JP3004061U - 屋根設置型太陽電池装置 - Google Patents

屋根設置型太陽電池装置

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JP3004061U
JP3004061U JP294U JP294U JP3004061U JP 3004061 U JP3004061 U JP 3004061U JP 294 U JP294 U JP 294U JP 294 U JP294 U JP 294U JP 3004061 U JP3004061 U JP 3004061U
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solar cell
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晋行 辻野
均 岸
征夫 生嶋
達憲 豊田
耕一 岡田
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この考案は、屋根の湾曲及び屋根瓦の凹凸に
関わらず、屋根の形状に沿って設置ができる屋根設置型
太陽電池装置を提供することを目的とする。 【構成】 横断面コ字型の一対の架台13、13が屋根
上に所定の間隔をおいて平行に且つ非開口部が互いに対
向するように配置された支持架台と、横断面コ字型の一
対のパネル連結部材12、12に互いに電気的に接続さ
れた複数の太陽電池モジュール10…が固定された太陽
電池パネル11と、複数の太陽電池パネル11…のそれ
ぞれのパネル連結部材12を架台13にネジ締結要素で
固定したユニットと、を備え、複数の上記ユニット間を
それぞれの架台13、13を連結部材18、18を介し
てネジ締結要素で連結した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、屋根設置型太陽電池に関し、特に一般住宅の既設屋根に設置可能 な屋根設置型太陽電池装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
光エネルギーを直接電気エネルギーに変換する太陽電池は、無尽蔵な太陽光を 主たるエネルギー源としているために、エネルギー資源の枯渇が問題となる中で 脚光を浴びている。
【0003】 この太陽電池を家庭用電源として利用する場合、通常の家庭の消費電力であれ ば、太陽電池の変換効率を10%とすると、30m2 の受光面積があればよい。 この太陽電池の受光面積は、通常の住宅の屋根で十分可能な面積である。
【0004】 そこで、特開昭60−31259号公報などに開示されているような和瓦状の 太陽電池装置やスレート瓦状の太陽電池装置が提案されている。この種の瓦状の 太陽電池は、現存する屋根瓦に変わって敷設するだけでよく、架台などの敷設設 備を必要としない利点を有している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の瓦状の太陽電池装置は、既設の屋根に敷設しようとする と、既に敷設されている屋根瓦を取り外した後、瓦状の太陽電池装置の敷設工事 を行わなくてはならない。そのため、敷設工事に大変な手間がかかり、既設の屋 根には好ましいものとはいえなかった。
【0006】 この考案は、上述した従来の問題点に鑑みてなされたものにして、既設の屋根 に容易に設置できる屋根設置型太陽電池装置を提供することを目的とする。
【0007】 また、この考案は、組立が容易に行える屋根設置型太陽電池装置を提供するこ とを目的とする。
【0008】 この考案は、屋根の湾曲及び屋根瓦の凹凸に関わらず、屋根の形状に沿って設 置ができる屋根設置型太陽電池装置を提供することを目的とする。
【0009】 さらに、この考案は、設置作業性、設置後のメインテナンスが良好に行える屋 根設置型太陽電池装置を提供することを目的とする。
【0010】 この考案は、太陽電池間を接続する配線を保護し、信頼性の高い屋根設置型太 陽電池装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この考案の第1の屋根設置型太陽電池装置は、屋根上に設置される支持枠体に 、互いに電気的に接続された複数の太陽電池パネルが取り付けられていることを 特徴とする。
