JP3003594U - 熱転写装置における熱盤支持装置 - Google Patents
熱転写装置における熱盤支持装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 熱盤に取り付けた版を転写フィルムを介して
被転写物に押し付けることにより、上記版に設けたパタ
ーンを被転写物に転写印刷する熱転写装置において、上
記熱盤の支持構造を簡素化し、その取り付け取り外しを
容易化することを目的とする。 【構成】 フレーム部材13の前端部における底板94
と熱盤11の上面との間にパイプ部材14を介在させる
と共に、上記底板94からパイプ材14の中心部を通る
1本のボルト95により、該パイプ部材14を介して熱
盤11をフレーム部材13の下面に支持させるように構
成する。
被転写物に押し付けることにより、上記版に設けたパタ
ーンを被転写物に転写印刷する熱転写装置において、上
記熱盤の支持構造を簡素化し、その取り付け取り外しを
容易化することを目的とする。 【構成】 フレーム部材13の前端部における底板94
と熱盤11の上面との間にパイプ部材14を介在させる
と共に、上記底板94からパイプ材14の中心部を通る
1本のボルト95により、該パイプ部材14を介して熱
盤11をフレーム部材13の下面に支持させるように構
成する。
Description
【0001】
本考案は熱転写装置における熱盤支持装置の改良に関する。
【0002】
樹脂成形品等の表面に所定の図柄や文字等のパターンを転写印刷する場合に用 いられる熱転写装置は、例えば実公平5−23334号公報に開示されているよ うに、表面に上記パターンを刻設した版を熱盤に取り付け、これを転写フィルム を介して上記樹脂成形品等の被転写物に押し付けることにより、その圧力と熱盤 からの熱とで上記パターンを被転写物に転写印刷するように構成したものであり 、その場合に、上記熱盤は、モータやエアシリンダ等によって昇降される昇降部 材に支持され、該部材を介して上方の退避位置と下方の転写位置との間で昇降さ れるように構成される。
【0003】
ところで、従来においては、上記熱盤は昇降部材に多数のボルト等を用いて取 り付けられているため、該熱盤やこれに内装されているヒータの点検、修理或は 交換等のメインテナンス作業に際して該熱盤を取り外し或は取り付ける場合に、 長時間を要することになっていた。
【0004】 また、この種の熱転写装置においては、被転写物に対する転写パターンの向き を変更可能とすることが要求される場合があり、この場合、上記熱盤とこれを支 持する昇降部材との間に、熱盤と共に版を水平面内で回動させるための機構が必 要とされていたのである。
【0005】 さらに、この熱盤には上記のようにヒータが内装され、また、このヒータによ る加熱温度を検出するためのセンサが備えられることがあり、したがって該熱盤 には電気コードが接続されることになるが、従来においては、このコードが外部 に露出した状態で熱盤から当該熱転写装置の本体内に導かれていたのが通例であ り、この場合、見栄えが悪く、また、コードを損傷するおそれがあった。
【0006】 そこで、本考案は、主として小型もしくは簡易型の熱転写装置において、熱盤 の支持構造を簡素化して、そのメインテナンス作業等に際しての取り付け取り外 しを容易化すると共に、該熱盤をその支持部材に対して水平面内で回動可能とし て、版の向き、即ち被転写物に対する転写パターンの向きを任意に変更可能とす ることを第1の課題とする。
【0007】 また、熱盤に接続された電気コードを外部に露出させることなく本体内に導く ようにして、該コードの損傷を防止し、かつ見栄えをよくすることを第2の課題 とする。
【0008】
上記課題を解決するため、本考案に係る熱転写装置における熱盤支持装置は、 次のような手段を用いたことを特徴とする。
【0009】 すなわち、本願の請求項1に係る考案(以下、第1考案という)は、昇降フレ ームに支持された熱盤の下面に所定の転写パターンを形成した版を取り付け、こ れを下方にセットされた被転写物に転写フィルムを介して押し付けることにより 、その圧力と熱盤からの熱とで上記転写パターンを被転写物に転写印刷する熱転 写装置において、上記昇降フレームの下面にパイプ部材を介して熱盤を取り付け ると共に、この熱盤を、上記昇降フレームの下面からパイプ部材の中心部に挿通 されて下端部が該熱盤の上面中央部に螺合された1本のボルトによって支持する ように構成したことを特徴とする。
【0010】 また、請求項2に係る考案(以下、第2考案という)は、上記第1考案の熱転 写装置において、熱盤に接続された電気コードをパイプ部材内を通して昇降フレ ーム側へ導くように構成したことを特徴とする。
