JP3004301B2 - ハンドフリー交互動作電話機用制御装置 - Google Patents

ハンドフリー交互動作電話機用制御装置

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JP3004301B2
JP3004301B2 JP1339904A JP33990489A JP3004301B2 JP 3004301 B2 JP3004301 B2 JP 3004301B2 JP 1339904 A JP1339904 A JP 1339904A JP 33990489 A JP33990489 A JP 33990489A JP 3004301 B2 JP3004301 B2 JP 3004301B2
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アーノー チェリ
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エスジェエス―トムソン マイクロエレクトロニクエスエー
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/60Substation equipment, e.g. for use by subscribers including speech amplifiers
    • H04M1/62Constructional arrangements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M9/00Arrangements for interconnection not involving centralised switching
    • H04M9/08Two-way loud-speaking telephone systems with means for conditioning the signal, e.g. for suppressing echoes for one or both directions of traffic

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Amplifiers (AREA)
  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
  • Telephone Function (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一般的にハンドフリー電話機用の制御装置
に係る。この装置は、一端でマイクロホンに、そして他
端で電話回線インタフェースに接続された発信チャンネ
ルと、一端で回線インタフェースに、そして他端でスピ
ーカに接続された受信チャンネルとからなる。
かかる装置は、一方で2つの発信及び受信チャンネル
により、他方で各装置の発信及び受信チャンネルを電話
回線に接続する回線インタフェースにより発生されたス
ピーカ/マイクロホン音響結合及び電気結合により構成
された増幅ループからなる。この増幅ループの利得が1
より大きい場合、不安定又はラーセン効果が起こり、不
快なヒス雑音を発生する。この寄生効果を避ける為、減
衰器は通常各発信及び受信チャンネルに配置される。
例えば、1987年7月21日のフランス特許出願第87/106
03号に記載されているような典型的なシステムを第1図
に系統的に示す。受信チャンネルは、マイクロホンM
と、例えば約100ミリボルトの一定のピーク値を有する
圧縮信号を出力に供給するよう設計された発信圧縮器GE
と、その出力が2線/4線式接続インタフェースILを介し
て電話回線Lに接続された発信減衰器ATEとからなる。
受信チャンネルは同様に受信圧縮器GRと、その出力が
スピーカHPに供給される受信減衰器ATRとよりなる。受
信チャンネルと、回線及び回線インタフェース間の電気
的結合ALと、スピーカ及びマイクロホン間の音響結合AC
とからなるループの発振を避ける為、各減衰器ATE及びA
TRは、そこに位置するチャンネルがアクティブである
時、最小の減衰に、そして他のチャンネルがアクティブ
である時、最大の減衰に設定される。システムは「交
