JP3001963B2 - 軽質環式油からガソリンおよび留出油燃料を製造する方法 - Google Patents

軽質環式油からガソリンおよび留出油燃料を製造する方法

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    • F02B3/06Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、接触クラッキング法により得られた環式油
(またはサイクル油)から高品質ガソリンおよび留出油
燃料生成物を製造する方法に関する。
[従来の技術] 米国特許第4,676,887号は、自動車燃料および他の生
成物への石油系炭化水素の精製における大きな進歩を開
示している。米国特許第4,676,887号に記載されている
方法は、適当な石油フラクション、通常真空軽油の接触
クラッキングにより製造された芳香族高含率原料を水素
化クラッキングすることにより行われる。接触クラッキ
ング中、接触クラッキングの特徴である脱アルキル化プ
ロセスにより原料中のポリ芳香族化合物からアルキル基
が脱離され、主生成物としてのガソリンが種々の他の高
沸点フラクションと共に得られる。クラッキングにおい
て形成され約205〜400℃(400〜750゜F)で沸騰する芳
香族高含率留出油フラクションは、通常環式油と呼ば
れ、比較的穏やかな条件下に油中の二環式芳香族化合物
(ナフタレン)をガソリン沸騰範囲の単環式芳香族化合
物に転化するその後の水素化クラッキング工程への好ま
しい原料となる。このように、クラッキングプロセスか
らの環式油は、芳香族含率が高く、オクタン価が高く、
従ってその後に改質する必要なく精油所ガソリンプール
に直接混入することのできるガソリン範囲生成物に転化
される。この方法の注目すべき利点は、比較的穏やかな
条件、例えば7000kPa(1000psi)以下の水素圧を用いる
こと、および触媒老化速度が許容できる程度に低く、長
い持続周期を得ることのできる穏やかな転化である。こ
の方法の詳細のために米国特許第4,676,887号が参照さ
れる。上述のように、接触クラッキング工程からの環式
油は水素化クラッキング工程への原料として使用され、
通常、約205〜400℃(400〜700゜F)で沸騰する軽質環
式油が好適である。しかしながら、終留点が約345℃(6
50゜F)を越えない、好ましくは約315℃(600゜F)を越
えない軽質カット軽質環式油を用いると、許容できる触
媒老化速度を維持しつつ、水素圧の上昇を伴うことなく
転化水準のかなり高い操作を行うことができる。さら
に、水素化クラッキングしたガソリンのオクタン価は高
い。すなわち、水素化クラッカー原料を適当に選ぶこと
により、より広範囲の操作条件を利用して生成物の品質
を向上させることができる。この方法において軽質カッ
ト軽質環式油を用いることが米国特許第4,738,766号に
開示されている。
水素化クラッキングが比較的低い水素圧で操作される
ので、触媒老化速度を許容できる速度に維持するため
に、転化は比較的穏やかな水準で行われる。その結果、
水素化クラッカーからの流出油が未転化物質、すなわち
ガソリン沸騰範囲より高温で沸騰する生成物を多量に含
む。水素化クラッキング工程により、環式油原料中のヘ
テロ原子含有不純物が多量に除去され、そのことはガソ
リン転化生成物および高沸点フラクション中の比較的低
い硫黄および窒素含量に反映される。さらに、高沸点フ
ラクションの一部は水素化されてクラッキングがより容
易な成分を形成し、それ故に、この方法の有用な点は未
転化水素化クラッカー塔底分を接触クラッキング装置に
循環することである。この種の方法が米国特許第4,789,
457号に開示されている。
[発明の開示] 上述の接触クラッキング−水素化クラッキング組み合
わせ法により、高オクタン価ガソリンに加えて高品質中
間留出油燃料を製造することができることがわかった。
これは、ガソリン沸騰範囲より僅かに高温で沸騰する留
出油フラクションの一部を水素化クラッカーに循環する
ことにより行われる。実際、水素化クラッカー流出油の
215〜250℃(420〜480゜F)フラクションの循環は最良
の操作を示し、高オクタン価ガソリンおよび低硫黄高セ
タン価ディーゼル燃料が製造される。