【0012】 この考案の第2の屋根設置型太陽電池装置は、屋根上に設置される支持枠体に 、互いに電気的に接続された複数の太陽電池パネルが取り付けられてなるユニッ トを複数個連結部材で連結したことを特徴とする。
【0013】 この考案の第3の屋根設置型太陽電池装置は、屋根上に設置される支持枠体に 、互いに電気的に接続された複数の太陽電池パネルが取り付けられてなるユニッ トを互いに上下方向に位置調整可能に連結部材で連結したことを特徴とする。
【0014】 また、この考案の屋根設置型太陽電池装置においては、左右または上下に所定 間隔を設けて、互いのユニットを連結部材で連結するとよい。
【0015】 この考案の屋根設置型太陽電池装置においては、支持枠体と連結部材をネジ締 結要素で連結するとよい。
【0016】 さらに、この考案の屋根設置型太陽電池装置においては、少なくとも支持枠体 または連結部材の一方に長孔を設け、この長孔を介して支持枠体と連結部材とを ネジ締結要素で連結するとよい。
【0017】 また、この考案の屋根設置型太陽電池装置においては、上記支持枠体は横断面 コ字型の一対の架台が所定の間隔をおいて平行に且つ非開口部が互いに対向する ように配置されてなり、上記太陽電池パネルは横断面コ字型の一対のパネル連結 部材に複数の太陽電池モジュールが固定されるように構成するとよい。
【0018】 さらに、この考案の屋根設置型太陽電池装置においては、上記架台の開口部と 上記パネル連結部材の少なくとも端部開口部が同一方向に配置され、この開口部 側にて両者がネジ締結要素で固定されるように構成するとよい。
【0019】 また、この考案の屋根設置型太陽電池装置においては、上記ユニット間を連結 する連結部材として、横断面コ字型の部材を用い、開口部側を屋根側に配置する とともに、開口部内にユニット間の電気配線を配設するとよい。
【0020】
【作用】
この考案の第1の屋根設置型太陽電池装置によれば、屋根上に設置される支持 枠体に、互いに電気的に接続された複数の太陽電池パネルを取り付けるだけで、 既設の屋根を取り替える必要もなく容易に太陽電池装置が設置できる。
【0021】 この考案の第2の屋根設置型太陽電池装置によれば、連結部材で複数個のユニ ットを連結することで、屋根の形状、必要な受光面積に対応して最適な屋根設置 型太陽電池が提供できる。
【0022】 この考案の第3の屋根設置型太陽電池によれば、ユニットを互いに上下方向に 位置調整可能に連結部材で連結しているので、屋根の形状に沿って太陽電池が設 置できる。
【0023】 また、この考案の屋根設置型太陽電池装置においては、左右または上下に所定 間隔を設けて、互いのユニットを連結部材で連結することで、その間隔を通って 作業者が入り作業が行えるので、組立、設置作業性、及びメンテナンスが容易に なる。
【0024】 さらに、この考案の屋根設置型太陽電池装置においては、上記架台の開口部と 上記パネル連結部材の少なくとも端部開口部が同一方向に配置されることで、こ の開口部側で作業者が両者をネジ締結要素容易に組立ができ、組立の作業性が向 上する。
【0025】 この考案の屋根設置型太陽電池装置においては、上記ユニット間を連結する連 結部材として、横断面コ字型の部材を用い、開口部側を屋根側に配置するととも に、開口部内にユニット間の電気配線を配設することで、接続する配線を雨や直 射日光にさらすことがなくなり、配線が保護できる。
【0026】
【実施例】
以下、この考案の実施例について、図面を参照して説明する。 図1ないし図6は、この考案の第1実施例を示している。 以下の説明において、前とは、図1に示す切妻屋根21のうち、太陽電池装置 20が設置される面の軒下側を、後ろとは軒天側を、それぞれいうものとする。
【0027】 図1は、既設家屋の屋根上に設置された屋根設置型太陽電池装置を示す斜視図 、図2は、この屋根設置型太陽電池の要部を示す斜視図、図3は、既設家屋の屋 根上に設置された屋根設置型太陽電池装置を示す平面図である。
【0028】 南側に面している屋根21の屋根瓦22上に、横断面コ字型の一対のベース支 持架台13、13が前後方向に間隔をおいて平行に且つ非開口部が互いに対向す るように配されている。このベース支持架台13には、屋根瓦22を保護するた めに、木材からなる保護材14が取り付けられている。