互」型と言われ、即ち話し手は電話回線の相手によって
邪魔されない。換言すれば各電話機の2つのチャンネル
即ち話し手の発信チャンネル及び聞き手の受信チャンネ
ルの一方だけがアクティブであるので、両者が同時に話
すことは不可能である。
上記のフランス特許出願第87/10603号に記載された装
置は、発信モードのマイクロホン又は受信モードの回線
に存在する雑音を取除くことにより、減衰器ATE及びATR
の交互制御を提供する。実際、圧縮器GE及びGRの出力信
号が減衰器ATE及びATRの動作を決める為に比較される場
合、チャンネルの1つにかなりの背景騒音(例えば両者
の一方が非常に騒がしい室で話す場合)は、このチャン
ネルの減衰器をアクティブ位置(最大減衰)に切り換え
るよう圧縮器の出力に十分高い振幅の信号を発生する。
かかる場合、騒がしくないチャンネルに最大の減衰がい
つも起こり、相手は話すことが出来なくなる。
この欠点を避ける為に、従来の装置は、ピーク検出器
DE及びDRを介して各圧縮器GE及びGRの出力に整流信号の
ピーク値を検出する。これらのピーク検出器の各々の出
力に夫々に積分器IE及びIRに対応した、大きな時定数を
有する雑音信号を検出する回路が設けられる。従って、
論理回路CLの入力に発信チャンネル(SE)の信号のピー
ク値と、発信チャンネル(SBE)の雑音の平均値と、受
信チャンネル(SR)の信号のピーク値と、受信チャンネ
ル(SBR)の雑音の平均値に関する情報を得ることが可
能である。これらの信号から、論理回路CLは、両方のチ
ャンネルに雑音があるか、或いは誰かがチャンネルの一
方で話しているかを示す第1の論理信号B/P及び音声信
号がある場合、この音声信号が初めに発信チャンネル又
は受信チャンネルに現われたかを示す第2の論理信号E/
Rを供給する。これらの論理信号は、出力B/Pの音声論理
信号の存在で、音声信号が検出されるチャンネルに対応
した発信又は受信減衰器(ATE又はATR)のいずれかに低
利得を設定する制御回路CCに供給される。
この従来の装置はアクティブチャンネルの選択及び雑
音信号の削減に関して満足な結果が得られるが、1つの
チャンネルから他のチャンネルに切換える間さらにある
欠点がある。事実、かかる装置において、全ての知られ
た装置の場合のように、減衰器は次の2つの状態の一方
で動作する:減衰器がアクティブチャンネル内にある
時、低いか又はゼロの所定の減衰状態、及び減衰器がア
クティブでないチャンネル内にある時、所定の最大の減
衰状態で、それらの2つの状態間の遷移はある時定数で
確実になされる。さらに、上記特許出願の1つのような
ある装置は、2 つの通話路のどちらもアクティブでない時、即ち、雑音
だけが発信及び受信チャンネルに存在する時、最大減衰
の半分に等しい中間減衰位置を提供する。
各減衰器の最大減衰は一定であり、該減衰は最悪の状
態(即ち、圧縮器がそれらの最大利得を有する時)で十
分であるよう選ばれ、従って非常に高くならなければな
らない。その結果、発信及び受信チャンネルの切り換え
中、切り換え時定数が非常に高く選ばれ、又は、聞き手
に不快な寄生効果を起こす場合、遷移は長くなる。
かくて、本発明の目的はこの欠点を軽減し、そしてシ
ステムの切り換え時定数を増すことなく切り換え中の不
具合な効果を減少することにある。
本発明の別な目的は減衰器の選択を制御する信号を供
給する論理回路を更に改良することにある。
この目的等を達成する為に、本発明はマイクロホン
と、マイクロホン信号を一定の平均レベルに設定する信
号圧縮器と、減衰器とからなる発信チャンネルと、 回線信号を一定の平均レベルに設定する信号圧縮器
と、減衰器と、スピーカとからなる受信チャンネルとか
らなり、 該発信及び受信チャンネルの組合せが、マイクロホン
及びスピーカ間の音響結合及び、回線インタフェースの
電気的結合により増幅ループを形成し、電話回線インタ
フェースに接続されたハンドフリー電話機用制御装置を
提供する。
この制御装置は動作前に該ループの利得を1(0dB)
より僅かに低い所定の値に設定する手段、及び圧縮器及
び減衰器の利得の合計を動作時、一定に維持する手段と
からなる。
従って、本発明によれば、アクティブでないチャンネ
ルの減衰器の減衰は、発信及び受信チャンネルの増幅ル
