JP3002762U - 振動騒音を防止した水路コンクリート製造用型枠 - Google Patents

振動騒音を防止した水路コンクリート製造用型枠

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JP3002762U JP1994002774U JP277494U JP3002762U JP 3002762 U JP3002762 U JP 3002762U JP 1994002774 U JP1994002774 U JP 1994002774U JP 277494 U JP277494 U JP 277494U JP 3002762 U JP3002762 U JP 3002762U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案の課題は、テーブルバイブレーターを
用いてコンクリートを流し込むときに発生する水路コン
クリート製造用型枠の流し込み時に必要な振動成分を減
衰させず、振動騒音を低減する水路コンクリート製造用
型枠を提供することである。 【構成】 本考案にかかる水路コンクリート製造用型枠
は、テーブルバイブレーターを振動させて、水路コンク
リートを製造するのに用いる型枠において、パレットに
乗せて固定された水路コンクリート製造用型枠の、少な
くとも外壁表面およびパレット底裏面に、厚さが0.5 〜
5.0mm である自己粘着性を有する防振・制振材を少なく
とも50%以上の面積で貼り付け、さらにその上に防振・
制振材と同等の大きさの拘束板を貼り付けた構造であ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、振動騒音を防止した水路コンクリート製造用型枠に関し、更に詳し くは、テーブルバイブレーターを用いてこれを振動させてコンクリートを流し込 む、上下水道用、農業用水路または建設工事排水路用の水路コンクリートを製造 する型枠であって、コンクリートを流し込むときに型枠及び型枠を乗せているパ レットから発生する振動騒音を防止した水路コンクリート製造用型枠に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、騒音や振動の問題が公害として社会問題化するようになり、職場等にお いても作業環境の改善を目的として騒音や振動を規制する傾向にある。 テーブルバイブレーターを用いてこれを振動させてコンクリートを流し込む水 路コンクリート製造用型枠は、コンクリートを型内に密に充填するために激しい 上下振動が型枠に加えられ、その加えられる振動のために型枠が共振して騒音を 発生する。この型枠は、一般に堰板と呼ばれる壁面と、支保工と呼ばれるリブ、 さらに型枠を乗せているパレットから構成されている。主な騒音源は、型枠壁面 が水平方向に振動して発生する騒音、型枠壁面に突き出たリブが片端自由の振動 をして発生する騒音、テーブルバイブレーターがパレット底部を打撃して発生す る騒音などである。その総騒音量はコンクリート流し込み作業位置においておよ そ120dB に達する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
一方、テーブルバイブレーターで水路コンクリート製造用型枠へ与える振動は 、コンクリートを型枠内部に密に詰め込むためのものである。型枠の振動騒音を 低減するためには、型枠壁面などの振動を抑制することであるが、コンクリート の流し込みに悪影響を与えてはならない。騒音となる振動成分のみを抑制し、コ ンクリートの流し込みに必要な振動成分を減衰させないことが必要となる。この ため単に振動を防止するのではなく、特定周波数成分のみの振動を減衰させるこ と、または特定方向の振動のみを減衰させることが要求される。
【0004】 本考案の課題は、テーブルバイブレーターを用いてコンクリートを流し込むと きに発生する水路コンクリート製造用型枠の流し込み時に必要な振動成分を減衰 させず、振動騒音を低減する水路コンクリート製造用型枠を提供することである 。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するために、本願考案にかかる水路コンクリート製造用型枠は 、パレットに乗せて固定された水路コンクリート製造用型枠の、少なくとも外壁 表面およびパレット底裏面に、厚さが0.5 ないし5.0mm である自己粘着性を有す る防振・制振材を少なくとも50%以上の面積で貼り付け、さらにその上に防振・ 制振材と同等の大きさの拘束板を貼り付けた構造であることを特徴とするもので ある。
