JP3001482B2 - 風向風速レーザレーダ - Google Patents

風向風速レーザレーダ

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JP3001482B2
JP3001482B2 JP9296542A JP29654297A JP3001482B2 JP 3001482 B2 JP3001482 B2 JP 3001482B2 JP 9296542 A JP9296542 A JP 9296542A JP 29654297 A JP29654297 A JP 29654297A JP 3001482 B2 JP3001482 B2 JP 3001482B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時間−相関法によ
り風向風速を計測するための風向風速レーザレーダに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の風向風速計測技術としては、各高
度におけるエアロゾル濃度の時間変化に基づいて、当該
高度の風向風速を計測するものが挙げられる。
【0003】大気中に浮遊する微粒子、即ち、エアロゾ
ルは、濃淡にばらつきを有する状態で、即ち斑模様に濃
度が揺らいだ状態で、大気中に存在しており、また、エ
アロゾルが存在する領域に吹いている風によって常に流
されている。
【0004】このエアロゾルが斑模様に濃度が揺らいだ
状態にあり、かつ、その分布の形を変えずに風に流され
ている場合、複数の測定点の内における2ヶ所につい
て、エアロゾル分布の濃度時間変化を求めると、一定の
遅延時間を持って強い相関が得られることとなる。この
相関を最大とする遅延時間が求まれば、2ヶ所の測定点
間の距離から、2ヶ所の測定点を結ぶ方向の風成分を求
めることができる。
【0005】一方、エアロゾルの濃度は、レーザレーダ
を用いることにより、瞬時に遠隔測定され得る。レーザ
ビームを鉛直方向に向けて放射し、反射してきた光の測
定を行うと、鉛直方向のエアロゾル濃度分布が求められ
る。そこで、連続的に測定を行うと、各高度のエアロゾ
ル濃度変化を時系列的に求めることができる。また、鉛
直方向を中心としてレーザビームをコニカルスキャンし
ながら連続的に測定することにより、所定高度上の水平
面内に設定される複数の測定点の夫々におけるエアロゾ
ル濃度の時間変化が測定できる。
【0006】水平面に流れる風の風向及び風速を複数の
測定点間の時間−相関法によって求める技術は、松井等
による論文「Wind Profiling by a
Conical−Scanning Time−Co
rrelation Lider(JAPANESE
JOURNAL OF APPLIED PHYSIC
S VOL.29, No.2, FEBRUARY
1990, pp.441−444)」(以下、従来例
という)に開示されている。
【0007】従来例の風向風速レーザレーダは、所定高
度平面内において一定の風がながれていると仮定して、
図8及び図9に示されるような計測技術を適用したもの
である。以下に、従来例による所定の高度を流れる風の
風向風速計測について簡単に説明する。
【0008】まず、図8に示されるように、所定の高度
におけるコニカルスキャニング軌道上に三点の測定点
(a,b,c)を設け、各測定点a,b,cにおけるエ
アロゾル濃度の時間変化を計測する。
【0009】次に、各測定点ごとに得られたエアロゾル
濃度の時間変化を入力として、遅延時間を連続して変化
させ、各測定点間のそれぞれについて遅延時間に応じた
相関値を求める。求めた相関値の内、最適と思われるも
のを一つ選択して、それぞれの測定点間についての最適
遅延時間を決める。例えば、遅延時間を連続的に変化さ
せて、各遅延時間に対応する相関値であって点aに対す
る点bの相関値Cabを求め、相関値Cabを最大とする最
適遅延時間Tabを決定する。決定した最適遅延時間Tab
は、点aを原点として点bの方向へ向かう軸線AXab
あって、単位を遅延時間とするAXab上にプロットされ
る。同様にして、点bに対する点cの相関値Cbcを最大
とする最適遅延時間Tbcは、点bを原点として点cの方
向へ向かう軸線AXbc上にプロットされ、点cに対する
点aの相関値Ccaを最大とする最適遅延時間Tcaは、点
