JP2000354936A - 工作機械のカバーの窓における開閉扉のはさみ防止装置 - Google Patents

工作機械のカバーの窓における開閉扉のはさみ防止装置

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JP2000354936A
JP2000354936A JP11167810A JP16781099A JP2000354936A JP 2000354936 A JP2000354936 A JP 2000354936A JP 11167810 A JP11167810 A JP 11167810A JP 16781099 A JP16781099 A JP 16781099A JP 2000354936 A JP2000354936 A JP 2000354936A
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JP11167810A
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Tsutomu Sugihara
勉 杉原
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Nippei Toyama Corp
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Nippei Toyama Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】工作機械を覆うカバーの窓に設けられる開閉扉
に適用され、安全性、信頼性に優れ、しかも扉の構成や
扉の開閉方向の制約を受けることもなく、低コストで製
造される開閉扉のはさみ防止装置を提供する。 【解決手段】工作機械を覆うカバーの窓の開閉扉の閉側
の窓部に検知装置を設けるとともに該検知装置に対向し
て検知体を可動状態で設け、該開閉扉と該検知体で挟ま
れた障害物によって移動して所定の位置にきた該検知体
を前記検知装置によって検出し、開閉扉に停止信号又は
反転信号を与えて停止又は反転させるとともに、工作機
械の運転を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械のカバー
の窓に設けられた開閉扉のはさみ防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、図示しない工作機械をカバー1
で覆ったものの斜視図を示すものである。図5におい
て、カバー1の内部で工作機械によるワークの加工が行
われるが、この場合に工作機械の主軸の工具の先端に切
削油又は研削油を供給しながらワークを加工することが
行われる。そして、切粉や研削油等が飛散したりするの
で、環境上、安全上の面からカバー1が設けられてい
る。また、研削油等を使用しない場合にも切粉などが同
様に飛散するので同様の理由から、カバー1が設けられ
ている。
【0003】このカバー1には図示しないワークを搬入
するための窓2が設けられ、該窓2の内側には開閉扉3
が設けられている。そして窓3の外側にはエリアセンサ
24が設けられている。このエリアセンサ24は、発光
器22、受光器23からなるもので、線状光25を該発
光器22から該受光器23に向けて照射させ、線状光2
5が障害物等により遮られたとき開閉扉3を停止させて
トラブルを防止するものである。
【0004】また、図6は、図5のはさみ防止装置とは
異なるものを示す側面図である。図6において、開閉扉
32の先端にはスプリング29、ボール28からなるプ
ランジャ装置27が設けられており、このプランジャ装
置27は、シリンダー33内を摺動するピストン26に
ピストンロッド31を介して連結されたピストン本体3
0に嵌合している。
【0005】矢印A方向から流体が供給されてピストン
26が左方向に摺動することにより、ピストン本体30
に嵌合しているプランジャ装置27も左方向に移動し、
このプランジャ装置27とともに開閉扉32はZ方向に
移動して図示しない窓を閉じるように構成される。
【0006】しかして、Z方向の途中に障害物が存在し
たときには、開閉扉32がこの障害物にあたって押さ
れ、そのためプランジャ装置27のボール28がピスト
ン本体30から外れ、開閉扉32の移動は停止するよう
になっている。なお、矢印B方向に流体を供給すること
により開閉扉32はZ方向と反対方向に移動するように
構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5に
示すようなはさみ防止装置にあっては、エリアセンサ2
4は大変高価なものであり、また、研削油などのクーラ
ントでおかされ、誤動作し易かった。また、このエリア
