JP3004429B2 - 電気点火装置用塞栓 - Google Patents
電気点火装置用塞栓Info
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- JP3004429B2 JP3004429B2 JP3321334A JP32133491A JP3004429B2 JP 3004429 B2 JP3004429 B2 JP 3004429B2 JP 3321334 A JP3321334 A JP 3321334A JP 32133491 A JP32133491 A JP 32133491A JP 3004429 B2 JP3004429 B2 JP 3004429B2
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- Japan
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- cross
- electric
- plug
- lead
- lead pins
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F42—AMMUNITION; BLASTING
- F42B—EXPLOSIVE CHARGES, e.g. FOR BLASTING, FIREWORKS, AMMUNITION
- F42B3/00—Blasting cartridges, i.e. case and explosive
- F42B3/10—Initiators therefor
- F42B3/12—Bridge initiators
- F42B3/124—Bridge initiators characterised by the configuration or material of the bridge
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Air Bags (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気点火装置用塞栓に関
し、爆破作業に用いる電気雷管、コンクリ−トの破砕器
の電気点火具、自動車用エアバックのスクイブ等の電気
点火装置の塞栓として有用なものである。
し、爆破作業に用いる電気雷管、コンクリ−トの破砕器
の電気点火具、自動車用エアバックのスクイブ等の電気
点火装置の塞栓として有用なものである。
【0002】
【従来の技術】爆破作業に用いる電気雷管、コンクリ−
トの破砕器の電気点火具、自動車用エアバックのスクイ
ブ等の電気点火装置においては、電橋線を備えた塞栓を
気密に装着し、この電橋線の周囲に配置した感熱性の点
火玉や点火薬を、電橋線の通電発熱によって着火させて
いる。
トの破砕器の電気点火具、自動車用エアバックのスクイ
ブ等の電気点火装置においては、電橋線を備えた塞栓を
気密に装着し、この電橋線の周囲に配置した感熱性の点
火玉や点火薬を、電橋線の通電発熱によって着火させて
いる。
【0003】図3の(イ)は従来公知の電気雷管を、図
3の(ロ)は図3の(イ)におけるロ−ロ断面図をそれ
ぞれ示し、塞栓A’を筒状金属ケ−スB’の開口端に取
着すると共にケ−スB’内に、塞栓の電橋線に接する点
火薬C’と該点火薬周囲の起爆薬D’とを装填してあ
る。そして、塞栓A’においては、栓体1’に断面円形
の一対のリ−ドピン2’,2’を貫設し、そのリ−ドピ
ン2’の先端端面と栓体1’の先端端面とを面一にし、
リ−ドピン先端端面間に電橋線3’を橋設してある。
3の(ロ)は図3の(イ)におけるロ−ロ断面図をそれ
ぞれ示し、塞栓A’を筒状金属ケ−スB’の開口端に取
着すると共にケ−スB’内に、塞栓の電橋線に接する点
火薬C’と該点火薬周囲の起爆薬D’とを装填してあ
る。そして、塞栓A’においては、栓体1’に断面円形
の一対のリ−ドピン2’,2’を貫設し、そのリ−ドピ