【0006】 更に、本願考案にかかる好適な実施例は、自己粘着性を有する防振・制振材を 貼り付ける面が、外壁表面、リブ面、型枠を乗せているパレット表面及び型枠を 乗せているパレット底裏面であることを特徴とするものである。
【0007】 更に、本願考案にかかる好適な実施例は、自己粘着性を有する防振・制振材は 、ムーニー粘度(ML1+5,100 ℃) が20〜80であるブチルゴムをゴム全体の50〜10 0 重量%含有するゴム100 重量部に対し無機粉末を210 〜460 重量部、ナフテン 系オイルおよび/またはパラフィン系オイルを10〜80重量部、石油樹脂を10〜80 重量部配合した防振・制振ゴム組成物からなることを特徴とするものである。
【0008】 更に、本願考案にかかる好適な実施例は、ゴムがブチルゴム及びプレキュアブ チルゴムであることを特徴とするものである。
【0009】 更に、本願考案にかかる好適な実施例は、拘束板の厚さが0.2 〜3.2mm である 冷延鋼板であることを特徴とするものである。
【0010】 更に、本願考案にかかる好適な実施例は、拘束板がメッキ処理を施された冷延 鋼板であることを特徴とするものである。
【0011】 更に、本願考案にかかる好適な実施例は、拘束板のメッキ処理が亜鉛メッキ処 理であることを特徴とするものである。
【0012】 更に、本願考案にかかる好適な実施例は、水路コンクリート製造用型枠が三面 水路コンクリート製造用の型枠であることを特徴とするものである。
【0013】 更に、本願考案にかかる好適な実施例は、水路コンクリート製造用型枠が四面 水路コンクリート製造用型枠であることを特徴とするものである。
【0014】
【作用】
本考案で使用される防振・制振材とは、本件出願人による「防振・制振材およ び、その施工方法」として、特願平4−263648号公報に示されているものである 。
【0015】 具体的には、本願考案に用いられる防振・制振材は、防振効果の高い即ち、損 失係数(η)の高いブチルゴム、例えば日本合成ゴム製JSR butyl 065,268,1 365 に代表されるブチルゴムをゴム全体の50〜100 重量%含有するゴム100 重量 部に対し、無機粉末を210 〜460 重量部混合する事により、ゴムの接着性を低下 させることなく、あるいは更に向上させながら、制振特性ピーク温度を常温(5 〜35℃) にすることができる。
【0016】 なお、ここで示すブチルゴム以外のゴムで混合可能なゴムは、特に限定されな いが、トーネックス製 ESCORANT #10 等のプレキュアブチルゴム(変性ブチルゴ ム)が混合しやすく好ましい。
【0017】 上記防振・制振材において、無機粉末が210 重量部に満たないと、制振特性ピ ークは低温のままであり、また期待する十分な接着力が得られない。一方、無機 粉末が460 重量部を越えると、制振特性ピーク常温であるが、十分な制振特性が 得られない。本発明に使用する無機粉末は、特に限定されないが、タルク、炭酸 カルシウム、硫酸バリウム等の低価格の無機粉末が有利である。
【0018】 また、ムーニー粘度 (ML1+5 ,100 ℃) が20〜80であるブチルゴムをゴム全体 の50〜100 重量%含有するゴムを使用することにより、高い防振効果を保ちなが ら常温にて流動しないゴム組成物を得ることができる。ブチルゴムのムーニー粘 度(ML1+5 ,100 ℃) が 80 を越えると、加工性が悪く上記無機粉末等の配合が 困難となり好ましくない。
【0019】 さらに、ムーニー粘度 (ML1+5 ,100 ℃) が20〜80であるブチルゴムをゴム全 体の50〜100 重量%含有するゴム 100重量部に対し、ナフテン系オイルおよび/ またはパラフィン系オイルを10〜80重量部配合することにより、ゴムを硬化させ ない。ナフテン系オイルおよび/またはパラフィン系オイルが10重量部に満たな い場合、組成物は硬く、施工性が悪くなる。80重量部を越える場合、軟らかくな りすぎ、施工性が悪くなる。一方、アロマティック系オイルは、ブチルゴムが均 一に混合されにくく好ましくない。ナフテン系オイルおよびパラフィン系オイル の粘度は特に限定されず、常温において、液状であれば加工性、施工性とも問題 とならない。