本発明の要旨は、(i)実質的に脱アルキル化された
原料を、水素化クラッキング触媒を用いて、水素分圧が
8380kPaを越えずガソリン沸騰範囲生成物への転化率が7
5重量%を越えないようにして水素化クラッキングし、 (ii)水素化クラッキング生成物を分離して、ガソリン
沸騰範囲フラクション、ガソリンフラクションより僅か
に高温で沸騰し終留点が232〜260℃である第1の留出油
範囲フラクションおよび第1の留出油フラクションより
高温で沸騰する第2の留出油フラクションを得、 (iii)第1の留出油フラクションの少なくとも一部を
水素化クラッキング工程に循環し循環フラクション中の
芳香族化合物を飽和および部分クラッキングして、第2
の留出油フラクションのパラフィン含量を増加させ、 (iv)第2の留出油フラクションを回収する ことからなる接触クラッキングした原料から高品質ガソ
リンおよび留出油生成物を同時に製造する方法に存す
る。
本発明によれば、石油フラクションの接触クラッキン
グにより製造された脱アルキル化原料から高品質ガソリ
ンおよび留出油生成物を製造する方法は、脱アルキル化
原料の水素化クラッキングによるオクタン価の高い水素
化クラッキングされたガソリンフラクションおよびガソ
リン沸騰範囲より高温で沸騰する留出油フラクションの
製造を含む。留出油フラクションを分離して留出油フラ
クションの最低沸点フラクションを分離し、このフラク
ションの一部または全部を水素化クラッキング工程に循
環する。通常、215〜250℃(420〜480゜F)フラクショ
ンが水素化クラッキング領域に循環させるために選択さ
れるが、生成物の品質をあまり変化させないでこれらの
カットポイントを幾分変化させることができる。
水素化クラッキングは、好ましくは、比較的穏やかな
条件下に、典型的には8275kPa(1200psia)以下、好ま
しくは7000kPa(1000psia)以下の水素分圧下で操作さ
れる。転化も比較的穏やかな水準、典型的には約65重量
%以下がガソリン沸騰範囲またはより軽質な生成物に転
化する水準に維持される。
プロセスの考察 米国特許第4,676,887号、同第4,738,766号および同第
4,789,457号に開示された軽質環式油水素化クラッキン
グ法は、軽質環式油(LCO)の接触クラッキングにおけ
る二環式芳香族化合物の選択的部分水素化および高オク
タン価芳香族ガソリンへの選択的転化に依存している。
水素化クラッキングされたガソリンのオクタン価は、代
表的には少なくとも90(R+O)であり、従って、改質
の必要なく無鉛精油所ガソリンプールに直接ブレンドす
ることができる。未転化留出油フラクションは、水素化
クラッカーへの最初の環式油中に存在する二環式芳香族
化合物の部分的飽和およびクラッキングの結果として、
原料よりもパラフィン性が強い。さらに、水素化クラッ
キング触媒を用いて起こる水素化および開環反応の結果
として、かなりの程度の脱硫および脱窒素が起こる。従
って、未転化留出油フラクションの品質は、環式油原料
よりもかなり高く、水素化クラッキング転化が進むにつ
れて改良の程度が向上する。より高いパラフィン含率お
よび低下した芳香族性の結果、未転化フラクションのセ
タン価は、最初の環式油よりもかなり高い。このこと
は、水素分圧3516kPa(510psia)における沸点が205〜3
25℃(400〜620゜F)の軽質環式油(LCO)原料を用いる
環式油水素化クラッキング法の典型的原料および生成物
特性を報告する下記第1表に表された比較により示され
る。
水素化クラッキング転化の増加による中間留出油生成
物の発火性能の向上は、水素化クラッキング転化を更に
進める、すなわち215℃+(420゜F+)を55重量%以上
にすることにより更なる改良を期待し得ることを示して
いる。しかしながら、環式油原料中に存在する窒素含量
および芳香族化合物の種類は、触媒老化の許容できる速
度を維持すべきならば、水素化クラッキング中に達成さ
れる転化率を制限し得る。転化に対する他の制限も存在
し得る。最大限の許容できる転化水準において、ガソリ
ン沸騰範囲より高温で沸騰するフラクション中の二環式
芳香族化合物の濃度は、特徴的な部分的水素化およびク
ラッキング反応により大きく低下し、同時にパラフィン