センサ24は、安全上、開閉扉の内側に設けることがで
きず、やむを得ず、窓2の外側に設けられており、その
ため図示しないコンベア装置で搬送されるワークを搬入
する際、誤ってエリアセンサ24にぶつけて破損するこ
とがあった。
【0008】他方、図6に示す開閉扉のはさみ防止装置
は、いわゆるアクチュエータを開閉扉から切り離すタイ
プのものであり、水平扉には使用されるものの、構造上
から上下扉には使用されないものであった。けだし、上
下扉にあっては切離後この扉で2次災害を招く恐れがあ
ったからである。
【0009】そこで、本発明は、前記従来の技術の問題
点を解消し、信頼性が高く、安全性に優れ、安価で誤動
作も少なく、破損の危険も少なく、また、上下扉にも安
心して採用でき、扉の構成や開閉方向の制約を受けな
ず、しかもコスト低減につながる開閉扉のはさみ防止装
置を提供することを課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、次の手段を採るものである。即ち、請求
項1の発明は、工作機械を覆うカバーの窓に取り付けら
れる開閉扉のはさみ防止装置であって、該窓の開閉扉の
閉側の窓部に検知装置が設けられるとともに該検知装置
に対向して検知体が可動可能に設けられ、該開閉扉と該
検知体との間で障害物が挟まれたとき該検知体の動きに
連動して前記検知装置が動作し、該開閉扉が停止するよ
うに構成されることを特徴とする工作機械のカバーの窓
における開閉扉のはさみ防止装置である。
【0011】次ぎに、請求項2の発明は、請求項1の発
明において開閉扉の停止のかわりに開閉扉を反対方向に
移動するように構成される工作機械のカバーの窓におけ
る開閉扉のはさみ防止装置である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下において本発明を図に示す実
施例に基づいて詳細に説明する。なお、図はあくまでも
説明のためのものであって、本発明の精神を逸脱しない
限り多少の変更は許容される。
【0013】図1は、工作機械(図示せず)を覆うカバ
ー1の窓2に開閉扉のはさみ防止装置5が設けられたも
のの斜視図である。3は開閉扉、6は透明部であり、開
閉扉3が矢印X方向に移動することにより、窓2の開口
部4が閉じられる。開閉扉のはさみ防止装置5は、検知
体7、検知装置(例えば近接スイッチ8)、検知体7に
取り付けられスプリング9を外挿したガイド10及びガ
イド板13とを含んで構成されるものである。
【0014】図2は、この開閉扉のはさみ防止装置5の
正面図であり、窓2の開閉扉の閉側の窓部11に検知体
7がスプリング9を外挿したガイド10により取り付け
られている。同図において、窓3が上昇しているときに
空間Eに障害物が存在する場合には、検知体7は障害物
により上方に押され、ガイド10がスプリング9に抗し
て上方に移動し、検知体7は2点鎖線に示すように位置
を変え、近接スイッチ8で検知されるように構成され
る。12はコードである。
【0015】空間Eに障害物がないときなど正常時には
開閉扉3に移動続行の信号(ON信号)及び工作機械に
運転続行の信号(ON信号)が出されるように構成さ
れ、近接スイッチ8が検知体7を検知したとき、開閉扉
3及び工作機械に停止を指示するように構成される。検
知体7を検知するときの近接スイッチ8と検知体7との
距離は、検知したい位置で近接スイッチ8が動作するよ
うに近接スイッチ8の検知感度を適宜調節すれば良い。
なお、検知装置例えば近接スイッチ8が破損して信号を
出せないときには、工作機械が異常状態にあるという信
号(OFF信号)が工作機械及び開閉扉3に伝えられる
ように構成される。なお、開閉扉3を停止するかわりに
反対方向に移動するようにしても良い。
【0016】図3は、図2を矢印Y方向に見た開閉扉の
はさみ防止装置の側面図である。空間Eに障害物が存在
する場合、開閉扉3が上昇するときにこの障害物に押さ
れて検知体7はスプリング9の弾発力に抗して上方向に
移動するように構成される。13はガイド板である。
【0017】図4は、図2及び図3に示す非接触式の検
知装置と異なり接触式の検知装置であるタッチセンサ1
4の断面図である。同図において、シリンダー21の中
にピストンロッド15のー端に設けられたピストン19
がスプリング18の弾発力に抗して摺動するように設け
られ、検知体7がピストンロッド15の他端20を押す
ことにより、可動接点17が固定接点16から離れ、開
閉扉3に停止信号又は反転信号を出す。図4は、検知体
7(図示せず)によってピストンロッドの他端20が押
されて可動接点17が固定接点16から離れている状態
を示している。なお、開閉扉3に停止信号又は反転信号
が出されるときには、工作機械に停止信号が伝えられ
る。
【0018】ここで、本発明の工作機械のカバーの窓に