【0029】 このベース支持架台13、13は、ワイヤにより、家屋に取り付け固定される 。家屋への固定は、例えば、図8に示すように、ワイヤ32が、母屋38に取り 付けられたクランプ部材34にターンバックル33を介して取り付けられる。ク ランプ部材34の下端部は、母屋38にボルト37によって固定された固定金具 36に差し込まれている。また、屋根側には、クランプ部材34を垂直姿勢に保 持するための案内部材35が固定されており、この案内部材35にクランプ部材 34の中間部が案内されている。
【0030】 そして、図2に示すように、開口部が互いに対向するように配置した横断面コ 字型の一対のパネル連結部材12、12に複数の太陽電池モジュール10…、こ の実施例では3個の太陽電池モジュール10、10、10が固定され太陽電池パ ネル11が構成される。すなわち、この考案において、太陽電池パネル11とは 、一対のパネル連結部材12、12に複数の太陽電池モジュール10…を固定し たものをいう。そして、太陽電池パネル11を複数個、この実施例では、4個の 太陽電池パネル11…がベース支持架台13、13上に固定され、この考案の屋 根設置型太陽電池装置の基本ユニット30が構成される。すなわち、この考案に おいて、基本ユニット30とは、一対のベース支持架台13、13上に複数の太 陽電池パネル11…を固定したものをいう。従って、この実施例では、基本ユニ ット30に12個の太陽電池モジュール10…が固定されている。
【0031】 上記太陽電池パネル11とベース支持架台13との取り付けは、パネル連結部 材12に設けられた連結用孔12aとベース支持架台13に設けられた連結用孔 13aに図示しないボルトを通し、ボルトとナットで両者を固定する。図3に示 すように、ベース支持架台13の開口部及びパネル連結部12の端部開口部とが 作業者に臨むように配置されているので、両者の固定の作業が容易に行える。
【0032】 図9は、この考案に用いられる太陽電池モジュール10の一例を示す断面図で ある。
【0033】 図9に示すように、強化ガラスなどの透光性且つ絶縁性を有する材料からなる 基板1の表面に、一定間隔でこの基板1上に直接光電変換領域2が設けられてい る。光電変換領域2は、例えば基板1側から、酸化錫、酸化インジウム錫などの 透明導電膜3と、その内部に半導体接合を備えた非晶質シリコンまたは多結晶シ リコンからなる半導体膜4と、半導体膜4とオーミック接触するアルミニウムな どの裏面電極膜5とが、順次積層されたミクロンオーダの薄膜状を呈する。
【0034】 光電変換領域2が設けられた基板1はアルミニウムなどからなる外枠6により 保持され、その表面は樹脂層7により被覆され保護されている。
【0035】 前述したパネル連結部材12と太陽電池モジュール10の外枠6とをボルト、 ナット用いて、または連結部材12または外枠10のどちらか一方にネジを切っ ておきネジ締めにより取り付けることにより両者は固定される。
【0036】 さて、この考案の屋根設置型太陽電池装置は、屋根の形状及び希望する出力電 圧に応じた受光面積を確保するため、図2ないし図4に示すように、上述した基 本ユニット30を複数個を連結部材で連結して構成される。
【0037】 図4は各基本ユニット30のベース支持架台13、13間の連結態様を示す斜 視図である。
【0038】 図4に示すように、一対のベース支持架台13、13間はスペーサ17をL字 型固定金具17aを介して連結固定されている。このスペーサ17は太陽電池パ ネル11の長さとベース支持架台13、13間の長さを合わせるとともに、ベー ス支持架台13の強度を保たせるために用いられる。この固定金具17aとスペ ーサ17及びベース支持架台13間の固定は、ネジ止め、リベット止め、溶接な どにより行われる。
【0039】 基本ユニット30、30間の横方向の連結は、ベース支持架台13の背面部に 板状の固定金具16を介して行われる。ベース支持架台13と固定金具16の固 定は、両者のそれぞれ対応する位置に孔が設けられ、その孔にボルトを通し、ネ ジ止めする構成になっている。従って、基本ユニット30、30間は、ボルト、 ナットを締め付けて締結するまでは、上下に少し移動ができる。すなわち、固定 金具16とベース支持架台13とを締結するまでは、ベース支持架台13と固定 金具16とは相対的に揺動可能に構成している。このようにした理由については 、後述する。
