表示してもよい。なお、この場合マーク（９）は、ディスプレイ部（３）を閉じた状態の時に正しく見れる向きになるように設定することが望ましいことから、必要事項（８）もマーク（９）の向きに合わせて、図３に示す向きにすることが望ましい。

【０００８】これを使用する時には、通常は平面状の１枚の名刺として携帯し、相手に手渡す時に図１の形状に折り曲げて手渡してもよく、また平面状の１枚の名刺のまま手渡してもよい。その場合、図１の形状となる説明、或は斜視図等を、名刺（１）の一部に明記してあることが望ましいが、口頭により説明してもよく、また例えその説明がなくても、推察力に基づいて図１の形状にすることは、キーボード部（２）、及びディスプレイ部（３）のレイアウトと、ノート型パソコンが普及していることから見て十分に可能なことである。また、折り部（４）となる所は、必ずしも丁度二つ折りとなる所でなくてもよい。また、折り部（４）には予め折り易いように筋付け加工（以下、筋付け加工とは、名刺（１）の折れ目となる所に筋状の折れ筋を付ける加工法のことを意味する。）が施されていてもよく、キーボード部（２）、及びディスプレイ部（３）は、印刷か或はシール等を貼り付けたものであってもよい。

【０００９】以下、本考案の実施例２を図面に基づいて説明する。図２は、本考案に係る実施例２を示す名刺であり、定形角型名刺（１）の一方の面の下部にキーボード部（２）を設け、上部にディスプレイ部（３）を設け、縦方向に丁度二つ折りとなる所を折り部（４）として折れ曲がり、二つに折れ曲がった２面が密着して重なっている所を重なり部（５）とし、更にディスプレイ部（３）の側が折れ曲がった面とは反対の面に折れ曲がる所を折り返し部（６）として折り返し、ディスプレイ部（３）に付加情報（７）を表示する。付加情報（７）としては例えば、会社のマークやロゴ、製品の広告や、キャッチフレーズ等であってもよく、また絵や写真等のイメージ情報であってもよい。また、予め付加情報（７）を表示せずに、ディスプレイ部（３）を空白にしておいて、後からメモ等の付加情報を記入するよう、メモ欄として使用するものであってもよい。図３は、名刺（１）の他方の面である必要事項表示面を示し、名刺としての必要事項（８）、即ち表示すべき職業，会社名，所属部署，氏名，所在地，電話番号等は、キーボード部（２）の裏面に相当する場所に表示される。また、ディスプレイ部（３）の裏面にはマーク（９）として、例えば会社のマークやロゴ等を表示してもよい。なお、この場合マーク（９）は、ディスプレイ部（３）を閉じた状態の時に正しく見れる向きになるように設定することが望ましいことから、必要事項（８）もマーク（９）の向きに合わせて、図３に示す向きにすることが望ましい。

【００１０】これを使用する時には、通常は平面状の１枚の名刺として携帯し、相手に手渡す時に図２の形状に折り曲げて、重なり部（５）を糊等で接着するか、或は両面テープ等による接着手段により接着して手渡してもよい。また平面状の１枚の名刺のまま手渡すものであってもよい。その場合、図２の形状となる説明、或は斜視図等を、名刺（１）の一部に明記してあることが望ましいが、口頭により説明してもよく、また例えその説明がなくても、推察力に基づいて図２の形状にすることは、キーボード部（２）、及びディスプレイ部（３）のレイアウトと、ノート型パソコンが普及していることから見て十分に可能なことである。また、接着される箇所に予めシール等を設け、もらった相手がシールを剥して容易に接着できるようにするものであってもよい。また製造の段階で、或は予め使用者自身で重なり部（５）を接着、或は両面テープ等による接着手段により接着したものを携帯し、相手に手渡すものであってもよい。その場合、キーボード部（２）の面と、ディスプレイ部（３）の面が１８０度開いた時の状態の大きさが、定形角型名刺大、或はそれ以下になるようにするものであってもよい。また、折り部（４）となる所は、必ずしも丁度二つ折りとなる所でなくてもよい。また、折り部（４）、及び折り返し部（６）には、予め折り易いように筋付け加工が施されていてもよく、キーボード部（２）、及びディスプレイ部（３）は、印刷か或はシール等を貼り付けたものであってもよい。

【００１１】

【考案の効果】

ノート型パソコンをモチーフとしたデザイン性、及び立体性を有した名刺において、名刺の一方の面に少なくとも情報入力用のキーボードと、情報表示用のディスプレイをモチーフとして設け、前記キーボード側の裏面に必要事項を表示し、ディスプレイには必要に応じて付加情報を表示させるように構成したので、必要事項等の事務的事項をインテリア性を損なわせることなく表示し、且つディスプレイ部側を折り畳んでノート型パソコンを閉じた状態とした時に、蓋の上に相当する部分に名前や住所等が現れることがなく、ディスプレイ部を閉じた時の状態におけるノート型パソコンをモチーフとしたデザイン性、及び立体性をも有した名刺を提供することができる。

【００１２】

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の名刺をノート型パソコン状態にした実
施例１を示す斜視図である。

【図２】本考案の名刺をノート型パソコン状態にした実
施例２を示す斜視図である。

【図３】本考案の名刺をノート型パソコン状態にする前
の必要事項表示面を示す正面図である。

【符号の説明】

１名刺２キーボード部３ディスプレイ部４折り部５重なり部６折り返し部７付加情報８必要事項９マーク

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】名刺の一方の面に少なくとも情報入力用
のキーボードと、情報表示用のディスプレイをモチーフ
として設け、前記キーボード側の裏面に必要事項を表示
したことを特徴とする名刺。
【請求項２】名刺は、キーボードとディスプレイとの
間で、前記キーボードと前記ディスプレイとが、向い合
わせになるような面で略二つ折りとなる所で折れ曲がる
ことを特徴とする請求項１に記載の名刺。
【請求項３】名刺は、キーボードとディスプレイとの
間で、前記キーボードと前記ディスプレイとが向い合わ
せになるような面で、丁度二つ折りとなる所で折れ曲が
ることを特徴とする請求項１に記載の名刺。
【請求項４】二つ折りに折れ曲がった２面が密着して
重なり、更にディスプレイの側が前記折れ曲がった面と
は反対の面に折り返して成ることを特徴とする請求項２
又は請求項３に記載の名刺。
【請求項５】密着して重なっている２面の間が、接着
手段により接着されて成ることを特徴とする請求項４に
記載の名刺。
【請求項６】名刺を折り曲げる必要のある箇所には、
予め折り曲げ易いように筋付け加工が施されていること
を特徴とする請求項２〜請求項５のいずれか１項に記載
の名刺。
【請求項７】ディスプレイには、付加情報を表示させ
たことを特徴とする請求項１〜請求項６のいずれか１項
に記載の名刺。
【請求項８】ディスプレイに表示する付加情報が、イ
メージ情報である請求項７に記載の名刺。