JP3002600U - トイレ用オーディオ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は、音響効果のよいトイレという個室で
ハイファイオーディオを周りの人に気がねなく聴けるこ
とや、音楽によってトイレで水を流す音を消すことを可
能にして気持ち良く用足しを済ますことが出来るように
したトイレ専用のトイレ用オーディオ装置を提供するも
のである。 【構成】「請求項１」記載の本考案によれば、トイレ内
部のトイレットペーパー保持具の上部や内壁部にオーデ
ィオ機材を載せる棚を設け、トイレ内の便器に座った対
面の壁の両側にアンプ付きスピーカーを設置し、前記オ
ーディオ機材とアンプ付きスピーカーを電源スイッチ付
きヘッドホンあるいは、リード線で接続したため、トイ
レ内でハイファイオーディオを聴けるようなる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、オーディオ装置に係わり、特にトイレ内でハイファイオーディオを 聴くことができるトイレ用オーディオ装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、オーディオ装置は、リビングルーム等においてハイファイオーディオを 聴くことが一般的になされている。 これは、リビングルームであれば、室内に音を遮ったりするような障害物が少 なく、このため音響効果が高くなり、ハイファイオーディオの特性を生かすこと が出来ることになるからである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、従来、室内に音を遮ったりするような障害物が少ない、例えば トイレという個室でオーディオ装置を聴くことはなされていなかった。 このため、室内に音を遮ったりするような障害物が少ないトイレの有効活用が なされていないばかりではなく、トイレの中で用を足したりしたときには、外部 に音が聞こえたり余計な気遣いが必要であった。

【０００４】 本考案は、上記課題を解決するためになされたもので、その目的とするところ は、音響効果の高いトイレという個室でハイファイオーディオを周りの人に気が ねなく聴けることや、音楽によってトイレで水を流す音を消すことを可能にして 気持ち良く用足しを済ますことが出来るようにしたトイレ専用のトイレ用オーデ ィオ装置を提供するものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は、上記課題を解決するためになされたもので、「請求項１」記載の考 案にあっては、トイレ内部のトイレットペーパー保持具の上部や内壁部にオーデ ィオ機材を載せる棚を設け、トイレ内の便器に座った対面の壁の両側にアンプ付 きスピーカーを設置し、前記オーディオ機材とアンプ付きスピーカーを電源スイ ッチ付きヘッドホンあるいは、リード線で接続しトイレ内でハイファイオーディ オを聴けるようにしたことを特徴とする。

【０００６】

【作用】

上記構成の「請求項１」記載の本考案にあっては、トイレ内部のトイレットペ ーパー保持具の上部や内壁部にオーディオ機材を載せる棚を設け、トイレ内の便 器に座った対面の壁の両側にアンプ付きスピーカーを設置し、前記オーディオ機 材とアンプ付きスピーカーを電源スイッチ付きヘッドホンあるいは、リード線で 接続した構成であるため、音を遮る障害物がなく音響効果のよいトイレという個 室でハイファイオーディオを周りの人に気がねなく聴けることや、音楽によって トイレで水を流す音を消すことを可能にして気持ち良く用足しを済ますことが出 来るようになる。

【０００７】

【実施例】

以下、本考案に係るトイレ用オーディオ装置の一実施例を図面に基づいて説明 する。 図１は本考案トイレ用オーディオ装置の配置図、図２は電源スイッチ付きヘッ ドホンプラグの斜視図、図３は電源スイッチ付きヘッドホンプラグの縦断面図、 図４は電源スイッチ付きヘッドホンプラグとリード線で、トイレの内壁に取けた アンプ付きスピーカーを接続する接続図、図５はアンプ付きスピーカーとリード 線の接続状態を説明するための回路ブロック図、図６は電源供給用の回路図であ る。

【０００８】 図１に示すように、一般家庭のトイレＡは、通常、音を遮る障害物がなく周囲 が音響効果のよい壁で覆われた構造になっている。 また、通常、トイレＡ内の便器５８に座ったとき、片側の壁の下方側にトイレ ットペーパー保持具５７が付いている。 この実施例では、左側の壁Ｘにトイレットペーパー保持具５７が付いている。 そのトイレットペーパー保持具５７上部に音響機材用棚５５を設置し、その音響 機材用棚５５の上にトイレＡに入るとき、日頃、個人用として用いている携帯用 ＣＤプレーヤー１１を持参し、それを載置できるようにＬ字状の音響機材用棚５ ５が備えつけられている。 さらに、トイレＡ内の便器５８の前方の壁Ｙには、アンプ付きスピーカー１２ Ｌ，１２Ｒが取り付けられている。 このアンプ付きスピーカー１２Ｌ，１２Ｒからのリード線は、後述する電源ス イッチ付きヘッドホンプラグを介して、携帯用ＣＤプレーヤー１１等と接続可能 なようになっている。 この場合には、携帯用ＣＤプレーヤー１１を操作することによってスピーカー １２Ｌａ，１２Ｒａから、音響を聴くことが出来る。