おける開閉扉のはさみ防止装置の作用を図1〜4に基づ
いて説明する。図1において、作業員が窓2に例えば腕
又は手等を入れて作業しているときに誤ってボタン(図
示せず)を押して開閉扉3をX方向に上昇させたり、又
はボタンを押してX方向に開閉扉3を上昇して閉じてい
るときに誤って手などを窓2に入れたりした場合に、空
間Eにある腕等により検知体7がスプリング9の弾発力
に抗して上方に押し上げられ、検知体7が所定位置にき
たときに近接スイッチ8が動作し、開閉扉3に停止信号
が出されて停止せしめ、又は反転信号が出されて反対方
向に移動せしめ、工作機械には停止信号が出されて停止
せしめ、作業員の安全が確保されることになる。
【0019】また、検知装置としてタッチセンサ14を
用いたときには、検知体7が上方に押し上げられたとき
にピストンロッドの他端20を押し上げ、そのためにピ
ストン19の可動接点17が固定接点16から離れてタ
ッチセンサ21が動作し、開閉扉3に停止信号又は反転
信号が伝えられ、また、工作機械には停止信号が伝えら
れることになる。
【0020】その後、腕などを窓2から出して図示しな
いボタンを押して開閉扉3を上昇し開閉扉3が完全に閉
じたときに、開閉扉3に取り付けたドッグ(図示せず)
が窓2付近のカバーに取り付けたリミットスイッチ(図
示せず)に当接して該リミットスイッチが動作し、工作
機械に再稼働のON信号が伝えられて工作機械が稼働す
ることになる。
【0021】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、エリアセンサ
方式に比べて大変廉価であり、工作機械の稼働時の振動
による誤動作を起こすこともなく、ワーク等による検知
装置の破損などなく、扉の構成や開閉方向の制約を受け
ることなく、信頼性、応答性に優れ、安全性の確保され
た開閉扉のはさみ防止装置が得られる。さらに、請求項
2の発明によれば、叙上の効果に加えて作業者に一層の
安全性を配慮した開閉扉のはさみ防止装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】工作機械を覆うカバーの窓に本発明の開閉扉の
はさみ防止装置を適用したものの斜視図である。
【図2】本発明の開閉扉のはさみ防止装置の正面図であ
る。
【図3】図2を矢印Y方向に見た側面図である。
【図4】本発明に係る検知装置の一例を示す断面図であ
る。
【図5】従来のエリアセンサ方式を採用したはさみ防止
装置を適用した工作機械を覆うカバーの斜視図である。
【図6】従来の別のはさみ防止装置を扉に適用したもの
の側面図である。
【符号の説明】
1 カバー 2 窓 3 開閉扉 4 開口部 5 開閉扉のはさみ防止装置 6 透明部 7 検知体 8 近接スイッチ 9 スプリング 10 ガイド 11 開閉扉の閉側の窓部 14 タッチセンサ 15 ピストンロッド 16 固定接点 17 可動接点 18 スプリング 19 ピストン 21 シリンダー 22 発光器 23 受光器 24 エリアセンサ 25 線状光 26 ピストン 27 プランジャ装置 31 ピストンロッド 32 開閉扉 33 シリンダー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】工作機械を覆うカバーの窓に取り付けられ
    る開閉扉のはさみ防止装置であって、該窓の開閉扉の閉
    側の窓部に検知装置が設けられるとともに該検知装置に
    対向して検知体が可動可能に設けられ、該開閉扉と該検
    知体との間で障害物が挟まれたとき該検知体の動きに連
    動して前記検知装置が動作し、該開閉扉が停止するよう
    に構成されることを特徴とする工作機械のカバーの窓に
    おける開閉扉のはさみ防止装置。
  2. 【請求項2】開閉扉の停止のかわりに反対方向に移動す
    るように構成される請求項1に記載の工作機械のカバー
    の窓における開閉扉のはさみ防止装置。
JP11167810A 1999-06-15 1999-06-15 工作機械のカバーの窓における開閉扉のはさみ防止装置 Pending JP2000354936A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109236093A (zh) * 2018-11-28 2019-01-18 安徽信息工程学院 一种防夹的公交车

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109236093A (zh) * 2018-11-28 2019-01-18 安徽信息工程学院 一种防夹的公交车
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