JP3002007U - スライド蝶番金具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来、家具等に使用されているスライド蝶番
金具等の欠点を改良したスライド蝶番金具を提供する。 【構成】 金属その他適度の強度を有する材質からなる
家具等に使用するスライド蝶番の作動レバー３・４・５
・６と、ピン９を介して取り付け金具１・２を連結さ
せ、扉Ａ側と扉Ｂ側を２個のスライド蝶番を連結して組
み合わせたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は家具類に使用されているスライド蝶番金具類の欠点を改良したスライ ド蝶番金具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来扉の内側に取り付ける蝶番はスライド式等各種提供されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし従来のスライド蝶番類は、取り付けに当って金具埋め込み用の穴を設け なければならない上に、扉の材料を必要異常に厚くしなければならななかった。 又厚い材質を使うと、扉を開閉する際、扉の板が干渉し合い金具取り付けに当 ってめんどうな調整が必要だった。 これは全国で生産されている家具類の数から 考えると膨大な量の無駄が存在 していることになる。 更に、これらの家具類の製造工程に於いて、金具の調整作業や、金具取り付け 穴の加工等の余分な作業を強いられていた。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

従来の欠点を解決するため本考案は、金属その他適度の強度を備えた材質から なる家具等に使用する２個のスライド蝶番を作動レバー３・４・５・６とピン９ を介して取り付け金具１・２を連結させ、扉Ａ・扉Ｂに前記２個の同形状のスラ イド牒番をそれぞれ取り付けたものである。

【０００５】

【作用】

上記のように構成した本考案を実際に使用する場合は、扉Ｃ・Ｄを開くと、作 動レバー３・４・５・６及び取り付け金具１・２はピン９を介して回動すること によってＡ側、Ｂ側のスライド蝶番は図１に示したように開かれるが、その際凸 部７はミゾ部８に沿って化移動するため、スムースに回動することが出来、更に 扉Ａ側・扉Ｂ側両方のスライド蝶番が同時にスライドするため、扉Ａ・Ｂ間の隙 間１１を大きくすることが出来、扉の材料が厚くても扉が干渉し合うことは全く ない。

【０００６】

【実施例】

以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 金属その他適度の強度を備えた材料からなる家具等に使用するスライド蝶番の 作動レバー３・４・５・６とピン９を介して取り付け金具１・２を連結する。 このように連結したスライド蝶番を扉Ａ・扉Ｂに取り付ける。 本考案のスライド蝶番は上記のような構成からなるもので、これを実際に使用 する場合は、図１に示したように扉Ａ・Ｂを開ければ取り付け金具、作動レバー はピン９を介して押し開かれるようになり、更に開くと図５のように完全に開い た状態になるが、ピン９の位置を変えることにより開きの角度を自由に変えるこ とも出来る。

【０００７】

【考案の効果】

本考案は上記のように構成したので、扉の材質に全く関係なく、又金具を調整 することなく簡単にそのまま取り付けることが出来る。 これは試作実験によって既に立証済みである。 又本考案は無駄な作業工程を省き、資源の浪費を防止するように構成されたす ぐれた機構のスライド蝶番である。

【図面の簡単な説明】

【図１】扉を開いた状態に於ける本考案の平面図であ
る。

【図２】蝶番を開いた状態に於ける本考案の正面図であ
る。

【図３】蝶番を閉じた状態に於ける本考案の正面図であ
る。

【図４】スライド蝶番を開いた状態に於ける本考案の斜
視図である。

【図５】扉を完全に開いた状態に於ける本考案の平面図
である。

【符号の説明】

１ 取り付け金具 ２ 取り付け金具 ３ 作動レバー ４ 作動レバー ５ 作動レバー ６ 作動レバー ７ 凸部 ８ 凸部を導くミゾ ９ ピン １０ 取り付け用穴 １１ 隙間 Ａ 扉 Ｂ 扉

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 金属その他適当な強度を備えた材質から
   なる２個のスライド蝶番を取り付け金具１・２、作動レ
   バー３・４・５．６及びピン９を介して連結し、扉Ａ・
   扉Ｂに前記２個のスライド蝶番をそれぞれ取り付けたこ
   とを特徴とするスライド蝶番金具。