JP3004118B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3004118B2
JP3004118B2 JP4069331A JP6933192A JP3004118B2 JP 3004118 B2 JP3004118 B2 JP 3004118B2 JP 4069331 A JP4069331 A JP 4069331A JP 6933192 A JP6933192 A JP 6933192A JP 3004118 B2 JP3004118 B2 JP 3004118B2
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  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、像担持体に静電潜像を
形成し、この静電潜像に現像剤を付着させて可視画像を
形成する電子写真方式や静電記録方式などの複写機、プ
リンタ等の画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真方式や静電記録方式の
画像形成装置が具備する現像装置には、トナー粒子とキ
ャリア粒子を主成分とした2成分現像剤が用いられてい
る。特に、フルカラーやマルチカラー画像を形成するカ
ラー画像形成装置においては、殆どの現像装置が2成分
現像剤を使用している。周知のように、この2成分現像
剤のトナー濃度(即ち、キャリア粒子及びトナー粒子の
合計重量に対するトナー粒子重量の割合)は画像品質を
安定化させる上で極めて重要な要素になっている。現像
剤のトナー粒子は現像時に消費され、トナー濃度は変化
する。このため、現像装置にトナーを補給し、トナー濃
度をほぼ一定に保つ必要がある。
【0003】従来の現像剤濃度制御装置を備えた画像形
成装置、本例では電子写真方式のレーザビーム走査型複
写機、の全体構成例を図1に示す。まず、レンズ32を
通じて投影された原稿31の画像が撮像素子、本例では
CCD1により読み取られる。このCCD1は原稿画像
を多数の画素に分解し、各画素の濃度に対応した光電変
換信号(アナログ信号)を形成する。得られたアナログ
画像信号は増幅器2で所定のレベルまで増幅され、アナ
ログ−ディジタル変換器(A/D変換器)3により例え
ば8ビット(0〜255階調)のディジタル画像信号に
変換される。次に、このディジタル画像信号はγ変換器
(本例では256バイトのRAMで構成され、ルックア
ップテーブル方式で濃度変換を行なう変換器)5に供給
されてγ補正された後、ディジタル−アナログ変換器
(D/A変換器)9に入力される。ここでディジタル画
像信号は再びアナログ画像信号に変換されてコンパレー
タ11の一方の入力に供給される。コンパレータ11の
他方の入力には三角波発生回路10から発生される所定
周期の三角波信号が供給されており、上記コンパレータ
11の一方の入力に供給されたアナログ画像信号はこの
三角波信号と比較されてパルス幅変調される。即ち、そ
の画素の濃度に対応したパルス幅を有する画像信号が形
成される。このパルス幅変調された2値化画像信号はレ
ーザ駆動回路12に入力され、レーザダイオード13の
発光のオン・オフ制御用信号として使用される。従っ
て、レーザダイオード13の発光時間は、画素濃度が低
い場合は短く、高い場合は長くなる。レーザダイオード
13から放射されたレーザ光は周知のポリゴンミラー1
4により主走査方向に走査され、f/θレンズ15、及
び反射ミラー16を経て矢印方向に回転しているアモル
ファスシリコン、セレン、OPC等の電子写真感光体ド
ラム17上に照射され、静電潜像を形成することにな
る。
【0004】一方、感光体ドラム17は、まず、露光器
18で均一に除電を受け、次いで一次帯電器19により
均一に例えばマイナスに帯電される。その後、上述した
レーザ光の照射を受けて画像信号に応じた静電潜像が形
成される。この静電潜像は現像器20によって反転現像
され、可視画像(トナー像)が形成される。(なお、反
転現像とは、周知のように、感光体の光で露光された領
域にトナーを付着させる現像方法である。)このトナー
像は2個のローラ25、26間に架張され、図示矢印方
向に無端駆動される転写材担持ベルト27上に保持され
た転写材23に転写帯電器22の作用により転写され
る。転写材23は図示しない定着器に送られる。また、
感光体ドラム17上に残った残留トナーはその後クリー
ナ24でかき落とされる。なお、説明を簡単にするため
に1つのの画像形成ステーション(感光体ドラム17、
露光器18、一次帯電器19、現像器20等を含む)の
みを図示するが、カラー複写機の場合には、例えばシア
ン、マゼンタ、イエロー、及びブラックの各色に対する
同様構成の4つの画像形成ステーションが1つの転写材
担持ベルト27上にその移動方向に沿って順次に配列さ
れる。
【0005】さらに、静電潜像の現像により現像器20
内の2成分現像剤21の変化したトナー濃度を補正する
ために、画像1枚毎に画素毎のディジタル画像信号の出
力レベルを積算(加算)し、この積算値(加算値)に対
応して現像器20にトナーを補給している。即ち、アナ
ログ−ディジタル変換器3によりディジタル信号に変換
された各画像信号の出力レベルをカウンタ4で積算す
る。カウンタ4で積算された信号値は、形成されるトナ
ー像の面積に対応し、従って、現像で消費されるトナー
量に対応する。
【0006】しかして、カウンタ4でカウントされた信
号値は中央演算処理ユニット(CPU)6に送られる。
CPU6は上記カウント信号値に基づいてトナー補給機
構の制御量を決定する。即ち、CPU6はカウント信号
値をトナー補給量に換算し、トナー補給信号としてモー
タ駆動回路7に送る。モータ駆動回路7はトナー補給信
号に対応した時間だけモータ28を駆動し、トナー29
を収容するトナー補給槽8内のトナー搬送スクリュー3
0を上記時間だけ回転駆動し、トナー補給槽8より現像
器20内にトナーを補給する。上記積算された信号値が
大である程、従って、形成されるトナー像の面積が大で
ある程、消費されるトナー量が多いと推定されるので、
トナー補給時間は長くなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、トナー補給