ープが振動しないよう十分高い値に常に維持されるが、
切り換え中、減衰器の利得変化が従来と同じように高く
ある必要がないようこの非振動状態に近く設定されたま
まであるよう自己調整される。
実施例 第2図は第1図より少し異なる方法のハンドフリー装
置の接続系統図を示す。
発信チャンネルにおいて、マイクロホンMと、圧縮器
GEと、減衰器ATEがある。さらに、減衰器ATE及び回線L
間に含まれる利得を示す成分の組合せは増幅器GT1の形
で示される。同様に、発信チャンネルは圧縮器GRと、減
衰器ATRと、スピーカHPとからなる。さらに、利用者に
スピーカの音の強さを設定を許す装置に通常用いられる
スピーカ増幅器GLが示される。又、回線L及び圧縮器GP
間の利得の和は増幅器GT2の形で示される。
回線インタフェースIL及び回線Lの発信及び受信チャ
ンネル間の電気的結合は減衰ALを特徴とする。同様に、
スピーカ及びマイクロホン間の音響結合は減衰ALを特徴
とする。利得及び減衰GT1,GT2,AL及びACは、一定として
考えられる。しかし、前述した様に、それらの出力電圧
の大きさを所定のピーク値に制御する機能の圧縮器GE及
びGRは、変化する利得を有する。いつでも、それらの圧
縮器の利得は下記の様に決められる: 発信圧縮器GEに対して、G1=G1min+dG1, 受信圧縮器GRに対して、G2=G2min+dG2, dG1及びdG2は出力信号の振幅を固定値に制御する2つ
の圧縮器の利得変化である。最後に、スピーカ増幅器GL
の利得は、GL=GLmax−dGLとして決められ、GLmaxはス
ピーカが最も高い音強度を設定する場合の利得に対応す
る。
従って、利得G1及びG2がそれらの最小の値であり、ス
ピーカHPがその最大強度に設定される場合、増幅ループ
の利得は下記になる: G1min+G2min+GLmax+ATR+ ATE+GT1+GT2+AL+AC (1) それらの利得(dBで正)及び減衰(dBで負)の和は1,
即ち、0dBより低いループ増幅を供給しなければならな
い。本発明によれば、この和を、和ATR+ATEを変数dG1,
dG2及び−dGLに関連して変化させることにより、一定の
値、例えば−1dBに不変に維持するよう選ばれる。さら
に特に、AOが上記の式(1)から得られ和ATR+ATEの値
を示す場合、ATR及びATEのフィードバックは各場合に下
記を有する。
ATR+ATE=AO+dG1+dG2=dGL (2) これらの条件下で、回路はループ利得を出来るだけ0d
Bに近づくよう維持することにより代りの動作の常に最
適化し、不安定状況を避ける。回路は従ってそれ自体動
作条件に自動的に適合する。
その結果を達成するよう、本発明は圧縮器GE及びGRの
利得変化dG1及びdG2及びスピーカ増幅器の利得変化dGL
を検出し、第2図でCLCで示す論理及び制御回路を介し
て、以下により詳細に説明する下記の利得変化を減衰器
に印加する。
dA=−(dG1+dG2−dGL) 実際、発信及び受信チャンネルの1つがアクティブで
ある装置において、対応する減衰器は単位利得を有し、
他の減衰器は減衰AO+dAを示す。再チャンネルがアクテ
ィブでない装置において、2つの減衰器は(AO+dA)/2
に等しい同じ中間利得が設定される。
ハンドフリー装置の種々の構成部分の説明は上記フラ
ンス特許出願第87/10603号で既に述べた。さらに、圧縮
器の望ましい実施例は1987年7月21日付フランス特許出
願第87/10604に記載されている。
第3図は減衰器AT(ATE又はATR)の利得の自動設定の
実施例を示す。この減衰器は、ビィー.ギルバートによ
る1968年12月のSC3巻、365−373頁の記事「IEEE固体回
路」に示されるような2/4逓倍器により構成される。ブ
ロックATにより示されるかかる回路は、それから得られ
る電流Ix及びIyに依存する利得を有する。従って、Vin
がこの減衰器の入力電圧である場合、その出力電圧Vout
は下記になる: Vout=Vin(Ix/Iy), 即ち、利得はIx/Iyに等しい。これらの電流Ix及びIy
は、例えば2つのNPNトランジスタ10及び11により構成
された差動増幅器により設定される。これらのトランジ
スタのコレクタはブロックATに接続され、エミッタは電
源10に相互接続される。トランジスタ10のベースは抵抗
