JP6631056B2 - 擬似体験装置 - Google Patents

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Description

本発明は、設備に備えられるアクチュエータの可動部が作業者の身体の一部に干渉することを擬似体験することができる擬似体験装置に関する。
切削加工機、プレス加工機などの、物を製造するための設備の使用時における労働災害の発生を防止するためには、作業者の安全意識を向上させることが必要である。作業者の安全意識を向上させるために、設備に備えられるアクチュエータの可動部が作業者の身体の一部に干渉する危険性を作業者に認識させることも重要である。そこで、斯かる危険性を認識させるための体験装置(擬似体験装置)が考案されている。
例えば、「エアシリンダー挟まれ体験装置」といった擬似体験装置が販売されている。この「エアシリンダー挟まれ体験装置」は、筐体と、筐体内の所定位置に固定されたエアシリンダーと、筐体内にてエアシリンダーのピストンロッドの前方に設けられたストッパと、筐体内にてストッパの前方に設けられた材木とを備える。ストッパには紐が取り付けられていて、この紐を引っ張ることによってストッパを移動させることができる。エアシリンダーのピストンロッドが前進作動してストッパに当たった場合、ピストンロッドの作動は停止する。このとき装置の電源を遮断し、作業者が紐を引っ張ってストッパをピストンロッドの先端から取り除くと、シリンダ残圧によりピストンロッドが突然作動して材木に当たる。このため材木がピストンロッドと筐体との間に挟まれる。このような挟まれ現象を作業者に見せることにより、作業者は、装置の電源を遮断した場合であってもエアシリンダーのピストンロッドが作動して作業者の身体の一部に干渉する危険があることを認識できる。
また、特許文献1は、一対のローラと、一対のローラを互いに接近させた状態でそれぞれ回転駆動させる駆動機構と、一対のローラを離間方向に移動させるための移動機構と、一対のローラ間への物体の進入を検出する位置センサと、一対のローラ間に物体が挟まった際に挟まった物体に作用する圧力を調整可能な調整手段とを備える擬似体験装置を開示する。この擬似体験装置によれば、互いに接近させた状態で回転する一対のローラ間に物体が進入した場合に各ローラの回転が停止され、且つ一対のローラが互いに遠ざかる。そのため、作業者が模擬手などを一対のローラ間に進入させることにより、作業者は、その身体の一部がローラに挟まり或いは巻き込まれるなど危険があることを認識できる。
特開2011−203407号公報
(発明が解決しようとする課題)
従来の体験装置によれば、作業者は、模擬手或いは材木等がアクチュエータの可動部に干渉することを見ることによって、自分の身体の一部(例えば手)がアクチュエータの可動部に干渉することを仮想体験するに過ぎない。つまり、従来の体験装置では、作業者の身体の一部がアクチュエータの可動部に干渉することを実体験することができない。このため、アクチュエータの可動部が作業者の身体の一部に干渉する危険についての認識を十分に高めることができない。
また、従来の体験装置によれば、作業者は、アクチュエータの可動部が動く前に、可動部が動くことを予見することができる。すなわち、アクチュエータの可動部の作動が作業者に予見可能である状況下で可動部が作動する。ところが、実際の災害現場では、設備内のアクチュエータの可動部の作動範囲内に作業者の身体の一部(例えば手)を入れたときに、何等かの原因により突然可動部が作動し、それにより作業者の身体の一部がアクチュエータの可動部に干渉することが多い。従来の体験装置では、作業者は、このような予期せずに作動した可動部が作業者の身体の一部に干渉するといった実際の状況に近い体験をすることができない。
また、実際の設備には、設備内に作業者の身体の一部が進入しているか否かを検知する進入検知センサが設けられており、この進入検知センサにより作業者の身体の一部が検知されているときには、設備内の可動部が作動しないように構成されている。このため、設備のメンテナンス、或いは、異常措置作業等の非定常作業を実施するために作業者の身体の一部が設備内に進入した場合には、進入検知センサにより作業者の身体の一部が検知されることにより、アクチュエータの可動部は作動しない。しかし、作業者の身体の一部が進入検知センサにより検知されない態様で、すなわち正規の手順によらずに非定常作業を実施する場合も考えられ、このような場合には可動部が突然作動して可動部に作業者の身体の一部が干渉するような事態も発生し得る。従来の体験装置では、作業者は、このような体験、すなわち正規の手順に則らないで非定常作業を実施した場合にアクチュエータの可動部が作動して可動部が作業者の身体の一部に干渉するといった実際の状況に近い体験を、することができない。また、実際の設備においては、センサの誤検知、例えばワーク検知センサが作業者の身体の一部をワークと誤検知した場合にも、アクチュエータが作動して可動部が作業者の身体の一部に干渉する虞もある。従来の体験装置では、作業者は、このようなセンサの誤検知によりアクチュエータの可動部が作動して可動部が作業者の身体の一部に干渉するといった実際の状況に近い体験をすることもできない。