cを原点として点aの方向へ向かう軸線AXca上にプロ
ットされる(図9参照)。
【0010】その後、図9において各測定点間の最適遅
延時間を通る円を最小二乗法により作成する。
【0011】このようにして円を作成し、かつ、円の中
心と原点とを通る線を引くと、原点を中心として当該円
の中心の方向を風向として、当該線の一部である円の直
径により二点間の距離を割ったものを風速として求める
ことができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来例による風向風速計測技術によっては、以下に示
すように二つの大きな問題があった。
【0013】従来例の有する第1の問題点は、風向風速
を求めるまでの計算に多大な時間を要することである。
上述した例においては、理解をし易くするため、測定点
を三点として説明してきたが、実測時には、通常、5〜
6点の測定点を設定する。従って、相関値を求める必要
のある測定点の組み合わせは、10(= 52 )〜15
(= 62 )通りとなる。更に、これらの10〜15通
りの組み合わせの夫々について、遅延時間を連続的に変
化させて相関値を最大とする最適遅延時間を計算しなけ
ればならない。その上、複数の高度の風を計測しようと
すれば、更に、その分だけ繰り返し計算をする必要があ
る。また、複数の最適遅延時間から円を推定するために
適用する最小二乗法は、多くの計算量を必要とする。
【0014】従来例の有する第2の問題点は、風の推定
をために大別して2つのステップを必要とすることか
ら、最終結果として推定される風向及び風速の精度を高
めることが困難なことである。
【0015】即ち、従来例における手法によれば、風を
推定するために、第1ステップとして、各測定点間の相
関値を最大とする最適遅延時間を決定しなければならな
い。この最適遅延時間は、各測定点間ごとに1つだけの
ものであり、他の遅延時間は、無視される。この際、最
適遅延時間に対応する相関値が、他の遅延時間に対応す
る相関値と比較して、明瞭なピークを持つような場合が
ある一方で、近接した値を持つ中でわずかに大きいもの
であるような場合もある。これらのことから理解される
ように、第1ステップでは、最適遅延時間に対応する相
関値が、明瞭なピークを持つものであるか否かなどとい
った情報をも切り捨てることとなる。
【0016】更に、従来例における手法によれば、第2
ステップとして、複数の最適遅延時間から円を推定する
必要がある。この第2ステップ自体の推定の良否は、図
上にプロットされた各最適遅延時間と推定した円とがど
の程度フィットしているかにより、ある程度の予測をす
ることが出来る。しかしながら、第2ステップにおける
推定結果は、第1ステップで切り捨てられた情報までを
反映するものではない。従って、従来例の風向風速推定
技術によれば、風向風速に関する測定結果の妥当性を評
価するために、第1ステップにおけるデータを再度確認
する必要がある。即ち、従来の方式によれば、多量の生
データを残す必要があるとともに、その結果の検討も複
雑であることから、実用的な運用が困難であるといった
問題が生じていた。
【0017】そこで、本発明は、風推定に必要な計算の
負荷を軽減すると共に、最終結果に基づいて測定の妥当
性を一目で評価することを可能とする信号処理の手法を
提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
を解決するため手段として、以下に示すような、風向風
速レーザレーダ等を提供する。
【0019】即ち、本発明によれば、第1の風向風速レ
ーザレーダとして、時間−相関法によって風向及び風速
を測定するための風向風速レーザレーダであって、垂直
方向に対してコニカルスキャンをすることにより、特定
の高度のスキャニング円軌道上に設定された複数の測定
点の夫々について測定を行い、当該測定結果として前記
複数の測定点の夫々ごとにエアロゾル濃度の時間変化を
得て、当該夫々のエアロゾル濃度の時間変化から前記特
定の高度における水平方向の風向及び風速を測定するこ
とのできる風向風速レーザレーダにおいて、予め計算す
ることにより得られる複数の最適遅延時間であって、複
数の予測風向及び予測風速を組み合わせることにより想
定される複数の風の夫々ごとに、かつ、前記複数の測定
点の内から選択される二つの測定点の組み合わせごと
に、当該二つの測定点間における相関値を最大とするよ