【0040】 基本ユニット30、30間の前後方向の連結は、L字状の固定金具18aと横 断面コ字状の連結金具18を介して行われる。ベース支持架台13の開口部内に は、L字状の固定金具17がネジ止め、リベット止め等により固定されている。 そして、連結金具18の開口部が屋根側に向くようにして固定金具18aに連結 固定する。固定金具18aと連結金具18との固定は、両者のそれぞれ対応する 位置に孔が設けられ、その孔にボルトを通し、ネジ止めする構成になっている。 従って、ユニット30、30間は、ボルト、ナットを締め付けて締結するまでは 、前述した横方向と同様に前後方向に対しても上下に少し移動ができる。すなわ ち、両ベース支持架台13、13に固定した固定金具18aと連結金具18とを 締結するまでは、ベース支持架台13と連結金具18とは相対的に揺動可能に構 成している。このようにした理由については、後述する。
【0041】 また、上記連結金具18の長さは、この実施例では、基本ユニット30、30 間を連結した際に、連結金具18で連結される支持架台13、13間に作業者の 足が入る程度の長さ、例えば支持架台13、13間が20〜30cm程度開くよ うに設定されている。
【0042】 図5に示すように、屋根は、前後すなわち、軒下側から軒天側に対し、所定の 角度の勾配が設けられ、この勾配は軒天から軒下にかけて徐々に角度が小さくな るように、屋根が湾曲形状になっている場合が多い。また、瓦の種類により屋根 瓦の凹凸も様々な大きさになる。
【0043】 また、図6に示すように、屋根の横方向に対しても、建物の施工上、湾曲して いる場合が多くみられる。
【0044】 このような形状の屋根の上に全体として底面が側面または前方に平面状の太陽 電池装置を設置すると、屋根と太陽電池装置との隙間が場所によって大きく異な ることになる。屋根の上に設置する太陽電池装置はできるだけ屋根の形状に沿わ せて、両者の間隔をほぼ同じにして太陽電池の架台と屋根の隙間を小さくし、耐 風力(台風時の強風など)強度を上げて配置することが、太陽電池の強度及び設 置方法などからして好ましい。
【0045】 そこで、この考案では、前述したように、屋根21の前後方向では、図5に示 すように、前後の基本ユニット30、30を連結金具18に対して図中矢印方向 (上下方向)に移動させて、それぞれの基本ユニット30、30のベース支持架 台13を屋根瓦の凹凸及び屋根の湾曲に対応させて最適な位置になるように調整 し、固定金具18aと連結金具18とを締結して固定する。
【0046】 また、屋根21の左右方向では、図6に示すように、左右の基本ユニット30 、30を固定金具16に対して上下方向に移動させて、それぞれの基本ユニット 30、30のベース支持架台13を屋根21の湾曲に対応させて最適な位置にな るように調整し、ベース支持架台13、13、固定金具16を締結して固定する 。
【0047】 このようにベース支持架台13、13を屋根21上に配置することにより、屋 根21の湾曲及び屋根瓦の凹凸に関わらず、屋根21の形状に沿って太陽電池装 置を設置することができる。
【0048】 図7にベース支持架台13、13間の調整量を多くした実施例を示す。 図7に示すものは、連結金具18に長孔18bを設け、この長孔18bと固定金 具18の孔との間にボルトを通し、ネジ止めする構成になっている。このように 、一方の孔を長孔にすることで、連結金具18とベース支持架台13はボルトを 中心とした揺動移動量に長孔18bの長さ方向の距離の移動量を加算した量だけ 、ベース支持架台13、13間の調整量を多くすることができる。
【0049】 また、屋根の横方向のベース支持架台13、13間を連結する固定金具16の 孔を長孔で構成すれば、上記と同様に調整量を多くすることができる。
【0050】 この実施例における屋根設置型太陽電池装置では、複数の基本ユニット30、 30…により構成されているため、これら基本ユニット30、30間をリード線 を用いて電気的接続を行い各太陽電池パネル11の電力を重畳して屋内に取り込 むようにしている。各基本ユニット30、30間のリード線配線は太陽電池パネ ル11の裏面側すなわち、太陽電池パネル11の屋根の面している側にリード線 を取り付けて行うことにより、雨や直射日光などからリード線を保護しているが 、この実施例では、前後の基本ユニット30、30間は作業性の観点から作業員 の足が入る程度間隔を開けている。このため、この間では配線用のリード線が露 出するおそれがあるが、この実施例では、基本ユニット30、30間を連結する 連結部材として、横断面コ字状の連結金具18を用い、その開口面が屋根側に面 するようにしているので、この連結金具18の中にリード線配線を通すことで、 リード線を雨や直射日光などから保護することができる。