濃度が増加する。水素化クラッキング転化のいかなる更
なる増加も、パラフィン濃度をパラフィンクラッキング
が大きくなるまで増加させ、ガソリン生成物のオクタン
価は、比較的低オクタン価パラフィンをそうでない芳香
族高含率ガソリンに含む結果、低下する。すなわち、満
足できる触媒老化を確保し生成物の良好なオクタン価を
維持するために、転化率は制限されなくてはならない。
実際、ガソリンの品質を望ましい高水準に維持すべき場
合、約65重量%の215℃+(420゜F+)の転化率は許容
できる最大限を表し得る。
未転化420゜F+(215℃+)フラクションを更に分析
すると、フラクションの最低沸点分は更に利用される可
能性がかなり大きい物質であることが示される。このこ
とは、420゜F+(215℃+)の転化率55重量%での水素
化クラッカーからの420゜F+(215℃+)生成物の典型
的特性を示している下記第2表を考察することによりわ
かる。
215℃+(420゜F+)フラクションの組成および品質
は広範囲の転化水準において比較的一定であり、その結
果、水素化クラッカーへの環式油原料の重質芳香族成分
の転化が増加し、沸点範囲に応じて組成が変化する。
沸点範囲215〜250℃(420〜480゜F)の物質は水素化
クラッキングしたガソリン生成物より芳香族含量が幾分
少なく、オクタン価が僅かに低く、典型的には2〜4
(R+O)低い。この未転化物質分をガソリンと中間留
出油生成物に分けると、両方の流れの品質が低下する。
215〜250℃(420〜480゜F)カットのオクタン価は典型
的に215℃−(420゜F−)ガソリンより2+4(R+
O)低く、さらに、終留点の限定によってもガソリンプ
ール中に含まれ得るこの高沸点フラクションの量が制限
される。しかしながら、芳香族含量が比較的高いと、セ
タンブレンド価が非常に低く、留出油プールから排斥す
べきであり、硫黄含量が許容できる程度に低くとも、道
路用ディーゼル燃料として使用することはできない。最
近の規制および予期される規制において道路用ディーゼ
ル燃料中の硫黄および芳香族含量の大きな低下が要求さ
れるので、このことは、特に芳香族含量に関して生成物
を更に改良すべき必要があることを示している。
軽質環式油芳香族化合物の高オクタン価ガソリンへの
転化における主要な中間体である二環式水素化芳香族化
合物(テトラリン)を高含率で含むので、未転化の水素
クラッキングした生成物の最低沸点フラクションが、更
なる転化に最も適している。しかしながら、この沸騰範
囲の比較的低い分子量(C10〜C12)の芳香族化合物は制
限因子である。すなわち沸騰範囲のより高い芳香族化合
物は水素化クラッキング触媒により強力に吸着され、従
って軽質芳香族化合物より反応性が高いようである。転
化率が上昇すると、軽質芳香族化合物と重質パラフィン
の間に競争が起きるようであり、一回流通操作におい
て、最初の流通からの未転化物質の最低沸点芳香族フラ
クションを大きく転化させるのに必要な転化水準によ
り、パラフィンの転化率がかなり大きくなり、その結
果、上述のようにガソリン生成物のオクタン価が低下す
ることにもなり得る。
未転化物質の最低沸点フラクション、好ましくは215
〜250℃(420〜480゜F)フラクションを循環させると、
未転化物質の芳香族含量が更に低下することにより、軽
質環式油原料の高オクタン価ガソリンへの転化が増加
し、未転化留出油、すなわちガソリンに転化していない
留出油の品質が向上する。
窒素含量が低く水素化クラッカー原料の窒素含量を低
下させ、その結果、接触クラッキング活性が向上するの
で、未転化物質の最低沸点フラクションの循環も好まし
い。従って、循環フラクションは未転化LCOと比べて好
ましい原料である。このフラクションは、水素化クラッ
キング触媒または操作条件に大きな悪影響を与えること
なく、脱窒素触媒の下流の水素化クラッカーの第2工程
に循環することができる。水素化クラッキング反応をク
エンチするために循環流を冷却することもでき、その場
合、水素化クラッキング反応器の入り口においてまたは
反応器の長さ方向に沿って軸方向に離れた位置にある更
なる注入箇所から注入することができる。
プロセス構成 図面は原料として接触クラッキング軽質環式油(LC
O)を用いるLCO改質プロセスの簡略化したフローシート