うな前記最適遅延時間の夫々を格納するための遅延時間
テーブルを有し、前記夫々のエアロゾル濃度の時間変化
を受けて、前記遅延時間テーブルを参照し、想定される
複数の風の夫々について、対応する前記最適遅延時間を
用いて相関値を計算することにより、前記特定の高度に
おける風向及び風速を推定することのできる風向風速推
定手段を備えることを特徴とする風向風速レーザレーダ
が得られる。
【0020】また、本発明によれば、第2の風向風速レ
ーザレーダとして、前記第1の風向風速レーザレーダに
おいて、前記風向風速推定手段は、時間変化に従って変
化する前記夫々のエアロゾル濃度の情報を受けて一時的
に格納するためのバッファと、該バッファから前記夫々
のエアロゾル濃度の時間変化を示す情報を受けて、前記
二つの測定点に関するエアロゾル濃度の時間変化を示す
情報ごとに、前記遅延時間テーブルから前記想定される
複数の風に対応する複数の前記最適遅延時間を読み出
し、各最適遅延時間ごとに相関値を求めて当該相関値を
出力するための遅延相関手段と、該遅延相関手段から、
前記二つの測定点の組み合わせの全てについて、前記想
定される複数の風ごとに求められた相関値を受けて、前
記想定される複数の風の夫々ごとに複数の当該相関値を
集計するための相関値集計手段と、該相関値集計手段に
より前記想定される複数の風の夫々ごとに集計された相
関値を、風向及び風速を二つの次元とするマップ上にマ
ッピングするための風向風速推定マップ生成手段と、前
記遅延時間テーブルから前記遅延相関手段に出力される
前記最適遅延時間を制御すると共に、前記相関値集計手
段における相関値の集計を制御し、更に、前記風向風速
推定マップ生成手段における前記マッピングを制御する
ための制御手段とを有することを特徴とする風向風速レ
ーザレーダが得られる。
【0021】更に、本発明によれば、第3の風向風速レ
ーザレーダとして、前記第2の風向風速レーザレーダに
おいて、前記風向風速推定マップ生成手段は、前記想定
される複数の風の夫々ごとに集計された相関値を、当該
相関値に対応する所定の色をもって、前記マップ上にマ
ッピングすることを特徴とする風向風速レーザレーダが
得られる。
【0022】以下に、上述した風向風速レーザレーダに
おいて採用されている本発明による風推定方法につい
て、図1及び図2を用いて説明する。尚、以下において
は、説明のため、一の所定高度について言及するものと
し、方位分解能を四方位(東西南北)、風速分解能を二
風速(V,2V;Vは、所定の風速)、測定点を三点
(a,b,c)とする(図1参照)。
【0023】まず、本発明においては、風向風速を推定
する前に、図2に示されるような遅延時間テーブルを作
成する。遅延時間テーブルは、図2を参照すれば理解さ
れるように、予め計算することにより得られる複数の最
適遅延時間を格納するものである。複数の最適遅延時間
の夫々は、複数の予測風向及び予測風速を組み合わせる
ことにより想定される複数の風の夫々の風(図2におい
て、ケースi)〜ケースiiiv)で示す。)において、複
数の測定点の内から選択される二つの測定点の組み合わ
せ毎に、当該二つの測定点間における相関値を最大とす
るような遅延時間である。
【0024】次に、レーザレーダを用いての測定結果か
ら、所定高度に設定された三点(a,b,c)における
エアロゾル濃度の時間変化を得る。
【0025】次に、図2に示されるケースi)〜ケース
iiiv)の夫々の風について、各測定点間の相関値を求め
る。この際、相関値は、各ケースについて夫々の測定点
間において最大遅延時間のみを用いて、求められる。例
えば、ケースi)について、最適遅延時間0(ms)を
用いてaとbとの相関値(Cabi )を求め、同様に、遅
延時間ルート(3x)(ms)を用いてbとcとの相関
値(Cbci )を求め、遅延時間−ルート(3x)(m
s)を用いてcとaとの相関値(Ccai )を求める。
【0026】次に、Cabi ,Cbci ,Ccai を集計し
て、ケースi)の得点(得点i)とする。
【0027】他のケースii)〜ケースiiiv)の夫々につ
いても同様にして、得点ii〜iiivを集計する。
【0028】その後、風向及び風速を、夫々、ディメン
ジョンとする2次元マップ上に、集計された各得点i〜
iiivをマッピングする。マッピング方法の一例として
は、得点をカラー表示することにより色分けする方法な