時間を、カウンタ4でカウントされた信号値にリニアに
比例させるのではなく、前記信号値が予め定められた複
数の信号値範囲内のいずれの信号値範囲に属するかに応
じて、その属する信号値範囲に対応してトナー補給時間
を決定するようにした装置においては、カウントされた
信号値によって推定されるトナー消費量と、決定された
トナー補給時間により補給されるトナー量との間に微小
誤差が生じる。従って、所定タイミングでトナーの補給
を行なっても、現像器20内の2成分現像剤21のトナ
ー濃度が初期設定値と次第に大きく相違してくることに
なる。
【0008】また、トナー補給時間を上記のように決定
する場合であれ、或はカウンタで積算された信号値に実
質的にリニアに比例するように決定する場合であれ、ご
く短時間の補給の場合には、即ち、ごく微小量のトナー
を補給する場合には、搬送スクリュー30の回転ムラ等
補給機構の作動ムラやトナーの凝集性等に起因して、同
一補給時間に設定したとしても、1回のトナー補給量が
多くなったり、少なくなったりするバラツキが生ずる。
【0009】従って、本発明の1つの目的は、現像で消
費されるトナー量に対応する信号値を、画像信号を用い
てカウントし、この信号値を利用してトナー補給機構を
制御する画像形成装置において、より正確なトナー量を
補給できるようにすることである。
【0010】本発明の他の目的は、上述の画像形成装置
において、補給量のバラツキをより抑制してトナーを補
給できるようにすることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置によって達成される。要約すれば、本発明
は、像担持体と、この像担持体に画像信号に応じて静電
像を形成する像形成手段と、前記静電像をトナーとキャ
リアとを含む現像剤で現像する現像手段と、前記現像手
段へトナーを補給するトナー補給手段と、前記画像信号
の濃度レベル値をカウントするカウント手段と、前記ト
ナー補給手段の補給制御量がそれぞれ異なる所定の複数
の信号値範囲のうち前記カウント手段によってカウント
された信号値が属する信号値範囲に基づいて前記トナー
補給手段の補給制御量を決定する制御手段と、を有する
画像形成装置において、前記カウント手段によってカウ
ントされた信号値とこの信号値が属する信号値範囲の最
小値との差分に応じて前記トナー補給手段の補給制御量
を補正する補正手段を有することを特徴とする画像形成
装置である。
【0012】本発明の一実施態様によると、前記差分は
前記制御手段による前記補給制御量の決定毎に蓄積さ
れ、蓄積された値が所定値以上になったとき前記トナー
補給手段を補給作動させる。又、他の実施態様による
と、前記補正手段は、前記差分を前記制御手段が次の補
給制御量を決定するときの信号値に積算する。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について添付図面を参
照して詳細に説明する。本発明が適用できる画像形成装
置は、例えば感光体、誘電体等の像担持体上に電子写真
方式、静電記録方式等によって画像情報信号に対応した
潜像を形成し、この潜像をトナー粒子とキャリア粒子を
主成分とした2成分現像剤を用いた現像装置によって現
像して可視画像(トナー像)を形成し、これら可視画像
を紙等の転写材に転写し、定着手段にて永久像にする構
成のものであればよい。なお、以下の実施例は本発明を
電子写真方式のレーザビーム走査型複写機に適用した場
合であるので、各実施例における各部材、手段で、前述
した図1の装置の各部材、手段と同じ機能を有するもの
には図1に使用したのと同一の符号を付し、特に必要の
ない限りそれらの説明は省略する。
【0014】まず、図2を参照して本発明の各実施例で
使用された現像器の一例について説明する。
【0015】この現像器20は感光体ドラム17に対向
して配置されており、その内部は垂直方向に延在する隔
壁51によって第1室(現像室)52と第2室(撹拌
室)53とに区画されている。第1室52には矢印方向
に回転する非磁性の現像スリーブ54が配置されてお
り、この現像スリーブ54内にマグネット55が固定配
置されている。現像スリーブ54はブレード56によっ
て層厚規制された2成分現像剤(磁性キャリアと非磁性
トナーを含む)の層を担持搬送し、現像領域で現像剤を
感光体ドラム17に供給して静電潜像を現像する。現像
効率、即ち潜像へのトナーの付与率を向上させるため
に、現像スリーブ54には電源57から直流電圧を交流
電圧に重畳した現像バイアス電圧が印加されている。
【0016】第1室52及び第2室53にはそれぞれ現
像剤撹拌スクリュー58及び59が配置されている。ス
クリュー58は第1室52中の現像剤を撹拌搬送し、ま
た、スクリュー59は、トナー補給槽8から搬送スクリ
ュー30の回転によって供給されたトナー29と既に現
像器内にある2成分現像剤21とを撹拌搬送し、トナー
濃度を均一化する。隔壁51には図2における手前側と
奥側の端部において第1室52と第2室53とを相互に
連通させる現像剤通路(図示せず)が形成されており、
上記スクリュー58、59の搬送力により、現像によっ
てトナーが消費されてトナー濃度の低下した第1室52
内の現像剤が一方の通路から第2室53内へ移動し、第
2室53内でトナー濃度の回復した現像剤が他方の通路
から第1室52内へ移動するように構成されている。
【0017】図3は本発明による画像形成装置の第1の
実施例の全体構成を示し、本実施例においても、アナロ
グ−ディジタル変換器3でディジタル信号に変換された
8ビットの画像信号(濃度レベル0から濃度レベル25
5までの256階調の画像信号)はカウンタ4に送ら
れ、カウンタ4は各画像信号(各画素信号)の濃度レベ
ル値を積算(加算)する。カウンタ4は、本実施例で
は、上記8ビットの画像信号から32ビットデータであ
る積算信号値を得る。
【0018】一方、CPU61は上記32ビットの積算
信号値を8ビットデータであるトナー補給機構制御量信
号に換算する。換言すれば、CPU61は32ビットの
信号値を8ビットの補給モータ駆動時間信号に換算す
る。
【0019】ところで、CPU61における32ビット
データの8ビットデータへの換算は図4に示すようにし