【０００９】 図２で示すように、本考案に使用する電源スイッチ付ヘッドプラグ４９は、ス イッチ７が付加されている。 このスイッチ７は、シーソースイッチやバネ式スイッチなどを使用する。 また、スイッチ７は、オン・オフが識別できるようにＬＥＤ表示が出来るよう になっている。 電源スイッチ付ヘッドプラグ４９を後述する携帯用ＣＤプレーヤーのヘッドホ ンジャックに差しっぱなしの時は、このスイッチ７をオン・オフすることによっ て、後述するアンプ付スピーカーの電源を開閉できるようになっている。 ここで携帯用ＣＤプレーヤー１１は、アンプ付スピーカー１２Ｌ，１２Ｒと連 繋して使用するときは、アンプ付スピーカー１２Ｌ，１２Ｒに接続する際に、電 源スイッチ付ヘッドホンプラグ４９のスイッチ７を押しながら携帯用ＣＤプレー ヤーに繋げばアンプ付スピーカー１２Ｌ，１２Ｒの電源を開閉できるようになっ ている。 すなわち、携帯用ＣＤプレーヤー１１のヘッドホンジャック１６に接続された 電源スイッチ付きヘッドホンプラグ４９上のスイッチ７によって、アンプ付きス ピーカー１２Ｌ，１２Ｒの電源の開閉が行われる。 また、携帯用ＣＤプレーヤー１１をアンプ付スピーカー１２Ｌ，１２Ｒと連繋 して使用するときは、アンプ付スピーカー１２Ｌ，１２Ｒに接続する際に、電源 スイッチ付ヘッドホンプラグ４９のスイッチ７を押しながら携帯用ＣＤプレーヤ ー１１に繋げばアンプ付スピーカー１２Ｌ，１２Ｒの電源が開閉できるように構 成されている。

【００１０】 図３で示すように、電源スイッチ付ヘッドホンプラグ４９は、樹脂部（絶縁物 ）４の先端側上部に電極（Ｒ）１，電極（Ｌ）２，アース電極３が設けられ、基 部側は樹脂部４の一部が図２でも示しているように把手部分９を形成している。 この把手部分９にスイッチ７が取り付けられている。また、スイッチ７のオン ・オフを明確にするためにＬＥＤ８を取り付けてオンするときにのみＬＥＤ８を 点灯するようにしてもよい。 なお、上記樹脂部４は、中心部分が空洞５になっていて、この空洞５の部分に 電極（Ｒ）１，電極（Ｌ）２，アース電極３，スイッチ７の各リード線が通過す るようになっている。この場合に、各リード線は束ねられて、シールド線等の中 に納められるようになっている。 スイッチ７のリード線は、スイッチ７の接続端子７ａに接続され、かつ、スイ ッチ７のホット側は、アースリードと接続されている。

【００１１】 図４で示すように、携帯用ＣＤプレーヤー１１のヘッドホンジャック１６に、 リード線を束ねたリード線束（例えば、シールド線）６ａを接続したヘッドホン プラグ４９を挿入する。そして、リード線束６ａの他端は、アンプ付スピーカー １２Ｒに接続部１７を介して接続されている。また、リード線束６ａは、図３で 示されている電極（Ｒ）１，電極（Ｌ）２，アース電極３に接続されている各リ ード線１８Ｒ，１８Ｌ，１９並びにスイッチ７の接続端子７ａに接続されている スイッチリード線２０が束ねられている。 アンプ付スピーカー１２Ｌは、スピーカー１２Ｌａ，アンプ１２Ｌｂ，電池１ ２Ｌｃから構成され、（ＡＣ電源の場合は、電源トランス並びに整流回路が付加 される。）さらに、接続部１７，２１，スピーカーボックス１２Ｌｄから構成さ れている。図でも分かるように、スピーカー１２Ｌａは、スピーカーボックス１ ２Ｌｄの中に収納されている。 図中、３０は電源線，１４はアース線，１５は信号（Ｒ）リード線である。