どが挙げられる。これによって、風向、風速、及び各ケ
ースの得点(強度)の3次元マップが得られる。
【0029】当該3次元マップを参照し、強度の最大と
なる風向及び風速が明瞭な場合、当該風向・風速が求め
る値、即ち所定高度における風向・風速となる。
【0030】以上説明したような処理に必要な計算は、
すべて積和計算であり、DSPを用いて容易に実現する
ことができ、風向風速をリアルタイムに計算することが
可能になる。
【0031】一方、上述したアルゴリズムは、情報処理
装置に風向・風速処理を実行させるための記録媒体に記
録されるものとしても良い。その場合、以下のような記
録媒体が得られる。
【0032】即ち、本発明によれば、レーザビームを垂
直方向に対してコニカルスキャンすることにより特定の
高度のスキャニング円軌道上に設定された複数の測定点
の夫々について測定を行うことのできる測定装置に対し
て接続される情報処理装置であって、予め計算すること
により得られる複数の最適遅延時間であって、複数の予
測風向及び予測風速を組み合わせることにより想定され
る複数の風の夫々ごとに、かつ、前記複数の測定点の内
から選択される二つの測定点の組み合わせごとに、当該
二つの測定点間における相関値を最大とするような前記
最適遅延時間の夫々を格納するための遅延時間テーブル
と、データを格納するメモリと、及びデータ入力ポート
とを備え、プログラムに従う処理を実行する情報処理装
置に対して、前記測定装置から前記データ入力ポートを
介して入力される前記複数の測定点の夫々におけるエア
ロゾル濃度の時間変化から風推定処理を実行させるため
に、前記夫々におけるエアロゾル濃度の時間変化から二
つの測定点を選択する第1の処理ステップと当該選択さ
れた二つの測定点に対応する前記最適遅延時間を前記想
定される複数の風の夫々ごとに前記遅延時間テーブルか
ら読み出す第2の処理ステップと、当該読み出された前
記最適遅延時間を用いて当該二つの測定点間の前記想定
される複数の風の夫々ごとの相関値を算出すると共に前
記メモリに対して格納する第3の処理ステップと、前記
第1乃至第3の処理ステップを、前記複数の測定点から
選択される前記二つの測定点の組み合わせの全てに対し
て実行するように繰り返す第4の処理ステップと、前記
第1乃至第4の処理ステップにより算出された複数の前
記相関値を前記メモリから読み出し、当該読み出した複
数の相関値を前記想定される複数の風の夫々ごとに集計
する第5の処理ステップと、前記第5の処理ステップに
おいて集計された相関値を参照して、一の集計された相
関値が他の集計された相関値の値と比較して明確に大き
い場合に、当該一の集計された相関値に対応する前記想
定される複数の風の内の一の風を、前記特定の高度にお
いて流れている風であると推定する第6の処理ステップ
とを前記情報処理装置に実行させる命令を含むプログラ
ムを格納した記録媒体であって、前記情報処理装置が読
み取り可能な記録媒体が得られる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態によ
る風向風速レーザレーダについて図3〜図7を用いて説
明する。
【0034】本実施の形態による風向風速レーザレーダ
10は、図3に示されるように、レーザビームを垂直方
向に対してコニカルスキャンすることにより測定を行う
ものである。測定点は、a点,b点,c点,d点,及び
e点の5点とする。測定点は、すでに述べたように、原
理的には3点あれば良いが、本実施の形態においては、
信頼し得る精度を確保すべく、5点とした。尚、本実施
の形態において、所定高度の測定点における生データ、
即ちエアロゾル濃度の時間変化を得るまでの過程は、従
来例におけるそれと同じである。
【0035】図4を参照すると、本実施の形態による風
向風速レーザレーダ10は、パルスレーザ装置11、送
信望遠鏡12、スキャナー13、受信望遠鏡14、光検
知器15、エアロゾル濃度変化情報生成器16、及び風
向風速推定部17を備えている。パルスレーザ装置1
1、送信望遠鏡12、スキャナー13、受信望遠鏡1
4、光検知器15は、レーザレーダ送受光部でコニカル
スキャンするパルス方式のレーザレーダ測定系を構成す
る。スキャナー13は、コニカルスキャンのためのウエ
ッジプリズムを用いた。スキャナー13が回転すること
により、送受光学系の光軸は円錐状に回転し、それによ