【0051】 次に、図1ないし図6を参照して、この考案の太陽電池装置の設置方法につき 説明する。
【0052】 まず、スペーサ17が固定された一対のベース支持架台13、13間を用意す る。ベース支持架台13に連結用の固定金具16と連結金具18を仮止めする。 このベース支持架台13と連結される側のベース支持架台13には固定金具16 及び連結金具18は取り付けていないが、連結金具18を取り付けるための固定 金具18aはベース支持架台13に固定しておく。
【0053】 そして、開口部が互いに対向するように配置した横断面コ字型の一対のパネル 連結部材12、12に、この実施例では3個のモジュール10、10、10を固 定し、太陽電池パネル11を準備する。この実施例では、4個の太陽電池パネル 11…をベース支持架台13、13上に載せ、パネル連結部材12に設けられた 連結用孔12aとベース支持架台13に設けられた連結用孔13aにボルトを通 し、ボルトとナットで両者を固定する。前述したように、支持台13の開口部及 びパネル連結部12の端部開口部とが作業者に臨むように配置されているので、 両者の固定作業が容易に行える。
【0054】 ベース支持架台13に4個の太陽電池パネル11を固定した基本ユニット30 を屋根21上に持ち上げ、複数の基本ユニット30…が屋根21の上に載置され ると、この基本ユニット30、30間を連結する。
【0055】 前述したように、屋根21の前後方向では、図5に示すように、前後の基本ユ ニット30、30を連結金具18に対して図中矢印方向に移動させて、それぞれ の基本ユニット1、1の支持架台を屋根瓦の凹凸及び屋根の湾曲に対応させて最 適な位置になるように調整し、固定金具18aと連結金具18とをネジ締結要素 で締結して固定する。
【0056】 屋根の左右方向では、図6に示すように、左右の基本ユニット30、30を固 定金具16に対して上下方向に移動させて、それぞれの基本ユニット30、30 のベース支持架台13を屋根21の湾曲に対応させて最適な位置になるように調 整し、ベース支持架台13、13と固定金具16をネジ締結要素で締結して固定 する。これらユニット30、30間の連結の際に電気的接続も同時に行う。基本 ユニット30、30間を連結する作業時には、連結金具18で連結されるベース 支持架台13、13間に作業者の足が入る程度の間隔が開いているので、作業者 はこの間を通ることで、太陽電池を痛めずに容易に作業が行える。
【0057】 そして、外周に位置するベース支持架台13、13をワイヤにより、家屋に取 り付けることにより、この考案の太陽電池装置が屋根に設置される。
【0058】 上述した方法では、基本ユニット30までを地上で作成しているが、これは屋 根の上での作業をできるだけ避けるとともに、重量が大きくなりすぎて持ち上げ に際して大がかりならないように作業性を考慮したためである。
【0059】 もちろん、すべてのベース支持架台13を先に屋根上に設置して、その後に太 陽電池パネルをベース支持架台13に取り付けるように作業をすることもできる 。
【0060】 また、この考案の太陽電池装置では、連結金具18で連結される支持架台13 、13間に作業者の足が入る程度の間隔が開いているので、設置後どれかの太陽 電池パネル(または太陽電池モジュール)が壊れ、交換する必要がある場合には 、その場所まで作業者が容易に行くことができ、破損したものだけ交換すること ができるのでメンテナンス性にも優れる。
【0061】 なお、上述した実施例では、連結金具18で連結される支持架台13、13間 に作業者の足が入る程度の間隔を開けているが、このような間隔は設けずに、基 本ユニット30、30間の位置調整が可能なだけの間隔にしてもよい。しかし、 このような間隔にした場合には、設置後のメンテナンス性がこの実施例よりは劣 ることはやも得ない。
【0062】 なお、上記した実施例においては、ベース支持架台13、13に固定された固 定金具18aと連結金具18との取り付け、また、ベース支持架台13、13と 固定金具16との取り付けをボルトとナットで行っていいるが、これ以外に、ど ちらか一方にネジを切っておき、ネジ締めにより固定することもできる。
