JP3002958U - エアシリンダ装置 - Google Patents

エアシリンダ装置

Info

Publication number
JP3002958U
JP3002958U JP1994005497U JP549794U JP3002958U JP 3002958 U JP3002958 U JP 3002958U JP 1994005497 U JP1994005497 U JP 1994005497U JP 549794 U JP549794 U JP 549794U JP 3002958 U JP3002958 U JP 3002958U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
rod
air cylinder
cylinder device
pressure chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1994005497U
Other languages
English (en)
Inventor
敬介 原
Original Assignee
日本空圧システム株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本空圧システム株式会社 filed Critical 日本空圧システム株式会社
Priority to JP1994005497U priority Critical patent/JP3002958U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3002958U publication Critical patent/JP3002958U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Actuator (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】エアシリンダを用いて加工物を固定するに際し
て、加工物に添えた指などを誤って押圧することがあっ
ても押し潰してしまうなどの事故に至ることがない、安
全対策機構を備えたエアシリンダ装置を提供する。 【構成】物体を押圧固定するためのロッドを備えたエア
シリンダ装置において、ピストン及びロッドを貫通して
背圧室からロッド先端に設けた吐出ノズルに通ずる空気
流路を備えたことを特徴とする。更に、空気流路及び吐
出ノズルの合成空気流通抵抗値よりも大きな空気流通抵
抗値を有する空気供給路を介して背圧室に作動空気を供
給すると、一層安全効果が高い。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は空気作動のシリンダ型アクチュエータに関し、特に物品の加工や組立 作業に際して加工物を固定し、又は装着するのに用いられるエアシリンダ装置に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、物品の加工や組立作業に際して加工物を固定し、又は装着したのちに加 工などの作業を行うようにしていた。しかし、加工物に固定具を圧着する際に誤 って指等を挟んで押し潰す事故が発生することがある。そこでこのような事故の 発生を防止するために、手動の安全スイッチなどを備えて必要な際には何時でも 動作を停止することができるようにするほかに、加工物の周辺に異物などの接近 を検出するための光学的な検出センサなどを設けて、人体等が接近したときには 自動的に動作が停止するような安全装置を設けることが行われている。そして又 、両手を用いて操作することが必要な作動ボタンを作業に支障がない範囲で加工 物より離れた安全な位置に設置して、加工物から指を離さないと作動させること ができないように構成するなどによって、作業の安全化を図ることも行われてい た。
【0003】 加工物を固定するに当たってはエアシリンダ装置などが用いられることが多い が、こうした加工物固定用のエアシリンダ装置は例えば図3に示すように、エア シリンダ1のピストン1aを挟んで背圧室1bと逆圧室1cが設けられていて、 調圧弁2で一定圧力まで減圧された加圧空気が四方弁3を介して背圧室1bか又 は逆圧室1cの一方に供給され、他方からは空気が放出されるようになっている 。そして、四方弁3を切り換えることによりピストン1aに結合されたロッド1 dが上下する結果、加工物Wを押さえつけたり開放したりするように作動するも のであった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このようなエアシリンダ装置を用いて加工物を固定するような場合、一般には エアシリンダのロッドが加工物に当接するまでの間、加工物の位置がずれないよ うに手で抑えておく必要があり、手などが加工物の側にあると作業をすすめるこ とができないような構造の安全手段は採用できない。そのため四方弁3の切り換 え操作のタイミングを誤ると、指を潰すなどの事故の発生する危険性があった。 そこで本考案は、エアシリンダを用いて加工物を固定するに際して、加工物に添 えた指などを誤って押圧することがあっても押し潰してしまうなどの事故に至る ことがない、安全対策機構を備えたエアシリンダ装置を提供することを目的とす る。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案のエアシリンダ装置は、物体を押圧固定するためのロッドを備えたエア シリンダ装置において、ピストン及びロッドを貫通して背圧室からロッド先端に 設けた吐出ノズルに通ずる空気流路を備えたことを特徴とするものである。 そして、更に上記の構成に加えて、空気流路及び吐出ノズルの合成空気流通抵 抗値よりも大きな空気流通抵抗値を有する空気供給路を介して背圧室に作動空気 が供給されることにより、一層安全効果が高まる。