ン2’の先端端面と栓体1’の先端端面とを面一にし、
リ−ドピン先端端面間に電橋線3’を橋設してある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記電気雷管等の塞栓
においては、橋設電橋線の抵抗値を、迷走電流、モニタ
−用電流による暴発を回避し、点火用の電流値で確実に
点火作動を行なわせ得るように、用途に応じ所定値に設
定しなければならない。
においては、橋設電橋線の抵抗値を、迷走電流、モニタ
−用電流による暴発を回避し、点火用の電流値で確実に
点火作動を行なわせ得るように、用途に応じ所定値に設
定しなければならない。
【0005】而るに、上記塞栓においては、電橋線材の
材質(抵抗値),電橋線材の線径等を変えることによ
り、橋設電橋線の抵抗値を変えることが可能であるが、
材質、線径について多種類の電橋線材を用意する必要が
あり、容易ではない。
材質(抵抗値),電橋線材の線径等を変えることによ
り、橋設電橋線の抵抗値を変えることが可能であるが、
材質、線径について多種類の電橋線材を用意する必要が
あり、容易ではない。
【0006】橋設電橋線の抵抗値変更を線材の長さ調節
により行ない得れば、上記の不具合は解消できる。しか
し、リ−ドピンの先端端面間の間隔一定のもとで橋設電
橋線の長さを変えるには、電橋線をア−チ状に、かつ、
曲率を変えて橋設することが必要になり、これに対し、
電橋線には通常弾性限度の高い靱性に富む金属が使用さ
れ、小さい曲率のア−チ成形が困難であるので、この長
さ調節による橋設電橋線の抵抗値設定も容易ではない。
により行ない得れば、上記の不具合は解消できる。しか
し、リ−ドピンの先端端面間の間隔一定のもとで橋設電
橋線の長さを変えるには、電橋線をア−チ状に、かつ、
曲率を変えて橋設することが必要になり、これに対し、
電橋線には通常弾性限度の高い靱性に富む金属が使用さ
れ、小さい曲率のア−チ成形が困難であるので、この長
さ調節による橋設電橋線の抵抗値設定も容易ではない。
【0007】また、リ−ドピン間の間隔を変えること
も、多種類の栓体を製作する必要があり、困難である。
も、多種類の栓体を製作する必要があり、困難である。
【0008】本発明の目的は、橋設電橋線の抵抗値を、
電橋線材の材質、線径を変更することなく、しかも、共
通のリ−ドピン、栓体を使用して所定値に設定し得る電
気点火装置用塞栓を提供することにある。
電橋線材の材質、線径を変更することなく、しかも、共
通のリ−ドピン、栓体を使用して所定値に設定し得る電
気点火装置用塞栓を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の電気点火装置用
塞栓は、栓体に一対のリ−ドピンが貫設され、リ−ドピ
ンの先端端面間に電橋線が橋設されてなる電気点火装置
用の塞栓において、リ−ドピンの少なくとも先端の断面
形状が、両リ−ドピン先端端面の対向する外郭縁端間の
最大距離Lと最小距離Iとの比L/Iを、リ−ドピンの
断面が同一断面積の円形形状であるときの同上比よりも
大とする形状とされ、かつリ−ドピンの先端端面が栓体
の先端端面に面一にされていることを特徴とする構成で
あり、両リ−ドピンの少なくとも先端の断面形状を並列
配置の長方形とすること、両リ−ドピンの少なくとも先
端の断面形状を長方形であって、長軸方向にずらせたも
のとすること、両リ−ドピンの少なくとも先端の断面形
状を非並行配置の長方形とすること、両リ−ドピンの少
なくとも先端の断面形状を並列配置の三角形とするこ
と、または、両リ−ドピンの少なくとも先端の断面形状
の一方を長方形とし、他方を円形とすること等が可能で
ある。
塞栓は、栓体に一対のリ−ドピンが貫設され、リ−ドピ
ンの先端端面間に電橋線が橋設されてなる電気点火装置
用の塞栓において、リ−ドピンの少なくとも先端の断面
形状が、両リ−ドピン先端端面の対向する外郭縁端間の
最大距離Lと最小距離Iとの比L/Iを、リ−ドピンの
断面が同一断面積の円形形状であるときの同上比よりも
