JP3004272B2 - カラー画像符号化方法 - Google Patents

カラー画像符号化方法

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JP3004272B2 JP61275256A JP27525686A JP3004272B2 JP 3004272 B2 JP3004272 B2 JP 3004272B2 JP 61275256 A JP61275256 A JP 61275256A JP 27525686 A JP27525686 A JP 27525686A JP 3004272 B2 JP3004272 B2 JP 3004272B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、3原色信号に基づいてカラー画像を符号化
するカラー画像符号化方法に関するものである。 [従来の技術] 画像処理装置においては雑音の除去、エツジ強調等に
よる画質の改善がテーマになる。即ち、従来の白黒画像
処理装置においては画像のエツジ部ではよりコントラス
トが高くなるようにエツジ強調し、画像の平坦部では雑
音等を平滑化処理すること等により画質の改善を行つて
いた。そして、このような画像処理を行うには一般にエ
ツジ部と平坦部を区別するためのエツジ判定手段が必要
であり、このために従来の白黒画像処理については種々
のフイルタリング処理や統計的処理が提案されている。 一方、カラー画像処理装置においてもこの様な処理能
力が必要になりつつある。しかし、カラー画像は3原色
信号(R,G,B又はY,M,C等)で表わされるために、白黒画
像のように1つの信号のレベル差のみで、例えば輝度
差、濃度差又は明度差の信号のみでエツジ判定を行なう
ような従来方式は簡単に適用できない。即ち、一般に3
原色信号で表わされる色空間では色の定量的な把握が困
難であり、このために従来の白黒画像処理にあるような
エツジ判定を行なうための信号の所定のレベル差(閾
値)に相当するような量を簡単に定義できないのであ
る。 また、仮に従来の白黒画像のエツジ判定方法を3原色
信号(例えばR,G,B)の個々に対して別々に適用したと
しても、それによつて判定できるものはR,G,B信号の各
々についてのエツジ部/平坦部でしかなく、しかも、そ
れらの各レベル差はこのカラー画像の目的とする色エツ
ジ部において常に3つとも同一に表われるとは限らない
から、問題は一層複雑である。また、仮にこうして判定
した色エツジ部のエツジ強調をしようとしても、現実に
は色の変化状態の把握が困難であるから、そのエツジ強
調操作はエツジと判定された1又は2の原色信号につい
てのみ行うか、あるいは3つの原色信号について行うか
では色として視覚的に異なる方向に強調が行なわれるこ
とになり、画質が異なつてしまい、この決定には極めて
複雑な処理が要求される。 [発明が解決しようとする問題点] 上述したような問題は、カラー画像の符号化において
も、生じ得る。つまり、カラー画像の符号化において
は、カラー画像の特徴に応じた適応的な符号化を行わな
いと、符号化されたカラー画像を復号する際に、色と色
との境界を良好に再現できないという問題がある。 本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、
二次元ブロックを符号化する際に、符号化を効率よく行
うことができるカラー画像符号化方法を提供することを
目的とする。 [問題点を解決するための手段] 本発明は、前記の課題を解決する一手段として、以下
の構成を備える。 本発明にかかるカラー画像符号化方法は、三原色信号
に基づいてカラー画像を符号化するカラー画像符号化方
法であって、前記三原色信号を知覚的に均等な色空間の
明度情報および色度情報に変換し、前記明度情報および
色度情報をそれぞれ独立して二次元ブロックごとに符号
化するとともに、前記色度情報に基づき前記二次元ブロ
ックごとのカラー画像の色エッジを判定し、判定される
色エッジに応じて前記色度情報の符号化を適応的に行う
ことを特徴とする。 [実施例の説明] 以下、添付図面に従つて本発明の実施例を詳細に説明
する。 第1図は本発明に係る実施例のカラー画像処理装置の
ブロツク構成図である。図において、1は原稿のカラー