て行なわれている。即ち、図4にAで示す32ビットデ
ータの初めの4ビット0〜3をBで示す8ビットデータ
の最初のビット0とし、同様に32ビットデータAの次
の4ビット4〜7を8ビットデータの2番目のビット1
とし、次の4ビット8〜11を3番目のビット2とし、
次の4ビット12〜15を4番目のビット3とし、以下
同様に扱われる。
【0020】前記したように、積算信号値は32ビット
のデータであるが、トナー補給量は8ビットのデータで
あるので、積算信号値とトナー消費量の関係は図5に直
線で示すようにほぼリニアな比例関係にあるが、積算
信号値とトナー補給量の関係は図5にで示すようにガ
ウス関数で表わされる。即ち、積算信号値Kが信号値範
囲、0≦K<K1であるときには(初めの4ビットに対
応する)、トナー補給量(トナー補給時間)Tは0とい
うデータに換算され、補給は行なわれず、また、積算信
号値Kが他の異なる信号値範囲、K1≦K<K2であると
きにはトナー補給量TはT1というデータに換算され、
時間T1分だけトナーが補給され、さらに、積算信号値
Kが更に他の異なる信号値範囲、K2≦K<K3であると
きにはトナー補給量TはT2というデータに換算され、
時間T2分だけトナーが補給され、以下同様である。従
って、例えば、K3より大きくかつK4より小さい積算信
号値K’はすべて、この信号値K’が属する信号値範囲
の最小値である積算信号値K3と同じトナー補給量T3
いうデータに換算される。このため、積算信号値をトナ
ー補給量に換算する際にΔK(=K’−K3)という微
小誤差が生じる。前記したように、従来はこの換算の際
に生じる微小誤差ΔKを無視してトナーの補給量を決定
していたため、現像剤濃度が初期設定値の許容範囲から
大きくずれてしまうという重大な欠点があった。なお、
図5において、横軸は積算信号値のレベルを表わし、縦
軸は補給制御量であるトナー補給モータ28の駆動時間
を表わす。従って、縦軸は1回のトナー補給量に対応す
る。
【0021】本実施例では、カウンタ4からの32ビッ
トデータを補正回路33に送り、この補正回路33にお
いて、32ビットデータの積算信号値を8ビットデータ
のトナー補給量に換算する際に生じる微小誤差ΔKを各
トナー補給毎に積算し、この積算値がある一定数、例え
ばK1 を越えたときに、トナー補給量に換算してCPU
61からモータ駆動回路7に制御信号を送り、トナーの
補給を行なわせる。この行程を繰り返すことにより微小
誤差をなくし、現像剤濃度を常に適正な値に保持するも
のである。
【0022】図6は上記実施例の第1の制御動作を示す
フローチャートであり、まず、原稿の複写を行なうため
にスタートボタンが押されると、ステップS1において
各画像信号の濃度レベルをカウントし、積算信号値Kを
得る。この積算信号値KをステップS2において最小補
給用積算信号値レベルK1 と比較し、K<K1 であるな
らば(S2のYES)、微小誤差ΔKと判断してステッ
プS3において積算する。次いで、ステップS10にお
いて微小誤差ΔKの積算値とK1 とを比較し、この積算
値がK1 より小さいときには(S10のYES)、ステ
ップS13において積算値を保持し、積算値がK1 に等
しいか或はそれよりも大きいときには(S10のN
O)、ステップS11においてK1 に対応する補給量に
変換し、ステップS12においてトナーを補給する。こ
れに対し、K≧K1 であるならば(S2のNO)、ステ
ップS4においてKからK1 を減算し、ステップS5に
おいてCPU61内のカウンタを1カウント加算し、ス
テップS6においてKからK1を減算した剰余とK1
を比較し、この剰余がK1 に等しいか或はそれよりも大
きいときには(S6のNO)、再びステップS4に戻
り、上述した動作を継続する。ステップS6において剰
余がK1 より小さいときには(S6のYES)、ステッ
プS7においてK1 をカウント数(S5でのカウント
数)倍したもの(図5のK1 〜K8 )をトナー補給量
(トナー補給時間、図5のT1 〜T8 )に変換し、ステ
ップS8において変換された補給量に対応するトナーを
補給し、次いで、ステップS9においてK1 より小さい
微小誤差ΔKを積算し、上述したようにステップS10
において微小誤差ΔKの積算値とK1 とを比較し、この
積算値がK1 より小さいときにはステップS13におい
て積算値を保持し、積算値がK1 に等しいか或はそれよ
りも大きいときにはステップS11においてK1 に対応
するトナー補給量に変換し、ステップS12においてト
ナーを補給する。
【0023】以上の動作を繰り返すことによって微小誤
差分のトナーの補給が行なえ、現像剤のトナー濃度を適
正値内に確実に保持することができる。
【0024】なお、上記第1の制御動作では微小誤差の
積算値が最小補給用積算信号値レベルK1 に達したとき
に或はこれを越えたときにトナー補給量(トナー補給時
間)に変換したが、K1 以外の他の適当な定数を設定し
てもよいことは言うまでもない。
【0025】上記第1の制御動作では1回のトナー補給
毎に生じる微小誤差ΔKを積算し、この積算値が所定値
以上になったときにトナー補給量(トナー補給時間)に
変換してトナーを補給するように構成したが、1回のト
ナー補給の際に生じた微小誤差ΔKを次にくる積算信号
値Kに積算し、トナー補給量に換算するようにしてもよ
い。この場合の制御動作を図7に示すフローチャートを
参照して説明する。
【0026】まず、原稿の複写を行なうためにスタート
ボタンが押されると、ステップS21において前述のよ
うに各画像信号の濃度レベルをカウントし、積算信号値
Kを得る。この積算信号値Kに微小誤差ΔKを積算す
る。(ただし、ΔKは存在するとは限らない。例えば、
スタートした直後、或は32ビットデータを8ビットデ
ータに換算する際に微小誤差が生じないときにはΔKは
存在しない。)次に、ステップS22においてK+ΔK
を最小補給用積算信号値レベルK1 と比較し、K+ΔK
<K1 であるならば(S22のYES)、微小誤差ΔK
と判断してステップS23において、例えばメモリに記
憶することによって、保持し、次回の積算信号値Kに積
算する。これに対し、K+ΔK≧K1 であるならば(S
22のNO)、ステップS24においてK+ΔKからK