である。接触クラッキング装置からの生LCO原料、通
常、FCC LCOは、ライン10を通って入り、ライン11を通
って入る水素と混合される。水素およびLCO原料はライ
ン13を通って水素処理器12に入り、水素処理により硫
黄、窒素および他のヘテロ原子含有不純物が除去され、
触媒の性質および用いる条件により、予備的に芳香族が
飽和される。水素処理環式油は水素化クラッカー15に移
り、そこで穏やかな水素圧および苛酷度の条件下に特徴
的な水素化クラッキング反応が起こり、所望の高オクタ
ン価ガソリン生成物が上述のような高沸点未転化フラク
ションと共に得られる。水素化クラッカーからの流出油
は分離器16に移り、水素および軽質炭化水素が除去され
る。水素が適当な精製後に循環され、ライン11からの必
要な補給水素と共に装置の水素回路に再度入る。ドラム
16からの分離流出油は分留器17に送られ、そこで、ガソ
リン生成物、典型的には215℃−(420゜F−)ガソリ
ン、および留出油生成物、典型的には215℃+(420゜F
+)留出油に分けられる。ガソリン沸騰範囲より僅かに
高温で沸騰する物質の最低沸点フラクション、好ましく
は215〜250℃(420〜480゜F)フラクションはライン20
を通って分留器から側流として取り出され、熱交換器21
内で冷却された後水素化クラッキング領域15に循環され
る。この循環フラクションより高温で沸騰する未転化物
質分、好ましくは250℃+(480゜F+)留出油は、塔底
留分としてライン23を通って分留器から取り出され、例
えば加熱油として用いるためにまたは留出油燃料油プー
ルにブレンドするために、燃料油プールに送られる。熱
交換器21からの冷却軽質留出油は、水素化クラッカーに
入ってくる新しい水素処理LCO原料と混合され、更なる
部分もライン24を通って水素化クラッカーの長さに沿っ
て離れた経路で注入され、水素化クラッカーがクエンチ
される。このようにして、従来のように水素を脇道にそ
らすことなく、水素化クラッカーの温度制御を維持する
ことができる。循環フラクションは好適には27〜93℃
(80〜200゜F)に冷却される。
循環のために引き出された過剰の物質がそこを通って
分留器の底部に溢れて入り、250℃+(480゜F+)フラ
クションと一緒になり、塔底留分として引き出されるよ
うな、堰を有する側流トレイを使用することにより、水
素化クラッカーに循環される最低沸点留出油の割合を分
留器の内部で変化させることができる。別の方法とし
て、全フラクションを引き出し、高沸点塔底フラクショ
ンと均衡と保ちつつ、制御量を外部に取り出して水素化
クラッカーに循環させることができる。
原料 プロセスへの原料は、接触クラッキングにより、通
常、流動接触クラッキグ(FCC)法により製造される軽
質環式油である。環式油は、水素含量が12.5重量%を越
えず、API比重が約25を越えない、好ましくは約20を越
えず、芳香族含量が約50重量%を下らない実質的に脱ア
ルキル化された原料である。典型的には、原料は、API
比重が5〜25、窒素含量が50〜650ppm、および水素含量
が8.5〜12.5重量%である。環式油の沸点範囲は、通
常、205〜425℃(約400〜800゜F)、より一般的には205
〜370℃(400〜700゜F)である。原料は米国特許第4,67
6,887号に記載されているものであってよい。
この方法に好ましい原料は、米国特許第4,738,766号
に記載されている、終留点が345℃(650゜F)を越えな
い、好ましくは325℃(600゜F)を越えない、例えば327
℃(620゜F)の軽質カットLCO原料である。
原料の水素処理 一般的な水素処理触媒および条件を使用することがで
きる。水素処理触媒は、代表的には、比較的不活性な、
すなわち、アルミナ、シリカまたはシリカアルミナのよ
うな非酸性多孔質支持体上に卑金属水素化機能部を含ん
でなる。適当な機能部金属は、周期表の第VI族および第
VIII族の金属、好ましくは、コバルト、ニッケル、モリ
ブデン、バナジウムおよびタングステンを含む。通常、
コバルト−モリブデンおよびニッケル−モリブデンのよ
うなこれらの金属の組合せが好ましい。水素処理流出油
は工程の途中で分離されることなく水素化クラッカーに