【0006】
【作用】
本考案のエアシリンダ装置は、背圧室に加圧空気を供給してロッドを繰り出す 際には、加圧空気がロッド先端に設けた吐出ノズルから流出するために弱い作動 力しか発生しない。そしてロッドの先端が押圧対象物の表面に当接して吐出ノズ ルが塞がると、始めて背圧室内の圧力が増加する結果、強い押圧力を発生するに 至る。従って人体、特に指等の表面が平坦でなく吐出ノズルを塞ぐことがない物 体などに対しては当接しても強い押圧力が発生せず、安全である。
【0007】
【実施例】
本考案のエアシリンダ装置の構造を図によって説明する。 図1において、エアシリンダ1にはピストン1aとロッド1dとが設けられて おり、ピストン1aを挟んで背圧室1bと逆圧室1cが設けられていることは従 来のエアシリンダ装置と同様であるが、ピストン1aの背圧室1b側の面からピ ストン1aとロッド1dの内部を通ってロッド1dの先端に形成したノズル孔1 eに至る空気流路1fが設けられている点が新規である。なお、ノズル孔1eは 1個であってもよいが、複数個設けてあってもよい。
【0008】 そして調圧弁2で一定圧力まで減圧された加圧空気は途中に絞り4を設けた空 気供給路5を介して四方弁3に供給され、四方弁3を切り換えることにより背圧 室1bか又は逆圧室1cの一方に送り込まれるが、同時に他方からは四方弁3を 介して空気が放出されるようになっている。そして絞り4の空気流通抵抗値は、 前記の空気流路1fの空気流通抵抗値よりも大きく選ばれている。従って四方弁 3を介して背圧室1bに送入される作動空気の圧力は調圧弁2の2次圧より低い が、背圧室1bからは空気流路1fを経由して空気が流出しているので、ピスト ン1aを押し下げる力は弱く、たとえ指などを挟まれても押し潰されることがな く、容易に指などを抜き取ることができる。
【0009】 このときロッド1dの先端が手などの物体に接触しても、背圧室1b内の作動 空気が空気流路1fを経由して室内に放出される限り、ロッド1dの先端で物体 を押圧する力は余り大きくならない。そして、ノズル孔1eが物体の表面に接触 し、ノズル孔1eが塞がれたときに始めて背圧室1b内の作動空気の放出が止ま り、ロッド1dが加工物を抑える力は次第に増大して確実に加工物を押圧して固 定することができるものである。
【0010】 次に、四方弁3を切り換えることにより作動空気を逆圧室1cに供給すると、 逆圧室1c内の空気圧は調圧弁2の2次圧とほぼ同程度まで上昇でき、また背圧 室1b内の空気は一部が四方弁3を通り、また残りが空気流路1fを通って室内 に放出されるので、ロッド1dは力強く引き上げられることになり、加工物は固 定状態から直ちに開放される。
【0011】 また図2は本考案のエアシリンダ装置の別な実施例である。作動空気は調圧弁 2で一定圧力まで減圧されたのちに、絞り4の代わりに設けたブリッジ回路構成 のエア・センサ6を有する空気供給路5を介して四方弁3に供給される点が、上 記の例とは異なっている。この例の場合エア・センサ6は、ノズル孔1eが塞が れることによる背圧室1b内の圧力上昇を検出したときに、内蔵した圧力スイッ チ6aが働いてアラーム信号を発生するものである。
【0012】 従ってこの例のエアシリンダ装置では、手などの表面にロッド1dが接触して もノズル孔1eが塞がれた状態とならなければ、そのまま弱い力で手などを押さ えた状態で停止することは上記の例と同様であるが、ロッド1dが加工物の平坦 な表面に当接したときはノズル孔1eが完全に塞がれた状態となって、押圧完了 の信号を出力する。
【0013】
【考案の効果】
本考案のエアシリンダ装置は、加工物などを固定する手段として利用するとき にロッドの移動中には弱い力しか発生せず、固定位置に到達したときに始めて強 い押圧力を発生するものであって、作動中に指などを挟まれることがあっても強 く押圧する力は発生しないのに対して、表面の平坦な加工物などを固定するに適 した強い押圧力を発生する。従って、加工作業や組立作業における加工物の固定 作業での傷害事故の防止に極めて効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のエアシリンダ装置の実施例の構成図で
ある。
【図2】本考案のエアシリンダ装置の別な実施例の構成
図である。
【図3】従来のエアシリンダ装置の構成図である。
【符号の説明】
1 エアシリンダ 1a ピストン 1b 背圧室 1c 逆圧室 1d ロッド 1e ノズル孔 1f 空気流路 2 調圧弁 3 四方弁 4 絞り 5 空気供給路 6 エア・センサ 6a 圧力スイッチ W 加工物

