JP3001732U

JP3001732U - 衣類乾燥用のハンガー

Info

Publication number: JP3001732U
Application number: JP1994003020U
Authority: JP
Inventors: 英生梶原
Original assignee: 英生梶原
Priority date: 1994-03-04
Filing date: 1994-03-04
Publication date: 1994-09-06
Anticipated expiration: 2000-03-04

Abstract

(57)【要約】【目的】セーター等の上半身用衣類を縮むことなく乾燥
することができる衣類乾燥用のハンガーに関する。【構成】セーター等の上半身用衣類を乾燥するに際し、
上半身とほぼ同様の形状に形成したハンガー本体と、そ
の肩位置に回転自在に取り付けたアーム部と、そして
首、袖、裾の各部に取り付けて上半身用衣類を係止する
バンドとを有することを特徴とする。【効果】乾燥に際してセーター等の上半身用衣類を装着
する操作が非常に簡単に行なうことができ、セーター等
の上半身用衣類を大量に処理することが可能である上、
製造が容易で量産性に富み、コストの安い衣類乾燥用の
ハンガーを提供することができる。また、セーター等の
上半身用衣類を縮んだり型崩れすることなく乾燥するこ
とのない衣類乾燥用のハンガーが提供可能である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、セーター等の上半身用衣類を縮むことなく乾燥することができる衣類乾燥用のハンガーに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来セーター等の上半身用衣類を縮むことなく乾燥する機構としては、実開平４−２７５号公報、実開平３−８８２号公報記載の考案のように、伸縮自在とした胴部およびアーム部を有するものが知られている。

【０００３】また、実開平２−１０９７号公報記載の考案のような、折り畳み自在のハンガーも公知である。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら上記従来例においては、それぞれ乾燥に際して伸縮および折り畳む操作が非常に面倒であり、セーター等の上半身用衣類を大量に処理することには不向きであった。

【０００５】また、前者の伸縮自在としたものにおいては、部品が多数で組み付けが面倒な上、非常にコストがかかるという欠点があった。同様に後者の折り畳み自在としたものも多数の部品を必要とし、コストがかかる欠点を有している。

【０００６】この考案は、乾燥に際してセーター等の上半身用衣類を装着する操作が非常に簡単に行なうことができ、セーター等の上半身用衣類を大量に処理することが可能である上、製造が容易で量産性に富み、コストの安い衣類乾燥用のハンガーを提供するものである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】すなわち、この考案の衣類乾燥用のハンガーは、セーター等の上半身用衣類を乾燥するに際し、上半身とほぼ同様の形状に形成したハンガー本体と、その肩位置に回転自在に取り付けたアーム部と、そして首、袖、裾の各部に取り付けて上半身用衣類を係止するバンドとを有することを特徴とするものである。

【０００８】

【作用】

この考案の衣類乾燥用のハンガーは以上のように構成したので、乾燥に際してセーター等の上半身用衣類を装着する操作が非常に簡単に行なうことができ、セーター等の上半身用衣類を大量に処理することが可能である上、製造が容易で量産性に富み、コストの安い衣類乾燥用のハンガーを提供することができる。

【０００９】また、セーター等の上半身用衣類を縮んだり型崩れすることなく乾燥することのない衣類乾燥用のハンガーが提供可能である。

【００１０】

【実施例】

以下、図面に基いてこの考案の衣類乾燥用のハンガーの一実施例を詳細に説明する。

【００１１】図１および図２において、１はセーター等の上半身用衣類１１を乾燥するに際して使用するハンガーである。このハンガー１は、上半身とほぼ同様の形状に形成したハンガー本体２と、その肩位置に回転自在に取り付けたアーム部３と、そして首、袖、裾の各部に取り付けて上半身用衣類１１を係止するバンド４とで構成されている。

【００１２】上記アーム部３は、ハンガー本体２の肩位置との間の一方には側面方向に回転軸５を突設し、他方のものにはこの回転軸５に回転自在に取り付けた軸受６が設けられている。

【００１３】バンド４は、ハンガー本体２とアーム部３のそれぞれの首、袖、裾の各部に取り付けて上半身用衣類１１を係止するためのもので、リング状のゴム紐等からなり、ワンタッチで上記首、袖、裾の各部に取り付けることができるようになっている。