【0011】
上記の構成によれば、次のような作用が得られる。
【0012】 まず第1考案によれば、1本のボルトを昇降フレームの下面からパイプ部材の 中心部を通して、その下端部を熱盤の上面中央部のネジ穴に螺合して締め込むこ とにより、昇降フレームとパイプ部材と熱盤とが結合されて、該熱盤がパイプ部 材を介して昇降フレームに取り付けられると共に、その場合に昇降フレームに対 して熱盤を水平面内で任意の方向に向けて取り付けることが可能となるから、被 転写物に対する版の向き、即ち転写するパターンの向きを任意に設定、変更する ことが可能となる。
【0013】 また、第2考案によれば、上記第1考案の作用に加えて、熱盤に接続されたヒ ータ用等の電気コードが該熱盤からパイプ部材内を通って昇降フレーム側に導か れるから、このコードを外部に露出させることなく当該熱転写装置の本体内に導 入することが可能となる。
【0014】
以下、本発明の実施例について説明する。
【0015】 図1に示すように、この実施例に係る熱転写装置1は、卓上での使用に適する ようにコンパクトに構成されたもので、その全体形状は、基台部2と、その後部 に立設された本体部3とで構成されている。そして、基台部2の前部上面には、 被転写物の受け台4が前方へスライド可能に配置されている。
【0016】 一方、本体部3の前面には開口部3aが設けられ、この開口部3aから前方へ 熱盤支持ユニット10が突出されて、該ユニット10の下端に取り付けられた熱 盤11が上記被転写物の受け台4を下方に臨んでいる。また、この熱盤支持ユニ ット10の左右両側にわたってフィルム供給装置20が配置されていると共に、 本体部3の前面の上部には各種のキーやスイッチや表示器等が配設された操作パ ネル5が設けられている。ここで、上記開口部3aは、熱盤支持ユニット10の 昇降を許容する蛇腹部材6で覆われている。
【0017】 上記フィルム供給装置20は、熱盤支持ユニット10に支持部材21,21を 介して取り付けられたフレーム22を有し(図2、図3参照)、このフレーム2 2の一端側に転写フィルムのロールを支持したフィルム供給部23が、他端側に 転写済みフィルムの巻き取り部24がそれぞれ配置されていると共に、上記供給 部23から巻き取り部24へ、上記熱盤11の下方を通過させて転写フィルムF を案内する複数のガイドローラ25…25と、巻き取り部24における巻き取り ローラ26を駆動することにより、転写フィルムFを供給部23から繰り出して 熱盤11の下方に供給する送りモータ27とが備えられている。
【0018】 次に、上記熱盤支持ユニット10の昇降機構の構成を説明する。
【0019】 図2及び図3に示すように、本体部3の内部の左右両側には側板7,8が配設 され、これらの側板7,8の内面に上下方向に延びる一対のガイドレール31, 31が配設されていると共に、熱盤支持ユニット10のベース部材12の左右両 端部には上記ガイドレール31,31にそれぞれ係合されたスライドブロック3 2,32が固着され、これにより、該ベース部材12ないし熱盤支持ユニット1 0の全体がガイドレール31,31に沿って上下に昇降自在とされている。
【0020】 そして、上記ベース部材12には、上記本体部3の前面の開口部3aから前方 へ突出するフレーム部材13が設けられていると共に、このフレーム部材13の 前端部下面にパイプ部材14を介して上記熱盤11が支持され、その下面に版A が取り付けられるようになっている。なお、熱盤11の構造及びその支持構造に ついては、後に詳細に説明する。
【0021】 一方、本体部3内には、熱盤駆動ユニット40が収納されており、この熱盤駆 動ユニット40は、モータ41と、該モータ41の出力回転を減速する減速機4 2とで構成され、この減速機42の出力軸42aと上記熱盤支持ユニット10に おけるベース部材12との間にクランク機構43が介設されている。
【0022】 また、このクランク機構43は、減速機42の出力軸42aに固着された円板 44と、その円板44の偏心位置に一端が回転自在に連結され、他端が上記ベー ス部材12に固着されたブラケット45にピン46を介して連結されたコネクテ ィングロッド47とで構成され、上記減速機42の出力軸42aと共に円板44 が回転したときに、コネクティングロッド47を介してベース部材12ないし熱 盤支持ユニット10の全体が昇降するようになっている。ここで、上記コネクテ ィングロッド47は中央の六角部47aを回動させることにより全長が伸縮する ようになっている。