直接カスケードされるので、水素圧は、以下に記載する
ように水素化クラッキング工程の要求により変化する。
温度条件は原料の特性および触媒活性により通常のよう
に変化し得る。
本発明の方法で好適に用いることもできる適当な水素
処理触媒および条件については、米国特許第4,738,766
号が参照される。
水素化クラッキング触媒 本発明の方法で使用される好ましい水素化クラッキン
グ触媒は、通常、シリカ、アルミまたはシリカアルミナ
のようなバインダーと複合された大孔ゼオライトからな
るゼオライト水素化クラッキング触媒である。ゼオライ
トXおよびYのような芳香族選択的大孔ゼオライトが、
芳香族高オクタン価ガソリン生成物を製造するための高
芳香族性原料の所望の転化を行うために好ましい。パラ
フィン選択性ゼオライトベータは、通常、この理由のた
めに好ましくない。特に好ましい水素化クラッキング触
媒は、周期表(IUPAC表)の第VI A族および第VIII A族
から選択された卑金属水素化成分を含む超安定ゼオライ
トY(USY:ultra−stable zeolite Y)系のものであ
る。第VI A族と第VIII A族の金属の組み合わせ、例えば
ニッケル−タングステン、ニッケル−モリブデン等が水
素化クラッキングに特に好ましい。
本発明の方法で使用される好適な触媒が、米国特許第
4,676,887号、同第4,738,766号および同第4,789,457号
に記載されている。
水素化クラッキング条件 本発明の方法で使用される水素化クラッキング条件
は、通常、低いないし穏やかな水素圧および低い穏やか
な水素化クラッキング苛酷度である。(反応器入り口に
おける)水素圧は約8275kPa(1200psia)以下に、好ま
しくは約7000kPa(1000psia)以下に維持される。通
常、環式油原料中に存在する二環式芳香族化合物を所望
の程度に飽和するための最低水素圧は約2760kPa(400ps
ia)である。4825〜6205kPa(700〜900psia)の圧力が
特に有用である。約1780n.l.l.-1(10000SCF/Bbl)まで
の、より一般的には約1070n.l.l.-1(6000SCF/Bbl)ま
での水素循環速度が好適であり、水素化クラッキング領
域を冷却するために水素が更に匹敵する量で供給され
る。水素消費量は、通常、約210〜535n.l.l.-1(1200〜
3000SCF/Bbl)であり、ほとんどの場合、ヘテロ原子含
量および転化水準により約270〜445n.l.l.-1(1500〜25
00SCF/Bbl)であり、ヘテロ原子含量の増加によりおよ
び転化率の上昇により水素消費量は増加する。
温度は通常、約315〜455℃(約650〜850゜F)に維持
され、より一般的には約360〜425℃(675〜800゜F)の
範囲に維持される。好ましい操作範囲は約370〜410℃
(700〜775゜F)である。触媒の老化による触媒活性の
低下を補うために、サイクル中に水素化クラッカーの操
作温度を少しずつ上昇させることができる。すなわち、
選択される温度は、原料の特性、使用する水素圧および
所望の転化水準に依存する。
最も芳香族性の高い原料について、転化は比較的穏や
かな水準に維持され、通常、上述のように、ガソリン沸
騰範囲物質、例えば215℃+(420゜F+)物質への転化
率は約65重量%を越えない。しかしながら、この種のプ
ロセスに使用することが米国特許第4,738,766号に記載
されているライト・カット(Light Cut)LCO原料のよう
な軽質カット原料を用いて、ガソリンオクタン価の許容
できないほどの損失無く高転化水準を達成することがで
きる。
終留点が約315〜345℃(600〜650゜F)、好ましくは
実質的に325℃(620゜F)を越えない軽質カット環式油
原料を用いる場合、5515〜5860kPa(800〜850psia)の
水素分圧において転化率(420゜F+、215℃+転化)を
約45〜65重量%に維持することが好ましい。一つの態様
の方法において、米国特許第4,676,887号に記載されて
いるように、好ましくは、水素圧の0.05倍を越えない
(psiaで表した反応器入り口の)最高圧力において、
(ガソリン沸騰範囲生成物への)転化率を約50重量%以
下に維持することができる。所望の転化率を得るために
他の反応条件が変えられ、その目的のために、空間速度
(LHSV)は、通常、0.5〜2/時間、好ましくは約0.75〜
1.0/時間である。好適な反応条件が上記LCO操作法の特
許に充分開示されている。
水素化クラッキングされた生成物の分留 水素化クラッカーからの流出油を、米国特許第4,676,
887号に開示されているように、所望の芳香族性の高い
高オクタン価ガソリンを得るために、水素および軽質生
成物を除去した後に分留する。次に、残っている高沸点
留出油を更に分留して、留出油の最低沸点分、すなわち
ガソリンより僅かに高度で沸騰するフラクションの少な
くとも一部を分離し、循環して水素化クラッカーに戻
す。このフラクションの初留点は、典型的には約165℃
(330゜F)〜225℃(440゜F)であり得るガソリンフラ
クションの終留点により決められるが、要すれば市場で
の仕様および法的要求の影響により中間ガソリン終留
点、例えば185℃(365゜F)〜195℃(385゜F)を用いて
よい。例えば、ガソリン終留点(ASTM D−439)は、AST
M D−86により225℃(437゜F)に制限され、最大残留分
は2体積%である。留出油の最低沸点フラクションは、
代表的には、初留点が約165〜225℃(330〜440゜F)で
ある。終留点が高くなると、未転化フラクションのパラ
フィン成分がより多量に循環して水素化クラッカーに戻
り、上述のような好ましくない結果が生じるので、この
留出油の最低沸点分の終留点は、通常、249℃(約480゜
F)である。循環フラクションの終留点は代表的には約2
30〜260℃(450〜500゜F)であり、より一般的には約24
0〜255℃(460〜490゜F)である。
このフラクションの循環量は、典型的には、水素化ク
ラッカーへの水素処理環式油原料の1〜100、好ましく
は5〜50重量%である。上述のように、未転化留出油物
質の最低沸点フラクションの量は、水素化クラッキング
転化率と独立であり、従って、通常、循環に必要な量で
得られる。このフラクションは循環して消費(extincti
on)することができるが、循環の目的はクラッキングに
よりパラフィンが除去されることがないように循環流中
の芳香族化合物を部分的に飽和させクラッキングするこ
となので、道路用ディーゼル燃料にブレンドするのに好
適なパラフィン系中間留出油を低い循環比で製造するこ
とができる。このフラクション中に存在する非芳香族化
合物のガソリン沸騰範囲物質への転化はガソリンのオク
タン価を低下させるので、このフラクションの消費循環
は通常好ましくない。飽和物質が多量にクラッキングす
る前に芳香族化合物のクラッキングが起こる最良の循環
比は、原料組成および他の加工条件により変化する。
水素化クラッキング生成物 上述したように、この方法により、芳香族性の高い高
オクタン価ガソリンフラクション、典型的にはオクタン
価が少なくとも87(R+O)、通常少なくとも90、例え
ば95(R+O)のガソリンフラクションが製造される。
上記第1表に示すように、この方法により、平均(0.5
(R+O)+O)が少なくとも93であるようにオクタン
価100(R+O)のフラクションを製造することができ
る。すなわち、ガソリン生成物は、点火性能を向上させ
るために改質または他の処理を行うことなく無鉛精油所
ガソリンプールにブレンドするのに好適である。更に、
このガソリンは硫黄およびオレフィン含量が低く、良好
な環境的燃料品質に適している。
この方法からの中間留出油生成物は硫黄および窒素含
量が低いことが注目に値し、沸点が高い未転化フラクシ
ョン、典型的には480゜F+(約250℃+)、例えば480〜
700゜F(250〜370℃)のフラクションはセタン価が高
い、典型的にはこのフラクションの低沸点分より少なく
とも35セタン価が高く、従って、水素化クラッカーへの
循環分として未転化物質の最低沸点分を用いる本発明の
方法により品質の改良されたディーゼル燃料が製造され
る。
この明細書において、FPS単位に対応するSI単位は都
合の良い値に概略化したものであり、SI圧力は絶対圧力
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、水素化クラッキングによる高オクタン価ガソ
リンとディーゼル燃料の同時製造を示す簡略化されたプ
ロセスフローシートである。 12……水素処理器 15……水素化クラッカー 16……ドラム 17……分留器 21……熱交換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ピーター・ジョゼフ・オーウェンズ アメリカ合衆国 08051 ニュー・ジャ ージー、マンチュアル、タッターソー ル・ドライブ 69番 (72)発明者 マイケル・セバスチャン・サーリ アメリカ合衆国 08033 ニュー・ジャ ージー、ハドンフィールド、マウント・ ヴァーノン・アベニュー 307番 (56)参考文献 特開 昭61−283687(JP,A) 特開 昭63−161072(JP,A) 米国特許3172839(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C10G 35/00 - 35/24

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(i)実質的に脱アルキル化された原料
    を、水素化クラッキング触媒を用いて、水素分圧が8380
    kPaを越えずガソリン沸騰範囲生成物への転化率が50重
    量%を越えないようにして水素化クラッキングし、 (ii)水素化クラッキング生成物を分離して、ガソリン
    沸騰範囲フラクション、ガソリンフラクションより僅か
    に高温で沸騰し初留点が165〜227℃であり、終留点が23
    2〜260℃である第1の留出油範囲フラクションおよび第
    1の留出油フラクションより高温で沸騰する第2の留出
    油フラクションを得、 (iii)第1の留出油フラクションの少なくとも一部
    を、新しい脱アルキル化原料に対する割合が5〜50重量
    %となるように、水素化クラッキング工程に循環し循環
    フラクション中の芳香族化合物を飽和および部分クラッ
    キングして、第2の留出油フラクションのパラフィン含
    量を増加させ、 (iv)第2の留出油フラクションを回収する ことからなる接触クラッキングした原料から高品質ガソ
    リンおよび留出油生成物を同時に製造する方法。
  2. 【請求項2】実質的に脱アルキル化された原料が、石油
    フラクションの接触クラッキングからの環式油を含んで
    なり、環式油が、終留点が343℃を越えない軽質環式油
    からなる請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】実質的に脱アルキル化された原料は、水素
    含量が8.5〜12.5重量%であり、API比重が5〜25である
    請求項1または請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】原料の芳香族含量が50〜85重量%である請
    求項1〜3のいずれかに記載の方法。
  5. 【請求項5】水素化クラッキングを、7000kPaを越えな
    い(反応器入口での)水素分圧で行う請求項1〜4のい
    ずれかに記載の方法。
  6. 【請求項6】脱アルキル化原料を水素化クラッキングの
    前に水素処理して原料から少なくとも一部の有機硫黄お
    よび窒素化合物を除去する請求項1〜5のいずれかに記
    載の方法。
  7. 【請求項7】ガソリン沸騰範囲より僅かに高温で沸騰す
    る留出油フラクションの終留点が243〜254℃である請求
    項1〜6のいずれかに記載の方法。
  8. 【請求項8】水素化クラッキング触媒が芳香族選択性大
    孔ゼオライトおよび卑金属水素化機能部を含む請求項1
    〜7のいずれかに記載の方法。
  9. 【請求項9】水素化クラッキング触媒がゼオライトUSY
    および卑金属水素化機能部を含んでなる請求項1〜8の
    いずれかに記載の方法。
  10. 【請求項10】水素化クラッキング触媒がUSYゼオライ
    ト上に水素化機能部としてニッケル−タングステンを含
    んでなる請求項1〜9のいずれかに記載の方法。
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