って、レーザレーダ測定系は、上空の円周上に設定され
る複数の観測点のエアロゾル濃度を測定する。尚、本実
施の形態において、レーザレーダ測定系の分解能は、風
向に関して、全周360度を16の方向に分けた16分
解であり、また、風速に関して、0m/sから10m/
sを16の速度に分けた16分解であるものとする。
【0036】図5を参照すると、コニカルスキャンして
得られる測定結果が示されている。図5から理解される
ように、エアロゾルが移動しているため、測定結果は変
動しており、また、各測定点方向における測定結果も異
なるものとなっている。この測定結果から、特定の高度
Hに着目して、高度H上の5点(a,b,c,d,e)
におけるエアロゾル濃度の時間変化を新たにプロットす
ると、図6に示されるエアロゾル濃度時間変化が得られ
る。図6(a),(b),(c),(d),(e)に
は、夫々、a点濃度変化情報,b点濃度変化情報,c点
濃度変化情報,d点濃度変化情報,e点濃度変化情報が
示されている。x点濃度変化情報(xは、a,b,c,
d,e)は、各測定点におけるエアロゾル濃度変化を示
し、風向風速推定部17に入力されるものである。この
処理は、図4におけるエアロゾル濃度変化情報生成器1
6によりなされる。
【0037】図7を参照すると、風向風速推定部17
は、バッファ18、遅延相関器19、遅延時間テーブル
20、加算器21、風向風速推定マップ生成器22、及
び制御部23を備えている。
【0038】バッファ18は、エアロゾル濃度変化情報
生成器16から、各測定点に関するx点濃度変化情報
(xは、a,b,c,d,e)を受けて、一時的に格納
するためのものである。
【0039】遅延相関器19は、バッファ18からx点
濃度変化情報(xは、a,b,c,d,e)を受けて、
遅延時間テーブル20から、選択された二つの測定点ご
とに、想定される複数の風に対応する複数の最適遅延時
間を読み出し、各最適遅延時間ごとに相関値を求めて当
該相関値を出力するためものである。
【0040】遅延時間テーブル20は、予め計算するこ
とにより得られる複数の最適遅延時間を格納するための
ものである。複数の最適遅延時間の夫々は、複数の予測
風向及び予測風速を組み合わせることにより想定される
複数の風の夫々ごとに、かつ、複数の測定点の内から選
択される二つの測定点の組み合わせごとに、当該二つの
測定点間における相関値を最大とするような遅延時間で
ある。本実施の形態においては、前述の通り、測定点を
5点とし、更に、レーザレーダ測定系の分解能を16風
速、16風向としてある。これらを組み合わせてなる想
定される全てのケース(16×16=256通り)につ
いて、各測定点(5点)相互( 52 =10の通り)の
時間−相関が最大になる遅延時間を予め計算することに
より作表されるものが、本実施の形態における遅延時間
テーブル20である。即ち、本実施の形態における遅延
時間テーブル20には、256×10通りの最適遅延時
間が格納されている。これらの最適遅延時間は、制御部
23の制御により、適宜、遅延相関器19に対して出力
される。
【0041】加算器21は、遅延相関器19から、二つ
の測定点の組み合わせの全てについて、想定される複数
の風ごとに求められた相関値を受けて、それらの相関値
を想定される複数の風の夫々ごとに集計するためのもの
である。この加算器21によって集計されたものが、各
ケースごとの得点となる。
【0042】風向風速推定マップ生成器22は、加算器
21によって生成された各ケースの得点を受けて、風向
及び風速を二つの次元とするマップ(16×16のメッ
シュ)上にマッピングするためのものである。本実施の
形態においては、各ケースごとの得点は、値ごとに予め
定められた所定の色をもって2次元マップ上にマッピン
グされる。これによって、風向、風速、及びケース毎の
得点で構成される3次元マップ(風向風速推定マップ)
が生成される。
【0043】尚、制御部23は、遅延時間テーブル20
に対して遅延相関器19に出力する最適遅延時間を適当
なものとするように制御すると共に、加算器21に対し
て相関値の集計を想定したケース毎に行うように制御
し、更に、風向風速推定マップ生成器22に対して上述
したマッピングを行うように制御するためのものであ
る。
【0044】本実施の形態において推定される風向風速
は、このような構成から得られる3次元マップにおける
強度を最大とする風向風速である。