【0023】 さらに、図2及び図4に示すように、上記熱盤駆動ユニット40は保持部材5 1に保持され、該保持部材51の筒状部51aに変速機42の出力軸42aが貫 通されて、軸受52,52を介して回転自在に支持されていると共に、該保持部 材51の左右両側に延びるフランジ部51b,51bには連結部材53,53を 介して一対のスライドブロック54,54がそれぞれ結合されており、これらの スライドブロック54,54が、上記熱盤支持ユニット10のベース部材12に 固着された一対のスライドブロック32,32の下方において上記ガイドレール 31,31にそれぞれ係合されている。これにより、モータ41と減速機42と でなる熱盤駆動ユニット40も、ガイドレール31,31に沿って上下に昇降自 在とされている。
【0024】 そして、図4及び図5に示すように、上記保持部材51の一方のフランジ部5 1bに連結された連結部材53の下端部には後方への突出部53aが設けられ、 この突出部53aに形成されたネジ穴53bにネジ軸61が螺合されている。こ のネジ軸61は本体部3の当該側部の側板8の内面に沿って上下方向に延びて、 上下の軸受62,62を介して回転自在に立設されていると共に、上部に第1傘 歯車63が固着されている。また、上記側板8には、この第1傘歯車63に噛み 合った第2傘歯車64が軸受65を介して回転自在に備えられ、この第2傘歯車 64の軸部64aが本体部3の外側に突出されて、その突出部にハンドル66が 取り付けられている。
【0025】 したがって、このハンドル66を回動させれば、第2、第1傘歯車64,63 を介してネジ軸61が回動し、これに伴って上記連結部材53、保持部材51な いし熱盤駆動ユニット40の全体がガイドレール31,31に沿って昇降するこ とになる。
【0026】 また、図2及び図4に示すように、熱盤駆動ユニット40の保持部材51にお ける他方のフランジ部51bに連結された連結部材53には、本体部3の当該側 部における側板7の内面に沿って後方へ延びる延長部材71が固着されていると 共に、上記側板7には、この延長部材71の後方に位置するように、固定部材7 2が固着されている。
【0027】 上記延長部材71には、両側面が傾斜した縦方向の溝71aと、その溝71a の底部において上下方向に延びる長穴71bとが設けられている。また、固定部 材72には、側板7に固着された基部72aから薄肉部72bを介して前方に延 び、かつ両側面が上記延長部材71の溝71aの両側面の傾斜に対応する傾斜面 とされて、この傾斜面同志が対接するように溝71aに係合する係合部72cが 設けられている。そして、上記延長部材71の長穴71bを貫通するネジ軸73 が固定部材72の係合部72cに螺合されていると共に、このネジ軸73の本体 部3から外部に突出した端部にはレバー74が取り付けられている。
【0028】 したがって、このレバー74により、ネジ軸73を所定方向に回動させれば、 固定部材72の係合部72cが延長部材71の溝71aに係合して、該延長部材 71を側板7の内面に押し付けることになり、これにより、該延長部材71、連 結部材53及び保持部材51を介して熱盤駆動ユニット40の全体が固定され、 また、上記レバー74を逆方向に回動させれば、上記延長部材71と固定部材7 2との係合が解除されて、前述のハンドル66の操作により熱盤駆動ユニット4 0の全体を昇降させることが可能となる。
【0029】 なお、この実施例では、本体部3内にモータ41の起動、停止等を制御するイ ンバータ80(図3参照)が収納されている。
【0030】 次に、本案の特徴部である熱盤11及びその支持構造について詳細に説明する 。
【0031】 まず、図6に示すように、熱盤11は、本体81と、その上下にそれぞれ重ね られた蓋板82及び加熱板83とで3重構造とされており、本体81の上面に設 けられた凹部内にヒータ84及びヒータ押え板85が収納されて、これらが上記 蓋板82によって覆われている。また、本体の81の下面には、該本体81の両 側部に固着された支持部材86,86により上記加熱板83が該本体81に重ね られた状態で支持されている。そして、上記ヒータ84から導かれた電気コード 87が蓋板82に設けられた孔82aから熱盤11の上方に導き出され、また、 該蓋板82にはヒータ84による加熱温度を検出するセンサ88が取り付けられ 、そのコード89が同じく上方に導き出されている。
【0032】 一方、図2に示した熱盤支持ユニット10におけるベース部材12から前方に 突出されたフレーム部材13の前端部には、左右の側板91,91間に、第1、 第2縦壁92,93と、両縦壁92,93間に配設された底板94とが配設され ている。