【００１４】なお図において７はフックで、このフック７を乾燥室内の吊り下げバー等に吊り下げることにより、ハンガー１に装着したセーター等の上半身用衣類１１を乾燥することができる。

【００１５】次にこの考案の衣類乾燥用のハンガーの使用に際しては、先ず図２のようにアーム部３を前後方向に回転して腕を上げた状態とし、セーター等の上半身用衣類１１をその先端からはめ込む。

【００１６】ほぼ上半身用衣類１１の全体がハンガー１にはめ込まれたときに、アーム部３を再度回転して図１のような腕を下げた状態とし、上半身用衣類１１をハンガー本体２とアーム部３にマッチさせる。そしてそれぞれの首、袖、裾の各部にバンド７を取り付けて作業が完了する。

【００１７】その後通常の乾燥装置を使用し、フック７を乾燥室内の吊り下げバー等に吊り下げることにより、乾燥する。そして乾燥が終了したときに上記と逆の操作でアーム部３を回転して腕を上げた状態とし、上半身用衣類１１をハンガー本体２とアーム部３から取り外すことができる。

【００１８】図３はこの考案の衣類乾燥用のハンガーの他の実施例を示すものである。このハンガー１におけるハンガー本体２と、その肩位置に回転自在に取り付けたアーム部３とは、その一方には前後方向に沿って軸受２１を設置し、他方のものにはこの軸受２１に回転自在に回転軸２２が設けられている。

【００１９】この実施例におけるハンガー１は、アーム部３を側面方向に回転して腕を上げた状態とすることができる。

【００２０】図４ないし図７は上記バンド７の具体例を示すものである。

【００２１】図４は２枚重ねの金属板やプラスチック板等の弾性板３１の一端をかしめ、他端を開放してハンガー本体２とアーム部３の首、袖、裾の各部に巻き付けることができるようになっており、巻き付けた後に一端に回転自在に設けたフック３２を引っ掛けて外れ止めするようになっている。

【００２２】図５は同様に２枚重ねの金属板やプラスチック板等の弾性板３１の一端をかしめ、他端を開放してハンガー本体２とアーム部３の首、袖、裾の各部に巻き付けることができるようにしたものである。そして巻き付けた後に互いに係合するように設けたホック３３，３４を押し込んで外れ止めするようになっている。

【００２３】図６も同様に２枚重ねの金属板やプラスチック板等の弾性板３１の一端をかしめ、他端を開放してハンガー本体２とアーム部３の首、袖、裾の各部に巻き付けることができるようにしたものである。そして巻き付けた後に互いに係合するように設けたフック３５にプラスチック製、布製等の紐、チェーン、その他の紐類３６をはめ込んで外れ止めするようになっている。

【００２４】図７はリング状に形成した金属板やプラスチック板等の弾性板３１の開放端部に、それぞれ面ファスナ３７，３８を取り付けたもので、巻き付けた後に互いに係合させて外れ止めするようになっている。

【００２５】

【考案の効果】

【００２６】また、セーター等の上半身用衣類を縮んだり型崩れすることなく乾燥することのない衣類乾燥用のハンガーが提供可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の衣類乾燥用のハンガーの１実施例を
示す概略正面図である。

【図２】その使用状態を示す正面図である。

【図３】この考案の衣類乾燥用のハンガーの他の実施例
を示す概略側面図である。

【図４】バンド７の具体例を示す斜視図である。

【図５】バンド７の具体例を示す斜視図である。

【図６】バンド７の具体例を示す斜視図である。

【図７】バンド７の具体例を示す斜視図である。

【符号の説明】

１ハンガー２ハンガー本体３アーム部４バンド５回転軸６軸受７フック１１上半身用衣類２１軸受２２回転軸３１弾性板３２フック３３，３４ホック３５フック３６紐類３７，３８面ファスナ

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】セーター等の上半身用衣類を乾燥するに
際し、上半身とほぼ同様の形状に形成したハンガー本体
と、その肩位置に回転自在に取り付けたアーム部と、そ
して首、袖、裾の各部に取り付けて上半身用衣類を係止
するバンドとを有することを特徴とする衣類乾燥用のハ
ンガー。