1 を減算し、ステップS25においてCPU61内のカ
ウンタを1カウント加算し、ステップS26においてK
+ΔKからK1 を減算した剰余とK1 とを比較し、この
剰余がK1 に等しいか或はそれよりも大きいときには
(S26のNO)、再びステップS24に戻り、上述し
た動作を継続する。ステップS26において剰余がK1
より小さいときには(S26のYES)、ステップS2
7においてK1 をカウント数倍したもの(図5のK1
8 )をトナー補給量(図5のT1 〜T8 )に変換し、
ステップS28において変換された補給量に対応するト
ナーを補給し、次いで、ステップS29においてK1
り小さい微小誤差ΔKを保持し、上述したように、この
微小誤差ΔKを次にくる積算信号値Kに積算する。
【0027】つまり、1回目の複写時における積算信号
値Kをトナー補給量に換算し、トナーを補給する。その
際に生じる微小誤差ΔKを2回目の複写時における積算
信号値Kに積算し、この積算された信号値(K+ΔK)
をトナー補給量に換算し、トナーを補給する。その際に
生じる微小誤差ΔKを3回目の複写時における積算信号
値Kに積算し、この積算された信号値(K+ΔK)をト
ナー補給量に換算し、トナーを補給する。以下、これを
繰り返すことにより積算信号値をトナー補給量(トナー
補給時間)に換算する際に生じる微小誤差をなくすもの
である。なお、上記補正動作は図3の補正回路33にお
いて行なう。
【0028】次に、図8を参照して本発明の第2の実施
例の全体構成について説明する。
【0029】本実施例においても上記第1の実施例と同
様に、複写されるべき原稿31の画像はレンズ32を通
じてCCD等の撮像素子1に投影され、この撮像素子1
で形成されたアナログ信号は図1の増幅器2、アナログ
−ディジタル変換器3及びγ変換器5を含む画像信号処
理回路34に送られ、ここで各画素毎に、その画素の濃
度に対応した出力レベルを有する画素画像信号に変換さ
れ、図1のディジタル−アナログ変換器9、三角波発生
回路10及びコンパレータ11を含むパルス幅変調回路
35に送られる。
【0030】このパルス幅変調回路35は入力される画
素画像信号毎に、そのレベルに対応した幅(時間長)の
レーザ駆動パルスを形成して出力する。即ち、図9の
(a)に示すように、高濃度の画素画像信号に対しては
より幅の広い駆動パルスWを、低濃度の画素画像信号に
対してはより幅の狭い駆動パルスSを、中濃度の画素画
像信号に対しては中間の幅の駆動パルスIをそれぞれ形
成する。
【0031】パルス幅変調回路35から出力されたレー
ザ駆動パルスは図示しないレーザ駆動回路を介して半導
体レーザ13に供給され、半導体レーザ13をそのパル
ス幅に対応する時間だけ発光させる。従って、半導体レ
ーザ13は高濃度画素に対してはより長い時間駆動さ
れ、低濃度画素に対してはより短い時間駆動されること
になる。それ故、感光体ドラム17は、前述の光学系に
よって、高濃度画素に対しては主走査方向により長い範
囲が露光され、低濃度画素に対しては主走査方向により
短い範囲が露光される。つまり、画素の濃度に対応して
静電潜像のドットサイズが異なる。従って、当然のこと
ながら、高濃度画素に対するトナー消費量は低濃度画素
に対するそれよりも大である。なお、図9の(d)に
低、中、高濃度画素の静電潜像をそれぞれL、M、Hで
示した。
【0032】以上の構成、機能、動作は前述の各画像形
成装置と同じであるので、詳しい説明は省略する。
【0033】なお、説明を簡単にするために、図8では
1つの画像形成ステーションのみを図示するが、カラー
画像形成装置の場合には、例えばシアン、マゼンタ、イ
エロー、及びブラックの各色に対する4つの画像形成ス
テーションが1つの転写材担持ベルト27上にその移動
方向に沿って順次に配列され、各画像形成ステーション
の感光体ドラム上に原稿の画像を色分解した各色毎の静
電潜像が順次に形成され、対応する色トナーを有する現
像器で現像され、転写材担持ベルト27によって保持、
搬送される1枚の転写材23に順次に転写されることに
なる。勿論、このことは図3に示した上記本発明の第1
の実施例にも言えることである。
【0034】さて、静電潜像の現像により現像器20内
の変化した2成分現像剤のトナー濃度を補正するため
に、即ち、現像器20に補給するトナー量を制御するた
めに、前記画像信号処理回路34の出力信号のレベルが
画素毎にカウントされる。このカウントは、本実施例で
は次のようにして行なわれる。
【0035】まず、前記パルス幅変調回路35の出力信
号がANDゲート64の一方の入力に供給され、このA
NDゲートの他方の入力にはクロックパルス発振器65
からのクロックパルス(図9の(b)に示すパルス)が
供給される。従って、ANDゲート64からは図9の
(c)に示すようにレーザ駆動パルスS、I、Wの各々
のパルス幅に対応した数のクロックパルス、即ち、各画
素の濃度に対応した数のクロックパルスが出力される。
このクロックパルス数は各画像毎にカウンタ66によっ
て積算される。しかして、このカウンタ66からの1枚
の画像のパルス積算信号値Cはトナー像の面積に対応
し、従って、前記原稿31のトナー像を1つ形成するた
めに現像器20から消費されるトナー量に対応してい
る。
【0036】そこで、この積算信号値CをCPU67に
供給すると共にRAM68に記憶する。CPU67は積
算信号値Cとトナー補給時間Tとの対応関係を示す換算
テーブルを有しており、入力された積算信号値Cに基づ
き、現像器20から消費される上記トナー量に見合う量
のトナーをトナー補給槽8から現像器20に供給するの
に要する搬送スクリュー30の回転駆動時間(即ち、ト
ナー補給時間)Tを算出し、モータ駆動回路7を制御し
て上記算出した時間Tの間だけモータ28を駆動する。
かくして、一般に、上記積算信号値Cが大であればモー
タ28の駆動時間はより長い時間となり、上記積算信号
値Cが小であればモータ28の駆動時間はより短い時間
となる。
【0037】なお、本実施例では、図5の直線に従っ
てトナー補給時間Tを算出するように構成されている。
(この場合、図5の横軸は前記クロックパルスの積算信
号値Cである。)しかして、トナー補給時間Tは積算信
号値Cに対して実質的にリニアに比例する。