【0033】 そして、この底板94と上記熱盤11における蓋板82との間にパイプ部材1 4が介設され、底板94の中央部に設けられた孔94aに挿通されたボルト95 が、頭部95aを底板94に係止された状態で、かつパイプ部材14の中心部を 通った上で、上記熱盤11の蓋板82の中央部に設けられたネジ穴82bに螺合 され、これにより、熱盤11がパイプ部材14を介してフレーム部材13の前端 部下方に支持されている。
【0034】 また、上記熱盤11から導かれた電気コード87,89は、パイプ部材14内 を通過した上で、上記フレーム部材13における底板94に設けられた孔94b ,94bを通って該フレーム部材13内に導入され、さらに第2縦壁93に設け られた孔93a,93aから左右の側板91,91間を通って該フレーム部材1 3の後方へ導かれ、当該熱転写装置1の本体部3内に導入されている。
【0035】 次に、この熱転写装置1の作動を説明する。
【0036】 まず、図1、図2に示すように、熱盤支持ユニット10が上方に位置する状態 で、フィルム供給装置20に転写フィルムFをセットすると共に、熱盤11の下 面に版Aを取り付け、さらに基台部2の受け台4上に被転写物Bをセットし、こ の状態でインバータ80の制御により熱盤駆動ユニット40におけるモータ41 を作動させる。
【0037】 このモータ41の作動により、減速機42を介してクランク機構43における 円板44が回転されることになり、これにより、該クランク機構43のコネクテ ィングロッド47を介して熱盤支持ユニット10の全体が一対のガイドレール3 1,31に案内されて図示の上方位置から下動することになる。
【0038】 そして、クランク機構43ないし熱盤支持ユニット10の昇降の下死点におい て、熱盤11の下面に取り付けられた版Aが転写フィルムFを介して受け台4上 にセットされた被転写物Bの上面に所要の圧力で押し付けられることになり、そ のときの圧力と熱盤11からの熱とで、版Aに設けられている転写パターンが被 転写物Bの上面に転写印刷されることになる。
【0039】 その後、上記モータ41がさらに回転することにより、クランク機構43を介 して熱盤支持ユニット10が上昇すると共に、フィルム供給装置20におけるモ ータ27の回転により、転写フィルムFの転写済みの部分が巻き取り部24側に 送られると共に、供給部23側から繰り出された転写フィルムFの未転写部分が 熱盤11の下方に供給される。また、その間に受け台4上の被転写物Bが次の品 物に取り替えられる。そして、上記の動作を繰り返すことにより、同種複数の被 転写物に対する転写印刷が順次連続的に行われることになる。
【0040】 また、この熱転写装置1によれば、図4に示すレバー74を所定方向に回動さ せて、固定部材72における係合部72cの延長部材71の溝71aに対する係 合を解除すれば、熱盤駆動ユニット40の全体がガイドレール31,31に沿っ て昇降可能な状態となり、この状態でハンドル66を所定方向に回動させれば、 第2、第1傘歯車64,63を介してネジ軸61が回動することにより、該ネジ 軸61がネジ穴53bに螺合された連結部材53及び保持部材51を介して、熱 盤駆動ユニット40の全体がガイドレール31,31に沿って昇降することにな る。
【0041】 したがって、例えば被転写物を図2に示す背の高いものBから背の低いものB ’に取り替える場合には、上記のようにして熱盤駆動ユニット40の全体を下降 させて、クランク機構43の下死点で版Aが被転写物B’の上面に適度な圧力で 対接するように設定することになる。
【0042】 そして、特にこの熱転写装置1においては、上記熱盤11がその支持ユニット 10におけるフレーム部材13の前端部にパイプ部材14を介して1本のボルト 95によって支持されているので、該熱盤11ないしその内部に収納されている ヒータ84等のメインテナンスに際して、該熱盤11をフレーム部材13から取 り外し、或は取り付ける場合に、上記ボルト95を弛め或は締め付けるだけでよ く、この取り外し及び取り付けの作業が著しく容易に、かつ短時間で行われるこ とになる。
【0043】 また、熱盤11はパイプ部材14の中心部を通る1本のボルト95により中央 部を支持されているから、該熱盤11を水平面内で回転させて任意の向きで固定 することができ、これにより、版Aの被転写物Bに対する向き、即ち該被転写物 Bに転写する転写パターンの向きを必要に応じて任意に設定、変更することが可 能となる。
【0044】 そして、熱盤から導かれた電気コード87,89が上記パイプ部材内14を通 過してフレーム部材13内に導かれ、さらにこのフレーム部材13内を通って本 体部3内に導かれるので、これらのコード87,89が外部に露出されている場 合のように、これを損傷させたり、或は見栄えを悪化させたりすることがない。