Rを介して基準電圧に接続され、トランジスタ11のベー
スは同じ基準電圧に直接接続される。従って、VDが抵抗
器Rの両端間の電圧である場合: Ix=I0/(I+eVD/VT) Iy=(I0eVd/VT)/(1+eVD/VT) Ix/Iy=e−VD/VT ここで、VT=KT/q(K:ボルツマン定数、T:ケルビンの
温度、q:電子の電荷−室温VTで約26mVである)。
他の減衰器の利得が零とすると、式(1)に従って減
衰器ATを基本的に設定することは第3図の左下部に示さ
れる抵抗RO及びRATにより設定される。抵抗ROは電流源1
2の電流を値VT/ROに設定する。この電流は抵抗RATに流
れる。抵抗RATの両端間の電圧は、比1/Rを有する電圧−
電流変換器13及びNPNトランジスタ10のベース上の抵抗
R(Rの値が両方の場合において同じである)により電
圧VD=(RAT/RO)VTに変換される。抵抗R0及びRATはイ
ニシャルを式(1)に従って設定する集積回路の外部に
ある抵抗であることが注意される。
第3図の左側部分に示される他の部品は、dG1,dG2及
びスピーカ増幅器の設定の関数として減衰の変更を可能
にする。
ブロック20はdG1に固有な補正に対応し、ブロック30
はdG2に固有な補正に対応し、ブロック40はスピーカ増
幅器GLの利得変化に固有な補正に対応する。
集積回路の増幅器及び圧縮器の実施における従来の如
く、及びフランス特許出願第87/10604号でより特別に見
られる如く、圧縮器利得は各圧縮器をバイアスする種々
の電流源を通って流れる電流に対応する。それらの利得
又は利得変化に指示を有する為、電流が従来の電流ミラ
ーによりそれらの電流源を通って流れる電流をコピーす
ることが十分である。例えば圧縮器GEの利得G1が下記の
式によって2つ電流I1及びI2の比に依存する場合: G1=(I1/I2)G1min, 第3図に示すブロック20の一つのような回路を用いる
のは可能であり、そこで電流I1及びI2は電流ミラーに対
応する電流源を通って流れ、それらの電流源の各々は夫
々ダイオードD1及びD2に直列である。電流I1により供給
されたダイオードD1の電流降下は次の如くである: VD1=VTlog(I1/Is) ここで、VT=KT/q(K:ボルツマン定数、T:ケルビン温
度、q:電子の電荷)及びIsはダイオードの飽和電流であ
る。同様に、ダイオードD2の両端間の電圧降下VD2は次
の如くである: VD2=VTlog(I2/Is) 差電圧V1=VD1−VD2は次のようになる: V1=VTlog(I1/I2) 従って、圧縮器GEの利得変化に対応した電圧の表示が
得られる。
この電圧差は電圧−電流変換器21により電圧VDを与え
るトランジスタ10の入力抵抗R及び従って利得変化減衰
器ATに印加される電流(VT/R)log(I1/I2)に変換され
る。
同様に、ブロック30は、発信変換器の利得特性である
電流I′及びI′の関数として、電圧−電流変換器
31の出力にこの圧縮器の利得変化の表示を供給させる。
最後に、ブロック40はマイクロホン増幅器の利得変化
を示す信号を供給する。この増幅器の利得は外部抵抗器
RPOTに依存する。電流VT/ROは電流源12からこの抵抗器
RPOTに流れ込み、これにより、電流(VT/R)(−RPOT
/RO)が値−1/Rを有する電圧−電流変換器41の出力に得
られる。
要約すると、全ブロック20,30及び40がアクティブで
ある場合、トランジスタ10の入力で抵抗Rの電圧VDは次
の式で決められる: VD=VT「log(I1/I2)+log (I′1/I′)+RAT/RO−RPOT/RO」 前述の如く、Ix/Iy=e−VD/VTであるので、次式が得
られる: Ix/Iy=(I2/I1)×(I′2/ I′×e−R AT/RO×e+RPOT/RO その結果、本発明の目的は達成される。即ち、減衰器
ATの減衰は発信及び受信圧縮器の利得変化及びスピーカ
の可変抵抗の設定の関数として変化する。
第1図に関連して説明した如き従来技術を参照する
に、本発明の目的も論理回路CLがアクティブチャンネル
を決定する信号E/Rを供給する発信及び受信チャンネル
の信号+雑音(SE,SR)及び雑音(SBE,SBR)の情報を処
理するよう改良することである(信号B/Pを供給する回