【0045】本実施の形態によれば、各測定点のエアロ
ゾル濃度の時間変化を受けて、予め計算され遅延時間テ
ーブルに格納されている最適遅延時間のみについて相関
を計算し、集計することにより風向風速を推定すること
ができることから、従来例のように遅延時間を連続的に
変化させて全ての遅延時間について相関値を連続的に計
算する必要がなく、従って、大幅な計算量の削減が図ら
れる。
【0046】また、各最適遅延時間は、予め測定分解能
が決められれば、遅延時間テーブル作表時において一度
だけ計算するだけで良い。従って、本実施の形態によれ
ば、大幅な効率の向上が図られる。
【0047】また、風向風速推定マップ生成器22にお
いて生成される3次元マップは、そのピークから風向風
速が決定できるだけでなく、そのピークが明瞭なもので
あるか、複数の隔絶したピークが存在するのか、及び明
瞭なピークが存在しないのか等、一見して判断し得るも
のである。従って、本実施の形態によれば、風推定結果
の妥当性を容易に評価することができる。例えば、当初
の過程通り、測定領域内において一定の風が吹いている
のであれば、明確なピークが表示されるであろう。この
ような場合、推定の妥当性を良であると評価し得る。一
方、シヤーラインの存在など、当初の過程を満たさない
場合においては、明確なピークを得ることができないも
のと考えられる。その場合、推定の妥当性を否であると
判断できる。
【0048】尚、本実施の形態において示したアルゴリ
ズムは、ソフトウェアにて構成することも可能である。
即ち、当該アルゴリズムを情報処理装置に実行させるた
めのプログラムを記録媒体に記録し、当該記録媒体に格
納されたプログラムを情報処理装置に読み込ませること
により、風推定を行うものとしても良い。
【0049】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、予め定められた最適遅延時間についてのみ相関値を
算出すれば良いことから、従来例と比較して、大幅な計
算量の削減が図られる。
【0050】また、本発明によれば、風推定にかかるピ
ーク強度と他の強度との関係が明示される風向風速推定
マップを生成することができることから、風推定の結果
がどの程度信頼できるかを一目で判断することができ
る。
【0051】更に、本発明によれば、従来例のように2
ステップで風推定処理を行うのではないことから、信頼
性の高い推定結果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための図である。
【図2】本発明の原理の説明にかかる遅延時間テーブル
の一例を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態による風向風速レーザレー
ダを用いた測定状況を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態による風向風速レーザレー
ダの構成を示す図である。
【図5】所定のタイミングで測定される高度とエアロゾ
ル濃度との関係の一例を示す図である。
【図6】図5に示されるデータに基づいて得られる各測
定点毎にエアロゾル濃度の時間変化を示す。
【図7】本発明の実施の形態による風向風速推定部の構
成を示す。
【図8】従来例を説明するための図である。
【図9】従来例における風推定を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
10 風向風速レーザレーダ 11 パルスレーザ装置 12 送信望遠鏡 13 スキャナー 14 受信望遠鏡 15 光検知器 16 エアロゾル濃度変化情報生成器 17 風向風速推定部 18 バッファ 19 遅延相関器 20 遅延時間テーブル 21 加算器 22 風向風速推定マップ生成器 23 制御部
フロントページの続き (72)発明者 安田 升 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気 株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−250762(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01P 13/00 G01S 17/88 G01W 1/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時間−相関法によって風向及び風速を測