画像を読み取つて3原色のカラー画像データR,G,Bを出
力する画像入力装置、2は画像入力装置1からの3原色
カラー画像データR,G,Bを知覚的に均等な色空間、例え
ばCIE1976(L,a,b)色空間、の3次元色信号デ
ータL,a,bに変換する色変換器、3は複数画素
(1画素ブロツク)についての各色信号データL ij,a
ij,b ijを一時的に記憶するバツフアメモリ、4は当
該画素ブロツクが視覚上の色エツジ(特に色相差、彩度
差を包含する色差のエツジ)を含むか否かを判定する色
エツジブロツク判定器、5は色エツジブロツク判定器4
からの色エツジ判定出力信号FLGの論理1/0レベルに従つ
て色度を表わす色度(クロマテイクネス指数)データa
ij,b ijの流れを変えるデータセレクタ、6は1画素
ブロツクの明度を代表するように明度(明度指数)デー
タL ijを縮退符号化する符号器、7は当該1画素ブロ
ツク内の色度データa ij,b ijを平滑化するブロツク
平滑器、8はブロツク平滑器7の出力の平滑化色度デー
を縮退符号化する符号器、9は当該1画素
ブロツク内の各色度データa ij,b ijに基づいて当該
1画素ブロツクの色を代表させるに適当な2組の色度デ
ータ(a 1,b )及び(a 2,b )を決定する色
選択器、10は色選択器9からの色度データ(a 1,b
)及び(a 2,b )を各々縮退符号化する符号
器、11は符号器6からの符号データC1と、符号器8又は
符号器10からの符号データC21又はC22と、色エツジブロ
ツク判定器4からの判定出力信号FLGを一時的に格納す
るバツフアメモリ、12はこれらの符号化されたカラー画
像全体の画像データCを記憶する画像データメモリであ
る。以上の前半は本実施例のカラー画像処理装置のリー
ダ部分を構成している。 また、13は画像データメモリ12から画像データCを読
み出して一時的に記憶するバツフアメモリ、14は判定出
力号FLGの論理1/0レベルに従つて符号データC2の流れを
変えるデータセレクタ、15は明度の符号データC1を明度
データ ijに復号化する復号器、16は平滑化された色
度の符号データC2(C21)を平滑化色データ に復号化する復号器、17は2組の色度データの符号デー
タC2(C22)を2組の色度データ( 1, )及び
2, )に復号化する復号器、18は復号化した
2組の色度データ( 1, )及び( 2,
)の何れを1画素ブロクの色度データ ij,
ijにするかを判定する色判定器、19は1画素ブロツク
についての明度データ ijと色度データ ij,及び
ijが出そろうタイミングを採るために設けたバツフ
アメモリ、20は3次元色信号データ ij, ij,
ijを3原色カラー画像データ,,に逆変換する色
変換器、21は画像出力のためのタイミングを取るバツフ
アメモリ、22はカラー画像を形成する画像出力装置であ
る。以上の後半は本実施例のカラー画像処理装置のプリ
ンタ部分を構成している。 かかる構成において、画像入力装置1で読み取つた3
原色カラー画像データR,G,Bは色変換器2によつて3次
元色信号データL,a,bに変換される。変換方法は
以下の通りである。 即ち、R0,G0,B0を基準白色の画像データとすると、CI
EのXYZ表示系に準ずる画像データX0,Y0,Z0は、 で求められる。 また、R,G,Bを画像入力装置1からの画像データとす
ると、CIEのXYZ表示系に準ずる画像データX,Y,Zは、 で求められる。但し、以上において[H]はXYZ表示系
への変換行列である。 また、これよりCIEの3次元色信号データL,a,b
は、 L=116(Y/Y01/3−16 a=500[(X/X01/3−(Y/Y01/3] b=200[Y/Y01/3−(Z/Z01/3] 但し、Y/Y0>0.008856 で求められる。 ここで、Lは明度を表わす画像データであり、a
及びbは色度を表わす画像データである。 尚、一般に画像入力装置1からの3原色カラー画像デ
ータR,G,Bは装置固有の意味を持つデータである場合が
多い。従つて、上記の変換行列[H]はその様な装置固
有の特性をも加味したものとしてCIEのXYZ表示系に準ず
る画像データに変換する行列である。特に、3原色カラ
ー画像データR,G,BがCIEのr,g,b表色系に準じたデータ
であるならば、変換行列[H]を決定するのは容易であ
