JP3002802B2 - 二段式立体駐車装置 - Google Patents

二段式立体駐車装置

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JP3002802B2
JP3002802B2 JP5246289A JP24628993A JP3002802B2 JP 3002802 B2 JP3002802 B2 JP 3002802B2 JP 5246289 A JP5246289 A JP 5246289A JP 24628993 A JP24628993 A JP 24628993A JP 3002802 B2 JP3002802 B2 JP 3002802B2
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parking
pallet
ball screw
parking pallet
vehicle
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厚栄 新江
孟 土田
正紀 河内
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大島農機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上下二段に構成した駐
車パレットの下段部分を地下に掘設したピットに格納す
る二段式立体駐車装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、地上に設置するタイプの二段式立
体駐車装置として例えば第8図に示したものなどが実用
に供せられている(実開平4−135661号公報参
照)。
【0003】このものは、駐車パレット101の左右後
方にねじ軸を内設する昇降支柱を立設し、左右のねじ軸
を同期回転駆動することにより、ねじ軸に螺合するボー
ルナットを昇降させ、そのボールナットに係合連結した
駐車パレット101を昇降させる昇降駆動装置102を
設け、更に駐車パレット101の左右側部に各各、X字
状に交叉し中央部が互いに回動自在に枢着連結された2
本のリンクから成る昇降案内装置103を設けたもので
ある。
【0004】又、前記駐車装置には駐車パレットの下部
すなわち地上部分に車両が駐車されていると、上昇した
駐車パレット上に駐車した車両は出庫できないという問
題点があり、この問題点を解消するものとして、第9図
に示すように駐車パレットを上下二段に構成して、下段
部分を地下に掘設したピット110に格納するタイプの
二段式立体駐車装置も開発されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術で述
べ、第9図に示したものにおいては、駐車パレットが上
昇位置にある時に上段パレットに駐車した車両に強い横
風を受けた時、あるいは地震などによる振動を受けた場
合、横振れに対する剛性、強度に問題がある他、左右の
ボールねじ軸を同期回転駆動する駆動軸、電動モータ等
がピット底部に設置される為水害に弱いという問題があ
る。
【0006】本発明は、前記従来の技術の有するこのよ
うな問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とす
るところは、簡単な構成で横振れすることのない剛性、
強度があり、水害に強い地下格納タイプの二段式立体駐
車装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する手段
として、本発明の特徴は地下格納タイプの二段式立体駐
車装置において、前記複数のボールねじ軸とボールナッ
トの組み合わせより成る昇降駆動装置を、前記駐車パレ
ットの車両の出入り方向に対して一側方に配設し、複数
のボールねじ軸を同期回転駆動する駆動軸及び電動モー
タを昇降駆動装置上部に設けるとともに、下段パレット
の下部に車両の出入り方向と略直角方向にX字状に交叉
する2本のリンクから成る昇降案内装置を設けたことに
ある。
【0008】
【作用】本発明は以上のように構成されているので、駐
車パレットが上昇位置にある時に、駐車車両に対して強
い横風を受けたり、あるいは地震などによる振動を受け
ても、横方向にX字状に交叉する2本のリンクが設けら
れているので横振れすることのない剛性、強度が得られ
駐車装置全体の安定度が増す。
【0009】又、複数のボールねじ軸を同期回転駆動す
る駆動軸及び電動モータを昇降駆動装置上部に設けたの
で、水害などでピット底部に少々の水が溜っても故障の
心配がない。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0011】図1は本発明装置の一実施例を示す正面図
で2基連設した場合を示し、図2はその側面図であり、
図中符号1は地中に掘設したピットである。
【0012】図1において左側駐車装置は二段に構成さ
れた駐車パレット2が上昇位置にある場合を示し、右側
駐車装置は駐車パレット2が下降位置にある場合を示
す。
【0013】駐車パレット2は上段パレット3と下段パ
レット4とを、下段パレット4上に駐車する車両Aの運
転席ドアの開閉に支障のない位置で、複数の連結柱5、
6により適宜の間隔(駐車車両の車高以上)をもって連
結して構成されている。
【0014】昇降駆動装置10は駐車パレット2への車
両の出入り方向に対して一側方(図1においては左側)
に設けられており、ピット1底部に底部基盤11を配し
その上にみぞ形鋼12を2個向かい合わせ、後述するブ
ラケット7が昇降する間隔をあけて配置した昇降支柱1
3を、前後方向に2組立設し上部補強材14及び下部補
強材15により連結して、昇降支柱13内部にはボール
ナット16を螺合したボールねじ軸17を設けて構成さ
れている。18はボールナット16に固着されたピン、
19は回動自在に装着された昇降ローラーである。
【0015】前後のボールねじ軸17は上部に設けた駆
動軸20、ウォーム21及びウォームホイール22等の
動力伝達機構を介して電動モータ23により同期回転駆
動される。下段パレット4より突出して設けられたブラ