大とする形状とされ、かつリ−ドピンの先端端面が栓体
の先端端面に面一にされていることを特徴とする構成で
あり、両リ−ドピンの少なくとも先端の断面形状を並列
配置の長方形とすること、両リ−ドピンの少なくとも先
端の断面形状を長方形であって、長軸方向にずらせたも
のとすること、両リ−ドピンの少なくとも先端の断面形
状を非並行配置の長方形とすること、両リ−ドピンの少
なくとも先端の断面形状を並列配置の三角形とするこ
と、または、両リ−ドピンの少なくとも先端の断面形状
の一方を長方形とし、他方を円形とすること等が可能で
ある。
【0010】
【作用】両リ−ドピン先端端面の互いに対向する外郭縁
端間の最大距離と最小距離との差を大きくとることがで
き、橋設電橋線の抵抗値を、この最大距離の電橋線抵抗
値と最小距離の電橋線抵抗値との間の任意の抵抗値に設
定できる。
端間の最大距離と最小距離との差を大きくとることがで
き、橋設電橋線の抵抗値を、この最大距離の電橋線抵抗
値と最小距離の電橋線抵抗値との間の任意の抵抗値に設
定できる。
【0011】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例について説
明する。図1の(イ)は本発明の実施例を示す縦断面
図、図1の(ロ)は同実施例を示す平面図である。
明する。図1の(イ)は本発明の実施例を示す縦断面
図、図1の(ロ)は同実施例を示す平面図である。
【0012】図1の(イ)並びに(ロ)において、1は
栓体であり、リ−ドピン貫設孔11,11を有し、セラ
ミック、ガラス、プラスチック等により成形してある。
2,2は栓体1のリ−ドピン貫設孔11,11に気密に
貫設した一対の断面長方形のリ−ドピンであり(リ−ド
ピン貫設孔11とリ−ドピン2との間はガラスで封着す
るかエポキシ樹脂等で接着することが好ましい)、先端
端面21を栓体1の先端端面12に面一に位置させてあ
る。3は両リ−ドピン1,1の先端端面21,21の相
対向する外郭縁端間に橋設した電橋線であり、リ−ドピ
ン2と電橋線3との接合には、スポット溶接、超音波溶
接、半田付け等を使用できる。
栓体であり、リ−ドピン貫設孔11,11を有し、セラ
ミック、ガラス、プラスチック等により成形してある。
2,2は栓体1のリ−ドピン貫設孔11,11に気密に
貫設した一対の断面長方形のリ−ドピンであり(リ−ド
ピン貫設孔11とリ−ドピン2との間はガラスで封着す
るかエポキシ樹脂等で接着することが好ましい)、先端
端面21を栓体1の先端端面12に面一に位置させてあ
る。3は両リ−ドピン1,1の先端端面21,21の相
対向する外郭縁端間に橋設した電橋線であり、リ−ドピ
ン2と電橋線3との接合には、スポット溶接、超音波溶
接、半田付け等を使用できる。
【0012】上記の電橋線3には、鉄、ニッケル、モリ
ブデン、白金、タングステン、タンタル等の単体金属、
ニッケル−クロム系、鉄−クロム−アルミニウム系等の
合金を使用できる。
ブデン、白金、タングステン、タンタル等の単体金属、
ニッケル−クロム系、鉄−クロム−アルミニウム系等の
合金を使用できる。
【0013】上記のリ−ドピン2には、電橋線3との接
合が容易で、かつ、栓体1とのガラス封着、エポキシ樹
脂等による接着が容易な材質を使用し、例えば、ニッケ
ル,鉄、銅等の単体金属、またはニッケル−鉄系等の合
金を使用できる。
合が容易で、かつ、栓体1とのガラス封着、エポキシ樹
脂等による接着が容易な材質を使用し、例えば、ニッケ
ル,鉄、銅等の単体金属、またはニッケル−鉄系等の合
金を使用できる。
【0014】上記において、リ−ドピン先端端面と電橋
線との接合点(例えば、スポット溶接点)に至るまでの
リ−ドピン先端端面と電橋線との接触部分での接触抵抗
は不安定であり、この接触抵抗値が接合点抵抗に較べそ
れほど高くないので(リ−ドピン並びに電橋線が大なる
固有抵抗を有するため)、その接触部分を可能な限り短
くして、橋設電橋線の抵抗値の安定化を図ってある。而
して、両リ−ドピンの相対向する外郭縁端に可能な限り