【0038】また、図5の関数の各階段の幅を前述の
誤差が無視できる程度に極めて狭くして、かかる関数
に従ってトナー補給時間Tを算出することによっても、
トナー補給時間Tを積算信号値Cに対して実質的にリニ
アに比例させることができる。
【0039】いずれにしても、モータ28の駆動力はギ
ア列71を介して前記搬送スクリュー30に伝達され、
搬送スクリュー30はトナー補給槽8内のトナー29を
搬送して現像器20に時間Tに対応した量のトナーを補
給する。このトナーの補給は1つの画像の現像が終了す
る都度行なわれる。(なお、図3には省略したが、第1
の実施例でもモータ28と搬送スクリュー30の間に、
図8に示すように駆動力伝達ギア列71を設けることが
好ましい。)ところで、前述したように、微小トナー補
給量の場合には画像1枚毎にトナー補給を行なうと、バ
ラツキが大きくなり、現像剤のトナー濃度が変動し、安
定した濃度の画像が得られない。
【0040】そこで、本実施例の第1の制御態様では、
積算信号値Cを決定した後、CPU67において上記換
算テーブルにより積算信号値Cをトナー補給時間Tに変
換する際に、トナー補給槽8からの補給量が安定する最
低ラインに相当する信号値である、予め設定されたしき
い値C1 と比較し、積算信号値Cがこのしきい値C1
等しいかそれより大きいときにはトナー補給時間に換算
して通常のようにトナーを補給し、他方、しきい値C1
より小さい微小信号値ΔCであるときにはトナー補給時
間に換算せず、従ってトナーの補給を行なわず、この微
小信号値ΔCを記憶する。そして、次の画像情報信号に
より積算信号値Cを算出したときに、記憶しておいた微
小信号値ΔCをこの積算信号値Cに積算(加算)し、再
びしきい値C1 と比較し、上述した動作を繰り返す。
【0041】また、本実施例の第2の制御態様では、C
PU67において積算信号値Cをトナー補給時間Tに変
換した後で、この補給時間Tがトナー補給槽8からの補
給量が安定する最低ラインに相当するトナー補給時間で
ある、予め設定されたしきい値T1 と比較し、補給時間
Tがこのしきい値T1 に等しいかそれより大きいときに
は通常のように搬送スクリュー30を決定された時間T
だけ回転させてトナーを補給し、他方、しきい値T1
り短い微小時間ΔTであるときにはスクリュー30を回
転させず、従ってトナーの補給を行なわず、微小時間Δ
Tを記憶する。そして、次の画像情報信号により算出し
た積算信号値Cをトナー補給時間Tに換算したときに、
記憶しておいた微小時間ΔTをこのトナー補給時間Tに
積算(加算)し、再びしきい値T1 と比較し、上述した
動作を繰り返す。
【0042】かくして、本実施例によれば、算出された
トナー補給時間がごく短い時間であるときには画像1枚
毎にトナーを補給せず、トナー補給槽8からの補給量が
安定する最低ラインに相当する量になったときにまとめ
てトナー補給を行なうようにしたので、微小補給時間に
おけるトナー補給量のバラツキを抑えた正確な量のトナ
ーが常時補給され、2成分現像剤のトナー濃度の変動を
確実に防止することができる。
【0043】ところで、上記のように複写されるべき原
稿の画像を光電変換して得たディジタル画像信号の各画
素毎の出力レベルを積算して、これをトナー補給量(ト
ナー補給時間)に換算して現像器へトナーを補給するの
は、あくまでも推測補給であるために、大きな湿度変化
等、何らかの原因によって現像器へのトナー補給槽から
のトナー補給量や、現像器からのトナー消費量の予想値
からの変化が生ずると、現像器内の現像剤のトナー濃度
が初期設定値(規定値)より除々にずれてくる。このず
れを補正しないでおくと、トナー濃度が初期設定値の許
容範囲から大きくずれてしまう。
【0044】このため、本実施例の第3の制御態様で
は、トナー濃度検出装置を設け、このトナー濃度検出装
置を所定のタイミングで、例えば前記のようにしてトナ
ーの補給を行なったとき毎に、或は1つのコピー動作の
終了毎に、或はコピー数が所定枚数に達したとき毎に、
或は毎回の積算信号値Cの合計値が所定値に達したとき
毎に、等のタイミングで、作動させる。
【0045】詳述すると、予め定められた濃度に対応す
る信号レベルを有する参照画像信号を発生する参照画像
信号発生回路72を設け、この発生回路72からの参照
画像信号を前記パルス幅変調回路35に供給し、上記予
め定められた濃度に対応するパルス幅を有するレーザ駆
動パルスを発生させる。このレーザ駆動パルスを半導体
レーザ13に供給し、このレーザ13を発光させ、感光
体ドラム17を走査する。(このときはカウンタ66は
作動させない。)これによって、上記予め定められた濃
度に対応する参照静電潜像を感光体ドラム17上に形成
し、この参照静電潜像を現像器20により現像する。こ
のようにして得られたパッチ状の参照トナー像にLED
等の光源73から光を照射し、その反射光を光電変換素
子74で受光する。この光電変換素子74の出力信号は
上記参照トナー像の濃度に対応するから、結局この出力
信号は現像器20内の2成分現像剤21の実際のトナー
濃度に対応する。
【0046】上記光電変換素子74の出力信号は比較器
75の一方の入力に供給される。この比較器75の他方
の入力には、基準電圧信号源76から、現像剤21の規
定トナー濃度(初期設定値におけるトナー濃度)に対応
する基準信号が入力されている。従って、比較器75は
規定トナー濃度と現像器内の実際のトナー濃度とを比較
することになるから、両入力信号の比較結果として、比
較器75は現像器20内の現像剤21の実際のトナー濃
度が規定値より大であることを指示する出力信号か、又
はトナー濃度が規定値より小であることを指示する出力
信号を発生する。なお、両入力信号に差がないときには
それを指示する出力信号を発生させてもよい。
【0047】比較器75の出力信号はCPU67に供給
される。CPU67は、本実施例では、比較器75から
の出力信号に基づいて、次回のトナー補給時間を補正す
るように制御する。例えば、光電変換素子74によって
検出された現像剤21の実際のトナー濃度が規定値より
も小である場合には、つまり、トナーが補給不足である
場合には、CPU67は比較器75によって検出された
不足分のトナー及び積算信号値Cに対応する量のトナー
