JP3002772U - 容器用取手 - Google Patents

容器用取手

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JP3002772U
JP3002772U JP1994003390U JP339094U JP3002772U JP 3002772 U JP3002772 U JP 3002772U JP 1994003390 U JP1994003390 U JP 1994003390U JP 339094 U JP339094 U JP 339094U JP 3002772 U JP3002772 U JP 3002772U
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JP
Japan
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cylindrical portion
hollow cylindrical
container
fitting
side wall
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JP1994003390U
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篤志 山田
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Ube-Nitto Kasei Co Ltd
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Ube-Nitto Kasei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 利用空間を低減させることのない容器用取手
の提供。 【構成】 取手は、容器の側壁Aに穿設された取付け孔
B内に、容器の内外から挿入し、嵌合部で相互に嵌合さ
せて前記取付け孔Bに嵌着される一対の内,外嵌着片1
0,12を有している。内嵌着片10は、側壁の厚みと
ほぼ同じ長さの中空筒部10aと、筒部10aの一端側
外周に一体として設けられ、側壁の内面側に当接するフ
ランジ部10bと、筒部10aの内面に設けられた嵌合
突起部10cとを有している外嵌着片12は、側壁の厚
みとほぼ同じ長さを有し、中空筒部10a内に嵌合され
る中空筒部12aと、筒部12aの一端側外周に一体と
して設けられ、側壁の外面側に当接するフランジ部12
bと、筒部12aの外周に設けられた嵌合突起部12c
と、筒部12aの他端側外周にヒンジ結合され、筒部1
2aの閉塞が可能な蓋部12dとを有している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、容器用取手に関し、特に、容器の側壁に穿設された取付け孔内に 、容器の内外から挿入する方式の取手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
容器の側壁に嵌着する形式の取手として、例えば、実公平4−1055号公報 に開示されている構造のものが知られている。この公報に開示されている取手は 、偏平な筒状に形成され、一端が開口した取手本体と、この取手本体の外周に一 体的に突設され、容器の側壁内面に当接する内フランジと、この内フランジと対 面するように取手本体に嵌着される外フランジと、取手本体の開口端縁に突設さ れ、外フランジを係止する隆起部とから構成されている。
【0003】 このように構成された取手は、容器側壁の取付け孔に取手本体を外側から挿通 し、外フランジを隆起部を介して、取手本体に係止することにより、内外フラン ジで側壁を挟持するようにして装着され、取手本体の他端が閉塞されているので 、容器内部に塵埃が侵入することを防止することができるものの、以下に説明す る技術的課題もあった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
すなわち、上記公報に示されている取手は、一端が開口し、他端が閉塞した偏 平な筒状に形成された取手本体は、側壁の厚みよりもかなり長いので、取手を装 着すると、この部分が容器内に突出し、容器内に物品を収納する際に障害となり 、容器の利用可能なスペースを低減させていた。
【0005】 本考案は、このような従来の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的 とするところは、容器の利用空間を殆ど低減させることのない容器用取手を提供 することにある。また、別の目的は、容器内部に塵埃が侵入することが防止でき る容器用取手を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、容器の側壁に穿設された取付け孔内に、 容器の内外から挿入し、嵌合部を相互に嵌合させて前記取付け孔に嵌着される一 対の内,外嵌着片を有する容器用取手において、前記内嵌着片は、前記側壁の厚 みとほぼ同じ長さの中空筒部と、この中空筒部の一端側外周に一体として設けら れ、前記側壁の内面側に当接するフランジ部と、前記中空筒部の内面に設けられ た嵌合突起部とを有し、前記外嵌着片は、前記内嵌着片の厚みとほぼ同じ長さを 有し、前記内嵌着片の中空筒部内に嵌合される中空筒部と、この中空筒部の一端 側外周に一体として設けられ、前記側壁の外面側に当接するフランジ部と、前記 中空筒部の外周に設けられた嵌合突起部と、前記中空筒部の他端側外周にヒンジ 結合され、前記中空筒部の閉塞が可能な蓋部と、前記中空筒部の内周に設けられ 、前記蓋部が係合する溝とを有することを特徴とする。