路は上記フランス特許出願第87/10603号に記載してある
ことに対応する)。
第4図は本発明によるアクティブチャンネル検出回路
(発信又は受信)の一般的系統図を示す。この回路は第
1図に関連して説明した信号SE,SBE,SR,SBRを入力とし
て受信する。各減算器信号VE=SE−SBE(雑音なしの送
信信号)及びVR=SR−SBR(雑音なしの受信信号)の出
力で得るように信号SE及びSBEは第1の減算器A1に、そ
して信号SR及びSBRは第2の減算器A2に送られる。これ
らの信号は従来比較器A3に送られ、該比較器は出力に、
アクティブチャンネルが発信チャンネルであるか受信チ
ャンネルであるかを示す論理信号E/Rを出力に供給す
る。
本発明によれば、適応的なヒステリシスが増幅器A3の
アクティブ発信又は受信入力に与えられる。本ヒステリ
シスの目的は音声信号をチョッピングする比較器の偽似
スイッチングを避けることである。
この目的の為、減算器A1の出力信号VEは、送信圧縮器
GEの利得変化dG1に依存するヒステリシス係数HYST1によ
り乗算器51で乗算される。同様に、増幅器A2の出力は、
受信圧縮器GRの利得変化dG2に依存するヒステリシス係
数HYST2により乗算器52で乗算される。ブロックHYST1及
びHYST2は増幅器A3の出力E/Rによりイネーブルされ、こ
れによりヒステリシスがアクティブでないと決定される
チャンネルに印加される。
事実、最初の段階で、ヒステリシスが印加されず、送
信チャンネルの信号が検出される場合、電話回線ALの結
合品質が非常に粗末な場合、信号が圧縮器GRの出力に現
われることがある場合に起こり、その振幅は圧縮器GEか
らの信号の振幅より大きい(GRの信号は圧縮領域外にあ
る)。ヒステリシスの目的は、この要因を考慮して、順
番に適切な情報を提供し、送信チャンネルがアクティブ
である限り、VEはVRより高いままであり、従って信号E/
Rが切り換わらない様にする。
かくて簡単のため、雑音が零(SBR=SBE=0)である
とすると、結合ALから得られる電圧VRは下記の通りであ
る: VR=VE×ATE×AL×GT1×GT2×G2×HYST2 HYST2はVRがVEより低くなるよう選ばれ、これは信号V
Eが消えない(音声の終り)限り比較器A3に送信情報
(E)を供給し続けるようにさせる。
この回路の初期設定の為、送信モードで、G2=G2min
の場合を考え、VEより低いVRを有するよう導入されるべ
くヒステリシスHYST20を計算する。回路はこの場合の為
に設定され、後に説明する如く、ヒステリシス値の自動
的適合は、圧縮器GRの利得が、G2min+dG2になる場合、
VR<VEが保たれるために設けられる。上記のことは同様
に受信モードに適用される。
この結果が得られる回路例を受信チャンネルに対し第
5図に示す。
第5図は信号SR及びSBRを受信し、そして電圧VRを増
幅器A3(図示せず)に供給する比較器A1を示す。この比
較器は従来2つの共通ベースNPNトランジスタT3及びT4
により構成されたアクティブ負荷により負荷された2つ
のPNPトランジスタT1及びT2により構成された差動回路
からなる。トランジスタT3のコレクタ、トランジスタT1
のコレクタに接続され、トランジスタT4のコレクタはト
ランジスタT2のコレクタに接続され、そしてトランジス
タT3,T4のエミッタは接地される。さらに、トランジス
タT3及びT4のベースはトランジスタT3のコレクタに接続
される。出力電圧は、トランジスタT2及びT4のコレクタ
と基準電圧間に接続された抵抗R10の両端間に集められ
る。これは従来の比較器配置であり、ここでトランジス
タT1及びT2のエミッタは電流Isを供給されなければなら
ない。
本発明によれば、電流Isは、ヒステリシス値を考慮
し、圧縮器GRの利得が変化する場合変化するよう設定さ
れる。かくて、電流Isはカレントミラー54を通って得ら
れ、ここでPNPトランジスタT5はPNPトランジスタT6に電
流をコピーする。このトランジスタT6の電流はNPNトラ
ンジスタT7のバイアスに依存する。トランジスタT6及び
T7は電源電圧Vcc及び接地間に直列に接続される。
トランジスタT7のバイアス回路は、電流源I′及び
I′を介して電源Vccと接地間に接続された2つのト