このように、従来の擬似体験装置によれば、作業者は、実際の作業現場とかけ離れた状況における仮想体験をするに過ぎない。そこで、本発明は、実際の作業現場に近い状況においてアクチュエータの可動部が作動して作業者の身体の一部が可動部に干渉することを実体験することができるように構成された擬似体験装置を提供することを、目的とする。
(課題を解決するための手段)
本発明は、物体が載置される載置部(4)と、載置部上の特定領域に物体が存在するか否かを検知する物体検知センサ(5)と、特定領域に存在する物体に向かって作動可能な可動部(6b,6c,6h)を有するアクチュエータ(6)と、物体検知センサが特定領域に物体が存在することを検知しているときに、可動部が特定領域に存在する物体に向かって作動するようにアクチュエータを制御する制御部(8)と、を備え、アクチュエータは、特定領域に存在する物体に向かう可動部の先端が特定領域に存在する物体に予め定められた距離まで接近したときに可動部の作動が停止するように、構成され、可動部の先端には、それが物体に接触したときに接触時における物体への衝撃を吸収する衝撃吸収部材(10)が取り付けられている、擬似体験装置(1)を提供する。
本発明に係る擬似体験装置によれば、物体検知センサが載置部上の特定領域に存在する物体を検知したときに、アクチュエータの可動部が特定領域に存在する物体に向かって作動する。例えば、載置部上の特定領域(例えば正規の領域)にワークが載置されているときに、アクチュエータの可動部がワークに向かって作動する。一方、ワークが載置部上の特定領域以外の領域に載置されているときは、物体検知センサがワークを検知しないため、アクチュエータの可動部は作動しない。このとき例えばワークを載置部上の特定領域に移動させようとして作業者の手が特定領域に進入した場合、物体検知センサは、作業者の手を特定領域に存在する物体として検知する。このため可動部が作業者の手に近づくように作動する。しかし、可動部は載置部の特定領域に進入した手に一定の距離まで近づいたときに停止するため、可動部が作業者の手に直接触れることはない。また、可動部の先端には衝撃吸収部材が取り付けられているので、作業者の手にはこの衝撃吸収部材が干渉する。つまり、作業者の身体の一部が、衝撃吸収部材を介して可動部に干渉する。このとき衝撃吸収部材によって可動部の作動力が吸収されるので、作業者の手に伝達される際の衝撃が和らげられる。
このように、本発明に係る擬似体験装置によれば、実際の作業に近い状況においてアクチュエータの可動部が作動して作業者の身体の一部に干渉することを作業者に実体験させることができる。また、可動部の先端に取り付けられた衝撃吸収部材により作業者の身体の一部と可動部とが直接接触することが防止されるとともに作業者の身体の一部に伝達される衝撃が和らげられるため、作業者が怪我をするなどの不具合の発生をも防止することができる。また、本発明に係る擬似体験装置によれば、例えば作業者の手が載置部の特定領域に進入したときに不意にアクチュエータの可動部が作動する。このため、予期せずに作動した可動部に作業者の身体の一部が干渉するといった、実際の状況に近い体験を作業者にさせることができる。さらに、本発明に係る擬似体験装置によれば、物体検知センサの誤検知によりアクチュエータの可動部が作動して可動部が作業者の身体の一部に干渉するといった実際の状況に近い体験をさせることもできる。
また、本発明に係る擬似体験装置は、載置部及びアクチュエータの可動部が配設される内部空間を有し、且つ開口面(S)を有する筐体(3)と、外部から開口面を経由して筐体の内部空間に物体が進入していることを検知する進入検知センサ(7)と、を備えるとよい。また、筐体を構成する壁面(3b)には、筐体の外部から筐体の内部に作業者の身体の一部を進入させることができるような開口窓部(3f)が形成されるとよい。そして、制御部は、物体検知センサが特定領域に物体が存在していることを検知しており、且つ、進入検知センサが筐体の内部空間に物体が進入していることを検知していないときに、可動部が特定領域に存在する物体に向かって作動するようにアクチュエータを制御するとよい。
これによれば、上述のようにワークのような物体が載置部上の特定領域以外の領域に載置されているときは、物体検知センサがワークを検知しないため、アクチュエータの可動部は作動しない。このとき例えば作業者が、筐体の開口面から自身の手を伸ばして載置部上のワークを特定領域に移動させる場合、進入検知センサが筐体の開口面を経由して作業者の手が筐体内に進入していることを検知するため、アクチュエータの可動部は作動しない。このように、作業者が正規の手順に則って非定常作業を実施する場合には、アクチュエータの可動部は作動しないので、作業者の手がアクチュエータの可動部に干渉することはない。これに対し、作業者が自身の手を筐体の壁面に形成された開口窓部から筐体内に入れて、ワークを特定領域に移動させようとした場合、進入検知センサは筐体内に作業者の手が進入していることを検知できない。このとき物体検知センサが作業者の手を検知すると、アクチュエータの可動部が作動して、可動部が衝撃吸収部材を介して作業者の手に干渉する。