【0007】 前記内嵌着片には、前記フランジ部が設けられた側の前記中空筒部の内周面に 、前記蓋部当接するストッパ部を設けることができる。
【0008】
【作用】
上記構成の容器用取手によれば、容器側壁の内側から取付け孔に挿入される内 嵌着片は、側壁の厚みとほぼ同じ長さの中空筒部と、この中空筒部の一端側外周 に一体として設けられ、側壁の内面側に当接するフランジ部と、中空筒部の内面 に設けられた嵌合突起部とから構成されているので、容器内に突出するのは、フ ランジ部の厚みだけになる。
【0009】
【実施例】
以下本考案の好適な実施例について添附図面を参照して詳細に説明する。図1 から図8は、本考案にかかる容器用取手の一実施例を示している。同図に示す容 器用取手は、容器の側壁Aに穿設された取付け孔B内に、容器の内外から挿入し 、嵌合部で相互に嵌合させて前記取付け孔Bに嵌着される一対の内,外嵌着片1 0,12を有している。
【0010】 内嵌着片10は、図1から図3に示すように、中空筒部10aと、フランジ部 10bと、嵌合突起部10cと、ストッパ部10dとを有している。中空筒部1 0aは、平行に延びる一対の直線部100aと、この直線部100aの端部に設 けられた一対の半円部101aとを有する略長円断面に形成されたものであって 、その長さは、容器側壁Aの厚みとほぼ同じ長さになっている。
【0011】 フランジ部10bは、中空筒部10aの一端側の端縁外周に一体として形成さ れており、中空筒部10aの断面とほぼ相似形の長円状になっている。嵌合突起 部10cは、中空筒部10aの内周面にあって、対向する直線部100aの内周 に相互に近接する方向に突出形成されている。また、この実施例の嵌合突起部1 0cは、山形状に形成されていて、中空筒部10aの軸方向に沿って、所定の間 隔をおいて複数条平行に設けられている。
【0012】 ストッパ部10dは、フランジ部10bが設けられた側の中空筒部10aの内 周面にあって、対向する半円部101aの内周に一体として形成されていて、略 半リング状に形成されている。 一方、外嵌着片12は、図4から図7に示すように、中空筒部12aと、フラ ンジ部12bと、嵌合突起部12cと、蓋部12dと、引っ掛け部12eと、溝 12fとを有している。中空筒部12aは、内嵌着片10の中空筒部10aと同 様に、平行に延びる一対の直線部120aと、この直線部120aの端部に設け られた一対の半円部121aとを有する略長円断面に形成され、その幅および長 さが、中空筒部10a内に嵌合できるように、中空筒部10aよりも小さくなっ ている。
【0013】 また、この中空筒部12aの軸方向の長さは、内嵌着片10の厚みとほぼ同じ 長さになっている。フランジ部12bは、中空筒部12aの一端側の端縁外周に 一体として形成されており、中空筒部12aの断面と大略相似形の長円状になっ ている。嵌合突起部12cは、中空筒部12aの外周面にあって、対向する直線 部120aの外周に相互に離間する方向に突出形成されている。また、この実施 例の嵌合突起部12cは、山形状に形成され、中空筒部12aの軸方向に沿って 、所定の間隔をおいて複数条平行に設けられている。
【0014】 蓋部12dは、中空筒部12aのフランジ部12bが設けられた側と反対側の 端縁上部にのみプラスチックヒンジ14を介して連結されていて、中空筒部12 aの一端を閉塞できるように、中空筒部12aの内寸よりも若干大きな長円状に 形成されている。引っ掛け部12eは、本考案の取手を箱の側壁Aに装着し、箱 を持ち揚げる際に、中空筒部12a内に挿入される手指の先端を引っ掛けるもの であって、中空筒部12aにフランジ部12bが設けられた側の端縁内周に、下 方に突出するようにして一体として形成されている。
【0015】 溝12fは、蓋部12dが嵌着されるものであって、中空筒部12aの内周面 に環状に設けられていて、その溝幅は、蓋部12fの厚みより若干大きくなって いる。 以上のように構成された取手は、予め箱の側壁Aに中空筒部10aと同様な断 面を有する取付け孔Bを穿設し、この取付け孔Bに嵌着することにより装着され る。図8は、装着された取手の断面を示している。取手の装着に当たっては、ま ず、側壁Aの内側から取付け孔B内に、内嵌着片10が挿入される。この挿入に 当たっては、中空筒部10a側から取付け孔Bに挿入され、フランジ部10bの 内面が側壁Aの内面に当接される。
【0016】 次いで、外嵌着片12が、中空筒部10aの内周に中空筒部12aを挿通する ようにして取り付けられる。このとき、蓋部12dは、ヒンジ14を介して、そ の一端を中空筒部12aの内側に設けられた溝12fに係合させて、この中空筒 部12aを閉塞するするようにセットする。次いで、嵌合突起部10c,12C 同士を相互に嵌合させると、取手の装着が完了する。