ランジスタT8及びT9からなり、電流I′1,I′は前述
の如くであり、即ちG2=2min(I′1/I′)である。
トランジスタT8及びT9のベースは相互接続される。これ
らのベースの接続点は、電流源I3を介して電源電圧Vcc
に、そしてトランジスタT10を介して接地に接続され、
そのベースはトランジスタT9のエミッタに接続される。
トランジスタT8及びT9の共通ベースは、更に集積回路の
外にある抵抗器RHYST2に関連して電流I4=VT/RHYST2
を供給する電流源55を介して接地され、上記の初期設
定に対し選ばれる。
第5図の回路のIsの値を計算する為、トランジスタT8
及びT9のベース電圧が等しい(これらのベースが相互結
合される)ことを指摘しうる。トランジスタT9のベース
電圧はこのトランジスタのベースエミッタ電圧にトラン
ジスタT10のベースエミッタ電圧を加えた電圧に等し
く、そしてトランジスタT8のベース電圧はこのトランジ
スタのベースエミッタ電圧にトランジスタT7のベースエ
ミッタ電圧を加えた電圧に等しく、即ち、下記になる: VBET9+VBET10=VBET8+VBET7 トランジスタT10の電流は実質的にI3−I4に等しく、
トランジスタT9の電流はI′に等しく、トランジスタ
T8の電流はI′に等しく、トランジスタT7の電流は所
望の電流Isである。
従って、NPNトランジスタのベースエミッタ電圧がそ
れを通って流れる電流の対数に比例する事実を用いて、
下式を得る: Is=(I′2/I′)(I3−I4) 電流I3は所定の値を有し、そして、電流I4は抵抗器の
値RHYST2に依存する。従って、圧縮器GRの利得がその
最小値GRminである際、 I′=I′及び電流Isは値RHYST2に依存す
る。利得G2が変化する場合、G2=G2min(I′1/I′
故、電流Isはこの利得の関数として反比例的に変化す
る。
従って、第5図に示す回路で、乗算器−減算器が得ら
れ、考えられたチャンネルの圧縮器利得の往復値による
減算及びこれに続く乗算により雑音低減を実行し、アク
ティブでないチャンネルがアクティブチャンネルと接続
することにより得られる信号により誤って処理されない
ように、上記乗算は行われる。
従って、かかる回路は、比較器A3の結果を最適化する
ようヒステリシスパラメータを常に動作状態に適合させ
る。動作は、受信チャンネルがアクティブである際比較
器A3の他の入力に印加されるべき履歴現象HYST1に対す
ると同じである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のハンドフリー電話機の主な構成の系統
図、第2図は本発明に使われた方法を説明するためハン
ドフリー装置の増幅ループを系統的に示す図、第3図は
減衰器利得設定回路の一例を示す図、第4図は本発明に
よる装置の適応履歴現象を有する雑音/音声検出論理回
路のブロック系統図、第5図は第4図の回路の一部の一
例を示す図である。 10,12……電源、11,T6,T8,T9,T10……トランジスタ、1
3,21,31,41……電圧電流変換器、20,30,40……ブロッ
ク、51,52……乗算器、54……カレントミラー、A1,A2…
…減算器、A3……比較器、AC,AL……減衰、AT,ATE,ATR
……減衰器、B/P,E/R……論理記号、CC,CLC……制御回
路、CL……論理回路、D1,D′1,D2,D′2……ダイオー
ド、DE,DR……ピーク検出器、dG1,dG2,dGL……利得変
化、G1,G2……利得、GE,GR……圧縮器、GL,GT1,GT2……
増幅器、HP……スピーカ、HYST1,HYST2……ヒステリシ
ス係数、I1,I′1,I2,I′2,I3,I4,Io,Is,Ix,Iy……電
流、IE,IR……インテグレータ、IL……回線インタフェ
ース、L……回線、M……マイクロホン、1/R……比
率、R,Ro,R10,RPOT,RHYST2……抵抗器、SBE,SBR,SE,S
R……信号、T1,T2,T5……PNPトランジスタ、T3,T4,T7…
…NPN型トランジスタ、V1……差動電圧、Vcc,VD……電
圧、VE,VR……減算信号、Vin……入力電圧、Vout……出