このようにして、本発明に係る擬似体験装置によれば、正規の手順に則らずに非定常作業を実施した場合にアクチュエータの可動部が可動して作業者の身体の一部が可動部に干渉するといった、実際の状況に近い体験を作業者にさせることもできる。
また、本発明に係る擬似体験装置は、特定領域に存在する物体に向かう可動部の先端が特定領域に存在する物体に予め定められた距離まで接近したときに、可動部の作動を停止させるために可動部と衝突するストッパ部材を有するのがよい。そして、ストッパ部材は、可動部と衝突したときに所定の大きさの衝突音を発生するように構成されているとよい。これによれば、作業者の身体の一部が特定領域に進入したときに作業者の身体の一部に近づくように作動するアクチュエータの可動部が、ストッパ部材と衝突することによって、その作動を停止する。このとき、可動部とストッパ部材との衝突によって大きな音が発生する。このように大きな衝突音を発生させることにより、アクチュエータの可動部が作業者の身体の一部に干渉する危険性をより効果的に作業者に印象付けることができる。
本実施形態に係る擬似体験装置を示す図である。 エアシリンダーのシリンダ本体の内部の概略構成を示す概略断面図である。 ピストンロッドの前進作動が停止した状態を示す、擬似体験装置の正面図である。 ワークがワーク載置台の正規の領域以外の領域に載置されている状態を示す、擬似体験装置の正面図である。 筐体の左側板に形成された開口窓部から筐体内に作業者が手を入れてワークをつかんでいる状態を示す、擬似体験装置の正面図である。 筐体の左側板に形成された開口窓部から筐体内に作業者が手を入れてワークをつかもうとする瞬間にエアシリンダーが作動した状態を示す、擬似体験装置の正面図である。 圧縮された緩衝材とワークとの間の鉛直方向距離Aと、前進端位置におけるピストンロッドとワークとの間の距離Lとの関係を示す図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係る擬似体験装置を示す図であり、図1(a)が左側面図、図1(b)が正面図である。なお、図1(a)及び図1(b)において、上下方向が鉛直方向である。また、図1(a)において、左右方向を前後方向と定義し、右方を前方、左方を後方と定義する。また、図1(b)において、左右方向を幅方向と定義する。
図1に示すように、本実施形態に係る擬似体験装置1は、支持台2と、筐体3と、ワーク載置台4(載置部)と、ワーク検知センサ5(物体検知センサ)と、エアシリンダー6(アクチュエータ)と、エリアセンサ7(進入検知センサ)と、制御装置8(制御部)と、各種の操作ボタンが設けられた操作盤9と、を備える。
支持台2は平面視(上面視)にて矩形状に形成される。平面矩形状の支持台2の4隅の下面にそれぞれ脚2aが取り付けられていて、各脚2aの下面が接地される。この支持台2の上面に、筐体3が固定される。
筐体3は、内部空間を有するとともに、図1(a)において前方面Sが開口した直方体状に形成される。この筐体3は、底板3a、左側板3b、右側板3c、天板3d、及び背板3eを備える。底板3aは筐体3の底面を形成し、支持台2の上面に固定される。底板3aの図1(b)において左端から左側板3bが立設される。左側板3bは筐体3の左方面を形成する。底板3aの図1(b)において右端から右側板3cが立設される。右側板3cは筐体3の右方面を形成する。天板3dは、左側板3bの上端と右側板3cの上端とを接続するように図1(b)の左右方向に延びており、筐体3の上方面を形成する。背板3eは、底板3a、左側板3b、右側板3c、及び天板3dのそれぞれの図1(b)において紙面の奥側に位置する端(後方端)を接続するように構成され、筐体3の背面(後方面)を形成する。
筐体3の内部空間内にワーク載置台4が配設される。このワーク載置台4は、底板3aの中央部分に固定される。ワーク載置台4の上面にワークWが載置される。ワーク載置台4の上面には、ワークWが載置されるべき正規の領域(特定領域)が定められており、この正規の領域にワークWが載置される。図1(b)には、ワークWがワーク載置台4の正規の領域に載置されている状態が示されている。
また、筐体3内にワーク検知センサ5が設けられる。ワーク検知センサ5は、投光部5a及び受光部5bを有する。投光部5aと受光部5bは、正面視にてワーク載置台4を挟んで対向するように、ワーク載置台4に対して幅方向における左方側及び右方側に配設される。投光部5aは近赤外線を放射し、受光部5bは近赤外線を受光する。投光部5aは、放射した近赤外線がワーク載置台4の正規の領域に載置されたワークWに照射されるように、その放射方向が定められる。受光部5bは、ワーク載置台4の正規の領域にワークWが載置されていないときに、投光部5aから放射された近赤外線を受光し得る位置に配設される。