【0063】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案の第1の屋根設置型太陽電池装置によれば、屋根 上に設置される支持枠体に、互いに電気的に接続された複数の太陽電池パネルを 取り付けるだけで、既設の屋根を取り替える必要もなく容易に太陽電池装置が設 置できる。
【0064】 この考案の第2の屋根設置型太陽電池装置によれば、連結部材で複数個のユニ ットを連結することで、屋根の形状、必要な受光面積に対応して最適な屋根設置 型太陽電池装置が提供できる。
【0065】 この考案の第3の屋根設置型太陽電池によれば、ユニットを互いに上下方向に 位置調整可能に連結部材で連結しているので、屋根の形状に沿って太陽電池が設 置でき、太陽電池の強度及び設置方法が向上する。
【0066】 また、この考案の屋根設置型太陽電池装置においては、左右または上下に所定 間隔を設けて、互いのユニットを連結部材で連結することで、作業者はこの間隔 を通ることで、太陽電池を痛めずに容易に作業が行えるので、組立、設置作業性 、及びメンテナンスが容易になる。
【0067】 さらに、この考案の屋根設置型太陽電池装置においては、上記架台の開口部と 上記パネル連結部材の少なくとも端部開口部が同一方向に配置されることで、こ の開口部側で作業者が両者をネジ締結要素容易に組立ができ、組立の作業性が向 上する。
【0068】 この考案の屋根設置型太陽電池装置においては、上記ユニット間を連結する連 結部材として、横断面コ字型の部材を用い、開口部側を屋根側に配置するととも に、開口部内にユニット間の電気配線を配設することで、接続する配線を雨や直 射日光にさらすことがなくなり、配線が保護できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】既設家屋の屋根上に設置されたこの考案の屋根
設置型太陽電池装置を示す斜視図である。
【図2】この考案の屋根設置型太陽電池の要部を示す斜
視図である。
【図3】既設家屋の屋根上に設置されたこの考案の屋根
設置型太陽電池装置を示す平面図である。
【図4】この考案の各基本ユニットのベース支持架台間
の連結態様を示す斜視図である。
【図5】この考案の屋根の前後方向における各基本ユニ
ットの間の連結態様を示す側面図である。
【図6】この考案の屋根の左右方向における各基本ユニ
ットの間の連結態様を示す正面図である。
【図7】この考案の屋根の前後方向における各基本ユニ
ットの間の連結態様の他の例を示す側面図である。
【図8】太陽電池装置の家屋への取り付け例を示す斜視
図である。
【図9】この考案に用いられる太陽電池モジュールの一
例を示す断面図である。
【符号の説明】
10 太陽電池モジュール 11 太陽電池パネル 12 パネル連結部材 13 ベース支持架台 16 固定金具 18 連結金具
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年5月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項5
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項6
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項7
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項8
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項9
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項10
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項11
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項14
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項15
【補正方法】変更