を現像器20に補給するようにスクリュー30を作動さ
せる。即ち、比較器75からの出力信号及び積算信号値
Cに基づいて、スクリュー回転時間を算出し、モータ駆
動回路7を制御してトナーを現像器20に補給する。ま
た、光電変換素子74によって検出された現像剤21の
実際のトナー濃度が規定値よりも大である場合には、つ
まり、トナーが過剰補給である場合には、CPU67は
比較器75からの出力信号に基づいて現像剤中の過剰ト
ナー量を算出する。そして、その後の原稿による画像形
成に際しては、この過剰トナー量が無くなるようにトナ
ーを補給させるか、或は過剰トナー量が消費されるまで
トナーを補給せずに画像を形成させ、即ち、トナー無補
給で画像を形成して過剰トナー量を消費させ、過剰トナ
ー量が消費されたらトナー補給動作を前述の通り行なわ
せる等の制御を行なう。
【0048】このように、トナー濃度検出装置を設けて
所定のタイミングで現像剤21の実際のトナー濃度を検
出し、この検出値を用いてカウンタ66による積算信号
値Cに基づく補給トナー量の誤差を補正することによ
り、トナー濃度を常に初期設定値の許容範囲内に維持す
ることができる。
【0049】次に、図10〜図13のフローチャートを
参照して上述した本発明の第2の実施例の制御動作につ
いてさらに説明する。
【0050】まず、図10の第1の制御動作において
は、原稿の複写を行なうためにスタートボタンが押され
ると、ステップS101で原稿が読み取られ、原稿画像
の各画素の濃度に対応した光電変換信号が発生される。
次に、ステップS102において、光電変換信号をディ
ジタル信号に変換したディジタル画像信号の各画素毎の
出力レベルをカウントし、クロックパルス積算信号値C
を算出する。次いで、ステップS103でこの積算信号
値Cに、しきい値C1 (実験結果ではC1 =1×10
8 )より小さい記憶されていた微小信号値ΔCを積算す
る。(ただし、ΔCは存在するとは限らない。例えば、
スタートした直後、或は前回C=C1 のときにはΔCは
存在しない。)次に、ステップS104において積算値
C+ΔCをしきい値C1 と比較し、C+ΔC<C1 であ
るならば(S104のYES)、微小信号値ΔCと判断
して上記ステップS103において保持し、次にくる積
算信号値Cに積算する。これに対し、C+ΔC≧C1
あるならば(S104のNO)、ステップS105にお
いてC+ΔCをトナー補給時間Tに換算する。そして、
ステップS106でコピー動作が開始され、前記した潜
像形成、現像、転写等の画像形成動作が実行される。1
つのトナー像が形成されると、ステップS107におい
て次のトナー像の形成前に、上記の如くに決定されたト
ナー補給時間Tだけスクリュー30を回転させてトナー
を補給する。次に、ステップS108でトナー濃度検出
装置を作動させ、参照画像を感光体ドラム17上に形成
して上述した動作を行なわせる。即ち、積算信号値Cを
トナー補給時間Tに変換して補給したトナー量が正しか
ったか否かをチェックし、トナー補給量に誤差があると
きにはこれを補正する上述したような適正な処置を行な
う。以下、各コピー動作毎に同様の動作を繰り返す。な
お、トナー濃度検出装置は1回のコピー動作毎に作動さ
せずに、コピー数が所定枚数に達したとき毎に、或は積
算信号値Cの合計値が所定値に達したとき毎に等のタイ
ミングで作動させてトナー補給量の誤差を補正するよう
にしても良い。
【0051】このように、本実施例の第1の制御動作で
は、算出された積算信号値Cがしきい値C1 より小さい
微小信号値ΔCであるときにはトナーを補給せず、この
微小信号値ΔCを保持して次の画像情報信号により得ら
れた積算信号値Cに加算し、C+ΔCを再びしきい値C
1 と比較し、しきい値C1 以上になったときに、はじめ
て、このC+ΔCをトナー補給時間Tに換算してトナー
を補給するようにしたので、トナー補給量が微小である
ときに生じる補給量のバラツキが抑えられた安定なトナ
ーの補給が行なえる補給領域でのみトナーが補給され
る。かくして、高精度なトナーの補給が行なえ、2成分
現像剤のトナー濃度を常に初期設定値の許容範囲内に維
持することができる。従って、常時濃度の安定した画像
を得ることができる。
【0052】次に、図11の第2の制御動作において
は、しきい値C1 より小さい微小信号値ΔCを積算し、
この積算値がしきい値C1 以上になったらトナーを補給
するようにしたものである。
【0053】まず、原稿の複写を行なうためにスタート
ボタンが押されると、ステップS101で原稿が読み取
られ、次に、ステップS102において前記クロックパ
ルス積算信号値Cを算出する。この積算信号値Cをステ
ップS104においてしきい値C1 と比較し、C<C1
であるならば(S104のYES)、微小信号値ΔCで
あると判断してトナーの補給は行なわず、ステップS1
09においてこの微小信号値ΔCを保持する(例えばメ
モリに記憶する)。次に、ステップS102から到来す
る次の積算信号値Cに対してステップS104で同様の
比較を行ない、C<C1 であるならば、同じく微小信号
値ΔCであると判断してトナーの補給は行なわず、ステ
ップS109においてこの微小信号値ΔCを前に記憶さ
れている微小信号値に積算する。そして、ステップS1
10においてこの積算値をしきい値C1 と比較し、積算
値がC1 より小さい場合には(S110のYES)トナ
ーの補給を行なわず、この積算値をステップS109に
保持する。一方、ステップS109の積算値がC1 に等
しいか或はそれよりも大きいときには(S110のN
O)、ステップS105において上記積算値をトナー補
給時間Tに換算する。そして、ステップS106でコピ
ー動作が開始され、前記した潜像形成、現像、転写等の
画像形成動作が実行される。1つのトナー像が形成され
ると、ステップS107において次のトナー像の形成前
に、上記の如くに決定されたトナー補給時間Tだけスク
リュー30を回転させてトナーを補給する。次に、ステ
ップS108でトナー濃度検出装置を作動させ、上述し
た動作を行なわせる。
【0054】これに対し、ステップS102からの積算
信号値CがC≧C1 であるならば(S104のNO)、
通常のようにこの積算信号値CをステップS105にお