る。しかし、何れにしても、本実施例装置の色変換器2
は、例えば1個又は2個以上のLOOK UP TABLEで構成し
得るので、上記の変換の関係、即ち、 L=f1(R,G,B) a=f2(R,G,B) b=f3(R,G,B) はROMデーブルのアドレスとデータの関係で容易に関係
付けられる。 この様にして1画素毎に順次変換された3次元色信号
データL,a,bはバツフアメモリ3に格納され、以
下、順次n×m(例えば4×4)の画素ブロツク単位で
処理される。尚、バツフアメモリ3は新たな画像データ
の書込動作と、既に記憶した画像データの読出動作とを
同時に行うために2段構成になつている。 明度データL ij(i,j=1,2,3,4)は符号器6によつ
て縮退符号化れ、当該1画素ブロツクの明度を代表する
ような符号データC1に変換され、バツフアメモリ11に格
納される。尚、符号器6の内部構成についての説明は本
発明の主眼でないので省略する。 色度データa ij,b ijは、当該1画素ブロツクが視
覚上の色エツジを含むか否かによつて異なる経路で符号
化が行なわれる。即ち、色エツジブロツク判定器4は後
述する方法で当該1画素ブロツクの色エツジの有無を判
定することにより、もし色エツジを含むなら、判定器4
はその判定出力信号FLGの論理“1"にセツトし、また色
エツジを含まないなら判定出力信号FLGを論理“0"にリ
セツトする。この判定出力信号FLGはバツフアメモリ11
に格納される一方、データセレクタ5にも制御信号とし
て入力される。データセレクタ5は判定出力信号FLGが
論理“1"にセツトされているときには色度データ
ij,b ijを色選択器9の側に送る様にスイツチ端子
S2を選択し、また判定出力信号FLGが論理“0"にリセツ
トされているときには色度データa ij,b ijをブロツ
ク平滑器7の側に送る様にスイツチ端子S1を選択する。
こうして、1画素ブロツク内の全ての色度データ
ij,b ijが送られるまではデータセレクタ5の選択
は切り替わらないものとし、色エツジブロツク判定器4
は2段構造のバツフアメモリ3を使用してこの間に次の
1画素ブロツクのエツジ判定を行なうことが可能であ
る。 色エツジを含まない1画素ブロツクの処理はブロツク
平滑器7側の経路で行なわれる。即ち、ブロツク平滑器
7は、 に従つて色度データa ij,b ijを平滑化する。そして
符号器8は、 C21=F21) に従つて平滑化色度データを符号化する。こ
の符号器8も上式の関係を与えるような1個又は2個以
上のLOOK UP TABLEで構成できる。 色エツジを含む1画素ブロツクの処理は色選択器9側
の経路で行なわれる。即ち、色選択器9は色エツジを構
成している色度データの2組(a 1,b )及び(a
2,b )を選択し、符号器10はこれらを、 C22=f22(a 1,b 1,a 2,b ) に従つて符号化する。この符号器10も上式の関係を与え
る1個又は2個以上のLOOK UP TABLEでで構成できる。 尚、色度データとして2組を選択するようにしたが、
この限りではない。ビツト数、圧縮率及び画質等を考慮
すれば、何組でも選択はできる。また、符号化データC
21と符号化データC22を得る経路では各々処理時間が異
なることも考えられるから、これらの符号化データC21
とC22がぶつからないようにするために、例えばデータ
セレクタ5がS1をセレクトしている場合は符号化データ
C22が出ない様に符号器10を制御し、S2をセレクトして
いる場合は符号化データC21が出ない様に符号器8を制
御する。しかし、こうしたデータセレクタ5が符号化処
理の前段にある必要はない。別の実施例としては、デー
タセレクタ5を無くすことも、符号化処理の後段に付け
ることも可能である。また、この様にして符号化された
各画像データC1,C2,FLGはバツフアメモリ11に同時に入
力されるとは限らない。そこで、バツフアメモリ11でこ
れらのデータを同期化し、該バツフアメモリ11の読出出
力は同期化されかつ一体化された画像データCとして画
像データメモリ12に記録される。こうして、以上の動作
を1画素ブロツク単位で繰り返すことにより、全画像デ
ータR,G,Bが縮退符号化されて画像データメモリ12に記
録される。 次に画像データメモリ12から全画像データの情報Cを
読み出し、復号化し、可視像にして出力する動作を説明
