JP3004364U - 貴金属の箱型チェーン - Google Patents

貴金属の箱型チェーン

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JP3004364U
JP3004364U JP1994006718U JP671894U JP3004364U JP 3004364 U JP3004364 U JP 3004364U JP 1994006718 U JP1994006718 U JP 1994006718U JP 671894 U JP671894 U JP 671894U JP 3004364 U JP3004364 U JP 3004364U
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chain
piece
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box
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JP1994006718U
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決 目黒
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SANWA PRECISION INDUSTRIAL CO., LTD.
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SANWA PRECISION INDUSTRIAL CO., LTD.
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Abstract

(57)【要約】 【目的】貴金属の純度を落とさずに継目の強度を十分に
確保した箱型チェーンを得ること。 【構成】適宜長さに切断した高純度の貴金属の帯状板を
長手方向で折曲し筒状にすると共に、その継目3をレー
ザーにより溶着して駒2を形成し、この駒2を交互に組
合わせてチェーン状にして箱型チェーン1を形成する。
それにより、レーザーにより継目3を溶着するから、臘
付のように貴金属の純度を低下させることなく、引張強
度が十分に確保された箱型チェーン1を得ることができ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、引張強度を十分に確保しながら高純度の貴金属の純度を落とさな いように成形した貴金属の箱型チェーンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の箱型チェーン(通称ベネシャンチェーンと称す)は、適宜長さ に切断した貴金属の帯状板を長手方向で折曲し筒状にして環体を形成すると共に 、その環体を交互に組合わせ、十分な引張り強度を確保するために継目を臘付に より接着してチェーン状に形成したものが一般的である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、このような臘付は、その臘材が高純度の貴金属材料に対してかなり 低品位であるがため、箱型チェーンの場合はその帯状板材の幅の分臘付しなくて はならないから臘付部分が多くなり、チェーン全体の貴金属の純度としてみると 、その臘材の分純度が低下してしまう問題点があった。
【0004】 そこで、この考案は、上述した問題点等に鑑み、高純度の貴金属の純度を落と さずに継目の強度を十分に確保した貴金属の箱型チェーンの提供を課題として案 出されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案は、適宜長さに切断した高純度の貴金属の帯状板を長手方向で折曲し 筒状にすると共に、その継目をレーザーにより溶着して環体を形成し、この環体 を交互に組合わせてチェーン状にしてあることにより、上述した課題を解決する 。
【0006】
【作用】 この考案に係る箱型チェーンは、適宜長さに切断した高純度の貴金属の帯状板 を長手方向で折曲し筒状にすると共に、その継目をレーザーにより溶着して環体 を形成するから、環体個々の継目の接合に際して、臘付をせずにその接合部分同 士の溶着によって接合するため、臘材のような低品位の材料を用いなくとも良く 純度の低下がない。そして、このように形成する環体を交互に組合わせてチェー ン状にしてあるから、チェーン自体の引張強度も十分確保されるものである。
【0007】
【実施例】
以下、図面を参照してこの考案の実施例を説明すると次の通りである。
【0008】 すなわち、図に示す符号1は箱型チェーン(ベネシャンチェーン)であり、適 宜長さに切断した高純度の貴金属の帯状板を長手方向で折曲し、例えば、四角筒 状にした環体(以下、駒2と称す)を交互に組合わせてチェーン状にしてある。 そして、これらの駒2の継目3はレーザーにより溶着して接合されている。ここ で、前記駒2は、四角筒状以外に、円筒状、或いは、四角形以外の多角形状であ っても良い。
【0009】 その製造工程は、図2に示すものであり、先ず、図2(A)に示すように、交 互に組合わされてチェーン状となっている駒2のうちの一端の駒2aに、例えば 、純金の如き高純度の貴金属の帯状板4を横から差し込み、その状態で駒2を形 成するだけの長さに切断刃11によって切断し帯板片4aを形成する。
【0010】 次に、曲げ挟み兼用治具12によって帯板片4aを長手方向で折曲し四角筒状 の駒2となるように成形する。
【0011】 この曲げ挟み兼用治具12は、図2(B)乃び図3(A)、(B)に示すよう に、万力の挟み爪体のような形状の挟持治具本体13を形成し、この挟持治具本 体13の挟持面14には、その挟持治具本体13の上端部分を帯板片4aの幅よ り若干広い幅で拡げた状態で、この幅よりも大きい前記一端の駒2aの前の四角 状の駒2bを受けて挟持するように幅広となり、そこに対峙した間隔が帯板片4 aの幅より若干広い幅となっている受突条15を設ける。そして、この受突条1 5によって受けられて挟持された駒2bの両側面の上端部分の位置から上端方向 に向ってすぼまるように内傾斜面16が形成されている。
【0012】 このように形成した曲げ挟み兼用治具12を用い、先ず、図2(B)に示すよ うに、挟持治具本体13を若干に離隔させ、その状態で上端面で、帯板片4aの 両端を受け前記一端の駒2aを押込み棒17により下方へ向って押しながらその 帯板片4aを上向きコ字状に折曲する。
【0013】 次に、そのコ字状に折曲した帯板片4aをそのまま前記受突条15で受けるべ く下方に押しながら挟持治具本体13を若干接近させ、図3(A)に示すように 、上向きコ字状の帯板片4aのうちの解放端部分を前記内傾斜面16によって斜 めに折曲し、その後、再度押込み棒17によりその斜めに折曲して傾いている上 向きコ字状の帯板片4aのうちの解放端部分を水平となるまで折曲し、断面四角 形の駒2を形成する。そして、その時の帯板片4aの端同士の合せ目を継目3と して、図3(B)に示すように、レーザー溶接機18により溶着し駒2を完成し 、これを90度ごとに角度を変えて 1駒ずつ形成してゆくことで箱型チェーン1を 形成してゆくものである。
【0014】
【考案の効果】
このように形成されたこの考案は、適宜長さに切断した高純度の貴金属の帯状 板4aを長手方向で折曲し筒状にすると共に、その継目3をレーザーにより溶着 して環体を形成するから、環体個々の継目3の接合に際して、臘付をせずにその 接合部分同士の溶着によって接合するため、臘材のような低品位の材料を用いな くとも良く貴金属の純度の低下がなくなり、品位を確保することができる。
【0015】 そして、このように形成する環体を交互に組合わせてチェーン状にしてあるか ら、チェーン自体の引張強度も十分確保され、非常に優れた箱型の貴金属チェー ンを提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の斜視図である。
【図2】この考案の箱型チェーンの駒の製造工程前半を
示す工程図である。
【図3】この考案の箱型チェーンの駒の製造工程後半を
示す工程図である。
【符号の説明】
1 箱型チェーン 2 駒 2a 駒 2b 駒 3 継目 4 帯状板 4a 帯板片 11 切断刃 12 曲げ挟み
兼用治具 13 挟持治具本体 14 挟持面 15 受突条 16 内傾斜面 17 押込み棒 18 レーザー
溶接機

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 適宜長さに切断した高純度の貴金属の帯
    状板を長手方向で折曲し筒状にすると共に、その継目を
    レーザーにより溶着して環体を形成し、この環体を交互
    に組合わせてチェーン状にしてあることを特徴とする貴
    金属の箱型チェーン。
JP1994006718U 1994-05-18 1994-05-18 貴金属の箱型チェーン Expired - Lifetime JP3004364U (ja)

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