いてトナー補給時間Tに換算する。そして、ステップS
106でコピー動作が開始され、前記した潜像形成、現
像、転写等の画像形成動作が実行される。1つのトナー
像が形成されると、ステップS107において次のトナ
ー像の形成前に、上記の如くに決定されたトナー補給時
間Tだけスクリュー30を回転させてトナーを補給す
る。次に、ステップS108でトナー濃度検出装置を作
動させ、上述した動作を行なわせる。
【0055】以下、各コピー動作毎に同様の動作を繰り
返す。なお、本制御動作においてもトナー濃度検出装置
は1回のコピー動作毎に作動させずに、コピー数が所定
枚数に達したとき毎に、或は積算信号値Cの合計値が所
定値に達したとき毎に等のタイミングで作動させてトナ
ー補給量の誤差を補正するようにしても良い。
【0056】上記各制御動作ではクロックパルス積算信
号値Cをしきい値C1 (クロックパルス数のしきい値)
と比較したが、クロックパルス積算信号値Cをトナー補
給時間Tに換算した後、このトナー補給時間Tをしきい
値(時間のしきい値)と比較し、同様の制御動作を行な
っても良い。
【0057】図12は上記第2の実施例の第3の制御動
作を示すフローチャートであり、上述したように本制御
動作ではトナー補給時間Tにしきい値T1を設定し、か
つこのしきい値T1 未満のトナー補給時間Tのコピーが
所定枚数になったら所定枚数分まとめてトナーを補給
し、所定枚数未満である場合にはトナーの補給を行なわ
ないようにしたものである。
【0058】上記第1及び第2の制御動作と同様にして
ステップS102においてクロックパルス積算信号値C
を算出する。この積算信号値CをステップS111にお
いてトナー補給時間Tに換算する。次いで、ステップS
112でトナー補給槽8からの補給量が安定する最低ラ
インに相当するトナー補給時間である、予め設定された
しきい値T1 (本例では0.1秒)と比較し、しきい値
1 以上であるならば(S112のYES)、そのまま
ステップS106でコピー動作が開始され、前記した潜
像形成、現像、転写等の画像形成動作が実行される。1
つのトナー像が形成されると、ステップS107におい
て次のトナー像の形成前に、上記の如くに決定されたト
ナー補給時間Tだけ搬送スクリュー30を回転させてト
ナーを補給する。次に、ステップS108でトナー濃度
検出装置を作動させ、前述した動作を行なわせる。
【0059】これに対し、ステップS111で換算され
たトナー補給時間Tがしきい値T1の0.1秒より短い
場合には(ステップS112のNO)、ステップS11
3でコピー動作が開始され、次いでステップS114に
おいて所定枚数(本例では10枚)以上の連続コピー動
作であるか否かが判断され、連続10枚以上である場合
には(ステップS114のYES)、10枚のコピー動
作後にステップS115で10枚分のトナーをまとめて
補給し、その後ステップS108においてトナー濃度検
出装置を作動させ、前述した動作を行なわせる。また、
ステップS114においてコピー動作が連続10枚未満
である場合には(ステップS114のNO)、トナーを
補給せず、ステップS116でコピー枚数をカウントし
ておき、ステップS108においてトナー濃度検出装置
を作動させ、前述した動作を行なわせる。なお、ステッ
プS116でのカウント数が10になったらトナーを補
給し、その後ステップS108においてトナー濃度検出
装置を作動させ、前述した動作を行なわせる。
【0060】以下、各コピー動作毎に同様の動作を繰り
返す。なお、本実施例で用いたポリエステル分散型の平
均粒径約10μmのトナーの場合、A4サイズの画像の
欠け幅がすべての端部で1mmの場合には、100%ベ
タ画像で0.7秒のトナー補給時間を必要とした。上記
しきい値T1 の0.1秒はこの実験結果から設定された
が、必要に応じて適宜変更できるものである。また、連
続10枚以上という判断をせずに、合計で10枚という
ような、或は合計で0.1秒というような所定の枚数或
は時間で判断を行なっても良い。勿論、判断する設定値
は10枚或は0.1秒に限られるものではない。さら
に、トナー濃度検出装置は1回のコピー動作毎に作動さ
せずに、コピー数が所定枚数に達したとき毎に、或はク
ロックパルス積算信号値Cの合計値が所定値に達したと
き毎に等のタイミングで作動させてトナー補給量の誤差
を補正するようにしても良い。
【0061】図13は上記第3の制御動作において、例
えば、コピー枚数が50枚に達したらトナー濃度検出装
置を作動させて前述の制御を行なわせるようにした第4
の制御動作を示すフローチャートである。前述したトナ
ー濃度検出装置は参照画像を感光体ドラム17上に形成
するため、参照画像により転写材担持ベルト27が汚れ
ることがある。それ故、本制御動作のように所定の枚数
若しくは所定のコピー動作毎にトナー濃度検出装置を作
動させるようにすれば、転写材担持ベルトの汚れを少な
くすることができる。なお、本例は合計コピー枚数が5
0枚に達したか否かを判断するステップS117を図1
2の第3の制御動作のフローチャートに追加しただけで
あるので、その説明を省略するが、コピー枚数が50枚
に達するまでは(ステップS117のNO)コピー枚数
を積算して一連のコピー動作を続行し、50枚に達した
らステップS108でトナー濃度検出装置を作動させて
前述の補正制御を行なわせるものである。
【0062】以上の実施例では、潜像の現像工程終了後
に現像器にトナーを補給したが、潜像の現像中に、或は
潜像の現像前に現像器にトナーを補給しても良い。
【0063】また、以上の実施例では、推定されるトナ
ー消費量に対応してトナー補給時間を制御したが、モー
タ28を可変速モータとし、推定されるトナー消費量に
対応してモータ28の回転速度、即ちトナー補給速度を
制御するようにしても良い。或はトナー補給時間とトナ
ー補給速度の双方を制御するようにしても良い。
【0064】さらに、以上の実施例では本発明を電子写
真方式のレーザビーム走査型複写機に適用した場合を示
したが、本発明はLEDアレイにより情報光を感光体に
露光する電子写真方式の画像形成装置、イオンジェネレ
ータにより潜像を形成する画像形成装置等に等しく適用
できるものである。勿論、本発明は画像の濃淡表現をデ
ィザ法で行なう画像形成装置にも適用できるし、また、