する。 画像データメモリ12から画像データCがバツフアメモ
リ13に読み出され、そのうちの1画素ブロツクを代表す
る明度データC1は復号器15によつて明度データ ij
復号化され、バツフアメモリ19に格納される。この復号
器15も本発明の主眼ではないが、符号器6と合わせて明
度データLのレベル情報と解像情報を保持できるよう
な可逆性の高い符号器と復号器である。一方、色度デー
タC2は、もし判定出力信号FLGが論理“1"にセツトされ
ていれば、これによつてデータセレクタ14がS2側に接続
され、復号器17に送られる。また判定出力信号FLGが論
理“0"にリセツトされていれば、これによつてデータセ
レクタ14がS1側に接続され、復号器16に送られる。 復号器16では色エツジを含まない画素ブロツクの色度
データC21を、 に従つて復号化する。復号器16は上記式の関係を与える
1個又は2個以上のLOOK UP TABLEで構成されている。
こうして、復号化された色度データ はこの画素ブロツクの全画素の色度データ ij,
ijとされる。即ち、 である。 また復号器17では色エツジを含む画素ブロツクの色度
データC22を、 =fa1(c22 =fb1(c22 =fa2(c22 =fb2(c22) に従つて復号化する。同様にして、復号器17は前記式の
関係を与える1個又は2個以上のLOOK UP TABLEで構成
される。色判定器18は復号化された2組の色度データ
1, )及び( 2, )の何れを当該画
素ブロツクの各画素の色度データa ij,b ijにするか
を1画素毎に判定し、判定結果の色度データa ij,b
ijをバツフアメモリ19に格納する。 色判定器18による判定方法は本発明の主眼でないので
詳細は省略するが、いくつかの方法を簡単に述べる。 (1)判定のための情報をコードC2に付加しておき、そ
れに基づいて色判定する。 (2)明度データC1を復号化する際の判定のための情報
を作成しておき、それに基づいて色判定する。 (3)特定のパターンを前もつて設定しておく。 等である。 こうして、復号化された3次元信号データ ij,
ij, ijは、一画素ずつ順次、色変換器20によつて
3原色カラー画像データ,,に変換され、その結
果がバツフアメモリ21に格納される。そして、画像出力
装置22とのタイミングをとつてバツフアメモリ21から3
原色カラー画像データ,,を読み出す。尚、色変
換器20は色変換器2は逆システムになつており、やはり
1個又は2個以上のLOOK UP TABLEで構成されている。 次に色エツジを判定する方式を説明する。 CIE1976(L,a,b)均等色空間においては、2
つの色の間の色差はこれらの座標点間の距離で表わせ
る。例えば、第2図の様に4×4の画素ブロツクを想定
した場合に、画素Pと画素Qの色空間座標を各々(L
P,a P,b ),(L Q,a Q,b )とするときは、
それらのPQ間の色差は、 但し、 ΔL=L −L Δa=a −a Δb=b −b で与えられる。これは第3図(a)の3次元(L,
a,b)均等色空間において2点PQ間の距離を表わし
たものにほかならない。 さて、上記の色差には明度データの差ΔLが加味さ
れている。しかし、第1図に示したように、ブロツク平
滑器7によるブロツク平滑化処理あるいは色選択器9に
よる色選択処理等を、もし色度データa,b(色相及
び彩度のみから成るデータ)に対してのみ行う場合は、
色エツジブロツク判定器4による色エツジの判定も色度
データaに対してのみ行うほうがエツジ判定と処
理結果との整合がとれるというものである。 そこで、第3図(a)におけるL=0の面(又はa
面と呼ぶ)への画素P,Qの射影{第3図(b)}
において、次式、 によつて2次元の距離▲▼′を求める。第3図
(b)における距離▲▼′は色相及び彩度のみを包
含した平面での色差の程度を表わしており、ここでは明
度の要素は取り除かれている。尚、第3図(b)のa
直交座標を極座標で考えるときは、半径方向が彩度
に相当し、角度周りが色相に相当する。そして彩度は、
ある上限はあるが、中心から遠ざかるほど高くなる。 従つて、色エツジの判定方法は色差距離▲▼′と
閾値kを比較することにより、 ▲▼′≧kなら色エツジと判定し、 ▲▼′<kなら色エツジでないと判定する。 第4図は実施例の色エツジブロツク判定器4のブロツ