【0020】 上記防振・制振材を後から既設の構造物に貼り付けるためにはほどよい自己粘 着性が必要であり、そのためには、ムーニー粘度 (ML1+5 ,100 ℃) が20〜80で あるブチルゴムをゴム全体の50〜 100重量部含有するゴム100 重量部に対し、石 油樹脂を10〜80重量部配合することが必要である。ここでいう石油樹脂とは、例 えばトーネックス製 ESCOREZ 1102, 1205, 1304, 5300等に代表される樹脂であ る。一方、石油樹脂が、10重量部に満たない場合、粘着性が低すぎ、既設の構造 物に貼り付けることができず、一方、80重量部を越える場合、粘着性が高くなり すぎ、加工性が悪く粉末等の配合が困難となり好ましくない。
【0021】 自己粘着性を有する防振・制振材の厚さは0.5 〜5.0mm 、好ましくは0.8 〜3. 0mm である。これは、0.8mm より薄いと加工精度のコントロールが若干難しくな り、更に0.5mm 未満ではシート状にする加工が困難であると共に、求める制振特 性をも低下させてしまう為である。また3.0mm を超えると厚さ増に対する制振性 能の向上量が若干減少し、制振性能に対するコストメリットが少し薄れる。さら に5.0mm より厚いと施工性の容易さが失われる共に、厚さに対する制振性の向上 も僅かでコスト的にも利点がない。
【0022】 また、貼り付け面積は広いほど制振効果が大きい。貼り付け面積が40〜50%で も数dBの騒音低減となるが、聴覚には充分低減が認められない。聴覚で充分低減 効果が認識されるには8dB以上の低減が必要であり、そのためには貼り付け面積 が50%以上必要である。
【0023】 上記防振・制振材を構成する組成物には、必要に応じてカーボンブラック、導 電性ウィスカー等の粉末、フェノール系、アミン系に代表される老化防止剤、酸 化防止剤等を配合することができる。
【0024】 上記防振・制振材は、従来の制振鋼板とは違い、既設の構造物に後から容易に 貼り付けることができ、簡単に防振・制振効果を得ることができるものであり、 該防振・制振シートを型枠に貼り付けることで、コンクリート流し込みに必要な 振動成分を保持しコンクリートの流し込みに影響を与えず、騒音となる振動成分 のみを抑えることが可能となる。
【0025】 一方、コンクリートを流し込むためにテーブルバイブレーターから発生する振 動は型枠に垂直方向で数十ヘルツ程度の低周波振動である。テーブルバイブレー ターの振動で型枠が振動し、そこから発生する固有振動は、壁面において型枠の 水平方向に200 ヘルツから数キロヘルツの高周波振動である。またパレット底部 で発生する固有振動は型枠の垂直方向で同じく200 ヘルツから数キロヘルツの高 周波振動である。該防振・制振シートは、200 ヘルツ以上での振動減衰効果に優 れるという特性がある。この特性は、コンクリート型枠の振動騒音のみを低減す るためには効果的である。また、上記防振・制振シートは、貼り付けた壁面の垂 直方向の振動を主に減衰させる特徴がある。このため垂直方向の壁面に多く貼り 付けることは、振動騒音の生じる元となる水平方向の振動を主に防止し、コンク リートを流し込むための垂直方向の振動に大きな影響を与えないことになる。こ れも振動騒音のみを低減するためには効果的である。さらにコンクリートを流し 込むときの作業環境は、常温域である。これも上記防振・制振シートの効果を十 分発揮しうる。
【0026】 拘束板は制振性能を向上させるために必要である。水路コンクリート製造用型 枠に自己粘着性を有する防振・制振材を中にして拘束板でサンドイッチすること で制振鋼板構造となり、常温(5〜35℃)において広い周波数範囲で高い制振性 能が得られる。拘束板の材質は限定されず、木あるいは紙等の板、硬質プラスチ ック板、ホーロー等の有機あるいは無機材、冷延鋼板、熱延鋼板、ステンレス鋼 板等の鋼板、アルミニウム板、銅板等の非鉄金属板、合金板を使用することがで きる。またそれらは、表面処理材料を用いてもよく、具体的には、リン酸塩処理 、クロメート処理、亜鉛処理、有機皮膜処理を施したものでも良く特に限定され ないが、型枠の材質と同じ曲げ剛性のときに最も優れた制振性を示すため、特に 金属板が適当である。取扱上から見ると、0.2 〜3.2mm の厚さの鋼板が有利であ る。0.2mm 以下では拘束板の剛性不足のため、充分な制振性能が得られない。ま た3.2mm 以上では拘束板の重量が大きくなり、自己粘着性を有する防振・制振材 が支えきれない。また、型枠使用時には水分付着が避けられないため、メッキ処 理鋼板が望ましい。特に亜鉛メッキ処理鋼板は耐食性にすぐれ安価であることか ら好ましい拘束板である。さらに、拘束板の大きさが該防振・制振シートと同等 であることは、その拘束される構造上当然である。