近接させた位置に電橋線を接合してある。
線との接合点(例えば、スポット溶接点)に至るまでの
リ−ドピン先端端面と電橋線との接触部分での接触抵抗
は不安定であり、この接触抵抗値が接合点抵抗に較べそ
れほど高くないので(リ−ドピン並びに電橋線が大なる
固有抵抗を有するため)、その接触部分を可能な限り短
くして、橋設電橋線の抵抗値の安定化を図ってある。而
して、両リ−ドピンの相対向する外郭縁端に可能な限り
近接させた位置に電橋線を接合してある。
【0015】図1の(ロ)において、線a−aは両リ−
ドピン先端端面の相対向する外郭縁端間の最大距離箇所
(最大距離はL)を示し、線b−bは両リ−ドピン先端
端面の相対向する外郭縁端間の最小距離箇所(最小距離
はI)を示している。
ドピン先端端面の相対向する外郭縁端間の最大距離箇所
(最大距離はL)を示し、線b−bは両リ−ドピン先端
端面の相対向する外郭縁端間の最小距離箇所(最小距離
はI)を示している。
【0016】図1の(ロ)において、点線円cは先端端
面の形状が上記長方形と同一面積の一対の円形であっ
て、両円形間の相対向する外郭縁端間の最小距離が上記
の最小距離に等しいリ−ドピンを仮想的に示しており、
この仮想リ−ドピンの先端端面の相対向する外郭縁端間
の最大距離(点a’−a’の距離)は上記の最大距離
(点a−a間の距離)よりも小である。
面の形状が上記長方形と同一面積の一対の円形であっ
て、両円形間の相対向する外郭縁端間の最小距離が上記
の最小距離に等しいリ−ドピンを仮想的に示しており、
この仮想リ−ドピンの先端端面の相対向する外郭縁端間
の最大距離(点a’−a’の距離)は上記の最大距離
(点a−a間の距離)よりも小である。
【0017】従って、本発明の電気点火装置用塞栓によ
れば、上記最大距離と最小距離との間の適宜の距離のリ
−ドピン先端端面間の位置に電橋線を橋設することによ
り、リ−ドピン先端端面の形状が円形の場合に較べ、同
一断面積下、広い抵抗値範囲で抵抗値の異なる電橋線を
橋設できる。
れば、上記最大距離と最小距離との間の適宜の距離のリ
−ドピン先端端面間の位置に電橋線を橋設することによ
り、リ−ドピン先端端面の形状が円形の場合に較べ、同
一断面積下、広い抵抗値範囲で抵抗値の異なる電橋線を
橋設できる。
【0018】本発明の電気点火装置用塞栓におけるリ−
ドピン先端端面の形状は、両リ−ドピンの先端端面間の
最大距離Lと最小距離Iとの比L/Iを、先端端面の面
積が同一のもとで、先端端面の形状が円形である両リ−
ドピンのその先端端面間の最大距離と最小距離との比よ
りも大きくする要件を充足するものであれば、上記の長
方形のみに限定されない。この要件を充足する非円形で
あればよく、例えば、図2の(イ)に示すような三角形
であってもよい。
ドピン先端端面の形状は、両リ−ドピンの先端端面間の
最大距離Lと最小距離Iとの比L/Iを、先端端面の面
積が同一のもとで、先端端面の形状が円形である両リ−
ドピンのその先端端面間の最大距離と最小距離との比よ
りも大きくする要件を充足するものであれば、上記の長
方形のみに限定されない。この要件を充足する非円形で
あればよく、例えば、図2の(イ)に示すような三角形
であってもよい。
【0019】また、図2の(ロ)に示すように、一方の
リ−ドピンの先端端面211の形状を円形で、他方のリ
−ドピンの先端端面21の形状を上記要件を充足する非
円形、例えば、長方形とすることもできる。
リ−ドピンの先端端面211の形状を円形で、他方のリ
−ドピンの先端端面21の形状を上記要件を充足する非
円形、例えば、長方形とすることもできる。
【0020】更に、図2の(ハ)に示すように、両リ−
ドピンの先端端面21,21の形状を非円形、例えば、
長方形とし、かつ互いに非平行、例えば、台形をなすよ
うに配置して上記要件を充足させることもできる。
ドピンの先端端面21,21の形状を非円形、例えば、
長方形とし、かつ互いに非平行、例えば、台形をなすよ
うに配置して上記要件を充足させることもできる。