ク構成図である。図において、3は明度データL ij
び色度データa ij,b ijを一時的に格納するバツフア
メモリであるが、この例では、明度データL ijを使用
しないという意味で明度データL ijのバツフアメモリ
を示していない。更に、30〜33はラツチ、34,35は減算
器、36,37はLOOK UP TABLEで構成される2乗器、38は加
算器、39は比較器、40はバツフアメモリ3からのデータ
読出を制御するアドレスコントローラである。 かかる構成において、まずアドレスコントローラ40は
内部レジスタHV,i,jの内容を各々0,1,1にセツトし、バ
ツフアメモリ3内のデータa 11,b 11を各々ラツチ3
0,32に格納する。その際に、ラツチ30,32の直前の内容
は各々ラツチ31,33に送られる動作が伴なう。次に、ア
ドレスコントローラ40は内部レジスタjの内容を2にセ
ツトし、バツフアメモリ3内のデータa 12,b 12をラ
ツチ30,32に格納する。同様にして、その際にラツチ30,
32の直前の内容a 11,b 11はラツチ31,33に送られ
る。これにより、減算器34はラツチ30のデータa 12
らラツチ31のデータa 11を引き、結果のΔa=a
12−a 11を2乗器36に出力する。2乗器36はΔa*2
=(a 12−a 11を演算してその結果を加算器38
に出力する。同様にして、Δb*2についてもΔb*2
=(b 12−b 11で求められ、加算器38に加えら
れる。加算器38はΔa*2とΔb*2の和、即ち、 ΔE2=Δa*2+Δb*2 =(a 12−a 11 +(b 12−b 11 を求め、その結果を比較器39の一方の入力に出力する。
比較器39のもう一方の入力は閾値kである。色エツジ判
定量を均等色空間における色差としたことにより閾値k
を適当に設定することで容易にエツジ判定が行なえる。
比較器39はΔE2と閾値kを比較して、もしΔE2≧kなら
ば色エツジの画素ブロツクであると判定し、これによつ
て判定出力信号FLGをセツトする。アドレスコントロー
ラ40は判定出力信号FLGがセツトされると4×4画素ブ
ロツクの色エツジ判定を終了し、次の4×4画素ブロツ
クの色エツジ判定に移るべく内部レジスタHV,i,jの内容
を再セツトする。また、もしΔE2<kならば、アドレス
コントローラ40の内部レジスタjの内容を3にセツトし
て、上記演算を繰り返す。こうして第1行目の処理が終
つたら、第2行目、第3行目、第4行目と処理を繰り返
し、それでもΔE2<kならば今度は垂直方向について比
較すべく内部レジスタVH,i,jの内容を変化させる方法を
変えて、まず画素11と画素21間の色エツジ判定を行う。
同様にして、これを第1列目、第2列目、第3列目、第
4列目と処理を繰り返す。以上、全部で24回の比較を行
つてもΔE2≧kを満足する画素の組合せがないなら、当
該画素ブロツクを平坦画素ブロツクとみなす。そしてこ
の間中、判定出力信号FLGはリセツト状態になつている
ことになる。尚、例えば画素14と画素21間の色差等のよ
うに、行の変り目、列の変り目、又は隣りの画素ブロツ
クへの変り目のデータ間の色差は比較しない様にしてあ
る。 以上述べた如く、本実施例では1画素ブロツク内の互
いに隣接する画素間で色エツジを判定したが、アドレス
コントローラ40の制御を変えることで他の任意の画素の
組合せについても色エツジ判定は容易に行なえる。但
し、これを全組合せについて行なうと120通りと計算量
が多くなり、高速化に多少問題があるので本方式に注目
した。 また、本実施例では色エツジの判定処理は色度データ
とbについての2次元処理を行つたが、他にも、
明度データLと色度データa、あるいは明度データ
と色度データbについての2次元処理でおこなつ
ても良い。これらの関係でも視覚的な色差を認識でき、
もつて画像処理する意義があるからである。 また2乗器36,36はLOOK UP TABLE方式で構成されてい
るが、閾値kの大きさを考慮すればLOOK UP TABLE用のR
OMのアドレス及び出力データのビツト数を小さくするこ
とは十分に可能である。 また、本実施例ではCIE1976(L)均等色
空間を採用したが、この限りではない。例えばCIE1976
(L)均等色空間等でも十分可能である。 また、本実施例ではカラー画像の符号化及び復号化の