【0027】 該防振・制振シートの貼り付け位置は、水路コンクリート製造用型枠の少なく とも外壁表面及び底裏面に、更に好ましくは外壁表面、リブ面、型枠を乗せてい るパレット表面、およびパレット底裏面のこれらすべての面あるいは一部の面で ある。これらの面に対して施工するのは、当該箇所が固有振動をして騒音を発生 させる部分となるからである。特に最も広い面積となる外壁表面と、打撃音を生 じるパレット底裏面への施工が効果的である。外壁表面、リブ面、パレット表面 は、表面鋼板の固有振動にたいして防止する位置であり、パレット底裏面は、パ レットとテーブルバイブレーターの打撃音を防止する位置である。
【0028】 以下、本願考案を図面を参照しながら次の実施例、比較例により説明する。こ こに示す実施例には本願考案の好適例の1つとして三面水路コンクリート製造用 型枠を説明するが、四面水路コンクリート製造用型枠も三面水路コンクリート製 造用型枠より壁面が1面増えた構造であり、その増えた面にも同様の施工をおこ なうことで、振動騒音が十分に防止できることはもちろんである。
【0029】
【実施例】
実施例1 パレットに乗せて固定した三面水路コンクリート製造用型枠をテーブルバイブ レーター上に置いて振動した場合の振動騒音を1/3オクターブ分析で騒音測定 すると、50Hz、120Hz 、500Hz 、2000Hzの周波数で高い騒音が発生しており、そ の総騒音量は、120dB に達していた。ここでこの型枠の、外壁表面、リブ面、型 枠を乗せているパレット表面、およびパレット底裏面に、厚さが1.0mm の自己粘 着性を有する前記防振・制振シート(商品名KYシートRT、協同油脂(株)製 )を貼り付け面積が57%となるように貼り付け、さらに該防振・制振シートと同 等の大きさで0.8mm の厚さを有する亜鉛メッキ処理鋼板を該防振・制振シートの 上に拘束板として貼り付けた。その状態を図1〜6に示す。
【0030】 KYシートRTの組成 ブチルゴム(ML1+5,100 ℃:45) 100重量部 パラフィン系オイル(40℃で100cSt) 30重量部 石油樹脂 30重量部 炭酸カルシウム 310重量部 カーボンブラック 20重量部
【0031】 次いで、振動騒音を1/3オクターブ分析で騒音測定すると、50Hzの騒音ピー クには変動がみられない一方、125Hz 、500Hz では10dBの低下、2000Hzでは15dB の低下が認められた。その結果を図7に示す。図7は工場の暗騒音を基準とし、 破線が該防振・制振シート施工前の騒音、実線が該防振・制振シート施工後の騒 音を示す。総騒音量を比較すると、作業位置において施工後で騒音量が110dB と なり、施工前の比べ10dB下がったことが確認された。この結果を表1に示す。こ れは図7に示すように、特に高周波数の騒音が低減したものであ。このときのコ ンクリート流し込みに要した時間は、施工後で変化しなかった。また強度、気泡 混入等コンクリート製品の品質にも影響はなかった。
【0032】 実施例2 防振・制振シートの厚さを3mmとする以外は、実施例1と同様にして騒音低減 量を測定した。その結果を表1に示す。
【0033】 実施例3 防振・制振シートの厚さを5mmとする以外は、実施例1と同様にして騒音低減 量を測定した。その結果を表1に示す。
【0034】 実施例4 防振・制振シートを型枠の外壁面及びパレット底裏面のみに、その貼り付け面 積が51%となるように貼り付けた以外は、実施例1と同様にして騒音低減量を測 定した。その結果を表1に示す。
【0035】 比較例1 防振・制振シートを、型枠の外壁表面及びパレット表面のみに、その貼り付け 面積が50%となるように貼り付けた以外は、実施例1と同様にして騒音低減量を 測定した。その結果を表1に示す。この場合、型枠の表面鋼板の固有振動を防止 した騒音の低減が観られたと考えられるが、騒音防止の点からは不十分である。
【0036】 比較例2 防振・制振シートを、型枠の外壁表面、型枠リブ面及びパレット表面のみに、 その貼り付け面積が54%となるように貼り付けた以外は、実施例1と同様にして 騒音低減量を測定した。その結果を表1に示す。
【0037】 比較例3 防振・制振シートを、貼り付け面積が47%となるように貼り付けた以外は、実 施例1と同様にして騒音低減量を測定した。その結果を表1に示す。