【００１２】 さらに、図５を用いて電源スイッチ付ヘッドホンプラグ４９の動作について説 明する。 電源スイッチ付ヘッドホンプラグ４９の信号は、リード線束６ａを通してアン プ付スピーカー１２Ｌに出力される。左側のオーディオ信号は、電極リード線１ ８Ｌを通して低周波増幅回路２３に入り、音量調節器２４を通って電力増幅器２ ５に入り増幅されてスピーカー１２Ｌａに送られる。スイッチリード線２０は、 電池２６のマイナス側に接続されていて、電源スイッチ付ヘッドプラグ４９の中 のスイッチ７のホット側がアースリード線１９と接続されているので、図６で示 すように動作する。 すなわち、スイッチ７をオンすれば、電池２６の電池回路は閉回路となる。 これによって、低周波増幅回路２３，電力増幅回路２５に電力が供給される。 一方、図５で示すように右側のオーディオ信号は、電極リード１８Ｒを通して アンプ付スピーカー１２Ｌに出力されるが、素通りしてアンプ付スピーカー１２ Ｒの低周波増幅回路２７につながるようになっている。従って、さらに、音量調 節器２８を通り、電力増幅器２９で増幅されスピーカー１２Ｒａに送られる。 電源は、アンプ付スピーカーの電池２６から供給される。（電源スイッチ付ヘ ッドホンプラグ４９のスイッチ７によって開閉される。）

【００１３】 本考案のトイレ用オーディオ装置によれば、音を遮る障害物がなく音響効果の よいトイレＡ内という個室でハイファイオーディオを周りの人に気がねなく聴け ることや、音楽によってトイレで水を流す音を消すことを可能にして気持ち良く 用足しを済ますことが出来るようになる。 また、携帯用ＣＤプレーヤー１１のヘッドホンジャックに接続された電源スイ ッチ付ヘッドホンプラグ４９のスイッチ７を操作するだけで、簡単にアンプ付ス ピーカーの電源をオン・オフ出来ることになり、従来のようにわざわざアンプ付 スピーカーの側に電源をオン・オフしに行く手間が省かれることになるため、非 常に便利で使い勝手の向上を図ることが出来ることになる。

【００１４】

【本考案の効果】

上記構成の「請求項１」記載の本考案にあっては、トイレ内部のトイレットペ ーパー保持具の上部や内壁部にオーディオ機材を載せる棚を設け、トイレ内の便 器に座った対面の壁の両側にアンプ付きスピーカーを設置し、前記オーディオ機 材とアンプ付きスピーカーを電源スイッチ付きヘッドホンあるいは、リード線で 接続した構成であるため、トイレという個室でハイファイオーディオを周りの人 に気がねなく聴けることや、音楽によってトイレで水を流す音を消すことを可能 にして気持ち良く用足しを済ますことが出来るようになる。 また、電源スイッチ付きヘッドホンプラグの電源スイッチによって、アンプ付 きスピーカーの電源を遠隔コントロール出来る。特に、トイレ用のＣＤプレーヤ ーを購入することなく、日頃、用いている携態用ＣＤプレーヤーを使用でき、経 済的であるなど諸々の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】は本考案トイレ用オーディオ装置の配置図であ
る。

【図２】は電源スイッチ付きヘッドホンプラグの斜視図
である。

【図３】は本考案に用いる電源スイッチ付きヘッドホン
プラグの縦断面図である。

【図４】は電源スイッチ付きヘッドホンプラグとリード
線で、トイレの内壁に取付けた棚上の音響機材（例え
ば、携帯用ＣＤプレーヤー）と同じく内壁に取付けたア
ンプ付きスピーカーを接続する接続図である。

【図５】はアンプ付きスピーカーとリード線の接続状態
を説明するための回路ブロック図である。

【図６】は電源供給用の回路図である。

【符号の説明】

Ａ・・・・トイレ Ｘ・・・・壁 Ｙ・・・・壁 １・・・電極（Ｒ） ２・・・電極（Ｌ） ３・・・アース電極 ４・・・樹脂部（絶縁物） ５・・・空洞 ６ａ・・・リード線束 ７・・・スイッチ ９・・・把手部分 １１・・・携帯用ＣＤプレーヤー １２Ｌ・・・アンプ付スピーカー １２Ｒ・・・アンプ付スピーカー １６・・・ヘッドホンジャック ２６・・・電池 ４９・・・電源スイッチ付ヘッドホンプラグ ５５・・・音響機材用棚（携帯用ＣＤプレーヤー等） ５７・・・トイレツトペーパー保持具 ５８・・・便器

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】トイレ内部のトイレットペーパー保持具の
   上部や内壁部にオーディオ機材を載せる棚を設け、トイ
   レ内の便器に座った対面の壁の両側にアンプ付きスピー
   カーを設置し、前記オーディオ機材とアンプ付きスピー
   カーを電源スイッチ付きヘッドホンあるいは、リード線
   で接続しトイレ内でハイファイオーディオを聴けるよう
   にしたことを特徴とするトイレ用オーディオ装置。