【0017】 この場合、蓋部12dの外面がストッパ部10dの内面に当接する位置まで中 空筒部12aを挿入すると、蓋部12dのヒンジ側の端部も中空筒部12aの内 側に設けられた溝12fに係合され、完全に閉塞される。このようにして溝12 fに蓋部12dが嵌まり込むと、箱を持ち上げるときなどに手指の先が蓋部12 dに当たったとしても、蓋部12dの閉塞状態が変化することがない。
【0018】 さて、以上の構成を有する取手においては、容器側壁Aの内側から取付け孔B に挿入される内嵌着片10は、側壁Aの厚みとほぼ同じ長さの中空筒部10aと 、この中空筒部10aの一端側外周に一体として設けられ、側壁Aの内面側に当 接するフランジ部10bと、中空筒部10aの内面に設けられた嵌合突起部10 cとから構成されているので、容器内に突出するのは、フランジ部10bの厚み だけになる。
【0019】 このフランジ部10bは、側壁Aの内面に当接して、取手が外方向に抜けるこ とを防止できる機能を有していればよく、かなり薄くすることもできるので、容 器の内部に突出する長さを非常に小さくすることが可能になり、容器の利用でき る空間を大幅に向上することができる。 また、本実施例の場合には、外嵌着片12の中空筒部12aを蓋部12dで閉 塞しているので、容器内に塵埃が侵入することが防止されるとともに、この蓋部 12dは、中空筒部12aの端縁とストッパ部10dとの間に挟持されるので、 より確実に塵埃の侵入が防げる。
【0020】 さらに、本実施例の取手では、特に、外嵌着片12に設けられた蓋部12dは 、その一部が中空筒部12aとヒンジ14を介して連結されているので、型構造 を複雑にすることなく、射出成形することができる。 すなわち、蓋部12dの構造としては、外嵌着片12の中空筒部12aの端部 を閉塞するように、中空筒部12aと蓋部12dとを一体化する構成も可能であ るが、このような構造を採用すると、中空筒部12aの他端側に引っ掛け部12 eが突設されていることもあって、このような構造の外嵌着片を射出成形する際 には、少なくともスライド移動できる部分が2個所必要になり、型構造が複雑化 し、高価なものとなる。
【0021】 ところが、本実施例のような構造を採用すると、中空筒部12aを形成するた めの型は、中空筒部12aの他端側に引っ掛け部12eが突設されていても、ヒ ンジ結合された蓋部12d側から抜き出せるので、型構造の複雑化が回避される 。
【0022】
【考案の効果】
以上、実施例で詳細に説明したように、本考案にかかる容器用取手によれば、 容器の空間利用率を大きく向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる取手の内嵌着片の正面図であ
る。
【図2】図1の半断面平面図である。
【図3】図1の断面図である。
【図4】本考案にかかる取手の外嵌着片の正面図であ
る。
【図5】図4の背面図である。
【図6】図4の半断面平面図である。
【図7】図4の断面図である。
【図8】本考案にかかる取手の取付け状態の断面図であ
る。
【符号の説明】
10 内嵌着片 10a 中空筒部 10b フランジ部 10c 嵌合突起部 10d ストッパ部 12 外嵌着片 12a 中空筒部 12b フランジ部 12c 嵌合突起部 12d 蓋部 12e 引っ掛け部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器の側壁に穿設された取付け孔内に、
    容器の内外から挿入し、嵌合部を相互に嵌合させて前記
    取付け孔に嵌着される一対の内,外嵌着片を有する容器
    用取手において、 前記内嵌着片は、前記側壁の厚みとほぼ同じ長さの中空
    筒部と、この中空筒部の一端側外周に一体として設けら
    れ、前記側壁の内面側に当接するフランジ部と、前記中
    空筒部の内面に設けられた嵌合突起部とを有し、 前記外嵌着片は、前記内嵌着片の厚みとほぼ同じ長さを
    有し、前記内嵌着片の中空筒部内に嵌合される中空筒部
    と、この中空筒部の一端側外周に一体として設けられ、
    前記側壁の外面側に当接するフランジ部と、前記中空筒
    部の外周に設けられた嵌合突起部と、前記中空筒部の他
    端側外周にヒンジ結合され、前記中空筒部の閉塞が可能
    な蓋部と、前記中空筒部の内周に設けられ、前記蓋部が
    係合する溝とを有することを特徴とする容器用取手。
  2. 【請求項2】 前記内嵌着片は、前記フランジ部が設け
    られた側の前記中空筒部の内周面に、前記蓋部当接する
    ストッパ部を有することを特徴とする請求項1記載の容
    器用取手。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015051791A (ja) * 2013-09-06 2015-03-19 三甲株式会社 コンテナー
JP2019218063A (ja) * 2018-06-15 2019-12-26 岐阜プラスチック工業株式会社 持ち手用の取付部材

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