力電圧。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−68203(JP,A) 特開 昭50−141904(JP,A) 特開 昭56−169961(JP,A) 特開 昭59−193660(JP,A) 特開 昭59−230356(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 1/60

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電話回線インタフェース(IL)に接続さ
    れ、 マイクロホン(M)、マイクロホン信号を一定の平均レ
    ベルに設定する発信圧縮器(GE)、及び、発信減衰器
    (ATE)を有する発信チャンネルと、 回線信号を一定の平均レベルに設定する受信圧縮器(G
    R)、受信減衰器(ATR)、及び、スピーカ(HP)を有す
    る受信チャンネルとを含み、 上記発信チャネルと上記受信チャンネルの組合せは、マ
    イクロホンとスピーカの間の音響結合(AC)及び上記電
    話回線インタフェースの電気的接合(AL)により増幅ル
    ープを形成する、ハンドフリー電話機用制御装置におい
    て、 動作前に上記増幅ループの利得を1(0dB)より低い所
    定の値に設定する手段と、 上記発信圧縮器(GE)及び上記受信圧縮器(GR)の利得
    変化を検出する手段、並びに、上記発信減衰器(ATE)
    及び上記受信減衰器(ATR)の中の少なくとも一方の減
    衰器の減衰を相応して自動的に変更する手段を含み、動
    作時に圧縮器の利得と減衰器の利得の合計を一定に維持
    する手段とを更に有する、制御装置。
  2. 【請求項2】上記スピーカ(HP)は利得制御増幅器(G
    L)と連結され、 動作時に上記圧縮器、上記減衰器及び上記スピーカの利
    得制御増幅器の利得の合計を一定に維持する手段が設け
    られている請求項1記載の制御装置。
  3. 【請求項3】上記発信圧縮器(GE)の出力を上記受信圧
    縮器(GR)の出力と比較し、アクティブなチャンネル
    (上記発信チャンネル又は上記受信チャンネル)を選択
    する手段を更に有し、 該手段は、上記アクティブなチャンネルが選択された
    後、アクティブではない方のチャンネルの圧縮器の利得
    に反比例するヒステリシス係数を該アクティブではない
    方のチャンネルに相当する比較入力に乗算する手段を含
    む、請求項1記載の制御装置。
  4. 【請求項4】上記比較入力は、上記アクティブではない
    方のチャンネルに対し、雑音に影響された信号(SR)
    と、上記アクティブではない方のチャンネルの雑音(SB
    R)との引き算を実行する差動増幅器によって生成さ
    れ、 上記差動増幅器には、外部抵抗器(RHYST)に比例す
    る関数として変化し、上記アクティブではない方のチャ
    ンネルの圧縮器の利得に反比例する電流が供給される、
    請求項3記載の制御装置。
  5. 【請求項5】該電流は、電源電圧及び接地間で、 第1のNPNトランジスタ(T7)と、 第1の電流源(I′1)と直列な第2のNPNトランジス
    タ(T8)と、 第2の電流源(I′2)と直列な第3のNPNトランジス
    タ(T9)と、 第3の電流源(I3)と直列な第4のNPNトランジスタ(T
    10)とを含む回路により供給され、 上記第1のトランジスタのベースは上記第2のトランジ
    スタのエミッタに接続され、上記第2及び第3のトラン
    ジスタのベースは相互に接続され、上記第4のトランジ
    スタのコレクタに接続され、上記第4のトランジスタの
    ベースは上記第3のトランジスタのエミッタに接続さ
    れ、 抵抗器(RHYST20)の値に関連した第4の電流源(I4)
    は、上記第4のトランジスタ(T10)の端子に接続さ
    れ、該抵抗器の値に反比例する関数として変化する電流
    を供給し、 上記第2の電流源の電流と上記第3の電流源の電流の比
    は上記チャンネルの圧縮器の利得に比例する、請求項4
    記載の制御装置。
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