【補正内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 豊田 達憲 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)考案者 岡田 耕一 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (15)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根上に設置される支持枠体に、互いに
    電気的に接続された複数の太陽電池パネルが取り付けら
    れていることを特徴とする屋根設置型太陽電池装置。
  2. 【請求項2】 屋根上に設置される支持枠体に、互いに
    電気的に接続された複数の太陽電池パネルが取り付けら
    れてなるユニットを複数個連結部材で連結したことを特
    徴とする屋根設置型太陽電池装置。
  3. 【請求項3】 屋根上に設置される支持枠体に、互いに
    電気的に接続された複数の太陽電池パネルが取り付けら
    れてなるユニットを互いに上下方向に位置調整可能に連
    結部材で連結したことを特徴とする屋根設置型太陽電池
    装置。
  4. 【請求項4】 左右または上下に所定間隔を設けて、互
    いのユニットを連結部材で連結したことを特徴とする請
    求項2に記載の屋根設置型太陽電池。
  5. 【請求項5】 左右または上下に所定間隔を設けて、互
    いのユニットを連結部材で連結したことを特徴とする請
    求項3に記載の屋根設置型太陽電池。
  6. 【請求項6】 支持枠体と連結部材をネジ締結要素で連
    結したことを特徴とする請求項4に記載の屋根設置型太
    陽電池。
  7. 【請求項7】 支持枠体と連結部材をネジ締結要素で連
    結したことを特徴とする請求項5に記載の屋根設置型太
    陽電池。
  8. 【請求項8】 少なくとも支持枠体または連結部材の一
    方に長孔を設け、この長孔を介して支持枠体と連結部材
    とをネジ締結要素で連結したことを特徴とする請求項4
    に記載の屋根設置型太陽電池。
  9. 【請求項9】 少なくとも支持枠体または連結部材の一
    方に長孔を設け、この長孔を介して支持枠体と連結部材
    とをネジ締結要素で連結したことを特徴とする請求項5
    に記載の屋根設置型太陽電池。
  10. 【請求項10】 上記ユニット間を連結する連結部材と
    して、横断面コ字型の部材を用い、開口部側を屋根側に
    配置するとともに、開口部内にユニット間の電気配線を
    配設することを特徴とする請求項6または8に記載の屋
    根設置型太陽電池。
  11. 【請求項11】 上記ユニット間を連結する連結部材と
    して、横断面コ字型の部材を用い、開口部側を屋根側に
    配置するとともに、開口部内にユニット間の電気配線を
    配設することを特徴とする請求項7または9に記載の屋
    根設置型太陽電池。
  12. 【請求項12】 上記支持枠体は横断面コ字型の一対の
    架台が所定の間隔をおいて平行に且つ非開口部が互いに
    対向するように配置されてなり、上記太陽電池パネルは
    横断面コ字型の一対のパネル連結部材に複数の太陽電池
    モジュールが固定されてなることを特徴とする請求項1
    0に記載の屋根設置型太陽電池装置。
  13. 【請求項13】 上記支持枠体は横断面コ字型の一対の
    架台が所定の間隔をおいて平行に且つ非開口部が互いに
    対向するように配置されてなり、上記太陽電池パネルは
    横断面コ字型の一対のパネル連結部材に複数の太陽電池
    モジュールが固定されてなることを特徴とする請求項1
    1に記載の屋根設置型太陽電池装置。
  14. 【請求項14】 上記架台の開口部と上記パネル連結部
    材の少なくとも端部開口部が同一方向に配置され、この
    開口部側にて両者がネジ締結要素で固定されていること
    を特徴とする請求項12に記載の屋根設置型太陽電池。
  15. 【請求項15】 上記架台の開口部と上記パネル連結部
    材の少なくとも端部開口部が同一方向に配置され、この
    開口部側にて両者がネジ締結要素で固定されていること
    を特徴とする請求項13に記載の屋根設置型太陽電池。
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