【0021】更にまた、図2の(ニ)に示すように、両
リ−ドピン21,21の先端端面の形状を長方形とし、
かつ、両者を長軸方向にずらして上記要件を充足させる
こともできる。
リ−ドピン21,21の先端端面の形状を長方形とし、
かつ、両者を長軸方向にずらして上記要件を充足させる
こともできる。
【0022】上記の図2の(イ)乃至図2の(ニ)にお
いて、Lは両リ−ドピン先端端面の相対向する外郭縁端
間の最大距離を、Iは最小距離をそれぞれ示し、その最
大距離と最小距離との間の適宜の距離のリ−ドピン先端
端面間の位置に電橋線を橋設することにより、リ−ドピ
ン先端端面の形状が円形の場合に較べ、同一断面積下、
広い抵抗値範囲で抵抗値の異なる電橋線を橋設できこと
は、上記図1に示す実施例と同様である。
いて、Lは両リ−ドピン先端端面の相対向する外郭縁端
間の最大距離を、Iは最小距離をそれぞれ示し、その最
大距離と最小距離との間の適宜の距離のリ−ドピン先端
端面間の位置に電橋線を橋設することにより、リ−ドピ
ン先端端面の形状が円形の場合に較べ、同一断面積下、
広い抵抗値範囲で抵抗値の異なる電橋線を橋設できこと
は、上記図1に示す実施例と同様である。
【0023】上記において、各リ−ドピン2,2におけ
る栓体1への埋着部分の断面形状は、先端端面と同一の
形状とすること、従来の円形形状とすることの何れであ
ってもよい。
る栓体1への埋着部分の断面形状は、先端端面と同一の
形状とすること、従来の円形形状とすることの何れであ
ってもよい。
【0024】
【発明の効果】本発明の電気点火装置用塞栓は上述した
通りの構成であり、リ−ドピンの先端端面間の橋設電橋
線の抵抗値を、橋設位置を変えることにより広範囲に変
えることができる。また、リ−ドピンの断面積を従来の
断面円形リ−ドピンと同一にして、リ−ドピンの抵抗値
を一定に保持できる。更に、電橋線を栓体の上端面で支
承でき、火薬剤の圧縮加圧に対して電橋線を支持して電
橋線抵抗値を安定に保持できる。更にまた、リ−ドピン
の先端端面が機械的に安定に固定されているから、電橋
線の接続も容易である。
通りの構成であり、リ−ドピンの先端端面間の橋設電橋
線の抵抗値を、橋設位置を変えることにより広範囲に変
えることができる。また、リ−ドピンの断面積を従来の
断面円形リ−ドピンと同一にして、リ−ドピンの抵抗値
を一定に保持できる。更に、電橋線を栓体の上端面で支
承でき、火薬剤の圧縮加圧に対して電橋線を支持して電
橋線抵抗値を安定に保持できる。更にまた、リ−ドピン
の先端端面が機械的に安定に固定されているから、電橋
線の接続も容易である。
【0025】従って、本発明によれば、共通のリ−ドピ
ン、塞栓並びに電橋線材を使用し、電橋線材の橋設位置
を変えるだけで、電橋線の抵抗値の異なる多種類の電気
点火装置用塞栓を容易に製作できる。または、電橋線材
の固有抵抗や線径が大きく異なっても、橋設位置を調節
することによって橋設電橋線の抵抗値を同一にすること
が可能である。
ン、塞栓並びに電橋線材を使用し、電橋線材の橋設位置
を変えるだけで、電橋線の抵抗値の異なる多種類の電気
点火装置用塞栓を容易に製作できる。または、電橋線材
の固有抵抗や線径が大きく異なっても、橋設位置を調節
することによって橋設電橋線の抵抗値を同一にすること
が可能である。
【図1】図1の(イ)は本発明の実施例を示す断面図、
図1の(ロ)は同実施例を示す平面図である。
図1の(ロ)は同実施例を示す平面図である。
【図2】本発明の異なる別実施例のリ−ドピン先端端面
の形状を示す平面図である。
の形状を示す平面図である。
【図3】図3の(イ)は従来の電気雷管を示す縦断面
図、図3の(ロ)は図3の(イ)におけるロ−ロ断面図
である。
図、図3の(ロ)は図3の(イ)におけるロ−ロ断面図
である。
