JP3004303U

JP3004303U - 着脱自在なバインダーを備える三つ折りバッグ

Info

Publication number: JP3004303U
Application number: JP1994006540U
Authority: JP
Inventors: 鉄馬藤川; 智佐子岩田
Original assignee: 大蔵省印刷局長
Priority date: 1994-05-17
Filing date: 1994-05-17
Publication date: 1994-11-15
Anticipated expiration: 2000-05-17

Abstract

(57)【要約】【目的】会議資料を収容するバインダーを底部に組み
込み、このバインダーを用途に応じて着脱自在とし、着
脱した後に必要に応じて皮革片を取り付けることができ
る三つ折りバッグ。【構成】三つ折りバッグ（Ｈ）の底部をなす面（Ｄ）
に取り付けた着脱自在のバインダー（１）と、（Ａ）、
（Ｂ）面の側面つなぎ部分に取り付けられた内側に織り
込むことができるファスナー（２）と、背向する面に取
手を備えた（Ｅ）面と、更に三つ折りバッグ（Ｈ）の上
蓋となる（Ｃ）面より一体的に構成され、三つ折りに組
み立てた時、立体的、空間的にバランス感が取れるデザ
インとして、会議やビジネスの場に適応する構造となっ
ている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、会議用資料等を綴じ込むことができるバインダー付き三つ折りバッグに関し、特にバインダーが着脱自在である三つ折りバッグに関する。

【０００２】

【従来の技術】

会議等において、機密性の高い資料を用いる場合等は、当該資料の散逸防止策としてバインダーで綴る等の措置を講じているが、会議終了後の資料を鞄や紙袋等で持ち帰るという煩わしさがあり、そのままバッグとして使用できるようなバインダーとバッグの両方の機能を備えたものが望まれていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、上記の問題点に鑑みなされたものであり、会議等の資料をバインダーに綴じ込み、会議終了後はそのままバッグとして持ち帰ることができ、かつ会議資料用に係わらず、他の用途にも用いることができる多機能な三つ折りバッグを提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を解決するため本考案は、底部をなす部分とバインダーをロッドボタン等の係留器具により着脱可能にしたことを特徴とする三つ折りバッグである。

【０００５】

【実施例】

以下本考案の三つ折りバッグ（Ｈ）について図を用いて詳細に説明する。図１は本考案の三つ折りバッグ（Ｈ）の両側面のファスナー（２）を開いて一枚に広げた平面図である。三つ折りバッグ（Ｈ）の底部をなす面（Ｄ）は、図２（ａ）の皮革からなる基材部（９）に凹部ロッドボタン（１０）及び凸部ロッドボタン（１１）を設けて着脱自在としたバインダー（１）を有し、左右の（Ａ）、（Ｂ）面の側面つなぎ部分には、内側に織り込むことができるファスナー（２）を取り付け、Ｂ面に連なる（Ｅ）面に背向する面には取っ手（１２）｛図３参照｝を備え、さらに三つ折りバッグの上蓋となる（Ｃ）面には、（Ａ）面の裏側に設けたマグネット（Ｍ´）と係止するマグネット（Ｍ）を設けて一体的に構成される。そして、図２（ｂ）に示すように、バインダーを取り外した後に皮革片（１３）を取り付けることにより、底部を平らにすると共に強度を得ることができる。また、書類以外の小物類を収納する機能を付与するため、（Ａ）面の内側にはポケット部（３）、（Ｂ）面の内側にはポケット部（４）及び（５）を、さらに（Ｂ）面と略同寸法で二重のポケット部（６）を設け、（Ｃ）面には筆記用具入れ（７）、名刺入れ（８）を設けることによって、多様な目的に使用が可能な構造となっており、図３のように三つ折りに組み立てたとき、立体的、空間的にバランス感が取れた意匠性の高い、高級感のあるデザインとなっているので、会議やビジネスの場に適応する構造となっている。

【０００６】なお前記実施例ではロッドボタンを用いたが、基材とバインダーとの係留器具としては、他にマグネットやマジックテープ等を用いることができる。

【０００７】また、両側面のファスナーは、他にもマジックテープ、マグネット及びロッドボタン等を用いてもよい。

【０００８】

【考案の効果】

本考案の三つ折りバッグは、会議資料等を予め着脱自在のバインダーに綴じることができるため、会議中は両側面のファスナー等を開いてそのまま使用することが可能であり、会議終了後は書類はそのままに三つ折りバッグとして組み立てるだけで持ち運びできるので手間が省ける。また、その後、バインダーとして使用しない場合には、バインダーごと取り除き、広く一般に用いられている手提げバッグ及びセカンドバッグとして使用することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の三つ折りバッグを開いた平面図であ
る。

【図２】バインダー及び皮革片の係留部の説明図であ
る。

【図３】本考案の三つ折りバッグの斜視図である。

【符号の説明】

１バインダー２ファスナー３，４，５，６ポケット部７筆記用具入れ８名刺入れ９基材１０，１１ロッドボタン１２取っ手１３皮革片Ｍ，Ｍ´ マグネット

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】底部をなす部分に書類用バインダーを備
えるバッグにおいて、底部をなす基材と前記バインダー
とに係留器具を設けることによって、該バインダーが着
脱自在であることを特徴とする三つ折りバッグ。
【請求項２】前記書類用バインダーを取り外すことに
より、書類以外の物が収納できる機能を有する前記請求
項１記載の三つ折りバッグ。
【請求項３】前記書類用バインダーを取り外した後
に、皮革片を取り付けることにより、底部を平らにする
と共に補強する機能を有する前記請求項１記載の三つ折
りバッグ。