    定するための風向風速レーザレーダであって、垂直方向
    に対してコニカルスキャンをすることにより、特定の高
    度のスキャニング円軌道上に設定された複数の測定点の
    夫々について測定を行い、当該測定結果として前記複数
    の測定点の夫々ごとにエアロゾル濃度の時間変化を得
    て、当該夫々のエアロゾル濃度の時間変化から前記特定
    の高度における水平方向の風向及び風速を測定すること
    のできる風向風速レーザレーダにおいて、 予め計算することにより得られる複数の最適遅延時間で
    あって、複数の予測風向及び予測風速を組み合わせるこ
    とにより想定される複数の風の夫々ごとに、かつ、前記
    複数の測定点の内から選択される二つの測定点の組み合
    わせごとに、当該二つの測定点間における相関値を最大
    とするような前記最適遅延時間の夫々を格納するための
    遅延時間テーブルを有し、前記夫々のエアロゾル濃度の
    時間変化を受けて、前記遅延時間テーブルを参照し、想
    定される複数の風の夫々について、対応する前記最適遅
    延時間を用いて相関値を計算することにより、前記特定
    の高度における風向及び風速を推定することのできる風
    向風速推定手段を備えることを特徴とする風向風速レー
    ザレーダ
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の風向風速レーザレーダ
    において、 前記風向風速推定手段は、 時間変化に従って変化する前記夫々のエアロゾル濃度の
    情報を受けて一時的に格納するためのバッファと、 該バッファから前記夫々のエアロゾル濃度の時間変化を
    示す情報を受けて、前記二つの測定点に関するエアロゾ
    ル濃度の時間変化を示す情報ごとに、前記遅延時間テー
    ブルから前記想定される複数の風に対応する複数の前記
    最適遅延時間を読み出し、各最適遅延時間ごとに相関値
    を求めて当該相関値を出力するための遅延相関手段と、 該遅延相関手段から、前記二つの測定点の組み合わせの
    全てについて、前記想定される複数の風ごとに求められ
    た相関値を受けて、前記想定される複数の風の夫々ごと
    に複数の当該相関値を集計するための相関値集計手段
    と、 該相関値集計手段により前記想定される複数の風の夫々
    ごとに集計された相関値を、風向及び風速を二つの次元
    とするマップ上にマッピングするための風向風速推定マ
    ップ生成手段と、 前記遅延時間テーブルから前記遅延相関手段に出力され
    る前記最適遅延時間を制御すると共に、前記相関値集計
    手段における相関値の集計を制御し、更に、前記風向風
    速推定マップ生成手段における前記マッピングを制御す
    るための制御手段とを有することを特徴とする風向風速
    レーザレーダ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の風向風速レーザレーダ
    において、 前記風向風速推定マップ生成手段は、前記想定される複
    数の風の夫々ごとに集計された相関値を、当該相関値に
    対応する所定の色をもって、前記マップ上にマッピング
    することを特徴とする風向風速レーザレーダ。
  4. 【請求項4】 時間−相関法によって風向及び風速を測
    定するための風向風速レーザレーダであって、垂直方向
    に対してコニカルスキャンをすることにより、特定の高
    度のスキャニング円軌道上に設定された複数の測定点の
    夫々について測定を行い、当該測定結果として前記複数
    の測定点の夫々ごとにエアロゾル濃度の時間変化を得る
    ことのできる風向風速レーザレーダを用いて、当該特定
    の高度における風向及び風速を推定する風推定方法であ
    って、 予め計算することにより得られる複数の最適遅延時間で
    あって、複数の予測風向及び予測風速を組み合わせるこ
    とにより想定される複数の風の夫々ごとに、かつ、前記
    複数の測定点の内から選択される二つの測定点の組み合
    わせごとに、当該二つの測定点間における相関値を最大