【0045】
以上のように本考案によれば、熱転写装置において昇降フレームに熱盤を支持 させるに際し、該昇降フレームの下面にパイプ部材を介して熱盤を取り付けると 共に、この熱盤を、上記昇降フレームの下面からパイプ部材の中心部に挿通され て下端部が該熱盤の上面中央部に螺合された1本のボルトによって支持するよう に構成したから、この1本のボルトを締め付け或は弛めるでだけで昇降フレーム に対して熱盤を取り付け或は取り外すことが可能となる。したがって、該熱盤及 び該熱盤に内装されたヒータ等の点検修理や交換等のメインテナンス作業が著し く容易に、かつ短時間で行うことが可能となる。
【0046】 また、熱盤を上記ボルトを中心として水平面内で回動させて任意の向きで固定 することができるから、被転写物に対する転写パターンの向きを必要に応じて自 由に設定、変更することが可能となり、簡素な構成で、この種の熱転写装置の機 能を向上させることが可能となる。
【0047】 さらに、第2考案によれば、熱盤に接続されたヒータ等の電気コードを上記パ イプ部材内を通して昇降フレーム側へ導くように構成したから、このコードを外 部に露出させることなく当該熱転写装置の本体部内に導入することが可能となり 、これにより見栄えがよくなると共に、該コードがパイプ部材及び昇降フレーム に保護されることになって、その損傷が防止されることになる。
【図1】 本考案の実施例に係る熱転写装置の全体正面
図である。
図である。
【図2】 同装置の縦断側面図である。
【図3】 図2のア−ア線で切断した横断平面図であ
る。
る。
【図4】 図2のイ−イ線で切断した横断平面図であ
る。
る。
【図5】 図4のウ−ウ線で切断した要部縦断側面図で
ある。
ある。
【図6】 図2のエ−エ線切断した熱盤支持部の拡大断
面図である。
面図である。
1 熱転写装置 11 熱盤 13 昇降フレーム(フレーム部材) 14 パイプ部材 87,89 電気コード 95 ボルト
Claims (2)
- 【請求項1】 昇降フレームに支持された熱盤の下面に
所定の転写パターンを形成した版を取り付け、これを下
方にセットされた被転写物に転写フィルムを介して押し
付けることにより、その圧力と熱盤からの熱とで上記転
写パターンを被転写物に転写印刷する熱転写装置におけ
る上記熱盤の支持装置であって、上記昇降フレームの下
面にパイプ部材を介して熱盤が取り付けられ、この熱盤
が、上記昇降フレームの下面からパイプ部材の中心部に
挿通されて下端部が該熱盤の上面中央部に螺合された1
本のボルトによって支持されていることを特徴とする熱
転写装置における熱盤支持装置。 - 【請求項2】 熱盤に接続された電気コードがパイプ部
材内を通して昇降フレーム側へ導かれていることを特徴
とする請求項1に記載の熱転写装置における熱盤支持装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994005835U JP3003594U (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | 熱転写装置における熱盤支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994005835U JP3003594U (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | 熱転写装置における熱盤支持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3003594U true JP3003594U (ja) | 1994-10-25 |
Family
ID=43139537
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994005835U Expired - Lifetime JP3003594U (ja) | 1994-04-26 | 1994-04-26 | 熱転写装置における熱盤支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3003594U (ja) |
-
1994
- 1994-04-26 JP JP1994005835U patent/JP3003594U/ja not_active Expired - Lifetime
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