JP3003372U - 外壁仕上げ工事用雨除け装置 - Google Patents

外壁仕上げ工事用雨除け装置

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JP3003372U
JP3003372U JP1994005430U JP543094U JP3003372U JP 3003372 U JP3003372 U JP 3003372U JP 1994005430 U JP1994005430 U JP 1994005430U JP 543094 U JP543094 U JP 543094U JP 3003372 U JP3003372 U JP 3003372U
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rain
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JP1994005430U
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Inventor
章悟 竹内
Original Assignee
株式会社紅梅組
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 外壁面を雨滴から防護して外壁施工面の品質
低下を防ぎ、気象状況に左右されずに施工作業を行うこ
とができる、安価で取扱いの容易な外壁仕上げ工事用雨
除け装置を提供する。 【構成】 仮設足場4の支柱5に立設固定される単管7
の上部側面にプレート9を固定し、両プレート間に段差
をおいて互い違いに配設された雨除け用シート18の巻
き上げ用単管21をプレートにより支承させ、その一端
を巻き上げ機により回転し得るようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は側足場を必要とする建築物及び工作物の外壁工事に使用する雨除け 装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、建築物の外壁には仕上げとしてタイル貼りや吹き付け塗装等の仕上げ 工事が施される。 内装工事であれば、直接雨が当らない為、どんな気象状況でも施工可能である が、外壁の施工は気象状況に左右され、雨の吹きつけやしずくの滴下等によって 施工面の品質が悪くなる。 そのため従来は、コンクリート建築物等の外壁工事に際しては、外壁に沿って 仮設足場を取付け、この仮設足場の周囲及び頭部にネットやシート等を張り、雨 が外壁に当たらないようにガードしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の技術においては、横方向からの雨が外壁に当るのは 防止できても、仮設足場と外壁の間に上方より入り込む雨滴の侵入を防止するこ とができないため、特に建築物の外壁の施工面の品質がどうしても悪くなると共 に工事が遅延するという問題があった。 本考案は上記実情に鑑みて提案されたもので、建築物等の外壁工事において、 外壁面を雨滴からできるだけ防護して、外壁施工面の品質低下を防ぎ、気象状況 に左右されることなく施工作業を行うことができるようにすると共に、取り外し や設置が容易で、コストのあまりかからない外壁仕上げ工事用雨除け装置を提供 せんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は前記課題を解決するために、仮設足場の支柱にそれぞれ等間隔をおい て立設固定される単管の上部側面にプレートを固定し、両プレート間に巻き上げ 用単管を上下に段差をおいて端部が一部オーバーラップするように互い違いに配 設し、プレートの一方の段部には一方の段の巻き上げ用単管の駆動端部を支持す る支持部とその支持部を回転させる巻き上げ機を設けると共に、他方の段部には 他方の段の巻き上げ用単管の自由端部を支承する支承部を設け、各巻き上げ用単 管に雨除け用シートを巻きつけて、外壁仕上げ工事用雨除け装置を構成したこと を特徴とするもので、さらに、巻き上げ用単管に巻きつけられる雨除け用シート の適所に単管挿通用の袋穴を設け、又、その後端縁に外壁側はみ出し部を設けた ことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】
本考案の外壁仕上げ工事用雨除け装置は前記のような手段をもって構成されて いるので、巻き上げ用単管に巻きつけられた雨除けシートを展張することによっ て、仮設足場と外壁の間に上方より入り込む雨滴は、端部が一部オーバーラップ して展張される雨除け用シートによって確実に除去されることになる。 又、展張された雨除け用シートの後端縁の、外壁側はみ出し部を仮設足場の外 側に垂らすことにより、雨除けはさらに効果的になる。
【0006】 又、展張された雨除け用シートは巻上げ機によって簡単に巻き上げ用単管に巻 きつけられることになる。 又、雨除け用シートは雨除け用シートに設けられた単管挿通用の袋穴に単管を 挿入するだけで短時間にセットすることができ、取付、取外しもきわめて簡単で ある。
【0007】
【実施例】
以下、本考案を図に示す実施例に基づいて具体的に説明する。 図1は本考案の外壁仕上げ工事用雨除け装置をセットした状態を示す側部断面 図で、図2はその正面図である。 又、図3は、図1に示す外壁仕上げ工事雨除け装置より雨除け用シートを外し た状態を示す部分省略正面図で、図4はその部分側面図、又、図5は雨除け用シ ートの展張状態を示す斜視図である。
【0008】 図中1は建築物で、2はその屋上、3はその外壁を示す。 4は外壁3に沿って設置された仮設足場で、所定間隔をおいて立設された支柱 5によって保持されている。 6は仮設足場4の周囲に張られたネット又はシートで、飛来、落下養生等の安 全面の配慮からほとんどの工事において実施しており、これにより雨が横から吹 きつけても外壁3に当たらないようになっている。
【0009】 7は仮設足場4の支柱5にそれぞれ等間隔をおいて立設固定される単管で、ク ランプ8により足場の支柱5に固定されている。 9は各単管7の上部側面に固定されたプレートである。 10は巻き上げ用単管で、両プレート9−9間に、図示のように上下に段差l をおいて、しかも端部が一部幅Lだけオーバーラップするように互いに配設され るが、この巻き上げ用単管10は建築現場に多用されている単管を流用すること ができる。
【0010】 11は一方の段の巻き上げ用単管10の駆動端部を支持する支持部で、ボルト 12により固定するようになっている。又、13はその支持部11を回転される 巻き上げ機で、係止片14に巻き上げハンドル15を係止させて、手動により支 持部11を回転させることができるようになっており、図示のようにプレート9 の一方の段部に設けられている。
【0011】 16は他方の段の巻き上げ用単管10の自由端部を支承する支承部で、受金物 17によってプレート9の他方の段部に固定され、必要に応じてボルト12によ り自由端部を固定することができるようになっている。 18は上下の巻き上げ用単管10にそれぞれ巻きつけられた雨除け用シートで ある。
【0012】 なお、19は雨除け用シート18の適所に設けられた単管挿通用の袋穴で、そ の後端縁には外壁側はみ出し部20が設けられている。 なお、図中21は単管で、雨除け用シート18の先端部に設けた単管挿通用の 袋穴19に挿通されて、屋上2に展張した雨除け用シート18の位置を固定する 役目を果すが、風雨が強い場合にはさらにカウンターウエイト22や図示せざる 土のう等を利用して固定してもよい。
【0013】 上記構成よりなる外壁仕上げ工事用雨除け装置をセットするには、クランプ8 によって単管7を仮設足場6の支柱5に固定し、雨除け用シート18の先端を持 って雨除け用シート18を展張し、その先端を単管21やカウンターウエイト2 2により固定すると共に、雨除け用シート18の後端縁に設けられた外壁側はみ 出し部20を仮設足場4の外側に垂らせばよい。
【0014】 又、外壁工事終了後は、雨除け用シート18の位置を固定していた単管21や カウンターウエイト22を取り外して、巻き上げハンドル15を係止片14に係 止させて、雨除け用シート18を巻き上げ用単管10に巻き取り、ボルト12を ゆるめて巻き上げ用導管10と共に雨除け用シート18を取外し、クランク8と ゆるめて単管7を支柱5より取り外せばよい。
【0015】 なお、本装置に使用する単管7や21等は、建築現場において一般的に多用さ れている単管をそのまま流用することができる。
【0016】 又、本実施例では巻き上げ機13を巻き上げハンドル15により手動で操作す るようにしたが、これを電動式で駆動させてもよい。 又、本実施例で使用した雨除け用シート18には適所に単管挿通用の袋穴が設 けられているので、この袋穴に単管21を挿通しこれを利用して左官小屋や下小 屋等の屋根や壁とすることも可能である。
【0017】
【考案の効果】
以上具体的に説明したように、本考案によれば、建築物等の外壁工事において 、従来困難であった仮設足場と外壁の間に、上方より入り込む雨滴の侵入防止を 確実に行うことができ、外壁施工面の品質低下を阻止することができる。 又、気象状況に左右されることなく施工作業を行うことができるので、施工期 間を正確に計画することができるとともに、作業環境の改善、労働時間の均一化 を図ることができる。 又、取り外しや設置が容易で、コストもあまりかからず、外観上も良い等多く の利点を有し、実用上きわめて有効な外観仕上げ工事用雨除け装置を提供しえる ものである。
【0018】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の外観仕上げ工事用雨除け装置をセット
した状態を示す側部断面図である。
【図2】図1に示す状態の正面図である。
【図3】図1に示す外壁仕上げ工事用雨除け装置より雨
除け用シートを外した状態を示す部分省略正面図であ
る。
【図4】図3に示す状態の部分側面図である。
【図5】雨除け用シートの展張状態を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 コンクリート建築物 2 屋上 3 外壁 4 仮設足場 5 支柱 6 ネット又はシート 7 単管 8 クランプ 9 プレート 10 巻き上げ用単管 11 支持部 12 ボルト 13 巻き上げ機 14 係止片 15 巻き上げハンドル 16 支承部 17 受金物 18 雨除け用シート 19 単管挿通用の袋穴 20 外観側はみ出し部 21 単管 22 カウンターウエイト