装置で説明したが、この限りではない。例えば、カラー
画像の単なる平滑化とエツジ強調を行なうのみの装置に
も適用できる。 また、本実施例の色エツジブロツク判定器4において
は、バツフアメモリ3上のデータをアクセスしていた
が、1画素ブロツクのデータを全てバツフアメモリ3上
から切り出して色エツジブロツク判定器4内にバツフア
メモリを1ブロツク分以上持つことによつても可能であ
る。アドレス制御とタイミング制御上この方が独立性が
高く、便利な点がある。 また、閾値kは固定的である必要はなく、上位の制御
によつて自動的に可変にすることも可能である。 また、本実施例では色エツジブロツクの判定後に、L
の信号でデータ処理をしたが、この限りでは
ない。3原色カラー画像データに対しても処理を行うこ
とが可能である。 また、第4図の色エツジブロツク判定器4の構成にお
いて、各ラツチ、減算器、2乗器までの処理回路を1系
統設けただけで、時間分割処理でデータaの処理
を行うことも可能である。 また色エツジブロツク判定器4はハードウエア的にだ
けでなく、ソフトウエア的にプログラム処理で実現する
ことも十分可能である。 [発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、明度情報およ
び色度情報をそれぞれ独立して二次元ブロックごとに符
号化の対象とし、かかる画像情報として発生された色度
情報に基づいて二次元ブロツクごとのカラー画像の色エ
ッジを判定する。従って、色エッジを判定するためだけ
に新たな成分を発生させる必要がなくなるとともに、色
度情報から判定された色エッジに応じて色度情報の符号
化を適応的に行うことができるので、画質の劣化を抑え
た効率のよいカラー画像の符号化が可能になる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明に係る実施例のカラー画像処理装置のブ
ロツク構成図、 第2図はサンプル色画像と画素ブロツクの関係を示す
図、 第3図(a)はCIE1976(L)均等色空間に
おける画素P,Q間の色差の概念を示す図、 第3図(b)はCIE1976(L)均等色空間に
おける画素P,Q間をa平面に射影した色差の概念
を示す図、 第4図は実施例の色エツジブロツク判定器4のブロツク
構成図である。 図中、4……色エツジブロツク判定器、2,20……色変換
器、39……比較器、40……アドレスコントローラであ
る。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−197072(JP,A) 浅野,外1名,「色差信号を用いたカ ラー画像の認識」電子通信学会技術研究 報告 PRL85−23,昭和60年7月17日 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/41 G06F 15/70

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.三原色信号に基づいてカラー画像を符号化するカラ
    ー画像符号化方法であって、 前記三原色信号を知覚的に均等な色空間の明度情報およ
    び色度情報に変換し、 前記明度情報および色度情報をそれぞれ独立して二次元
    ブロックごとに符号化するとともに、 前記色度情報に基づき前記二次元ブロックごとのカラー
    画像の色エッジを判定し、判定される色エッジに応じて
    前記色度情報の符号化を適応的に行うことを特徴とする
    カラー画像符号化方法。 2.前記二次元ブロック内の隣接画素の差分の和に基づ
    いて前記色エッジを判定することを特徴とする特許請求
    の範囲第1項に記載されたカラー画像符号化方法。
JP61275256A 1986-11-20 1986-11-20 カラー画像符号化方法 Expired - Fee Related JP3004272B2 (ja)

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浅野,外1名,「色差信号を用いたカラー画像の認識」電子通信学会技術研究報告 PRL85−23,昭和60年7月17日

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