    とするような前記最適遅延時間の夫々を格納するための
    遅延時間テーブルを用意する第1のステップと、 夫々の前記エアロゾル濃度の時間変化を受けて、前記二
    つの測定点を選択すると共に、当該選択された二つの測
    定点に対応する前記最適遅延時間を前記想定される複数
    の風の夫々ごとに読み出す第2のステップと、 当該読み出された前記最適遅延時間を用いて当該二つの
    測定点間の前記想定される複数の風の夫々ごとの相関値
    を算出する第3のステップと、 前記第2及び第3のステップを、前記複数の測定点から
    選択される前記二つの測定点の組み合わせの全てに対し
    て実行する第4のステップと、 前記第2乃至第4のステップにより算出された複数の前
    記相関値を、前記想定される複数の風の夫々ごとに集計
    する第5のステップと、 前記第5のステップにおいて集計された相関値を参照し
    て、一の集計された相関値が他の集計された相関値の値
    と比較して明確に大きい場合に、当該一の集計された相
    関値に対応する前記想定される複数の風の内の一の風
    を、前記特定の高度において流れている風であると推定
    する第6のステップとを備えることを特徴とする風推定
    方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の風推定方法であって、 前記第6のステップにおいて、前記一の集計された相関
    値を選択するにあたって前記他の集計された相関値を参
    照することにより、当該風推定の妥当性を評価すること
    ができることを特徴とする風推定方法。
  6. 【請求項6】 レーザビームを垂直方向に対してコニカ
    ルスキャンすることにより特定の高度のスキャニング円
    軌道上に設定された複数の測定点の夫々について測定を
    行うことのできる測定装置に対して接続される情報処理
    装置であって、予め計算することにより得られる複数の
    最適遅延時間であって、複数の予測風向及び予測風速を
    組み合わせることにより想定される複数の風の夫々ごと
    に、かつ、前記複数の測定点の内から選択される二つの
    測定点の組み合わせごとに、当該二つの測定点間におけ
    る相関値を最大とするような前記最適遅延時間の夫々を
    格納するための遅延時間テーブルと、データを格納する
    メモリと、及びデータ入力ポートとを備え、プログラム
    に従う処理を実行する情報処理装置に対して、前記測定
    装置から前記データ入力ポートを介して入力される前記
    複数の測定点の夫々におけるエアロゾル濃度の時間変化
    から風推定処理を実行させるために、 前記夫々におけるエアロゾル濃度の時間変化から二つの
    測定点を選択する第1の処理ステップと当該選択された
    二つの測定点に対応する前記最適遅延時間を前記想定さ
    れる複数の風の夫々ごとに前記遅延時間テーブルから読
    み出す第2の処理ステップと、 当該読み出された前記最適遅延時間を用いて当該二つの
    測定点間の前記想定される複数の風の夫々ごとの相関値
    を算出すると共に前記メモリに対して格納する第3の処
    理ステップと、 前記第1乃至第3の処理ステップを、前記複数の測定点
    から選択される前記二つの測定点の組み合わせの全てに
    対して実行するように繰り返す第4の処理ステップと、 前記第1乃至第4の処理ステップにより算出された複数
    の前記相関値を前記メモリから読み出し、当該読み出し
    た複数の相関値を前記想定される複数の風の夫々ごとに
    集計する第5の処理ステップと、 前記第5の処理ステップにおいて集計された相関値を参
    照して、一の集計された相関値が他の集計された相関値
    の値と比較して明確に大きい場合に、当該一の集計され
    た相関値に対応する前記想定される複数の風の内の一の
    風を、前記特定の高度において流れている風であると推
    定する第6の処理ステップとを前記情報処理装置に実行
    させる命令を含むプログラムを格納した記録媒体であっ
    て、前記情報処理装置が読み取り可能な記録媒体。
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