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仮設足場の支柱にそれぞれ等間隔をおい
    て立設固定される単管の上部側面にプレートを固定し、
    両プレート間に巻き上げ用単管を上下に段差をおいて端
    部が一部オーバーラップするように互い違いに配設し、
    プレートの一方の段部には一方の段の巻き上げ用単管の
    駆動端部を支持する支持部とその支持部を回転させる巻
    き上げ機を設けると共に、他方の段部には他方の段の巻
    き上げ用単管の自由端部を支承する支承部を設け、各巻
    き上げ用単管に雨除け用シートを巻きつけたことを特徴
    とする外壁仕上げ工事用雨除け装置。
  2. 【請求項2】 巻き上げ用単管に巻きつけられる雨除け
    用シートの適所に単管挿通用の袋穴を設けたことを特徴
    とする請求項1に記載の外壁仕上げ工事用雨除け装置。
  3. 【請求項3】 巻き上げ用単管に巻きつけられる雨除け
    用シートの後端縁に外壁側はみ出し部を設けたことを特
    徴とする請求項1に記載の外壁仕上げ工事用雨除け装
    置。
JP1994005430U 1994-04-20 1994-04-20 外壁仕上げ工事用雨除け装置 Expired - Lifetime JP3003372U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114059452A (zh) * 2021-11-23 2022-02-18 邓州市交通腾达公路养护有限公司 一种公路桥梁施工用防水紧固装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114059452A (zh) * 2021-11-23 2022-02-18 邓州市交通腾达公路养护有限公司 一种公路桥梁施工用防水紧固装置
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