【0038】 比較例4 防振・制振シートの厚さを0.4mm とした以外は、実施例1と同様にして騒音低 減量を測定した。その結果を表1に示す。
【0039】
【表1】
【0040】 上述したとおり、本考案に係る水路コンクリート製造用型枠は、コンクリート を流し込むために必要な振動は残し、流し込み作業時間やコンクリート製品の品 質へ悪影響を及ぼすことなく、テーブルバイブレーターを用いてコンクリートを 流し込むときに発生する水路コンクリート製造用型枠の振動騒音のみを約10dB低 減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の好適例の三面水路コンクリート製造
用型枠の斜視図である。
【図2】本願発明の図1に示した三面水路コンクリート
製造用型枠の正面図である。
【図3】本願発明の図1に示した三面水路コンクリート
製造用型枠の側面図である。
【図4】本願発明の図1に示した三面水路コンクリート
製造用型枠の内面壁を示す平面図である。
【図5】本願発明の図1に示した三面水路コンクリート
製造用型枠のパレット底裏面図である。
【図6】本願発明の図1に示した三面水路コンクリート
製造用型枠の防振・制振シート貼り付け部分の横断面図
である。
【図7】本願発明の図1に示した三面水路コンクリート
製造用型枠の振動騒音を騒音の周波数と、騒音増加量と
の関係で示した線図である。
【符号の説明】
1 型枠外壁表面 2 型枠リブ面 3 パレット表面 4 パレット底裏面 5 型枠外壁鋼板 6 防振・制振シート 7 拘束板
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年6月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項9
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テーブルバイブレーターを振動させて、
    水路コンクリートを製造するのに用いる型枠において、
    パレットに乗せて固定された水路コンクリート製造用型
    枠の、少なくとも外壁表面およびパレット底裏面に、厚
    さが0.5 〜5.0mm である自己粘着性を有する防振・制振
    材を少なくとも50%以上の面積で貼り付け、さらにその
    上に防振・制振材と同等の大きさの拘束板を貼り付けた
    構造である水路コンクリート製造用型枠。
  2. 【請求項2】 自己粘着性を有する防振・制振材を貼り
    付ける面が、外壁表面、リブ面、型枠を乗せているパレ
    ット表面及び型枠を乗せているパレット底裏面であると
    ころの請求項1に記載の水路コンクリート製造用型枠。
  3. 【請求項3】 自己粘着性を有する防振・制振材は、ム
    ーニー粘度(ML1+5,100 ℃) が20〜80であるブチルゴム
    をゴム全体の50〜100 重量%含有するゴム100 重量部に
    対し無機粉末を210 〜460 重量部、ナフテン系オイルお
    よび/またはパラフィン系オイルを10〜80重量部、石油
    樹脂を10〜80重量部配合した防振・制振ゴム組成物から
    なるところの請求項1又は2に記載の水路コンクリート
    製造用型枠。
  4. 【請求項4】 前記ゴムがブチルゴム及びプレキュアブ
    チルゴムであることを特徴とする請求項3に記載の水路
    コンクリート製造用型枠。
  5. 【請求項5】 拘束板の厚さが0.2 〜3.2mm である冷延
    鋼板であるところの、請求項1〜4いずれかの項に記載
    の水路コンクリート製造用型枠。
  6. 【請求項6】 拘束板がメッキ処理を施された冷延鋼板
    であるところの請求項1〜5いずれかの項に記載の水路
    コンクリート製造用型枠。
  7. 【請求項7】 拘束板のメッキ処理が亜鉛メッキ処理で
    あるところの請求項1〜6いずれかの項に記載の水路コ
    ンクリート製造用型枠。
  8. 【請求項8】 水路コンクリート製造用型枠が三面水路
    コンクリート製造用の型枠であるところの請求項1〜7
    いずれかの項に記載の水路コンクリート製造用型枠。
  9. 【請求項9】 水路コンクリート製造用型枠が四面水路
    コンクリート製造用型枠であることを特徴とする請求項
    1〜9いずれかの項に記載の水路コンクリート製造用型
    枠。
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