したがって、ワーク載置台4の正規の領域にワークWが載置されているときには、投光部5aから放射された近赤外線がワークWに遮られるため、受光部5bは近赤外線を受光することができない。一方、ワーク載置台4の正規の領域にワークWが載置されていないときは、投光部5aから放射された近赤外線が受光部5bに受光される。このように、ワーク検知センサ5は、受光部5bが近赤外線を受光するか否かに基づいて、ワーク載置台4の正規の領域にワークWが載置されているか否かを検知する。ここで、ワーク検知センサ5は、ワークW以外の物体がワーク載置台4の正規の領域上に存在している場合にも、ワークWが正規の領域に載置されていると判断する。すなわち、ワーク検知センサ5は、ワーク載置台4上の正規の領域(特定領域)に物体が存在しているか否かを検知する。
また、アクチュエータとしてのエアシリンダー6は、シリンダ本体6aと、可動部としてのピストンロッド6bとを備える。シリンダ本体6aが、筐体3の天板3dの上面に固定される。また、天板3dには上下に貫通した孔が形成されており、エアシリンダー6のピストンロッド6bは、天板3dに形成された孔を通過して筐体3内に上方から進入し、その先端がワーク載置台4の上面の正規の領域に上方から面するように、筐体3内に配置される。従って、筐体3の内部空間内には、ワーク載置台4及びピストンロッド6bが配設されることになる。
エアシリンダー6のピストンロッド6bは、図1(b)に示す位置から下方に延びる方向に前進作動することができるように構成される。つまり、エアシリンダー6は、ワーク載置台4の正規の領域に載置されているワークWに向かって作動可能なピストンロッド6bを有する。
また、エリアセンサ7は、投光部7a及び受光部7bを備える。投光部7aは、筐体3の左側板3bの前方端辺、すなわち筐体3の開口面(前方面S)の左端辺に取り付けられ、受光部7bは、筐体3の右側板3cの前方端辺、すなわち筐体3の開口面(前方面S)の右端辺に取り付けられる。投光部7aは、受光部7bに向かって近赤外線を放射する。従って、投光部7aから放射された近赤外線は、筐体3の開口面(前方面S)に照射される。受光部7bは近赤外線を受光する。筐体3の開口面(前方面S)を経由して作業者の身体の一部が筐体3内に進入したとき、その身体の一部によって、投光部7aから放射された近赤外線が遮られる。このため、受光部7bを構成する受光素子の一部が近赤外線を受光することができない。一方、筐体3の開口面(前方面S)を経由して作業者の身体の一部が筐体3内に進入していないとき、受光部7bを構成する全ての受光素子が近赤外線を受光する。このように、エリアセンサ7は、受光部7bの受光素子の受光状態に基づいて、筐体3の開口面(前方面S)を経由して外部から筐体3内に作業者の身体の一部(物体)が進入しているか否かを検知する。
また、図1(a)に良く示すように、筐体3を構成する壁面のうち、左側板3bに開口窓部3fが形成される。この開口窓部3fは、筐体3の外部から筐体3の内部に手を進入させることができる程度の大きさに形成される開口である。作業者が開口窓部3fを経由して筐体3内に手(身体の一部)を進入させた場合、エリアセンサ7は、筐体3内に作業者の手(身体の一部)が進入していることを検知することができない。
制御装置8は、エアシリンダー6の作動(ピストンロッド6bの作動)を制御する。また、制御装置8は、ワーク検知センサ5及びエリアセンサ7に電気的に接続されており、これらのセンサからの検出情報を入力する。
操作盤9に設けられている各種ボタンは、少なくとも、電源スイッチボタン9a、起動ボタン9b、及び非常停止ボタン9cを備える。作業者が電源スイッチボタン9aを押下することにより、制御装置8の起動と停止が切り換えられる。作業者が起動ボタン9bを押下することにより、制御装置8に起動信号が入力される。作業者が非常停止ボタン9cを押下することにより、作動中のエアシリンダー6の作動が緊急停止する。
また、エアシリンダー6のピストンロッド6bの先端に、ワーク押さえ治具6hが取り付けられる。ワーク押さえ治具6hはピストンロッド6bと一体的に動作する。このワーク押さえ治具6hも本発明の可動部に相当する。また、ワーク押さえ治具6hに緩衝材10(衝撃吸収部材)が取り付けられている。従って、緩衝材10は、ピストンロッド6bの先端にワーク押さえ治具6hを介して取り付けられていることになる。緩衝材10は、それに物体が衝突したときに物体に作用する衝撃力を和らげる機能を有する。このような機能を有する緩衝材10は、弾性体で構成されていてもよい。また、緩衝材10は、多孔質の弾性体で構成されていてもよい。本実施形態において、緩衝材10は、多孔質の「へちま繊維」からなるたわし(へちまたわし)によって構成される。
図2は、エアシリンダー6のシリンダ本体6aの内部の概略構成を示す概略断面図である。シリンダ本体6aの内部には、円柱状のシリンダ空間が形成されており、この円柱状のシリンダ空間内に、図2に示すように円柱状のピストン部材6cが同軸的に設けられる。このピストン部材6cによって、シリンダ空間が、軸方向に沿って第一空間S1と第二空間S2とに二分される。
円柱状のピストン部材6cの一方の端面は第一空間S1に面し、他方の端面は第二空間S2に面する。そのうち第二空間S2に面する端面にピストンロッド6bの基端が接続される。従って、ピストン部材6cとピストンロッド6bは一体的に作動する。つまり、ピストン部材6cも、本発明の可動部を構成する。
ピストンロッド6bは、ピストン部材6cの端面から第二空間S2に延出される。また、第二空間S2に面するシリンダ本体6aの一方の端面6eに孔6fが形成されており、この孔6fを経由して、ピストンロッド6bがシリンダ本体6aの外部に延出される。従って、第一空間S1の容積が増加し第二空間S2の容積が減少するようにピストン部材6cがシリンダ空間内で移動することにより、ピストンロッド6bがシリンダ本体6aから延びるように前進作動する。一方、第一空間S1の容積が減少し第二空間S2の容積が増加するようにピストン部材6cがシリンダ空間内で移動することにより、ピストンロッド6bがシリンダ本体6a内に退避するように後退作動する。
また、図2に示すように、第二空間S2にストッパ部材6gが設けられる。ストッパ部材6gはリング状に形成されており、その内周側にピストンロッド6bが挿通される。ストッパ部材6gは、シリンダ本体6aの一方の端面6eに固定される。ピストン部材6cがストッパ部材6gに衝突することによって、それ以上のピストンロッド6bの前進作動が規制される。また、ストッパ部材6gは、ピストン部材6cと衝突したときに、予め定められた所定の大きさ以上の衝突音を発生する材質により形成される。本実施形態においては、ストッパ部材6gは、ナイロン樹脂により形成される。
上記構成の擬似体験装置1において、以下に、その作動について説明する。
まず、作業者が電源スイッチボタン9aを押下する。これにより制御装置8が起動する。次いで、作業者が、筐体3の開口面(前方面S)から手を筐体3内に入れて、ワークWをワーク載置台4の正規の領域に載置する。このときエリアセンサ7は、作業者の手が筐体3の開口面(前方面S)を経由して筐体3に進入したことを検知する。また、ワークWがワーク載置台4の正規の領域に載置された場合、ワーク検知センサ5がワークWを検知する。ワークWをワーク載置台4の正規の領域に載置した後に、作業者は、筐体3内から自身の手を退出させる。これにより、エリアセンサ7が、作業者の手が筐体3の開口面(前方面S)を経由して筐体3に進入していることを検知していない状態にされる。
その後、作業者は、起動ボタン9bを押下する。すると、制御装置8は、起動信号を入力する。制御装置8は、起動信号を入力したときに、ワーク検知センサ5がワークWを検知しており、且つ、エリアセンサ7が開口面(前方面S)を経由して作業者の手が筐体3内に進入していることを検知していない場合に限り、エアシリンダー6を作動させる。エアシリンダー6が作動すると、ピストンロッド6bが前進作動して、ピストンロッド6bが図1の下方に向かって延びる。これにより、ピストンロッド6bが、ワーク載置台4の正規の領域に載置されたワークWに向かって作動する。すなわち、制御装置8は、ワーク検知センサ5が正規の領域にワークWが載置されていることを検知しており、且つ、エリアセンサ7が筐体3の開口面(前方面S)を経由して筐体3の内部空間に作業者の身体の一部が進入していることを検知していないときに、ピストンロッド6bが正規の領域に載置されたワークWに向かって作動するように、エアシリンダー6を制御する。そして、シリンダ本体6a内のピストン部材6cがストッパ部材6gに衝突することにより、ピストンロッド6bの前進作動が停止する。
図3は、ピストンロッド6bの前進作動が停止した状態を示す、擬似体験装置1の正面図である。図3からわかるように、ピストンロッド6bの先端面(下端面)は、ワーク載置台4の正規の領域に載置されているワークWに一定の鉛直方向距離Lまで近づいたときに、停止する。言い換えれば、エアシリンダー6は、正規の位置に載置されているワークWに向かうピストンロッド6bの先端が正規の位置に載置されているワークWに予め定められた鉛直方向距離(距離L)まで近づいたときにピストンロッド6bの前進作動が停止するように、構成される。
このように、本実施形態に係る擬似体験装置1は、制御装置8に起動信号が入力され、ワーク検知センサ5がワークWを検知し、且つ、エリアセンサ7が、筐体3の開口面(前方面S)を経由して筐体3内に作業者の手が進入していることを検知していないといった条件が全て成立している場合、エアシリンダー6のピストンロッド6bが前進作動するとともに、ピストンロッド6bの先端がワークWに所定の距離まで近づいたときにピストンロッド6bの前進作動が停止するように、構成される。
図4は、ワークWがワーク載置台4の正規の領域以外の領域に載置されている状態を示す、擬似体験装置1の正面図である。図4に示すようにワークWが正規の領域以外の領域にある場合、ワーク検知センサ5がワークWを検知しない。従って、作業者が起動ボタン9bを押下しても、必要な条件が成立していないので制御装置8はエアシリンダー6を作動させない。そのため作業者は、ワークWを正規の領域に移動させるといった非定常作業を行わなければならない。この場合において、正規の非定常作業と正規でない非定常作業とに分けて、以下に説明する。
<正規の非定常作業>
正規の非定常作業を実施する作業者は、筐体3の開口面(前方面S)から筐体3内に手を入れてワークWをつかみ、ワークWをワーク載置台4の正規の領域に移動させる。このとき、エリアセンサ7は、作業者の手が筐体3の開口面(前方面S)を経由して筐体3内に進入したことを検知する。ここで、起動信号が入力されているときにエリアセンサ7が作業者の手が筐体3に進入したことを検知すると、入力されている起動信号の入力が無効にされる。作業者は、ワークWを正規の領域に移動させた後に、筐体3内から手を退出させる。すると、エリアセンサ7は、作業者の手が開口面(前方面S)を経由して筐体3に進入していることを検知していない状態にされる。この状態では、ワークWがワーク検知センサ5で検知され、且つ、エリアセンサ7が、作業者の手が筐体3内に進入していることを検知していないという条件が成立する。しかし、上述したようにエリアセンサ7による作業者の手の検知によって、起動信号の入力が無効にされているので、制御装置8はエアシリンダー6を作動させない。従って、作業者は、再度、起動ボタン9bを押下する。これにより起動信号が制御装置8に入力されると、エアシリンダー6が作動する。
<正規でない非定常作業>
上述したように、正規の非定常作業を実施する場合、ワークWを正規の領域に移動させた後、再度起動ボタン9bを押下しなければエアシリンダー6を作動させることができない。こうした作業工程の煩雑さを回避するために、正規でない非定常作業を実施する作業者は、筐体3の開口面(前方面S)からではなく、左側板3bに形成された開口窓部3fから筐体3内に手を入れてワークWをつかみ、ワークWをワーク載置台4の正規の領域に移動させようとする。図5は、筐体3の左側板3bに形成された開口窓部3fから筐体3内に作業者が手を入れてワークWをつかんでいる状態を示す、擬似体験装置1の正面図である。この場合、エリアセンサ7の投光部7aから放射された近赤外線が作業者の手に遮られないため、エリアセンサ7は筐体3内に作業者の手が進入していることを検知できない。このとき筐体3内に進入した作業者の手がワーク載置台4上の特定領域に進入してワーク検知センサ5の投光部5aから放射された近赤外線を遮ると、ワーク検知センサ5が作業者の手をワークWと見なして、ワークWを誤検知する。また、エリアセンサ7によって作業者の手の進入が検知されていないので、入力されている起動信号は無効にされていない。このため、起動信号の入力、ワーク検知センサ5によるワークWの検知(誤検知)、エリアセンサ7による筐体3内への作業者の手の進入の非検知、という条件が全て成立することになる。よって、制御装置8は、エアシリンダー6を作動させる。つまり、開口窓部3fから手を伸ばしてワーク載置台4上のワークWをつかもうとする瞬間に、エアシリンダー6が作動する。
図6は、開口窓部3fから作業者が手を筐体3内に入れてワークWをつかもうとする瞬間にエアシリンダー6が作動した状態を示す、擬似体験装置1の正面図である。図6に示すように、正規でない非定常作業を実施しようとすると、エアシリンダー6のピストンロッド6bが特定領域に進入した作業者の手に近づき、作業者の手がピストンロッド6b(又はワーク押さえ治具6h)とワーク載置台4との間に挟まれる。
また、上述したように、ピストンロッド6bは、その先端面とワーク載置台4上のワークWとの間の鉛直方向距離がLまで近づいたときに、その前進作動を停止する。このとき、ピストンロッド6bの先端面に取り付けられている緩衝材10が作業者の手に当たる。つまり、作業者の手が緩衝材10を介してピストンロッド6bに干渉する。このとき作業者の手に当たっている緩衝材10が圧縮される。ここで、作業者の手により圧縮されている緩衝材10とワークWとの間の鉛直方向距離Aが、作業者の手の厚さ程度となるように、予めピストンロッド6bの前進端位置、又はストッパ部材6gの大きさが設定される。図7は、上記距離Aと、前進端位置におけるピストンロッド6bとワークWとの間の距離Lとの関係を示す図である。図7に示すように、距離Lは、距離Aと、距離Bと、距離Cとの和により表される。距離Bは、作業者の手に当たって圧縮されている緩衝材10の鉛直方向長さであり、距離Cは、ワーク押さえ治具の鉛直方向長さである。距離Cは既知であり、距離Bは、緩衝材10から作業者の手に作用させる力の大きさに応じて推定することができる。また、作業者の手の厚さも大まかに推定することができる。よって、距離Lが、既知の距離C及び推定される距離A及び距離Bとの和になるように、ピストンロッド6bの前進端位置、或いはストッパ部材6gの大きさが、設定される。
このようにして設定した前進端位置にてピストンロッド6bの作動が停止するため、作業者の手がピストンロッド6bに直接干渉することがないとともに、ピストンロッド6bによって強圧されることはない。また、ピストンロッド6b(ワーク押さえ治具6h)の先端に取り付けられた緩衝材10が撓んで、ピストンロッド6bの作動力が作業者の手に伝達される際の衝撃が和らげられる。よって、作業者が怪我をすることもない。なお、緩衝材10がざらついた面を有するへちま繊維などにより形成されたへちまたわしである場合、緩衝材10が作業者の手に触れたときに痛痒さを作業者に与える。これにより、ピストンロッド6bが直に手に当たったときの恐怖感が想起される。
また、ピストンロッド6bの前進作動は、ピストン部材6cがストッパ部材6gに衝突することにより停止する。このとき、ピストン部材6cとストッパ部材6gとの大きな衝突音が発生する。このような衝突音を作業者が聞くことにより、エアシリンダー6のピストンロッド6bが作業者の手に干渉する危険性をより効果的に作業者に印象付けることができる。
以上のように、本実施形態に係る擬似体験装置1は、ワーク載置台4と、ワーク載置台4上の正規の領域のワークWを検知するワーク検知センサ5と、ワークWに向かって作動可能なピストンロッド6bを有するエアシリンダー6と、ワーク検知センサ5がワークWを検知しているときに、ピストンロッド6bがワークWに向かって作動するようにエアシリンダー6を制御する制御装置8と、を備える。また、エアシリンダー6は、ワークWに向かうピストンロッド6bの先端が正規の領域に載置されたワークWに所定距離Lまで接近したときにピストンロッド6bの前進作動が停止するように構成される。さらに、ピストンロッド6bの先端には、緩衝材10が取り付けられている。
このように構成された本実施形態に係る擬似体験装置1においては、作業者に正規でない非定常作業を実施させることにより、エアシリンダー6のピストンロッド6bが作動してピストンロッド6bが作業者の身体の一部に緩衝材10を介して干渉するということを実体験させることができる。こうした実体験をさせることで、実際の「挟まれ災害」と同様な体験ができる。そして、実際に自分の手が挟まれる状況を見て(視覚)、且つ、挟まれる感覚(触覚)を体験することにより、アクチュエータの可動部が身体の一部に干渉する危険、及び、その怖さ、についての認識を十分に高めさせることができる。また、作業者の身体の一部とピストンロッド6bとの間の緩衝材10によってピストンロッド6bの作動力による衝撃が和らげられるので、作業者が怪我をするなどの不具合の発生をも防止することができる。
また、正規でない非定常作業の実施時に、ワーク検知センサ5が作業者の身体の一部を検知した場合、突然エアシリンダー6のピストンロッド6bが作動する。このような予期しないピストンロッド6bの作動は、実際の災害現場においてしばしば起こり得る。従って、本実施形態によれば、こうした予期せぬ可動部の作動によって作業者の身体の一部が可動部に干渉するといった、実際の状況に近い体験をすることができる。さらに、ワーク検知センサ5が自分の手をワークと誤検知することによって、作業者の身体の一部が可動部に干渉するといった実際の状況に近い体験をさせることもできる
また、本実施形態に係る擬似体験装置1は、上記構成に加え、さらに、ワーク載置台4及びエアシリンダー6のピストンロッド6bが配設される内部空間を有し、且つ開口面(前方面S)を有する筐体3と、外部から筐体3の開口面(前方面S)を経由して筐体3の内部空間に作業者の手が進入していることを検知するエリアセンサ7と、を備える。また、筐体3を構成する左側板3bには、筐体3の外部から筐体の内部に作業者の身体の一部を進入させることができるような開口窓部3fが形成されている。そして、制御装置8は、起動信号が入力されたときに、ワーク検知センサ5が正規の領域にワークWが載置されていることを検知しており、エリアセンサ7が筐体3の開口面(前方面S)を経由して筐体3の内部空間に作業者の身体の一部が進入していることを検知していないときに、エアシリンダー6のピストンロッド6bが正規の領域に載置したワークWに向かって作動するようにエアシリンダー6を制御する。
このように構成された本実施形態に係る擬似体験装置1によれば、ワークWが正規の領域以外の領域に載置されている場合に、作業者が正規の手順によらず、開口窓部3fから手を筐体3内に進入させてワークWをワーク載置台4の正規の領域に移動させようとしたときに、不意にエアシリンダー6のピストンロッド6bが作動する。このような正規の手順によらずして非定常作業を実施した場合にエアシリンダー6のピストンロッド6bが作動して作業者の手に干渉するといった、実際の状況に近い体験を作業者にさせることもできる。加えて、正しい非定常作業(異常処置作業等)の実施の仕方を学習することもできる。
さらに、本実施形態に係る擬似体験装置1は、上記した構成に加え、正規の領域に載置されたワークWに向かうピストンロッド6bの先端がワークWに所定距離Lまで接近したときに、ピストンロッド6bの前進作動を停止させるためにピストンロッド6bと衝突するストッパ部材6gを有する。そして、ストッパ部材6gは、ピストンロッド6bと衝突したときに所定の大きさの衝突音を発生するように構成されている。これによれば、本実施形態に係る擬似体験装置1によって作業者の身体の一部が緩衝材10を介して可動部(ピストンロッド6b)に干渉したときに、作業者は、実際に自分の手が挟まれることを見て(視覚)、且つ挟まれる際の感覚を感じ(触覚)、さらに、エアシリンダー6のピストンロッド6bがストッパ部材6gと衝突する際の大きな衝突音を作業者が聞く(聴覚)ことになる。換言すれば、作業者は、可動部が作業者の身体の一部に干渉することを、視覚、触覚、及び聴覚を通じて認識することになる。このように、可動部が作業者の身体の一部に干渉することを視覚、触覚、及び聴覚に訴えることにより、可動部が作業者の身体の一部に干渉する危険性、その怖さを、より効果的に作業者に印象付けることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定して解釈されるものではない。例えば、上記実施形態においては、アクチュエータとしてエアシリンダーを用いた例を示したが、直線、円弧運動をする可動部を有するアクチュエータであれば、どのようなものでも本発明に適用することができる。また、上記実施形態においては、衝撃吸収部材(緩衝材)として、へちまのたわしを使用したが、可動部の作動力を十分に吸収できるものであれば、それ以外のものを使用してもよい。また、ストッパ部材6gの材質として上記実施形態ではナイロン樹脂を用いたが、所定の衝突音が発生するような材質であれば、どのような材質を用いてストッパ部材6gを構成してもよい。このように、本発明は、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、変形可能である。
1…擬似体験装置、3…筐体、3a…底板、3b…左側板、3c…右側板、3d…天板、3e…背板、3f…開口窓部、4…ワーク載置台(載置台)、5…ワーク検知センサ(物体検知センサ)、6…エアシリンダー(アクチュエータ)、6a…シリンダ本体、6b…ピストンロッド(可動部)、6c…ピストン部材(可動部)、6g…ストッパ部材、6h…ワーク押さえ治具(可動部)、7…エリアセンサ(進入検知センサ)、8…制御装置(制御部)、9…操作盤、9a…電源スイッチボタン、9b…起動ボタン、9c…非常停止ボタン、10…緩衝材(衝撃吸収部材)、S…前方面(開口面)、W…ワーク

Claims (3)

  1. 物体が載置される載置部と、
    載置部上の特定領域に物体が存在するか否かを検知する物体検知センサと、
    前記特定領域に存在する物体に向かって作動可能な可動部を有するアクチュエータと、
    前記物体検知センサが前記特定領域に物体が存在することを検知しているときに、前記可動部が前記特定領域に存在する物体に向かって作動するように前記アクチュエータを制御する制御部と、
    を備え、
    前記アクチュエータは、前記特定領域に存在する物体に向かう前記可動部の先端が前記特定領域に存在する物体に予め定められた距離まで接近したときに可動部の作動が停止するように、構成され、
    前記可動部の先端には、それが物体に接触したときに接触時における物体への衝撃を吸収する衝撃吸収部材が取り付けられている、擬似体験装置。
  2. 請求項1に記載の擬似体験装置において、
    前記載置部及び前記可動部が配設される内部空間を有し、且つ開口面を有する筐体と、
    外部から前記開口面を経由して前記筐体の内部空間に物体が進入していることを検知する進入検知センサと、を備え、
    前記筐体を構成する壁面には、前記筐体の外部から前記筐体の内部に作業者の身体の一部を進入させることができるような開口窓部が形成され、
    前記制御部は、前記物体検知センサが前記特定領域に物体が存在していることを検知しており、且つ、前記進入検知センサが前記筐体の内部空間に物体が進入していることを検知していないときに、前記可動部が前記特定領域に存在する物体に向かって作動するように前記アクチュエータを制御する、擬似体験装置。
  3. 請求項1又は2に記載の擬似体験装置において、
    前記特定領域に存在する物体に向かう前記可動部の先端が前記特定領域に存在する物体に予め定められた距離まで接近したときに、前記可動部の作動を停止させるために前記可動部と衝突するストッパ部材を有し、
    前記ストッパ部材は、前記可動部と衝突したときに所定の大きさの衝突音を発生するように構成されている、擬似体験装置。
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