ケット7は、昇降支柱13開放面から内部のボールナッ
ト16に固着されたピン18に引掛係合されているの
で、駐車パレット2はボールねじ軸17の回転によって
ボールナット16とともに昇降作動する。24は配電
箱、25は作動スイッチである。
【0016】昇降駆動装置10の上部に設けられたカバ
ー8は駐車した車両へ、運転者が出入りする通路として
利用されるので、昇降駆動装置10は駐車する車両の運
転席側に設けた方がよい。図において車両は後進して入
庫、前進で出庫する。
【0017】又、駐車パレット2を水平状態を保って昇
降案内する昇降案内装置30は、下段パレット4とピッ
ト1底部との間に設けられた、X字状に交叉し中央部が
連結ピン37により、互いに回動自在に枢着連結された
等長の2本のリンク31、32により構成されていて、
この2本のリンク31、32の開閉により駐車パレット
2は水平状態に保たれ昇降作動される。
【0018】前記2本のリンクの、第1のリンク31の
左端部は、昇降支柱13を立設した底部基盤11に連結
ピン38により回動自在に枢着連結され、右端部はリン
ク31に上部ローラーピン39により回動自在に枢着さ
れた上部ローラー33と下段パレット4の下面に設けら
れた上部ガイドレール34により摺動自在に連結されて
いる。
【0019】又、第2のリンク32の左端部は、下段パ
レット4の左端部に連結ピン38により回動自在に枢着
連結され、右端部はリンク32に下部ローラーピン40
により回動自在に枢着された下部ローラー35と底部基
盤11上に設けられた下部ガイドレール36により摺動
自在に連結されている。
【0020】次に作動について説明する。
【0021】電動モータ23を作動スイッチ25の操作
で作動させると回転動力は動力伝達機構を介して、駐車
パレット2側部前後に立設された昇降支柱13内のボー
ルねじ軸17に伝達され、前後のボールねじ軸17は同
期回転する。
【0022】ボールねじ軸17の回転によりボールナッ
ト16が昇降作動するので、ブラケット7を介して駐車
パレット2も昇降作動する。
【0023】駐車パレット2が上昇すると、第2のリン
ク32の左端部は引き上げられ、右端部は下部ローラー
35が下部ガイドレール36に沿って左方向に摺動移動
する。
【0024】第2のリンク32の中央部で回動自在に枢
着連結されている第1のリンク31は底部基盤11に回
動自在に枢着連結された左端部を支点として起上し、右
端部は上部ローラー33が下段パレットの下面に設けら
れた上部ガイドレール34に沿って左方向に摺動移動す
る。
【0025】このリンク装置は2本のリンクが等長で中
央部で回動自在に枢着連結されているので常に第2のリ
ンク32の左端連結部と、第1のリンク31の右端部に
設けた上部ローラー33の高さは同等になり、駐車パレ
ット2は常に水平に保たれて昇降作動する。
【0026】
【発明の効果】この発明は、以上実施例を通して説明し
たように構成したので、駐車パレットが上昇位置にある
時に、駐車車両に対して強い横風あるいは地震などによ
る振動を受けても、横方向にX字状に交叉した2本のリ
ンクが設けられているので、横振れすることのない剛
性、強度が得られ、昇降駆動装置及び昇降案内装置は車
両の重心位置に対して最も有効な位置に適宜の間隔をあ
けて前後に配置してあるので、極めて安定性の良い地下
格納タイプの二段式立体駐車装置を提供することができ
る。又、複数のボールねじ軸を同期回転駆動する駆動軸
及び電動モータを昇降駆動装置上部に設けてあるので水
害等による故障の心配がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の一実施例を示す正面図である。
【図2】図1に示す装置の側面図である。
【図3】図1に示す装置の平面図である。
【図4】昇降支柱部分の平面断面図である。
【図5】ブラケットの係合状態説明図である。
【図6】動力伝達機構の説明図である。
【図7】昇降案内装置の説明図である。
【図8】従来の技術で述べた、地上に設置するタイプの
二段式立体駐車装置の側面図である。
【図9】従来の技術で述べた、ピットに格納するタイプ
の二段式立体駐車装置の側面図である。
【符号の説明】
A 車両 1 ピット 2 駐車パレット 3 上段パレット 4 下段パレット 5 連結柱 6 連結柱 7 ブラケット 8 カバー 10 昇降駆動装置 11 底部基盤 12 みぞ形鋼 13 昇降支柱 14 上部補強 15 下部補強 16 ボールナット 17 ボールねじ軸 18 ピン 19 昇降ローラー 20 駆動軸 21 ウォーム 22 ウォームホイール 23 電動モータ 24 配電箱 25 作動スイッチ 30 昇降案内装置 31 第1のリンク 32 第2のリンク 33 上部ローラー 34 上部ガイドレール 35 下部ローラー 36 下部ガイドレール 37 連結ピン 38 連結ピン 39 上部ローラーピン 40 下部ローラーピン 101 駐車パレット 102 昇降駆動装置 103 昇降案内装置 110 ピット

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のボールねじ軸を同期回転駆動する
    ことにより、ボールねじ軸に螺合するボールナットを昇
    降させ、ボールナットと連結した駐車パレットを昇降さ
    せる昇降駆動装置と、駐車パレットの下部にX字状に交
    叉する2本のリンクから成る昇降案内装置を設け、前記
    駐車パレットを二段に構成して、下段部分を地下に掘設
    したピットに格納する二段式立体駐車装置に於いて、前
    記複数のボールねじ軸とボールナットの組み合わせより
    成る昇降駆動装置を、前記駐車パレットの車両の出入り
    方向に対して一側方に配設し、複数のボールねじ軸を同
    期回転駆動する駆動軸及び電動モータを昇降駆動装置上
    部に設けるとともに、前記駐車パレット下部に、前記X
    字状に交叉する2本のリンクから成る昇降案内装置を、
    車両の出入り方向と略直角方向に設けたことを特徴とす
    る二段式立体駐車装置。
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