コンピュータ等から出力された画像情報信号によりトナ
ー像を形成する画像形成装置にも本発明は適用できる。
さらに、画像形成装置や制御系の構成等について必要に
応じて種々の変形及び変更がなし得ることは言うまでも
ない。
【0065】また、上記実施例では、現像器内の現像剤
の実際のトナー濃度を測定するのに、感光体ドラム上に
パッチ画像を形成し、この画像の濃度を測定することに
よっていたが、現像器内の現像剤の透磁率を検知し、そ
の出力によって実際のトナー濃度を検出するインダクタ
ンス検知方式のトナー濃度検出装置を使用しても良い。
或は、現像スリーブ上等の現像剤に直接光を照射し、そ
の反射光を測定することによっても現像剤の実際のトナ
ー濃度を測定することができる。ただし、トナーがカー
ボンブラックで黒色に着色されている場合には、トナー
とキャリアの分光反射率に大差がないので、この方法で
はトナー濃度の検出精度が悪くなり、好ましくない。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、像担持
体と、この像担持体に画像信号に応じて静電像を形成す
る像形成手段と、静電像をトナーとキャリアとを含む現
像剤で現像する現像手段と、現像手段へトナーを補給す
るトナー補給手段と、画像信号の濃度レベル値をカウン
トするカウント手段と、トナー補給手段の補給制御量が
それぞれ異なる所定の複数の信号値範囲のうちカウント
手段によってカウントされた信号値が属する信号値範囲
に基づいてトナー補給手段の補給制御量を決定する制御
手段と、を有する画像形成装置において、カウント手段
によってカウントされた信号値とこの信号値が属する信
号値範囲の最小値との差分に応じてトナー補給手段の補
給制御量を補正する補正手段を有する構成とされるの
で、カウントされる信号値によって推定されるトナー消
費量と、この信号値が属する信号値範囲に基づいたトナ
ー補給手段の制御量との間の微少誤差分を補正すること
ができ、より正確なトナー補給を行うことが可能であ
り、現像剤濃度を常に適正な値に保持することができ
る。このように、本発明によると、高精度なトナーの補
給が行なえ、現像剤のトナー濃度を常に初期設定値の許
容範囲内に確実におさめることができ、常時高画質の濃
度の安定した画像を得ることができる等の顕著な効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の画像形成装置の一例の全体構成を示す説
明図である。
【図2】本発明による画像形成装置に使用できる現像器
の概略構成を示す概略断面図である。
【図3】本発明による画像形成装置の第1の実施例の全
体構成を示す説明図である。
【図4】積算信号値をトナー補給量に換算する際の対応
関係の一例を示す説明図である。
【図5】積算信号値とトナー補給時間との対応関係を示
す特性図である。
【図6】本発明の第1の実施例の第1の制御動作を説明
するためのフローチャートである。
【図7】本発明の第1の実施例の第2の制御動作を説明
するためのフローチャートである。
【図8】本発明による画像形成装置の第2の実施例の全
体構成を示す説明図である。
【図9】図8の画像形成装置において画像信号の濃度情
報をカウントする方法を説明する波形図である。
【図10】本発明の第2の実施例の第1の制御動作を説
明するためのフローチャートである。
【図11】本発明の第2の実施例の第2の制御動作を説
明するためのフローチャートである。
【図12】本発明の第2の実施例の第3の制御動作を説
明するためのフローチャートである。
【図13】本発明の第2の実施例の第4の制御動作を説
明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 撮像素子 4、66 カウンタ 7 モータ駆動回路 8 トナー補給槽 13 半導体レーザ 17 感光体ドラム 20 現像器 21 2成分現像剤 28 モータ 29 トナー 30 搬送スクリュー 31 原稿 33 補正回路 61、67 CPU 65 クロックパルス発振器 72 参照画像信号発生回路 73 光源 74 光電変換素子 75 比較器 76 基準電圧信号源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−63959(JP,A) 特開 昭62−63958(JP,A) 特開 昭62−63957(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/08 G03G 15/00 303

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と、この像担持体に画像信号に
    応じて静電像を形成する像形成手段と、前記静電像をト
    ナーとキャリアとを含む現像剤で現像する現像手段と、
    前記現像手段へトナーを補給するトナー補給手段と、前
    記画像信号の濃度レベル値をカウントするカウント手段
    と、前記トナー補給手段の補給制御量がそれぞれ異なる
    所定の複数の信号値範囲のうち前記カウント手段によっ
    てカウントされた信号値が属する信号値範囲に基づいて
    前記トナー補給手段の補給制御量を決定する制御手段
    と、を有する画像形成装置において、 前記カウント手段によってカウントされた信号値とこの
    信号値が属する信号値範囲の最小値との差分に応じて前
    記トナー補給手段の補給制御量を補正する補正手段を有
    することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記差分は前記制御手段による前記補給
    制御量の決定毎に蓄積され、蓄積された値が所定値以上
    になったとき前記トナー補給手段を補給作動させること
    を特徴とする請求項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記補正手段は、前記差分を前記制御手
    段が次の補給制御量を決定するときの信号値に積算する
    ことを特徴とする請求項1の画像形成装置。
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