1 栓体 2 リ−ドピン 21 リ−ドピンの先端端面 3 電橋線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 信生 兵庫県姫路市豊富町御蔭3353−15 (72)発明者 木村 歩 兵庫県姫路市豊富町御蔭690−1 (56)参考文献 実開 昭48−71181(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F42B 3/103 F42B 3/12
Claims (6)
- 【請求項1】栓体に一対のリ−ドピンが貫設され、リ−
ドピンの先端端面間に電橋線が橋設されてなる電気点火
装置用の塞栓において、リ−ドピンの少なくとも先端部
の断面形状が、両リ−ドピン先端端面の対向する外郭縁
端間の最大距離Lと最小距離Iとの比L/Iを、リ−ド
ピンの断面が同一断面積の円形形状であるときの同上比
よりも大とする形状とされ、かつリ−ドピンの先端端面
が栓体の先端端面に面一にされていることを特徴とする
電気点火装置用塞栓。 - 【請求項2】両リ−ドピンの少なくとも先端の断面形状
が並列配置の長方形である請求項1記載の電気点火装置
用塞栓。 - 【請求項3】両リ−ドピンの少なくとも先端の断面形状
が長方形であって、長軸方向にずらされている請求項1
記載の電気点火装置用塞栓。 - 【請求項4】両リ−ドピンの少なくとも先端の断面形状
が非並行配置の長方形である請求項1記載の電気点火装
置用塞栓。 - 【請求項5】両リ−ドピンの少なくとも先端の断面形状
が並列配置の三角形である請求項1記載の電気点火装置
用塞栓。 - 【請求項6】両リ−ドピンの少なくとも先端の断面形状
の一方が長方形であり、他方が円形である請求項1記載
の電気点火装置用塞栓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3321334A JP3004429B2 (ja) | 1991-11-08 | 1991-11-08 | 電気点火装置用塞栓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3321334A JP3004429B2 (ja) | 1991-11-08 | 1991-11-08 | 電気点火装置用塞栓 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05133698A JPH05133698A (ja) | 1993-05-28 |
JP3004429B2 true JP3004429B2 (ja) | 2000-01-31 |
Family
ID=18131432
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3321334A Expired - Fee Related JP3004429B2 (ja) | 1991-11-08 | 1991-11-08 | 電気点火装置用塞栓 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3004429B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4813642B2 (ja) * | 2000-08-09 | 2011-11-09 | ダイセル化学工業株式会社 | 電気式イニシエータ及びそれを用いたイニシエータ組立体 |
FR2893191B1 (fr) * | 2005-11-09 | 2008-02-01 | Ncs Pyrotechnie & Tech | Traversee verre-metal, son procede de fabrication et initiateur electro-pyrotechnique l'ayant. |
-
1991
- 1991-11-08 JP JP3321334A patent/JP3004429B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05133698A (ja) | 1993-05-28 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |