JP3001924U - 封緘本 - Google Patents

封緘本

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JP3001924U
JP3001924U JP1994001995U JP199594U JP3001924U JP 3001924 U JP3001924 U JP 3001924U JP 1994001995 U JP1994001995 U JP 1994001995U JP 199594 U JP199594 U JP 199594U JP 3001924 U JP3001924 U JP 3001924U
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浩之 石川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は、資材の無駄をなくして経済性を高め
ると共に、顧客に対するキャッチ効果を高めることが可
能で、郵便局等から送付受付けを拒否されるようなこと
がなく、また折り線が目立たず極めて見栄えのよいこと
を最も主要な目的としている。 【構成】本考案は、本文と表紙とからなり、表紙の一方
の小口部分に延長部を設け、かつ当該延長部を折り曲げ
て他方の表紙に接着することにより、小口側を封緘した
封緘本において、表紙のいずれか一方は、その外側面の
少なくとも一部を送付情報形成面とすると共に、他方の
表紙の外側面を、表紙情報印刷面とすることを特徴とし
ている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、冊子の小口側を封緘して郵送用に使用する封緘本の改良に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、冊子の小口側を封緘して郵送用に使用することは、例えば“特開昭 49−55419号公報”、“実開昭53−98077号公報”、“特開昭62 −16359号公報”、“特開昭62−212197号公報”等において、既に 知られている。そして、これらのものはいずれも、表紙を有する冊子と外包装用 紙とを、同時に止め金具等で綴じ、外包装用紙の延長部を折り曲げて接着するこ とにより小口側を封緘し、到着後はその外包装用紙を取り去るような構成として いるものである。
【0003】 しかしながら、かかる構成のものでは、以下のような種々の問題がある。
【0004】 (a)外包装用紙は、顧客に到着後不要となるため、用紙(外包装用紙)が1 枚余分に必要となり、資材が無駄になって不経済であるという問題がある。
【0005】 (b)店頭販売が中心の場合には、その一部を定期購読者送付用に封緘しても 、その比率は極めて少ない。従って、店頭販売用の封緘しない冊子の製造と、送 付用封緘冊子の製造との2生産工程を有しても、大きな能率低下はない。
【0006】 しかしながら、定期購読者送付用の比率が高い場合、2生産工程を有すること による能率低下は極めて大きいものとなる。そして、封緘冊子に全てを変更する と、1生産工程に限定することはできるが、外包装用紙で封緘したものが店頭に 並ぶことになり、これは店頭において見栄えが悪く、顧客に対するキャッチ効果 が低下してしまうという問題がある。
【0007】 (c)単に表紙を封緘した場合、その両面に印刷部分が存在する(一方は表紙 情報、他方は広告)ため、郵便局等に備えられている宛先読取装置が宛先を読む ことが不可能となり、郵便局等から送付受付けを拒否されてしまうという問題が ある。
【0008】 (d)前記“特開昭49−55419号公報”、“実開昭53−98077号 公報”、“特開昭62−16359号公報”、“特開昭62−212197号公 報”等に記載されている製造方法では、背綴じ後三方断裁する際に、延長部を折 り曲げることで、延長部が断裁されることを防止している。そして、この際に折 り線がつくが、外包装用紙の場合には、廃棄を前提とするため特に問題はない。
【0009】 しかしながら、延長部を表紙に設けて封緘する場合、表紙に折り線がつくため 、極めて見栄えの悪いものになるという問題がある。特に、表紙情報の印刷面に 折り線がつくと、極めて目立つという問題がある。
【0010】 (e)封緘本に、郵便番号、宛先住所、宛先氏名等を、インクジェット、感熱 転写、静電印刷等の直接印字方法で印字する場合、品質および製本能率が低下す るという問題がある。
【0011】 すなわち、外包装用紙を使用する場合、廃棄を前提とするため、見栄えが悪く ても紙強度を有する安価な用紙を選択し、外包装用紙に直接、郵便番号、宛先住 所、宛先氏名等を、インクジェット、感熱転写、静電印刷等の直接印字方法で印 字することが可能である。
【0012】 しかしながら、外包装用紙を使用しない場合、見栄えが良く紙強度を有する用 紙は高価なため選択が難しく、表紙としての見栄えを優先し、紙強度の弱い用紙 を選択することで経済的効果を得ている。その結果、封緘本自体の剛度が低下し 、直接印字方法での印字の確実性が低下し、文字欠け等が発生し易くなり、品質 が低下するという問題がある。さらに、直接印字方法では、検査を含めた印字の スピードが、封緘本の製本スピードに比べて遅いという問題がある。従って、直 接印字と封緘本製本を一貫ラインとした場合、全体の製本能率を直接印字の能率 に合わせるため低下するという問題がある。
【0013】
【考案が解決しようとする課題】
以上のように、従来のものにおいては、資材が無駄になって不経済である、顧 客に対するキャッチ効果が低下する、郵便局等から送付受付けを拒否される、さ らに折り線が目立つという問題があった。
【0014】 本考案は、上記のような事情に鑑みて成されたもので、資材の無駄をなくして 経済性を高めると共に、顧客に対するキャッチ効果を高めることが可能で、郵便 局等から送付受付けを拒否されるようなことがない封緘本を提供することを第1 の目的とし、 また折り線が目立たず極めて見栄えのよい封緘本を提供することを第2の目的 とし、 さらに郵便番号、宛先住所、宛先氏名等を印字する際に、品質および製本能率 が低下しない封緘本を提供することを第3の目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本文と表紙とからなり、表紙の一方の小口部分 に延長部を設け、かつ当該延長部を折り曲げて他方の表紙に接着することにより 、小口側を封緘した封緘本において、 まず、請求項1に係る考案では、表紙のいずれか一方は、その外側面の少なく とも一部を送付情報形成面とすると共に、他方の表紙の外側面を、表紙情報印刷 面としている。
【0016】 一方、請求項2に係る考案では、延長部を有する表紙の一方は、その外側面の 少なくとも一部を送付情報形成面とすると共に、他方の表紙の外側面に、表紙情 報を印刷し、かつ延長部には、封緘時に印刷表紙情報とほぼ連続する絵柄を印刷 するようにしている。
【0017】 ここで、特に上記延長部に印刷されるほぼ連続する絵柄としては、封緘時に延 長部により隠蔽される印刷表紙情報の一部と同一絵柄とするか、もしくは封緘時 に印刷表紙情報と一体となる独立した絵柄としている。
【0018】 また、上記送付情報形成面に形成される送付情報としては、郵便番号,宛先住 所,宛先氏名等の可変情報、差出人住所,差出人氏名等の固定情報より選択され る情報としている。
【0019】 さらに、上記表紙情報印刷面に印刷される印刷表紙情報としては、タイトル, 内容紹介,編集委員氏名等の情報より選択される情報としている。
【0020】 さらにまた、上記可変情報は、別途ラベルに印字され、封止本の送付情報形成 面に貼付けられるようにしている。
【0021】
【作用】
従って、まず、請求項1に係る考案の封緘本においては、表紙のいずれか一方 は、その外側面の少なくとも一部を送付情報形成面とし、他方の表紙の外側面を 、表紙情報印刷面とすることにより、外包装用紙が不要となるため、資材が無駄 になるようなことがなく、経済性を高めることができる。
【0022】 また、前述のように、外包装用紙で封緘したものが店頭に並ぶことがなくなる ため、店頭において見栄えがよく、顧客に対するキャッチ効果を高めることがで きる。
【0023】 さらに、表紙を封緘した場合にも、その外側面に、送付情報形成面と表紙情報 印刷面が存在するため、郵便局等に備えられている宛先読取装置で、送付情報等 を容易に読むことが可能となり、郵便局等から送付受付けを拒否されてしまうよ うなことをなくすることができる。
【0024】 一方、請求項2に係る考案の封緘本においては、延長部を有する表紙の一方は 、その外側面の少なくとも一部を送付情報形成面とし、他方の表紙の外側面に、 表紙情報を印刷し、かつ延長部には、封緘時に印刷表紙情報とほぼ連続する絵柄 を印刷することにより、延長部を表紙に設けて封緘する場合にも、折り線が目立 たず極めて見栄えをよくすることができる。
【0025】 特に、送付情報形成面に折り線がつくため、折り線が比較的目立たない。
【0026】 また、その際、延長部が表紙情報印刷面に接着されるが、延長部の絵柄を、封 緘時に延長部により隠蔽される印刷表紙情報の一部と同一絵柄とするか、もしく は封緘時に印刷表紙情報と一体となる独立した絵柄とすることにより、表紙情報 印刷面の違和感をなくすることができる。
【0027】 さらに、店頭においても、封緘されているため、立ち読みを防止することもで きる。
【0028】 さらにまた、郵便番号,宛先住所,宛先氏名等の可変情報を一旦ラベルに印字 して、封止本の送付情報形成面に貼付けることにより、印字品質および製本能率 の低下を防止することができる。
【0029】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面を参照して詳細に説明する。
【0030】 (第1の実施例) 図1は本考案の第1の実施例による封緘本の全体構成例を示す概要図、図2は 同封緘本の表紙の外面展開図である。
【0031】 すなわち、本実施例では、図1および図2に示すように、本文1と、背2aを 介して互いに連接した表表紙2bおよび裏表紙2cよりなる表紙2とからなり、 表紙2の一方の小口部分3に延長部4を設け、かつこの延長部4を封緘用折り線 4b部分で折り曲げて他方の表紙(本例では、表表紙2b)に接着することによ り、小口側を封緘した封緘本において、延長部4を有する表紙の一方(本例では 、裏表紙2c)は、その外側面の全部を送付情報形成面(白紙部分)5とすると 共に、他方の表紙(本例では、表表紙2b)の外側面に、表紙情報を印刷して表 紙情報印刷面6とし、さらに延長部4には、封緘時に印刷表紙情報とほぼ連続す る絵柄7を印刷した構成としている。なお、本文1と表紙2とを、止め金具8に より同時に綴じている。
【0032】 ここで、送付情報形成面5には、送付情報として、郵便番号,宛先住所,宛先 氏名等の可変情報、および差出人住所,差出人氏名等の固定情報を形成している 。この場合、可変情報としては、通常の印刷の他、ラベル貼付け、インクジェッ ト、感熱転写、静電印刷のいずれかの手段(本例では、ラベル貼付け)により形 成し、また上記固定情報としては、通常の印刷により形成している。
【0033】 また、表紙情報印刷面6には、印刷表紙情報として、タイトル,内容紹介,編 集委員氏名等の情報を印刷している。
【0034】 なお、上記において、小口側を封緘する方法としては、従来からよく知られて いる方法、例えば“特開昭49−55419号公報”等の方法を適用することが できる。
【0035】 すなわち、本文1と表紙2の背部2aを通常の中綴製本機で綴じる際、延長部 4を折り線4aで内側に折り込んでおく。そのうち三方断裁を行なうが、延長部 4は内側に折り込まれているため、断裁されない。そして、断裁終了後、延長部 4を引き出して、封緘用折り線4bで折り、小口部分3の封緘を行なう。この際 、封緘用折り線4bにはミシン目が形成されており、封緘用折り線4bを折り易 くすると同時に、このミシン目から封緘本を開けるようにしてある。
【0036】 次に、以上のように構成した本実施例の封緘本においては、表紙2の一方(本 例では、裏表紙2c)は、その外側面の少なくとも一部を送付情報形成面5とし 、他方の表紙(本例では、表表紙2b)の外側面に、表紙情報を印刷して表紙情 報印刷面6としていることにより、従来のように外包装用紙が不要となるため、 資材が無駄になるようなことがなく、経済性を高めることができる。
【0037】 また、従来のように、外包装用紙で封緘したものが店頭に並ぶことがなくなる ため、店頭において見栄えがよく、顧客に対するキャッチ効果を高めることがで きる。
【0038】 さらに、表紙2を封緘した場合にも、その外側面に、送付情報形成面5と表紙 情報印刷面6が存在するため、郵便局等に備えられている宛先読取装置で、送付 情報等を容易に読むことが可能となり、郵便局等から送付受付けを拒否されてし まうようなことをなくすることができる。
【0039】 一方、延長部4には、封緘時に印刷表紙情報とほぼ連続する絵柄を印刷してい ることにより、延長部4を表紙2に設けて封緘する場合にも、折り線4aが目立 たず、極めて見栄えをよくすることができる。
【0040】 特に、送付情報形成面5に折り線4aがつくため、折り線4aが比較的目立た ない。
【0041】 また、店頭においても、封緘されているため、立ち読みを防止することもでき る。
【0042】 (第1の実施例の変形例その1) 図3は、本考案の第1の実施例の変形例その1による封緘本の全体構成例を示 す概要図であり、図1および図2と同一要素には同一符号を付してその説明を省 略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。なお、図3(a)は封緘時、図 3(b)は開封時の状態をそれぞれ示している。
【0043】 すなわち、本実施例では、図3に示すように、図1および図2の封緘本におけ る延長部4に印刷されるほぼ連続する絵柄7として、封緘時に延長部4により隠 蔽される印刷表紙情報の一部(表紙情報隠蔽部)9と同一絵柄とする構成として いる。
【0044】 本実施例の封緘本においては、前記第1の実施例の場合と同様の作用効果が得 られる他、延長部4を表紙2に設けて封緘する際に、延長部4が表紙情報印刷面 6に接着されるが、延長部4の絵柄を、封緘時に延長部4により隠蔽される印刷 表紙情報の一部(表紙情報隠蔽部)9と同一絵柄としているため、表紙情報印刷 面6の違和感をなくすることが可能となる。
【0045】 (第1の実施例の変形例その2) 図4は、本考案の第1の実施例の変形例その2による封緘本の全体構成例を示 す概要図であり、図1および図2と同一要素には同一符号を付してその説明を省 略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。なお、図4(a)は封緘時、図 4(b)は開封時の状態をそれぞれ示している。
【0046】 すなわち、本実施例では、図4に示すように、図1および図2の封緘本におけ る延長部4に印刷されるほぼ連続する絵柄7として、封緘時に印刷表紙情報と一 体となる独立した絵柄10とする構成としている。
【0047】 本実施例の封緘本においては、第1の実施例の場合と同様の作用効果が得られ る他、延長部4を表紙2に設けて封緘する際に、延長部4が表紙情報印刷面6に 接着されるが、延長部4の絵柄を、封緘時に印刷表紙情報と一体となる独立した 絵柄10としているため、変形例その1の場合と同様に、表紙情報印刷面6の違 和感をなくすることが可能となる。
【0048】 (第1の実施例の変形例その3) 図5は、本考案の第1の実施例の変形例その3による封緘本の表紙2の外面展 開図であり、図2と同一要素には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは 異なる部分についてのみ述べる。
【0049】 すなわち、本実施例では、図5に示すように、表紙2の一方(本例では、裏表 紙2c)は、その外側面の一部を、郵便局等が受付けてくれるある所定面積率の 送付情報形成面5とし、残りの部分を広告印刷面11として、広告を印刷した構 成としている。
【0050】 本実施例の封緘本においては、前記第1の実施例の場合と同様の作用効果が得 られる他、表紙2をより一層有効的に活用することが可能となる。
【0051】 (第2の実施例) 図6は、本考案の第2の実施例による封緘本の全体構成例を示す概要図であり 、図1ないし図5と同一要素には同一符号を付して示している。
【0052】 すなわち、本実施例では、図6に示すように、本文1と、互いに連接した表表 紙2bおよび裏表紙2cよりなる表紙2とからなり、表紙2の一方の小口部分に 延長部4を設け、かつこの延長部4を封緘用折り線4b部分で折り曲げて他方の 表紙(本例では、裏表紙2c)に接着することにより、小口側を封緘した封緘本 において、表紙のいずれか一方(本例では、裏表紙2c)は、その外側面の全部 を送付情報形成面(白紙部分)5とすると共に、他方の表紙(本例では、表表紙 2b)の外側面に、表紙情報を印刷して表紙情報印刷面6とした構成としている 。なお、本文1と表紙2とを、止め金具8により同時に綴じている。
【0053】 次に、以上のように構成した本実施例の封緘本においては、表紙2の一方(本 例では、裏表紙2c)は、その外側面の少なくとも一部を送付情報形成面5とし 、他方の表紙(本例では、表表紙2b)の外側面に、表紙情報を印刷して表紙情 報印刷面6としていることにより、従来のように外包装用紙が不要となるため、 資材が無駄になるようなことがなく、経済性を高めることができる。
【0054】 また、従来のように、外包装用紙で封緘したものが店頭に並ぶことがなくなる ため、店頭において見栄えがよく、顧客に対するキャッチ効果を高めることがで きる。
【0055】 さらに、表紙2を封緘した場合にも、その外側面に、送付情報形成面5と表紙 情報印刷面6部分が存在するため、郵便局等に備えられている宛先読取装置で、 送付情報等を容易に読むことが可能となり、郵便局等から送付受付けを拒否され てしまうようなことをなくすることができる。
【0056】 (第3および第4の実施例) 図7および図8は、本考案の第3および第4の各実施例による封緘本の全体構 成例を示す概要図であり、図1ないし図6と同一要素には同一符号を付して示し てその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0057】 すなわち、前記第1および第2の各実施例とその変形例では、本文1と表紙2 とを、止め金具8により同時に綴じる形態のものに適用したが、本実施例では、 図7および図8にそれぞれ示すように、本文1と表紙2とを、無線綴じ部12に より同時に綴じた構成としている。
【0058】 本各実施例の封緘本においても、前記各実施例の場合と同様の作用効果を得る ことが可能である。
【0059】
【考案の効果】 以上説明したように本考案によれば、本文と表紙とからなり、表紙の一方の小 口部分に延長部を設け、かつ当該延長部を折り曲げて他方の表紙に接着すること により、小口側を封緘した封緘本において、表紙のいずれか一方は、その外側面 の少なくとも一部を送付情報形成面とすると共に、他方の表紙の外側面を、表紙 情報印刷面とするか、もしくは延長部を有する表紙の一方は、その外側面の少な くとも一部を送付情報形成面とすると共に、他方の表紙の外側面に、表紙情報を 印刷し、かつ延長部には、封緘時に印刷表紙情報とほぼ連続する絵柄を印刷する ようにしたので、資材の無駄をなくして経済性を高めると共に、顧客に対するキ ャッチ効果を高めることが可能で、郵便局等から送付受付けを拒否されるような ことがなく、また折り線が目立たず極めて見栄えのよい封緘本が提供できる。
【0060】 さらに、郵便番号,宛先住所,宛先氏名等の可変情報を一旦ラベルに印字して 、封止本の送付情報形成面に貼付けるようにしたので、印字品質および製本能率 の低下を防止することが可能な封緘本が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例による封緘本の全体構成
例を示す概要図。
【図2】同第1の実施例における封緘本の表紙の外面展
開図。
【図3】本考案の第1の実施例の変形例その1による封
緘本の全体構成例を示す概要図。
【図4】本考案の第1の実施例の変形例その2による封
緘本の全体構成例を示す概要図。
【図5】本考案の第1の実施例の変形例その3による封
緘本の全体構成例を示す概要図。
【図6】本考案の第2の実施例による封緘本の全体構成
例を示す概要図。
【図7】本考案の第3の実施例による封緘本の全体構成
例を示す概要図。
【図8】本考案の第4の実施例による封緘本の全体構成
例を示す概要図。
【符号の説明】
1…本文、2…表紙、2a…背、2b…表表紙、2c…
裏表紙、3…小口部分、4…延長部、4a…折り線、5
…送付情報形成面、6…表紙情報印刷面、7…絵柄、8
…止め金具、9…表紙情報隠蔽部、10…絵柄、11…
広告印刷面、12…無線綴じ部。

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本文と表紙とからなり、前記表紙の一方
    の小口部分に延長部を設け、かつ当該延長部を折り曲げ
    て他方の表紙に接着することにより、小口側を封緘した
    封緘本において、 前記表紙のいずれか一方は、その外側面の少なくとも一
    部を送付情報形成面とすると共に、他方の表紙の外側面
    を、表紙情報印刷面とするようにしたことを特徴とする
    封緘本。
  2. 【請求項2】 本文と表紙とからなり、前記表紙の一方
    の小口部分に延長部を設け、かつ当該延長部を折り曲げ
    て他方の表紙に接着することにより、小口側を封緘した
    封緘本において、 前記延長部を有する表紙の一方は、その外側面の少なく
    とも一部を送付情報形成面とすると共に、前記他方の表
    紙の外側面に、表紙情報を印刷し、 かつ前記延長部には、封緘時に前記印刷表紙情報とほぼ
    連続する絵柄を印刷するようにしたことを特徴とする封
    緘本。
  3. 【請求項3】 本文と表紙とからなり、前記表紙の一方
    の小口部分に延長部を設け、かつ当該延長部を折り曲げ
    て他方の表紙に接着することにより、小口側を封緘した
    封緘本において、 前記延長部を有する表紙の一方は、その外側面の少なく
    とも一部を送付情報形成面とすると共に、前記他方の表
    紙の外側面に、表紙情報を印刷し、 さらに前記延長部には、封緘時に前記印刷表紙情報とほ
    ぼ連続し、かつ前記延長部により隠蔽される前記印刷表
    紙情報の一部と同一絵柄を印刷するようにしたことを特
    徴とする封緘本。
  4. 【請求項4】 本文と表紙とからなり、前記表紙の一方
    の小口部分に延長部を設け、かつ当該延長部を折り曲げ
    て他方の表紙に接着することにより、小口側を封緘した
    封緘本において、 前記延長部を有する表紙の一方は、その外側面の少なく
    とも一部を送付情報形成面とすると共に、前記他方の表
    紙の外側面に、表紙情報を印刷し、 さらに前記延長部には、封緘時に前記印刷表紙情報とほ
    ぼ連続し、かつ前記印刷表紙情報と一体となる独立した
    絵柄を印刷するようにしたことを特徴とする封緘本。
  5. 【請求項5】 本文と表紙とからなり、前記表紙の一方
    の小口部分に延長部を設け、かつ当該延長部を折り曲げ
    て他方の表紙に接着することにより、小口側を封緘した
    封緘本において、 前記表紙のいずれか一方は、その外側面の少なくとも一
    部を送付情報形成面とすると共に、他方の表紙の外側面
    を、表紙情報印刷面とし、 前記送付情報形成面に、郵便番号,宛先住所,宛先氏名
    等の可変情報、差出人住所,差出人氏名等の固定情報よ
    り選択される情報を、送付情報として形成すると共に、
    前記表紙情報印刷面に、タイトル,内容紹介,編集委員
    氏名等の情報より選択される情報を、表紙情報として印
    刷するようにしたことを特徴とする封緘本。
  6. 【請求項6】 本文と表紙とからなり、前記表紙の一方
    の小口部分に延長部を設け、かつ当該延長部を折り曲げ
    て他方の表紙に接着することにより、小口側を封緘した
    封緘本において、 前記延長部を有する表紙の一方は、その外側面の少なく
    とも一部を送付情報形成面とすると共に、前記他方の表
    紙の外側面に、表紙情報を印刷し、 かつ前記延長部には、封緘時に前記印刷表紙情報とほぼ
    連続する絵柄を印刷し、 前記送付情報形成面に、郵便番号,宛先住所,宛先氏名
    等の可変情報、差出人住所,差出人氏名等の固定情報よ
    り選択される情報を、送付情報として形成すると共に、
    前記表紙情報印刷面に、タイトル,内容紹介,編集委員
    氏名等の情報より選択される情報を、表紙情報として印
    刷するようにしたことを特徴とする封緘本。
  7. 【請求項7】 本文と表紙とからなり、前記表紙の一方
    の小口部分に延長部を設け、かつ当該延長部を折り曲げ
    て他方の表紙に接着することにより、小口側を封緘した
    封緘本において、 前記表紙のいずれか一方は、その外側面の少なくとも一
    部を送付情報形成面とすると共に、他方の表紙の外側面
    を、表紙情報印刷面とし、 前記送付情報形成面に、郵便番号,宛先住所,宛先氏名
    等の可変情報、差出人住所,差出人氏名等の固定情報よ
    り選択される情報を、送付情報として形成すると共に、
    前記表紙情報印刷面に、タイトル,内容紹介,編集委員
    氏名等の情報より選択される情報を、表紙情報として印
    刷するようにし、 前記可変情報は、別途印字したラベルを前記送付情報形
    成面に貼付けたことを特徴とする封緘本。
  8. 【請求項8】 本文と表紙とからなり、前記表紙の一方
    の小口部分に延長部を設け、かつ当該延長部を折り曲げ
    て他方の表紙に接着することにより、小口側を封緘した
    封緘本において、 前記延長部を有する表紙の一方は、その外側面の少なく
    とも一部を送付情報形成面とすると共に、前記他方の表
    紙の外側面に、表紙情報を印刷し、 かつ前記延長部には、封緘時に前記印刷表紙情報とほぼ
    連続する絵柄を印刷し、 前記送付情報形成面に、郵便番号,宛先住所,宛先氏名
    等の可変情報、差出人住所,差出人氏名等の固定情報よ
    り選択される情報を、送付情報として形成すると共に、
    前記表紙情報印刷面に、タイトル,内容紹介,編集委員
    氏名等の情報より選択される情報を、表紙情報として印
    刷するようにし、 前記可変情報は、別途印字したラベルを前記送付情報形
    成面に貼付けたことを特徴とする封緘本。
JP1994001995U 1994-03-11 1994-03-11 封緘本 Expired - Lifetime JP3001924U (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS448734Y1 (ja) * 1965-12-15 1969-04-09
JPH01257099A (ja) * 1988-04-07 1989-10-13 Hitoshi Horikawa 本、帳面等の綴じ物

Patent Citations (2)

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