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体を押圧固定するためのロッドを備え
    たエアシリンダ装置において、ピストン及びロッドを貫
    通して背圧室からロッド先端に設けた吐出ノズルに通ず
    る空気流路を備えたことを特徴とするエアシリンダ装
    置。
  2. 【請求項2】 空気流路及び吐出ノズルの合成空気流通
    抵抗値よりも大きな空気流通抵抗値を有する空気供給路
    を介して背圧室に作動空気が供給されることを特徴とす
    る請求項1に記載のエアシリンダ装置。
JP1994005497U 1994-04-11 1994-04-11 エアシリンダ装置 Expired - Lifetime JP3002958U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1994005497U JP3002958U (ja) 1994-04-11 1994-04-11 エアシリンダ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1994005497U JP3002958U (ja) 1994-04-11 1994-04-11 エアシリンダ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3002958U true JP3002958U (ja) 1994-10-11

Family

ID=43138918

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1994005497U Expired - Lifetime JP3002958U (ja) 1994-04-11 1994-04-11 エアシリンダ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3002958U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2400198A1 (en) Control lever for heavy machinery with near-proximity sensing
JPH03216230A (ja) 反復式リベット装置
ATE257050T1 (de) Steuerung des arbeitszyklus eines nietwerkzeuges
JP3002958U (ja) エアシリンダ装置
US6930267B2 (en) Emergency switch provided with means to signify state of activation or inactivation thereof
CA2025625C (en) Escalator handrail obstruction device with sensors
CA1337724C (en) Proximity operated machine control
ATE315457T1 (de) Druckmittelbetriebene schlagvorrichtung
GB2150249A (en) Apparatus for assembling a pair of fastener elements
JPS5789504A (en) Power operated hollow chuck
JP2009030322A (ja) スライド扉用安全装置
KR840001067A (ko) 프레스 안전방법 및 장치
EP1093144A3 (en) Auxiliary position switch assembly for a circuit breaker
US5451770A (en) Machine controller having optical elements within annular openings
JPS55102729A (en) Safety stop device for work machine
US4256933A (en) Switching device for preventing prolonged electrical contact
JPS55117599A (en) Preventing method for double pressing of press
JPH0534812Y2 (ja)
JP2000308942A (ja) シャッターはさみ防止装置
US7236849B2 (en) Safety system for power equipment
JPH0538658A (ja) ワークの着座検出装置
JPS6216556Y2 (ja)
JPS6014961Y2 (ja) ピストン位置検出装置付シリンダ
JP2000354936A (ja) 工作機械のカバーの窓における開閉扉のはさみ防止装置
JPH0543988Y2 (ja)